JP2016157592A - 接地断路器並びにそれを用いる開閉装置 - Google Patents

接地断路器並びにそれを用いる開閉装置 Download PDF

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雅詞 澤田
Masashi Sawada
雅詞 澤田
雅人 藪
Masato Yabu
雅人 藪
邦彦 富安
Kunihiko Tomiyasu
邦彦 富安
隆光 羽江
Takamitsu Hanee
隆光 羽江
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Abstract

【課題】装置構成が簡略化され、コスト低減が可能な接地断路器を提供する。【解決手段】本発明による接地断路器100は、可動導体20の駆動部11を手動操作する操作部9と、操作部9を露出および閉塞するシャッター1を備え、可動導体20は、シャッター1が第一の方向に開放されると投入状態から断路状態へ移行され、第二の方向に開放されると断路状態から接地状態へ移行され、駆動部11とシャッター1にそれぞれ設けられる第一および第二の係合部4,2が、シャッター1が第一の方向に開放されると、断路状態と接地状態の間で可動導体20と連動可能、かつ接地状態へ移行するような可動導体との連動が拘束されるように係合し、第二の方向に開放されると、投入状態と断路状態の間で可動導体20と連動可能、かつ投入状態へ移行するような可動導体20との連動が拘束されるように係合する。【選択図】図1

Description

本発明は、接地開閉器と断路器の機能を持った接地断路器並びに、接地断路器と遮断器が併用される開閉装置に関する。
接地断路器は、接地開閉器部および断路器部を自動あるいは手動で操作するための操作部を備えている。操作部には、安全のために、インターロックや手動操作を制限するシャッターが設けられる。
このような接地断路器に関する技術として、特許文献1に記載される従来技術が知られている。本従来技術においては、本体に保持され、インターロックを動作させるカムスイッチが設けられる回転軸、および、断路器操作部と接地開閉器操作部の両方を覆うような形状を有するシャッター板と、シャッター板に形成され回転軸に固定された取付部とを有するシャッターを設ける。そして、断路器操作部を露出させるときは、回転軸を一方向に回転操作してシャッター板を一方向に回転させ、接地開閉器操作部を露出させるときは、回転軸を他方向に回転操作してシャッターを他方向に回転させる。
特開2006−228673号公報
上記従来技術においては、断路器と接地開閉器のそれぞれに操作部を設け、シャッターの開閉方向に応じて、操作を要する操作部が露出される。また、接地状態と断路器入状態の機械的インターロックが、シャッター板の回転に連動する二つのコイルおよび二つのプランジャーにより構成される。このように、上記従来技術による接地断路器においては、装置構成が複雑となり、このため接地断路器のコスト高を招く。
そこで、本発明は、装置構成が簡略化され、コスト低減が可能な、接地断路器並びにそれを用いる開閉装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明による接地断路器は、可動導体と、可動導体を、投入状態、断路状態および接地状態に移行するように駆動する駆動部と、駆動部を手動により操作する操作部と、操作部を露出および閉塞するように開閉するシャッターと、を備えるものであって、シャッターは、第一の方向および第二の方向に開閉し、シャッターが第一の方向に開放されると、操作部が露出し、露出する操作部を手動操作することにより、可動導体が投入状態から断路状態へ移行され、シャッターが第二の方向に開放されると、操作部が露出し、露出する操作部を手動操作することにより、可動導体が断路状態から接地状態へ移行され、駆動部は可動導体と連動する第一の係合部を備え、シャッターは第一の係合部と係合する第二の係合部を備え、シャッターが第一の方向に開放されると、第一の係合部は、断路状態と接地状態の間で可動導体と連動可能に、かつ接地状態へ移行するような可動導体との連動が拘束されるように、第二の係合部と係合し、シャッターが第二の方向に開放されると、第一の係合部は、投入状態と断路状態の間で可動導体と連動可能に、かつ投入状態へ移行するような可動導体との連動が拘束されるように、第二の係合部と係合する。
また、上記課題を解決するために、本発明による開閉装置は、負荷電流を遮断する遮断器と、遮断器に接続される接地断路器と、を備えるものであって、接地断路器が上記本発明による接地断路器である。
