JP2016156900A - 走査光学装置及び画像形成装置 - Google Patents

走査光学装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016156900A
JP2016156900A JP2015033639A JP2015033639A JP2016156900A JP 2016156900 A JP2016156900 A JP 2016156900A JP 2015033639 A JP2015033639 A JP 2015033639A JP 2015033639 A JP2015033639 A JP 2015033639A JP 2016156900 A JP2016156900 A JP 2016156900A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
main scanning
emitting elements
optical device
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015033639A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6520200B2 (ja
Inventor
山本 裕之
Hiroyuki Yamamoto
裕之 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2015033639A priority Critical patent/JP6520200B2/ja
Publication of JP2016156900A publication Critical patent/JP2016156900A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6520200B2 publication Critical patent/JP6520200B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

【課題】主走査方向の高解像度化を図ることができる走査光学装置を提供する。【解決手段】走査光学装置(露光部)は、レーザービームを主走査方向に走査して感光体ドラムの表面(被走査面)を露光することで、主走査ライン上に画像を形成するものである。この露光部は、同一の主走査ライン上にレーザービームをそれぞれ照射する2の発光素子111a,111bを直線状に並べて配置した光源部11と、光源部11を制御する制御部16とを有している。制御部16は、主走査ライン上に形成する画像データの各画素を2つの発光素子111a,111bに振り分けるデータ振分部(振分部)16bと、画像データDが振り分けられた2つの発光素子111a,111bについて位相を180度ずらして点灯させるタイミング発生部16eとを有している。【選択図】図4

Description

本発明は、走査光学装置及び画像形成装置に関する。
従来より、プリンタ、複写機などとしての電子写真方式の画像形成装置が知られており、この画像形成装置は、用紙に転写させるトナー画像を感光体ドラムに担持させるべく、当該感光体ドラムの表面にレーザー光による光ビームを照射する走査光学装置を備えている。走査光学装置は、ビーム光を主走査方向に偏向して感光体ドラム(被走査面)を順次露光することで、主走査ライン上に静電潜像(画像)を形成し、この静電潜像がトナーで顕像化されてトナー画像が形成される。
例えば特許文献1,2には、複数の発光素子を二次元的に配置した光源を備える走査光学装置が開示されている。この走査光学装置によれば、副走査方向の高解像度化を図ることができるとしている。
また、例えば特許文献3には、所定の主走査ラインに対して、1周期目に1画素ごとに書き込みを行い、2周期目に残余の1画素ごとに書き込みを行う画像形成装置が開示されている。この画像形成装置によれば、主走査方向の高解像度化を図ることができるとしている。
特開2003−182149号公報 特開2005−70067号公報 特開2000−98467号公報
しかしながら、特許文献1,2に開示された手法によれば、主走査方向の高解像度化については考慮されていない。この点、発光素子の点灯速度をアップさせることで、主走査方向の高解像度化を達成することも考えられるが、制御系のクロックアップが必要となる。そのため、コストアップに繋がったり、電磁的なノイズを招来したりする可能性があり、好ましい手法とはいえない。
また、特許文献3に開示された手法によれば、1つの主走査ラインの書き込みを行うのに、2周期分の時間を要するため、生産性が低下する可能性がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、主走査方向の高解像度化を図ることができる走査光学装置及び画像形成装置を提供することである。
