JP2016156347A - Idling stop control device for motorcycle - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、自動二輪車のアイドリングストップ制御装置に関する。 The present invention relates to an idling stop control device for a motorcycle.
アイドル制御用スイッチが操作された場合に、エンジンの運転状態を判定し、エンジンが運転中であればエンジンを停止させ、エンジンが停止中であればエンジンを始動させる自動二輪車のアイドリングストップ制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。 An idling stop control device for a motorcycle that determines an operating state of an engine when an idle control switch is operated, stops the engine if the engine is operating, and starts the engine if the engine is stopped. It is known (see, for example, Patent Document 1).
従来のアイドリングストップ制御装置は、エンジンのアイドリングストップ時にも再始動時にも、アイドル制御用スイッチの操作を必要とするため、搭乗者の意図的なアイドリングストップを提供できる、 Since the conventional idling stop control device requires the operation of the idle control switch at the time of idling stop and restart of the engine, it can provide an intentional idling stop of the passenger.
ところで、マニュアルトランスミッションを備える自動二輪車では、走行する自動二輪車を停車させる際、および自動二輪車を発進させる際には、ブレーキレバーまたはクラッチレバーの操作を伴う。 By the way, in a motorcycle equipped with a manual transmission, a brake lever or a clutch lever is operated when the traveling motorcycle is stopped and when the motorcycle is started.
したがって、従来のアイドリングストップ制御装置を、マニュアルトランスミッションを備える自動二輪車に適用する場合には、搭乗者は、エンジンをアイドリングストップさせるために、ブレーキレバーまたはクラッチレバーを操作しつつアイドル制御用スイッチを操作しなければならなくなり、手指を煩雑に駆使しなければならなくなる。 Therefore, when applying a conventional idling stop control device to a motorcycle equipped with a manual transmission, the occupant operates the idle control switch while operating the brake lever or clutch lever to stop the engine idling. You have to do it, and you have to use your fingers.
そこで、本発明は、マニュアルトランスミッションを備える自動二輪車において、停車の動作に関連する一連の搭乗者の操作によってエンジンをアイドリングストップさせられる自動二輪車のアイドリングストップ制御装置を提案する。 In view of this, the present invention proposes an idling stop control device for a motorcycle equipped with a manual transmission, in which the engine can be idling stopped by a series of passenger operations related to the stopping operation.
前記の課題を解決するため本発明に係る自動二輪車のアイドリングストップ制御装置は、エンジン、マニュアルトランスミッション、および前記エンジンから前記マニュアルトランスミッションへの動力伝達を接続(締結)または遮断(解放)するクラッチ機構を含む自動二輪車のアイドリングストップ制御装置において、前記エンジンの回転数を検出するクランク回転センサと、前記クランク回転センサで検知されるエンジンの回転数が、通常のアイドリング回転数よりも低い値に予め設定されるアイドリングストップを開始する回転数(閾値)より低下すると、前記エンジンを運転状態からアイドリングストップ状態に遷移させるアイドリングストップ制御部と、を備えている。 In order to solve the above problems, an idling stop control device for a motorcycle according to the present invention includes an engine, a manual transmission, and a clutch mechanism that connects (fastens) or shuts (releases) power transmission from the engine to the manual transmission. Including a crank rotation sensor for detecting the engine speed, and the engine speed detected by the crank sensor being set in advance to a value lower than a normal idling speed. And an idling stop control unit that causes the engine to transition from an operating state to an idling stop state when the engine speed falls below a rotational speed (threshold value) for starting the idling stop.
本発明によれば、マニュアルトランスミッションを備える自動二輪車において、停車の動作に関連する一連の搭乗者の操作によってエンジンをアイドリングストップさせられる自動二輪車のアイドリングストップ制御装置を提供できる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, in the motorcycle provided with a manual transmission, the idling stop control apparatus of the motorcycle which can make an engine idling stop by a series of operation of the passenger related to the operation | movement of stopping can be provided.
以下、本発明に係る自動二輪車のアイドリングストップ制御装置の実施の形態について、図1から図5を参照して説明する。 Embodiments of an idling stop control device for a motorcycle according to the present invention will be described below with reference to FIGS.
図1は、本発明の実施形態に係るアイドリングストップ制御装置が適用される自動二輪車を示す平面図である。 FIG. 1 is a plan view showing a motorcycle to which an idling stop control device according to an embodiment of the present invention is applied.
なお、本実施形態における前後上下左右の表現は、自動二輪車1の搭乗者を基準にする。 In the present embodiment, front / rear, upper / lower / left / right expressions are based on the passenger of the motorcycle 1.