本発明によれば、一つの操作器によって、シャッターの開閉方向に応じて断路および接地の操作を選択的に行うことができると共に、可動導体を駆動する駆動部が備える第一の係合部とシャッターが備える第二の係合部によって機械的インターロック機能がもたらされる。これにより、接地断路器並びにそれを用いる開閉装置の装置構成が簡略化され、コスト低減が可能になる。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
実施例1である接地断路器(投入状態)の構成を示す。 実施例1である接地断路器(断路状態)の構成を示す。 実施例1である接地断路器(接地状態)の構成を示す。 シャッターの位置保持機構の一例を示す。 接地断路器の状態表示機構の一例を示す。 接地断路器の電気操作ロック機構の一例を示す。 実施例2である開閉装置(接地断路器が投入状態、遮断器が投入状態)の構成を示す。 実施例2である開閉装置(接地断路器が投入状態、遮断器が遮断状態)の構成を示す。 実施例2である開閉装置(接地断路器が断路状態、遮断器が遮断状態)の構成を示す。 実施例2である開閉装置(接地断路器が接地状態、遮断器が遮断状態)の構成を示す。 実施例2である開閉装置(接地断路器が接地状態、遮断器が投入状態)の構成を示す。
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。なお、各図において、参照番号が同一のものは同一の構成要件あるいは類似の機能を備えた構成要件を示している。
図1〜3は、本発明の実施例1である接地断路器の構成を示すが、それぞれ、投入状態、断路状態、接地状態を示す。各図とも、左側の図は接地断路器の側面図であり、右側の図は接地断路器の正面図である。接地断路器100は、三相で構成されるが、シャッター1は三相で一つであるため、シャッター1が設けられる一相分を図示している。なお、右側の図では、正面カバー5に隠れる部分を、適宜、透視して示している。
シャッター1は、正面カバー5に開口する操作ハンドル挿入口7を塞ぐことができるように配置され、接地断路器操作部9への操作者や作業者のアクセスを制限できるように配置される。なお、正面カバー5は、接地断路器100が収納される図示しない筐体の前面部に取付けられる。シャッター1は、係合ピン4が貫通できるように、シャッター1の開口部からなるピン係合部2を有する。係合ピン4は、主回路可動導体20が母線側固定導体21とフィーダ側固定導体22を電気的に接続する投入状態(図1)、主回路可動導体20が母線側固定導体21と接地導体23の両方から切り離される断路状態(図2)、並びに主回路可動導体20がフィーダ側固定導体22と接地導体23を接続する接地状態(図3)のそれぞれの状態へ移行するのに同期して動作する。
主回路可動導体20および係合ピン4は絶縁操作軸11により、垂直縦方向、すなわち絶縁操作軸11の長手方向に沿って操作される。すなわち主回路可動導体20および係合ピン4は連動するが、主回路可動導体20は動作行程が長く、また係合ピン4は主回路可動導体20よりも短い動作行程で十分であるため、絶縁操作軸11の機能により動作行程を調整する。本実施例では、絶縁操作軸を送りネジで構成し、主回路可動導体20側と係合ピン4側でネジピッチを変えることにより動作工程を調整する。本実施例では、主回路可動導体20側のネジピッチが係合ピン4側のネジピッチよりも大きな値に設定される。絶縁操作軸11はギヤ10を介して接地断路器操作部9により回転操作される。
本実施例では手動の操作ハンドル8を接地断路器操作部9に挿入し操作する。なお、接地断路器操作部9は、手動操作に加え、モータなどによる電動機構によって操作されても良い。この場合、外部からの指令信号により、電動機構を制御しても良い。
シャッター1は、シャッター1に取り付けられたシャッター操作ピン3により開閉操作される。シャッター操作ピン3は、正面カバー開口部6を貫通して正面カバー5の外側から操作でき、かつ正面カバー開口部6に沿って二方向、本実施例では水平方向と垂直方向に操作できる。このため、正面カバー開口部6は、略L字状であり、図1の投入状態におけるシャッター操作ピン3の位置から、水平かつ図中右方向へ延びると共に、垂直かつ下方向へ延びる。
