JP2016161660A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】クリーナレスシステムが適用され、かつ、規制部材にバイアス印加する構成において、記録材の粉が規制部材と現像剤担持体の間に挟まってトナー層が乱される現象が抑制される画像形成装置を提供する。【解決手段】感光体ドラム1と、現像スリーブ31と、規制ブレード33と、現像動作のときに、現像スリーブ31の表面のトナーtと同極性で規制ブレード33にバイアスを印加する規制電源52と、を備え、感光体ドラム1のトナー像が記録材に転写された後に、感光体ドラム1の表面に残留したトナーtを現像スリーブ31によって回収し、現像動作以外のときで現像スリーブ31が駆動するタイミングのときに、規制ブレード33と現像スリーブ31との電位差を現像動作のときの電位差よりも低い電位差に設定、又は、現像スリーブ31に対してトナーtと逆極性の電圧を規制ブレード33に印加する画像形成装置100を構成した。【選択図】 図4
Description
本発明は、画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置には、クリーナレスシステム(トナーリサイクルシステム)が適用されるものがある。この構成では、転写ローラが感光体ドラムのトナー像を記録材に転写した後に、専用のクリーニング装置が感光体ドラムの表面の転写残トナーをクリーニングするクリーニング装置が排除できる。代わりに、現像装置が現像同時クリーニングで感光体ドラムの表面の転写残トナーをクリーニングして現像装置に回収して再利用する。
現像同時クリーニングとは、感光体ドラムの表面の転写残トナーを次の工程以降の現像時にかぶり取りバイアス(現像装置に印加する直流電圧と感光体ドラムの表面電位との電位差であるかぶり取り電位差Vback)によって回収する方法である。この方法によれば、廃トナーをなくし、メンテナンスに手を煩わせることも少なくすることができる。また、クリーニング装置をなくし、スペース面の利点も大きく、装置本体を大幅に小型化できる。
ただし、こうした構成の場合に、トナーをリサイクルするために、記録材の粉等が現像装置に混入して、画像不良を生じる可能性があった。すなわち、粉等が現像スリーブと規制ブレードとの間に挟まって、均一なトナー層が乱されることがスジ状の画像不良が生じる可能性があった。
また、特許文献1には、クリーナレスシステムが適用された現像装置として、一成分磁性接触現像方式が開示される。この方式の現像装置では、磁界発生手段を内包する現像スリーブ(現像剤担持体)の表面に、磁性現像剤(磁性トナー)を担持させて、感光体ドラム1の表面に接触させて現像する。こうした現像装置によれば、磁性トナーが磁力を有しない記録材の粉よりも優先的に供給されることになる。そのために、非磁性接触現像方法を用いた従来のクリーナレスシステムよりも記録材の粉による画像弊害が起こり難い。
さらに、規制部材にバイアス(規制ブレードバイアス)が印加されてトナーが電荷付与される方法が知られる。規制部材が、導電部材と、導電部材に直流バイアスを印加する電圧印加手段と、を有しており、導電部材には、現像スリーブの表面のトナーと同極性で電位差が生じるように規制ブレードバイアスが印加される。
これにより、感光体ドラムと転写ローラや帯電ローラとの間で、摺擦されてダメージを受けて摩擦帯電性が低下した転写残トナーが混じるトナーでも、トナーへの電荷付与が促進され、規制部材を通過した後の現像スリーブ表面のトナーの帯電性が向上する。そして、耐久によるトナー劣化を原因とするカブリの悪化が抑制される。
しかしながら、記録材に対する印刷枚数が増加すると、現像容器の内部に蓄積される記録材の粉の量が増加し続け、現像容器の内部のトナーに対する粉の量が極端に多い状態になり得る。この状態で、高印字印刷すると、トナーと共に記録材の粉が現像スリーブに供給される。この場合に、規制ブレードバイアスを印加しても、記録材の粉がトナーと逆極性の帯電特性を有するときに、規制ブレードバイアスによって、規制部材と現像スリーブのニップ部分に挟まって、トナー層が乱される。
本発明は、クリーナレスシステムが適用され、かつ、規制部材にバイアス印加する構成において、記録材の粉が規制部材と現像剤担持体の間に挟まってトナー層が乱される現象が抑制される画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、潜像が形成される像担持体と、現像剤を担持して前記潜像を現像する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に当接して現像剤の層厚を規制する導電性の規制部材と、少なくとも現像動作のときに、前記現像剤担持体の表面の現像剤と同極性で前記規制部材にバイアスを印加する規制印加手段と、を備え、前記像担持体の現像剤像が転写された後に、前記像担持体の表面に残留した現像剤を前記現像剤担持体によって回収し、現像動作以外のときで前記現像剤担持体が駆動するタイミングのときに、前記規制部材と前記現像剤担持体との電位差を現像動作のときの電位差よりも低減、又は、前記現像剤担持体の表面の現像剤と逆極性の電圧を前記規制部材に印加することを特徴とする。
