JP2016157633A - 電力供給システムおよび照明システム - Google Patents

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Abstract

【課題】照明装置の駆動に適した交流電圧を照明装置に直接供給する電力供給システム及びそれを用いた照明システムを提供する。【解決手段】電力供給システム8において、メインブレーカ12は、商用電源からの第1交流電圧V1が一次側に供給される。変圧器14は、メインブレーカ12の二次側に設けられ、第1交流電圧V1を第1交流電圧V1をよりも低い第2交流電圧V2に変換する。サブブレーカ16は、変圧器14から出力される第2交流電圧V2が一次側に供給される。照明用電源ライン22は、サブブレーカ16の二次側に設けられ、照明装置20に第2交流電圧V2を供給する。第2交流電圧V2は、配線工事に特定の資格を必要とする電圧よりも低い電圧(例えば、36V以下)であってもよい。照明用電源ライン22には、照明装置20a,20bを接続するための接続器具24a,24bが設けられてもよい。【選択図】図1

Description

本発明は、照明装置に電力を供給するための電力供給システム及びそれを含む照明システムに関する。
近年、発光素子にLED(Light Emitting Diode)を用いた照明機器が注目されている。LEDは、従来の白熱灯や蛍光灯と比べて消費電力が少なく長寿命であることから、環境負荷の低い照明機器として普及しつつある。LEDは、直流電源を用いて駆動させることが一般的とされており、大多数のLED照明装置では交流入力を直流に変換するための電源回路が組み込まれる(例えば、特許文献1参照)。
また、LED照明用の電源ラインとして、交流の代わりに直流の電源ラインを用いるLED照明システムが提案されている。このLED照明システムでは、商用電源から供給される交流電力が一括して直流電力に変換され、各LED照明器具には変換後の直流電力が供給される(例えば、特許文献2参照)。
その一方で、交流入力を全波整流して得られる脈流電圧によりLEDを駆動する方法が提案されている。例えば、複数のトランジスタの出力側の一端をそれぞれ、LEDユニットにおける異なるLED段数の接続ポイントに接続することにより、交流入力の電圧に応じて複数のトランジスタが選択的にLEDユニットを駆動するLED駆動回路が知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開2009−134945号公報 特開2013−247097号公報 特開2014−135252号公報
LED素子は、従来の白熱灯や蛍光灯と比べて非常に小さいため、より軽く、より薄く、より小さい照明装置を実現させる可能性を秘めている。しかしながら、LEDを点灯させるための駆動電圧は一般に商用電源電圧と異なるため、LED照明に電圧変換機能を組み込む必要があり、LED照明の軽量化、薄型化、小型化を妨げる要因の一つとなっている。LEDの点灯に適した直流電圧を照明装置に直接供給すれば、LED照明から電圧変換機能を省くことができるかもしれない。しかしながら、直流電圧を供給するために大容量のスイッチング電源等を用いると、電源で発生した不要輻射雑音が電源ラインを通じて広く拡散するおそれが生じる。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、照明装置の駆動に適した交流電圧を照明装置に直接供給する電力供給システム及びそれを用いた照明システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の電力供給システムは、商用電源からの第1交流電圧が一次側に供給されるメインブレーカと、メインブレーカの二次側に設けられ、第1交流電圧を第2交流電圧に変換する変圧器と、変圧器から出力される第2交流電圧が一次側に供給されるサブブレーカと、サブブレーカの二次側に設けられ、照明装置に第2交流電圧を供給するための照明用電源ラインと、を備える。
この態様によれば、商用電源の電圧とは異なる第2交流電圧を生成する変圧器により、照明装置の駆動に適した交流電圧を供給することができる。また、照明用電源ラインの手前にサブブレーカを設けることで、照明装置の配置等を変更するために照明用電源ラインを工事する場合であっても、サブブレーカの二次側において安全に配線工事をすることができる。
