JP2016159655A - Cover body of air bag device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、収納されたエアバッグに対向するカバー本体の対向部を複数の表皮体により覆うエアバッグ装置のカバー体に関する。 The present invention relates to a cover body of an airbag device that covers a facing portion of a cover body facing a stored airbag with a plurality of skin bodies.
従来、例えば自動車のインストルメントパネル部やステアリングホイールなどの被設置部に配置されるエアバッグ装置が知られている。このエアバッグ装置は、箱状をなすケース体を備え、このケース体の内側に、折り畳まれたエアバッグと、このエアバッグを膨張させるガスを噴射するインフレータとを収納しているとともに、ケース体の上側の開口部がカバー体により覆われている。そして、このカバー体には、エアバッグに対向する対向部である蓋部に平面略H字状や平面略C字状などの破断可能な引き裂き目であるテアラインが形成され、このテアラインに囲まれた部分が扉予定部として区画形成されている。そして、自動車の衝突時などには、インフレータから膨張ガスが吹き込まれたエアバッグが、このエアバッグの膨出側を覆う扉予定部を押し上げ、その膨張の圧力によりテアラインを破断して蓋部からドアフラップすなわち扉部が開くように構成されている。 2. Description of the Related Art Conventionally, for example, an airbag device is known that is disposed on a portion to be installed such as an instrument panel portion or a steering wheel of an automobile. The airbag device includes a box-shaped case body, and a folded airbag and an inflator for injecting a gas for inflating the airbag are housed inside the case body. The upper opening is covered with a cover body. In the cover body, a tear line such as a substantially H-shaped flat surface or a substantially C-shaped flat surface is formed in a lid portion that is a facing portion facing the airbag, and is surrounded by the tear line. The section is formed as a planned door portion. In the event of a car collision, etc., the airbag into which inflation gas is blown from the inflator pushes up the planned door portion covering the inflation side of the airbag, breaks the tear line by the inflation pressure, The door flap, that is, the door portion is configured to open.
このようなエアバッグ装置において、近年、美観の向上などを目的として皮革などの表皮体により蓋部の表面を覆った構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。 In such an airbag device, in recent years, a configuration in which the surface of the lid is covered with a skin body such as leather for the purpose of improving aesthetics is known (for example, see Patent Document 1).
しかしながら、上述のような構成の場合、特に見栄えを向上するために複数の表皮体に分割して蓋部を覆うようにしたときに、表皮体同士が接合されている部分でテアラインからの扉部の開裂を妨げないようにすることが必要となり、表皮体同士を接合する位置などが限定され、デザインに制限が生じる。 However, in the case of the configuration as described above, the door portion from the tear line is the portion where the epidermis bodies are joined when divided into a plurality of epidermis bodies to cover the lid portion in order to improve the appearance. It is necessary not to prevent the cleavage of the skin, the position where the epidermis is joined to each other is limited, and the design is limited.
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、デザインの制限が少なく、かつ、テアラインから対向部を確実に破断させることができるエアバッグ装置のカバー体を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above points, and an object of the present invention is to provide a cover body of an airbag device that has few design restrictions and can reliably break the opposing portion from the tear line.
請求項1記載のエアバッグ装置のカバー体は、収納されたエアバッグを覆う対向部、及び、この対向部に設けられ、この対向部を区画し、前記エアバッグの膨張展開時に開裂して扉部を形成するテアラインを備えたカバー本体と、このカバー本体の対向部の一部を前記テアラインの一部と交差して覆う一の表皮体と、前記カバー本体の対向部の他部を覆うとともに、前記テアラインの一部と交差する位置で前記一の表皮体と接合された他の表皮体とを具備し、前記一及び他の表皮体の少なくともいずれかは、少なくとも前記テアラインの一部と交差する位置に弱部を備えているものである。
The cover body of the airbag device according to
請求項2記載のエアバッグ装置のカバー体は、請求項1記載のエアバッグ装置のカバー体において、他の表皮体は、テアラインの一部と交差する位置で一の表皮体に重ねられてこの一の表皮体と接合され、前記一及び他の表皮体が互いに重ねられた部分でこれら一及び他の表皮体を貫通する複数の弱部である孔部、及び、少なくとも前記他の表皮体の位置で前記孔部間に亘って前記テアラインの一部と交差する方向に通された縫い糸を備えた縫い部を具備したものである。
The cover body of the airbag device according to claim 2 is the cover body of the airbag device according to
請求項3記載のエアバッグ装置のカバー体は、請求項2記載のエアバッグ装置のカバー体において、他の表皮体は、一の表皮体に対して重ねられた部分が背面側に巻き込まれた巻き込み部であり、縫い部は、孔部が前記巻き込み部及び前記一の表皮体を貫通して設けられ、縫い糸が前記一の表皮体と前記巻き込み部とを厚み方向に互いに縫い付けるように前記孔部間に亘って通されているものである。 The cover body of the airbag device according to claim 3 is the cover body of the airbag device according to claim 2, and the other skin body is wound on the back side of the portion overlapped with the one skin body. The sewed portion is a entangled portion, and the sewed portion is provided so that the hole portion penetrates the entangled portion and the one skin body, and the sewing thread sews the one skin body and the entangled portion together in the thickness direction. It is passed over between the holes.
