JP2016155407A - ジェスチャ判定装置 - Google Patents

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裕紀 三村
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健司 鳴海
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Yasunori Tsukahara
靖典 塚原
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Abstract

【課題】ステアリングを把持した状態から行われたジェスチャの判定精度を向上させたジェスチャ判定装置を提供する。【解決手段】このジェスチャ判定装置1は、図1(a)及び図1(b)に示すように、操作者が車両5のステアリング50を除く操作装置を操作したことによって操作装置を操作した操作者の手が含まれない状態で撮像された、当該手により把持されるステアリング50の一部を含む領域の画像に基づいて、当該領域において行われたジェスチャを判定するための背景画像120を生成する背景画像生成部12を備えて概略構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、ジェスチャ判定装置に関する。
従来の技術として、車両を操舵するためのステアリングに連なるスポークの少なくとも一部を含む所定の検出領域を撮像するカメラと、カメラの撮像データに基づいて運転者の手の形状および/または手の動きを抽出する抽出手段と、抽出手段により抽出された手の形状および/または手の動きに対応するハンドコマンドを判定する判定手段と、判定手段により判定されたハンドコマンドを実行させる実行手段と、を有するコマンド入力装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このコマンド入力装置は、ステアリング操作時には握らないスポークにハンドコマンドの入力位置、すなわち検出領域を設定することにより、コマンド入力とステアリング操作とを確実に区別することができるので、ステアリング操作時の手の形状を誤ってハンドコマンドとして判断することがなく、ハンドコマンドを正確に認識することができる。
特開2006−298003号公報
従来のコマンド入力装置は、コマンド入力とステアリング操作とを区別することが困難なので、ハンドコマンドの認識を正確にするため、ステアリング操作時には把持しないスポークに検出領域を限定している。しかし、操作者がステアリングを把持した状態からジェスチャを行えることが操作性の観点から好ましい。
従って、本発明の目的は、ステアリングを把持した状態から行われたジェスチャの判定精度を向上させたジェスチャ判定装置を提供することにある。
本発明の一態様は、操作者が車両のステアリングを除く操作装置を操作したことによって操作装置を操作した操作者の手が含まれない状態で撮像された、手により把持されるステアリングの一部を含む領域の画像に基づいて、領域において行われたジェスチャを判定するための背景画像を生成する背景画像生成部を備えたジェスチャ判定装置を提供する。
本発明によれば、ステアリングを把持した状態から行われたジェスチャの判定精度を向上させることができる。
図1(a)は、第1の実施の形態に係るジェスチャ判定装置が搭載された車両内部の概略図であり、図1(b)は、ジェスチャ判定装置のブロック図の一例である。 図2(a)は、第1の実施の形態に係るジェスチャ判定装置の撮像領域の一例を示す概略図であり、図2(b)は、撮像領域を撮像部側から見た概略図である。 図3(a)及び図3(c)は、第1の実施の形態に係るジェスチャ判定装置が判定可能なジェスチャの一例を示す概略図であり、図3(b)及び図3(d)は、背景画像との差分画像の一例を示す概略図である。 図4は、第1の実施の形態に係るジェスチャ判定装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図5(a)は、第2の実施の形態に係るジェスチャ判定装置が背景画像の生成の条件とする操舵角を説明するためのステアリングの概略図であり、図5(b)は、ジェスチャ判定装置を含む車両通信システムの一例を示すブロック図である。 図6は、第2の実施の形態に係るジェスチャ判定装置の動作の一例を示すフローチャートである。
(実施の形態の要約)