かかる課題を解決するために、第1の発明は、ビーム光を主走査方向に走査して被走査面を露光することで、主走査ライン上に画像を形成する走査光学装置を提供する。この走査光学装置は、同一の主走査ライン上にビーム光をそれぞれ照射する複数の発光素子を直線状に並べて配置した光源部と、光源部を制御する制御部と、を有している。制御部は、主走査ライン上に形成する画像データの各画素を、複数の発光素子に振り分ける振分部と、画像データが振り分けられた個々の発光素子について、位相を相互にずらして点灯させるタイミング発生部と、を有している。
ここで、第1の発明において、振分部は、画像データの各画素の主走査方向の並びに従って、当該画像データの各画素を複数の発光素子に順番に振り分けることが好ましい。
また、第1の発明において、タイミング発生部は、複数の発光素子に対応する被走査面上のビーム光の間隔に基づいて、複数の発光素子の点灯タイミングを決定することが好ましい。
また、第1の発明において、複数の発光素子の光量は、主走査ライン上にビーム光を単独の発光素子で照射する場合よりも小さく設定されていることが好ましい。
また、第1の発明において、複数の発光素子の照射径は、主走査ライン上にビーム光を単独の発光素子で照射する場合よりも小さく設定されていることが好ましい。
また、第1の発明は、複数の発光素子に対応して設けられ、タイミング発生部から出力されるタイミング信号に基づいて、複数の発光素子の点灯状態を操作するPWMパルスを生成する複数のPWM制御部をさらに有することが好ましい。この場合、複数のPWM制御部は、発光素子の点灯区間の中心が主走査ライン上の画素中心と対応するようにPWMパルスを生成することが望ましい。
さらに、第1の発明において、光源部は、主走査方向に対して傾斜して直線状に配列された複数の発光素子を副走査方向に複数並べた素子ユニットを、主走査方向に複数配列して構成されることが好ましい。
また、第2の発明は、上述の第1の発明に記載の走査光学装置と、走査光学装置により走査露光される感光体と、感光体に担持されるトナーを用紙に転写する転写部と、を有することを特徴とする画像形成装置を提供する。
本発明によれば、複数の発光素子が位相をずらして点灯されるので、これらの発光素子の照射位置が互いに補完しあうことで、主走査ライン上を高密度に露光することができる。これにより、同一のクロックを利用したとしても、単独の発光素子を点灯する手法と比べて主走査方向の高解像度化を図ることができる。
第1の実施形態に係る画像形成装置の全体構成を模式的に示す説明図 露光部の構成を模式的に示す説明図 光源部の構成を示す説明図 露光部の制御構成を示すブロック図 データ振分部による画像データの各画素の振分処理を示す説明図 2つの発光素子の点灯タイミングを示す説明図 各画素に対応する主走査ライン上のレーザービームの照射状態を模式的に示す説明図 各画素に対応する主走査ライン上のレーザービームの照射状態を模式的に示す説明図
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1の全体構成を模式的に示す説明図である。この画像形成装置1は、例えば複写機といった電子写真方式の画像形成装置であり、画像データに基づいて用紙Pに画像を形成する。画像形成装置1は、原稿読取装置5と、露光部10と、感光体ドラム21と、帯電部22と、現像部23と、転写部24と、定着装置30と、本体制御部50とを主体に構成されている。
原稿読取装置5は、画像形成装置1の筐体上部に配置され、画像を読み取る際に原稿を自動的に移動させる自動原稿送り部を備えている。この原稿読取装置5は、原稿に形成された画像を読み取り、所定の画像信号を出力する。出力された画像信号は、A/D変換、シェーディング補正やディザ処理、圧縮等の処理が施され、画像データとして本体制御部50に出力される。なお、本体制御部50は、原稿読取装置5から画像データを取得するのみならず、画像形成装置1に接続されたパーソナルコンピューターや他の画像形成装置から画像データを受信してもよい。
再び図1を参照するに、感光体ドラム21は、帯電部22によりその表面が一様に帯電させられており、露光部10によりその表面に静電潜像が形成される。現像部23は、トナーで現像することによって感光体ドラム21上の静電潜像を顕像化する。これにより、感光体ドラム21上にトナー画像が形成される。
用紙収納部40に収納された用紙Pは、転写部24へ給紙される。転写部24は、感光体ドラム21の表面上のトナー画像を用紙Pへ転写し、その後、分離部25は、トナー画画像が転写された用紙Pを感光体ドラム21から分離する。一方、クリーニング装置26は、転写部24によりトナー画像が用紙Pに転写された後の感光体ドラム21の表面に残留しているトナーを除去する。中間搬送部41は、分離された用紙Pを定着装置30へ搬送する。
定着装置30は、用紙Pに対する加熱及び加圧により定着処理を施す。排紙部42は、定着処理が施された用紙Pを用紙トレイ45へ排出する。
用紙Pの両面に画像形成を行う場合、定着装置30により定着処理が施された用紙Pは、切換ガイド43により、その搬送方向が排紙部42側から下方(反転搬送部44)側へと切り換えられる。反転搬送部44は、用紙Pをスイッチバックすることにより用紙Pの表裏を反転させた上で用紙Pを転写部24へ搬送する。転写部24は、トナー画像を用紙Pの裏面へ転写し、当該用紙Pは定着装置30を経て、排紙部42から用紙トレイ45へ排紙される。