請求項4記載のエアバッグ装置のカバー体は、請求項1ないし3いずれか一記載のエアバッグ装置のカバー体において、弱部は、一及び他の表皮体のテアラインの一部と交差する位置に設けられたスリットを備えたものである。
The cover body of the airbag device according to claim 4 is the cover body of the airbag device according to any one of
請求項1記載のエアバッグ装置のカバー体によれば、対向部を覆う一及び他の表皮体を互いに接合した部分で少なくともテアラインの一部と交差する位置に弱部を設けることで、この弱部によって、一及び他の表皮体を接合した部分のテアラインと交差する位置での分断を容易とするので、一及び他の表皮体とテアラインとの位置関係に起因するデザインの制限が少なく、かつ、テアラインから対向部を確実に破断させることができる。 According to the cover body of the airbag device of the first aspect, the weak portion is provided at a position where at least a part of the tear line intersects at a portion where the one and other epidermis bodies covering the facing portion are joined to each other. Since it is easy to divide at the position intersecting the tear line of the part where one and other epidermis bodies are joined by the part, there are few design restrictions due to the positional relationship between the one and other epidermis and the tear line, and The opposing portion can be reliably broken from the tear line.
請求項2記載のエアバッグ装置のカバー体によれば、請求項1記載のエアバッグ装置のカバー体の効果に加え、一及び他の表皮体を互いに重ねて接合した部分でこれら一及び他の表皮体を貫通して設けた複数の弱部である孔部に対して、少なくとも他の表皮体の位置でこれら孔部間に亘ってテアラインの一部と交差する方向に縫い糸を通して縫い部を形成することで、この縫い部の縫い糸によってデザイン性を向上しつつ、この縫い部の孔部によって、テアラインから対向部を確実に破断させることができる。
According to the cover body of the airbag device according to claim 2, in addition to the effect of the cover body of the airbag device according to
請求項3記載のエアバッグ装置のカバー体によれば、請求項2記載のエアバッグ装置のカバー体の効果に加え、他の表皮体の一の表皮体に対して重ねられる位置を背面側に巻き込まれた巻き込み部とし、縫い部の孔部を巻き込み部及び一の表皮体を貫通して設けるとともに、縫い糸を一の表皮体と巻き込み部とを厚み方向に互いに縫い付けるように孔部間に亘って通すことで、一及び他の表皮体を互いに重ねて接合した部分で縫い部によって一体化でき、一及び他の表皮体を重ねて接合した部分のテアラインと交差する位置での分断がより容易となり、テアラインから対向部をより確実に破断させることができる。 According to the cover body of the airbag device according to claim 3, in addition to the effect of the cover body of the airbag device according to claim 2, the position where the other skin body is overlapped with one skin body is arranged on the back side. As a entangled part, a hole in the stitched part is provided through the entangled part and one skin body, and a sewing thread is sewn between the hole part so that the one skin body and the entangled part are sewn together in the thickness direction. By passing it over, it can be integrated by the stitched part at the part where one and other epidermis bodies are overlapped and joined to each other, and the division at the position intersecting the tear line of the part where one and other epidermis bodies are overlapped and joined is more It becomes easy and the opposing part can be more reliably broken from the tear line.
請求項4記載のエアバッグ装置のカバー体によれば、請求項1ないし3いずれか一記載のエアバッグ装置のカバー体の効果に加え、弱部として一及び他の表皮体のテアラインの一部と交差する位置にスリットを備えることで、簡単な加工のみでテアラインから対向部を確実に破断させることができる。
According to the cover body of the airbag device according to claim 4, in addition to the effect of the cover body of the airbag device according to any one of
以下、本発明のエアバッグ装置のカバー体の第1の実施の形態を図面を参照して説明する。 Hereinafter, a first embodiment of a cover body of an airbag device of the present invention will be described with reference to the drawings.