本発明の他の画像形成装置は、潜像が形成される像担持体と、現像剤を担持して前記潜像を現像する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に当接して現像剤の層厚を規制する導電性の規制部材と、少なくとも現像動作のときに、前記現像剤担持体にバイアスを印加する現像印加手段と、現像動作のときに、前記規制部材と前記現像剤担持体との電位差を設けるツェナーダイオードと、を備え、前記像担持体の現像剤像が転写された後に、前記像担持体の表面に残留した現像剤を前記現像剤担持体によって回収し、現像動作以外のときで前記現像剤担持体が駆動するタイミングのときに、前記ツェナーダイオードにより前記規制部材と前記現像剤担持体との電位差をゼロにすることを特徴とする。
本発明によれば、クリーナレスシステムが適用され、かつ、規制部材にバイアス印加する構成において、記録材の粉が規制部材と現像剤担持体の間に挟まってトナー層が乱される現象が抑制される。
以下、図面を参照して、この発明を実施するための形態を実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対位置等は、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるから、特に特定的な記載が無い限りは、発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。なお、後の実施例の構成に関して、前の実施例と同一の構成に関しては前の実施例と同一の符号を付して、前の実施例中の説明が援用されるものとする。
図1は、本発明の実施例1に係る画像形成装置100の構成を示す断面図である。本実施例においては、画像形成装置100として、転写式電子写真プロセスを利用するモノクロレーザプリンタについて説明する。画像形成装置100は装置本体100Aを有する。
装置本体100Aの内部には、像担持体としての感光体ドラム1、帯電手段としての帯電ローラ2、露光手段としてのスキャナユニット4、現像装置3、転写部材としての転写ローラ5、定着装置6を備えている。また、本実施例に係る画像形成装置は、感光体ドラム1、帯電ローラ2、現像装置3等をカートリッジ化したプロセスカートリッジを着脱可能に備える構成である。
本実施例の感光体ドラム1は、外径24mmの負極性のOPC感光体である。この感光体ドラム1は、矢印R1方向に周速度(プロセススピード、印字速度)167mm/secで回転可能に設けられる。
帯電ローラ2は、感光体ドラム1の表面を帯電する。帯電ローラ2は、導電性の弾性ローラであり、芯金2aと、芯金2aを覆う導電性弾性層2bとを有する。帯電ローラ2は、感光体ドラム1に所定の押圧力で圧接している。感光体ドラム1の表面のうち帯電ローラ2に圧接される部分を帯電部cとする。
また、画像形成装置100は、帯電ローラ2に帯電バイアスを印加する帯電電源を有している。帯電電源は、帯電ローラ2の芯金2aに直流電圧を印加する。この直流電圧は、感光体ドラム1の表面電位と帯電ローラ2の電位の電位差が、放電開始電圧以上となるような値に設定されており、具体的には帯電バイアスとして−1300Vの直流電圧が帯電電源より印加されている。このとき、感光体ドラム1の表面電位(暗部電位)は−700Vに一様に帯電されている。
スキャナユニット4は、レーザダイオード、ポリゴンミラー等を有している。このスキャナユニット4は、目的の画像情報の時系列電気ディジタル画素信号に対応して強度変調されたレーザ光Lを出力し、レーザ光Lで帯電された感光体ドラム1の表面を走査露光する。レーザ光Lによって感光体ドラム1の表面を全面露光した場合、感光体ドラム1の表面電位が−150Vとなるように、スキャナユニット4のレーザパワーは調整されている。
現像装置3は、第1枠体3Aによって構成される現像室301と、第2枠体3Bによって構成される収容室300と、を有している。現像室301には、現像剤担持体としての現像スリーブ31と、規制部材としての規制ブレード33と、が設けられている。収容室300には磁性現像剤としての磁性トナーtが収容されている。なお、現像装置3の構成の詳細については後述する。
磁性トナーtは、現像スリーブ31に内包された磁界発生手段であるマグネットローラ32の磁力によって現像スリーブ31の表面に引きつけられる。磁性トナーtは一定の摩擦帯電を帯びている。そして、磁性トナーtは、現像バイアス印加電源により現像スリーブ31と感光体ドラム1との間に印加された現像バイアスにより現像部aにおいて感光体ドラム1上の静電像を顕像化する。本実施例において、現像バイアスは−350Vに設定している。なお、現像部aとは、感光体ドラム1の表面のうち現像スリーブ31に対向する領域であって、現像スリーブ31によって磁性現像剤が供給される領域である。