実施の形態に係るジェスチャ判定装置は、操作者が車両のステアリングを除く操作装置を操作したことによって操作装置を操作した操作者の手が含まれない状態で撮像された、手により把持されるステアリングの一部を含む領域の画像に基づいて、領域において行われたジェスチャを判定するための背景画像を生成する背景画像生成部を備えて概略構成されている。
[第1の実施の形態]
(ジェスチャ判定装置1の構成)
図1(a)は、第1の実施の形態に係るジェスチャ判定装置が搭載された車両内部の概略図であり、図1(b)は、ジェスチャ判定装置のブロック図の一例である。図2(a)は、第1の実施の形態に係るジェスチャ判定装置の撮像領域の一例を示す概略図であり、図2(b)は、撮像領域を撮像部側から見た概略図である。なお、以下に記載する実施の形態に係る各図において、図形間の比率は、実際の比率とは異なる場合がある。また図1(b)及び後述する図5(b)では、主な信号や情報の流れを矢印で示している。
ジェスチャ判定装置1は、例えば、操作者によってステアリング50を把持した状態から行われたジェスチャを判定し、電磁気的に接続された電子機器に、ジェスチャに基づく指示を与えるように構成されている。このステアリング50を把持した状態から行われたジェスチャとは、例えば、ステアリング操作に支障がないようにステアリング50を把持した状態の延長、つまり把持したステアリング50から大きく離れることなくなされたジェスチャを示している。
このジェスチャ判定装置1は、図1(a)及び図1(b)に示すように、操作者が車両5のステアリング50を除く操作装置を操作したことによって操作装置を操作した操作者の手が含まれない状態で撮像された、当該手により把持されるステアリング50の一部を含む領域の画像に基づいて、当該領域において行われたジェスチャを判定するための背景画像120を生成する背景画像生成部12を備えて概略構成されている。
またジェスチャ判定装置1は、領域を撮像する撮像部10と、背景画像生成部12が生成した背景画像120と領域の画像との差分に基づいてジェスチャを判定するジェスチャ判定部14と、操作装置が操作されたことを示すトリガ信号Sを取得し、取得したトリガ信号Sに基づいて背景画像120となる領域の画像を生成するように撮像部10を制御する制御部16と、を備えている。
上述の領域とは、一例として、図2(a)及び図2(b)に示すように、撮像部10が撮像する撮像領域100である。またステアリング50を除く操作装置とは、例えば、操作者がステアリング50を把持する手を離して操作するものである。撮像領域100が、図2(a)に示すように、ステアリング50を把持する左手を撮像するように設定されている場合、操作者の左側に位置して左手で操作される、空調装置、ナビゲーション装置、音楽及び映像再生装置等の操作装置の操作に応じて撮像領域100が撮像される。この操作装置は、一例として、スタートスイッチ52及びシフト装置53である。撮像部10は、スタートスイッチ52及びシフト装置53が操作される際には、左手がステアリング50から離れているので、手が写り込まないステアリング50のみの撮像領域100を撮像することが可能である。
ここでステアリング50は、図2(a)及び図2(b)に示すように、ステアリング50の中央部分である中央部500と、中央部500から径方向に突出するスポーク501〜スポーク503と、スポーク501〜スポーク503と連結され、リング形状を有するリング504と、を備えて構成されている。
操作者は、例えば、図2(a)に示すように、スポーク501の上側のリング504の把持領域505とスポーク502の上側のリング504の把持領域506、又はスポーク501の下側のリング504の把持領域507とスポーク502の下側のリング504の把持領域508を把持してステアリング50を操作する場合が、他の領域を把持して操作する場合に比べて安定して操作することができると考えられる。本実施の形態のジェスチャ判定装置1は、操作者の左手によるジェスチャを判定するので、スポーク501の上下に位置する把持領域505及び把持領域507を把持している左手のジェスチャを判定するように構成されている。
またスタートスイッチ52は、例えば、図1(a)に示すように、ステアリング50の左側のコラムカバー51の近傍に配置されている。このスタートスイッチ52は、例えば、なされたプッシュ操作とシフト装置53のシフトレバー530の操作位置に応じて、OFF(エンジン及び電源をオフする操作)、ACC(一部の電子機器が使えるようにする操作)、START(エンジンを始動させる操作)等の操作が可能となっている。スタートスイッチ52は、操作に応じて後述するスイッチ信号Sを出力するように構成されている。
