JP2016162061A - 触覚呈示装置 - Google Patents

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健児 岩田
Kenji Iwata
健児 岩田
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Abstract

【課題】振動の生成し易さと収束し易さを両立させて優れた触覚を操作者に呈示することができる触覚呈示装置を提供する。【解決手段】触覚呈示装置1は、図1(a)及び図1(b)に示すように、操作面20になされた操作を検出するタッチパッド2と、タッチパッド2による操作の検出に基づいて操作面20に振動を付加する振動付加部3と、第1の形態により、振動付加部3が操作面20に付加する振動を許容し、第2の形態により、振動の付加が停止された後の操作面20の残振動を収束させる振動収束部4と、を備えて概略構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、触覚呈示装置に関する。
従来の技術として、画像を表示する表示パネルを含み、当該表示パネル上における利用者による接触操作を受け付け、接触位置を出力するタッチパネルと、バイブレータと、画像におけるエッジを検出するエッジ検出部と、接触位置が検出されたエッジの位置と対応する位置か否かを判断し、対応する位置である場合に、バイブレータに対して振動するよう制御し、対応しない位置である場合に、バイブレータに対して振動を停止するよう制御する制御部とを備える携帯端末装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この携帯端末装置は、タッチパネル上における接触位置と画像のエッジの位置とが対応する位置である場合にバイブレータが振動するので、利用者が当該画像の形状を体感することができる。
特開2013−206019号公報
タッチパネルの振動によって生成される触覚は、タッチパネルを振動させた後の残振動が短時間で収束する方が良い。従来の携帯端末装置は、例えば、タッチパネルが支持部材によって支持されている場合、振動し易くするためには、支持部材が軟らかい方が良く、短時間で振動を収束させるためには、支持部材が硬い方が良いので、両者がトレードオフの関係にあって両立が困難である。
従って、本発明の目的は、振動の生成し易さと収束し易さを両立させて優れた触覚を操作者に呈示することができる触覚呈示装置を提供することにある。
本発明の一態様は、操作面になされた操作を検出する検出部と、検出部による操作の検出に基づいて操作面に振動を付加する振動付加部と、第1の形態により、振動付加部が操作面に付加する振動を許容し、第2の形態により、振動の付加が停止された後の操作面の残振動を収束させる振動収束部と、を備えた触覚呈示装置を提供する。
本発明によれば、振動の生成し易さと収束し易さを両立させて優れた触覚を操作者に呈示することができる。
図1(a)は、第1の実施の形態に係る触覚呈示装置の一例を示す斜視図であり、図1(b)は、触覚呈示装置のブロック図の一例である。 図2(a)は、第1の実施の形態に係る触覚呈示装置の振動収束部が第1の形態となっている際の図1(a)のA−A線で切断した断面を矢印方向から見た断面図の一例であり、図2(b)は、第2の形態となっている際の断面図の一例である。 図3(a)及び図3(b)は、第1の実施の形態に係る触覚呈示装置の脚部付近を裏面側から見た一例を示す概略図であり、図3(c)は、第2の形態によって振動を収束させた場合とさせなかった場合の振動の収束の仕方を示すグラフの一例である。 図4は、第1の実施の形態に係る触覚呈示装置の触覚呈示動作の一例を示すフローチャートである。 図5(a)は、第1の実施の形態に係る触覚呈示装置の振動収束部が第1の形態となっている際の図1(a)のA−A線で切断した断面を矢印方向から見た断面図の一例であり、図5(b)は、第2の形態となっている際の断面図の一例である。
(実施の形態の要約)
実施の形態に係る触覚呈示装置は、操作面になされた操作を検出する検出部と、検出部による操作の検出に基づいて操作面に振動を付加する振動付加部と、第1の形態により、振動付加部が操作面に付加する振動を許容し、第2の形態により、振動の付加が停止された後の操作面の残振動を収束させる振動収束部と、を備えて概略構成されている。
