JP2016156300A - 車両用の機械式過給機の軸受シール機構 - Google Patents

車両用の機械式過給機の軸受シール機構 Download PDF

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Abstract

【課題】重厚長大化と機械損失とを抑制しながら、軸受への異物の流入を防止して、耐久性を向上できる車両用の機械式過給機の軸受シール機構を提供する。【解決手段】吸入口側軸受シール機構20は、グリスが封入された吸入口側軸受16とロータ13a及びロータ13bとの間に介設されたシール部21に、吸入口側軸受16からロータ13a及び13bに向って非接触式シール22と高圧室23とを順に配置し、その高圧室23に吸入口17から取り込まれた吸気A2の圧力よりも高い圧力の高圧気体A4を充填する充填手段30を備えて構成される。【選択図】図2

Description

本発明は、車両用の機械式過給機の軸受シール機構に関し、より詳細には、重厚長大化と機械損失とを抑制しながら、軸受への異物の流入を防止して、耐久性を向上できる車両用の機械式過給機の軸受シール機構に関する。
ディーゼルエンジンにおいては、筒内における燃焼効率の向上や燃焼により生じる浄化対象成分を低減するために、排気ガスにより駆動するターボチャージャに加えて、エンジンや電動モータからの駆動力によって駆動する機械式過給機を備えた構成が提案されている(例えば、特許文献1又は2参照)。
この機械式過給機においては、エンジン又は電動モータからの動力を伝達する駆動機構と、駆動機構に隣接したハウジングと、ハウジングの内部に配置された雌雄一対のロータと、一端が駆動機構に連結された各ロータのロータ軸の両端部をハウジングに軸支する軸受と、を有している。また、ハウジングには、駆動機構に隣接した側の反対側に各ロータ軸の軸方向に開口した吸入口、及び駆動機構に隣接した側に各ロータの軸方向に交差する方向に開口した吐出口のそれぞれを形成している。
このような機械式過給機における軸受のうちの駆動機構側に配置される機構側軸受は、駆動機構への油浴を行う潤滑機構を備えていること、また吐出口によりスペースが圧迫されずゆとりがあることから、オイルシールなどの接触式シール機構によりシールされると共にそのオイルにより潤滑されている。そのため、機械式過給機をエンジンの筒内に吸入される吸気通路に配置した場合に、機構側軸受へのEGRガスや凝結水などの異物の流入は防止されている。
一方、反対側の吸入口側に配置される吸入口側軸受は、吸入口の影響によりスペースが狭く、オイルシールなどの接触式シール機構を設置できない。そのため、封入したグリスにより軸受の潤滑を行っている。
しかし、特許文献1又は2に記載のように、エンジンの筒内に吸入される吸気を多段過給システムにより過給する場合には、ターボチャージャのコンプレッサにより圧力が高くなった吸気が機械式過給機の吸入口から流入する。そのため、その高圧の吸気により吸入口側軸受に封入した潤滑用のグリスが飛散して、潤滑不良により耐久性が低下する恐れがある。
特開昭64−8318号公報 特開2013−24041号公報
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、その課題は、重厚長大化と機械損失とを抑制しながら、軸受への異物の流入を防止して、耐久性を向上できる車両用の機械式過給機の軸受シール機構を提供することである。
上記の課題を解決するための本発明の車両用の機械式過給機の軸受シール機構は、車両に搭載された内燃機関又は第一電動機からの動力を伝達する駆動機構と、該駆動機構に隣接したハウジングと、該ハウジングの内部に配置された雌雄一対のロータと、一端が該駆動機構に連結された各該ロータのロータ軸の両端部を該ハウジングに軸支する軸受と、を有し、前記ハウジングに、前記駆動機構に隣接した側の反対側に各前記ロータ軸の軸方向に開口した吸入口、及び該駆動機構に隣接した側に各該ロータ軸の軸方向に交差する方向に開口した吐出口のそれぞれを形成した車両用の機械式過給機における前記軸受のうちの前記吸入口側に配置された吸入口側軸受をシールするシール機構において、グリスが封入された前記吸入口側軸受と前記ロータとの間に介設されたシール部に、該吸入口側軸受から該ロータに向って非接触式シールと高圧室とを順に配置し、前記高圧室に前記吸入口から取り込まれた吸気の圧力よりも高い圧力の高圧気体を充填する充填手段を備えたことを特徴とするものである。
