JP2016157160A - 万引防止システム - Google Patents

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Abstract

【課題】店内の内観を損なうことなく、不法な持ち出し時等には通報することが可能な万引防止システムを提供する。【解決手段】万引防止システム100は、商品を載置するトレイ1が、このトレイ1が起動されることで、店員P1が携行するICカード2及び商品4に設けられたICタグ3と近距離通信をするためのリーダを介してICカード2から読み取った店員IDとICタグ3から読み取ったタグIDとを管理サーバ5に対して逐次送信する情報送信部15aを備える。管理サーバが、トレイ1から店員ID及びタグIDを受信する情報受信部51と、受信したことに応じてタグIDに対応した商品4を、監視対象物品に決定する監視対象決定部52と、決定後に店員ID及びタグIDの受信状況によって、異常状態であるか否かを判定する異常状態判定部53と、異常状態が継続していると判定される場合に、異常状態を通報する異常通報部54とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、万引防止システムに関する。
従来、出入口付近や通路にゲートを設置し、店内の商品を店外に不法に持ち出そうとしたときに、警報を発する万引防止システムが開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2003−109130号公報
見栄え上の観点から、特許文献1に記載のゲートのような大型な設備を店舗内に設置するのを好まないユーザが存在する。
本発明は、店内の内観を損なうことなく、不法な持ち出し時等には通報することが可能な万引防止システムを提供することを目的とする。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
第1の発明は、店員(P1)が携行する店員携行体(2)と、物品(4)に設けられた物品装着体(3)と、物品を載置する中継装置(1)と、管理サーバ(5)とを備えた万引防止システム(100)であって、前記店員携行体は、アンテナ(22)と、店員識別情報を記憶したICチップ(20)と、を有し、前記物品装着体は、アンテナ(32)と、タグ識別情報を記憶したICチップ(30)と、を有し、前記中継装置は、この中継装置が起動されることで、前記店員携行体及び前記物品装着体と近距離通信をするためのリーダ(12)と、前記リーダを介して前記店員携行体から読み取った前記店員識別情報と、前記リーダを介して前記物品装着体から読み取ったタグ識別情報とを、前記管理サーバに対して逐次送信する情報送信部(15a)と、を備え、前記管理サーバは、前記中継装置から前記店員識別情報及び前記タグ識別情報を受信する情報受信部(51)と、前記情報受信部が前記店員識別情報及び前記タグ識別情報を受信したことに応じて、前記タグ識別情報に対応した物品を、監視対象物品に決定する監視対象決定部(52)と、前記監視対象決定部による決定後に、前記情報受信部における前記店員識別情報及び前記タグ識別情報の受信状況によって、異常状態であるか否かを判定する異常状態判定部(53)と、前記異常状態判定部により異常状態が継続していると判定される場合に、異常状態を通報する異常通報部(54)と、を備えること、を特徴とする万引防止システムである。
第2の発明は、第1の発明の万引防止システム(100)において、前記中継装置の周囲を撮影するカメラ(7)を備え、前記管理サーバ(5)は、前記監視対象決定部(52)による決定に応じて、前記カメラを起動させて画像を取得する画像取得部(56)と、前記画像取得部によって取得した画像に、前記監視対象物品を含むか否かを判断する画像判断部(57)と、を備え、前記管理サーバの前記異常通報部(54)は、前記異常状態判定部(53)により異常状態が継続していると判定される場合であって、前記画像判断部が前記画像に前記監視対象物品を含まないと判断したときには、異常状態を通報すること、を特徴とする万引防止システムである。
第3の発明は、第1の発明又は第2の発明の万引防止システム(100)において、前記管理サーバ(5)の前記異常状態判定部(53)は、前記情報受信部(51)が前記タグ識別情報及び前記店員識別情報の少なくともいずれかを受信しなくなった場合に、異常状態であると判定すること、を特徴とする万引防止システムである。
第4の発明は、第1の発明又は第2の発明の万引防止システムにおいて、前記中継装置の前記情報送信部は、前記リーダが読み取った際の受信強度を、対応する識別情報と共に逐次送信し、前記管理サーバは、前記店員識別情報及び前記タグ識別情報の通信距離に関する許容値を記憶する通信許容値記憶部を備え、前記管理サーバの前記異常状態判定部は、前記情報受信部が受信した前記店員識別情報及び前記タグ識別情報に対応する受信強度により、前記店員及び前記監視対象物品の少なくともいずれかと前記中継装置との距離が前記通信許容値記憶部に記憶された許容値の範囲外である場合に、異常状態であると判定すること、を特徴とする万引防止システムである。
第5の発明は、第1の発明から第4の発明までのいずれかの万引防止システム(100)において、前記管理サーバ(5)の前記異常通報部(54)は、警報を出力すること、を特徴とする万引防止システムである。