図1に示すように、本実施形態に係る自動二輪車1は、車両の前後に延びる車体フレーム2と、車体フレーム2に搭載される内燃機関としてのエンジン3と、車体フレーム2の前方に配置されて車両の左右方向へ操舵自在なステアリング機構5と、車体フレーム2の前方に配置されてステアリング機構5に回転自在に支持される前輪6と、車体フレーム2の後方に配置されて車両の上下方向へ揺動自在に支持される後輪懸架装置7と、車体フレーム2の後方に配置されて後輪懸架装置7に回転自在に支持される後輪8と、エンジン3の運転を制御するエンジン制御装置11と、を備えている。
As shown in FIG. 1, a motorcycle 1 according to the present embodiment is disposed in front of a vehicle body frame 2 that extends in the front and rear of the vehicle, an
車体フレーム2は、車体フレーム2の最前部に配置されるヘッドパイプ12と、ヘッドパイプ12から左右へ分岐し斜め後ろ下方へ延びる左右一対のメインフレーム13と、左右一対のメインフレーム13それぞれの後端部に接続されて下方へ垂下する左右一対のピボットフレーム15と、左右一対のメインフレーム13それぞれの後端部に接続されて斜め後ろ上方へなだらかに延びるリアフレーム16と、を備えている。
The vehicle body frame 2 includes a
ヘッドパイプ12はステアリング機構5の操舵中心であり、ステアリング機構5を車体フレーム2に支える。
The
左右のメインフレーム13は、ヘッドパイプ12に接続される前端部からエンジン3の横幅と同程度まで拡開しつつ後方へ延びている。左右のメインフレーム13は、前半部の上方にエアクリーナボックス17を支え、後半部の上方に燃料タンク18を支えている。
The left and right
左右一対のピボットフレーム15はピボット軸19を備える。ピボット軸19は、左右一対のピボットフレーム15の略中央部に架設されている。
The pair of left and
左右のメインフレーム13および左右一対のピボットフレーム15は、エンジン3を抱え込んで支えている。
The left and right
エンジン3は、例えば4サイクル並列多気筒の内燃機関、具体的には並列4気筒エンジンである。エンジン3は、自動二輪車1の中央下部を占めている。エンジン3の吸気系統はエアクリーナボックス17に接続されている。エンジン3の排気系統は、エンジン3の下方を経るエキゾーストパイプ(図示省略)を介して車体の後半部の左右に一対配置される排気マフラ21に達している。
The
エンジン3の後方にはマニュアルトランスミッション22が設けられている。マニュアルトランスミッション22は、エンジン3と後輪8との間に介在され、エンジン3の出力(回転)を変速して後輪8へ出力する。
A
リアフレーム16は、車両の後半部に配置されて搭乗者用のシート23を支えている。
The
ステアリング機構5は、ヘッドパイプ12に支えられ、ヘッドパイプ12を中心に左右へ操舵可能である。ステアリング機構5は、左右一対のフロントフォーク25と、フロントフォーク25に設けられて前輪6の上方を覆うフロントフェンダ26と、ステアリング機構5の頂部に設けられるハンドル27と、を備えている。
The
フロントフォーク25は、前輪6を接地させるサスペンション機構(図示省略)を内部に備えている。右側のハンドル27は、スロットルグリップ28を備える。また、右側のハンドル27の前方には、前輪6のブレーキを作動させる前輪ブレーキレバー29が設けられている。他方、左側のハンドル27の前方には、エンジン3とマニュアルトランスミッション22との動力の伝達を接続または切断するクラッチ機構31を作動させるクラッチレバー32が設けられている。
The
前輪6は、左右一対のフロントフォーク25のそれぞれの下端部に架設される前輪軸(図示省略)によって回転自在に支持されている。
The front wheel 6 is rotatably supported by front wheel shafts (not shown) installed at the lower ends of the pair of left and
後輪懸架装置7はピボット軸19を中心に揺動する。後輪懸架装置7は、ピボット軸19に支えられる前端部から車両の後方へ延びるスイングアーム33と、スイングアーム33と車体フレーム2との間に架設されるリアクッションユニット35と、を備えている。
The rear
スイングアーム33は、ピボット軸19を揺動中心として、後輪8を上下揺動自在に支持している。
The
リアクッションユニット35は、後輪8から車体フレーム2に伝わる力を緩衝する。
The
後輪8は、スイングアーム33の後端部に設けられる後輪軸(図示省略)によって回転自在に支持されている。後輪8は、ドリブンスプロケット(図示省略)を備えている。後輪8は、ドリブンスプロケットに巻掛かるドライブチェーン(図示省略)によってエンジン3から駆動力を得る。
The
エンジン制御装置11は、エンジン3の定常的な運転を制御する。また、エンジン制御装置11は、エンジン3のアイドリングストップ、およびアイドリングストップ中のエンジン3の再始動を制御するアイドリングストップ制御装置36の制御部を兼ねている。
The
さらに、自動二輪車1は、ヘッドパイプ12の前方からヘッドパイプ12およびステアリング機構5の左右両側方を覆うフロントカウリング37と、燃料タンク18の下方空間を車両の左右両側方から覆うサイドカバー38と、リアフレーム16の後半部を覆うシートカウリング39と、を備えている。シートカウリング39の後端部下部には、リアフェンダ41が設けられている。
Further, the motorcycle 1 includes a front cowling 37 that covers both the left and right sides of the
次に、アイドリングストップ制御装置36について詳しく説明する。
Next, the idling
図2は、本発明の実施形態に係るアイドリングストップ制御装置を示すブロック図である。 FIG. 2 is a block diagram showing an idling stop control device according to the embodiment of the present invention.