なお、ここでいう高圧気体とは、エアブレーキを作動させるブレーキ用圧縮空気、ターボチャージャのコンプレッサで圧縮された直後の圧縮空気、及び、車両の減速時に生じる動力で圧縮された回生圧縮空気を例示できる。
また、上記の課題を解決するための本発明の車両用の機械式過給機の軸受シール機構は、ターボチャージャのコンプレッサ及び機械式過給機を吸気通路の下流に向って順に配置した多段過給システム、並びに、該ターボチャージャのタービンの上流の排気通路及び該機械式過給機の上流且つ該コンプレッサの下流の該吸気通路を接続したミドルEGRシステムを備えた内燃機関と、前記内燃機関又は電動機の動力により駆動するエアコンプレッサと、該エアコンプレッサで圧縮された圧縮空気を貯蔵する高圧タンクと、を備えた車両用の前記機械式過給機の軸受シール機構において、前記機械式過給機のハウジングの内部に配置された雌雄一対のロータの各ロータ軸を該ハウジングの吸入口側で軸支する吸入口側軸受と該ロータとの間に介設されたシール部に、該吸入口側軸受から該ロータに向って非接触式シールと高圧室とを順に配置し、前記高圧室及び前記高圧タンクを接続する第一接続通路と、該第一接続通路を開放及び遮断する第一開閉バルブと、前記高圧室及び前記コンプレッサの下流の前記吸気通路とを接続する第二接続通路と、該第二接続通路を開放及び遮断する第二開閉バルブと、を備えると共に、前記ロータが回転している場合には、前記第一開閉バルブ又は前記第二開閉バルブのどちらか一方を開いて、第二開閉バルブ前記吸入口より吸入される吸気の圧力よりも高い前記高圧タンクに貯蔵された圧縮空気、又は前記コンプレッサで圧縮された直後の圧縮空気のどちらか一方を前記高圧室に充填する制御を行う制御装置を備えたことを特徴とするものである。
本発明の車両用の機械式過給機の軸受シール機構によれば、機械式過給機のハウジングの吸入口から取り込まれる吸気の圧力よりも高い圧力を有する高圧気体を高圧室に充填して、その高圧気体によりその吸気に含有される異物の吸入口側軸受への進入を防止できると共に、高圧室及び入口側軸受の間に配置した非接触式シールによりその高圧気体が入口側軸受に流入することを防止できる。
これにより、吸入口の影響により大きくスペースが確保できない吸入口軸受のシール機構の重厚長大化、及び機械損失を抑制しながら、吸入口側軸受へのシール性能を向上して吸入口側軸受への異物の流入を防止できるので、吸入口側軸受に封入したグリスが飛散することを回避して、耐久性を向上できる。
本発明の車両用の機械式過給機の軸受シール機構の実施形態を例示する説明図である。 図1の吸入口側軸受及び軸受シール機構を拡大した拡大図である。 図1の機械式過給機を吸気通路に配置した内燃機関を搭載した車両を例示する説明図であり、高圧気体としてブレーキ用圧縮空気を用いた場合を示す。 図1の機械式過給機を吸気通路に配置した内燃機関を搭載した車両を例示する説明図であり、高圧気体としてターボチャージャのコンプレッサで圧縮された圧縮空気を用いた場合を示す。 図1の機械式過給機を吸気通路に配置した内燃機関を搭載した車両を例示する説明図であり、高圧気体として回生圧縮空気を用いた場合を示す。 図1の高圧室に高圧気体を充填する際のフローチャートである。
以下、本発明の車両用の機械式過給機の軸受シール機構について説明する。
図1は、本発明の実施形態の機械式過給機10の吸入口側軸受シール機構20を示す。この吸入口側軸受シール機構20は、図3に示すように、車両1のエンジン40の筒内41に吸入される圧縮空気A1が通過する吸気通路42に配置された機械式過給機10の吸入口側軸受16をシールするものである。
図1に示すように、機械式過給機10は、車両1に搭載されたエンジン40からの動力を伝達する駆動機構11と、駆動機構11に隣接したハウジング12と、ハウジング12の内部に配置された雌雄一対のロータ13a及びロータ13bと、一端が駆動機構11に連結されたロータ13aのロータ軸14a及びロータ13bのロータ軸14bのそれぞれの両端部をハウジング12に軸支する機構側軸受15及び吸入口側軸受16と、を有している。