第6の発明は、第1の発明から第5の発明までのいずれかの万引防止システム(100)において、前記管理サーバ(5)は、異常状態の内容と、処理内容とを対応付けた異常動作記憶部(63)を備え、前記管理サーバの前記異常通報部(54)は、前記異常動作記憶部を参照して、異常状態の内容に対応する処理内容を行うこと、を特徴とする万引防止システムである。
第7の発明は、第1の発明から第6の発明までのいずれかの万引防止システム(100)において、前記中継装置(1)は、前記物品(4)を載置して持ち運び可能なトレイ型の装置であること、を特徴とする万引防止システムである。
本発明によれば、店内の内観を損なうことなく、不法な持ち出し時等には通報することが可能な万引防止システムを提供することができる。
本実施形態に係る万引防止システムの全体構成を示す図である。 本実施形態に係る万引防止システムの機能ブロックを示す図である。 本実施形態に係る管理サーバの記憶部の例を示す図である。 本実施形態に係るトレイでのトレイ処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係る管理サーバでの監視処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係る管理サーバでのタグ関連処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係る管理サーバでの店員関連処理を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について、図を参照しながら説明する。なお、これは、あくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
(実施形態)
<万引防止システム100>
図1は、本実施形態に係る万引防止システム100の全体構成を示す図である。
図2は、本実施形態に係る万引防止システム100の機能ブロックを示す図である。
図3は、本実施形態に係る管理サーバ5の記憶部60の例を示す図である。
図1に示すように、万引防止システム100は、例えば、店員P1と、顧客P2とが対面した状態で、貴金属等の高価な商品(物品)4を販売する対面取引に用いられる。図1の例では、IC(Integrated Circuit)カード2(店員携行体)を携行する店員P1が、陳列台9の上にトレイ(中継装置)1を置き、その上にICタグ(物品装着体)3が取り付けられた商品4を置いて、顧客P2に商品4を勧めている。その際、トレイ1は、店員P1が携行するICカード2と、商品4に取り付けられたICタグ3とを読み取る。なお、陳列台9の内部にも多数の商品4が載置されているが、それらの商品4に取り付けられたICタグ3をトレイ1が読み取らないように、陳列台9には、トレイ1から発せられる電波を遮断する機構を備えている。
そして、トレイ1は、読み取ったデータを、管理サーバ5(図2)に送信することで、管理サーバ5では、トレイ1からのデータの受信状況によって異常状態を判定する。異常状態については、後述する。
また、管理サーバ5では、異常状態が継続していると判定された場合には、警告音をスピーカ8から出力させる。
そして、カメラ7は、トレイ1を画面の中心位置として、店員P1や商品4を含む画像を取得している。
図2に示すように、万引防止システム100は、トレイ1と、ICカード2と、ICタグ3と、管理サーバ5と、カメラ7と、スピーカ8とを備える。
トレイ1と、管理サーバ5と、カメラ7と、スピーカ8とは、通信ネットワークNを介して接続されている。
<トレイ1>
トレイ1は、縦横が約30cm四方の大きさであり、顧客P2に勧める商品4を載置する装置である。トレイ1は、例えば、店員P1によって持ち運びが可能である。
トレイ1は、外側にスイッチ1aを備える。また、トレイ1は、その内部であって、店員P1や顧客P2からは視認できない位置に、トレイ処理装置10と、リーダ12とを備える。
スイッチ1aは、トレイ処理装置10に対して電力供給を行うためのスイッチである。スイッチ1aは、店員P1によって、オンオフがされる。スイッチ1aがオンにされることで、電源部(図示せず)からトレイ処理装置10に対して電力が供給される。また、スイッチ1aがオフにされることで、電源部からトレイ処理装置10への電力供給が切断される。
トレイ処理装置10は、リーダ12が読み取ったデータを、管理サーバ5に送信するための処理装置である。トレイ処理装置10は、制御部15と、記憶部17と、通信インタフェース部19とを備える。
制御部15は、トレイ処理装置10の全体を制御するCPU(中央処理装置)である。制御部15は、記憶部17に記憶されているOS(オペレーションシステム)やアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
制御部15は、情報送信部15aを備える。情報送信部15aは、管理サーバ5にデータを送信するデータ出力部としての機能を有する。
記憶部17は、制御部15が各種の処理を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するための半導体メモリ素子等の記憶領域である。また、記憶部17は、トレイID(IDentifier)を記憶している。トレイIDは、トレイ1を識別するための識別情報である。
通信インタフェース部19は、管理サーバ5との通信を行うためのインタフェース部である。通信インタフェース部19は、例えば、Bluetooth(登録商標)や、Wi−Fi(登録商標)(Wireless Fidelity)等を利用した無線通信を行う。