この触覚呈示装置は、振動収束部が第1の形態となることにより、操作面の振動を許容し、また第2の形態となることにより、振動を付加した後の操作面の残振動を短時間で収束させるので、この構成を有さない場合と比べて、振動の生成し易さと残振動の収束し易さとを両立させて優れた触覚を操作者に呈示することができる。
[第1の実施の形態]
(触覚呈示装置1の全体構成)
図1(a)は、第1の実施の形態に係る触覚呈示装置の一例を示す斜視図であり、図1(b)は、触覚呈示装置のブロック図の一例である。図2(a)は、第1の実施の形態に係る触覚呈示装置の振動収束部が第1の形態となっている際の図1(a)のA−A線で切断した断面を矢印方向から見た断面図の一例であり、図2(b)は、第2の形態となっている際の断面図の一例である。なお、以下に記載する実施の形態に係る各図において、図形間の比率は、実際の比率とは異なる場合がある。また図1(b)では、主な信号や情報の流れを矢印で示している。
触覚呈示装置1は、一例として、車両に搭載されている。触覚呈示装置1は、例えば、電磁気的に接続された電子機器の操作を行うことができるように構成されている。触覚呈示装置1は、例えば、導電性を有するペンや指による操作により、電子機器に表示されたカーソルの移動や選択、表示されたアイコンの選択、決定、ドラッグ、ドロップ等の指示を行うことができるように構成されている。本実施の形態では、指による操作について説明する。
触覚呈示装置1は、図1(a)及び図1(b)に示すように、操作面20になされた操作を検出する検出部と、検出部による操作の検出に基づいて操作面20に振動を付加する振動付加部3と、第1の形態により、振動付加部3が操作面20に付加する振動を許容し、第2の形態により、振動の付加が停止された後の操作面20の残振動を収束させる振動収束部4と、を備えて概略構成されている。
この検出部は、一例として、静電容量方式のタッチパッド2であるが、これに限定されず、操作面20に接触した操作指の座標を検出可能な圧力検出センサを用いたタッチパッドや、抵抗膜方式、赤外線方式、SAW(Surface Acoustic Wave)方式等のタッチパッドを用いることが可能である。
また触覚呈示装置1は、図2(a)及び図2(b)に示すように、操作面20の裏面21側から突出する突出部としての脚部5と、脚部5の周囲に配置されると共に、タッチパッド2を振動可能に支持する支持部6と、電源部7と、制御部8と、を備えている。
触覚呈示装置1は、例えば、図1(a)に示すように、上面が開放された箱形状の筐体10を備えている。
(タッチパッド2の構成)
タッチパッド2は、例えば、操作面20に接触又は接近した操作指を検出し、操作指が検出された座標を算出して操作情報Sとして制御部8に出力するように構成されている。この座標は、矩形状を有する操作面20に設定されたXY座標系における座標である。
タッチパッド2は、例えば、操作面20に操作がなされたか否かを周期的に判定し、判定した結果を操作情報Sとして出力する。
タッチパッド2は、例えば、図2(a)及び図2(b)に示すように、操作面20が筐体10の上面14とフラットになる位置が基準位置であって、この基準位置の上下に振動する。この基準位置は、タッチパッド2に振動が付加されていない状態のタッチパッド2の位置である。
(振動付加部3の構成)
振動付加部3は、例えば、図2(a)及び図2(b)に示すように、タッチパッド2の裏面21に取り付けられている。この振動付加部3としては、例えば、圧電アクチュエータ、ボイスコイルモータ、偏心モータ等が用いられる。本実施の形態の振動付加部3は、一例として、圧電アクチュエータである。
振動付加部3は、制御部8から出力される駆動信号Sに基づいて振動するように構成されている。この駆動信号Sは、一例として、正弦波信号である。
(振動収束部4の構成)
図3(a)及び図3(b)は、第1の実施の形態に係る触覚呈示装置の脚部付近を裏面側から見た一例を示す概略図であり、図3(c)は、第2の形態によって振動を収束させた場合とさせなかった場合の振動の収束の仕方を示すグラフの一例である。図3(a)は、振動収束部4が振動を許容する第1の形態である場合を示し、図3(b)は、振動収束部4が残振動を収束させる第2の形態である場合を示している。図3(c)のグラフは、振動の付加を開始する時間をゼロとしており、縦軸がタッチパッド2の基準位置からの上下方向の位置(mm)、横軸が時間(ms)である。
