JP2016162109A - 精神状態誘導装置、精神状態誘導方法、精神状態誘導プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

精神状態誘導装置、精神状態誘導方法、精神状態誘導プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】操縦者の精神状態が走行環境に適するよう誘導し安全運転を支援する。【解決手段】移動体の操縦者の現在の精神状態である操縦者精神状態を検出する第1検出部101と、移動体が走行する経路の走行環境を示す走行環境情報を取得する取得部102と、取得部102により取得された走行環境情報に対応して、操縦者が移動体を操縦するのに適した精神状態である目標精神状態を検出する第2検出部103と、目標精神状態と操縦者精神状態の差分に応じて、移動体の室内環境を変化させることにより操縦者の精神状態を誘導する誘導部105を制御する制御部104と、を備える。【選択図】図1

Description

この発明は、操縦者の精神状態を検出し安全運転を支援する精神状態誘導装置、精神状態誘導方法、精神状態誘導プログラムおよび記録媒体に関する。ただし、この発明の利用は、精神状態誘導装置、精神状態誘導方法、精神状態誘導プログラムおよび記録媒体に限らない。
従来、車両が走行している道路の混雑状態、道路の法律的または地形的条件、操縦者の生体状態、車の走行状態等の走行に関連する諸情報を総合的に判断して、適時に操縦者に対して追い越し可能である旨の情報を提示するナビゲーションシステムが提案されている(例えば、下記特許文献1参照。)。
特許第4301537号公報
車両等の運転においては、操縦者の精神状態(生体状態や心身状態を含む)に関わらず、走行環境に応じて車線変更や追い越しなどが必要になってくる場合がある。しかし、従来の技術では、走行環境や精神状態などに応じて、追い越し可能である旨の情報を提示の有無を変えるだけである。このため、操縦者の精神状態が走行環境に適した精神状態となっているかは操縦者任せであった。したがって、操縦者の精神状態が走行環境に適していない状態で走行し続けるなど、安全運転を支援できないという問題が一例として挙げられる。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項の発明にかかる精神状態誘導装置は、移動体の操縦者の現在の精神状態である操縦者精神状態を検出する第1検出手段と、前記移動体が走行する経路の走行環境を示す走行環境情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記走行環境情報に対応して、前記操縦者が前記移動体を操縦するのに適した精神状態である目標精神状態を検出する第2検出手段と、前記目標精神状態と前記操縦者精神状態の差分に応じて、前記移動体の室内環境を変化させることにより前記操縦者の精神状態を誘導する誘導手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項の発明にかかる精神状態誘導方法は、精神状態誘導装置が実施する精神状態誘導方法であって、移動体の操縦者の現在の精神状態である操縦者精神状態を検出する第1検出工程と、前記移動体が走行する経路の走行環境を示す走行環境情報を取得する取得工程と、前記取得工程により取得された前記走行環境情報に対応して、前記操縦者が前記移動体を操縦するのに適した精神状態である目標精神状態を検出する第2検出工程と、前記目標精神状態と前記操縦者精神状態の差分に応じて、前記移動体の室内環境を変化させることにより前記操縦者の精神状態を誘導する誘導部を制御する制御工程と、を含むことを特徴とする。
また、請求項9の発明にかかる精神状態誘導プログラムは、請求項8に記載の精神状態誘導方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項10の発明にかかる記録媒体は、請求項9に記載の精神状態誘導プログラムを記録したことを特徴とする。
図1は、実施の形態にかかる精神状態誘導装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。 図2は、実施の形態にかかる精神状態誘導装置の制御手順の一例を示すフローチャートである。 図3は、実施例にかかるナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図4は、実施例にかかるナビゲーション装置を用いた精神状態誘導装置の構成例を示すブロック図である。 図5は、実施例にかかる精神状態誘導装置が用いるテーブル例を示す図表である。 図6は、実施例にかかる精神状態誘導装置による心身状況差異の検出を説明するための図表である。 図7は、実施例にかかる精神状態誘導装置の動作処理例を示すフローチャートである。
(実施の形態)
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる精神状態誘導装置、精神状態誘導方法、精神状態誘導プログラムおよび記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。