接触転写手投として中抵抗の転写ローラ5があり、感光体ドラム1に所定に圧接させて設けられている。感光体ドラム1の表面のうち転写ローラ5に圧接される部分を転写部bとする。本実施例の転写ローラ5は、芯金5aと、芯金5aを覆う中抵抗発泡層5bとで構成されており、ローラ抵抗値で5×108Ωのものを用いた。そして、+2.0kVの電圧を芯金5aに印加し、感光体ドラム1上に形成された現像剤像としてのトナー像の記録材P(例として、紙)への転写を行なった。
定着装置6は、転写部bを通過してトナー像が転写された記録材Pを加熱及び加圧することにより、トナー像を記録材Pに定着させる。その後、トナー像が定着された記録材Pは装置本体100Aの外部へ排出される。
<画像形成プロセス>
次に、図1を参照して、画像形成プロセスの概要について説明する。まず、プリント信号が装置本体100Aのコントローラ50に入力されると、画像形成装置100は画像形成動作を開始する。そして、所定のタイミングで各駆動部が動き出し電圧が印加される。回転駆動された感光体ドラム1は、帯電ローラ2によって一様に帯電される。一様に帯電された感光体ドラム1は、スキャナユニット4からのレーザ光Lにより露光され、その表面に静電像が形成される。その後、この静電像は、現像スリーブ31によってトナー(現像剤)が供給されて、トナー像(現像剤像)として可視化される。
次に、図1を参照して、画像形成プロセスの概要について説明する。まず、プリント信号が装置本体100Aのコントローラ50に入力されると、画像形成装置100は画像形成動作を開始する。そして、所定のタイミングで各駆動部が動き出し電圧が印加される。回転駆動された感光体ドラム1は、帯電ローラ2によって一様に帯電される。一様に帯電された感光体ドラム1は、スキャナユニット4からのレーザ光Lにより露光され、その表面に静電像が形成される。その後、この静電像は、現像スリーブ31によってトナー(現像剤)が供給されて、トナー像(現像剤像)として可視化される。
一方、記録材Pは、カセット70からにより分離されて給送され、感光体ドラム1へのトナー像の形成タイミングとの同期をとり、転写部bへと、記録材Pを送り出す。こうして、可視化された感光体ドラム1上のトナー像は、転写ローラ5の作用によって記録材Pに転写される。トナー像を転写された記録材Pは、定着装置6に搬送される。ここで、記録材P上の未定着のトナー像は、熱、圧力よって記録材Pに永久定着される。その後、記録材Pは排出ローラ7などにより装置本体100Aの外部に排紙される。
<クリーナレスシステム>
次に、本実施例における、クリーナレスシステムについて詳細に説明する。本実施例では、転写されずに感光体ドラム1上に残留した転写残トナーを感光体ドラム1上から除去するクリーニング部材を設けない、いわゆるクリーナレスシステムを採用している。
次に、本実施例における、クリーナレスシステムについて詳細に説明する。本実施例では、転写されずに感光体ドラム1上に残留した転写残トナーを感光体ドラム1上から除去するクリーニング部材を設けない、いわゆるクリーナレスシステムを採用している。
転写工程後に感光体ドラム1上に残った転写残トナーは、帯電部cの前の空隙部における放電によって感光体ドラム1と同様に負極性に帯電される。このとき、感光体ドラム1の表面は、−700Vに帯電される。負極性に帯電した転写残トナーは、帯電部cにおいて電位差の関係(感光体ドラム1の表面電位=−700V、帯電ローラ電位=−1300V)で帯電ローラ2には付着せず通過することになる。
帯電部cを通過した転写残トナーは、感光体ドラム1の表面のうちレーザ光Lが照射されるレーザ照射位置dに到達する。転写残トナーはスキャナユニット4のレーザ光Lを遮蔽するほど多くないため、感光体ドラム1上の静電像を作像する工程に影響しない。レーザ照射位置dを通過したトナーのうち非露光部(レーザ照射を受けていない感光体ドラム1の面)のトナーは、現像部aにおいて、静電力によって現像スリーブ31に回収される。そしてこのようなトナーは現像スリーブ31を介して現像装置3に回収される。
一方、レーザ照射位置dを通過したトナーのうち露光部(レーザ照射を受けた感光体ドラム1の面)のトナーは、静電力的には回収されずにそのまま感光体ドラム1上に存在し続ける。しかし、一部のトナーは、現像スリーブ31と感光体ドラム1の周速差による物理的な力で回収されることもある。このようなトナーも現像スリーブ31を介して現像装置3に回収される。このように記録材Pに転写されずに感光体ドラム1上に残ったトナーは、露光部のトナーを除くと概ね現像装置3に回収される。そして、現像装置3に回収されたトナーは、現像装置3内に残っているトナーと混合され使用される。
本実施例では、転写残トナーを帯電ローラ2に付着させずに帯電部cを通過させるために、以下の二つの構成を採用している。
第1に、図1に示すように、感光体ドラム1の回転方向における転写ローラ5と帯電ローラ2の間に光除電部材8を設けていることである。光除電部材8は、帯電部cで安定した放電を行なうために転写部bを通過したあとの感光体ドラム1の表面電位を光除電している。この光除電部材8によって、帯電前の感光体ドラム1の電位を長手全域−150V程度にしておくことで、帯電時に均一な放電が行なえ、転写残トナーを均一に負極性にすることが可能となる。その結果、転写残トナーは帯電部cを通過する。