さらにシフト装置53は、例えば、運転席59に着座する操作者の左側に配置されている。このシフト装置53は、シフトレバー530を備えている。シフトレバー530は、例えば、Pポジション(駐車及びエンジンを始動させる操作位置)、Rポジション(後進させる操作位置)、Nポジション(エンジンの動力が車輪に伝達されない操作位置)、Dポジション(動力が伝達されて走行可能な操作位置)等の操作位置に操作可能に構成されている。シフト装置53は、シフトレバー530の操作位置に応じた後述するシフト情報Sを出力するように構成されている。
このスタートスイッチ52及びシフト装置53は、上述したように、操作者の左側に配置されているので、この操作装置を操作する際には、ステアリング50から左手を離して操作される。従ってジェスチャ判定装置1は、スタートスイッチ52及びシフト装置53から出力されるスイッチ信号S及びシフト情報Sに基づいたトリガ信号Sに応じて撮像領域100を撮像することで、ステアリング50が把持されていない状態で撮像領域100を撮像することが可能となる。
(撮像部10の構成)
撮像部10は、一例として、図1(a)に示すように、ステアリング50に連結されたステアリングシャフトのカバーであるコラムカバー51に配置されている。なお撮像部10の配置は、コラムカバー51に限定されず、車両5の天井60等の撮像領域100と同等の領域を撮像可能な場所であっても良い。
この撮像部10は、一例として、CCDイメージセンサ(Charge Coupled Device Image Sensor)及びCMOSイメージセンサ(Complementary Metal Oxide Semiconductor Image Sensor)等の固体撮像素子を備えたカメラである。
撮像部10は、例えば、図1(b)に示すように、制御部16から出力される制御信号Sに従って撮像領域100を撮像する。撮像部10は、例えば、撮像領域100を撮像した画像の情報を撮像情報Sとして制御部16に出力する。撮像部10は、背景画像120が生成された後、周期的に撮像領域100を撮像する。この撮像周期は、一例として、200msである。
なお撮像部10は、一例として、赤外線カメラとして構成され、赤外線により撮像領域100を照明する照明部を備えていても良い。
撮像部10が撮像する撮像領域100は、図2(a)及び図2(b)に示すように、把持領域505及び把持領域507が含まれると共に、リング504を把持した状態からなされたジェスチャが含まれる領域となる。
なお変形例として、撮像部10は、例えば、距離画像センサを含んで構成されても良い。この距離画像センサによって撮像された画像は、例えば、撮像された物体までの距離の情報を有している。この変形例におけるジェスチャ判定部14は、例えば、この距離の情報に基づいて、背景画像120と比較対象の画像との差分を求めてジェスチャを判定するように構成される。
(背景画像生成部12の構成)
背景画像生成部12は、撮像部10が撮像した画像に基づいて、背景画像120を生成する。この背景画像120は、例えば、背景差分法における背景画像である。
この背景差分法とは、撮像した画像と背景画像とを比較することで、背景画像には存在しない物体を抽出する方法である。ジェスチャ判定装置1は、当該存在しない物体に基づいて、なされたジェスチャを判定する。
具体的には、背景差分法は、例えば、背景画像の画素nの画素値と、撮像された画像において、画素nに対応する画素の画素値と、の差を算出し、その差が設定されたしきい値より大きい場合、背景画像とは異なる画素とし、このしきい値より大きい画素が作る領域を、背景画像に存在しない物体として抽出する方法である。従ってジェスチャの判定精度を向上させるためには、把持されていないステアリング50を含む背景画像を生成する必要がある。
背景画像生成部12は、上述のように、操作者の左手がステアリング50を把持していないタイミングで撮像された撮像情報Sを取得し、この撮像情報Sに基づいて背景画像120を生成する。
なお撮像された画像は、例えば、ステアリング50の裏側からの画像であるため、ステアリング50の他に運転席59等が含まれている。背景画像生成部12は、例えば、図2(b)に示すように、撮像領域100に含まれるステアリング50を抽出して背景画像120とするように構成されている。また背景画像生成部12は、ステアリング50が中立位置から補正可能な範囲で回転していた場合、ステアリング50を中立位置に補正して背景画像120を生成するように構成されても良いし、ジェスチャの判定が可能な範囲であれば、補正しないで背景画像120を生成しても良い。