図1は、実施の形態にかかる精神状態誘導装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。実施の形態にかかる精神状態誘導装置100は、第1検出部101と、取得部102と、第2検出部103と、制御部104と、誘導部105と、を含む。実施の形態では、例えば車両に設けられた単一の装置がこれらの各機能を有する。これに限らず、図1の精神状態誘導装置100の機能を車両に設けられた装置と、外部装置(サーバ等)で構成してもよい。
第1検出部101は、移動体(車両)の操縦者の現在の精神状態である操縦者精神状態を検出する。精神状態とは、例えば、操縦者の緊張、イライラ、安定等の感情等であり、操縦者(ドライバー)の心身状態も精神状態に影響を与える。この第1検出部101は、操縦者の生体情報および移動体の挙動に基づいて、操縦者精神状態を検出する。
例えば、操縦者の生体情報は、脈拍や呼吸数、体温、仕草、脳波などを各センサで検出することができる。および移動体の挙動は、移動体の加速度センサで検出でき、アクセルやブレーキの操作状態(踏み具合)に応じた値として検出できる。
取得部102は、移動体が走行する経路の走行環境を示す走行環境情報を取得する。例えば、取得部102は、走行環境情報として、所定時間後に移動体が通過予定の経路上の地点周辺の天気、渋滞、道路状態に関する情報のいずれか一つ以上を取得する。具体的には、5分後に通過する地点の天気状況、渋滞状況、道路状態(幅員、車線数、カーブ、路面状態など)を外部装置(サーバ)や装置内部に予め保持した地図情報を参照する等で取得する。
例えば、取得部102は、移動体の前方風景を撮影するカメラ(図示略)が撮影した移動体の前方画像を解析し、移動体周辺の天気、渋滞、または道路状態に関する情報を前記走行環境情報として取得してもよい。
第2検出部103は、取得部102により取得された走行環境情報に対応して、操縦者が移動体を操縦するのに適した精神状態(心身状態を含む)である目標精神状態を検出する。この第2検出部103は、例えば、取得部102により取得された天候および道路状態に基づいて目標精神状態を検出する。
制御部104は、第2検出部103が検出した目標精神状態と、第1検出部101が検出した操縦者精神状態の差分に応じて、操縦者の精神状態(操縦者精神状態)が目標精神状態となるように、移動体の室内環境を変化させることにより、安全運転できるように操縦者の精神状態を誘導する。
誘導部105は、制御部104の制御に基づき、移動体の室内環境を変化させることで、前記操縦者の精神状態を誘導し、安全運転できるようにする。具体的には、スピーカからの各種音の音声出力、照明制御(室内照明灯や計器パネルの表示色の変更等)、アロマ(各種効能別の芳香剤)の発散などを行う。この誘導部105の誘導により、移動体の室内環境を変化させることで、操縦者の精神状態を目標精神状態に近づける。
この誘導部105は、音を発生する音発生部、芳香を発生する芳香発生部、および室内の加飾の色を発生する加飾色発生部のうちの少なくとも2つの発生部を含んでもよい。そして、制御部104は、目標精神状態と操縦者精神状態の差分に応じて、誘導部105のうち、少なくとも2つの発生部のうちで作動させる発生部の組み合わせを変化させることとしてもよい。
図2は、実施の形態にかかる精神状態誘導装置の制御手順の一例を示すフローチャートである。精神状態誘導装置100が実行する制御例を示している。
はじめに、精神状態誘導装置100は、第1検出部101により移動体(車両)の操縦者の現在の精神状態である操縦者精神状態を検出する(ステップS201)。精神状態は、操縦者(ドライバー)の心身状態を含む。例えば、操縦者の生体状態を生体センサを用いて検出したり、車両の加速度センサを用いて操縦者の運転状態(アクセルやブレーキの踏み方)を検出することで、操縦者精神状態を検出できる。
つぎに、精神状態誘導装置100は、取得部102により移動体が走行する経路の走行環境を示す走行環境情報を取得する(ステップS202)。例えば、走行環境情報として、所定時間後(例えば5分後)に移動体が通過予定の経路上の地点周辺の天気、渋滞、道路状態に関する情報のいずれか一つ以上を外部装置(サーバ)や装置内部に予め保持した地図情報に基づき取得できる。
つぎに、精神状態誘導装置100は、第2検出部103により、取得部102が取得した走行環境情報に対応して、操縦者が移動体を操縦するのに適した精神状態(心身状態を含む)である目標精神状態を検出する(ステップS203)。この第2検出部103は、例えば、取得部102により取得された所定時間後(5分後)の天候および道路状態に基づいて目標精神状態を検出する。なお、ステップS201の制御とステップS202の制御はいずれが先でもよく、同時並行で制御してもよい。
つぎに、精神状態誘導装置100は、制御部104により、第2検出部103が検出した目標精神状態と、第1検出部101が検出した操縦者精神状態の差分を検出する(ステップS204)。そして、制御部104は、検出した差分に応じて、操縦者の精神状態(操縦者精神状態)が目標精神状態となるように、誘導部105を制御して移動体の室内環境を変化させる(ステップS205)。