第2に、帯電ローラ2を感光体ドラム1と所定の周速差を設けて回転させていることである。上述のように放電によってほとんどのトナーが負極性になるものの、若干負極性になりきれなかったトナーが残っており、このトナーが帯電部cで帯電ローラ2に付着することがある。そこで、帯電ローラ2と感光体ドラム1を所定の周速差を設けて回転させることで、感光体ドラム1と帯電ローラ2との摺擦によって、このようなトナーを負極性にさせることが可能となる。
これによって帯電ローラ2へのトナーの付着を抑制する効果がある。本実施例では、帯電ローラの芯金2aに帯電ローラギアが設けられており、帯電ローラギアは感光体ドラム1の端部に設けられたドラムギアと係合している。よって、感光体ドラム1が回転駆動するのに伴って、帯電ローラ2も回転駆動する。帯電ローラ2の表面の周速は、感光体ドラム1の表面の周速に対して115%になるように設定されている。
<現像装置の説明>
図2(a)は、現像装置3の断面図である。この図2(a)を参照して、クリーナレスシステムが適用された画像形成装置100の課題を抑制するための現像装置3に関して以下に説明する。
図2(a)は、現像装置3の断面図である。この図2(a)を参照して、クリーナレスシステムが適用された画像形成装置100の課題を抑制するための現像装置3に関して以下に説明する。
現像装置3は、現像容器500を有する。現像容器500は、内部にトナーを収容する収容室300と、現像スリーブ31を備える現像室301と、を有する。現像容器500は、潜像が形成される『像担持体』としての感光体ドラム1に形成された現像剤像が転写された後に、感光体ドラム1の表面に残留したトナーtを回収することにもなる。現像スリーブ31でトナーtが回収される。
『現像剤担持体』としての現像スリーブ31は、『現像剤』としてのトナーtを担持して潜像を現像する部材である。現像スリーブ31は、アルミニウムやステンレススチールのパイプによって形成された支持部としての非磁性スリーブの外周に厚み約500μmの導電性弾性層を形成したものである。そして、現像スリーブ31は、現像室301によって矢印R2方向に回転可能に支持されている。現像スリーブ31は、外径が11mm、表面粗さがJIS規格のRaで通常、平均で1.5〜4.5μmとなるように形成されている。
現像スリーブ31は感光体ドラム1に当接するように感光体ドラム1の方向に押圧されている。現像スリーブ31は、その長手方向(軸方向)の両端部に、侵入量規制コロが配設されており、これらのコロを感光体ドラム1に当接させることにより、現像スリーブ31の表面と感光体ドラム1の表面との侵入量を所定の値になるようにしている。
また、現像スリーブ31の一方の端部には、現像スリーブギヤが固定されており、この現像スリーブギヤに装置本体100Aの駆動源から複数のギヤを介して駆動力が伝達され、現像スリーブ31が回転駆動される。現像スリーブ31の表面速度は、感光体ドラム1の表面周速に対して140%の速度差をもって順方向回転している。現像スリーブ31の表面は、所望量のトナーを担持しつつ搬送することができるように、適切な表面粗さを有している。
また、現像スリーブ31の内側には、マグネットローラ32が配置される。マグネットローラ32は、円筒形成で、その周方向にN極とS極が交互に配置された4極マグネットロールを用いた。4極とは、感光体ドラム1に対向する現像極、規制ブレード33に対向する規制極、現像室301のトナーを現像スリーブ31に供給するための供給極、トナー吹出し防止シートSの対向部の漏れ防止極の4極である。各極の磁束密度は、規制極の一番強く70mT、その他が約50mTである。マグネットローラ32は、現像スリーブ31が矢印R2方向に回転するのとは異なり、現像スリーブ31の内側に固定的に配設されている。
『規制部材』としての規制ブレード33は、現像スリーブ31に当接してトナーtの層厚を規制する導電性の部材である。規制ブレード33は、その先端(自由端)が現像スリーブ31の回転方向R2に対して上流側を向くようにして、その先端部が現像スリーブ31に所定の圧力で当接されている(カウンター当接)。これによって、マグネットローラ32の磁力によって現像スリーブ31の表面に引き付けられたトナーを薄層に規制すると同時に、摩擦帯電によってトナーを負極性に帯電している。さらに、本実施例においては、かぶり抑制を目的として、現像スリーブ31と規制ブレード33との間に電位差を設けることでトナーの帯電性を向上させている。
規制部eによって電荷付与されたトナーは、感光体ドラム1の表面に対向する現像部aへと搬送されていく。現像部aにおいて、感光体ドラム1の表面の電位と現像スリーブ31の電位との電位差によって、現像スリーブ31上のトナーが、静電的に、感光体ドラム1の表面に形成された静電像に付着する。このようにして、静電像をトナー像として現像する。