主回路可動導体20が図1の投入状態にあるとき、シャッター操作ピン3は正面カバー開口部6の角部に位置し、操作ハンドル挿入口7はシャッター1によって閉塞される。このとき、係合ピン4とピン係合部2の上部が垂直方向で干渉するのでシャッター操作ピン3およびシャッター1の垂直かつ下方向の動きが拘束されるとともに、シャッター操作ピン3と正面カバー開口部6の上部が垂直方向で干渉するのでシャッター操作ピン3およびシャッター1の垂直かつ上方向の動きが拘束される。このため、本実施例では、シャッター操作ピン3は、垂直方向および水平方向の内、水平方向のみにおいて操作可能であり、シャッター1は水平方向のみに開閉可能である。
図2に示すように、シャッター操作ピン3を図1の位置から図中水平かつ右方向に移動してシャッター1を水平方向に開放すると、操作ハンドル挿入口7において接地断路器操作部9が露出して操作ハンドル8を挿入可能となる。操作ハンドル8を回転操作して絶縁操作軸11が回転すると、主回路可動導体20は、図1に示す投入位置から図2に示す断路位置まで移動する。ここで、断路位置において、主回路可動導体20は、フィーダ側固定導体22との電気的接続は維持されているが、母線側固定導体21および接地導体23には接触せず電気的に絶縁されている。なお、係合ピン4は、上述したように、シャッター1のピン係合部2の上部によって、投入状態における位置から上方への動きを拘束されているので、操作ハンドル8を誤操作しても、主回路可動導体20が、上方向すなわち断路状態に移行するのとは反対方向に移動することが防止される。
シャッター1を開放後、操作ハンドル8を回転操作すると係合ピン4は下方向へ移動し、図2の断路状態において、係合ピン4とピン係合部2の左下部が垂直方向で干渉し、係合ピン4の垂直かつ下方向への動きが拘束される。このため、主回路可動導体20は、投入状態と断路状態の間において移動できるが、後述する接地状態への移動を拘束されている。
主回路可動導体20を図2の断路状態から図3の接地状態に移行するためには、操作ハンドル8を外してから、まず、シャッター操作ピン3を図2の位置から正面カバー開口部6の角部まで移動し、さらに正面カバー開口部6に沿って垂直下方に移動する。これにより、シャッター1が一旦水平方向に閉じた後、垂直方向に開放する。従って、操作ハンドル挿入口7において接地断路器操作部9が再度露出して操作ハンドル8を挿入可能となる。シャッター1を垂直方向に開放すると、係合ピン4の位置は、相対的に、係合部2の左下部から右上部に移動するため、係合ピン4と係合部2の左下部との干渉が解除される。これにより、操作ハンドル8を回転操作して絶縁操作軸11が回転すると、係合ピン4を図2の断路状態における位置から、図3の接地状態における位置に向って、さらに下方へ移動することができる。従って、主回路可動導体20は、図2に示す断路位置から図3に示す接地位置まで移動することができる。
主回路導体20が図3の接地状態にあるとき、シャッター操作ピン3は、正面カバー開口部6の垂直に伸びる部分の下端に位置するので、シャッター1は、水平方向および垂直方向の内、水平方向の動きが拘束され、垂直方向のみに開閉可能である。このため、操作ハンドル8を誤操作しても、係合ピン4とピン係合部2の上部が垂直方向で干渉する。従って、係合ピン4のさらなる垂直上方への動きが拘束されるので、絶縁操作軸11の回転が拘束される結果、主回路可動導体20は、断路状態と接地状態の間において移動できるが、投入状態への移動が防止される。
なお、図3において、係合ピン4が上方に移動して係合部2の上部においてシャッター1に当接した場合、シャッター操作ピン3自体は垂直上方への動きを拘束されてはいない。しかし、シャッター1の自重により、またシャッター1が垂直方向に閉じれば操作ハンドル8に当接してしまうので、主回路可動導体20を投入状態へ移動するためには、操作ハンドル8を過度にあるいは異常に大きな力で回転しなければならない。従って、操作ハンドル8を誤操作した場合、シャッター1が垂直方向のみに開閉可能でありかつ係合ピン4とピン係合部2の上部が垂直方向で干渉することによって、実質的に、主回路可動導体20の投入状態への移動が防止される。なお、次に一例を説明するシャッター1の位置保持機構によりシャッター1の動きを拘束すれば、より確実に、主回路可動導体20の投入状態への移動が防止できる。
図4は、シャッター1の位置保持機構の一例を示す。図4に示すように、正面カバー5に設けられる固定ピン13と、シャッター1に設けられる固定ピン14とに、戻しばね12が接続される。すなわち、シャッター1は、戻しばね12を介して、固定部すなわち正面カバー5に接続される。