駆動機構11においては、無端状のベルト11aをエンジン40からの動力により周回させている。そして、そのベルト11aの周回によりプーリー11bを回転させることで、プーリー11bに一端が連結されたロータ軸14aを正回転させると共にギヤ11c及びギヤ11dを介して、ロータ軸14bを逆回転させている。
ハウジング12には、駆動機構11に隣接した側の反対側にロータ軸14a及びロータ軸14bの軸方向に開口した吸入口17、及び駆動機構11に隣接した側にその軸方向に交差する方向に開口した吐出口18のそれぞれが形成されている。
この吸入口17は、吸気通路42に接続されており、取り込んだ吸気A2を回転するロータ13a及びロータ13bの背面に吸入している。一方、吐出口18は、ハウジング12の正面から軸方向に交差する方向に突出し、回転するロータ13a及びロータ13bの背面から正面に抜けて圧縮された圧縮吸気A3を吐出している。
この機械式過給機10の駆動機構11側の機構側軸受シール機構19は、接触式シールのうちのオイルシールで構成されている。ハウジング12の駆動機構11側は、吐出口18の影響が無くスペースを大きく取れること、及び駆動機構11に油浴による図示しない潤滑機構を設けていることから、オイルシールで構成することが望ましい。機構側軸受シール機構19をオイルシールで構成することで、シール性能及び潤滑性能を向上している。なお、この機構側軸受シール機構19はオイルシールに代えて、メカニカルシールで構成してもよい。
一方、ハウジング12の駆動機構11側の反対側、すなわち吸入口17側は、吸入口17の影響によりスペースを大きく取ることができない。
そこで、本発明の機械式過給機10の吸入口側軸受シール機構20は、グリスが封入された吸入口側軸受16とロータ13a及びロータ13bとの間に介設されたシール部21に、吸入口側軸受16からロータ13a及び13bに向って非接触式シール22と高圧室23とを順に配置し、その高圧室23に吸入口17から取り込まれた吸気A2の圧力よりも高い圧力の高圧気体A4を充填する充填手段30を備えて構成される。
なお、高圧気体A4は、吸気A2の圧力よりも高い圧力の気体であればよく、例えば、図3に示す車両1に搭載されたエアブレーキ50を作動させるブレーキ用圧縮空気A5、図4に示すターボチャージャ61のコンプレッサ62で圧縮された直後の圧縮空気A1、及び、図5に示す車両1の減速時に生じる動力又は電力で圧縮された回生圧縮空気A6などを例示できる。
図2に示すように、吸入口側軸受16は、グリスが封入されたニードルベアリングで形成される。ニードルベアリングは、ロータ軸14aの径方向の荷重を受けるラジアル軸受であり、保持器16aと針状コロ16bと外輪16cにより構成される。このニードルベアリングは、保持器16aの筒面の円周に渡って形成された保持部に針状コロ16bが配置されて、その針状コロ16bの両端部が外輪16cにより軸支される。
吸入口側軸受16をニードルベアリングで構成することにより、ボールベアリングと比較して、断面高さが低く軸受スペースを狭小にすることができる。また、針状コロ16bが面によりロータ軸14aの径方向の荷重を受けるため、負荷容量が高いので耐久性の向上には有利となる。
シール部21は、吸入口側軸受16とロータ13aとの間に介設され、ロータ軸14aの外周部に形成された空間である。
非接触式シール22は、ロータ軸14aに圧入された、外周に溝加工した円盤により構成される。この非接触式シール22は、シール部21の内壁と円盤の外周に加工された溝によって、ロータ軸14aの外周部の軸方向に凹凸の隙間を複数段組み合わせ、ロータ軸14aの回転に伴って円盤が回転すると、段ごとに徐々に漏れ圧を下げる構造、すなわちラビリンスシールで構成されている。
高圧室23は、シール部21のロータ13a側、すなわちロータ13aと非接触式シール22との間に形成された空間により構成される。この高圧室23は、図示しないロータ13b側に設けられたシール部の高圧室とは、連通管24により連通している。また、この高圧室23は、高圧気体A4を充填できればよく、その空間は狭小でよい。
充填手段30は、吸入口17から吸入される吸気A2の圧力よりも高圧の高圧気体A4を高圧室23に充填する手段である。この実施形態では、ハウジング12に形成されてハウジング12の外部及び高圧室23を連通する導入通路31と、ハウジング12の外部に配置されて高圧気体A4が通過する外部通路32と、導入通路31及び外部通路32を接続する接続部33とにより構成される。