背景画像生成部12は、例えば、生成した背景画像120に基づいて背景画像情報Sを生成し、制御部16を介してジェスチャ判定部14に出力する。
(ジェスチャ判定部14の構成)
図3(a)及び図3(c)は、第1の実施の形態に係るジェスチャ判定装置が判定可能なジェスチャの一例を示す概略図であり、図3(b)及び図3(d)は、背景画像との差分画像の一例を示す概略図である。
ジェスチャ判定部14は、図1(b)に示すように、背景画像120と、パターン情報140と、を有している。背景画像120は、背景画像生成部12から取得した背景画像情報Sに基づいた画像である。
パターン情報140は、ジェスチャ判定部14が判定する、複数のジェスチャのパターンの情報である。
本実施の形態では、一例として、図3(a)及び図3(c)に示すように、ステアリング50を把持した状態からなされる人差指92を立てるジェスチャ、及び手9を開くジェスチャについて説明する。この人差指92を立てるジェスチャは、一例として、「Yes」を示すジェスチャである。また手9を開くジェスチャは、一例として、「No」を示すジェスチャである。例えば、ジェスチャ判定装置1が接続された電子機器が、ある機能の実行を許可する(Yes)か否(No)かを操作者に質問した場合、操作者は、人差指92を立てるジェスチャ、又は手9を開くジェスチャを行うことにより、質問に対して応答することが可能となる。
操作者は、「Yes」の意思表示を行うため、図3(a)に示すように、把持領域505のステアリング50のリング504を、親指91、中指93、薬指94及び小指95を用いて把持しつつ人差指92を立てる。この場合、撮像部10によって撮像される画像と図2(b)の背景画像120との差分画像145は、図3(b)に示すように、ステアリング50の画像が差分を取ることにより消去されるので、手9のみの画像である残画像146となる。従ってジェスチャ判定部14は、主に、この差分画像145の残画像146とパターン情報140のパターンとを比較し、「Yes」を示すジェスチャであると判定する。
操作者は、「No」の意思表示を行うため、図3(c)に示すように、把持領域505において、親指91、人差指92、中指93、薬指94及び小指95を開く。この場合、撮像部10によって撮像される画像と図2(b)の背景画像120との差分画像145は、図3(d)に示すように、ステアリング50の画像が消去されるので、手9のみの画像である残画像146となる。従ってジェスチャ判定部14は、主に、この差分画像145の残画像146とパターン情報140のパターンとを比較し、「No」を示すジェスチャであると判定する。
なおジェスチャ判定部14は、ステアリング50から離れたジェスチャであっても、撮像領域100内で行われたジェスチャであれば、判定することができるように構成されている。
また変形例としてジェスチャ判定部14は、背景画像120と比較対象の画像とを2値化して差分を求めるように構成されても良い。
(制御部16の構成)
制御部16は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工等を行うCPU(Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等から構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、例えば、制御部16が動作するためのプログラムが格納されている。RAMは、例えば、一時的に演算結果等を格納する記憶領域として用いられる。
制御部16は、入力するトリガ信号Sに基づいて撮像部10を制御し、背景画像120となる画像を撮像させるように構成されている。また制御部16は、例えば、周期的に制御信号Sを生成して撮像部10に撮像領域100を撮像させ、撮像された画像に基づいてジェスチャ判定部14にジェスチャの判定を行わせるように構成されている。
また制御部16は、ジェスチャ判定部14が判定したジェスチャの結果を示すジェスチャ情報Sを、接続された電子機器に出力するように構成されている。
以下に、本実施の形態に係るジェスチャ判定装置1の動作について、図4のフローチャートに従って説明する。
(動作)