図2に示すように、本実施形態に係る自動二輪車1のアイドリングストップ制御装置36はエンジン制御装置11を兼ねており、メインスイッチとしてのイグニッションキースイッチ45と、エンジン3を始動させるスタートボタンスイッチ46と、エンジン3の運転を強制停止させるキルスイッチ47と、を備えている。イグニッションキースイッチ45は、ハンドル27の上側中央に配置されている。スタートボタンスイッチ46およびキルスイッチ47は、ハンドル27の右手側端部に配置されている。
As shown in FIG. 2, the idling
また、アイドリングストップ制御装置36は、走行速度などの各種情報を表示等するインジケータ48を備えている。インジケータ48は、ハンドル27の中央付近上側に配置されている。
The idling
また、アイドリングストップ制御装置36は、エンジン3内にガソリンを噴射する燃料噴射装置49と、エンジン3内の混合気を点火する点火装置51と、各部の電装系に電源を供給するバッテリ52と、バッテリ52から供給される電力でエンジン3を始動させるスタータモータ53と、バッテリ52とスタータモータ53とを繋ぐ電路を開閉させるスタータモータリレー55と、を備えている。
The idling
また、アイドリングストップ制御装置36は、スロットルグリップ28の捻り量(スロットル開度)を検出するスロットルポジションセンサ56と、車両の走行速度を検出する車速センサ57と、を備えている。車速センサ57は、後輪8の1回転あたり複数回、例えば40回のパルス信号を発して、車両の走行速度を検出する。
The idling
また、アイドリングストップ制御装置36は、エンジン3の冷却水の水温を検出する水温センサ58と、エンジン3の回転数を検出するクランク回転センサ59と、停車中の自動二輪車を起立状態で支えるサイドスタンドの状態を検知するサイドスタンドスイッチ61と、クラッチ機構31を動作させるクラッチレバー32が操作されているか否かを検出するクラッチポジションスイッチ62と、前輪ブレーキレバー29および後輪ブレーキペダル63の少なくとも一方が操作されているか否かを検出するブレーキポジションスイッチ65と、マニュアルトランスミッション22の変速位置を検出するギアポジションセンサ66と、を備えている。
The idling
マニュアルトランスミッション22は、例えば1段目から6段目までの変速位置と、エンジン3から後輪8への動力伝達を行わない中立位置(ニュートラル位置)と、を含んでいる。ギアポジションセンサ66は、マニュアルトランスミッション22が1段目から6段目、および中立位置のいずれの変速位置にあるのかを検出する。
The
そして、アイドリングストップ制御装置36は、イグニッションキースイッチ45、スタートボタンスイッチ46、キルスイッチ47、スロットルポジションセンサ56、車速センサ57、水温センサ58、クランク回転センサ59、サイドスタンドスイッチ61、クラッチポジションスイッチ62、ブレーキポジションスイッチ65、ギアポジションセンサ66を含む各種センサ、および各種スイッチの検出信号を受け取って車両を統括して制御する。アイドリングストップ制御装置36は、ROM内に予め読出可能に格納されている種々の制御処理プログラムや各種パラメータを参照し、RAMを作業領域としてCPUで実行する。
The idling
具体的な制御処理として、先ず、アイドリングストップ制御装置36は、イグニッションキースイッチ45がON状態でスタートボタンスイッチ46が押し下されると、スタータモータリレー55を閉じてバッテリ52からスタータモータ53に電力を供給し、エンジン3を始動させる。なお、エンジン3の始動制御の前提条件として、サイドスタンドスイッチ61でサイドスタンドが収納されている状態が検知されていること、およびキルスイッチ47がOFF状態、つまりエンジン3の始動が禁止されていない状態であること、が満たされている必要がある。
As a specific control process, first, the idling
エンジン制御装置11(アイドリングストップ制御装置36)は、エンジン3を始動させた後、スロットルポジションセンサ56で検出されるスロットルグリップ28の捻り量に応じてエンジン3内に噴射するガソリン量を燃料噴射装置49で調節して走行速度を加減する。自動二輪車1の走行中、エンジン制御装置11(アイドリングストップ制御装置36)は、車速センサ57で検出される走行速度をインジケータ48に表示させる。
The engine control device 11 (idling stop control device 36) starts the
アイドリングストップ制御装置36は、エンジン3のアイドリングストップ制御を行うか否かを切り替えるアイドリングストップモード選択スイッチ67を備えている。アイドリングストップモード選択スイッチ67がONされると、アイドリングストップ制御装置36は、エンジン3のアイドリングストップ制御を行うアイドリングストップモードに遷移する。他方、アイドリングストップモード選択スイッチ67がOFFされると、アイドリングストップ制御装置36は、エンジン3のアイドリングストップ制御を行わず、エンジン3のアイドリングを継続させる通常モードに遷移する。なお、エンジン3がアイドリングストップ制御装置36によってアイドリングストップ状態となっている時にアイドリングストップモード選択スイッチ67がOFFされた場合は、アイドリングストップに関する制御が終了するので、再始動制御は行われずエンジン3の停止が維持される。エンジン3を再始動させる場合は、通常の始動操作を行うことになる。
The idling
アイドリングストップモード選択スイッチ67は、例えばスロットルグリップ28、スタートボタンスイッチ46およびキルスイッチ47とともにハンドル27の右手側端部に配置されていてもよいし、クラッチレバー32が配置されるハンドル27の左手側端部に配置されていてもよい。
The idling stop