リーダ12は、例えば、ISO/IEC18000−3(ISO/IEC15693)に基づいて、13.56MHzの電磁波を利用する読取装置である。リーダ12による交信距離は、1m程度である。
リーダ12は、ループ式のアンテナ12aを備えている。そして、ICカード2やICタグ3がリーダ12から近距離にある場合に、ICカード2やICタグ3には、リーダ12からの電磁波を用いて電力が供給される。そして、リーダ12は、ICカード2のICチップ20に記憶されている店員IDや、ICタグ3のICチップ30に記憶されているタグIDを読み取る。リーダ12が読み取った店員IDやタグIDは、トレイ処理装置10によって、管理サーバ5に送信される。
<ICカード2>
ICカード2は、例えば、図1に示すように、店員P1が携行するカード型の装置である。
ICカード2は、非接触式である。なおICカード2は、接触式の機能を備えていてもよい。ICカード2は、ICチップ20と、アンテナ22とを備える。
ICチップ20は、ICチップ20を統括的に制御する制御部(図示せず)と、ICチップ20の動作に必要なプログラムや情報を記憶する記憶部(図示せず)とを備える。ICチップ20の記憶部には、店員P1の店員IDを記憶する記憶領域を有する。店員IDは、店員P1を識別するための識別情報である。
アンテナ22は、トレイ1との間で近距離無線通信を行うための電波を送受信するループ式のアンテナである。アンテナ22は、例えば、トレイ1等が発信する電磁波を利用して、ICチップ20に対して電力を供給し、店員IDを送信するために用いられる。
<ICタグ3>
ICタグ3は、例えば、図1に示すように、商品4に取り付けられたタグ型の装置である。ここで、商品4は、上述したように、例えば、貴金属等の高価なものであり、紛失しては困るものである。
ICタグ3は、RFID(Radio Frequency IDentification)タグである。ICタグ3は、ICチップ30と、アンテナ32とを備える。
ICチップ30及びアンテナ32は、ICチップ20及びアンテナ22と同様の機能を有する。なお、ICチップ30には、タグIDが記憶されている。タグIDは、ICタグ3を識別するための識別情報である。
<管理サーバ5>
管理サーバ5は、制御部50と、記憶部60と、通信インタフェース部69とを備える。
制御部50は、管理サーバ5の全体を制御するCPUである。制御部50は、記憶部60に記憶されているOSやアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
制御部50は、情報受信部51と、監視対象決定部52と、異常状態判定部53と、異常通報部54と、画像取得部56と、画像判断部57とを備える。
情報受信部51は、トレイ1から店員IDやタグIDを受信する。
監視対象決定部52は、情報受信部51が店員IDとタグIDとを受信したことに応じて、タグIDに対応した商品4を監視対象に決定する。
異常状態判定部53は、情報受信部51における店員ID及びタグIDの受信状況によって、異常状態であるか否かを判定する。ここで、異常状態とは、店員ID及びタグIDとの両方を受信していたところ、途中からどちらか一方でも受信できなくなった状態をいう。
異常通報部54は、異常状態判定部53により異常状態が継続していると判定される場合に、異常状態を通報する。
画像取得部56は、カメラ7を起動させて画像を取得する。
画像判断部57は、取得した画像に、監視対象の商品4を含むか否かを判定する。
なお、これらの詳細については、後述する。
記憶部60は、制御部50が各種の処理を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶領域である。
なお、コンピュータとは、制御部、記憶装置等を備えた情報処理装置をいい、管理サーバ5は、制御部50、記憶部60等を備えた情報処理装置であり、コンピュータの概念に含まれる。
記憶部60は、店員情報記憶部61とい、タグ−商品情報記憶部62と、通報情報記憶部63(異常動作記憶部)と、監視対象記憶部64とを備える。
店員情報記憶部61は、店員P1に関する情報を記憶する。店員情報記憶部61は、図3(A)に示すように、店員IDをキー項目として、氏名、メールアドレス、フラグを記憶する。ここで、メールアドレスは、異常通報時に送信する店員P1のメールアドレスである。また、フラグは、管理サーバ5での処理を有効にするか否かを示すものである。管理サーバ5では、店員P1が出勤する等して接客可能な状態になったときに、このフラグを「1」(有効)にする。また、管理サーバ5では、店員P1が退社する等して接客不可能な状態になったときに、このフラグを「0」(無効)にする。管理サーバ5は、例えば、店員P1の勤怠管理システム(図示せず)と連携することで、店員情報記憶部61のフラグを、出勤状況に応じて自動的に変更してもよい。
タグ−商品情報記憶部62は、ICタグ3と、商品4とに関する情報を記憶する。タグ−商品情報記憶部62は、図3(B)に示すように、タグIDをキー項目にして、商品コード、商品名、フラグを記憶する。ここで、商品コードは、商品4を一意に特定するものである。また、フラグは、管理サーバ5での処理を有効にするか否かを示すものである。管理サーバ5では、ICタグ3が取り付けられた商品4を、倉庫等のバックヤードから店頭に陳列する際に、このフラグを「1」にする。また、管理サーバ5では、ICタグ3が取り付けられた商品4が顧客P2により購入された場合に、このフラグを「0」にする。