図4中の上図に示すように、投入状態(図1参照)において、シャッター1の位置は、戻しばね12のばね張力によって、操作ハンドル挿入口7を塞ぐような位置に保持される。これにより、操作ハンドル8の誤挿入を確実に防止することができる。
図4の中央の図が示すようにシャッター1が水平方向に開放される場合(図2参照)、並びに図4の下図が示すようにシャッター1が垂直方向に開放される場合(図3参照)、戻しばね12は伸長されてシャッター1の位置を図4中の上図に示すような操作ハンドル挿入口7を塞ぐ位置に戻そうとする。これに対し、本実施例では、シャッター操作ピン3に取り付けられたフック15を、正面カバー5に取り付けられたフック係合部16と係合させることにより、シャッター1が開いて操作ハンドル挿入口7が開放された状態を保持する。なお、フック係合部16は、正面カバー5において、正面カバー開口部6の水平方向端部(図中向って右側)および垂直下方端部に隣接する位置に設けられる。これにより、シャッター1の水平および垂直方向に開かれた状態が確実に保持できる。さらに、フック係合部16は、正面カバー5において、正面カバー開口部6の角部に隣接する位置に設けられる。これにより、シャッター1の閉塞状態が確実に保持できる。
図5は、接地断路器の状態表示機構の一例を示す。図5に示すように、係合ピン4の一部を横方向に伸長し、伸長部の端部に表示器30が取り付けられる。表示器30には、接地断路器の三状態、すなわち、投入状態、断路状態および接地状態を示す表示内容、本実施例ではそれぞれ「close」、「isolate」および「open」という語句が、縦方向すなわち係合ピン4の移動方向に沿って並べられて記載されている。正面カバー5には、開口部からなる表示部31が設けられる。投入状態、断路状態および接地状態に応じて係合ピン4が移動すると、接地断路器の状態を示す語句が表示部31に表示される。なお、表示器30に記載される表示内容は、図5のような英語の語句に限らず、任意の言語の語句や各種記号でも良い。また、表示部31は、透明なカバーにより覆われていても良い。
図6は、接地断路器の電気操作ロック機構の一例を示す。ここで、接地断路器が手動操作機構と電動操作機構を併せ持つ場合や、後述するように接地断路器を遮断器と併用する場合は、手動操作時に電動操作が機能しないようにしてから手動操作を行う。このため、本実施例においては、正面カバー5あるいは図示されない他の部材に支持されるマイクロスイッチ32を設けて、シャッター1が水平方向および垂直方向に開かれた状態でマイクロスイッチ32により、電動操作機構およびその制御回路が電源回路から切り離され、電動操作がロックされる。シャッター1には押し当てピン33aおよび33bが設けられ、シャッター1が水平開放された場合には押し当てピン33aがマイクロスイッチ32を押し込み、シャッター1が垂直に開放された場合には押し当てピン33bがマイクロスイッチ32を押し込むことにより、電気操作がロックされる。
上述のように、本実施例1によれば、一つの接地断路器操作部9を用いながらも、シャッター1の開閉方向に応じて、断路操作と接地操作を選択的に行うことができる。さらに、主回路可動導体20の駆動部である絶縁操作軸11に設けられる接合ピン4とシャッター1の開口部2の係合位置、本実施例では水平方向における位置が、シャッター1の開閉方向に応じて変わり、接合ピン4とシャッター1の係合状態が変わる。この係合状態に応じて、係合4ピンの垂直方向の動きが制限されることにより可動導体の垂直方向の動きが制限されるので、接地断路器100は断路操作および接地操作における機械的インターロック機能を備える。このように、本実施例1によれば、接地断路器に、比較的簡単な構成で、シャッター付の手動操作機構および機械的インターロック機能を備えることができるので、接地断路器の構成が簡略化できる。これにより、接地断路器のコストが低減できたり、装置サイズを低減できたりする。
図7〜11は、本発明の実施例2である開閉装置の構成を示す。
本実施例2の開閉装置は、負荷に流れる電流を遮断する遮断器40と、遮断器40と直列に接続される実施例1の接地断路器100とを備える。遮断器40は、真空バルブなどからなる遮断部43を備える。遮断部43は、リンク42を介して操作部41に接続され、操作部41によって投入状態から遮断状態、遮断状態から投入状態に操作される。
本開閉装置によって負荷電流を遮断する場合、まず遮断器40を投入状態から遮断状態に移行させ、次に接地断路器100を投入状態から断路状態に移行させる。このように遮断器40と接地断路器100を併用する場合、遮断器と接地断路器の相互でインターロック機能をもたせることにより、動作の安全性を確保する。本実施例2は、リンク42に固定されるインターロック用駆動体44を設け、これを遮断器40の操作に連動させることにより、インターロック機能を備える。