本発明の別の態様の電力供給システムは、商用電源からの第1交流電圧が一次側に供給されるメインブレーカと、メインブレーカの二次側に接続されるサブブレーカと、サブブレーカの二次側に設けられ、第1交流電圧を当該第1交流電圧よりも低い第2交流電圧に変換する変圧器と、変圧器の二次側に設けられ、照明装置に第2交流電圧を供給するための照明用電源ラインと、を備える。
この態様においても、商用電源の電圧とは異なる第2交流電圧を生成する変圧器により、照明装置の駆動に適した交流電圧を供給することができる。
第2交流電圧は、配線工事に特定の資格が必要とされる電圧よりも低くてもよい。
電力供給システムは、メインブレーカの二次側から分岐して設けられ、第1交流電圧が一次側に供給される分岐ブレーカと、分岐ブレーカの二次側に設けられ、電気機器に第1交流電圧を供給するための一般用電源ラインと、をさらに備えてもよい。
照明用電源ラインには、当該照明用電源ラインに照明装置を接続するための接続器具が設けられてもよい。接続器具は、一般用電源ラインに電気機器を接続するためのコンセント形状とは異なる形状を有してもよい。
メインブレーカ、変圧器、サブブレーカおよび分岐ブレーカは、一つの分電盤内に設けられてもよい。
照明装置は、直列接続された複数の発光素子を有する発光ユニットと;第2交流電圧を整流し、発光ユニットの一端が接続される第1出力と第2出力との間に脈流電圧を生じさせる整流器と、発光ユニットと第2出力の間に接続され、発光ユニットの異なる発光素子段の接続点のそれぞれに順に定電流を供給し、脈流電圧に応じて複数の発光素子を段階的に駆動する定電流回路と、を有する駆動回路と;を含んでもよい。
電力供給システムは、照明用電源ラインに沿って設けられ、照明装置の動作を制御するための信号が流れる照明用制御ラインをさらに備えてもよい。
本発明のさらに別の態様は、照明システムである。この照明システムは、上述の電力供給システムと、直列接続された複数の発光素子を有する発光ユニットと、照明用電源ラインに接続され、第2交流電圧を入力として発光ユニットを駆動する駆動回路と、を備えてもよい。駆動回路は、第2交流電圧を整流し、発光ユニットの一端が接続される第1出力と第2出力との間に脈流電圧を生じさせる整流器と、発光ユニットと第2出力の間に接続され、発光ユニットの異なる発光素子段の接続点のそれぞれに順に定電流を供給し、脈流電圧に応じて複数の発光素子を段階的に駆動する定電流回路と、を有してもよい。
照明システムは、駆動回路の動作を制御する照明制御装置をさらに備えてもよい。メインブレーカ、変圧器、サブブレーカ、駆動回路及び照明制御装置は、一つの分電盤内に設けられてもよい。
本発明によれば、照明装置の駆動に適した交流電圧を照明装置に直接供給することができる。
実施の形態に係る照明システムの構成を模式的に示す図である。 実施の形態に係る照明装置の構成を示す回路図である。 変形例に係る照明システムの構成を模式的に示す図である。 別の変形例に係る照明システムの構成を模式的に示す図である。 さらに別の変形例に係る照明システムの構成を模式的に示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。なお、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1は、実施の形態に係る照明システム6の構成を模式的に示す図である。照明システム6は、照明装置20a、20b(以下、総称して照明装置20ともいう)と、照明装置20に電力を供給するための電力供給システム8を備える。電力供給システム8は、商用電力系統2からの交流電力を変圧器14にて変圧し、商用電源の交流電圧(例えば、100Vまたは200V)とは異なる交流電圧(例えば、30V)を照明用電源ライン22に供給する。
電力供給システム8は、メインブレーカ12と、変圧器14と、サブブレーカ16と、照明用電源ライン22と、を備える。図1において、商用電力系統2を上流側、照明用電源ライン22を下流側とすると、商用電力系統2、受電装置4、メインブレーカ12、変圧器14、サブブレーカ16および照明用電源ライン22が上流から下流へ向けて順に配置される。なお以下の説明において、上流側を「一次側」、下流側を「二次側」ともいう。
メインブレーカ12は、その一次側が建物1の受電装置4に接続され、商用電力系統2及び受電装置4を介して商用電源からの第1交流電圧Vが供給される。変圧器14は、その一次側がメインブレーカ12の二次側に接続され、商用電源からの第1交流電圧Vを照明装置20の駆動に適した第2交流電圧Vに変換する。
第2交流電圧Vは、変圧器14の二次側の配線工事をする際に電気工事士などの公的な資格を必要とする電圧よりも低い電圧であることが望ましい。例えば、日本国内であれば、36V以下の電圧に相当する。第2交流電圧Vをこのような電圧以下とすることで、二次側の配線工事をする際の安全性を高めることができる。