通報情報記憶部63は、通報に関する情報を記憶する。通報情報記憶部63は、対象物と、待機時間と、動作内容とを記憶する。図3(C)に示すように、対象物が「店員P1」の場合には、制御部50は、異常状態が待機時間(20秒)まで継続しているときに、動作内容である「メールアドレスにメール」を行う。また、対象物が「タグ(商品4)」である場合には、制御部50は、異常状態が待機時間(5秒)まで継続しているときに、動作内容である「警報音の出力」を行う。
監視対象記憶部64は、監視対象に関する情報を記憶する。監視対象記憶部64は、図3(D)に示すように、トレイIDをキー項目にして店員IDと、タグIDとを記憶する。
図2に戻り、通信インタフェース部69は、トレイ1、カメラ7、スピーカ8との通信を行うためのインタフェース部である。
<カメラ7>
カメラ7は、陳列台9を撮影する向きに設置されている。そして、カメラ7は、陳列台9に載置されたトレイ1や、そのトレイ1に載置された商品4を、また、店員P1や顧客P2を撮影する。なお、カメラ7は、トレイ1を追従して撮影するために、可動するものであってよい。
カメラ7は、通信ネットワークNを介して管理サーバ5に接続されている。カメラ7が撮影した画像データは、管理サーバ5に送信される。
<スピーカ8>
スピーカ8は、警報音を出力する装置である。スピーカ8は、店内に響き渡るような大音量の警報音を出力する。
スピーカ8は、通信ネットワークNを介して管理サーバ5に接続されている。スピーカ8は、管理サーバ5から出力された警報音の出力指示に応じて、警報音を出力する。
<通信ネットワークN>
通信ネットワークNは、管理サーバ5と、トレイ1、カメラ7、スピーカ8との間のネットワークであり、例えば、インターネット回線等の通信網である。通信ネットワークNは、全てが無線による通信であってもよいし、有線による通信を一部に用いてもよい。
次に、万引防止システム100での処理について説明する。
<トレイ処理>
最初に、トレイ1での処理について説明する。
図4は、本実施形態に係るトレイ1でのトレイ処理を示すフローチャートである。
本処理を行う前提として、管理サーバ5の店員情報記憶部61に記憶されており、接客を行える状態にある店員P1のフラグは、「1」に設定されている。また、管理サーバ5のタグ−商品情報記憶部62に記憶されている商品4のうち、店内に陳列されている商品4に取り付けられたICタグ3のフラグは、「1」に設定されている。
そして、店員P1が、顧客P2に対して商品4を勧める際に、店員P1がトレイ1のスイッチ1aを操作することで、本処理が開始される。そして、後述するが、顧客P2との接客が終了すると、店員P1がトレイ1のスイッチ1aを操作することで、本処理が終了する。つまり、店員P1による接客ごとに、本処理が行われる。
ステップS(以下、単に「S」という。)10において、トレイ処理装置10の制御部15は、店員P1によるトレイ1のスイッチ1aの電源投入操作(ON操作)を受け付けて、スイッチ1aがONになったか否かを判断する。スイッチ1aがONになった場合(S10:YES)には、制御部15は、処理をS11に移す。他方、スイッチ1aがOFF状態である場合(S10:NO)には、制御部15は、スイッチ1aがONになるまで、本処理を繰り返す。
S11において、リーダ12がデータを読み取ることで、制御部15は、リーダ12からデータを受け付けたか否かを判断する。ここで、リーダ12は、スイッチ1aがONである間は、定期的(例えば、1秒ごと)に、外部に対してポーリング(要求問合せ)を行う。
例えば、トレイ1にICタグ3が取り付けられた商品4が載置され、店員P1がスイッチ1aをONにした際には、リーダ12と、ICタグ3及び店員P1のICカード2との距離は、数mmから数10cm程度である。そこで、リーダ12は、ポーリングの応答として、ICタグ3からは、タグIDを、ICカード2からは、店員IDを、それぞれ読み取る。そして、制御部15は、それらのIDを、リーダ12から受け付ける。リーダ12からデータを受け付けた場合(S11:YES)には、制御部15は、処理をS12に移す。他方、リーダ12からデータを受け付けていない場合(S11:NO)には、制御部15は、処理をS13に移す。
S12において、制御部15は、受け付けたデータを、トレイIDと共に管理サーバ5に対して送信する。具体的には、制御部15は、リーダ12からタグIDを受け付けた場合には、タグIDを、トレイIDと共に管理サーバ5に対して送信する。また、制御部15は、リーダ12から店員IDを受け付けた場合には、店員IDを、トレイIDと共に管理サーバ5に対して送信する。さらに、制御部15は、リーダ12から店員IDと、タグIDとの両方を受け付けた場合には、店員IDと、タグIDとを、トレイIDと共に管理サーバ5に対して送信する。
S13において、制御部15は、トレイ1のスイッチ1aの電源切断(OFF)操作を受け付けたか否かを判断する。例えば、店員P1が、顧客P2との接客を終了した場合には、店員P1は、トレイ1のスイッチ1aをOFFにする。スイッチ1aのOFF操作を受け付けた場合(S13:YES)には、制御部15は、処理をS14に移す。他方、スイッチ1aのOFF操作を受け付けていない場合(S13:NO)には、制御部15は、処理をS11に移し、制御部15により、リーダ12は、定期的(例えば、1秒ごと)に、ポーリングを行う。