ハウジング12に穴加工を行って導入通路31を形成し、接続部33となるネジ加工を行うことで導入通路31と外部通路32とを接続する。
この機械式過給機10の吸入口側軸受シール機構20の動作について説明する。ロータ13a及びロータ13bが回転して吸気A2を圧縮する際に、高圧室23に充填手段30により吸気A2の圧力よりも高圧の高圧気体A4を充填する。高圧気体A4が充填されることによって高圧室23の圧力は上昇する。これにより、高圧気体A4よりも圧力の低い
吸気A2が高圧室23に流入することを防止して、圧縮空気A1に含有される異物の進入を防止することができる。また、ロータ軸14a及びロータ軸14bの回転に伴って回転する円盤によるラビリンスシールで構成された非接触式シール22によって、その高圧室23に充填された高圧気体A4の漏れ圧を吸入口側軸受16に向って除々に低くできるので、吸入口側軸受16の高圧化を抑制することができる。
つまり、上記の機械式過給機10の吸入口側軸受シール機構20によれば、吸入口17の影響により大きくスペースが確保できない吸入口側軸受16の吸入口側軸受シール機構20の重厚長大化、及び機械損失を抑制しながら、吸入口側軸受16へのシール性能を向上して吸入口側軸受16への異物の流入を防止できるので、吸入口側軸受16に封入したグリスが飛散することを回避して、機械式過給機10の耐久性を向上できる。
なお、上記の吸入口側軸受シール機構20において、吸入口側軸受16の外輪16cからシール部21側に突出してロータ軸14aに接触するリップ部25を配置してもよい。リップ部25を設けることで、より確実に吸入口側軸受16への異物の混入を防止できるので、耐久性の向上には有利となる。リップ部25に代えてロータ軸14aの外周接触するリングを設けてもよい。
次に、吸入口側軸受シール機構20を有した機械式過給機10を吸気通路42に配置したエンジン40、及びそのエンジン40を搭載した車両1について説明する。
車両1は、エンジン40とブレーキシステムとしてエアブレーキ50とを備えている。
エンジン40は、多段過給システム60とミドルEGRシステム70とを組み合わせた吸排気システムを有している。ここで、外部から吸気通路42に吸入された空気をA0、ターボチャージャ61のコンプレッサ62で圧縮された空気をA1、EGRガスG2と混合された吸気をA2、機械式過給機10で圧縮された圧縮吸気をA3とする。
このエンジン40においては、空気A0は、外部から吸気通路42へ吸入されて、多段過給システム60により圧縮されて圧縮吸気A3となり、インテークマニホールド43を経て筒内41に吸入されている。また、その圧縮吸気A3と燃料とを混合させて燃焼することによって生じた排気ガスG1は、筒内41からエキゾーストマニホールド44を経由した排気通路45へ排気されて、図示しない排気ガス浄化装置で浄化されて大気へと放出されている。また、排気ガスG1の一部はEGRガスG2として、ミドルEGRシステム70により吸気通路42に供給されている。
多段過給システム60は、エンジン40のクランクシャフト46に駆動機構11を連結し、エンジン40の動力により駆動する機械式過給機10の上流にターボチャージャ61のコンプレッサ62を配置したシステムである。
この多段過給システム60においては、コンプレッサ62により圧縮されて高温になった圧縮空気A1は、第一インタークーラ63で冷却されて、吸気スロットル64により流量が調節される。その後、目標過給圧に到達している場合には、バイバスバルブ65を開いてバイパス通路66を通過させた後に、第二インタークーラ67で冷却されてインテークマニホールド43を経て筒内41に吸入される。一方、目標過給圧に到達していない場合には、バイバスバルブ65を閉じて機械式過給機10により圧縮されて高温になった後に、第二インタークーラ67で冷却されてインテークマニホールド43を経て筒内41に吸入される。
この多段過給システム60により、排気圧力が低い場合でも、機械式過給機10により