以下、本実施例2の動作について説明する。
図7は、接地断路器100が投入状態であり、かつ遮断器40が投入状態、すなわち通電状態である実施例2の開閉装置を示す。この場合、係合ピン4はインターロック用駆動体44の上方に位置するので、インターロック用駆動体44はリンク42と共に回動可能である。従って、遮断器40は入切可能であり、電流のスイッチングを行うことができる。インターロック用駆動体44の先端部が係合ピン4の行程内すなわち下方動線上に位置するので、係合ピン4は、インターロック用駆動体44との干渉によって縦方向下方への動きが拘束される。このため、接地断路器100は、断路状態および接地状態へ移行することが防止され、投入状態が保持される。すなわち、遮断器40を投入状態から遮断状態に移行する時、接地断路器100の投入状態が確保される。
図8は、接地断路器100が投入状態であり、かつ遮断器40が遮断状態である実施例2の開閉装置を示す。この場合、インターロック用駆動体44の先端部は係合ピン4の行程内すなわち下方動線上から離れている。従って、インターロック用駆動体44は、係合ピン4との干渉が解除される位置まで回動しているので、係合ピン4は縦方向に移動操作可能となる。これにより、遮断器40が遮断状態に移行した後、接地断路器100を、図8に示すような投入状態から断路状態へ移行するように操作することができる。
図9は、接地断路器100が断路状態であり、かつ遮断器40が遮断状態である実施例2の開閉装置を示す。この場合、係合ピン4が図8に示す位置から下降するので、インターロック用駆動体44が回動しようとすると、インターロック用駆動体44と係合ピン4とが干渉する。すなわち、係合ピン4がインターロック用駆動体44の動きを制限している。このため、遮断器40は、投入状態に移行することはできず、遮断状態が保持される。すなわち、接地断路器100が断路状態である時、遮断器40の遮断状態が保持される。
なお、負荷・母線間を断路状態(図9)から接続状態(図7)に復帰させる場合、まず接地断路器100を投入状態に移行してから、遮断器40を投入する。この時、図9に示すように、接地断路器100が断路状態から投入状態へ移行する間、遮断器40の投入が阻止される。従って、復電する際の開閉装置の安全な動作が確保できる。
図10は、接地断路器100が接地状態であり、かつ遮断器40が遮断状態である実施例2の開閉装置を示す。この場合、図9においてインターロック用駆動体44の位置は図8に示す位置が保持されているので、係合ピン4は縦方向に移動操作可能である。このため、接地断路器100は、図9の断路状態から本図10の接地状態へ移行することができる。また、係合ピン4が図8に示す位置からさらに下降するので、インターロック用駆動体44と係合ピン4との干渉が解除され、インターロック用駆動体44は回動可能となる。これにより、遮断器40は投入遮断操作が可能になるので、負荷側の接地(図11参照)および接地開放(図10参照)を行うことができる。
図11は、接地断路器100が接地状態であり、遮断器40が投入状態である実施例2の開閉装置を示す。本開閉装置は、負荷側接地状態にある。この場合、インターロック用駆動体44の先端部が係合ピン4の上方動線上に位置しているので、係合ピン4は、図11に示す位置から上方向の動きが拘束されている。従って、接地断路器100は、接地状態から断路状態および投入状態へ移行することができない。これにより、遮断器40を操作して負荷側の接地および接地開放を行う時、接地断路器100の接地状態を保持できる。
上述のように、開閉装置が実施例1の接地断路器100を備えることにより、開閉装置の構成が簡略化され、コストを低減することができる。また、接地断路器100の係合ピンを用いることにより、遮断器と接地断路器相互の機械的インターロック機構の構成を簡略化することができる。これにより、開閉装置の装置サイズやコストを低減することができる。
なお、本発明は前述した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置き換えをすることが可能である。
例えば、主回路可動導体の駆動部は、送りねじからなる絶縁操作軸を使用するものに限らず、絶縁操作軸がリンク機構を介して操作器によって垂直方向に駆動されるものでも良い。
1 シャッター
2 ピン係合部
3 シャッター操作ピン
4 係合ピン