変圧器14は、日本国内向けであれば、単相100V、単相200Vまたは三相200Vの第1交流電圧Vを単相36V以下の第2交流電圧Vに変換するように構成される。具体的な第2交流電圧Vとして、例えば、単相30V、単相24Vなどが選択される。また日本国外向けであれば、単相110V/115V/120Vや、単相220V/230V/240V、三相220V/230V/240V/380V/400Vなどの各国にて商用電源として供給される第1交流電圧Vを所望の第2交流電圧Vに変換するように変圧器14が構成される。変圧器14の具体的構成は特に限定されず、下流側の照明用電源ライン22にて必要とする電圧および電力量に応じて適切な構成および容量のトランスを変圧器14として用いればよい。
変圧器14の一次側には、サージや突入電流等から下流側に接続される照明装置20を保護するための保護回路が設けられてもよい。この保護回路は、酸化亜鉛(ZnO)バリスタ素子や、双方向ツェナーダイオード、サーミスタ素子、抵抗およびコンデンサで構成されるスナバ回路などを含む公知の保護回路により構成されてもよい。
変圧器14の二次側にはサブブレーカ16の一次側が接続され、サブブレーカ16の二次側には照明用電源ライン22が設けられる。したがって、照明用電源ライン22には、商用電源からの第1交流電圧Vとは異なる第2交流電圧Vが供給される。
照明用電源ライン22は、建物1に設けられる照明装置20に第2交流電圧Vを供給するための電力線であり、例えば、建物1の天井や壁の内側に配線される。照明用電源ライン22には照明装置20を接続するための専用の接続器具24a、24b(以下、総称して接続器具24)が設けられてもよい。接続器具24は、ソケットやプラグなどの器具であり、後述する一般用電源ライン72のコンセント74a、74bとは異なる形状を有することが望ましい。つまり、接続器具24は、一般的な電気機器70のプラグが接続されないような形状を有することが望ましい。これは、使用電圧の異なる電気機器70が誤接続されるのを防止可能とし、誤接続による機器の故障を防ぐためである。なお、照明用電源ライン22に配線を直接カシメ等で接続することで照明装置20を照明用電源ライン22に接続してもよい。
電力供給システム8は、分岐ブレーカ18と、一般用電源ライン72をさらに備えてもよい。分岐ブレーカ18は、メインブレーカ12の二次側から分岐して接続される。分岐ブレーカ18の二次側には、一般用電源ライン72が設けられる。したがって、一般用電源ライン72には、商用電源からの第1交流電圧Vが供給される。
一般用電源ライン72は、建物1に設けられる一般の電気機器70に第1交流電圧Vを供給するための電力線であり、例えば、建物1の天井や壁の内側に配線される。一般用電源ライン72には、電気機器70を接続するためのコンセント74a、74bが設けられ、コンセント形状に対応した電気機器70が接続される。
図示されるように、メインブレーカ12、変圧器14、サブブレーカ16は、一つの分電盤10の内部に設けられてもよい。また、電力供給システム8が分岐ブレーカ18および一般用電源ライン72を備える場合には、分電盤10の内部に分岐ブレーカ18が設けられてもよい。電力供給システム8を構成するこれらの機器を一つの分電盤10に配置することで、電力供給システム8のメンテナンス性を向上させることができる。
次に、照明用電源ライン22に接続される照明装置20について説明する。
図2は、実施の形態に係る照明装置20の構成を示す回路図である。照明装置20は、発光ユニット30と駆動回路40を含む。駆動回路40は、照明用電源ライン22から供給される第2交流電圧Vを入力として発光ユニット30を駆動する。
発光ユニット30は、直列接続されるN個のサブユニット32_1、32_2、・・・、32_N(以下、総称してサブユニット32ともいう)で構成される。複数のサブユニット32には、それぞれ一以上の発光素子が含まれる。したがって、発光ユニット30は、直列接続された複数の発光素子を有する。発光ユニット30に含まれる発光素子は、LEDであり、例えば、照明用途に適した白色LEDである。
サブユニット32は、直列に接続される二以上の発光素子を含んでもよい。複数のサブユニット32は、それぞれ同数の直列接続された発光素子を含んでもよいし、異なる数の発光素子を含んでもよい。例えば、第1サブユニット32_1は、直列接続される二個の発光素子を含み、第2サブユニット32_2から第Nサブユニット32_Nは、それぞれ直列接続される三個の発光素子を含む。