本体制御部50は、画像形成装置1を構成する各要素を統合的に制御する機能を担っている。本体制御部50としては、CPU、ROM及びRAMを主体に構成されたマイクロコンピュータを用いることができる。
以下、本実施形態の特徴の1つである露光部10について詳細に説明する。ここで、図2は、露光部10の構成を模式的に示す説明図である。
露光部10は、画像データに基づいて、レーザー光による光ビーム(以下「レーザービーム」という)を用いて感光体ドラム21の表面を走査露光する走査光学装置である。露光部10は、光源部11、ポリゴンユニット12、走査レンズ13,14、折り返しミラー15を主体に構成されている。なお、主走査方向MDは、感光体ドラム21の回転軸に平行な方向であり、副走査方向SDは、感光体ドラム21の回転軸に対して直交する方向である。
図3は、光源部11の構成を示す説明図である。光源部11は、ポリゴンユニット12にレーザービームを出射する機能を担っている。光源部11は、2つの素子ユニット110a,110bを主走査方向MDに配列して構成されている。個々の素子ユニット110a,110bは、主走査方向MDに対して傾斜して直線状に配列された複数の発光素子111a,111bを副走査方向SDに複数並べて構成されている。本実施形態では、個々の素子ユニット110a,110bは、主走査方向MDに4個、副走査方向SDに8個からなる合計で32個の素子ユニット110a,110bで構成されている。素子ユニット110a,110bをなす個々の発光素子111a,111bとしては、例えばレーザーダイオードを用いることができる。
本実施形態において、図3のハッチングで示すように、2つの素子ユニット110a,110bにおいて、主走査方向MDの同一直線上に並ぶ発光素子111a,111bは、感光体ドラム21において同一の主走査ライン上にレーザービームをそれぞれ照射する素子として機能する。同一の主走査ライン上に2つの発光素子111a,111bを照射することで、単独の発光素子で照射する場合と比べて、主走査方向MDの解像度を2倍にすることができる。以下、同一の主走査ライン上にレーザービームを照射する2つの発光素子111a,111bを、主走査ラインが対応する2つの発光素子111a,111bという。
また、発光素子111a,111bを二次元的に配列した光源部11によれば、後述するポリゴンミラー121による1回の走査により、32個の主走査ラインを一括で露光することができる。これにより、副走査方向SDの高解像度化を生産性よく達成することができる。
光源部11とポリゴンユニット12との間には、例えば、個々のレーザービームを略平行な光束に整形するコリメーターレンズ(図示せず)や、後述するポリゴンミラー121の反射面において線状となるようにレーザービームを集光するシリンドリカルレンズ(図示せず)などが配置されている。
ポリゴンユニット12は、筐体120と、偏向器としてのポリゴンミラー121と、モーター(図示せず)とで構成されている。ポリゴンミラー121及びモーターは、ポリゴンミラー121へのレーザービームの入射及びポリゴンミラー121によるレーザービームの偏向走査を妨げることがないような状態で、筐体120内に収容されている。また、この筐体120は、画像形成装置1の調整時(例えば製品の製造工程における調整時)に実行される位置決め処理を通じて、画像形成装置1の固定板130に適切に組み付けられている。
ポリゴンミラー121は、例えば正六角柱状に形成されて、各側面が反射面となっている。個々の反射面は、光源部11から出射されたレーザービームを反射することにより、当該レーザービームを偏向する。このポリゴンミラー121は、軸回転可能に支持されており、モーターからの駆動力により所定速度で回転することにより、光源部11から出射されたレーザービームを周期的に偏向走査する。
走査レンズ13,14は、ポリゴンミラー121が偏向走査したビームを感光体ドラム21の表面に結像させる。この際、ポリゴンミラー121が偏向したレーザービームは、走査レンズ13,14を通して折り返しミラー15に入射し、当該折り返しミラー15により、感光体ドラム21側へと反射させられる。
ポリゴンミラー121の回転によるレーザービームの偏向走査は、感光体ドラム21の主走査方向MDへの画像データの書き込み、すなわち、主走査ラインへの画像データの書き込みである。
このような構成の露光部10においては、ポリゴンミラー121により複数のレーザービームを主走査方向MDに偏向して感光体ドラム21の表面を順次露光(走査露光)することで、32本の主走査ライン上に静電潜像(画像)が形成される。また、ポリゴンミラー121の各反射面の偏向走査毎に感光体ドラム21を軸回転させることにより、感光体ドラム21には、32本の主走査ライン分の静電潜像が、副走査方向SDに沿って順次形成される。
図4は、露光部10の制御構成を示すブロック図である。露光部10は、光源部11から出力されるレーザービームの出力制御を行う制御部16をさらに備えている。この制御部16は、クロック発生部16aと、データ振分部16bと、一対のPWM制御部16ca,16cbと、一対のレーザー駆動部16da,16dbと、タイミング発生部16eとで構成されている。なお、以下の説明では、主走査ラインが対応する2つの発光素子111a,111bに着目して説明を行うが、これらの説明は、各素子ユニット110a,110bが備える他の対応する発光素子111a,111bについても同様に動作するものである。