図3において、10は車両である自動車のハンドルとしてのステアリングホイールで、このステアリングホイール10は、ステアリングホイール本体11と、このステアリングホイール本体11の乗員側に装着されるエアバッグ装置12とを備えている。なお、ステアリングホイール10は、通常傾斜した状態で車両に備えられるステアリングシャフトに装着されるものであるが、以下、車両の直進状態を基準とし、ステアリングシャフト側を背面側、乗員側を正面側とし、フロントガラスに向かう方向(矢印A方向)を上側として説明する。
In FIG. 3,
そして、ステアリングホイール本体11は、円環状をなす把持部であるグリップ部であるリム部14と、このリム部14の内側に位置するボス部15と、これらリム部14とボス部15とを連結する複数の、本実施の形態では3本のスポーク部16とから構成されている。そして、本実施の形態では、スポーク部16は、直進状態で、ボス部15の上部両側と下部とに配置されている。
The steering wheel
また、図示しないが、ボス部15の背面部には、ステアリングシャフトに嵌着される略円筒状のボスが設けられているとともに、このボスに芯体を構成するボスプレートがマグネシウム合金などをダイカストで鋳ぐるむなどして一体的に固着されている。そして、このボスプレートから、スポーク部16の芯金が一体に延設され、あるいは溶接などして固着されている。さらに、このスポーク部16の芯金に、リム部14の芯金が溶接などして固着されている。また、これらリム部14の芯金の外周部と、スポーク部16の芯金のリム部14側の部分の外周部とには、表皮部が形成され、さらに、この表皮部の外周の全部あるいは一部が、天然あるいは人工の皮革などの表皮により覆われている。
Although not shown, a substantially cylindrical boss that is fitted to the steering shaft is provided on the back surface of the
一方、エアバッグ装置12は、エアバッグモジュールとも呼ばれ、ステアリングホイール本体11のボス部15の正面側を覆うように配置されるもので、金属板などからなる被取付部材としてのベースプレート、袋状のエアバッグ18(図2)、ガスを噴射するインフレータなどを備えるとともに、図1ないし図3に示す樹脂製のカバー体20を備えている。そして、ベースプレートは、ホーンプレートあるいはブラケット部などを介してステアリングホイール本体11に取り付けられ、このベースプレートに、エアバッグ18、インフレータ、及びカバー体20が取り付けられ、小さく折り畳まれたエアバッグ18がカバー体20により覆われている。
On the other hand, the airbag device 12 is also referred to as an airbag module, and is arranged so as to cover the front side of the
そして、カバー体20は、ケース体、パッド、あるいはモジュールカバーなどとも呼ばれるもので、例えば合成樹脂などの部材により一体に形成されたカバー本体21と、このカバー本体21を一体に覆う一及び他の表皮体22,23とを備えている。
The
カバー本体21は、ボス部15及びスポーク部16の一部を覆う対向部としての表板部25と、この表板部25の背面(裏面)から正面視略角筒状などの筒状に突設された周壁である周板部26とを備えている。そして、カバー体20の表板部25と周板部26とに囲まれた部分が、折り畳んだエアバッグ18を収納するエアバッグ収納部となり、このエアバッグ収納部の正面側に臨む部分に装飾部材としてのエンブレム27が備えられている。また、表板部25には、エアバッグ収納部から上方(12時方向)に亘りテアライン28が形成されている。
The
表板部25は、意匠上種々の構成を採り得るものであるが、本実施の形態では、表板部25は、ほぼボス部15の形状に沿って、正面視で周板部26よりも若干大きく形成された対向部本体としての正面板部31と、この正面板部31の上端部に連続しこの正面板部31の上端部から背面側(反乗員側)に向かって延びる延出部としての延出板部32とを一体に備えている。
The
正面板部31は、エアバッグ収納部に対向する領域が、相対的に窪んだ段差部33となっており、この段差部33の周縁部がこの段差部33に対して相対的に正面側に突出する突出部34となっている(図1(b))。すなわち、突出部34は、段差部33の周囲を囲む環状(円環状)に形成されている。そして、主として段差部33が一の表皮体22により覆われ、突出部34及び延出板部32が他の表皮体23により覆われている。
The
また、エンブレム27は、オーナメントなどとも呼ばれるもので、硬質または軟質の合成樹脂により任意の形状に成形され適宜塗装やメッキなどの処理が施されており、表板部25の正面板部31に一体的に固定されている。なお、このエンブレム27は必須の構成ではない。
The