例えば、精神状態誘導装置100の誘導部105は、制御部104の制御に基づき、スピーカからの音声出力、照明制御(表示色の変更)、アロマ(芳香剤)の発散などを行う。この誘導部105の誘導により、移動体の室内環境を変化させることで、操縦者の精神状態を目標精神状態に近づける。また、上述したように、制御部104は、目標精神状態と操縦者精神状態の差分に応じて、誘導部105のうち、少なくとも2つの発生部(例えば音と照明)のうちで作動させる発生部の組み合わせを変化させることとしてもよい。
以上の実施の形態によれば、操縦者の精神状態を検出し、また、移動体の走行環境に応じて必要とされる精神状態とをそれぞれ検出して、互いの差分を検出する。この差分に応じて、操縦者の精神状態を走行環境に応じて必要とされる精神状態に誘導することで操縦者の精神状態を走行環境に適した状態に誘い、安全運転を支援することができるようになる。
例えば、所定時間(5分後)の走行環境に注意が必要(例えば天候悪化や車線合流等)なことが検出された場合、操縦者の精神状態をこの走行環境に適するように、例えば、注意深い運転となるのに適した音や照明、アロマの発生を行うことで、安全運転を支援できる。
つぎに、本発明の実施例について説明する。実施例では、ユーザの車両にナビゲーション装置300が搭載され、ナビゲーション装置300が上記の精神状態誘導装置100の機能を有する制御例について説明する。
(ナビゲーション装置300のハードウェア構成)
図3は、実施例にかかるナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図3において、ナビゲーション装置300は、CPU301、ROM302、RAM303、磁気ディスクドライブ304、磁気ディスク305、光ディスクドライブ306、光ディスク307、音声I/F(インターフェース)308、マイク309、スピーカ310、入力デバイス311、映像I/F312、ディスプレイ313、通信I/F314、GPSユニット315、各種センサ316、カメラ317、を備えている。各構成部301〜317は、バス320によってそれぞれ接続されている。
CPU301は、ナビゲーション装置300の全体の制御を司る。ROM302は、ブートプログラム、ナビゲーションプログラム、精神状態誘導プログラムを記録している。RAM303は、CPU301のワークエリアとして使用される。すなわち、CPU301は、RAM303をワークエリアとして使用しながら、ROM302に記録された各種プログラムを実行することによって、ナビゲーション装置300の全体の制御を司る。
磁気ディスクドライブ304は、CPU301の制御にしたがって磁気ディスク305に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。磁気ディスク305は、磁気ディスクドライブ304の制御で書き込まれたデータを記録する。磁気ディスク305としては、例えば、HD(ハードディスク)やFD(フレキシブルディスク)を用いることができる。
また、光ディスクドライブ306は、CPU301の制御にしたがって光ディスク307に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。光ディスク307は、光ディスクドライブ306の制御にしたがってデータが読み出される着脱自在な記録媒体である。光ディスク307は、書き込み可能な記録媒体を利用することもできる。着脱可能な記録媒体として、光ディスク307のほか、MO、メモリカードなどを用いることができる。
磁気ディスク305および光ディスク307に記録される情報の一例としては、地図データ、車両情報、道路情報、走行履歴などが挙げられる。地図データは、カーナビゲーションシステムにおいて経路探索するときに用いられ、建物、河川、地表面、エネルギー補給施設などの地物(フィーチャ)をあらわす背景データ、道路の形状をリンクやノードなどであらわす道路形状データなどを含むベクタデータである。
音声I/F308は、音声入力用のマイク309および音声出力用のスピーカ310に接続される。マイク309に受音された音声は、音声I/F308内でA/D変換される。マイク309は、例えば、車両のダッシュボード部などに設置され、その数は単数でも複数でもよい。スピーカ310からは、所定の音声信号を音声I/F308内でD/A変換した音声が出力される。
入力デバイス311は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、タッチパネルなどが挙げられる。入力デバイス311は、リモコン、キーボード、タッチパネルのうちいずれか一つの形態によって実現されてもよいが、複数の形態によって実現することも可能である。
映像I/F312は、ディスプレイ313に接続される。映像I/F312は、具体的には、例えば、ディスプレイ313全体を制御するグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録するVRAM(Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいてディスプレイ313を制御する制御ICなどによって構成される。