振動収束部4は、図3(a)及び図3(b)に示すように、支持部6の周囲にコイル状に巻き回されている。つまり振動収束部4は、線材を支持部6に巻き回してコイル状に形成されている。この振動収束部4は、形状記憶合金材料を用いて形成されている。なお振動収束部4は、絶縁被膜が表面に形成されている。
形状記憶合金とは、ある温度以下で変形させた場合、当該温度以上に加熱すると元の形状に回復する合金のことを示している。このある温度とは、形状記憶合金の化学組成によって定まる温度である。以下では、このある温度を形状回復温度と記載する。この形状回復温度は、一例として、触覚呈示装置1が配置される場所において想定される温度よりも高い温度である。
この形状記憶合金は、例えば、Ni−Ti合金、Cu−Zn−Al合金等である。本実施の形態では、一例として、Ni−Ti合金を用いて振動収束部4を形成する。
振動収束部4は、例えば、図2(a)及び図2(b)の紙面において、その下部が筐体10に取り付けられている。また振動収束部4の一方端は、例えば、制御部8に電気的に接続され、他方端は、接地されている。
振動収束部4は、変形させた状態が図2(a)及び図3(a)に示す第1の形態であり、変形させる前の状態が図2(b)及び図3(b)に示す第2の形態である。
振動収束部4は、制御部8から電流Iが供給されていない場合、温度が上述の形状回復温度よりも低いので、変形させた第1の形態となり、制御部8から電流Iが供給されると、ジュール熱により温度が上昇して形状回復温度以上となるので、変形させる前の状態、つまり記憶された元の形状である第2の形態となる。
図3(a)に示す第1の形態における振動収束部4の半径をR、図3(b)に示す第2の形態における振動収束部4の半径をRとすると、第2の形態の半径Rの方が第1の形態の半径Rよりも小さい。
つまり第1の形態は、支持部6と脚部5の摩擦力が小さい形態であり、タッチパッド2の振動が許容される。また第2の形態は、第1の形態よりも振動収束部4の半径が小さくなって支持部6が脚部5と接触して摩擦力が大きくなり、残振動を収束させる。
(脚部5の構成)
このタッチパッド2には、図2(a)及び図2(b)に示すように、複数の脚部5が設けられている。この脚部5は、一例として、操作者が操作面20に対して安定して操作できるように、操作面20の4つの隅の近傍に設けられている。なお脚部5は、4つに限定されず、タッチパッド2を振動可能に支持すると共に安定して操作可能とする支持機構がある場合は、1つでも良い。
この脚部5は、タッチパッド2と一体で形成されても良いし、取り付けによりタッチパッド2と一体とされても良い。
この脚部5は、例えば、図2(a)及び図3(a)に示すように、円柱形状を有している。脚部5は、例えば、振動収束部4が元の形状に戻った際に、変形しない金属材料又は樹脂材料を用いて形成されている。またコイル状の振動収束部4に電流が流されることから、脚部5がソレノイドのプランジャとならないように、電磁気力を受け難い材料で形成されることが好ましく、樹脂材料によって形成されることがより好ましい。
脚部5は、タッチパッド2の振動を阻害しないように、タッチパッド2が支持部6に支持されているので、振動の前後において筐体10の底面120に接触しないように構成されている。
(支持部6の構成)
支持部6は、図3(a)及び図3(b)に示すように、タッチパッド2になされた操作によって、タッチパッド2が傾いたり、操作面20が押し込まれたりしないようにタッチパッド2を支持すると共に、タッチパッド2の振動を阻害し難い適度な弾性を有している。さらに支持部6は、例えば、振動収束部4が収縮した際に、振動収束部4が食い込まないような材料を用いて形成されるのが好ましい。この支持部6は、一例として、シリコーンゴム等のゴム材料を用いて形成される。
支持部6は、図3(a)及び図3(b)に示すように、円筒形の縦方向の一部を切り欠いて形成されたスリット65を有している。言い換えると、支持部6は、振動収束部4が元の形態に戻る際に生じる半径の収縮に対応できるように、収縮する方向と交差する方向にスリット65が形成されている。
支持部6は、振動収束部4が第2の形態、つまり振動収束部4の半径が収縮することで支持部6の半径が収縮して弾性力を蓄積する。また支持部6は、振動収束部4に電流の供給が停止されると、蓄積された弾性力が解放され、支持部6の形状が元の形状に戻る。
