JP2016156579A - 廃棄物焼却炉装置 - Google Patents

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中山 剛
Takeshi Nakayama
剛 中山
知広 傳田
Tomohiro Denda
知広 傳田
江梨 渡辺
Eri Watanabe
江梨 渡辺
北川 尚男
Hisao Kitagawa
尚男 北川
翔太 川崎
Shota KAWASAKI
翔太 川崎
太一 薄木
Taichi Usuki
太一 薄木
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Abstract

【課題】廃棄物がプッシャで押し出される毎に受床前端から確実に落下し、廃棄物の火格子上への定量供給性ひいては燃焼を安定化させる廃棄物焼却炉装置を提供することを課題とする。
【解決手段】投入筒14へ落下投入された廃棄物Wを受ける受床17に沿って、該受床17上の廃棄物Wを炉内方へ向け前方へ押し出すプッシャ18を備え、該プッシャ18で押し出された廃棄物Wが、受床17の前端で段差を形成する落差壁22の下端レベルで該落差壁22に対して前方に位置する火格子へ落下する火格子式廃棄物焼却炉装置において、落差壁22が受床前端位置から前方に向け下方へ傾斜する傾斜部22Aを有していることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は廃棄物焼却炉装置、特に火格子式廃棄物焼却炉装置に関する。
この種の廃棄物焼却炉装置としては、非特許文献1に示されている火格子(ストーカ)式焼却炉が知られている。
非特許文献1における火格子焼却炉は、廃棄物が落下投入される投入筒の下端に受床が位置し、該受床の前端で廃棄物の落下のための段差を形成する落差壁の下端レベルで該落差壁に対して前方に火格子が設けられている。上記落差壁は、受床の前端と火格子の後端とを結ぶ垂直壁として形成されている。すなわち、受床と落差壁とは互いに直角をなしている。上記受床の直上には、投入筒へ投入された受床上の廃棄物を上記落差壁の方へ向け前方に押し出すプッシャが設けられている。かくして、プッシャで前方に押し出された廃棄物は落差壁での段差をもって、受床前端から火格子上に落下し、該火格子上で焼却される。
JFE環境ソリューションズカタログCA3031 ハイパー21ストーカシステム 2007年12月1日<http://www.jfe-eng.co.jp/products/environment/pdf/CA3031.pdf>
プッシャは通常ロッド状をなし、その長手方向で前後に移動して、前進時に受床上の廃棄物を前方へ押し出して火格子上へ落下させる。しかし、該ロッドは、該ロッドの前端が上記受床の前端、すなわち落差壁の位置までは前進せずに廃棄物中に留まっている。その理由は、ロッド前端が廃棄物から突出して炉内の高温燃焼ガスと接触して劣化や損傷することを防止するために、常時廃棄物中にあって廃棄物により保護される必要があるからである。したがって、受床の前端に位置する廃棄物はプッシャ前端により直接押されずに後続の廃棄物を介して押し出されるので、その押出し力は弱く、廃棄物の性状や炉内の燃焼状況によっては火格子上へ落下せずに少しづつ受床前端から前方へせり出して塊りを形成し、いわゆる棚吊り現象が生ずることがある。この棚吊り現象が生ずると、塊りが限界まで成長するとその自重により崩れて一度に火格子上に落下する。その結果、廃棄物の火格子上への定量供給性が低下し、火格子上での燃焼不安定化を招くこととなる。
本発明は、このような事情に鑑み、廃棄物がプッシャで押し出される毎に受床前端から確実に落下し、廃棄物の火格子上への定量供給性ひいては燃焼を安定化させる廃棄物焼却炉装置を提供することを課題とする。
本発明に係る廃棄物焼却炉装置は、投入筒へ落下投入された廃棄物を受ける受床に沿って、該受床上の廃棄物を炉内方へ向け前方へ押し出すプッシャを備え、該プッシャで押し出された廃棄物が、受床の前端で段差を形成する落差壁の下端レベルで該落差壁に対して前方に位置する火格子へ落下する。
かかる火格子式廃棄物焼却炉装置において、本発明では、落差壁が受床前端位置から前方に向け下方へ傾斜する傾斜部を有していることを特徴としている。
このような構成の本発明によると、受床前端が傾斜部に接続していて廃棄物が常時受床前端にいたるまで存在しているので、プッシャの前端が廃棄物から突出することなく受床前端近傍にまで達することが可能であること、受床前端から下り勾配の傾斜部が形成されていることに起因して、廃棄物は、プッシャに押し出される毎に、上記傾斜部から確実に落下する。かくして、火格子上への廃棄物の定量供給性ひいては燃焼安定化が実現できる。
本発明において、傾斜部は直線的に傾斜していることができる。単純な形状のため製作が容易である。
本発明において、傾斜部は水平線に対する傾角が30°〜60°であることが好ましく、45°程度がさらに好ましい。傾角が30°未満であると傾斜による廃棄物の落下の効果が現れにくく、60°より大きいと従来の垂直壁をプッシャ側に寄せて位置させたのと近い状況になり、プッシャ前面の廃棄物による高温燃焼ガスからの保護効果が低下する。