規制ブレード33は、例えば厚さ100μm程度の支持部材と、支持部材の先端に取り付ける樹脂層と、を有する。支持部材は弾性部材であり、基端部が支持板金に固定される。樹脂層は導電性樹脂を用い、先端側と基端側には平面上に形成されるストレート部を有し、両ストレート部の中間には現像スリーブ31の側に突出する凸部を有する。凸部は現像スリーブ31の表面に所定の圧力で当接させている。この当接力は約20gf/cm〜40gf/cm(現像スリーブ31の長手方向についての1cm当たりの当接荷重)となるように当接されている。
本実施例では、支持部材に弾性を持たせるためにSUSを用いているが、リン青銅やアルミニウム合金などを用いてもよいし、導電性を持ってさえいれば高高度の樹脂などで作製してもよい。また本実施例では、樹脂層は支持部材に導電性のポリウレタンをコートして作製した。このほかに、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリエステル、ポリエステルエラストマー、ポリエステルテレフテラート、シリコンゴム、シリコン樹脂、メラミン樹脂から、単独で、また、2種類以上を組み合わせてもよい。また、樹脂層の形状に関しても現像スリーブ31の側に突出した形状を用いているが、どのような形状でもよいし、存在しなくてもいい。
図2(b)は、規制ブレード33や現像スリーブ31の接続状況を示すブロック図である。規制ブレード33と現像スリーブ31にバイアスを印加する手段はそれぞれ独立している。
規制ブレード33には、『規制印加手段』としての規制電源52が接続されている。この規制電源52から規制ブレード33に所定の直流電圧である規制電圧(規制バイアス)が印加可能とされている。また、規制電源52は、現像動作のときに、現像スリーブ31の表面のトナーtと同極性で規制ブレード33にバイアスを印加する。
また、現像スリーブ31には、『現像印加手段』としての現像電源53が接続されている。この現像電源53から現像スリーブ31に所定の直流電圧である現像電圧(現像バイアス)が印加可能とされている。現像電源53は、前回転や現像動作のときに、現像スリーブ31にバイアスを印加する。
こうしたことから、実施例1では、規制ブレード33と現像スリーブ31との電位差を調整する場合には、規制電源52と現像電源53がバイアスを印加することになる。
具体的には、規制ブレード33に対して−650Vが印加される。上述のように、現像スリーブ31には−350Vが印加されている。この際、現像スリーブ31と規制ブレード33との間の電位差によって、規制ブレード33から現像スリーブ31へ向かって電荷が移動する。そのため、現像スリーブ31上のトナーコートは、規制ブレード33から流れてきた電荷が注入され、トナーの負極性の帯電性が強化される。
搬送部材34は、収容室300内(収容室内)に回転可能に配置されており、収容室300内のトナーをほぐし、且つ現像室301へトナーを搬送する。搬送部材34は、図1に示すように、樹脂材料で構成されるバックアップ付の軸棒部材34aとPPSフィルムシート34bから構成されている。そして、その両端部を回転中心とし、図1中の矢印R4方向に回転する。搬送部材34を回転させるための駆動力は、例えば前述の現像スリーブギヤからギヤ列で適当な回転速度に落とすことで利用するのが一般的である。
本実施例において、トナーは負帯電性の磁性一成分トナーが用いられる。このトナーは、結着樹脂(スチレンn−ブチルアクリルレート共重合体)100重量部に、磁性体粒子80重量部を主成分として、ワックスなどを内包したもので、平均粒径は7.5μmである。外添剤としてシリカ微紛体を1.2重量部を用いる。このようなトナーを、上述構成の現像装置3に使用した場合、現像スリーブ31上のトナーコート量は約0.4mg/cm2〜0.9mg/cm2程度になる。
このようなクリーナレスシステムにおいて、特に、本実施例のように感光体ドラム1から紙に直接転写する構成においては、紙から出た紙粉等が感光体ドラム1の表面に付着し、その紙粉が現像装置3に回収される場合がある。現像装置3に回収された紙粉が、規制部eにおいて、規制ブレード33と現像スリーブ31との間に挟まると、現像スリーブ31上のトナーコートを乱す。なお、ここで、規制部eとは現像スリーブ31のうち規制ブレード33が当接する部分(当接部)である。
クリーナレスシステム構成においては、印刷される度に紙粉が現像容器500の内部に侵入し、印刷枚数と比例して現像容器500内の紙粉量は増大する。特に、カートリッジ寿命後半においては現像容器500の内部のトナー量が少なく、紙粉量が多い状態となる。さらに、高印字画像を印刷した場合に、トナーが消費されているため現像スリーブ31上のトナー量が少なくなっている。そのため、多くのトナーが現像スリーブ31に供給されるとともに紙粉も供給されやすくなる。結果、高印字画像を印刷したあとに、紙粉が規制部eに挟まりやすい状態となり、紙粉による画像弊害が起こりやすい。
<紙粉対策構成>
図3は、規制ブレード33が現像スリーブ31の表面のトナーの層厚を規制する位置にて、記録材Pの粉が挟まる現象を示す断面図である。図3(a)に示されるように、搬送部材34(図2(a)参照)により現像スリーブ31の表面に搬送されるトナーtや粉P’が規制部eの方へと供給される。このときに記録材Pの粉P’の多くは正極性に帯電している。