過給して、過給圧を高く維持できる。その反面、インテークマニホールド43の圧力が高くなることで、インテークマニホールド43に直接EGRガスを取り込んで筒内41に還流する高圧EGRシステムでは、EGRガスを還流することができないため窒素酸化物を低減できない。また、ターボチャージャ61のタービン68を駆動した後の排気ガスG1をコンプレッサ62の上流から還流する低圧EGRシステムでは、排圧上昇などにより燃費悪化やEGR経路が長くなることから応答性が悪化するという問題がある。
そこで、エンジン40に多段過給システム60を用いる場合には、ミドルEGRシステム70を用いることが望ましい。このミドルEGRシステム70は、タービン68を駆動する前の排気ガスG1をEGRガスG2として吸気通路42を経て筒内41に還流するシステムであり、場合によっては、コンプレッサ62で圧縮された圧縮空気A1とEGRガスG2とを混合した吸気A2を機械式過給機10で圧縮して筒内41に還流するシステムである。
このミドルEGRシステム70においては、排気ガスG1の一部はEGRガスG2として、タービン68の上流の排気通路45から分岐して、第一インタークーラ63の下流、且つ、機械式過給機10の上流の吸気通路42に接続されたEGR通路71を通過する。そして、そのEGR通路71を通過するときに、浄化フィルタ72で浄化され、EGRクーラー73で冷却された後に、EGRバルブ74により吸気通路42に供給されて圧縮空気A1に混合されている。
このミドルEGRシステム70を用いることで、多段過給システム60により多段過給を行っても、EGRガスG2を還流させることができるので、窒素酸化物を効果的に抑制すると共に、燃費の悪化や応答性の悪化を抑制できる。また、高速回転での運転となるターボチャージャ61のコンプレッサ62や第一インタークーラ63への汚染や腐食などのダメージも軽減できる。
一方、機械式過給機10においては、ターボチャージャ61のコンプレッサ62で圧縮された圧縮空気A1とEGRガスG2とが混合された吸気A2が流入することで、煤や凝結水が軸受へ、特に、吸入口側軸受16へ流入する恐れがある。
しかし、本発明の吸入口側軸受シール機構20を有した機械式過給機10によれば、吸入口17によるスペースの影響により、オイルシールやメカニカルシールなどの接触式シールが適用できない吸入口側軸受16を、シール部21の高圧室23に吸気A2の圧力よりも高圧の高圧気体A4を充填すると共に、非接触式シール22によりその高圧気体A4による吸入口側軸受16への影響を防止することで、吸入口側軸受16への煤や凝結水などの異物の流入を防止できる。
これにより、上記に記載の機械式過給機10を吸気通路42に配置すると共に、多段過給システム60とミドルEGRシステム70とを搭載したエンジン40によれば、多段過給システム60とミドルEGRシステム70との影響によって機械式過給機10の耐久性を低下させることなく、過給の応答遅れ、燃費の悪化、及び排ガス性能の低下を抑制できる。
エアブレーキ50は、トラックなどの大型車両に搭載されているブレーキである。このエアブレーキ50においては、エンジン40のクランクシャフト46の動力を動力伝達機構51により伝達された第一エアコンプレッサ52で圧縮されたブレーキ用圧縮空気A5が、チェックバルブ53を経由して高圧タンク54に貯蔵されている。そして、高圧タンク54に貯蔵されていたブレーキ用圧縮空気A5が、供給開閉バルブ55を開くことにより供給通路56を経由してエアブレーキ50のホイールシリンダ50aに供給され、ホイ
ールシリンダ50aを伸張させている。このホイールシリンダ50aの伸張により、ブレーキシュー50bとブレーキドラム50cとが当接して、制動力が生じている。
このような、車両1のエンジン40の吸気通路42に配置された機械式過給機10の吸入口側軸受シール機構20においては、高圧気体A4を、車両のエアブレーキ50を作動させるブレーキ用圧縮空気A5、又は、機械式過給機10よりも上流に配設されたターボチャージャ61のコンプレッサ62で圧縮された直後の圧縮空気A1のいずれかで構成することが望ましい。
この場合には、吸入口側軸受シール機構20の充填手段30においては、上記の構成に加えて、外部通路32と高圧タンク54とを接続する第一接続通路34と、その第一接続通路34に配置された第一開閉バルブ35とを備えて構成される。また、外部通路32と吸気通路42とを接続する第二接続通路36と、その第二接続通路36に配置された第二開閉バルブ37とを備えて構成される。