振動収束部4が第1の形態である場合、支持部6と脚部5との間には、円筒状の隙間67が形成されている。振動収束部4が第2の形態である場合、この隙間67は、形成されない。
また振動収束部4が第1の形態である場合、振動収束部4と支持部6との間には、タッチパッド2の振動を阻害しないように、隙間66が形成されている。なおこの隙間66は、タッチパッド2の振動を阻害しないように、形成された方が好ましいがゼロであっても良い。
なお変形例として、支持部6のスリット65は、支持部6の長手方向にわたる形状ではなく、一部が繋がった形状であっても良い。この場合、振動収束部4の収縮により、弾性力を蓄積し、伸張により、弾性力を開放できるので、支持部6には、複数のスリットを形成しても良い。また他の変形例として、支持部6は、筐体10の底部12側に底部を備える形状であっても良い。
さらに支持部6は、例えば、脚部5が板形状を有する場合、脚部5に応じた板形状を有して、一部が繋がって、脚部5を挟むように配置されても良く、その周囲に振動収束部4が巻き回されても良い。
(電源部7の構成)
電源部7は、例えば、触覚呈示装置1が動作するために必要な安定した電流を、車両のバッテリから供給された電流に基づいて生成するように構成されている。電源部7は、生成した電流を電流Iとして制御部8に供給する。
(制御部8の構成)
制御部8は、タッチパッド2によって検出された操作が予め定められた領域内における操作である場合、振動付加部3を制御してタッチパッド2に振動を付加し、振動が停止した後、振動収束部4を制御して残振動を収束させるように構成されている。
具体的には、制御部8は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工等を行うCPU(Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等から構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、例えば、制御部8が動作するためのプログラムと、振動パターン情報80と、が格納されている。RAMは、例えば、一時的に演算結果等を格納する記憶領域として用いられる。
この振動パターン情報80は、例えば、振動付加部3を振動させるパターンの情報であると共に、振動収束部4に供給する電流Iの供給、停止のタイミングの情報である。
制御部8は、例えば、接続された電子機器から取得した振動呈示情報Sに基づいてタッチパッド2に振動を付加する。この振動呈示情報Sは、例えば、振動を呈示する予め定められた領域の情報が含まれている。制御部8は、タッチパッド2から取得した操作情報Sに基づいて検出された操作者の操作指の座標が振動呈示情報Sの当該領域に含まれる場合、振動パターン情報80に基づいて駆動信号Sを生成し、振動付加部3に出力すると共に、振動パターン情報80に基づいて振動収束部4に電流Iを供給する。
図3(c)において実線で示す振動曲線81は、振動を呈示している期間Tと、振動の呈示後にタッチパッド2が振動を続ける残振動の期間Tと、における振動の様子を示している。この期間Tは、振動開始から時間aまでの期間である。また期間Tは、一例として、タッチパッド2に対する振動の付加を停止した時間aから残振動が停止するまでの時間bまでである。
制御部8は、振動パターン情報80に基づいて、期間Tにおいて駆動信号Sを振動付加部3に供給し、期間Tにおいて振動収束部4に電流Iを供給する。
図3(c)において点線で示す振動曲線82は、振動収束部4に電流Iを供給しない場合の振動の様子を示している。この振動曲線82では、残振動の期間Tが、時間aから時間cとなっており、期間Tよりも長くなっている。
(残振動の収束について)
振動付加部3は、供給されていた駆動信号Sが停止すると振動を停止するが、タッチパッド2は、支持部6の弾性や振動によるタッチパッド2の慣性により、振動が停止するまで時間がかかる。この残振動が短い方が、所謂歯切れの良い振動として、操作者が感じる触覚に優れる。
タッチパッド2に振動が付加される期間Tでは、振動収束部4が第1の形態であるので、図3(a)に示すように、脚部5と支持部6との間には、隙間67が形成されている。この隙間67が形成されているので、脚部5と支持部6とが接触せず、タッチパッド2の振動が阻害されない。従ってタッチパッド2は、立ち上がりの急峻な振動を行うことができる。