図3は、規制ブレード33が現像スリーブ31の表面のトナーの層厚を規制する位置にて、記録材Pの粉が挟まる現象を示す断面図である。図3(a)に示されるように、搬送部材34(図2(a)参照)により現像スリーブ31の表面に搬送されるトナーtや粉P’が規制部eの方へと供給される。このときに記録材Pの粉P’の多くは正極性に帯電している。
図3(b)に示されるように、規制ブレード33と現像スリーブ31との電位関係(規制バイアス−650V、現像スリーブバイアス−350V)によって矢印A方向の力が加わっている。そして、記録材Pの粉P’は、規制ブレード33側に引き寄せられ、挟まり、トナーtの層を乱してしまうことがあった。これを回避するために、図3(c)に示されるように、記録材Pの粉P’が挟まらないようにする構成を検討する必要がある。
図4は、前回転、現像動作、後回転のときの現像スリーブ31の駆動、現像バイアス、規制ブレード33のバイアスのタイミングチャートである。画像形成の前回転時に、現像スリーブ31の駆動がOFFからONになり、現像バイアスが0Vから−350Vで印加された状態になり、規制ブレード33に印加する規制バイアスが0Vから−350Vで印加された状態になる。すなわち、このときに、規制ブレード33と現像スリーブ31との電位差は、現像動作のときの電位差である650Vよりも小さい0Vに設定されている。
この状態で現像スリーブ31の回転周期である約0.15秒間維持し、その後に現像動作に移る。現像動作に移るタイミングで、規制ブレード33のバイアスは−350Vから−650Vに切り替えられる。
前回転時は、規制ブレード33と現像スリーブ31との間に印加されていた電位差が無くなることで静電吸着力が弱い(図3(b)の矢印A方向の力が現像動作のときよりも弱い)。そのために、規制部eに挟まっていた記録材Pの粉を通過させることができ、乱れたトナーtのコートを回復させる。
実施例1では、紙粉問題の対策シーケンスの実行タイミングは、トナー量が少なくかつ紙粉量が多くなるカートリッジイールド(カートリッジ寿命)の90%のプリント枚数以降に、画像形成の前回転時に実施している。本実施例のカートリッジイールドは5000枚であるため、4500枚以降に実施することになる。印刷枚数は、カートリッジに設けられたコントローラ50の図示しないメモリに格納されている。
紙粉問題の対策シーケンスを必要なタイミングのみで行なうことによって、ダウンタイムの削減、現像スリーブ31の走行距離の削減による現像スリーブ31等の機能部材やトナーの劣化の抑制が可能となる。上記のような構成にすることで、紙粉が現像スリーブ31上のトナーコート状態を乱すことを抑制できる。
なお、実施例1では、紙粉問題の対策シーケンスのタイミングは、印刷枚数で決定したが、これに限定されず、紙粉量が一定以上になる、もしくは、カートリッジ内のトナー残量が一定量以下になる、寿命後半に実施することが好ましい。例えばトナー残量が所定量(30%)以下になったタイミング以降で紙粉問題の対策シーケンスを実施してもよい。また、前述のように高印字画像を印刷した後に紙粉による弊害が出やすいことから、例えば印字率が30%を超えるような画像を印刷した後だけ実施してもよい。
また、実施例1では、規制ブレード33と現像スリーブ31との間の電位差を同電位にしているが、この限りではない。正極性の紙粉が規制ブレード33に引きつけられる力が弱まる電位関係であればよい。例えば、規制バイアスと現像バイアスの大小関係は維持したまま、電位差を小さくしてもよい。具体的には、規制バイアス−500V、現像バイアス−350Vとしてもよい。こうしたことから、コントローラ50は、現像動作以外のときで現像スリーブ31が駆動するタイミングのときに、規制ブレード33と現像スリーブ31との電位差を現像動作のときの電位差よりも低い電位差に設定すると言える。
また、規制バイアスと現像バイアスの大小関係を逆転させてもいい。例えば規制バイアス−150V、現像バイアス−350Vでもよい。これは、現像スリーブ31に対してトナーtと逆極性の電圧を規制ブレード33に印加することと言える。これは、図3(b)中で矢印A方向と逆方向に向けて記録材Pの粉P’に対して力を付与することになる。また、現像スリーブ31に対してトナーtと逆極性の電圧を規制ブレード33に印加するとは、前述の例でいうと規制ブレード33に+300Vのような正のバイアスを印加する場合のみならず、現像スリーブ31に印加する現像バイアス−350Vよりも正の−150Vを印加する場合もいう。
また、実施例1では、紙粉問題の対策シーケンスを実行する時間を、現像スリーブ31の回転周期である約0.15秒としている。しかし、規制ブレード33のバイアス切り替えの応答時間と現像スリーブ31が規制ブレード33の規制部eを通過する時間の和以上の時間であれば、この限りではない。