以上のように、本発明によると、受床と火格子との間に段差を形成する落差壁に、受床前端位置から前方に向け下方へ傾斜する傾斜部を設けることとしたので、廃棄物が受床前端にいたるまで常時存在し、その結果、プッシャが前進時にその前端が廃棄物から突出することなく上記受床前端近くまで達することができ、廃棄物は、プッシャに押し出される毎に確実に受床から落下し、火格子上への廃棄物の定量供給性ひいては燃焼安定化が実現される。
本発明の一実施形態装置の概要構成を示す縦断面図である。
以下、添付図面の図1にもとづき、本発明の一実施形態装置を説明する。
図1は本実施形態としての廃棄物焼却炉10であり、該廃棄物焼却炉10は、炉内に主燃焼室12及び二次燃焼室13を形成する炉本体11と、該炉本体11へ廃棄物Wを落下投入するための投入筒14と、炉内での廃棄物の燃焼により生ずる排ガスを排出する排気部15と、廃棄物の燃焼後に残る未燃物そして不燃物を灰分として排出する灰分排出部16とを有し、さらに、上記投入筒14の下端に位置する受床17の直上で炉内に向け前進そして後退するロッド状のプッシャ18を備えている。
主燃焼室12の下部には、火格子19が設けられていて、プッシャ18により前方に押し出される受床17上の廃棄物Wが該火格子19上に落下する。火格子19には、その下方の風箱(図示せず)に接続された送気管20により炉内へ向け送入される一次燃焼用空気が供給されるようになっている。一次燃焼用空気は、圧送ブロワ21により炉内へ送入される。火格子上の廃棄物Wは、該火格子の動作により前方へ送られながら、乾燥、燃焼そして後燃焼して、灰分が灰分排出部16から排出される。
主燃焼室12の燃焼ガス下流端に位置する二次燃焼室13で未燃ガスが二次燃焼され排ガスが排気部15から排出される。
上記受床17の前端は火格子19の上流端と落差壁22で接続されている。該落差壁22は、上記火格子19の上流端に対して受床17に落差をもたらすように段状に形成されていて、受床17の前端から前方に向け下方へ傾斜する傾斜部22Aと、該傾斜部22Aの下端から火格子19の上流端まで垂下する垂直部22Bとを有している。上記プッシャ18は、その前端がプッシャ18の前進時に、前後方向で、上記受床17の前端近傍位置、すなわち傾斜部22Aの上端近傍位置を最前進位置としている。このプッシャ18の前端の最前進位置と受床17の前端位置との間の距離は、従来の落差壁が垂直壁をなしている場合と比較すると、上記傾斜部22Aにおける前後方向距離の分だけ短くなっている。
このように構成されている本実施形態では、廃棄物Wが投入筒14の上端の投入口から該投入筒14へ落下投入されて受床17上に堆積される。受床17上の廃棄物Wは、間欠的に前後にストローク移動するプッシャ18により前方へ押し出される。プッシャ18の前端の最前進位置は受床17の前端位置近傍、すなわち傾斜部22Aの上端の位置近傍にまで達するが、廃棄物Wは受床17の前端を越え傾斜部22Aにまで及んでいるので、プッシャ18の前端は廃棄物Wから突出することなく廃棄物W中に位置する。その結果、プッシャ18は主燃焼室12内の高温燃焼ガスと接触せずに該高温燃焼ガスから十分に保護されており、一方、受床17上の廃棄物Wはプッシャ18に押されて直ぐに傾斜部22Aへ到達して自重で滑落し、火格子上に落下し堆積する。
かくして、廃棄物Wは受床17から直ぐに傾斜部22Aに達して滑落するので、受床17から落下せずにいわゆる棚吊り現象を生ずることがない。したがって、廃棄物Wは火格子上へ定量供給され、燃焼が安定化する。
本実施形態において、落差壁22における傾斜部は、傾斜部の上端と下端とを結ぶ仮想線と水平線とがなす傾角を30°〜60°とすることが好ましく、45°程度がさらに好ましい。傾角が30°未満であると傾斜による廃棄物の落下の効果が現れにくく、また、60°より大きいと従来の垂直壁をプッシャ側に寄せて位置させたのに近い状況になり、プッシャ前端における廃棄物による高温燃焼からの保護効果が低下する。また、落差壁22における傾斜部は、図1に見られるように直線的でなく曲線を含む形状でもよく、また複数の直線を結ぶ形状でもよい。
10 廃棄物焼却炉
14 投入口
17 受床
18 プッシャ
22 落差壁
22A 傾斜部
W 廃棄物

Claims (3)

  1. 投入筒へ落下投入された廃棄物を受ける受床に沿って、該受床上の廃棄物を炉内方へ向け前方へ押し出すプッシャを備え、該プッシャで押し出された廃棄物が、受床の前端で段差を形成する落差壁の下端レベルで該落差壁に対して前方に位置する火格子へ落下する火格子式廃棄物焼却炉装置において、
    落差壁が受床前端位置から前方に向け下方へ傾斜する傾斜部を有していることを特徴とする廃棄物焼却炉装置。
  2. 傾斜部は直線的に傾斜していることとする請求項1に記載の廃棄物焼却炉装置。
  3. 傾斜部は水平線に対する傾角が30°〜60°であることとする請求項2に記載の廃棄物焼却炉装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110953593A (zh) * 2019-12-13 2020-04-03 杭州新世纪能源环保工程股份有限公司 一种可变逆推炉排角度的一般工业废弃物焚烧炉

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