発光ユニット30は、脈流電圧VOUTの尖頭値付近において、N個のサブユニット32_1〜32_Nの全ての発光素子が点灯可能となるように直列接続される発光素子の数が設定される。例えば、第2交流電圧Vが30Vであれば、脈流電圧VOUTの尖頭値は約42Vであり、白色LEDの順方向降下電圧Vは約3.2V前後であることから、尖頭値付近にて点灯可能となる発光素子数は10個〜14個程度となる。そこで、第2交流電圧V=30Vで駆動可能となるようにするには、例えば、計12個のLEDが直列接続される発光ユニット30とすればよい。このような発光ユニット30は、それぞれが直列接続される3個のLEDを有する第1〜第4サブユニット32_1〜32_4を含んでもよい。
なお、サブユニット32は、並列に接続される二以上の発光素子を含んでもよいし、直列接続される二以上の発光素子で構成される発光素子列を並列に複数本接続したもので構成されてもよい。また、複数のサブユニット32は、並列接続される発光素子列をそれぞれ同数含んでもよいし、それぞれ異なる本数の発光素子列を含んでもよい。サブユニット32に含まれる発光素子列の本数を増やすことにより、駆動可能となる第2交流電圧Vを変えることなく、発光ユニット30全体としての光量を増やすことができる。なお、発光ユニット30に用いられるLED素子の出力を変更することにより、発光ユニット30全体としての光量を調整してもよい。
発光ユニット30は、共通入力34と、N個のサブユニット32に対応したN個の接続点36_1、36_2、・・・、36_N(以下、総称して接続点36ともいう)と、を有する。共通入力34は、整流器45の第1出力46に接続され、N個の接続点36は、定電流回路41のN個のトランジスタ42_1、42_2、・・・42_Nのそれぞれに接続される。
駆動回路40は、定電流回路41と整流器45を備える。整流器45は、照明用電源ライン22から供給される第2交流電圧Vを整流し、第1出力46と第2出力47の間に脈流電圧VOUTを発生させる。整流器45は、図示されるように、ダイオードブリッジにより構成される。
定電流回路41は、発光ユニット30と、整流器45の第2出力47との間に接続される。定電流回路41は、発光ユニット30のN個の接続点36のそれぞれに順に定電流を供給するように構成される。定電流回路41は、整流器45からの脈流電圧VOUTに応じて定電流を供給する接続点36を順番に切り替えることで、複数のサブユニット32を段階的に駆動する。
例えば、脈流電圧VOUTが第1サブユニット32_1のみ駆動可能な電圧値である場合、定電流回路41は、第1接続点36_1に定電流を供給する。その後、脈流電圧VOUTが第1サブユニット32_1と第2サブユニット32_2の双方を駆動可能な電圧値に上昇した場合、定電流回路41は、第2接続点36_2に定電流を供給する。さらに、脈流電圧VOUTが尖頭値に近づいて、N個のサブユニット32_1〜32_Nの全てを駆動可能な電圧値となった場合、定電流回路41は、第N接続点36_Nに定電流を供給する。一方、脈流電圧VOUTが尖頭値から低下していくとき、定電流回路41は、低下する電圧値に応じて定電流を供給する接続点36を切り替えていく。
このとき、発光ユニット30に供給される電流ILEDは、駆動するサブユニット32の数に応じて段階的に設定される。より具体的には、駆動するサブユニット32の数が増えるにつれて、または、駆動する発光素子の数が増えるにつれて、駆動電流ILEDが段階的に大きくなるように設定される。
定電流回路41は、発光ユニット30のN個の接続点36に対応したN個のトランジスタ42_1、42_2、・・・42_N(以下、総称してトランジスタ42ともいう)と、N個のトランジスタ42の動作を制御する駆動制御部43とを有する。
トランジスタ42は、図示されるように、電界効果トランジスタ(FET)である。N個のトランジスタ42のドレイン端子は、発光ユニット30の異なる発光素子段の接続点36にそれぞれ接続される。トランジスタ42のソース端子は、駆動制御部43に接続される。トランジスタ42のゲート端子には、駆動制御部43からの制御信号が入力される。なおトランジスタ42として、FETの代わりにバイポーラトランジスタを用いてもよい。
駆動制御部43は、トランジスタ42に流れる電流I、I、・・・、Iを検出し、トランジスタ42に所望の定電流が流れるように各トランジスタ42のゲート端子へ制御信号を出力する。駆動制御部43は、トランジスタ42の各ソース端子に接続されており、トランジスタ42に流れる電流I、I、・・・、Iの少なくとも一部が駆動制御部43を介して第2出力47に流れるように構成される。駆動制御部43は、公知技術を用いればよく、その構成は限定されない。駆動制御部43は、抵抗、トランジスタ、オペアンプ等の回路素子で構成される制御回路であってもよいし、所定のプログラムに基づく処理により制御信号を生成するマイコン等を含んでもよい。