これを詳しく言うと、規制ブレード33と現像スリーブ31との電位差を現像動作のときの電位差よりも低減、又は、現像スリーブ31に対してトナーtと逆極性の電圧を規制ブレード22に印加する時間は、以下の時間が望ましい。すなわち、規制電源52が切替信号を受信してから応答する応答時間と、その応答時間の終了直前に現像スリーブ31の所定の位置が、現像スリーブ31と規制ブレード33との当接位置の前から当接位置の後へと移動するのに要する移動所要時間と、の和以上の時間であることが望ましい。
また、実施例1では、紙粉問題の対策シーケンスは、画像形成の前回転時に実施しているが、これに限定されず、現像スリーブ31が回転していて、かつ現像動作時以外であれば良い。例えば、連続印刷の紙間でもよいし、画像形成後回転時でもよい。
従って、前述した現像動作以外のときには、現像動作前に前記現像剤担持体を回転させる前回転、及び、現像動作後に前記現像剤担持体を回転させる後回転の少なくともいずれか一方のときを含めばいい。そして、現像動作以外のときが前記前回転のときである場合には、規制電源52が規制ブレード33に対して印加する電圧を、0Vから、現像動作のときよりも絶対値が小さい電圧に設定する(図4参照)。また、現像動作以外のときが前記後回転のときである場合には、規制電源52が規制ブレード33に対して印加する電圧を、現像動作のときに印加する電圧から、現像動作ときよりも絶対値が小さい電圧に設定する(図4にはない)。
また、実施例1では、磁性接触現像方式を採用した画像形成装置100において、紙粉問題の対策シーケンスの実施により紙粉起因の弊害を解決した例を記載している。しかし、クリーナレス構成を採用し、かつ現像動作時に規制ブレード33にトナーと同極性のバイアスを印加した画像形成装置100であれば、接触現像方式以外でも同様の効果が期待できる。例えば、非磁性接触現像方式を採用した場合でも、同様の効果がある。
なお、実施例1では、記録材Pとして紙を用いたため、紙粉を原因とする課題について説明するが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、記録材Pとしてプラスチックシート等を用いた場合に発生する粉末等の異物により発生する課題に対しても本発明の構成を採用することで効果を得ることができる。
図5は、実施例2に係る規制ブレード33と現像スリーブ31との電位差の形成方法を示す図である。実施例2に係る現像装置の構成は、規制ブレード33と現像スリーブ31へのバイアス印加構成が異なることを除いて実施例1と同様であるため、詳細な説明は省略する。
本実施例においては、ツェナーダイオード54を用いることで、共通の電圧印加手段を用いて現像スリーブ31と規制ブレード33とに電位差を設けている。規制ブレード33と現像スリーブ31との間に、ツェナーダイオード54が接続される。現像スリーブ31とツェナーダイオード54との間に対して、現像スリーブ31にバイアスを印加する現像電源53が印加できるように接続されている。ツェナーダイオード54は、現像動作のときに、規制ブレード33と現像スリーブ31との電位差を設ける。例えば、規制ブレード33が−650V、現像スリーブ31が−350Vのごとくである。
なお、ここでは、現像電源53と呼んだが、これを規制電源52ととらえても構わない。ここで言いたいのは、実施例1で2つの電源が必要だったものが1つの電源で済むということである。
この回路構成においては、現像バイアスが出力された際には、予め定められた電位差が規制ブレード33と現像スリーブ31の間に設けられるようになっている。そのため、以下のような紙粉問題の対策シーケンスにすることで紙粉による弊害を抑制している。
すなわち、コントローラ50は、現像動作以外のときで現像スリーブ31が駆動するタイミングのときに、ツェナーダイオード54により規制ブレード33と現像スリーブ31との電位差をゼロにする。具体的には、画像形成の前回転時に約0.15秒間、現像バイアスを0Vにしている。この間、現像バイアスと共に規制バイアスも0Vとなり、現像スリーブ31と規制ブレード33との電位差が無くなり、規制部eに挟まった紙粉を通過させることができ、乱れたトナーコートを回復させる。
ツェナーダイオード54により規制ブレード33と現像スリーブ31との電位差をゼロにする時間は、以下の時間が望ましい。すなわち、現像電源53が切替信号を受信してから応答する応答時間と、その応答時間の終了直前に現像スリーブ31の所定の位置が、現像スリーブ31と規制ブレード33との当接位置の前から当接位置の後へと移動するのに要する移動所要時間と、の和以上の時間であることが望ましい。
本実施例においては、現像電源53のみで紙粉問題の対策シーケンスを実施することが可能である。このため、規制電源52と現像電源53とを必要とする実施例1と比較して、装置本体100Aの小型化と製品コストの削減を実現できる。
実施例1又は2の構成によれば、クリーナレスシステムが適用され、かつ、規制ブレード33にバイアス印加する構成で、現像容器500に回収された記録材Pの粉P’が規制ブレード33と現像スリーブ31の間に挟まってトナー層が乱される現象が抑制される。
1 感光体ドラム(像担持体)