テアライン28(図1(a))は、テア、テア溝、破断予定部、開裂予定溝、扉予定線部あるいは破断部などとも呼び得る薄肉部で、表板部25の正面板部31の背面(裏面)側を溝状に凹設し、表板部25の他の部分より脆弱で、破断可能及び変形容易な弱部として形成されている。そして、表板部25において、このテアライン28により外縁部が区画された部分が例えば複数の、本実施の形態では3つの扉予定部35となっているとともに、このテアライン28の外方、すなわち扉予定部35の周辺が非展開部である外郭部36となっている。また、このテアライン28は、設定したい扉予定部35の形状及び枚数に応じて任意に設定できるが、例えば本実施の形態では、正面板部31の外周部から延出板部32に亘って両側部に形成された両側の側部テアライン部41,41と、エンブレム27の下部に沿って側部テアライン部41,41間に連続する連結テアライン部42と、この連結テアライン部42の左右方向の略中央部であるエンブレム27の下方の位置から下方へと直線状に延出する延出テアライン部43とを備えている。
The tear line 28 (FIG. 1A) is a thin portion that can be called a tear, a tear groove, a planned fracture portion, a planned cleavage channel, a planned door line portion, or a fracture portion, and the rear surface of the
側部テアライン部41は、主テアライン部とも呼び得るもので、表板部25の正面板部31の位置で両側外方に膨出する略円弧状に形成された主部としての円弧状部41aと、この円弧状部41aの一方の端末部である上端部から延出板部32に亘って上方へと直線状に延出する延出部41bとを有している。また、円弧状部41aの延出部41bと反対側すなわち他方の端末部である下端部は、例えば開裂の進行を抑制するために折り返すように湾曲されていてもよい。
The side
延出部41bは、正面板部31の上部から延出板部32に亘って延び、端末部がこの延出板部32の前後方向の略中央近傍に位置している。
The extending
連結テアライン部42は、扉予定部35を上下に区画する区画テアライン部とも呼び得るもので、側部テアライン部41の円弧状部41aから両側方向の中央部に向かって直線状に延びる直線部42a,42aと、これら直線部42a,42a間を連結しエンブレム27を下方に湾曲して迂回する迂回部42bとを有している。
The connecting
延出テアライン部43は、扉予定部35を左右に分割する分割テアライン部とも呼び得るもので、連結テアライン部42の迂回部42bから下方に向けて直線状に延出している。この延出テアライン部43は、例えば側部テアライン部41の下端部よりも下方まで延出して表板部25の正面板部31の下端部近傍まで延びている。
The extended
また、各扉予定部35は、通常時に折り畳んで収納されたエアバッグ18の膨出側を覆い、エアバッグ18の膨出時にはテアライン28から破断されて表板部25に扉部45(図2)を構成する部分である。各扉予定部35(扉部45)は、エアバッグ18を所望の展開特性で展開させることができれば任意の形状とすることができるが、本実施の形態では、それぞれテアライン28により区画されて表板部25の上部に1つ、下部の左右両側に1つずつ、それぞれ形成されている。
Each scheduled
そして、側部テアライン部41,41(延出部41b,41b)の上端部間、及び、側部テアライン部41,41(円弧状部41a,41a)の下端部と延出テアライン部43との間が、それぞれ扉部45が正面側に展開する際の回動軸となるヒンジ部47,48,49となっている。すなわち、表板部25の外周部のテアライン28が形成されていない部分が、展開した扉部45を、非展開部である周板部26及び外郭部36に連接するようになっている。
And between the upper end portions of the side
一及び他の表皮体22,23は、表板部25の表面側を覆って外観や触感を向上するもので、天然皮革、人工皮革、あるいは軟質の樹脂などによりシート状に形成されている。なお、これら一及び他の表皮体22,23は、同じ材質のものでもよいし、互いに異なる材質のものでもよい。
The one and
一の表皮体22は、表板部25の主意匠を構成するもので、略円形状に形成されている。すなわち、一の表皮体22は、表板部25において、正面板部31の略中央部に位置する段差部33の表面を面状に覆っている。このため、一の表皮体22は、テアライン28のうち、側部テアライン部41,41の円弧状部41a,41a、連結テアライン部42及び延出テアライン部43をそれぞれ覆っているとともに、上端部の位置が側部テアライン部41,41の延出部41b,41bとそれぞれ交差している。また、一の表皮体22の外縁部は、他の表皮体23に対して重ねられて接合される一の接合部52となっている。この一の接合部52は、段差部33の外縁部に位置し、突出部34の側面に対向して位置している(図1(b))。さらに、一の表皮体22には、図示しないが、例えばテアライン28(側部テアライン部41,41の円弧状部41a,41a、連結テアライン部42及び延出テアライン部43)と対向する位置に、破断容易な一の破断弱部が形成されている。
One