ディスプレイ313には、アイコン、カーソル、メニュー、ウインドウ、あるいは文字や画像などの各種データが表示される。ディスプレイ313としては、例えば、TFT液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどを用いることができる。
カメラ317は、車両外部の道路を含む映像を撮影する。映像は静止画あるいは動画のどちらでもよく、例えば、カメラ317によって車両外部を撮影し、撮影した画像をCPU301において画像解析したり、映像I/F312を介して磁気ディスク305や光ディスク307などの記録媒体に出力したりする。
通信I/F314は、無線を介してネットワークに接続され、ナビゲーション装置300およびCPU301のインターフェースとして機能する。ネットワークとして機能する通信網には、CANやLIN(Local Interconnect Network)などの車内通信網や、公衆回線網や携帯電話網、DSRC(Dedicated Short Range Communication)、LAN、WANなどがある。通信I/F314は、例えば、公衆回線用接続モジュールやETC(ノンストップ自動料金支払いシステム、登録商標)ユニット、FMチューナー、VICS(Vehicle Information and Communication System:登録商標)/ビーコンレシーバなどである。
GPSユニット315は、GPS衛星からの電波を受信し、車両の現在位置を示す情報を出力する。GPSユニット315の出力情報は、後述する各種センサ316の出力値とともに、CPU301による車両の現在位置の算出に際して利用される。現在位置を示す情報は、例えば、緯度・経度、高度などの、地図データ上の1点を特定する情報である。
各種センサ316は、車速センサ、加速度センサ、角速度センサ、傾斜センサなどの、車両の位置や挙動を判断するための情報を出力する。各種センサ316の出力値は、CPU301による車両の現在位置の算出や、速度や方位の変化量の算出に用いられる。
また、各種センサ316により、上述した操縦者による移動体の挙動(アクセルやブレーキの操作状態に対応)を検出でき、この各種センサ316により移動体を操縦する操縦者の精神状態の検出に用いることができる。
この各種センサ316として、さらに上述した操縦者の生体情報の検出のために、脈拍や呼吸数、体温、仕草、脳波を検出するセンサを用いる。
図3に記載のROM302、RAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などに記録されたプログラムやデータを用いて、CPU301が所定のプログラムを実行することによって、ナビゲーション装置、および精神状態誘導装置の動作に必要な機能を実現する。
(精神状態誘導装置の誘導制御例)
つぎに、精神状態誘導装置100としてナビゲーション装置300を用いた誘導制御について説明する。
図4は、実施例にかかるナビゲーション装置を用いた精神状態誘導装置の構成例を示すブロック図である。図4には、精神状態誘導装置100の機能に対応する機能を抽出してあり、ナビゲーション装置300が有する経路探索や経路誘導等の機能を省いている。
図3に示したCPU301は、生体状況検知処理部401と、車外状況検知処理部402と、最適心身状況算出部403と、心身状況差異検出部404と、心身誘導制御部405と、の各機能を有する。
生体状況検知処理部401は、図1の第1検出部101に相当する。車外状況検知処理部402は、図1の取得部102に相当する。最適心身状況算出部403は、図1の第2検出部103に相当する。心身状況差異検出部404と、心身誘導制御部405は、制御部104に相当する。
生体状態センサ316aと、加速度センサ316bは、図3の各種センサ316の一部である。GPS315は、図3のGPSユニット315である。情報取得部314は、ナビゲーション装置300外部装置等から移動体(車両)がこれから通過する道路の道路状況や渋滞状況等を取得する機能部であり、図3の通信I/F314に相当する。カメラ317は、図3のカメラ317である。
また、スピーカ310は、図3のスピーカ310であり、インパネ411は、車両に設けられる計器パネルであり、照明412は、車両天井等に設けられる室内照明灯であり、アロマ放出器413は、車両内に設けられ、アロマ(芳香剤)を放出する。これらスピーカ310〜アロマ放出器413により、図1に記載の誘導部105の機能を実現する。
生体状態センサ316aは、上述したように操縦者の脈拍や、呼吸数、体温、仕草、脳波などを検出し、生体状況検知処理部401に出力する。加速度センサ316bは、車両の加速/減速を検知し、操縦者によるアクセルやブレーキの踏み方などによる車両に生じる加速度を検知し、生体状況検知処理部401と、車外状況検知処理部402に出力する。
GPS315は、車両の現在の位置(地図上の緯度経度)を検知し、車外状況検知処理部402に出力する。カメラ317は、現在の車両周辺の状況(他社や天候等)の画像を撮影し、車外状況検知処理部402に出力する。情報取得部314は、ナビゲーション装置300が備える機能であり、現在の車両の地図上の位置や道路状況(混雑度合いや交通規制、工事中の情報等)を取得し、車外状況検知処理部402に出力する。