そして、アイドリングストップモードが選択されると、アイドリングストップ制御装置36は、エンジン3の運転中(運転状態)であってアイドリングストップ条件が満たされる場合には、エンジン3をアイドリングストップさせる。アイドリングストップ中(アイドリングストップ状態)のエンジン3は、直ちに再始動可能な状態で一時的に停止している。
When the idling stop mode is selected, the idling
また、アイドリングストップ制御装置36は、アイドリングストップ状態であってエンジン再始動条件が満たされる場合には、エンジン3を直ちに再始動させる。
Further, the idling
アイドリングストップ制御装置36は、自動二輪車1の搭乗者によるアイドリングストップを開始させる意図的な操作に基づいてエンジン3を運転状態からアイドリングストップ状態に遷移させるアイドリングストップ制御部68と、自動二輪車1の搭乗者によるアイドリングストップを終了(再始動)させる意図的な操作に基づいてエンジン3をアイドリングストップ状態から運転状態に再始動させる再始動制御部69と、を備えている。つまり、アイドリングストップ制御装置36は、自動二輪車1の搭乗者による特定の操作や特定の車両の状態を、搭乗者のアイドリングストップの開始要求と判断し、エンジン3を運転状態からアイドリングストップ状態に遷移させる。また、アイドリングストップ制御部68は、自動二輪車1の搭乗者による特定の操作や特定の車両の状態を、搭乗者のアイドリングストップを終了(再始動)させる要求と判断し、エンジン3をアイドリングストップ状態から運転状態に再始動させる。
The idling
アイドリングストップを開始させる意図的な操作(特定の操作)は、停車中の自動二輪車1のクラッチレバー32を操作し、クラッチ機構31を介してエンジン3とマニュアルトランスミッション22とを半接続状態(いわゆる半クラッチ状態)にして、エンジン3の回転数を予め設定されるアイドリングストップ要求回転数Nstopより低下させる操作である。なお、この操作に前輪ブレーキレバー29または後輪ブレーキペダル63の少なくとも一方の操作を追加してもよい。そして、特定の車両の状態とは、予め設定された閾値であるアイドリングストップ要求回転数Nstopよりもエンジン3の回転数が低下した状態である。アイドリングストップ要求回転数Nstopは、通常の運転状態での所定のアイドリング回転数(例えば1000rpm)よりも低く(例えば800rpm)設定されている。アイドリングストップ制御部68は、クランク回転センサ59で検知されるエンジンの回転数(回転速度)が通常のアイドリング回転数よりも低く予め設定されるアイドリングストップ要求回転数Nstopより低下すると、搭乗者のアイドリングストップの開始要求と判断し、エンジン3を運転状態からアイドリングストップ状態に遷移させる。
The intentional operation (specific operation) for starting the idling stop is performed by operating the
エンジン3を再始動させるための意図的な操作は、クラッチポジションスイッチ62で検知するクラッチ機構31に対する操作、つまりクラッチレバー32の操作である。クラッチレバー32の操作とした場合、MT車両の通常の搭乗者による発進操作の一操作となり、搭乗者に再始動の為だけの操作を強いることなく使い勝手の良い再始動を実現したアイドリングストップ車両を提供できる。なお、アイドリングストップ要求回転数Nstopよりもエンジン3の回転数を低下させる搭乗者による意図的な操作によってアイドリングストップ状態となっているので、搭乗者の管理下にあるアイドリングストップ状態であって、再始動の条件をクラッチレバー32の操作のみとすることができて、制御が容易になる。
The intentional operation for restarting the
また、エンジン3を再始動させるための意図的な操作を受け付ける再始動要求スイッチ71を備えていてもよい。再始動要求スイッチ71は、例えば、スロットルグリップ28、スタートボタンスイッチ46およびキルスイッチ47とともにハンドル27の右手側端部に配置されている。ハンドル27の右手側端部に配置されていると、搭乗者のクラッチ操作(左手)と同時に再始動要求スイッチ71を右手で操作することが可能となって、使い勝手がよくなる。アイドリングストップ制御装置36は、再始動要求スイッチ71が押し下されると、エンジン3を再始動させる。なお、再始動要求スイッチ71は、スタートボタンスイッチ46にその機能を持たせることもできる。
Further, a
これら、クラッチレバー32の操作、および再始動要求スイッチ71の操作のいずれによってエンジン3を再始動させるのかは、アイドリングストップモード選択スイッチ67の長押し操作、または再始動要求スイッチ71の長押し操作によって切り替えられるものであっても良い。
Whether the
次いで、本実施形態に係るアイドリングストップ制御装置36によるエンジン3のアイドリングストップ制御について説明する。
Next, idling stop control of the
図3は、本発明の実施形態に係るアイドリングストップ制御装置によるアイドリングストップ開始制御から再始動制御までの経過を示すタイミングチャートである。 FIG. 3 is a timing chart showing the progress from the idling stop start control to the restart control by the idling stop control device according to the embodiment of the present invention.
図4は、本発明の実施形態に係るアイドリングストップ制御装置によるアイドリングストップ開始制御を示すフローチャートである。 FIG. 4 is a flowchart showing the idling stop start control by the idling stop control device according to the embodiment of the present invention.