また、他の表皮体23は、一の表皮体22の周囲を囲むもので、略円環状に形成され、一の表皮体22を露出させる露出開口部54が中央部に開口されている。すなわち、他の表皮体23は、表板部25において、正面板部31の周縁部に位置する突出部34及び延出板部32に亘る部分の表面を覆っている。このため、他の表皮体23は、テアライン28のうち、側部テアライン部41,41の円弧状部41a,41a、連結テアライン部42、及び延出テアライン部43の外方に位置しているとともに、側部テアライン部41,41の延出部41b,41bと交差している。さらに、他の表皮体23は、露出開口部54の内縁部が一の表皮体22の一の接合部52に重ねられて接合される他の接合部55となっている。他の接合部55は、他の表皮体23の背面側(裏面側)に折り返されて巻き込まれた巻き込み部であり、突出部34から段差部33側に突出した位置で一の接合部52の表面に直接重ねられる背面側の巻き込み片部55aと、この巻き込み片部55aの表面側に位置する意匠側片部55bとを備えた二重構造となっている(図1(b))。そして、他の接合部55は、巻き込み片部55aが一の表皮体22の一の接合部52に対して一体的に接合縫製部57により縫製されて接合され、この巻き込み片部55aと意匠側片部55bとが一の表皮体22の一の接合部52に対して一体的に縫い部である縫製部58により縫製されて接合されている。さらに、他の表皮体23には、図示しないが、例えばテアライン28(側部テアライン部41,41の延出部41b,41b)と対向する位置に、破断容易な他の破断弱部が形成されている。
The
接合縫製部57及び縫製部58は、それぞれ他の表皮体23の露出開口部54(他の接合部55)に沿って、すなわち一の表皮体22の一の接合部52、換言すれば一の表皮体22と他の表皮体23との互いに重ねられる縁部に沿って環状(円環状)に形成されている。そして、これら接合縫製部57及び縫製部58は、テアライン28のうち、側部テアライン部41,41の円弧状部41a,41a、連結テアライン部42及び延出テアライン部43の外方を囲んで位置しているとともに、側部テアライン部41,41の延出部41b,41bとそれぞれ交差している。
The
接合縫製部57は、巻き込み片部55aの基端側、すなわち意匠側片部55bと連続する側の位置、換言すれば縫製部58に対して露出開口部54側(内方)に離間された位置に設けられている。この接合縫製部57は、一及び他の表皮体22,23(一の接合部52及び巻き込み片部55a)を厚み方向に貫通する複数の孔部57aと、1つおきに隣接する孔部57a,57a間に連続して通された縫い糸57bとにより構成されている。
The
孔部57aは、一の表皮体22の外縁部(一の接合部52)、すなわち露出開口部54の周方向に互いに略等間隔に離間されて、図示しない縫製装置の縫い針によってミシン目状に形成された針孔である。これら孔部57aは、他の表皮体23の巻き込み片部55a及び一の表皮体22の一の接合部52を貫通して、換言すれば一及び他の表皮体22,23を1枚分ずつ貫通して形成されている。
The
縫い糸57bは、一の接合部52と他の接合部55の巻き込み片部55aとに亘って孔部57aに通されてこれら一の接合部52と他の接合部55の巻き込み片部55aとを厚み方向に一体的に縫い付けるものである。したがって、この縫い糸57b(接合縫製部57)は、他の表皮体23の他の接合部55の意匠側片部55bにより覆われ、他の表皮体23(他の接合部55の意匠側片部55b)の背面側に隠れて乗員側から見えないようになっている。
The
また、縫製部58は、(第1の)飾り縫い部、あるいはステッチ部などとも呼び得るもので、巻き込み片部55aの先端側(自由端側)の位置、換言すれば接合縫製部57に対して露出開口部54と反対側(外方)に離間された位置に設けられている。この縫製部58は、一及び他の表皮体22,23(一及び他の接合部52,55)を厚み方向に貫通する弱部である複数の孔部58aと、これら孔部58a間に連続して通された縫い糸58bとにより構成されている。
The
孔部58aは、一の表皮体22の外縁部(一の接合部52)、すなわち露出開口部54の周方向に互いに略等間隔に離間されて、図示しない縫製装置の縫い針によってミシン目状に形成された針孔である。これら孔部58aは、他の表皮体23の他の接合部55(巻き込み片部55a及び意匠側片部55b)及び一の表皮体22の一の接合部52を貫通して、換言すれば一及の表皮体22を1枚分、他の表皮体23を2枚分貫通して形成されている。
The
縫い糸58bは、一の接合部52と他の接合部55(巻き込み片部55a及び意匠側片部55b)とに亘って孔部58aに通されてこれら一の接合部52と他の接合部55(巻き込み片部55a及び意匠側片部55b)を厚み方向に一体的に縫い付けるものである。したがって、この縫い糸58b(縫製部58)は、他の表皮体23の表面側に露出して意匠性を高めるようになっている。
The
そして、カバー体20の製造の際には、表板部25及び周板部26を備えるカバー本体21を予め合成樹脂により射出成形する。このとき、一及び他の表皮体22,23は、カバー本体21に対して一体的にインサート成形してもよいし、別途成形したカバー本体21に後工程で貼り付けてもよい。そして、一及び他の表皮体22,23により表板部25を覆ったカバー体20に対して、別途成形したエンブレム27を取り付ける。
When the