ジェスチャ判定装置1の制御部16は、操作者がスタートスイッチ52又はシフト装置53を操作したことにより出力されたトリガ信号Sが入力すると(S1)、制御信号Sを生成して撮像部10に出力し、撮像領域100を撮像部10に撮像させる(S2)。撮像部10は、撮像領域100を撮像して生成した撮像情報Sを、制御部16を介して背景画像生成部12に出力する。
背景画像生成部12は、取得した撮像情報Sに基づいて背景画像120を生成する(S3)。背景画像生成部12は、生成した背景画像120に基づいて背景画像情報Sを生成し、制御部16を介してジェスチャ判定部14に出力する。ジェスチャ判定部14は、取得した背景画像情報Sに基づいて背景画像120を記憶する。
制御部16は、背景画像120が生成された後、周期的に制御信号Sを撮像部10に出力する。撮像部10は、制御信号Sに基づいて、周期的に撮像領域100を撮像し(S4)、撮像情報Sを出力する。
制御部16は、撮像情報Sを取得すると、ジェスチャ判定部14に出力する。ジェスチャ判定部14は、取得した撮像情報Sに基づいた画像と背景画像120とに基づいて差分画像145を生成する(S5)。
ジェスチャ判定部14は、生成した差分画像145とパターン情報140に基づいたパターンとを比較し(S6)、ジェスチャが行われたか否かを判定する。
ジェスチャ判定部14は、ジェスチャが行われたと判定した場合(S7:Yes)、判定されたジェスチャに基づいたジェスチャ情報Sを生成して制御部16を介して接続された電子機器に出力する(S8)。
ここで、ステップ7において、制御部16は、ジェスチャ判定部14が、ジェスチャが行われていないと判定した場合(S7:No)、ステップ4に処理を進めて次の周期の撮像を制御する。なおジェスチャ判定装置1は、例えば、これらの処理を車両5の電源供給が遮断されるまで継続して行う。
(第1の実施の形態の効果)
本実施の形態に係るジェスチャ判定装置1は、ステアリングを把持した状態から行われたジェスチャの判定精度を向上させることができる。具体的には、ジェスチャ判定装置1は、操作者の左手がステアリング50を把持していない状態の背景画像120を車両5の走行前ごとに安定して生成することができるので、比較される画像との差が明確になり、ジェスチャの判定精度が向上する。例えば、背景画像が車両に予め登録されていた場合、ステアリングの表面の経年劣化による変化、ステアリングに取り付けられたカバー等により、比較対象の画像のステアリングの状態が背景画像から変化し、精度の高いジェスチャの判定が困難となる。しかしジャスチャ判定装置1は、操作者の手が含まれない背景画像120を、スタートスイッチ52やシフト装置53の操作に応じて、走行前ごとに更新することができるので、比較対象の画像に含まれるステアリング50と同じ状態のステアリング50を含む背景画像120を生成し、この背景画像120に基づいてジェスチャを判定するので、予め背景画像が登録されている場合と比べて、ジェスチャの判定精度を向上させることができる。
ジェスチャ判定装置1は、スタートスイッチ52やシフト装置53のような、車両5の走行前に操作する操作装置の操作に基づいて背景画像120を生成するので、比較対象の画像に含まれるステアリング50と背景画像120に含まれるステアリング50との差が小さく、精度の高い差分画像145を得て、ジェスチャの精度の高い判定を行うことができる。
ジェスチャ判定装置1は、ステアリング50を把持した状態からなされたジェスチャを高い精度で判定することができるので、ステアリングを把持した手とジェスチャとの区別が困難な場合と比べて、ジェスチャをステアリング50から大きく離れた位置で行う必要がなく、操作性が高い。またジェスチャ判定装置1は、手が含まれない背景画像120を生成するので、撮像領域100内においてなされたジェスチャを精度良く判定することができる。
なお変形例として、ジェスチャ判定装置1は、スポーク502の上下の把持領域506と把持領域508を含む撮像領域100を撮像し、右手のジェスチャを判定するように構成されても良い。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態は、上述の操作装置が操作され、かつステアリング50の操舵角が予め定められた操舵角内であった場合に背景画像120を生成する点で第1の実施の形態と異なっている。
図5(a)は、第2の実施の形態に係るジェスチャ判定装置が背景画像の生成の条件とする操舵角を説明するためのステアリングの概略図であり、図5(b)は、ジェスチャ判定装置を含む車両通信システムの一例を示すブロック図である。なお以下に記載する実施の形態において、第1の実施の形態と同じ機能及び構成を有する部分は、第1の実施の形態と同じ符号を付し、その説明は省略するものとする。