図3および図4に示すように、本実施形態に係るアイドリングストップ制御装置36は、エンジン3の運転状態において、アイドリングストップモード選択スイッチ67の状態を確認し(ステップS1)、アイドリングストップモード選択スイッチ67がONとなっていると(ステップS1 Yes)、アイドリングストップ許可条件が満たされているか否かを判断する(ステップS2)。他方、アイドリングストップ制御装置36は、アイドリングストップモード選択スイッチ67がONとなっていない場合には(ステップS1 No)、アイドリングストップ制御を行わない通常モードとする。
As shown in FIGS. 3 and 4, the idling
アイドリングストップ制御装置36は、アイドリングストップ許可条件が満たされている場合には(ステップS2 Yes)、通常モードからアイドリングストップモードへ遷移する(ステップS3)。他方、アイドリングストップ制御装置36は、アイドリングストップ許可条件が満たされない場合には(ステップS2 No)、アイドリングストップ制御を終了させて、アイドリングストップモードへ遷移させずに通常モードを維持する。
When the idling stop permission condition is satisfied (Yes in step S2), the idling
アイドリングストップ制御装置36は、アイドリングストップ許可条件(ステップS2)として、アイドリングストップの許可条件を満たしているか否かを判定する。許可条件は、各種スイッチや各種センサの検出結果、水温センサ58で検出されるエンジン3の冷却水温、クランク回転センサ59で検出されるエンジン3の回転数、およびサイドスタンドスイッチ61で検知されるサイドスタンドの状態などを含めて判定される。
The idling
アイドリングストップ制御装置36は、次の許可条件(1)から許可条件(5)を満たしている場合に、通常モードからアイドリングストップモードへ遷移し、エンジン3の運転状態からアイドリングストップ状態への遷移の実施を許可する。
The idling
許可条件(1)アイドリングストップモード選択スイッチ67がON状態であること。
Permission condition (1) The idling stop
許可条件(2)クランク回転センサ59で検出されるエンジン3の回転数が、エンジン3の運転状態を示していること。つまり、エンジン3が、アイドリングストップを有効に利用することができる運転状態であること。
Permission condition (2) The rotational speed of the
許可条件(3)水温センサ58で検出される冷却水温が、予め定める設定範囲内であること。設定範囲内は、例えば60℃から110℃であり、エンジン3の暖機運転が済んで円滑な再始動が可能であることを企図している。
Permission condition (3) The cooling water temperature detected by the
許可条件(4)エンジン3の現運転状態において、予め定める走行速度以上の走行履歴があること。予め定める走行速度以上の走行履歴とは、例えば、毎時10km以上で走行した履歴であり、アイドリングストップを有効に利用することができる走行途中の状況、例えば信号待ちであることを企図している。
Permission condition (4) In the current operation state of the
許可条件(5)サイドスタンドスイッチ61が、サイドスタンドの収納状態を検知していること。例えば、サイドスタンドを立ててエンジン3を暖機運転している最中などではなく、アイドリングストップを有効に利用することができる状況であることを企図している。
Permission condition (5) The side stand
なお、サイドスタンドスイッチ61がサイドスタンドの収納状態を検知していない、つまりサイドスタンドが立っている状態の場合には、エンジン3をアイドリングストップ制御とは異なる制御においてエンジン3を停止させても良い。
When the side stand
アイドリングストップ制御装置36は、以上の許可条件(1)から許可条件(5)を満たしている場合(ステップS2 Yes)に、通常モードからアイドリングストップモード(エンジン3の運転状態からアイドリングストップ状態への遷移の実施を許可するモード)へ遷移する(ステップS3)。
The idling
そして、アイドリングストップ制御装置36は、次の実施条件(A)から実施条件(C)を満たしている場合に、エンジン3の運転状態からアイドリングストップ状態への遷移を許可する。そして、アイドリングストップ制御装置36は、エンジン3の回転数の低下またはエンジン3の回転数を低下させる搭乗者による意図的な操作となる実施条件(D)を検出してから予め定める時間が経過すると、エンジン3を迅速に再始動可能な状態で一時的に停止させる。
And the idling
実施条件(A)スロットルポジションセンサ56で検出されるスロットルグリップ28の捻り量(操作量)がゼロ、つまりスロットル開度が全閉であること。この条件は、搭乗者が自動二輪車1の走行を要求していない状態であることを企図している。
Implementation condition (A) The twist amount (operation amount) of the
実施条件(B)車速センサ57で検出される走行速度が0km/時であること。つまり、自動二輪車1が停車していることを企図している。
Implementation condition (B) The traveling speed detected by the
実施条件(C)クランク回転センサ59で検出されるエンジン3の回転数が「通常のアイドリング回転数+200rpm」以下であること。
Implementation condition (C) The rotation speed of the
実施条件(D)クランク回転センサ59で検出されるエンジン3の回転数がアイドリングストップ要求回転数Nstopより低下していること。
Implementation condition (D) The rotational speed of the
なお、エンジン3の回転数を低下させる搭乗者による意図的な操作を検出するためには、以下の条件実施条件(E)から実施条件(F)を利用することができる。これらの実施条件を利用することで、発進時のエンジン3の回転数の低下をアイドリングストップ要求操作(車両の状態)と判別することができる。
In order to detect an intentional operation by the occupant that decreases the rotational speed of the
実施条件(E)ギアポジションセンサ66で検出されるマニュアルトランスミッション22の変速位置が、中立位置ではなく、1段目から6段目までのいずれかの変速位置にあること。
Implementation condition (E) The shift position of the