生体状況検知処理部401は、生体状態センサ316aが検出した操縦者の生体情報を用いて操縦者の心身状態(緊張、イライラなど)を検出する。また、生体状況検知処理部401は、加速度センサ316bの出力を用いることで、操縦者による車両の操縦の状態から操縦者の心身状態(緊張、イライラなど)を検出することもできる。また、生体状況検知処理部401は、生体状態センサ316aと加速度センサ316bの出力をいずれも用いることで、操縦者の心身状態をより精度よく検出することができる。
車外状況検知処理部402は、情報取得部314、GPS315、加速度センサ316b、カメラ317の各出力を用いて、現在の車両周辺(例えばカメラの画像による前車との間隔や追い越し車両の有無)や所定時間後(例えば5分後)の経路(位置)の道路状況(例えば橋、交差点、車線合流、渋滞等)を検知する。
また、経路は、操縦者によるナビゲーション装置300に対する目的地等の入力に基づき、ナビゲーション装置300が目的地までの経路探索を行うことで得ることができる。このような経路探索に限らず、現在の車両の進行方向上で所定時間後の経路(位置)の道路状況を検知することとしてもよい。
最適心身状況算出部403は、車外状況検知処理部402が検知した車両の現在の位置や所定時間後の位置での道路状況に適した最適心身状況(目標精神状態)を算出する。この算出は、例えば、予め保持した状況マップを用いることができる。
心身状況差異検出部404は、生体状況検知処理部401が出力する現在の操縦者の精神状態と、最適心身状況算出部403が算出した現在、あるいは所定時間後の位置で必要な心身状況との差分を算出する。この差分は、操縦者に必要な心身誘導量である。心身状況差異検出部404は、この差分を心身誘導制御部405に出力する。
心身誘導制御部405は、心身状況差異検出部404が算出した差分の情報に対応して、最適心身状況算出部403が算出した現在、あるいは所定時間後の位置で必要な心身状況に近づけるために、差分に対応して操縦者の心身状況を誘導する制御を行う。
具体的には、誘導部105であるスピーカ310〜アロマ放出器413のうち、必要な音、色、香りを決定し、対応する誘導部105(スピーカ310〜アロマ放出器413))を選択的に一つあるいは複数制御する。
心身誘導制御部405に制御により、スピーカ310は、誘導(心身誘導量)に必要な音色や音程、その他リズムや適した楽曲等の音声情報を出力する。インパネ411や照明412は、誘導に必要な表示色等に切り替える。アロマ放出器413は、誘導に適した香りのアロマを選択して車内に所定量放出する。
図5は、実施例にかかる精神状態誘導装置が用いるテーブル例を示す図表である。最適心身状況算出部403が保持する心身状況分布設定テーブル500の例を示し、横軸は周辺環境、縦軸は道路環境である。これら周辺環境と道路環境の組み合わせ(交点)で必要な最適心身状況が予め設定されている。
図5の心身状況分布設定テーブル500の例では、各種の最適心身状況として、「冷静および適度な集中」501と、「情緒安定および疲労回復」502と、「眠くならない程度のリラックス」503と、「冷静および気力向上」504とが設定されている。
例えば、「冷静および適度な集中」501には、横軸の周辺環境で「雪」、縦軸の道路環境が「カーブが多い」の組み合わせに対応する最適心身状況として「冷静および特に集中」501aが必要であると設定されている。また、横軸の周辺環境で「曇り」、縦軸の道路環境が「合流」の組み合わせでは、最適心身状況として「特に冷静および集中」501bが必要であると設定されている。
図5に示すように、各最適心身状況としての「冷静および特に集中」501a、「特に冷静および集中」501bは、横軸(周辺環境)と、縦軸(道路環境)に対して所定の幅を有している。
なお、図5に示す心身状況分布設定テーブル500の説明では、横軸(周辺環境)と、縦軸(道路環境)の2次元テーブルとしたが、これに周辺状況(渋滞等)を加えた3次元テーブルとしてもよく、これにより、さらに細かく最適心身状況を設定しておくことができる。
最適心身状況算出部403は、車外状況検知処理部402が検知した車外状況(周辺環境および道路環境)に基づき、心身状況分布設定テーブル500を参照(検索)して、対応する最適心身状況を求める。
図6は、実施例にかかる精神状態誘導装置による心身状況差異の検出を説明するための図表である。心身状況差異検出部404による心身状況差異の検出についてこの図6を用いて説明する。横軸は冷静度、縦軸は集中度であり、操縦者に必要な心身誘導量を示している。最適心身状況算出部403が最適心身状況として、例えば図5の「冷静および特に集中」501aを求めたとする。
一方、心身状況差異検出部404は、現在の操縦者の心身状況を生体状況検知処理部401から得て、操縦者(ドライバー)の現在の心身状況が冷静度「冷静」、集中度「散漫」と検出され、組み合わせが「冷静および散漫」601であるとする。