この構成によれば、図3に示すように、高圧気体A4として、ブレーキ用圧縮空気A5を使用する場合には、第一開閉バルブ35を開いて、第一接続通路34を開放することで、高圧室23にブレーキ用圧縮空気A5を充填することができる。
また、図4に示すように、高圧気体A4として、圧縮空気A1を使用する場合には、第二開閉バルブ37を開いて、第二接続通路36を開放することで、高圧室23に圧縮空気A1を充填することができる。
なお、エアブレーキ50を搭載していない車両の場合には、図5に示すように、高圧気体A4として、車両1の減速時に生じる動力、すなわち回生により駆動する第二エアコンプレッサ90で圧縮された回生圧縮空気A6を用いてもよい。
この回生圧縮空気A6は、車両1の減速時に駆動輪91の駆動軸92に動力伝達機構93を介して第二エアコンプレッサ90を連結することによって、制動力を付与することで駆動した第二エアコンプレッサ90で圧縮される。そして、その回生圧縮空気A6は、チェックバルブ94を経由して高圧タンク95に貯蔵される。
ブレーキ用圧縮空気A5を用いる場合と同様に、機械式過給機10を駆動する際に、第一開閉バルブ35を開いて、第一接続通路34を開放することで、高圧タンク95に貯蔵された回生圧縮空気A6を、第一接続通路34及び外部通路32を経由して、高圧室23に充填することができる。
なお、駆動軸92と第二エアコンプレッサ90をと動力伝達機構93を介して連結する代わりに、第二エアコンプレッサ90を車両の減速時に回生した動力で駆動する第三電動機に連結し、その第三電動機により駆動する構成としてもよい。
上記のように、吸入口側軸受シール機構20の高圧室23に充填される高圧気体A4として、ブレーキ用圧縮空気A5、ターボチャージャ61のコンプレッサ62で圧縮された圧縮空気A1、及び車両1の減速時に生じる動力により圧縮された回生圧縮空気A6のいずれかを使用することで、高圧気体A4を生成するために新たな燃料を消費しないので、燃費悪化の抑制には有利となる。
また、ブレーキ用圧縮空気A5、圧縮空気A1、及び回生圧縮空気A6はいずれも、EGRガスG2などの空気以外のものが混合されていないものが好ましい。例えば、圧縮空気A1は、ミドルEGRシステム70によるEGRガスG2が混合される前のものである
ため、高圧室23に充填しても、吸入口側軸受16に影響がない。
この車両1には、第一開閉バルブ35及び第二開閉バルブ37を制御する制御装置80が搭載されている。この制御装置80は、各種センサ類と接続されて、エンジン40やエアブレーキ50を制御するマイクロコントローラである。
この制御装置80は、アクセルペダル81の信号に基づいて、エンジン40の筒内に噴射される燃料噴射量を制御すると共に、吸気スロットル64、バイバスバルブ65、及びEGRバルブ74を制御して、吸気A2の過給圧及び流量を調節する制御を行っている。また、この制御装置80は、ブレーキペダル82の信号に基づいて、供給開閉バルブ55を開閉する制御を行うと共に、第一圧力センサ83の検出値に基づいて第一エアコンプレッサ52の駆動制御を行っている。加えて、この制御装置80は、アクセルペダル81、ブレーキペダル82、第二圧力センサ84及び第三圧力センサ85の信号に基づいて、第一開閉バルブ35及び第二開閉バルブ37の制御を行っている。
次に、この車両1に搭載されたエンジン40の吸気通路42に配置された機械式過給機10の高圧気体A4の充填方法について、図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。なお、ここでは、図3及び図4に示すように、高圧気体A4として、ブレーキ用圧縮空気A5及び圧縮空気A1を使用するものとする。
この高圧気体A4の充填方法は、アクセルペダル81がオンの場合には、すなわちアクセル開度αがゼロ以上の場合には、第一開閉バルブ35又は第二開閉バルブ37のどちらか一方を開いて、高圧室23に高圧気体A4として、ブレーキ用圧縮空気A5又は圧縮空気A1を充填し、ブレーキペダル82がオンの場合には、第一開閉バルブ35及び第二開閉バルブ37を閉じる方法である。
まず、ステップS10では、制御装置80が、アクセルペダル81がオンか否かを判定するステップS10を行う。ステップS10で、アクセルペダル81がオンと判定されると、ステップS20では、制御装置80が、供給開閉バルブ55を閉じる制御を行う。