5 正面カバー
6 正面カバー開口部
7 操作ハンドル挿入口
8 操作ハンドル
9 接地断路器操作部
10 ギヤ
11 絶縁操作軸
12 戻しばね
13 ばね固定ピン
14 ばね固定ピン
15 フック
16 フック係合部
20 主回路可動導体
21 母線側固定導体
22 フィーダ側固定導体
23 接地導体
30 表示器
31 表示部
32 マイクロスイッチ
33a 押し当てピン
33b 押し当てピン
40 遮断器
41 操作器
42 リンク
43 遮断部
44 インターロック用駆動体
100 接地断路器

Claims (20)

  1. 可動導体と、
    前記可動導体を、投入状態、断路状態および接地状態に移行するように駆動する駆動部と、
    前記駆動部を手動により操作する操作部と、
    前記操作部を露出および閉塞するように開閉するシャッターと、
    を備える接地断路器において、
    前記シャッターは、第一の方向および第二の方向に開閉し、
    前記シャッターが前記第一の方向に開放されると、前記操作部が露出し、露出する前記操作部を手動操作することにより、前記可動導体が前記投入状態から前記断路状態へ移行され、
    前記シャッターが前記第二の方向に開放されると、前記操作部が露出し、露出する前記操作部を手動操作することにより、前記可動導体が前記断路状態から前記接地状態へ移行され、
    前記駆動部は前記可動導体と連動する第一の係合部を備え、
    前記シャッターは前記第一の係合部と係合する第二の係合部を備え、
    前記シャッターが前記第一の方向に開放されると、前記第一の係合部は、前記断路状態と前記接地状態の間で前記可動導体と連動可能に、かつ前記接地状態へ移行するような前記可動導体との連動が拘束されるように、前記第二の係合部と係合し、
    前記シャッターが前記第二の方向に開放されると、前記第一の係合部は、前記投入状態と前記断路状態の間で前記可動導体と連動可能に、かつ前記投入状態へ移行するような前記可動導体との連動が拘束されるように、前記第二の係合部と係合することを特徴とする接地断路器。
  2. 請求項1に記載の接地断路器において、
    前記投入状態においては、
    前記シャッターが前記操作部を閉塞し、
    前記シャッターが前記第一の方向に開閉可能になるように、かつ前記シャッターの前記第二の方向における開閉が拘束されるように、前記第一の係合部と前記第二の係合部が係合することを特徴とする接地断路器。
  3. 請求項1に記載の接地断路器において、
    前記断路状態においては、
    前記シャッターが前記第一の方向および前記第二の方向に開閉可能になるように、前記第一の係合部と前記第二の係合部が係合することを特徴とする接地断路器。
  4. 請求項1に記載の接地断路器において、
    前記接地状態においては、
    前記シャッターの前記第一の方向および前記第二の方向における開閉が拘束されるように、前記第一の係合部と前記第二の係合部が係合することを特徴とする接地断路器。
  5. 請求項1に記載の接地断路器において、
    前記駆動部は、前記可動導体を駆動する操作軸を備え、前記可動導体は前記操作軸の長手方向に沿って駆動され、前記第一の係合部は前記操作軸の長手方向に沿って前記可動導体に連動することを特徴とする接地断路器。
  6. 請求項5に記載の接地断路器において、
    前記第一の係合部は操作ピンからなり、前記第二の係合部は前記シャッターに設けられる開口部であることを特徴とする接地断路器。
  7. 請求項5に記載の接地断路器において、前記第一の係合部は前記操作軸によって駆動されることを特徴とする接地断路器。
  8. 請求項7に記載の接地断路器において、前記操作軸が送りネジから構成され、前記可動導体および前記第一の係合部は、前記送りねじによって駆動されることを特徴とする接地断路器。
  9. 請求項1に記載の接地断路器において、
    前記第一の方向は水平方向であり、前記第二の方向は垂直方向であり、
    前記第一の係合部は前記垂直方向に可動であり、
    前記シャッターが前記第一の方向に開放されると、前記第一の係合部は、前記水平方向における第一の位置で前記第二の係合部と係合し、
    前記シャッターが前記第二の方向に開放されると、前記第一の係合部は、前記水平方向における第二の位置で前記第二の係合部と係合することを特徴とする接地断路器。
  10. 請求項1に記載の接地断路器において、前記投入状態、前記断路状態および前記接地状態における前記シャッターの位置を保持する位置保持機構を備えることを特徴とする接地断路器。