S14において、制御部15は、監視終了したことを管理サーバ5に通知するために、終了信号を、トレイIDと共に管理サーバ5に対して送信する。その後、制御部15は、本処理を終了する。
このように、トレイ1のリーダ12は、定期的にポーリングを行うことで、近距離にある店員P1のICカード2や、商品4に取り付けられたICタグ3からIDを受信できる。そして、トレイ1は、受信したIDを、管理サーバ5に送信することができる。よって、管理サーバ5は、トレイ1を中心として、商品4や店員P1がトレイ1の近くにあるか、つまり、トレイ1から離れる等の不審な行動や行為が行われていないかを監視できる。
<監視処理>
次に、管理サーバ5での処理について説明する。
図5は、本実施形態に係る管理サーバ5での監視処理を示すフローチャートである。
図6は、本実施形態に係る管理サーバ5でのタグ関連処理を示すフローチャートである。
図7は、本実施形態に係る管理サーバ5での店員関連処理を示すフローチャートである。
以下に説明する管理サーバ5での監視処理は、トレイ1のスイッチ1aがONになったときにトレイ1から送信された店員IDと、タグIDとに基づいて、監視対象を決定して異常状態にあるか否かを判断する。よって、監視処理は、1つのトレイ1での1回の接客に関するものである。
図5のS20において、管理サーバ5の制御部50(情報受信部51)は、店員IDと、タグIDとを、トレイIDと共にトレイ1から受信したか否かを判断する。上述したように、トレイ1のスイッチ1aがONになったときには、トレイ1は、店員IDと、タグIDとを、トレイIDと共に管理サーバ5に対して送信する。よって、制御部50は、トレイ1から送信された店員IDと、タグIDとを、トレイIDと共に受信できる。店員IDと、タグIDとを、トレイIDと共にトレイ1から受信した場合(S20:YES)には、制御部50は、処理をS21に移す。他方、店員IDと、タグIDとを、トレイIDと共にトレイ1から受信していない場合(S20:NO)には、店員IDと、タグIDとを、トレイIDと共にトレイ1から受信するまで、本処理を繰り返す。
S21において、制御部50(監視対象決定部52)は、トレイ1から受信した店員IDと、タグIDとを、監視対象に決定する。そして、制御部50は、店員IDと、タグIDとを、トレイ1から受信したトレイIDに対応付けて監視対象記憶部64に記憶させる。
S22において、制御部50(画像取得部56)は、カメラ7を起動させ、カメラ7が撮影した画像の取得を開始する。ここで、制御部50は、画像から様々な特徴を取得する機能を有するものとする。そして、制御部50は、カメラ7から取得した画像から、顔認証機能を利用して、店員P1と、顧客P2との顔の特徴を取得する。また、制御部50は、カメラ7から取得した画像から、商品4の形状の特徴を取得する。
S23において、制御部50は、トレイ1から終了信号をトレイIDと共に受信したか否かを判断する。終了信号を受信した場合(S23:YES)には、制御部50は、処理をS29に移す。他方、終了信号を受信していない場合(S23:NO)には、制御部50は、処理をS24に移す。
S24において、制御部50(情報受信部51、異常状態判定部53)は、店員IDと、タグIDとを、トレイIDと共に継続して受信しているか否かを判断する。店員IDと、タグIDとを継続して受信している場合(S24:YES)には、制御部50は、処理をS23に移す。店員IDと、タグIDとを継続して受信している場合は、トレイ1の近くに店員P1と、ICタグ3が取り付けられた商品4とがある場合である。そこで、制御部50は、正常状態であると判断して、受信処理を繰り返す。他方、店員IDと、タグIDとを継続して受信していない場合(S24:NO)には、制御部50は、処理をS25に移す。店員IDと、タグIDとを継続して受信していない場合は、店員P1又は商品4がトレイ1から離れた位置にある場合である。そこで、制御部50は、異常状態であると判断する。
S25において、制御部50(異常状態判定部53)は、受信していないのがタグIDであるか否かを判断する。タグIDである場合(S25:YES)には、制御部50は、処理をS26に移し、タグ関連処理(図6)を行う。その後、制御部50は、処理をS23に移す。他方、タグIDではない場合、つまり、店員IDである場合(S25:NO)には、制御部50は、処理をS27に移し、店員関連処理(図7)を行う。その後、制御部50は、処理をS23に移す。
S29において、制御部50は、監視対象記憶部64に記憶されている該当のトレイIDのデータを削除する。その後、制御部50は、本処理を終了する。
ここで、S26のタグ関連処理について、図6に基づき説明する。
図6のS30において、制御部50(異常状態判定部53)は、通報情報記憶部63を参照し、タグ(商品)の待機時間(例えば、5秒)が経過したか否かを判断する。タグの待機時間が経過した場合(S30:YES)には、制御部50は、処理をS32に移す。他方、タグの待機時間が経過していない場合(S30:NO)には、制御部50は、処理をS31に移す。
S31において、制御部50(情報受信部51)は、タグIDを受信したか否かを判断する。タグIDを受信した場合(S31:YES)には、制御部50は、本処理を終了し、図5に戻る。他方、タグIDを受信していない場合(S31:NO)には、制御部50は、処理をS30に移す。