本実施の形態のジェスチャ判定装置1の背景画像生成部12は、車両5のステアリング50の操舵角θが予め定められた角度範囲内である場合に操作者がステアリング50を除く操作装置を操作したことによって操作装置を操作した操作者の手が含まれない状態で撮像された、当該手により把持されるステアリングの一部を含む領域の画像に基づいて、領域において行われたジェスチャを判定するための背景画像を生成するように構成されている。
操舵角θは、図5(a)に示すように、中立位置509からのステアリング50の回転角である。操舵角θは、図5(a)の紙面において、中立位置509から右方向に操作された場合を正とし、中立位置509から左方向に操作された場合を負としている。この中立位置509とは、車両5が直進する際のステアリング50の操作位置である。
車両通信システム510は、一例として、図5(b)に示すように、車両制御部55と、スタートスイッチ52と、シフト装置53と、操舵角センサ56と、電子機器57と、車両LAN(Local Area Network)58と、を備えている。
車両制御部55は、例えば、CPU、RAM及びROM等から構成されるマイクロコンピュータである。車両制御部55は、例えば、スタートスイッチ52から取得したスイッチ信号S、シフト装置53から取得したシフト情報Sに基づいてトリガ信号Sを生成する。また車両制御部55は、例えば、操舵角センサ56から取得した操舵角情報Sに基づいて車両情報Sを生成する。
操舵角センサ56は、ステアリング50の操舵角θを検出するセンサである。操舵角センサ56は、検出した操舵角θに応じた操舵角情報Sを生成する。
電子機器57は、ジェスチャ判定装置1から出力されたジェスチャ情報Sによって指示された機能を実行するものである。この電子機器57は、一例として、車両5に搭載された空調装置、ナビゲーション装置、音楽及び映像再生装置等である。
この車両LAN58は、ジェスチャ判定装置1とスタートスイッチ52等との情報や信号の相互交換を可能とするように構成されている。
ジェスチャ判定装置1の制御部16は、予め定められた角度範囲を示すしきい値160を有している。この予め定められた角度範囲は、一例として、−20°≦θ≦+20°が好ましく、−10°≦θ≦+10°がより好ましい。
制御部16は、取得した操舵角情報Sとしきい値160とに基づいて、操舵角θが予め定められた角度範囲内であり、かつトリガ信号Sが入力した場合、背景画像120を生成させるために撮像部10に撮像領域100を撮像させる。
以下に、本実施の形態のジェスチャ判定装置1の背景画像120を生成する動作について、図6のフローチャートに従って説明する。なおジェスチャ判定装置1によるジェスチャの判定に関する動作は、第1の実施の形態のステップ4からステップ8までの動作と同じである。
(動作)
ジェスチャ判定装置1の制御部16は、車両情報Sを取得すると、操舵角θがしきい値160以内であるか否かを判定する。制御部16は、操舵角θがしきい値160に基づく予め定められた角度範囲内である場合(S10:Yes)、つまりステップ10の「Yes」が成立すると、続いてトリガ信号Sを確認する。
制御部16は、操作者がスタートスイッチ52又はシフト装置53を操作したことにより出力されたトリガ信号Sが入力すると(S11:Yes)、制御信号Sを生成して撮像部10に出力し、撮像領域100を撮像部10に撮像させる(S12)。
撮像部10は、撮像領域100を撮像して生成した撮像情報Sを、制御部16を介して背景画像生成部12に出力する。背景画像生成部12は、取得した撮像情報Sに基づいて背景画像120を生成し、背景画像120に基づく背景画像情報Sを、制御部16を介してジェスチャ判定部14に出力し、背景画像120の生成動作を終了する。
ここでステップ11において制御部16は、トリガ信号Sが入力しない場合、ステップ10に戻って操舵角θを確認する。
(第2の実施の形態の効果)
本実施の形態のジェスチャ判定装置1は、ステアリング50の操舵角θが予め定められた角度範囲内であり、かつ操作者の手が含まれない状態で撮像された画像に基づいて背景画像120を生成するので、操舵角が予め定められた角度範囲より大きい操舵角である状態で撮像された画像に基づいて背景画像が生成される場合と比べて、ステアリング50が中立位置509に近い状態で背景画像120が生成されるので、精度の高い差分画像145が得られて、ジェスチャの判定精度がより高くなる。具体的には、操作者は、ステアリング50を回転させている際にジェスチャを行うよりも、直進状態、つまりステアリング50が中立位置509に近い安定した状態でジェスチャを行うことが多いと考えられる。従ってジェスチャ判定装置1は、ステアリング50が中立位置509に近い状態にある背景画像120を生成するので、中立位置509に近い状態でなされたジェスチャを、高い精度で判定することができる。