クロック発生部16aは、本体制御部50からの指示に従って、同期信号であるデータクロックを生成する。クロック発生部16aは生成したデータクロックを、データ振分部16b、タイミング発生部16e及び一対のPWM制御部16ca,16cbに出力する。
データ振分部16bは、主走査ライン上に形成する画像データの各画素を、主走査ラインが対応する2つの発光素子111a,111bに振り分ける。振り分けられた画像データの各画素は、対応するPWM制御部16ca,16cbに出力される。
一対のPWM制御部16ca,16cbは、主走査ラインが対応する2つの発光素子111a,111bに対応して設けられている。個々のPWM制御部16ca,16cbは、データ振分部16bから出力される画像データの各画素に基づいて、発光素子111a,111bの点灯状態を操作するPWMパルスを生成する。
一対のレーザー駆動部16da,16dbは、主走査ラインが対応する2つの発光素子111a,111bに対応して設けられている。個々のレーザー駆動部16da,16dbは、タイミング発生部16eから出力されるタイミング信号と、PWM制御部16ca,16cbから生成されるPWMパルス(オンデューティ)とに基づいて発光素子111a,111bを点灯駆動する。
タイミング発生部16eは、主走査ラインが対応する2つの発光素子111a,111bの点灯タイミングを制御するため、データクロックに基づいて一対のレーザー駆動部16da,16db及び一対のPWM制御部16ca,16cbにタイミング信号をそれぞれ出力する。本実施形態では、タイミング発生部16eは、一方の発光素子111bを先行して点灯し、他方の発光素子111aを半周期(180度の位相差)だけ後行して点灯し、各発光素子111a,111bの点灯動作を交互に繰り返す。
以下、図5から7を参照し、露光部10の点灯制御、具体的には、主走査ラインが対応する2つの発光素子111a,111bの点灯制御について説明する。
図5は、データ振分部16bによる画像データDの各画素の振分処理を示す説明図である。データ振分部16bは、主走査ライン上に形成する画像データDの各画素を、主走査ラインが対応する2つの発光素子111a,111bに振り分ける。具体的には、データ振分部16bは、画像データDの各画素の主走査方向MDの並びに従って、当該画像データDの各画素を2つの発光素子111a,111bに順番に振り分ける。例えば、データ振分部16bは、先行の発光素子111bに、画像データDにおける偶数の画素を振り分け、後行の発光素子111bに、画像データDにおける奇数の画素を振り分ける。
図6は、2つの発光素子111a,111bの点灯タイミングを示す説明図である。この図は、2つの発光素子111a,111bのレーザービームの間隔が感光体ドラム21の主走査ライン上で2画像ずれているものとして、2つの発光素子111a,111bの点灯タイミングを示す図である。
タイミング発生部16eは、主走査ラインが対応する2つの発光素子111a,111bの点灯タイミングを制御する。具体的には、タイミング発生部16eは、感光体ドラム21の主走査ライン上を基準とする、2つの発光素子111a,111bのレーザービームの間隔に基づいて、2つの発光素子111a,111bの点灯タイミングを決定する。
また、主走査方向MDについて2倍の高解像度化を行うために、2つの発光素子111a,111bの点灯タイミングには180度の位相差となる必要がある。そのため、先行の発光素子111bに対して後行の発光素子111aは、その点灯クロックが逆相の関係となっている。
そして、タイミング発生部16eは、2つの発光素子111a,111bの点灯タイミングに基づいて、一対のレーザー駆動部16da,16db及び一対のPWM制御部16ca,16cbにタイミング信号をそれぞれ出力する。
また、PWM制御部16ca,16cbは、データ振分部16bから出力される各画素の画素値に基づいて、所定のオンデューティとなるPWMパルスを生成する。また、PWM制御部16ca,16cbは、発光素子111a,111bの点灯区間の中心が主走査ライン上の画素中心と対応するようにPWMパルスを生成する。
このように本実施形態において、画像形成装置1は、走査光学装置である露光部10と、露光部10により走査露光される感光体ドラム21と、感光体ドラム21に担持されるトナーを用紙Pに転写する転写部24と、を有している。
ここで、露光部10は、レーザービームを主走査方向MDに走査して感光体ドラム21の表面(被走査面)を露光することで、主走査ライン上に画像を形成するものである。この露光部10は、同一の主走査ライン上にレーザービームをそれぞれ照射する2の発光素子111a,111bを直線状に並べて配置した光源部11と、光源部11を制御する制御部16とを有している。制御部16は、主走査ライン上に形成する画像データDの各画素を2つの発光素子111a,111bに振り分けるデータ振分部(振分部)16bと、画像データDが振り分けられた2つの発光素子111a,111bについて位相を相互にずらして点灯させるタイミング発生部16eとを有している。
