JP2016161085A - アンギュラ玉軸受 - Google Patents

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剛 浦松
Go Uramatsu
剛 浦松
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Abstract

【課題】初期トルクと初期発熱の増大を抑制し、且つグリースによる潤滑性を確保することができるアンギュラ玉軸受の提供。
【解決手段】、保持器16の外径側中央部に突起部22が形成し、保持器16の外径面、外輪軌道溝14及び転動体15に囲まれる空間20aを小さくすることにより、外輪12のカウンタボア17側からグリースを封入しても、前記空間20aに封入されるグリースは少なくなり、回転初期に転動体15が空間20aに封入されたグリースを掻き分ける力が小さくなるので、軸受の初期トルクと初期発熱を抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、アンギュラ玉軸受に関し、より詳細には、工作機械用スピンドルや、ボールねじ軸端支持を含む、鉄道、航空、一般産業機械、自動車等に適用されるアンギュラ玉軸受に関する。
現在、転がり軸受には様々な潤滑方法が使用されている。中でも、グリース潤滑はメンテナンスが不要であり、外部装置を必要としないことから、非常に安価であり、多くの場面で用いられている。
グリース潤滑によるアンギュラ玉軸受としては、例えば、図3に示すように、内輪11と外輪12との間に介在する複数の玉15が保持器16により保持され、外輪12の内径部に外輪軌道溝14につながるカウンタボア17がアンギュラ玉軸受10の軸方向一方に形成され、内輪11の外径部に内輪軌道溝18につながるカウンタボア19が軸方向他方に形成され、内輪11と外輪12と間の両端部にシール13が設けられたものが知られている。
このアンギュラ玉軸受10の組立て時にグリースがカウンタボア17または19から封入される。この際内輪11側のカウンタボア19からグリースが封入されると、軸受回転に伴う遠心力によってグリースが飛散し、回転初期の軸受トルクと軸受発熱が大きくなる。このため軸受のトルクと発熱を抑える観点からは外輪12側のカウンタボア17からグリースが封入されることが好ましい。しかし、カウンタボア17からグリースが封入されると、保持器16、外輪軌道溝14及び転動体15に囲まれる空間20にもグリースが封入されるため、回転初期に転動体15が空間20に封入されたグリースを掻き分けるため、軸受トルクが生じていた。グリースをこの空間20に封入させないためには、グリース封入時に封入ノズル位置を軸方向に調整する必要があるが、一般的にこの作業は困難となる。このため従来のアンギュラ玉軸受10には,前記空間20のグリースに起因した軸受の初期トルクと初期発熱を容易に抑え、尚且つグリースによる潤滑性を確保させる課題があった。
特開2014−119030で提案された軸受を図4に示す。この従来例では、保持器16aの軸方向両端部の内径側及び外径側に径方向に伸びる鍔部21を設けている。これにより軸受内部に流入するグリースを制限することができ、低トルクが可能になるとしている。しかしこのような構造は、転動体15への軸方向からのグリースの供給が保持器16aによって遮断されるため。潤滑の面では不利になる。また軸受組み立て時にグリースが封入される際にも、転動体15にグリースが供給されないため、早期に軸受が焼き付く恐れがある。
特開2014−119030号公報
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、グリース潤滑によるアンギュラ玉軸受の初期トルクと初期発熱の増大を抑制し、且つグリースによる潤滑性を確保することである。
上記の課題を解決するために、この発明に係るアンギュラ玉軸受としては、
内輪と外輪との間に介在する複数の玉が保持器により保持されたアンギュラ玉軸受において、外輪の内径部に外輪軌道溝を設け、この外輪軌道溝につながるカウンタボアをアンギュラ玉軸受の軸方向一方に形成し、保持器の柱部の外径側に突起を設けた構成とするものである。
このようにすると、外輪のカウンタボア側からグリースを封入しても、保持器の外径面、外輪軌道溝及び転動体に囲まれる空間にグリースが封入しにくくなる。
以上のように、前記空間にグリースが封入しにくくなるため、アンギュラ玉軸受の初期トルクと初期発熱の増大を抑制し、且つグリースによる潤滑性を確保することができる。
本発明の実施形態であるアンギュラ玉軸受を示す断面図 図1の保持器を外径側から見た図 従来のアンギュラ玉軸受を示す断面図 従来の玉軸受を示す断面図
以下、本発明に係るアンギュラ玉軸受の実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明の特徴は保持器の構造を工夫した点にある。その他の部分の構造及び作用は、前述の図3に示した従来のアンギュラ玉軸受と同様であるから、同等部分には同一符号を付して、重複する説明は省略若しくは簡略し、以下、本発明の特徴部分を中心に説明する。
この発明の実施形態を図1、図2に基づいて説明する。
この発明の実施形態であるアンギュラ玉軸受10aは、内輪回転で使用され、保持器16bの柱部16dの外径側中央部に突起部22が形成されている。この突起部は、転動体である玉15が保持されるポケット23を除き、全周に形成されている。従って、保持器16bの外径面、外輪軌道溝14及び転動体15に囲まれる空間20aは、図3の従来の空間20に比べ小さくなる。
グリースはシール13を組付ける前に外輪12側のカウンタボア17側から軌道溝14に封入する。
従って、前記空間20aに封入されるグリースは少なくなり、回転初期に転動体15が空間20aに封入されたグリースを掻き分ける力が小さくなるので、軸受の初期トルクと初期発熱を抑制することができる。
10、10a アンギュラ玉軸受
11 内輪
12 外輪
13 シール
14 外輪軌道溝
15 転動体
16、16a、16b 保持器
16d 柱部
17 カウンタボア
18 内輪軌道溝
19 カウンタボア
20、20a 空間
21 鍔部
22 突起部
23 ポケット


Claims (2)

  1. 内輪と外輪との間に介在する複数の玉が保持器により保持されたアンギュラ玉軸受において、前記外輪の内径部に外輪軌道溝を設け、この外輪軌道溝につながるカウンタボアを前記アンギュラ玉軸受の軸方向一方に形成し、前記保持器の柱部の外径側に突起部を設けたことを特徴とするアンギュラ玉軸受。
  2. 前記外輪軌道溝には、前記カウンタボアからグリースが封入され、内輪回転で使用される請求項1のアンギュラ玉軸受。


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