実施条件(F)前輪ブレーキレバー29および後輪ブレーキペダル63の少なくとも一方が操作されてブレーキポジションスイッチ65の検出信号がON状態となっていること。
Implementation condition (F) At least one of the front
アイドリングストップモードに遷移(ステップS3)したアイドリングストップ制御装置36は、実施条件(A)から実施条件(C)を満たし、かつエンジン3の回転数が予め設定されるアイドリングストップ要求回転数Nstopより低下しているか否かを判断する(ステップS4)。
The idling
アイドリングストップ制御装置36は、実施条件(A)から実施条件(C)を満たし、かつエンジン3の回転数が予め設定されるアイドリングストップ要求回転数Nstopより低下している場合には(ステップS4 Yes)、エンジン3を直ちに再始動可能な状態で一時的に停止させ、つまりアイドリングストップさせ(ステップS5)、エンジン3がアイドリングストップ状態であることをインジケータ48に表示し(ステップS6)、エンジン3がアイドリングストップ状態であることを示すフラグをアイドリングストップ制御装置36の記憶部に記録し(ステップS7)、アイドリングストップ開始制御を終了させる。
The idling
他方、アイドリングストップ制御装置36は、エンジン3の回転数が予め設定されるアイドリングストップ要求回転数Nstopより低下していない場合、つまりエンジン3の回転数がアイドリングストップ要求回転数Nstop以上の場合には(ステップS4 No)、アイドリングストップ開始制御を終了させステップS1に戻る。
On the other hand, the idling
例えば、信号待ちで自動二輪車1が停車する際には、搭乗者がスロットルグリップ28を緩める(閉じ方向の操作)ことによって、クランク回転センサ59でエンジン3の回転数の降下が検出され、搭乗者が前輪ブレーキレバー29および後輪ブレーキペダル63の少なくとも一方を操作して自動二輪車1に制動を掛けることによって、車速センサ57で走行速度の減速が検出される。スロットルポジションセンサ56でスロットル開度の全閉状態が検出され、クランク回転センサ59でエンジン3の回転数が所定の回転数以下まで降下したことが検出され、車速センサ57で自動二輪車1の停車が検出される。このとき、アイドリングストップ制御装置36は、アイドリングストップ条件のうち実施条件(A)から実施条件(C)が満たされ、さらに実施条件(D)が満たされることを検出すると、CPUのカウントタイマ機能を利用して経過時間を計時し、経過時間が予め定める時間、例えば1秒経過後にエンジン3をアイドリングストップさせる。
For example, when the motorcycle 1 stops waiting for a signal, the rider loosens the throttle grip 28 (operation in the closing direction), so that a decrease in the rotational speed of the
つまり、アイドリングストップ制御装置36は、アイドリングストップ条件のうち実施条件(A)から実施条件(C)が満たされた後に、エンジン回転数を監視する。そして、アイドリングストップ制御装置36は、自動二輪車1が停車し、スロットルグリップ28が閉じられ、前輪ブレーキレバー29および後輪ブレーキペダル63の少なくとも一方が掛かり、クランク回転センサ59で検出されるエンジン3の回転数がアイドリングストップ要求回転数Nstopより低下すると、所定の時間、例えば1秒継続した時にエンジン3を停止させてアイドリングストップ状態に遷移する。アイドリングストップ制御は、搭乗者が自動二輪車1を停車させる際に、スロットルグリップ28を閉じ、前輪ブレーキレバー29または後輪ブレーキペダル63を掛け、クラッチ機構31を切断する操作を行っており、この操作に連続させてハンドル27から手を離すことなく一連の動作でクラッチレバー32を操作してクラッチ機構31を接続することによってエンジン3の回転数を低下させ、アイドリングストップを行うことができる。
That is, the idling
なお、本発明のアイドリングストップ制御は、アイドリング中のエンジン回転数の安定化制御(アイドリングのエンジン回転数が低下した時にエンジン回転数を高める制御)に関連して、アイドリングストップ要求回転数Nstopをエンジン回転数の安定化制御が働く回転数よりも高めに設定しておくことで自動二輪車1の飛び出し感(比較的大きな前進駆動力がかかる感じ)なくエンジン3を停止させることができる。他方、本発明のアイドリングストップ制御は、アイドリングストップ要求回転数Nstopを安定化制御が働く回転数よりも低めに設定する場合は、比較的大きな前進駆動力(飛び出し感)が発生するので、前輪ブレーキレバー29または後輪ブレーキペダル63の操作が必要になる。この時、前輪ブレーキレバー29および後輪ブレーキペダル63の少なくとも一方が操作されてブレーキポジションスイッチ65の検出信号がON状態であること(実施条件(F))をアイドリングストップ条件に含めることで、搭乗者のアイドリングストップ要求をより正確に検出することができる。また、実施条件(F)をアイドリングストップ開始の条件に含めることで、発進失敗によるエンスト、つまり発進失敗によるエンジン回転数の低下を誤認してアイドリングストップを行うことがない。
It should be noted that the idling stop control according to the present invention relates to the engine speed stabilization control during idling (control to increase the engine speed when the idling engine speed decreases). By setting the rotational speed higher than the rotational speed at which the rotational speed stabilization control is performed, the
なお、アイドリングストップ開始制御は、アイドリングストップモード選択スイッチ67がONの場合には、図4のフローを繰り返し処理する。
Note that the idling stop start control repeatedly performs the flow of FIG. 4 when the idling stop
次いで、本実施形態に係るアイドリングストップ制御装置36によるエンジン3の再始動制御について説明する。
Next, restart control of the
図5は、本発明の実施形態に係るアイドリングストップ制御装置による再始動制御を示すフローチャートである。 FIG. 5 is a flowchart showing the restart control by the idling stop control device according to the embodiment of the present invention.