このカバー体20を備えたエアバッグ装置12をステアリングホイール10に備えた自動車が衝突などすると、制御装置がインフレータを作動させ、エアバッグ18にガスを供給する。すると、エアバッグ18が急速に膨張展開し、この膨張展開する圧力が各扉予定部35を押し上げ、テアライン28にエアバッグ18の膨張圧力が作用して、このテアライン28に沿ってカバー体20の表板部25が一及び他の表皮体22,23と一体的に破断し、扉部45を形成する。ここで、側部テアライン部41,41では、エアバッグ18の膨張圧力が直接作用する、連結テアライン部42と連続する位置付近である円弧状部41a,41aから上下両端部側へと破断していく。このとき、側部テアライン部41,41の延出部41b,41bは、円弧状部41a,41a側である下側から上側へと徐々に破断し、一及び他の表皮体22,23が互いに重ねられて接合された部分である一及び他の接合部52,55と交差する位置では、縫製部58の孔部58aによって脆弱となっているとともに一及び他の表皮体22,23が一体化されていることで応力が集中し、一及び他の表皮体22,23が分断される。そして、形成された扉部45は、ヒンジ部47,48,49を軸として回動してエアバッグ18を膨出させる開口である突出口61を形成し(図2)、この突出口61からエアバッグ18が乗員の前方に展開し、乗員を保護する。
When an automobile equipped with the
すなわち、本実施の形態によれば、表板部25を覆う一及び他の表皮体22,23を互いに重ねて接合した部分でこれら一及び他の表皮体22,23を貫通して設けた複数の孔部58aに対して、少なくとも他の表皮体23の位置、本実施の形態では一及び他の表皮体22,23(一及び他の接合部52,55)に亘りこれら孔部58a間にテアライン28の一部と交差する方向に縫い糸58bを通して縫製部58を形成することで、この縫製部58の縫い糸58bによってデザイン性を向上しつつ、この縫製部58の孔部58aによって、一及び他の表皮体22,23を重ねて接合した部分(一及び他の接合部52,55)にいわばミシン目状の脆弱部を構成することとなる。そこで、一及び他の表皮体22,23を重ねて接合した部分(一及び他の接合部52,55)のテアライン28と交差する位置での分断が容易となるので、一及び他の表皮体22,23とテアライン28との位置関係に起因するデザインの制限が少なく、換言すればテアライン28の位置による一及び他の表皮体22,23の配置や材質などの制限が少なく、かつ、テアライン28から表板部25を確実に破断させることができる。つまり、テアライン28からの表板部25の破断の阻害についてあまり考慮することなく一及び他の表皮体22,23を比較的自由に配置できる。この結果、デザイン性が良好で、かつ、設計狙い通りテアライン28が開裂するカバー体20の仕様を安価に提供できる。
That is, according to the present embodiment, a plurality of one and
また、他の表皮体23の一の表皮体22に対して重ねられる位置を背面側に巻き込まれた他の接合部55とし、縫製部58の弱部である孔部58aを他の接合部55及び一の表皮体22(一の接合部52)を貫通して設けるとともに、縫い糸58bを一の表皮体22と他の接合部55とを厚み方向に互いに縫い付けるように孔部58a間に亘って通すことで、一及び他の表皮体22,23を互いに重ねて接合した部分である一及び他の接合部52,55にて縫製部58によって一体化でき、エアバッグ18の展開時の応力を縫製部58に対してより確実に集中させることが可能となる。したがって、一及び他の接合部52,55のテアライン28(側部テアライン部41,41の延出部41b,41b)と交差する位置での分断がより容易となり、テアライン28から表板部25をより確実に破断させることができる。
Further, a position where the
なお、上記の第1の実施の形態において、図4に示す第2の実施の形態のように、一の表皮体22にて一の接合部52よりも内方に離間する位置に、別途の(第2の)飾り縫い部65を設けてもよい。この場合には、カバー体20のデザイン性をより高めることができるとともに、一の表皮体22をテアライン28と交差する位置でより破断しやすくできる。
In the above first embodiment, as in the second embodiment shown in FIG. 4, a separate surface is provided at a position that is separated inward from one
また、縫製部58は、孔部58aが一及び他の接合部52,55を貫通していれば、縫い糸58bは、少なくとも他の接合部55の意匠側片部55bに位置しているだけでもよく、巻き込み片部55a及び一の接合部52(一の表皮体22)を接合していなくてもよい。
In addition, if the
さらに、縫製部58は、例えば接合縫製部57に代えて、一及び他の接合部52,55の巻き込み片部55aの基端側、すなわち意匠側片部55bと連続する側の位置に設けてもよい。
Further, the
次に、第3の実施の形態を図5を参照して説明する。なお、上記の各実施の形態と同様の構成及び作用については、同一符号を付して説明を省略する。 Next, a third embodiment will be described with reference to FIG. In addition, about the structure and effect | action similar to said each embodiment, the same code | symbol is attached | subjected and description is abbreviate | omitted.