駆動回路40は、整流器45からの脈流電圧VOUTを平滑化して、発光ユニット30に供給される電圧が所定の閾値電圧を下回らないようにするコンデンサ48を備えてもよい。コンデンサ48を設けることにより、発光ユニット30の点灯しない期間が生じてフリッカ現象が発生することを防ぐことができる。
本実施の形態によれば、照明装置の駆動に適した交流電圧を照明装置20に直接供給することができる。そのため、各照明装置20に変圧器や直流電源を設ける必要がなくなり、LED照明の軽量化、薄型化、小型化を実現することができる。一般的なLED照明に組み込まれる直流電源は、LED素子と比較して寿命が短いことから、各照明装置20に直流電源を設けないようにすることで、照明装置20の長寿命化を実現することができる。また、照明装置20を駆動させるためにスイッチング電源などの直流電源を必要としないため、不要輻射雑音の発生を抑制できる。
また、本実施の形態によれば、変圧器14を介して照明用電源ライン22が設けられることから、照明用電源ライン22を商用電力系統2から絶縁することができる。これにより、照明用電源ライン22の電気的な安全性を高めることができる。また、照明用電源ライン22に流れる電圧を36V以下とすることで、電気工事士の資格によらず照明用電源ライン22の配線工事が可能となる。これにより、照明用電源ライン22の配線工事に必要なコストを低減させることができる。
例えば、百貨店やショッピングモールなどの大型商業施設における店舗スペースや大型展示場における展示ブースでは、比較的短期間で販売や展示の内容が変更されるため、それに伴って照明設備を変更したいというニーズがある。照明設備を変更させるために照明用の配線工事をする場合、通常、商用電源と同じ100Vの配線工事が必要となるため、電気工事士による作業が必要となり、100V用の配線器具が必要となる。一方、本実施の形態によれば、照明用電源ライン22の構築に比較的耐圧の低い配線器具を使用することができるとともに、資格者による工事が不要となる。また100V用の照明と比べて、軽量、薄型、小型の照明装置20を採用することができるため、照明装置20を固定および支持するための設備を簡易化することができる。これにより、照明設備の変更に伴う配線工事等に必要なコストを低減することができる。
(変形例1)
図3は、変形例に係る照明システム6の構成を模式的に示す図である。本変形例に係る照明システム6では、電力供給システム8が照明用制御ライン26および照明制御装置28をさらに備える点で上述の実施の形態と相違する。以下、上述の実施の形態との相違点を中心に述べる。
照明制御装置28は、照明用電源ライン22に接続される各照明装置20の動作を一括して制御するための装置である。照明制御装置28は、照明用制御ライン26を介して各照明装置20に接続され、各照明装置20のオンオフや点灯輝度、点灯色などを制御するための信号を生成し、照明用制御ライン26を介して各照明装置20に送信する。照明制御装置28は、例えば、分電盤10の内部に設けられる。照明制御装置28は、各照明装置20のオンオフを切り替えるためのスイッチ等により構成されてもよいし、タッチパネル式の液晶ディスプレイなどの操作表示機器と、入力操作に応じた制御信号を生成するマイコン等を含む制御回路とにより構成されてもよい。
照明用制御ライン26は、照明制御装置28からの制御信号を各照明装置20に伝送する。照明用制御ライン26は、LANなどの各照明装置20に共通の通信線により構成されてもよいし、各照明装置20に対して個別に設けられる複数の通信線により構成されてもよい。照明用制御ライン26は、照明用電源ライン22に沿って配設され、接続器具24に接続される。これにより、各照明装置20を対応する接続器具24に接続するだけで、各照明装置20に電力線と制御線の双方が接続されるようにすることができる。
本変形例によれば、照明用電源ライン22および照明用制御ライン26に接続される各照明装置20の動作を一元的に管理することができる。また、照明用電源ライン22と照明用制御ライン26を並走させることにより、共通の接続器具24によって電力と制御信号の双方を各照明装置20に供給することができる。これにより、電力線と制御線を別々に接続する必要がある場合と比べて、各照明装置20の設置作業を容易にすることができる。また、照明制御装置28を分電盤10に設けることで、電力供給システム8の主要な機器を一箇所で管理することができ、電力供給システム8のメンテナンスに必要な手間を軽減させることができる。