制御部50は、継続してタグIDを受信できない場合であっても、待機時間までにタグIDを受信したときには、異常状態ではないとして、引き続き監視する。例えば、顧客P2が商品4を装着したり、手に取ったりして、トレイ1からICタグ3が離れた場合が考えられる。この行為は、万引ではなく、異常状態を通報すべきものではない。そのため、通報情報記憶部63に、待機時間を設定することで、制御部50は、真に通報すべき行為を通報することができる。
S32において、制御部50(画像取得部56)は、カメラ7により店員P1を追従して撮影する。制御部50は、S22(図5)において取得した店員P1の顔の特徴から、店員P1を追従して撮影するように、カメラ7を制御する。
S33において、制御部50(画像判断部57)は、取得した画像に商品4があるか否かを判断する。制御部50は、S22(図5)において取得した商品4の形状の特徴に基づいて、取得した画像に商品4があるか否かが判断できる。画像に商品4がある場合(S33:YES)には、制御部50は、処理をS34に移す。他方、画像に商品4がない場合(S33:NO)には、制御部50は、処理をS35に移す。
例えば、店員P1が、商品4を持って顧客P2に近づき、顧客P2に商品4を装着させるような場合、トレイ1は、タグIDを読み取れず、管理サーバ5はタグIDを受信できないが、カメラ7が店員P1を追従して撮影することで、その画像には、商品4がうつりこんでいる。そのような場合には、管理サーバ5は、異常状態を通報しない。
S34において、制御部50(情報受信部51)は、タグIDを受信したか否かを判断する。タグIDを受信した場合(S34:YES)には、制御部50は、本処理を終了し、図5に戻る。他方、タグIDを受信していない場合(S34:NO)には、制御部50は、処理をS32に移す。
S35において、制御部50(異常通報部54)は、通報情報記憶部63を参照し、タグ(商品)の動作内容である警報音を出力する。
S36において、制御部50は、警報音の出力に関する停止操作を受け付けたか否かを判断する。ここで、警報音の出力に関する停止操作を受け付けるために、例えば、陳列台9(図1参照)の店員P1側の側面等に、管理サーバ5に対して通信可能に接続され、スピーカ8からの出力停止のためのボタンを設けてもよい。停止操作を受け付けた場合(S36:YES)には、制御部50は、警報音の出力を停止させ(S37)、本処理を終了し、図5に戻る。他方、停止操作を受け付けていない場合(S36:NO)には、停止操作を受け付けるまで、警報音を出力し続ける。
なお、管理サーバ5は、このような停止操作の受付を判断せず、所定時間(例えば、30秒)が経過したら警報音の出力を停止させるようにしてもよい。
このように、トレイ1がICタグ3のタグIDを受信できずに待機時間が経過したときには、カメラ7からの画像に商品4がなければ、管理サーバ5は、ICタグ3が取り付けられた商品4が不正に持ち出された可能性があると判断して、警報音をスピーカ8から出力させる。よって、万引防止システム100は、店員P1や、他の店員に、警報音によって、異常状態を通報できる。
次に、S27の店員関連処理について、図7に基づき説明する。
図7のS40において、制御部50(異常状態判定部53)は、通報情報記憶部63を参照し、店員の待機時間(例えば、20秒)が経過したか否かを判断する。店員の待機時間が経過した場合(S40:YES)には、制御部50は、処理をS42に移す。他方、店員の待機時間が経過していない場合(S40:NO)には、制御部50は、処理をS41に移す。
S41において、制御部50(情報受信部51)は、店員IDを受信したか否かを判断する。店員IDを受信した場合(S41:YES)には、制御部50は、本処理を終了し、図5に戻る。他方、店員IDを受信していない場合(S41:NO)には、制御部50は、処理をS40に移す。
制御部50は、継続して店員IDを受信できない場合であっても、待機時間までに店員IDを受信した場合には、異常状態ではないとして、引き続き監視する。例えば、店員P1が、他の商品4を取りに行ったりして、トレイ1から少し離れる場合が考えられる。店員P1が商品4から長時間離れた場合には、商品4が放置された状態であり、万引を誘発する可能性があるため、管理サーバ5は、通報が必要であると判断する。しかし、店員P1が商品4から離れたのが少しの時間であれば、管理サーバ5は、通報を必要とするものではないと判断できる。
S42において、制御部50(情報受信部51)は、タグIDを受信中であるか否かを判断する。タグIDを受信中である場合(S42:YES)には、制御部50は、処理をS43に移す。他方、タグIDを受信しなくなった場合(S42:NO)には、制御部50は、処理をS45に移す。
S43において、制御部50(画像取得部56)は、カメラ7により商品4を含むトレイ1を撮影する。
このように、タグIDを受信中であって、カメラ7により商品4を含むトレイ1を撮影することで、商品4が万引等されていないことを確認できる。
S44において、制御部50(情報受信部51)は、店員IDを受信したか否かを判断する。店員IDを受信した場合(S44:YES)には、制御部50は、本処理を終了し、図5に戻る。他方、店員IDを受信していない場合(S44:NO)には、制御部50は、処理をS42に移す。
S45において、制御部50(異常通報部54)は、通報情報記憶部63を参照し、店員P1の動作内容である登録されたメールアドレスに対してメールを送信する。登録されたメールアドレスは、店員情報記憶部61に記憶されているメールアドレスであり、例えば、店員P1が所持する携帯電話機(図示せず)のものである。メールの内容は、例えば、商品4から離れている旨を通知するものである。これにより、店員P1に対して、持ち場から離れないように注意喚起をすることができる。その後、制御部50は、本処理を終了し、図5に戻る。