図3および図5に示すように、本実施形態に係るアイドリングストップ制御装置36は、アイドリングストップモード選択スイッチ67がON(ステップS11)されると、アイドリングストップ制御装置36の記憶部に記録されるフラグ(エンジン3がアイドリングストップ状態であることを示すフラグ)を確認する(ステップS12)。
As shown in FIGS. 3 and 5, the idling
アイドリングストップ制御装置36は、アイドリングストップ状態であることを示すフラグが記憶されている場合(ステップS12 Yes)、エンジン3の再始動条件が満たされているか否かを判断する(ステップS13)。他方、アイドリングストップ制御装置36は、アイドリングストップ状態であることを示すフラグが記憶されていない場合(ステップS12 No)、再始動制御を終了させてステップS11に戻る。
The idling
アイドリングストップ制御装置36は、再始動条件が満たされている場合には(ステップS13 Yes)、クラッチポジションスイッチ62を監視してクラッチレバー32が操作されているか否かを判断する(ステップS14)。他方、アイドリングストップ制御装置36は、再始動条件が満たされていない場合には(ステップS13 No)、再始動制御を終了させてステップS11に戻る。
When the restart condition is satisfied (step S13 Yes), the idling
アイドリングストップ制御装置36は、クラッチポジションスイッチ62を監視してクラッチレバー32が操作されている場合には(ステップS14 Yes)、スタータモータリレー55を閉じ、スタータモータ53を作動させてエンジン3を再始動させ(ステップS15)、エンジン3が運転状態であることをインジケータ48に表示し(ステップS16)、エンジン3がアイドリングストップ状態であることを示すフラグをアイドリングストップ制御装置36の記憶部から消去(初期化)し(ステップS17)、再始動制御を終了させる。他方、アイドリングストップ制御装置36は、クラッチポジションスイッチ62を監視してクラッチレバー32が操作されていない場合には(ステップS14 No)、ステップS11へ戻る。
The idling
アイドリングストップ制御装置36は、再始動条件(ステップS13)として、再始動の許可条件を満たしているか否かを判定し、それぞれの条件が満たされている場合に、エンジン3の再始動を待機させる(ステップS13 Yes)。許可条件は、各種スイッチや各種センサの検出結果、水温センサ58で検出されるエンジン3の冷却水温、クランク回転センサ59で検出されるエンジン3の回転数、およびサイドスタンドスイッチ61で検知されるサイドスタンドの状態などを含めて判定される。
The idling
アイドリングストップ制御装置36は、次の許可条件(1)から許可条件(5)を満たしている場合に、エンジン3のアイドリングストップ状態から運転状態への遷移の実施を許可する。
The idling
許可条件(1)アイドリングストップモード選択スイッチ67がON状態であること。なお、エンジン3がアイドリングストップ状態の時にアイドリングストップモード選択スイッチ67がON状態からOFF状態に変化した場合は、アイドリングストップの再始動制御を終了し、通常の搭乗者によるスタートボタンスイッチ46による始動要求を待つ状態となり、再始動させるにはスタートボタンスイッチ46への操作を行うこととなる。
Permission condition (1) The idling stop
許可条件(2)クランク回転センサ59で検出されるエンジン3の回転数が0rpmであること。つまり、エンジン3が、停止状態であること。
Permission condition (2) The rotational speed of the
許可条件(3)水温センサ58で検出される冷却水温が、予め定める設定範囲内であること。設定範囲内は、エンジン3の運転状態からアイドリングストップ状態への遷移の実施を許可する前出の許可条件(3)の冷却水温よりも低く設定(例えば50℃から110℃)され、エンジン3の暖機運転が済んで円滑な再始動が可能であることおよびエンジン3がアイドリングストップ状態となってから長時間放置されていないことを検出することを企図している。なお、長時間の放置を検出する為に、エンジン3がアイドリングストップ状態となってからの時間を計るタイマを別途設け、制御に利用してもよい。長時間の放置が検出された時は、アイドリングストップの再始動制御を終了し、通常の搭乗者によるスタートボタンスイッチ46による始動要求を待つ状態となり、再始動させるにはスタートボタンスイッチ46への操作を行うこととなる。
Permission condition (3) The cooling water temperature detected by the
許可条件(4)エンジン3の現運転状態において、予め定める走行速度以上の走行履歴があること。予め定める走行速度以上の走行履歴とは、例えば、毎時10km以上で走行した履歴であり、アイドリングストップを有効に利用することができる走行途中の状況、例えば信号待ちであることを企図している。
Permission condition (4) In the current operation state of the
許可条件(5)サイドスタンドスイッチ61が、サイドスタンドの収納状態を検知していること。例えば、エンジン3がアイドリングストップ状態であるにもかかわらず、サイドスタンドを立てて自動二輪車1を駐車しようとした時に、アイドリングストップの再始動制御を終了することを企図している。つまり、アイドリングストップ状態でサイドスタンドを立てた場合、アイドリングストップの再始動制御を終了し通常の搭乗者によるスタートボタンスイッチ46による始動要求を待つ状態となり、再始動させるにはスタートボタンスイッチ46への操作を行うこととなる。
Permission condition (5) The side stand
アイドリングストップ制御装置36は、以上の許可条件(1)から許可条件(5)を満たしている場合に、エンジン3のアイドリングストップ状態から運転状態への遷移の実施を許可する(ステップS13 Yes)。
The idling
そして、アイドリングストップ制御装置36は、次の実施条件(A)から実施条件(D)を満たし、かつクラッチレバー32が操作されている場合に(ステップS14 Yes)、エンジン3をアイドリングストップ状態から運転状態とする為の再始動(ステップS15)への遷移を許可する。
The idling
実施条件(A)前輪ブレーキレバー29および後輪ブレーキペダル63の少なくとも一方が操作されてブレーキポジションスイッチ65の検出信号がON状態となっていること。
Implementation condition (A) At least one of the front
実施条件(B)スロットルポジションセンサ56で検出されるスロットルグリップ28の操作量がゼロ、つまりスロットル開度が全閉であること。この条件は、再始動後の不具合を抑制することを企図している。なお、エンジン3の再始動性を向上させる為、スロットル開度を全閉でなく例えば開度20%(全開に対する比率)以下としてもよい。
Implementation condition (B) The operation amount of the
実施条件(C)車速センサ57で検出される走行速度が0km/時であること。つまり、自動二輪車1が停車していることを企図している。
Implementation condition (C) The traveling speed detected by the
実施条件(D)クランク回転センサ59で検出されるエンジン3の回転数が0rpmであること。つまり、エンジン3が、停止状態であること。
Implementation condition (D) The rotational speed of the
なお、再始動制御は、アイドリングストップモード選択スイッチ67がONの場合には、図5のフローを繰り返し処理する。