図7は、各画素に対応する主走査ライン上のレーザービームの照射状態を模式的に示す説明図である。本実施形態の構成によれば、図7(a)に示すように、感光体ドラム21の主走査ライン上には、2つの発光素子111a,111bが位相をずらして点灯される。これにより、一方の発光素子111aによる隣り合う照射位置の間に他方の発光素子111bの照射位置が位置付けられるので、2つの発光素子111a,111bの照射位置が互いに補完しあうこととなり、主走査ライン上を高密度に露光することができる。したがって、同一のクロックを利用したとしても、単独の発光素子を点灯する手法と比べ、主走査方向MDの高解像度化を図ることができる。ここで、図7(b)は、同一周期のクロックにて単一の発光素子を点灯した際の各画素に対応する主走査ライン上のレーザービームの照射状態を模式的に示す説明図である。このように、2つの発光素子111a,111bについて位相を180度ずらして点灯することで、単独の発光素子を用いる場合と比較して、主走査方向MDについて2倍の解像度を実現することができる。
また、本実施形態において、データ振分部16bは、画像データDの各画素の主走査方向MDの並びに従って、当該画像データDの各画素を2つの発光素子111a,111bに順番に振り分けている。
上述のように、主走査ライン上には、2つの発光素子111a,111bのレーザービームが交互に照射されることとなるので、主走査ライン上の画像(静電潜像)を適切に形成することができる。
また、タイミング発生部16eは、2つの発光素子111a,111bに対応する感光体ドラム21表面のレーザービームの間隔に基づいて、2つの発光素子111a,111bの点灯タイミングを決定している。
この構成によれば、感光体ドラム21表面のレーザービームの間隔を考慮することで、2つの発光素子111a,111bの点灯タイミングを適切に決定することができる。これにより、主走査ライン上に、2つの発光素子111a,111bのレーザービームが交互に照射され、主走査方向MDの高解像度化を図ることができる。
また、露光部10は、タイミング発生部16eから出力されるタイミング信号に基づいて、2つの発光素子111a,111bの点灯状態を操作するPWMパルスを生成する一対のPWM制御部16ca,16cbをさらに有している。ここで、一対のPWM制御部16ca,16cbは、発光素子111a,111bの点灯区間の中心が主走査ライン上の画素中心と対応するようにPWMパルスを生成している。
この構成によれば、主走査方向MDにおける画素間の片寄り等を抑制することができるので、画素間の分離が曖昧になり、画像が不鮮明になるといった事態を抑制することができる。
さらに、本実施形態において、光源部11は、主走査方向MDに対して傾斜して直線状に配列された4つの発光素子を副走査方向SDに複数並べた素子ユニットを、主走査方向MDに2個配列して構成されている。
この構成によれば、主走査方向MDの高解像度化とともに、副走査方向SDの高解像度化を図ることができる。これにより、主走査方向MD及び副走査方向SDのそれぞれを高解像度化することができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態に係る画像形成装置1について説明する。この第2の実施形態に係る画像形成装置1が、第1の実施形態のそれと相違する点は、主走査ラインが対応する2つの発光素子111a,111bの照射態様である。以下、第1の実施形態と重複する構成については説明を省略することとし、相違点を中心に説明を行う。
第1の実施形態に示す手法では、解像度を2倍としているため、先行の発光素子111bの発光タイミングの間に、後行の発光素子111aの発光タイミングが位置付けられる。そのため、奇数画素のレーザービームと、偶数画素のレーザービームとの重なりが大きい場合には、画素間の分離が曖昧になる可能性がある。
そこで、本実施形態では、2つの発光素子111a,111bの光量は、主走査ライン上にビーム光を単独の発光素子で照射する場合よりも小さく設定されている。これにより、個々のレーザービームの重なりが抑制されるので、図8に示すように、画素間の分離を行うことができる。
なお、画素間の分離を行う手法はこれに限られない。例えば、発光素子111a,111bの照射径を利用してもよい。すなわち、2つの発光素子111a,111bの照射径は、主走査ライン上にビーム光を単独の発光素子で照射する場合よりも小さく設定するといった如くである。また、光量と照射径との双方を利用するものであってもよい。
以上、本発明の実施形態にかかる画像形成装置について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、その発明の範囲内において種々の変形が可能であることはいうまでもない。本実施形態では、同一の主走査ライン上にビーム光を照射する発光素子を2つとし、主走査方向MDの解像度を2倍にする手法について説明した。しかしながら、発光素子の数は2つより多くてもよく、これにより、さらなる高解像度化を図ることができる。また、画像形成装置のみならず、走査光学装置それ自体も本発明の一部として機能する。
1 画像形成装置
10 露光部
11 光源部
110a,110b 素子ユニット