この場合、心身状況差異検出部404は、現在の操縦者の心身状況「冷静および散漫」601と、必要な最適心身状況「冷静および特に集中」501aとの差分を求める。図6に示すように、横軸の冷静度の差分611では冷静さが少し必要であり、縦軸の集中度の差分612では集中力が多く必要であることが示されている。心身状況差異検出部404は、これら現在の操縦者の心身状況601と、必要な最適心身状況501aとの差分が操縦者に必要な誘導(心身誘導量)であることを検出する。この心身誘導量は、図6の矢印613で示す冷静度と集中度の組み合わせからなるベクトルであらわすことができる。
心身状況差異検出部404は、この心身誘導量(誘導に必要な冷静度と集中度)を心身誘導制御部405に出力する。心身状況差異検出部404は、差分がない場合、差分がないことを心身誘導制御部405に出力する。心身誘導制御部405は、心身誘導量(誘導に必要な冷静度と集中度)に対応した誘導部105(スピーカ310〜アロマ放出器413)を選択的に一つあるいは複数動作させ、操縦者の現在の心身状況を最適心身状況に誘導する。また、心身誘導制御部405は、心身誘導量に差分がない場合、例えば現在の精神状況(心身状況)を維持する誘導を行う。
なお、図6に示す図表では、心身誘導量を横軸(冷静度)と、縦軸(集中度)の2次元で説明したが、これに緊張度を加えた3次元テーブルを用いて現在の操縦者の心身状況と、必要な最適心身状況との差分を求めてもよく、これにより、さらに細かく心身誘導量を求めることができる。
図7は、実施例にかかる精神状態誘導装置の動作処理例を示すフローチャートである。図4に示した各構成部(図3のナビゲーション装置300のCPU301)が実行する処理例について説明する。はじめに、ナビゲーション装置300は、車両の電源(ACC)作動の有無を検出し(ステップS701)、ACC作動中であれば(ステップS701:Yes)、ステップS702以下の処理を実行し、ACC作動中でなければ(ステップS701:No)、処理を終了する。
ステップS702では、ナビゲーション装置300は、生体状態センサ316aと加速度センサ316bから生体状況を読み出す(ステップS702)。生体状況検知処理部401は、加速度センサ316bの出力を用いることで、操縦者による車両の操縦の状態から操縦者の心身状態(緊張、イライラなど)を検出できる。そして、ナビゲーション装置300は、現在の操縦者(ドライバー)の精神状況(心身状況)を生体状況検知処理部401で算出する(ステップS703)。
また、ナビゲーション装置300(車外状況検知処理部402)は、カメラ317、GPS315、情報取得部314、加速度センサ316bの各出力を読み出す(ステップS704)。
そして、ナビゲーション装置300(最適心身状況算出部403)は、車外状況検知処理部402が検知した、カメラ317、GPS315、情報取得部314、加速度センサ316bの各出力に基づき、操縦者にこれから必要になる(現在および所定時間後の)精神状況(最適心身状況)を算出する(ステップS705、図5参照)。
この後、ナビゲーション装置300(心身状況差異検出部404)は、ステップS703で算出した現在の操縦者(ドライバー)の精神状況と、ステップS705で算出した操縦者にこれから必要になる精神状況(最適心身状況)との差分を算出する(ステップS706、図6参照)。
この後、ナビゲーション装置300(心身誘導制御部405)は、操縦者の精神状況(最適心身状況)が、これから通過する道路状況に適した精神状況であるか判断する(ステップS707)。この判断結果、操縦者の精神状況(最適心身状況)が、これから通過する道路状況に適した精神状況であれば(ステップS707:Yes)、現在の精神状況を維持する環境を操縦者に提供する(ステップS708)。例えば、ナビゲーション装置300(心身誘導制御部405)は、誘導部105(スピーカ310〜アロマ放出器413)を選択的に一つあるいは複数動作させ、操縦者の現在の心身状況を最適心身状況に維持させる。
一方、ステップS707での判断結果、操縦者の精神状況(最適心身状況)が、これから通過する道路状況に適した精神状況に適していなければ(ステップS707:No)、ナビゲーション装置300(心身誘導制御部405)は、ステップS706の心身状況差異検出部404で算出したベクトル(最適心身状況)に最も合致する精神誘導環境を算出する(ステップS709)。そして、ナビゲーション装置300(心身誘導制御部405)は、ステップS706での算出結果に応じて誘導部105(スピーカ310〜アロマ放出器413)を選択的に一つあるいは複数動作させ、光、音、香りなどで操縦者の現在の心身状況を最適心身状況となるように誘導する。
上記処理による誘導制御の具体例について説明する。はじめに、現在の車両の走行状況が片側2車線直線の高速道路で渋滞度が比較的空いているとする。そして、最適心身状況検出の結果が「眠くならない程度のリラックス」503(図5参照)であるとする。また、現在の操縦者(ドライバー)の心身状況が「やや眠くなっている」であるとする。この場合、上記の制御処理により、心身誘導の結果が「緊張度を少し上げる」となったとする。この場合、誘導部105は、表示色「赤」で表示、音「ややテンポが早めの楽曲」を再生出力、アロマ「クローブ」の香り放出、のいずれか一つあるいは組み合わせる。