このように、本実施形態の万引防止システム100によれば、以下のような効果がある。
(1)商品4がトレイ1に載置されて、店員P1によりトレイ1のスイッチ1aがONになると、トレイ1は、定期的に、店員IDとタグIDとを受信して管理サーバ5に送信する。それにより、管理サーバ5では、定期的に店員IDとタグIDとを受信していれば、正常状態であると判定し、店員IDとタグIDとのいずれかが受信できなくなったときには、異常状態であると判定できる。
管理サーバ5では、継続して異常状態である場合には、異常状態を通報するので、異常状態であることを、店内にいる者や、店員P1等に知らせることができる。
例えば、トレイ1から商品4が離れることで、管理サーバ5がタグIDを継続して受信しない場合には、商品4が万引された可能性があると判断して、異常状態を通報できる。
また、トレイ1から店員P1が離れることで、管理サーバ5が店員IDを継続して受信しない場合には、商品4が放置されていると判断して、異常状態を通報できる。
(2)トレイ1と、店員P1が携行するICカード2と、商品4に取り付けたICタグ3と、管理サーバ5とにより、万引防止のための対策をとることができるため、万引防止ゲートのような大型設備を導入する必要がなく、店舗の内観を損なわずに済む。
(3)管理サーバ5は、店員ID及びタグIDとのいずれかが、トレイ1が受信できなくなって異常状態であると判定される場合であって、かつ、カメラ7により商品4が撮影されていないときには、異常状態を通報する。よって、カメラ7により商品4が撮影され続けている間は、管理サーバ5は、店員ID及びタグIDとのいずれかが受信できなくなって異常状態であると判定される場合であっても、異常状態を通報しない。よって、不必要な通報を抑制でき、より実態に即した通報を行うことができる。
(4)管理サーバ5は、通報情報記憶部63を有し、対象物によって待機時間や処理内容を異なるものにできる。よって、店員P1と商品4とでは、待機時間や処理内容を異なるものにできるため、より実態に即した異常状態の判定と、処理とができる。
(5)管理サーバ5は、異常状態の通報として警報音を出力するので、周囲に異常状態を通報できる。
(6)管理サーバ5に対して店員ID及びタグIDを送信するものを、トレイ1にすることで、顧客P2には、万引防止のための装置とは気付かれにくい外観のものを使用して、万引防止システム100が構築できる。また、トレイ1は、持ち運びが可能なので、便利である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、上述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)本実施形態では、通報情報記憶部は、対象物ごとに待機時間と処理内容とを対応付けて記憶するものとして説明したが、これに限定されない。店員IDや、タグIDごとに待機時間と処理内容とを対応付けて記憶するものであってもよい。そのようにすることで、商品ごとに待機時間等を変えることができ、より細かい設定を行うことができる。
(2)本実施形態では、店員IDやタグIDの受信有無によって、異常状態を判断するものとして説明したが、これに限定されない。例えば、トレイが、店員IDやタグIDと共に、受信強度に関するデータを管理サーバに送信することで、受信強度を距離に換算して、店員IDやタグIDを受信している場合であっても、距離が許容値より離れている場合には、異常状態を通報するようにできる。そして、許容値は、管理サーバに通信許容値記憶部よって、例えば、対象物ごとに記憶させることができる。
(3)本実施形態では、ICカードやICタグは、リーダからの電磁波によってデータを送信するものとして説明したが、これに限定されない。ICカードやICタグが自らデータを送信するものであってもよい。また、電磁波の周波数も、実施形態のものに限定されない。
(4)本実施形態では、商品にICタグが取り付けられているものとして説明したが、これに限定されない。商品とICタグとが一体として扱えるものであれば、商品に直接取り付けなくてもよい。また、商品にICタグが埋め込まれているものであってもよい。商品にICタグを埋め込むことで、顧客に対して、外観からは万引防止対策が施されていることをより分からないようにできる。
(5)本実施形態では、カメラによる画像から商品の形状の特徴を取得するものとして説明したが、これに限定されない。ICタグに、タグを外部から認識できるもの(例えば、カメレオンコード(登録商標)等の二次元カラーコード)を付加することによって、タグ自体をカメラによる画像から取得してもよい。タグを外部から認識できるものにすることで、顧客の万引に対する抑止力になり得る。
(6)本実施形態では、1人の店員が、1つの商品を勧める場合について説明したが、これに限定されない。店員の数や、商品の数は、複数であってもよい。複数の店員が接客する場合には、トレイのスイッチがONになった際に、リーダが、トレイから近距離にいる全ての店員の店員IDを受信する。そして、トレイは、受信した全ての店員の店員IDを、管理サーバに送信すればよい。その場合には、店員関連処理として、例えば、全ての店員の店員IDを受信しなくなった場合に、メールアドレスにメールを送信すればよい。また、複数の商品を勧める場合には、トレイのスイッチがONになった際に、リーダは、トレイに載置された複数の商品の各々に取り付けられたICタグのタグIDを受信する。そして、トレイは、受信した全てのICタグのタグIDを、管理サーバに送信すればよい。その場合には、タグ関連処理として、例えば、1つでもタグIDを受信しなくなった場合に、警報音を出力すればよい。