またステアリングのリングが真円でない場合、ステアリングが中立位置から回転していると、中立位置からずれた状態の背景画像が生成され、その後のジェスチャの判定精度に影響を与える。本実施の形態のジェスチャ判定装置1は、ステアリング50が中立位置509に近い状態における背景画像120を生成するので、高い精度でジェスチャの判定を行うことができる。
上述の実施の形態及び変形例に係るジェスチャ判定装置1は、例えば、用途に応じて、その一部が、コンピュータが実行するプログラム、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)及びFPGA(Field Programmable Gate Array)等によって実現されても良い。
以上、本発明のいくつかの実施の形態及び変形例を説明したが、これらの実施の形態及び変形例は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態及び変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更等を行うことができる。また、これら実施の形態及び変形例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態及び変形例は、発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…ジェスチャ判定装置、5…車両、9…手、10…撮像部、12…背景画像生成部、14…ジェスチャ判定部、16…制御部、50…ステアリング、51…コラムカバー、52…スタートスイッチ、53…シフト装置、55…車両制御部、56…操舵角センサ、57…電子機器、58…車両LAN、59…運転席、60…天井、91…親指、92…人差指、93…中指、94…薬指、95…小指、100…撮像領域、120…背景画像、140…パターン情報、145…差分画像、146…残画像、160…しきい値、500…中央部、501〜503…スポーク、504…リング、505〜508…把持領域、509…中立位置、510…車両通信システム、530…シフトレバー

Claims (4)

  1. 操作者が車両のステアリングを除く操作装置を操作したことによって前記操作装置を操作した前記操作者の手が含まれない状態で撮像された、前記手により把持される前記ステアリングの一部を含む領域の画像に基づいて、前記領域において行われたジェスチャを判定するための背景画像を生成する背景画像生成部を備えたジェスチャ判定装置。
  2. 前記領域を撮像する撮像部と、
    前記背景画像生成部が生成した前記背景画像と前記領域の画像との差分に基づいて前記ジェスチャを判定するジェスチャ判定部と、
    前記操作装置が操作されたことを示すトリガ信号を取得し、取得した前記トリガ信号に基づいて前記背景画像となる前記領域の画像を撮像するように前記撮像部を制御する制御部と、
    を備えた請求項1に記載のジェスチャ判定装置。
  3. 前記制御部は、前記操作装置としての前記車両のシフト装置又はエンジンスタートスイッチが操作された際に出力される信号に基づいた前記トリガ信号に応じて前記撮像部を制御する、
    請求項2に記載のジェスチャ判定装置。
  4. 車両のステアリングの操舵角が予め定められた角度範囲内である場合に操作者が前記ステアリングを除く操作装置を操作したことによって前記操作装置を操作した前記操作者の手が含まれない状態で撮像された、前記手により把持される前記ステアリングの一部を含む領域の画像に基づいて、前記領域において行われたジェスチャを判定するための背景画像を生成する背景画像生成部を備えたジェスチャ判定装置。
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JP2013218391A (ja) * 2012-04-05 2013-10-24 Pioneer Electronic Corp 操作入力装置、操作入力方法、及び、操作入力プログラム

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