この第3の実施の形態は、上記の各実施の形態の一及び他の表皮体22,23に、縫製部58に代えて弱部としてのスリットである一及び他のスリット67,68を設けるものである。
In the third embodiment, one and other slits 67 and 68 which are slits as weak portions are provided in one and
一のスリット67は、一の表皮体22の一の接合部52の縁部、すなわち他の表皮体23の他の接合部55(巻き込み片部55a)に重ねられて接合される部分、換言すれば意匠側片部55bの背面側に位置する部分に設けられている。一のスリット67は、例えば一の表皮体22の一の接合部52の縁部側へと徐々に幅広に拡開する三角形状に切り込み形成されている。
One slit 67 is an edge portion of one
他のスリット68は、他の表皮体23の他の接合部55の縁部、すなわち他の接合部55の巻き込み片部55aにて、一のスリット67と対向する位置(一のスリット67と連通する位置)に設けられている。他のスリット68は、例えば他の表皮体23の他の接合部55の縁部側へと徐々に幅広に拡開する三角形状に切り込み形成されている。
The other slit 68 is located at the edge of the other joint 55 of the
そして、これら一及び他のスリット67,68は、テアライン28の側部テアライン部41と対向する(テアライン28の側部テアライン部41,41上に重ねられる)位置に設けられている。したがって、これら一及び他のスリット67,68は、テアライン28の側部テアライン部41,41に沿って開口するように形成されている。
These one and other slits 67 and 68 are provided at positions facing the side
また、本実施の形態では、これら一及び他のスリット67,68に対向するカバー本体21(表板部25)に、開口部69が設けられている。この開口部69は、一及び他の表皮体22,23をカバー本体21に貼り付けるときに一及び他のスリット67,68の位置をカバー体20(カバー本体21)の背面側から目視確認するためのものであり、テアライン28の側部テアライン部41,41に沿って長手状に開口されている。この開口部69は、段差部33と突出部34との少なくともいずれかに開口していればよいが、本実施の形態では、段差部33と突出部34とに亘って開口されている。なお、この開口部69は、必須の構成ではない。
In the present embodiment, an
そして、本実施の形態では、一及び他の表皮体22,23は、予め成形されたカバー本体21に対して後工程で貼り付けられる。このとき、一及び他の表皮体22,23は、カバー本体21に開口された開口部69により位置合わせをしつつカバー本体21の表板部25を覆う。
In the present embodiment, one and the
このため、一及び他の表皮体22,23を互いに接合した一及び他の接合部52,55で少なくともテアライン28の一部(側部テアライン部41,41)と交差する位置に弱部である一及び他のスリット67,68を設けることで、この一及び他のスリット67,68によって、一及び他の表皮体22,23を接合した一及び他の接合部52,55のテアライン28(側部テアライン部41,41)と交差する位置での分断を容易とするので、一及び他の表皮体22,23とテアライン28との位置関係に起因するデザインの制限が少なく、かつ、テアライン28から表板部25を確実に破断させることができる。
For this reason, it is a weak part in the position which cross | intersects at least a part of the tear line 28 (side part
また、弱部として一及び他の表皮体22,23のテアライン28の一部(側部テアライン部41,41)と交差する位置に一及び他のスリット67,68を備えることで、一及び他の表皮体22,23に対する簡単な加工のみでテアライン28から表板部25を確実に破断させることができる。
Further, by providing one and other slits 67 and 68 at positions intersecting with a part of the tear line 28 (side
しかも、カバー本体21には、一及び他のスリット67,68の位置を確認するための開口部69を設けているので、この開口部69によって、一及び他の表皮体22,23をカバー本体21に対して容易に所望の位置に精度よく貼り付けできるとともに、一及び他の表皮体22,23の貼り付け作業完了後でも、カバー本体21の背面側から一及び他のスリット67,68がテアライン28(側部テアライン部41,41)上に位置しているかどうかを確認できる。しかも、この開口部69はテアライン28の一部である側部テアライン部41に沿って設けられているので、テアライン28(側部テアライン部41)をより容易かつ確実に開裂させることが可能になるとともに、この開口部69に位置する一及び他のスリット67,68に展開の応力をより集中させてこれら一及び他のスリット67,68の位置で一及び他の表皮体22,23をより確実に破断させることができる。
Moreover, since the
なお、上記の第3の実施の形態において、一及び他の表皮体22,23の一及び他の接合部52,55は、互いに重ねることなく、カバー体20側にそれぞれ折り曲げて隣接させて接合するようにすることもできる。この場合、カバー本体21には、段差部33及び突出部34に代えて、一及び他の接合部52,55を収納する収納溝部がテアライン28の一部(側部テアライン部41)を横断して設けられることになる。そのため、開口部69は、この収納溝部に設けることができる。
In the third embodiment described above, one and the other
また、上記の第3の実施の形態の一及び他のスリット67,68と、上記の第1及び第2の実施の形態の縫製部58とを組み合わせてもよい。このとき、縫製部58は、例えば接合縫製部57に代えて、一及び他の接合部52,55の巻き込み片部55aの基端側、すなわち意匠側片部55bと連続する側の位置、換言すれば一及び他のスリット67,68に対して露出開口部54側(内方)に離間された位置に設けることもできる。
Further, one and other slits 67 and 68 of the third embodiment may be combined with the
また、上記の各実施の形態において、テアライン28の形状は任意に設定できる。例えば、図6に示す第4の実施の形態のように、表板部25が略四角形状の場合、例えば直線状などの側部テアライン部41,41と、これら側部テアライン部41,41間を連結する連結テアライン部42とのみなどで構成してもよい。この場合にも、テアライン28(側部テアライン部41,41)に対して交差する位置にて一の接合部52と他の接合部55とに例えば縫製部58を設けることで、上記の第1及び第2の実施の形態と同様の作用効果を奏することができ、図示しないが、この縫製部58に代えて、または、この縫製部58に加えて一及び他のスリット67,68を設けることで、上記の第3の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
Further, in each of the above embodiments, the shape of the
さらに、上記の各実施の形態では、一の表皮体22の外周を囲んで他の表皮体23を配置する構成としたが、他の表皮体23の外周を囲んで一の表皮体22を設けてもよい。
Furthermore, in each of the above-described embodiments, the
そして、表皮体は2つに限らず、3つ以上用いることもできる。 And not only two epidermis bodies but three or more can also be used.