  11. 請求項10に記載の接地断路器において、前記位置保持機構は、前記投入状態、前記断路状態および前記接地状態における前記シャッターの位置に応じて設けられる複数の固定ピンと、前記シャッターに設けられ、前記複数の固定ピンと係合するフック部を備えることを特徴とする接地断路器。
  12. 請求項9に記載の接地断路器において、前記第一の方向および前記第二の方向に開放される前記シャッターに、前記シャッターを閉じる方向のばね力を加えるばねが、前記シャッターに接続されることを特徴とする接地断路器。
  13. 請求項1に記載の接地断路器において、前記第一の係合部の位置に応じて、前記投入状態、前記断路状態および前記接地状態のいずれであるかを表示する表示器を備えることを特徴とする接地断路器。
  14. 請求項1に記載の接地断路器において、前記第一の方向および前記第二の方向に開放される前記シャッターによって動作され、電動操作機構を電気的にロックするスイッチ部を備えることを特徴とする接地断路器。
  15. 請求項14に記載の接地断路器において、前記スイッチ部はマイクロスイッチからなり、前記シャッターには、前記第一の方向および前記第二の方向に開放される時に、前記マイクロスイッチに押し当てられる複数のピンが設けられることを特徴とする接地断路器。
  16. 負荷電流を遮断する遮断器と、
    前記遮断器に接続される接地断路器と、
    を備える開閉装置において、
    前記接地断路器は、
    可動導体と、
    前記可動導体を、投入状態、断路状態および接地状態に移行するように駆動する駆動部と、
    前記駆動部を手動により操作する操作部と、
    前記操作部を露出および閉塞するように開閉するシャッターと、
    を備え、
    前記シャッターは、第一の方向および第二の方向に開閉し、
    前記シャッターが前記第一の方向に開放されると、前記操作部が露出し、露出する前記操作部を手動操作することにより、前記可動導体が前記投入状態から前記断路状態へ移行され、
    前記シャッターが前記第二の方向に開放されると、前記操作部が露出し、露出する前記操作部を手動操作することにより、前記可動導体が前記断路状態から前記接地状態へ移行され、
    前記駆動部は前記可動導体と連動する第一の係合部を備え、
    前記シャッターは前記第一の係合部と係合する第二の係合部を備え、
    前記シャッターが前記第一の方向に開放されると、前記第一の係合部は、前記断路状態と前記接地状態の間で前記可動導体と連動可能に、かつ前記接地状態へ移行するような前記可動導体との連動が拘束されるように、前記第二の係合部と係合し、
    前記シャッターが前記第二の方向に開放されると、前記第一の係合部は、前記投入状態と前記断路状態の間で前記可動導体と連動可能に、かつ前記投入状態へ移行するような前記可動導体との連動が拘束されるように、前記第二の係合部と係合することを特徴とする閉閉装置。
  17. 請求項16に記載の開閉装置において、
    前記遮断器は、前記遮断器を遮断および投入する操作部に連動する駆動体を備え、
    前記遮断器が投入されている時に、前記駆動体は前記第一の係合部の動線上に位置し、
    前記遮断器が遮断されている時に、前記駆動体は前記第一の係合部の動線上から離れていることを特徴とする開閉装置。
  18. 請求項17に記載の開閉装置において、
    前記遮断器が投入から遮断へ移行する時、前記駆動体が前記第一の係合部と干渉することにより、前記接地断路器の前記可動導体の前記投入状態が保持されることを特徴とする開閉装置。
  19. 請求項17に記載の開閉装置において、
    前記遮断器が遮断され、かつ前記接地断路器の前記可動導体が前記断路状態である時、前記接地断路器の前記第一の係合部が前記駆動体の動きを制限することにより、前記遮断器の遮断が保持されることを特徴とする開閉装置。
  20. 請求項17に記載の開閉装置において、
    前記遮断器が投入され、かつ前記接地断路器の前記可動導体が前記接地状態である時、前記駆動体が前記第一の係合部と干渉することにより、前記接地断路器の前記可動導体の前記接地状態が保持されることを特徴とする開閉装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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