31 現像スリーブ(現像剤担持体)
33 規制ブレード(規制部材)
52 規制電源(規制印加手段)
100 画像形成装置
500 現像容器
t トナー(現像剤)
31 現像スリーブ(現像剤担持体)
33 規制ブレード(規制部材)
52 規制電源(規制印加手段)
100 画像形成装置
500 現像容器
t トナー(現像剤)
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、潜像が形成される像担持体と、現像剤を担持して前記潜像を現像する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に当接して現像剤の層厚を規制する導電性の規制部材と、少なくとも現像動作のときに、前記現像剤担持体の表面の現像剤と同極性で前記規制部材にバイアスを印加する規制印加手段と、を備え、前記像担持体に形成された現像剤像が転写された後に、前記像担持体の表面に残留した現像剤を前記現像剤担持体によって回収し、現像動作以外のときで前記現像剤担持体が駆動するタイミングのときに、前記規制部材と前記現像剤担持体との電位差をゼロ、又は、前記現像剤担持体に対して現像剤と逆極性の電圧を前記規制部材に印加することを特徴とする。
Claims (7)
- 潜像が形成される像担持体と、
現像剤を担持して前記潜像を現像する現像剤担持体と、
前記現像剤担持体に当接して現像剤の層厚を規制する導電性の規制部材と、
少なくとも現像動作のときに、前記現像剤担持体の表面の現像剤と同極性で前記規制部材にバイアスを印加する規制印加手段と、
を備え、
前記像担持体に形成された現像剤像が転写された後に、前記像担持体の表面に残留した現像剤を前記現像剤担持体によって回収し、
現像動作以外のときで前記現像剤担持体が駆動するタイミングのときに、前記規制部材と前記現像剤担持体との電位差を現像動作のときの電位差よりも低い電位差に設定、又は、前記現像剤担持体に対して現像剤と逆極性の電圧を前記規制部材に印加することを特徴とする画像形成装置。 - 前記規制部材と前記現像剤担持体との電位差を現像動作のときの電位差よりも低減、又は、前記現像剤担持体に対して現像剤と逆極性の電圧を前記規制部材に印加する時間は、
前記規制印加手段が切替信号を受信してから応答する応答時間と、
前記応答時間の終了直前に前記現像剤担持体の所定の位置が、前記現像剤担持体と前記規制部材との当接位置の前から当接位置の後へと移動するのに要する移動所要時間と、
の和以上の時間であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 現像動作以外のときで前記現像剤担持体が駆動するタイミングのときに、前記規制部材と前記現像剤担持体との電位差をゼロにすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
- 潜像が形成される像担持体と、
現像剤を担持して前記潜像を現像する現像剤担持体と、
前記現像剤担持体に当接して現像剤の層厚を規制する導電性の規制部材と、
少なくとも現像動作のときに、前記現像剤担持体にバイアスを印加する現像印加手段と、
現像動作のときに、前記規制部材と前記現像剤担持体との電位差を設けるツェナーダイオードと、
を備え、
前記像担持体の現像剤が転写された後に、前記像担持体の表面に残留した現像剤を前記現像剤担持体によって回収し、
現像動作以外のときで前記現像剤担持体が駆動するタイミングのときに、前記ツェナーダイオードにより前記規制部材と前記現像剤担持体との電位差をゼロにすることを特徴とする画像形成装置。 - 前記ツェナーダイオードにより前記規制部材と前記現像剤担持体との電位差をゼロにする時間は、
前記現像印加手段が切替信号を受信してから応答する応答時間と、
前記応答時間の終了直前に前記現像剤担持体の所定の位置が、前記現像剤担持体と前記規制部材との当接位置の前から当接位置の後へと移動するのに要する移動所要時間と、
の和以上の時間であることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。 - 現像動作以外のときには、現像動作前に前記現像剤担持体を回転させる前回転、及び、現像動作後に前記現像剤担持体を回転させる後回転の少なくともいずれか一方のときを含むことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 現像動作以外のときが前記前回転のときである場合には、
前記規制印加手段が前記規制部材に対して印加する電圧を、0Vから、現像動作のときよりも絶対値が小さい電圧に設定し、
現像動作以外のときが前記後回転のときである場合には、
前記規制印加手段が前記規制部材に対して印加する電圧を、現像動作のときに印加する電圧から、現像動作ときよりも絶対値が小さい電圧に設定することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
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