111a,111b 発光素子
12 ポリゴンユニット
121 ポリゴンミラー
13,14 走査レンズ
15 折り返しミラー
16 制御部
16a クロック発生部
16b データ振分部
16ca,16cb PWM制御部
16da,16db レーザー駆動部
16e タイミング発生部
21 感光体ドラム
22 帯電部
23 現像部
24 転写部
30 定着装置
50 本体制御部

Claims (8)

  1. ビーム光を主走査方向に走査して被走査面を露光することで、主走査ライン上に画像を形成する走査光学装置において、
    同一の主走査ライン上にビーム光をそれぞれ照射する複数の発光素子を直線状に並べて配置した光源部と、
    前記光源部を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、
    前記主走査ライン上に形成する画像データの各画素を、前記複数の発光素子に振り分ける振分部と、
    前記画像データが振り分けられた個々の発光素子について、位相を相互にずらして点灯させるタイミング発生部と、
    を有することを特徴とする走査光学装置。
  2. 前記振分部は、画像データの各画素の主走査方向の並びに従って、当該画像データの各画素を前記複数の発光素子に順番に振り分けることを特徴とする請求項1に記載された走査光学装置。
  3. 前記タイミング発生部は、前記複数の発光素子に対応する前記被走査面上のビーム光の間隔に基づいて、前記複数の発光素子の点灯タイミングを決定することを特徴とする請求項1又は2に記載された走査光学装置。
  4. 前記複数の発光素子の光量は、前記主走査ライン上にビーム光を単独の発光素子で照射する場合よりも小さく設定されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載された走査光学装置。
  5. 前記複数の発光素子の照射径は、前記主走査ライン上にビーム光を単独の発光素子で照射する場合よりも小さく設定されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載された走査光学装置。
  6. 前記複数の発光素子に対応して設けられ、前記タイミング発生部から出力されるタイミング信号に基づいて、前記複数の発光素子の点灯状態を操作するPWMパルスを生成する複数のPWM制御部をさらに有し、
    前記複数のPWM制御部は、前記発光素子の点灯区間の中心が前記主走査ライン上の画素中心と対応するように前記PWMパルスを生成することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載された走査光学装置。
  7. 前記光源部は、主走査方向に対して傾斜して直線状に配列された複数の発光素子を副走査方向に複数並べた素子ユニットを、前記主走査方向に複数配列して構成されることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載された走査光学装置。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の走査光学装置と、
    前記走査光学装置により走査露光される感光体と、
    前記感光体に担持されるトナーを用紙に転写する転写部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
JP2015033639A 2015-02-24 2015-02-24 走査光学装置及び画像形成装置 Active JP6520200B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015033639A JP6520200B2 (ja) 2015-02-24 2015-02-24 走査光学装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015033639A JP6520200B2 (ja) 2015-02-24 2015-02-24 走査光学装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016156900A true JP2016156900A (ja) 2016-09-01
JP6520200B2 JP6520200B2 (ja) 2019-05-29

Family

ID=56825877

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015033639A Active JP6520200B2 (ja) 2015-02-24 2015-02-24 走査光学装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6520200B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02127608A (ja) * 1988-11-08 1990-05-16 Fujitsu Ltd ホログラムを用いた光走査装置