この後、情報取得部314の情報取得により、経路上の橋で横風が強いことが検出されたとする。そして、最適心身状況検出の結果が「冷静および気力向上」504であるとする。また、現在の操縦者(ドライバー)の心身状況が「眠くならない程度のリラックス」であるとする。この場合、上記の制御処理での心身誘導の結果が「冷静および気力向上」となったとする。この場合、誘導部105は、表示色「黄」で表示、音「小刻みなリズムの楽曲」を再生出力、アロマ「レモン」の香り放出、のいずれか一つあるいは組み合わせる。
この後、情報取得部314の情報取得等により、車両が渋滞に遭遇することが検出されたとする。そして、最適心身状況検出の結果が「情緒安定および疲労回復」502であるとする。また、現在の操縦者(ドライバー)の心身状況が「冷静および気力あり」であるとする。この場合、上記の制御処理での心身誘導の結果が「疲労回復を多めとし情緒安定も行う」となったとする。この場合、誘導部105は、表示色「緑」で表示、音「操縦者の好きなミディアムテンポの楽曲」を再生出力、アロマ「ティートゥリー」の香り放出、のいずれか一つあるいは組み合わせる。
この後、情報取得部314の情報取得等により、車両が車線変更禁止区間の後、分岐部分で4車線になり3車線分の移動が必要になったとする。そして、最適心身状況検出の結果が「冷静および適度な集中力」501であるとする。また、現在の操縦者(ドライバー)の心身状況が「情緒安定」であるとする。この場合、上記の制御処理での心身誘導の結果「集中度を大きくし冷静度を少し下げる」となる。
この後、情報取得部314の情報取得等により、道路が比較的空いており、法定速度でストレスなく走行できる状況が検出されたとする。そして、最適心身状況検出の結果が「眠くならない程度のリラックス」503であるとする。また、現在の操縦者(ドライバー)の心身状況が「冷静および適度な集中力」であるとする。この場合、上記の制御処理での心身誘導の結果が「リラックスする」となったとする。この場合、誘導部105は、表示色「緑」で表示、音「1/fのゆらぎがある音」を再生出力、アロマ「ラベンダー」の香り放出、のいずれか一つあるいは組み合わせる。
各種アロマによる精神的効果を説明すると、「ユーカリ」は、頭を明晰にし、高ぶった感情を鎮め、精神を集中させる効果がある。「ティートゥリー」は、気分をリフレッシュし、疲労時に気分を元気づける効果がある。「サイプレス」はゆったりとした気分にさせ、後悔やイライラの気を静め、怒りを和らげる効果がある。「クローブ」は、強い高揚特性があり気分を高め、集中的に物事を取り組むことができる効果がある。「レモン、グレープフルーツ」は、神経が高ぶり節度を失った状態を鎮め、リフレッシュさせ頭の働きを明晰にし、記憶・集中力を高める効果がある。「ラベンダー」はリラックス効果がある。
各種音による精神的効果を説明すると、「集中力、意欲向上」(ノルアドレナリン)には、平坦なインストゥルメンタル、一定の雑音(自然音)、クラシック音楽(モーツァルト等)、α波の出る音が効果的である。「冷静(イライラ軽減)」(セロトニン)には、小刻みなリズム音が効果的である。「やる気」(ドーパミン)には、操縦者が好きな音楽が効果的である。「リラックス」にはゆったりな楽曲、α波が出る楽曲、1/fのゆらぎがある音(クラシック音楽、川のせせらぎ、たき火の炎、さざ波)が効果的である。
各種色による精神的効果を説明すると、「赤」は警戒心、注意力を喚起し、人間の感情的興奮や刺激をもたらす効果がある。「赤」は色の中で最も長い波長を持ち交感神経に刺激を与え体温、血圧、脈拍を上げ、アドレナリン分泌を促進する。「緑」は、情緒の安定、安心感の増加、身体を癒す、筋肉の緊張をほぐしリラックスさせる効果がある。また、筋肉や骨その他組織の細胞を作る力を促進したり、緩和効果があり血圧を下げる効果があり、アセチルコリン分泌を促進する。「青」は、爽快感、冷静を与え、鎮痛作用があり精神的に落ち着かせる効果がある。また、体温の低下、痛みの緩和の効果があり、セロトニン分泌を促進する。「紫」は、集中力アップ、鎮痛効果があり、リンパ管や心筋、運動神経の働きを抑制する効果があり、ノルアドレナリン分泌を促進する。「黄」は、自律神経と血流の両方に影響して人を朗らかにする効果がある。また、自律神経に影響を与え抑制感を軽減する効果があり、エンドルフィン分泌を促進する。
上記色を用いた表示色の変更例としては、インパネ411の表示色に適用できる。例えば、「青」の表示色により冷静力を促進でき、「赤」の表示色により注意力を促進でき、「紫」の表示色により集中力を促進でき、「緑」の表示色によりリラックスを促進できる。
以上のように、操縦者の現在の精神状態を検出し、車両の走行環境に応じてこれから必要とされる精神状態とをそれぞれ検出することで、互いの精神状態に差分があれば、操縦者の精神状態を走行環境に応じて必要とされる精神状態に誘導する。これにより、操縦者の精神状態を走行環境に適した状態に誘い、安全運転を支援できるようになる。
また、車両の走行環境に応じて必要とされる精神状態を予めテーブルで設定しておくことにより、車両の走行環境に応じて必要とされる精神状態を簡単に求めることができ、操縦者の現在の精神状態との差分を簡単に求めることができるようになる。