(変形例2)
図4は、別の変形例に係る照明システム6の構成を模式的に示す図である。本変形例は、上述の照明装置20に含まれる発光ユニット30と駆動回路40が分離され、分電盤10の内部に各発光ユニット30a〜30cを駆動させるための駆動回路40a〜40cが設けられる点で上述の実施の形態と相違する。以下、上述の実施の形態との相違点を中心に述べる。
照明システム6は、メインブレーカ12と、変圧器14と、サブブレーカ16と、照明用電源ライン22と、照明用制御ライン26と、照明制御装置28と、駆動回路40a〜40cと、発光ユニット30a〜30cと、を備える。図示されるように、各駆動回路40a〜40cは、照明用電源ライン22および照明用制御ライン26に接続され、メインブレーカ12や照明制御装置28とともに一つの分電盤10の内部に設けられる。
各発光ユニット30a〜30cと、これらに対応する駆動回路40a〜40cとの間は、複数の接続線で構成される駆動ライン35a〜35cにより接続される。各駆動ライン35a〜35cは、図2に示される駆動回路40と、発光ユニット30の共通入力34および各接続点36_1〜36_Nとを接続する接続線に対応する。
本変形例によれば、照明装置の本体部から駆動回路40を分離し、発光ユニット30のみを照明装置の本体部とすることができる。これにより、照明装置の本体部をより軽く、薄く、小型にすることができる。また、各駆動回路40a〜40cを一つの分電盤10の内部に配置することで、これらを一括してメンテナンスすることができる。
(変形例3)
図5は、さらに別の変形例に係る照明システム6の構成を模式的に示す図である。本変形例は、変圧器14とサブブレーカ16の接続の順序が図1と逆になる点で、上述の実施の形態と異なる。図示されるように、本変形例ではメインブレーカ12の二次側にサブブレーカ16が接続され、サブブレーカ16の二次側に変圧器14が設けられ、変圧器14の二次側に照明用電源ライン22が設けられる。メインブレーカ12、サブブレーカ16、変圧器14は、一つの分電盤10の内部に設けられる。本変形例においても、上述の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
さらなる変形例においては、分岐ブレーカ18の二次側に変圧器14が接続されてもよい。つまり、一般用電源ライン72に変圧器14が設けられるとともに、変圧器14の二次側に照明用電源ライン22が設けられてもよい。このとき、変圧器14は、分電盤10の内部に設けられてもよいし、分電盤10の外に設けられてもよい。また、変圧器14の二次側にはさらに別のブレーカが設けられてもよい。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
上述の実施の形態および変形例においては、照明用電源ライン22および一般用電源ライン72をそれぞれ一本ずつ設ける場合を示した。さらなる変形例においては、照明用電源ライン22および一般用電源ライン72が複数本設けられてもよい。照明用電源ライン22を複数設ける場合には、変圧器14の二次側を分岐させてサブブレーカ16を複数設け、それぞれのサブブレーカ16に対して照明用電源ライン22を設けてもよい。その他、メインブレーカ12の二次側を分岐させて変圧器14を複数設けることにより照明用電源ライン22を複数設けてもよい。この場合、複数の変圧器14の二次側の電圧は、それぞれ同じであってもよいし、照明用電源ライン22によって異なっていてもよい。
上述の実施の形態および変形例においては、有線の照明用制御ライン26により各照明装置または各発光ユニットの点灯を制御させることとした。さらなる変形例においては、無線通信や赤外線通信などの手法により各照明装置または各発光ユニットの点灯が制御可能となるようにしてもよい。例えば、赤外線の受光センサーを駆動回路に接続させ、赤外線リモコンの操作により各照明装置または各発光ユニットの点灯が制御できるようにしてもよい。
上述の実施の形態および変形例においては、第2交流電圧を供給する照明用電源ライン22に照明装置を接続させる構成について説明した。さらなる変形例においては、第2交流電圧を供給する電源ラインとして、照明装置もしくは照明以外の電気機器を接続させるための特殊用電源ラインを設けることとしてもよい。つまり、照明用電源ライン22の代わりにサブブレーカ16に接続される特殊用電源ラインを設けてもよい。この場合、特殊用電源ラインを含む電力供給システムと、特殊用電源ラインに接続される電気機器とを備える電力システムを構築してもよい。