またタッチパッド2に付加された振動が停止してからの期間Tでは、振動収束部4に電流Iが供給されることでジュール熱が発生し、振動収束部4は、第1の形態から第2の形態に移行する。
この第2の形態では、振動収束部4は、その半径を収縮させるので、図3(b)に示すように、半径の収縮に伴って、隙間67が無くなると共にスリット65の間隔も狭まって支持部6の内面64が脚部5の表面50と接触する。
タッチパッド2は、残振動しているので、タッチパッド2と連動して脚部5も上下に移動している。従って支持部6の内面64と脚部5の表面50とが擦れあって摩擦が生じる。主に、この摩擦によって残振動のエネルギーが消費されるので、残振動が、摩擦が生じない場合よりも早く収束する。
以下に、本実施の形態の触覚呈示装置1の動作の一例について、図4のフローチャートを参照しながら説明する。
(動作)
触覚呈示装置1は、車両の電源が投入されると、電源部7が電流Iを生成し、制御部8等に供給する。制御部8は、接続された電子機器から振動呈示情報Sを取得すると共に、タッチパッド2から周期的に操作情報Sを取得する。
制御部8は、ステップ1の「Yes」が成立する、つまり操作情報Sに基づいて操作面20に操作がなされたと判定すると(S1:Yes)、タッチパッド2から取得した操作情報Sを接続された電子機器に出力すると共に(S2)、操作が検出された座標と振動呈示情報Sとに基づいて振動を呈示するか否かを判定する。
制御部8は、振動を呈示する領域内において操作が検出されたと判定、つまり振動を呈示すると判定した場合(S3:Yes)、振動パターン情報80に基づいた期間Tの間、駆動信号Sを振動付加部3に供給してタッチパッド2に振動を付加する(S4)。
制御部8は、期間Tが経過した後、駆動信号Sの供給を停止すると共に、期間Tの間、振動収束部4に電流Iを供給して残振動を収束させ(S5)、振動による触覚の呈示動作を終了する。
ここで、ステップ3において、制御部8は、検出された操作が振動を呈示する領域外でなされた操作であると判定した場合(S3:No)、タッチパッド2から取得した操作情報Sを接続された電子機器に出力する(S6)。
(第1の実施の形態の効果)
本実施の形態に係る触覚呈示装置1は、振動の生成し易さと収束し易さを両立させて優れた触覚を呈示することができる。具体的には、触覚呈示装置1は、振動収束部4が第1の形態となることにより、タッチパッド2を振動させる際には振動を許容し、また第2の形態となることにより、残振動を短時間で収束させるので、本来両立し難い振動の生成し易さと残振動の収束し易さとを両立させることができると共に、操作者が感じる触覚や操作感が良くなる。
触覚呈示装置1は、振動収束部を備えない場合と比べて、支持部6の弾性等の特性を変化させることで、タッチパッド2の振動を任意に生成することができる。
触覚呈示装置1は、振動収束部4が形状記憶合金によって形成されるので、他の構成によって振動の生成し易さと収束し易さを両立させる場合と比べて、構成が簡単で、製造コストが抑制される。
触覚呈示装置1は、脚部5と支持部6が円柱形及び円筒形に形成され、その周囲にコイル状の振動収束部4が配置されるので、振動収束部4の半径の収縮が効率よく支持部6に伝達し、残振動を効果的に収束させることができる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態は、触覚呈示装置が支持部を備えていない点で第1の実施の形態と異なる。
図5(a)は、第1の実施の形態に係る触覚呈示装置の振動収束部が第1の形態となっている際の図1(a)のA−A線で切断した断面を矢印方向から見た断面図の一例であり、図5(b)は、第2の形態となっている際の断面図の一例である。なお以下に記載する実施の形態において、第1の実施の形態と同じ機能及び構成を有する部分は、第1の実施の形態と同じ符号を付し、その説明は省略するものとする。
本実施の形態の触覚呈示装置1は、図5(a)及び図5(b)に示すように、タッチパッド2に取り付けられた脚部5に、振動収束部4がコイル状に巻き回されている。