そして、操縦者の精神状態を走行環境に適するように、音や照明、アロマの発生を行い誘導することで、安全運転を支援できる。例えば、ナビゲーション装置に音や照明、アロマの発生を行う誘導部を接続するだけの簡単な構成で誘導が行えるようになる。これらのうち、音はナビゲーション装置のスピーカを用いることができ、照明はインパネ(計器パネル)や室内照明灯を用いることができる。
また、上記の実施例では、ナビゲーション装置を用いて精神状態誘導装置の機能を得る構成としたが、他の機器、例えば、スマートフォンやPC等などを用いる構成とすることもできる。
なお、本実施の形態で説明した精神状態誘導方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
100 精神状態誘導装置
101 第1検出部
102 取得部
103 第2検出部
104 制御部
105 誘導部
300 ナビゲーション装置
301 CPU
314 情報取得部
315 GPS
316a 生体状態センサ
316b 加速度センサ
317 カメラ
401 生体状況検知処理部
402 車外状況検知処理部
403 最適心身状況算出部
404 心身状況差異検出部
405 心身誘導制御部
411 インパネ(計器パネル)
412 照明
413 アロマ放出器
500 心身状況分布設定テーブル

Claims (10)

  1. 移動体の操縦者の現在の精神状態である操縦者精神状態を検出する第1検出手段と、
    前記移動体が走行する経路の走行環境を示す走行環境情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記走行環境情報に対応して、前記操縦者が前記移動体を操縦するのに適した精神状態である目標精神状態を検出する第2検出手段と、
    前記目標精神状態と前記操縦者精神状態の差分に応じて、前記移動体の室内環境を変化させることにより前記操縦者の精神状態を誘導する誘導手段を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする精神状態誘導装置。
  2. 前記取得手段は、所定時間後に前記移動体が通過予定の前記経路上の地点周辺の天気、渋滞、または道路状態に関する情報を前記走行環境情報として取得することを特徴とする請求項1に記載の精神状態誘導装置。
  3. 前記移動体の前方風景を撮影する撮影手段を備え、
    前記取得手段は、前記撮影手段により撮影された前方画像を解析し、前記移動体周辺の天気、渋滞、または道路状態に関する情報を前記走行環境情報として取得することを特徴とする請求項1または2に記載の精神状態誘導装置。
  4. 前記第2検出手段は、前記取得手段により取得された前記経路上の地点周辺の天気、渋滞、または道路状態に基づいて前記目標精神状態を検出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の精神状態誘導装置。
  5. 前記第2検出手段は、予め前記走行環境情報と、前記目標精神状態との対応関係をテーブルとして保持し、前記取得手段により取得された前記走行環境情報に対応する前記目標精神状態を前記テーブルを参照して求めることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の精神状態誘導装置。
  6. 前記誘導手段は、音を発生する音発生部、芳香を発生する芳香発生部、および前記室内の加飾の色を発生する加飾色発生部のうちの少なくとも2つの発生部を含み、
    前記制御手段は、前記目標精神状態と前記操縦者精神状態の差分に応じて、前記少なくとも2つの発生部のうちで作動させる発生部の組み合わせを変化させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の精神状態誘導装置。
  7. 前記第1検出手段は、前記操縦者の生体情報および前記移動体の挙動に基づいて、前記操縦者精神状態を検出することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の精神状態誘導装置。
  8. 精神状態誘導装置が実施する精神状態誘導方法であって、
    移動体の操縦者の現在の精神状態である操縦者精神状態を検出する第1検出工程と、
    前記移動体が走行する経路の走行環境を示す走行環境情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程により取得された前記走行環境情報に対応して、前記操縦者が前記移動体を操縦するのに適した精神状態である目標精神状態を検出する第2検出工程と、
    前記目標精神状態と前記操縦者精神状態の差分に応じて、前記移動体の室内環境を変化させることにより前記操縦者の精神状態を誘導する誘導部を制御する制御工程と、
    を含むことを特徴とする精神状態誘導方法。
  9. 請求項8に記載の精神状態誘導方法をコンピュータに実行させることを特徴とする精神状態誘導プログラム。
  10. 請求項9に記載の精神状態誘導プログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
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