さらに、カバー体20は、運転席用のエアバッグ装置だけでなく、例えばインストルメントパネル部に設置されて助手席の乗員の前方にエアバッグを展開する助手席用のエアバッグ装置、あるいは助手席の乗員に対向する縦壁面部と乗員の下肢部との間にエアバッグを展開するニーエアバッグ装置などにも適用できる。
Furthermore, the
本発明は、例えば運転席用のエアバッグ装置のカバー体として好適に用いることができる。 The present invention can be suitably used as a cover body of an airbag device for a driver's seat, for example.
12 エアバッグ装置
18 エアバッグ
20 カバー体
21 カバー本体
22 一の表皮体
23 他の表皮体
25 対向部としての表板部
28 テアライン
45 扉部
55 巻き込み部である他の接合部
58 縫い部である接合部
58a 弱部である孔部
58b 縫い糸
67 弱部としてのスリットである一のスリット
68 弱部としてのスリットである他のスリット
12 Airbag device
18 airbag
20 Cover body
21 Cover body
22 One epidermis
23 Other epidermis
25 Front plate as opposed part
28 Tearline
45 Door
55 Other joints that are involved
58 Joints that are stitched
58a Weak hole
58b Sewing thread
67 One slit that is a slit as a weak part
68 Other slits as slits as weak parts
Claims (4)
このカバー本体の対向部の一部を前記テアラインの一部と交差して覆う一の表皮体と、
前記カバー本体の対向部の他部を覆うとともに、前記テアラインの一部と交差する位置で前記一の表皮体と接合された他の表皮体とを具備し、
前記一及び他の表皮体の少なくともいずれかは、少なくとも前記テアラインの一部と交差する位置に弱部を備えている
ことを特徴とするエアバッグ装置のカバー体。 A cover body provided with a tear line that covers a stored airbag and is provided in the facing section, divides the facing section, and is cleaved when the airbag is inflated and deployed to form a door portion;
One epidermis that covers a part of the facing portion of the cover body so as to intersect with a part of the tear line,
Covering the other part of the opposing part of the cover body, and comprising another epidermis joined to the one epidermis at a position intersecting with a part of the tear line,
At least one of the one and other epidermis bodies includes a weak portion at a position that intersects at least a part of the tear line. A cover body for an airbag device.
前記一及び他の表皮体が互いに重ねられた部分でこれら一及び他の表皮体を貫通する複数の弱部である孔部、及び、少なくとも前記他の表皮体の位置で前記孔部間に亘って前記テアラインの一部と交差する方向に通された縫い糸を備えた縫い部を具備した
ことを特徴とする請求項1記載のエアバッグ装置のカバー体。 The other epidermis is overlapped with one epidermis at a position where it intersects a part of the tear line, and joined with this one epidermis,
A hole which is a plurality of weak parts penetrating the one and other epidermis at a portion where the one and other epidermis are overlapped with each other, and at least a position of the other epidermis across the hole The airbag apparatus cover body according to claim 1, further comprising a sewing portion including a sewing thread passed in a direction intersecting a part of the tear line.
縫い部は、孔部が前記巻き込み部及び前記一の表皮体を貫通して設けられ、縫い糸が前記一の表皮体と前記巻き込み部とを厚み方向に互いに縫い付けるように前記孔部間に亘って通されている
ことを特徴とする請求項2記載のエアバッグ装置のカバー体。 The other epidermis is a entanglement part in which the part overlapped with one epidermis is entangled on the back side,
The stitching portion is provided between the hole portions so that the hole portion is provided so as to penetrate the winding portion and the one skin body, and the sewing thread sews the one skin body and the winding portion together in the thickness direction. The cover body of the airbag apparatus according to claim 2, wherein the cover body is passed through.
ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載のエアバッグ装置のカバー体。 The cover part of the airbag apparatus according to any one of claims 1 to 3, wherein the weak part includes a slit provided at a position intersecting with a part of a tear line of one and other epidermis.
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