振動収束部4は、一方が筐体10に取り付けられ、他方がタッチパッド2の裏面21と接触している。つまりタッチパッド2は、振動収束部4によって振動可能に支持されている。また振動収束部4と脚部5とは、振動収束部4が第1の形態となる場合、タッチパッド2の振動を阻害しないように隙間68が形成されている。さらに脚部5は、振動によって筐体10の底面120に接触しないように構成されている。
この触覚呈示装置1は、電流Iの供給によって振動収束部4の半径が収縮して、直接脚部5と接触するように構成されている。つまり、タッチパッド2は、主に、脚部5と振動収束部4の接触による摩擦と、第1の形態から第2の形態に変化する際に生じる弾性係数の変化と、によって残振動のエネルギーが消費され、残振動が短時間で収束する。
従って触覚呈示装置1は、振動収束部4によってタッチパッド2を支持すると共に、残振動を短時間で収束することができるので、タッチパッドを別の部材で支持する場合と比べて、部品点数が削減されて製造コストが抑制される。
上述の実施の形態では、振動収束部4がタッチパッド2の裏面21側に配置されたが、これに限定されず、タッチパッド2の側面側に配置されて残振動を収束させる構成であっても良い。一例として、タッチパッド2の側面から突出する突出部を設けると共に、この突出部が挿入される凹部を筐体10に設け、この凹部内において、振動収束部4が突出部と筐体10との間に設けられも良い。
以上、本発明のいくつかの実施の形態及び変形例を説明したが、これらの実施の形態及び変形例は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態及び変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更等を行うことができる。また、これら実施の形態及び変形例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態及び変形例は、発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…触覚呈示装置、2…タッチパッド、3…振動付加部、4…振動収束部、5…脚部、6…支持部、7…電源部、8…制御部、10…筐体、12…底部、14…上面、20…操作面、21…裏面、50…表面、64…内面、65…スリット、66〜68…隙間、80…振動パターン情報、81,82…振動曲線、120…底面

Claims (4)

  1. 操作面になされた操作を検出する検出部と、
    前記検出部による操作の検出に基づいて前記操作面に振動を付加する振動付加部と、
    第1の形態により、前記振動付加部が前記操作面に付加する振動を許容し、第2の形態により、振動の付加が停止された後の前記操作面の残振動を収束させる振動収束部と、
    を備えた触覚呈示装置。
  2. 前記操作面の裏面側から突出する突出部と、
    前記突出部の周囲に配置されると共に、前記操作面を振動可能に支持する支持部と、
    を備え、
    前記振動収束部は、前記支持部の周囲にコイル状に巻き回され、
    前記第1の形態が前記支持部と前記突出部の摩擦力が小さい形態であり、
    前記第2の形態が前記第1の形態よりも前記振動収束部の半径が小さくなることで前記支持部が前記突出部と接触して前記摩擦力が大きくなり、前記残振動を収束させる形態である、
    請求項1に記載の触覚呈示装置。
  3. 前記振動収束部は、自身に電流が供給されていない間、前記第1の形態となり、電流が供給されている間、前記第2の形態となる形状記憶合金からなる、
    請求項2に記載の触覚呈示装置。
  4. 前記検出部によって検出された操作が予め定められた領域内における操作である場合、前記振動付加部を制御して前記操作面に振動を付加し、振動が停止した後、前記振動収束部を制御して前記残振動を収束させる制御部を備えた請求項1乃至3のいずれか1項に記載の触覚呈示装置。
JP2015038335A 2015-02-27 2015-02-27 触覚呈示装置 Pending JP2016162061A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108733207A (zh) * 2016-11-29 2018-11-02 普瑞有限公司 具有多个操作组合件和触觉反馈的操作设备及其制造方法

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