1 トレイ
2 ICカード
3 ICタグ
4 商品
5 管理サーバ
7 カメラ
8 スピーカ
10 トレイ処理装置
12 リーダ
15a 情報送信部
20,30 ICチップ
22,32 アンテナ
50 制御部
51 情報受信部
52 監視対象決定部
53 異常状態判定部
54 異常通報部
56 画像取得部
57 画像判断部
60 記憶部
63 通報情報記憶部
100 万引防止システム
P1 店員

Claims (7)

  1. 店員が携行する店員携行体と、物品に設けられた物品装着体と、物品を載置する中継装置と、管理サーバとを備えた万引防止システムであって、
    前記店員携行体は、
    アンテナと、
    店員識別情報を記憶したICチップと、
    を有し、
    前記物品装着体は、
    アンテナと、
    タグ識別情報を記憶したICチップと、
    を有し、
    前記中継装置は、
    この中継装置が起動されることで、前記店員携行体及び前記物品装着体と近距離通信をするためのリーダと、
    前記リーダを介して前記店員携行体から読み取った前記店員識別情報と、前記リーダを介して前記物品装着体から読み取ったタグ識別情報とを、前記管理サーバに対して逐次送信する情報送信部と、
    を備え、
    前記管理サーバは、
    前記中継装置から前記店員識別情報及び前記タグ識別情報を受信する情報受信部と、
    前記情報受信部が前記店員識別情報及び前記タグ識別情報を受信したことに応じて、前記タグ識別情報に対応した物品を、監視対象物品に決定する監視対象決定部と、
    前記監視対象決定部による決定後に、前記情報受信部における前記店員識別情報及び前記タグ識別情報の受信状況によって、異常状態であるか否かを判定する異常状態判定部と、
    前記異常状態判定部により異常状態が継続していると判定される場合に、異常状態を通報する異常通報部と、
    を備えること、
    を特徴とする万引防止システム。
  2. 請求項1に記載の万引防止システムにおいて、
    前記中継装置の周囲を撮影するカメラを備え、
    前記管理サーバは、
    前記監視対象決定部による決定に応じて、前記カメラを起動させて画像を取得する画像取得部と、
    前記画像取得部によって取得した画像に、前記監視対象物品を含むか否かを判断する画像判断部と、
    を備え、
    前記管理サーバの前記異常通報部は、前記異常状態判定部により異常状態が継続していると判定される場合であって、前記画像判断部が前記画像に前記監視対象物品を含まないと判断したときには、異常状態を通報すること、
    を特徴とする万引防止システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の万引防止システムにおいて、
    前記管理サーバの前記異常状態判定部は、前記情報受信部が前記タグ識別情報及び前記店員識別情報の少なくともいずれかを受信しなくなった場合に、異常状態であると判定すること、
    を特徴とする万引防止システム。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の万引防止システムにおいて、
    前記中継装置の前記情報送信部は、前記リーダが読み取った際の受信強度を、対応する識別情報と共に逐次送信し、
    前記管理サーバは、前記店員識別情報及び前記タグ識別情報の通信距離に関する許容値を記憶する通信許容値記憶部を備え、
    前記管理サーバの前記異常状態判定部は、前記情報受信部が受信した前記店員識別情報及び前記タグ識別情報に対応する受信強度により、前記店員及び前記監視対象物品の少なくともいずれかと前記中継装置との距離が前記通信許容値記憶部に記憶された許容値の範囲外である場合に、異常状態であると判定すること、
    を特徴とする万引防止システム。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載の万引防止システムにおいて、
    前記管理サーバの前記異常通報部は、警報を出力すること、
    を特徴とする万引防止システム。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の万引防止システムにおいて、
    前記管理サーバは、異常状態の内容と、処理内容とを対応付けた異常動作記憶部を備え、
    前記管理サーバの前記異常通報部は、前記異常動作記憶部を参照して、異常状態の内容に対応する処理内容を行うこと、
    を特徴とする万引防止システム。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれかに記載の万引防止システムにおいて、
    前記中継装置は、前記物品を載置して持ち運び可能なトレイ型の装置であること、
    を特徴とする万引防止システム。
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