JP2004090472A (ja) * 2002-08-30 2004-03-25 Konica Minolta Holdings Inc 画像形成装置及び画像形成方法
US20100085620A1 (en) * 2008-10-06 2010-04-08 Craig Breen Aligning beams over successive reflections by facets of rotating polygonal mirror
JP2010094982A (ja) * 2008-09-16 2010-04-30 Ricoh Co Ltd 画像形成装置および画像形成方法
JP2010164813A (ja) * 2009-01-16 2010-07-29 Ricoh Co Ltd 光源装置、光ビーム走査装置及び画像形成装置
JP2011158771A (ja) * 2010-02-02 2011-08-18 Ricoh Co Ltd 光走査装置及び画像形成装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02127608A (ja) * 1988-11-08 1990-05-16 Fujitsu Ltd ホログラムを用いた光走査装置
JP2004090472A (ja) * 2002-08-30 2004-03-25 Konica Minolta Holdings Inc 画像形成装置及び画像形成方法
JP2010094982A (ja) * 2008-09-16 2010-04-30 Ricoh Co Ltd 画像形成装置および画像形成方法
US20100085620A1 (en) * 2008-10-06 2010-04-08 Craig Breen Aligning beams over successive reflections by facets of rotating polygonal mirror
JP2010164813A (ja) * 2009-01-16 2010-07-29 Ricoh Co Ltd 光源装置、光ビーム走査装置及び画像形成装置
JP2011158771A (ja) * 2010-02-02 2011-08-18 Ricoh Co Ltd 光走査装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6520200B2 (ja) 2019-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5804773B2 (ja) 画像形成装置
JP5786457B2 (ja) 画像形成装置
JP2008023985A (ja) 光走査装置、光走査方法、この光走査装置の光走査プログラム、この光走査装置を備える画像形成装置、画像形成方法、および、この画像形成装置の画像形成プログラム
US20090067882A1 (en) Image forming apparatus, beam scanning apparatus thereof, and method of beam scanning thereof
US9288366B2 (en) Optical scanning device and image forming apparatus
JP6726046B2 (ja) 画像形成装置
JP5792960B2 (ja) 画像形成装置
JP6520200B2 (ja) 走査光学装置及び画像形成装置
JP2005028871A (ja) ビーム光走査装置及び画像形成装置
JP5783688B2 (ja) 画像形成装置
JP2006198882A (ja) 光走査装置及び光量制御方法
JP4539401B2 (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP2007164061A (ja) 光学装置および結像方法
JP2004223754A (ja) 画像形成装置
JP2006159586A (ja) マルチビーム画像形成装置
JP4947109B2 (ja) 光走査装置
JP2009023160A (ja) 画像形成装置、画像書き出しタイミング設定方法
JP4616365B2 (ja) 画像形成装置
JP3824566B2 (ja) 光書込装置
JP2004286862A (ja) 光ビーム走査回路、光ビーム走査装置、および画像形成装置
JP2008310240A (ja) 光走査装置、および画像形成装置
JP2003266778A (ja) 画像形成装置
JP6459957B2 (ja) 光走査装置及びこれを用いた画像形成装置
JP5483896B2 (ja) 光走査装置及びその制御方法
JP4995564B2 (ja) 光源異常検出方法、光走査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181015

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190415

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6520200

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150