次いで、ステップS30では、制御装置80が、第二圧力センサ84の検出値である圧力P2が第三圧力センサ85の検出値である圧力P3を超えているか否かを判定するステップS30を行う。第二圧力センサ84は、第一インタークーラ63の上流、且つ、コンプレッサ62の下流の吸気通路42に配置されることが望ましく、第三圧力センサ85は、第二インタークーラ67の上流、且つバイパス通路66の合流地点の下流に配置されることが望ましい。これにより、どちらのセンサも各インタークーラによる圧力損失の影響を排除でき、且つ、機械式過給機10又はコンプレッサ62での圧縮による圧力上昇を検出できる。
このステップS30では、コンプレッサ62で圧縮された直後の圧縮空気A1の圧力P2が機械式過給機10で圧縮された直後の圧縮吸気A3の圧力P3を超えたか否かが判定されている。圧力P2が圧力P3を超えた場合は、圧縮空気A1の圧力P2が機械式過給機10の吸入口17に吸入される吸気A2の圧力よりも高いことになる。従って、この場合には、ステップS40及びステップS50で、制御装置80が、第二開閉バルブ37を開いて、第一開閉バルブ35を閉じる。これにより、高圧室23に吸気A2の圧力よりも高い圧縮空気A1を充填して、吸入口側軸受16をシールする。各バルブの制御が完了したらスタートへと戻る。
一方、ステップS30で、圧力P2が圧力P3以下の場合には、ステップS60及びステップS70で、制御装置80が、第一開閉バルブ35を開いて、第二開閉バルブ37を
閉じる。高圧室23に吸気A2の圧力よりも高いブレーキ用圧縮空気A5を充填して、吸入口側軸受16をシールする。各バルブの制御が完了したらスタートへと戻る
上記のステップS10で、アクセルペダル81がオフの場合には、制御装置80が、ステップS80でブレーキペダル82がオンか否かを判定する。このステップS80でブレーキペダル82がオフの場合には、ステップS10へ戻る。
ステップS80で、ブレーキペダル82がオンの場合には、ステップS90、ステップS100、及びステップS110で、制御装置80が、供給開閉バルブ55を開き、第一開閉バルブ35及び第二開閉バルブ37を閉じる。これにより、高圧タンク54に貯蔵されたブレーキ用圧縮空気A5は、エアブレーキ50に供給される。なお、ブレーキペダル82がオンの場合には、エンジン40の筒内41への燃料の噴射は停止されるため、EGRバルブ74を閉じて、EGRガスG2の還流を停止している。従って、ブレーキペダル82がオンの場合には、吸入口側軸受シール機構20の高圧室23に高圧気体A4を充填する必要がない。
このように上記の充填方法によれば、アクセルペダル81とブレーキペダル82との信号に基づいて、高圧室23への高圧気体A4の充填を判定している。また、第二圧力センサ84及び第三圧力センサ85のそれぞれの検出値に基づいて、高圧気体A4として、ブレーキ用圧縮空気A5又は圧縮空気A1のどちらか一方を用いるかを判定している。これにより、高圧気体A4として、ブレーキ用圧縮空気A5と、圧縮空気A1との両方を使い分けることができるので、高圧タンク54に貯蔵されたブレーキ用圧縮空気A5の使用頻度を低減できる。すなわち、ブレーキペダル82がオンになりエアブレーキ50にブレーキ用圧縮空気A5を供給する際に、高圧タンク54にブレーキ用圧縮空気A5が貯蔵されていない状態を回避できるので、ブレーキの制動遅れの回避には有利となる。
なお、高圧タンク54に設けられた第一圧力センサ83の検出値が予め定められた閾値以下になった場合には、第一エアコンプレッサ52を駆動して、ブレーキ用圧縮空気A5を高圧タンク54に貯蔵するようにして、高圧タンク54の圧力を維持するとよい。
1 車両
10 機械式過給機
11 駆動機構
12 ハウジング
13a、13b ロータ
14a、14b ロータ軸
15 機構側軸受
16 吸入口側軸受
17 吸入口
18 吐出口
19 機構側軸受シール機構
20 吸入口側軸受シール機構
21 シール部
22 非接触式シール
23 高圧室
24 連通管
30 充填手段
31 導入通路
32 外部通路
33 接続部
34 第一接続通路
35 第一開閉バルブ
36 第二接続通路
37 第二開閉バルブ
40 エンジン
42 吸気通路
45 排気通路
50 エアブレーキ
52 第一エアコンプレッサ
54 高圧タンク
60 多段過給システム