In the restart control, when the idling stop
また、アイドリングストップ制御装置36は、クラッチポジションスイッチ62を監視してクラッチレバー32が操作されて(ステップS14 Yes)から、エンジン3を再始動させる(ステップS15)までの間に、予め定める時間間隔Td、例えば0.5秒の間隔を空けても良い。この時間間隔Tdによって、アイドリングストップ制御装置36は、クラッチ機構31が完全に動力の伝達を遮断した後にエンジン3を再始動させることになり、クラッチ機構31の動作のばらつきに対応したり、センサ類の検知精度の要求を緩和したりできる。
The idling
本実施形態に係るアイドリングストップ制御装置36は、従来のアイドリングストップ制御装置におけるアイドル制御用スイッチの操作のように、搭乗者の手指をクラッチレバー32や前輪ブレーキレバー29から離すことなく、自動二輪車1の停止操作に一連させてエンジン3の回転数を低下させることにより運転状態からアイドリングストップ状態へ遷移させられる。これにより、アイドリングストップ制御装置36は、従来のアイドリングストップ制御装置に比べて煩わしさのない、使い勝手の高いアイドリングストップを提供できる。
The idling
また、本実施形態に係るアイドリングストップ制御装置36は、ブレーキポジションスイッチ65が前輪ブレーキレバー29および後輪ブレーキペダル63の少なくとも一方の操作を検知している場合に、エンジン3を運転状態からアイドリングストップ状態に遷移させることによって、発進失敗によるエンジン回転数の低下を誤認してアイドリングストップを行うことがなく、ひいては、後のエンジンの再始動時に影響を与えることもない。
Further, the idling
さらに、本実施形態に係るアイドリングストップ制御装置36は、再始動要求スイッチ71の操作によってエンジン3を再始動させてもよいが、搭乗者による意図的な操作に基づいてエンジン3をアイドリングストップ状態とするので、搭乗者によるクラッチレバー32の操作の検出によってアイドリングストップ状態から運転状態に再始動させることができ、エンジン3を再始動させるためにアイドル制御用スイッチを操作する類いのクラッチレバー32の操作以外の余分な動作(操作)を要することなく、例えば青信号になってから発進までの一連の動作でエンジン3を再始動させられる。
Further, the idling
さらにまた、本実施形態に係るアイドリングストップ制御装置36は、意図的な操作をクラッチ機構31に対する操作で検知することによって、マニュアルトランスミッション22を備える自動二輪車1を発進させる際に必ず行われる行為にエンジン3の再始動を関連付けることになり、エンジン3の再始動を個別または別途の動作を必要とする従来のアイドリングストップ制御装置に比べて煩わしさを解消できる。
Furthermore, the idling
したがって、本発明に係るアイドリングストップ制御装置36によれば、マニュアルトランスミッション22を備える自動二輪車1において、停車の動作に関連する一連の動作によってエンジン3をアイドリングストップさせられる。
Therefore, according to the idling
1 自動二輪車
2 車体フレーム
3 エンジン
5 ステアリング機構
6 前輪
7 後輪懸架装置
8 後輪
11 エンジン制御装置
12 ヘッドパイプ
13 メインフレーム
15 ピボットフレーム
16 リアフレーム
17 エアクリーナボックス
18 燃料タンク
19 ピボット軸
21 排気マフラ
22 マニュアルトランスミッション
23 シート
25 フロントフォーク
26 フロントフェンダ
27 ハンドル
28 スロットルグリップ
29 前輪ブレーキレバー
31 クラッチ機構
32 クラッチレバー
33 スイングアーム
35 リアクッションユニット
36 アイドリングストップ制御装置
37 フロントカウリング
38 サイドカバー
39 シートカウリング
41 リアフェンダ
45 イグニッションキースイッチ
46 スタートボタンスイッチ
47 キルスイッチ
48 インジケータ
49 燃料噴射装置
51 点火装置
52 バッテリ
53 スタータモータ
55 スタータモータリレー
56 スロットルポジションセンサ
57 車速センサ
58 水温センサ
59 クランク回転センサ
61 サイドスタンドスイッチ
62 クラッチポジションスイッチ
63 後輪ブレーキペダル
65 ブレーキポジションスイッチ
66 ギアポジションセンサ
67 アイドリングストップモード選択スイッチ
68 アイドリングストップ制御部
69 再始動制御部
71 再始動要求スイッチ
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Motorcycle 2
Claims (4)
前記エンジンの回転数を検出するクランク回転センサと、
前記クランク回転センサで検知されるエンジンの回転数が、通常のアイドリング回転数よりも低い値に予め設定されるアイドリングストップを開始する回転数(閾値)より低下すると、前記エンジンを運転状態からアイドリングストップ状態に遷移させるアイドリングストップ制御部と、を備える自動二輪車のアイドリングストップ制御装置。 In an idling stop control device for a motorcycle including an engine, a manual transmission, and a clutch mechanism that connects (fastens) or shuts off (releases) power transmission from the engine to the manual transmission.
A crank rotation sensor for detecting the rotation speed of the engine;
When the engine rotation speed detected by the crank rotation sensor falls below a rotation speed (threshold value) for starting idling stop that is preset to a value lower than the normal idling rotation speed, the engine is stopped from the operating state. An idling stop control device for a motorcycle, comprising: an idling stop control unit that transitions to a state.
前記アイドリングストップ制御部は、前記ブレーキポジションスイッチが前輪ブレーキレバーおよび後輪ブレーキペダルの少なくとも一方の操作を検知している場合に、前記エンジンを運転状態からアイドリングストップ状態に遷移させる請求項1に記載の自動二輪車のアイドリングストップ制御装置。 A brake position switch for detecting whether or not at least one of a front wheel brake lever and a rear wheel brake pedal is operated;
The idling stop control unit causes the engine to transition from an operating state to an idling stop state when the brake position switch detects an operation of at least one of a front wheel brake lever and a rear wheel brake pedal. Motorcycle idling stop control device.
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