6 照明システム、 8 電力供給システム、 10 分電盤、 12 メインブレーカ、 14 変圧器、 16 サブブレーカ、 18 分岐ブレーカ、 20,20a,20b 照明装置、 22 照明用電源ライン、 24,24a,24b 接続器具、 26 照明用制御ライン、 28 照明制御装置、 70 電気機器、 72 一般用電源ライン、 74 コンセント。

Claims (10)

  1. 商用電源からの第1交流電圧が一次側に供給されるメインブレーカと、
    前記メインブレーカの二次側に設けられ、前記第1交流電圧を当該第1交流電圧よりも低い第2交流電圧に変換する変圧器と、
    前記変圧器から出力される前記第2交流電圧が一次側に供給されるサブブレーカと、
    前記サブブレーカの二次側に設けられ、照明装置に前記第2交流電圧を供給するための照明用電源ラインと、
    を備えることを特徴とする電力供給システム。
  2. 商用電源からの第1交流電圧が一次側に供給されるメインブレーカと、
    前記メインブレーカの二次側に接続されるサブブレーカと、
    前記サブブレーカの二次側に設けられ、前記第1交流電圧を当該第1交流電圧よりも低い第2交流電圧に変換する変圧器と、
    前記変圧器の二次側に設けられ、照明装置に前記第2交流電圧を供給するための照明用電源ラインと、
    を備えることを特徴とする電力供給システム。
  3. 前記第2交流電圧は、配線工事に特定の資格が必要とされる電圧よりも低いことを特徴とする請求項1または2に記載の電力供給システム。
  4. 前記メインブレーカの二次側から分岐して設けられ、前記第1交流電圧が一次側に供給される分岐ブレーカと、
    前記分岐ブレーカの二次側に設けられ、電気機器に前記第1交流電圧を供給するための一般用電源ラインと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の電力供給システム。
  5. 前記照明用電源ラインには、当該照明用電源ラインに前記照明装置を接続するための接続器具が設けられ、
    前記接続器具は、前記一般用電源ラインに前記電気機器を接続するためのコンセント形状とは異なる形状を有することを特徴とする請求項4に記載の電力供給システム。
  6. 前記メインブレーカ、前記変圧器、前記サブブレーカおよび前記分岐ブレーカは、一つの分電盤内に設けられることを特徴とする請求項4または5に記載の電力供給システム。
  7. 前記照明装置は、
    直列接続された複数の発光素子を有する発光ユニットと、
    前記第2交流電圧を整流し、前記発光ユニットの一端が接続される第1出力と第2出力との間に脈流電圧を生じさせる整流器と、前記発光ユニットと前記第2出力の間に接続され、前記発光ユニットの異なる発光素子段の接続点のそれぞれに順に定電流を供給し、前記脈流電圧に応じて前記複数の発光素子を段階的に駆動する定電流回路と、を有する駆動回路と、
    を含むことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の電力供給システム。
  8. 前記照明用電源ラインに沿って設けられ、前記照明装置の動作を制御するための信号が流れる照明用制御ラインをさらに備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の電力供給システム。
  9. 請求項1から6のいずれか一項に記載の電力供給システムと、
    直列接続された複数の発光素子を有する発光ユニットと、
    前記照明用電源ラインに接続され、前記第2交流電圧を入力として前記発光ユニットを駆動する駆動回路と、を備え、
    前記駆動回路は、
    前記第2交流電圧を整流し、前記発光ユニットの一端が接続される第1出力と第2出力との間に脈流電圧を生じさせる整流器と、
    前記発光ユニットと前記第2出力の間に接続され、前記発光ユニットの異なる発光素子段の接続点のそれぞれに順に定電流を供給し、前記脈流電圧に応じて前記複数の発光素子を段階的に駆動する定電流回路と、を有することを特徴とする照明システム。
  10. 前記駆動回路の動作を制御する照明制御装置をさらに備え、
    前記メインブレーカ、前記変圧器、前記サブブレーカ、前記駆動回路及び前記照明制御装置は、一つの分電盤内に設けられることを特徴とする請求項9に記載の照明システム。
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