61 ターボチャージャ
62 コンプレッサ
68 タービン
70 ミドルEGRシステム
71 EGR通路
80 制御装置
A0 空気
A1 圧縮空気
A2 吸気
A3 圧縮吸気
A4 高圧気体
A5 ブレーキ用圧縮空気
A6 回生圧縮空気

Claims (5)

  1. 車両に搭載された内燃機関又は第一電動機からの動力を伝達する駆動機構と、該駆動機構に隣接したハウジングと、該ハウジングの内部に配置された雌雄一対のロータと、一端が該駆動機構に連結された各該ロータのロータ軸の両端部を該ハウジングに軸支する軸受と、を有し、
    前記ハウジングに、前記駆動機構に隣接した側の反対側に各前記ロータ軸の軸方向に開口した吸入口、及び該駆動機構に隣接した側に各該ロータ軸の軸方向に交差する方向に開口した吐出口のそれぞれを形成した車両用の機械式過給機における前記軸受のうちの前記吸入口側に配置された吸入口側軸受をシールするシール機構において、
    グリスが封入された前記吸入口側軸受と前記ロータとの間に介設されたシール部に、該吸入口側軸受から該ロータに向って非接触式シールと高圧室とを順に配置し、
    前記高圧室に前記吸入口から取り込まれた吸気の圧力よりも高い圧力の高圧気体を充填する充填手段を備えたことを特徴とする車両用の機械式過給機の軸受シール機構。
  2. 前記高圧気体を、
    前記内燃機関又は第二電動機からの動力により駆動する第一エアコンプレッサで圧縮されて、高圧タンクに貯蔵されると共に、該高圧タンクから放出されて、前記車両のエアブレーキを作動させるブレーキ用圧縮空気、
    前記機械式過給機よりも上流の吸気通路に配設されたターボチャージャのコンプレッサで圧縮された直後の圧縮空気、
    並びに、前記車両の減速時に車軸に制動力を付与することで駆動する、あるいは前記車両の減速時に回生した電力で駆動する第三電動機からの動力により駆動する第二エアコンプレッサで圧縮された回生圧縮空気のいずれかで構成した請求項1に記載の車両用の機械式過給機の軸受シール機構。
  3. 前記吸入口側軸受をグリス封入型のニードルベアリングで構成した請求項1又は2に記載の車両用の機械式過給機の軸受シール機構。
  4. 前記非接触式シールをラビリンスシールで構成した請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用の機械式過給機の軸受シール機構。
  5. ターボチャージャのコンプレッサ及び機械式過給機を吸気通路の下流に向って順に配置した多段過給システム、並びに、該ターボチャージャのタービンの上流の排気通路及び該機械式過給機の上流且つ該コンプレッサの下流の該吸気通路を接続したミドルEGRシステムを備えた内燃機関と、
    前記内燃機関又は電動機の動力により駆動するエアコンプレッサと、該エアコンプレッサで圧縮された圧縮空気を貯蔵する高圧タンクと、を備えた車両用の機械式過給機の軸受シール機構において、
    前記機械式過給機のハウジングの内部に配置された雌雄一対のロータの各ロータ軸を該ハウジングの吸入口側で軸支する吸入口側軸受と該ロータとの間に介設されたシール部に、該吸入口側軸受から該ロータに向って非接触式シールと高圧室とを順に配置し、
    前記高圧室及び前記高圧タンクを接続する第一接続通路と、該第一接続通路を開放及び遮断する第一開閉バルブと、前記高圧室及び前記コンプレッサの下流の前記吸気通路とを接続する第二接続通路と、該第二接続通路を開放及び遮断する第二開閉バルブと、を備えると共に、
    前記ロータが回転している場合には、前記第一開閉バルブ又は前記第二開閉バルブのどちらか一方を開いて、第二開閉バルブ前記吸入口より吸入される吸気の圧力よりも高い前記高圧タンクに貯蔵された圧縮空気、又は前記コンプレッサで圧縮された直後の圧縮空気のどちらか一方を前記高圧室に充填する制御を行う制御装置を備えたことを特徴とする車
    両用の機械式過給機の軸受シール機構。
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CN109654040A (zh) * 2019-01-18 2019-04-19 孙军 一种双动力及升速方式气体压缩设备
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