JP2016154416A - 電力供給システムおよび充放電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリを充放電する経路の絶縁診断に伴って生じ得るバッテリ劣化の進行を抑制することができる電力供給システムを得ること。
【解決手段】電力供給システムは、バッテリと商用電源との間で双方向の電力授受を行う充放電装置50を有し、充放電装置50には、直流直流変換器56、直流直流変換器56の二次側に設けられるコンデンサ59、商用電源または補助バッテリの電力を使用してコンデンサ59に絶縁診断用の電圧を印加する昇圧ユニット70、バッテリを充放電する経路の絶縁診断を行う絶縁診断回路75およびコンデンサ59の電圧を検出する電圧検出回路74が設けられる。充放電装置50は、絶縁診断を行った後に、コンデンサ59の電圧がバッテリの端子電圧以下になるようにコンデンサ59に蓄電されたエネルギーを直流直流変換器56の一次側に移送し、その後にバッテリに対する充放電動作を開始する。
【選択図】図3

Description

本発明は、バッテリとの電気的接続に関する絶縁診断機能を有し、バッテリと商用電源との間で双方向の電力授受を行う電力供給システムおよび当該バッテリを充放電する充放電装置に関する。
バッテリとの電気的接続に関する絶縁診断として、例えば下記特許文献1に示される絶縁不良検出装置では、電力変換器とバッテリとを接続する充電ケーブルの絶縁診断に際し、DC/DC変換部のスイッチング素子に入力されるスイッチング信号のデューティ比が、規定デューティ比より大きいときに、充電ケーブル端が絶縁不良と判定する技術が開示されている。
特開2013−132128号公報
しかしながら、上記特許文献1では、充電器の出力可能範囲内の高電圧を充電ケーブルに印加して絶縁診断を行うが、バッテリを接続した際に絶縁診断後の高電圧がそのままバッテリに印加されてしまうため、バッテリにストレスが加わり、バッテリ劣化の進行が促進されてしまうという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、バッテリの絶縁診断に伴って生じ得るバッテリ劣化の進行を抑制することができる、電力供給システムおよび充放電装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る電力供給システムは、バッテリと商用電源との間で双方向の電力授受を行う充放電装置を有する。充放電装置には、直流直流変換器、商用電源または補助バッテリの電力を使用して第1のコンデンサに絶縁診断用の電圧を印加する昇圧ユニット、バッテリを充放電する経路の絶縁診断を行う絶縁診断回路が設けられ、直流直流変換器の二次側には第1のコンデンサが設けられ、さらに第1のコンデンサの電圧を検出する電圧検出回路が設けられる。充放電装置は、絶縁診断を行った後に、第1のコンデンサの電圧がバッテリの端子電圧以下になるようにコンデンサに蓄電されたエネルギーを直流直流変換器の一次側に移送し、その後にバッテリに対する充放電動作を開始する。
本発明によれば、バッテリの絶縁診断に伴って生じ得るバッテリ劣化の進行を抑制することができる、という効果を奏する。
実施の形態1に係る電力供給システムを含む電力系統図 実施の形態1に係る配電盤の内部構成を示す回路図 実施の形態1に係る充放電装置の構成を示す回路図 図1に示す電気自動車の制御系を示すブロック図 実施の形態1に係る電力供給システムの要部構成を示すブロック図 実施の形態1に係る要部動作を説明するフローチャート 実施の形態1に係る充放電装置の図3とは異なる構成を示す回路図 実施の形態2に係る電力供給システムの要部構成を示すブロック図 実施の形態2、4に係る電力供給システムの動作説明に供する図 実施の形態3に係る電力供給システムを含む電力系統図 実施の形態3に係る電力供給システムの要部構成を示すブロック図
以下に添付図面を参照し、本発明の実施の形態に係る電力供給システムおよび充放電装置について詳細に説明する。なお、以下の実施の形態により、本発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る電力供給システムを含む電力系統図である。図1に示すように、電力供給システム500は、住宅10に構成される。住宅10には、交流電源である電力会社の電力系統(以下「商用電源」と称し、必要に応じて「商用電力系統」と言い換える)5が引き込まれている。商用電源5には、電力量計20を介して、配電盤30が接続されている。住宅10に設置される電気設備は、配電盤30を介して、商用電源5に接続されている。
住宅10には、電気設備として、負荷40および蓄電システム41が設置されている。実施の形態1の蓄電システム41は、電気自動車80で構成される。なお、蓄電システム41は、図示の電気自動車80に限定されるものではなく、専用または汎用のバッテリを備えた蓄電手段であってもよい。
充放電装置50にはコネクタ90が設けられ、電気自動車80にはコネクタ92が設けられている。充放電装置50と電気自動車80とは、コネクタ90,92とを電気的に繋ぐケーブル94によって接続される。なお、ケーブル94は、蓄電システム41のバッテリを充放電するための充放電ケーブルおよび制御ユニット66と後述する車両制御ユニット86との間の通信を行う通信ケーブルの機能を含むものであるが、充放電ケーブルと通信ケーブルとを個々に設けてもよい。
充放電装置50は、補助電源または昇圧装置として動作する昇圧ユニット70および、バックアップ用二次電池である補助バッテリユニット72を備えている。商用電源5と配電盤30との間には、電力量計20が設けられる。負荷40は、住宅10で使用される電気機器であり、空調機、冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機、テレビ、パーソナルコンピュータ等の家電である。商用電源5から電力が供給される場合(以下、適宜「非停電時」という)、負荷40には商用電源5の電力が供給される。一方、商用電源5からの電力が途絶えている場合(以下、適宜「停電時」という)、充放電装置電力供給を要する負荷40には、電力供給システム500を介して蓄電システム41からの電力が供給される。また、非停電時に、電力のピークカットなどを目的として、負荷40の消費電力の一部または全部を、電力供給システム500を介して蓄電システム41からの電力で供給してもよい。
以上のように、実施の形態1では、電力量計20と、電力量計20の二次側に接続される電気設備によって家庭内電力系統が構成される。
図2は、配電盤30の内部構成を示す回路図である。図2に示すように、配電盤30は、主幹ブレーカ31、漏電ブレーカ32、コンタクタ33および、複数の分岐ブレーカ34〜34N+1を備えている。
主幹ブレーカ31は、商用電力系統である商用電源5と、住宅10の家庭内電力系統とを分離する遮断器である。主幹ブレーカ31は、商用電源5から家庭内電力系統へ過電流が流れた場合に、商用電源5と連系する家庭内電力系統を、商用電源5から解列する。なお、主幹ブレーカ31は、電力会社によっては設置されない場合もある。
漏電ブレーカ32は、主幹ブレーカ31の負荷側(商用電源5ではない側であり「二次側」ともいう)に設けられている。漏電ブレーカ32は、漏電ブレーカ32の二次側で漏電が発生した場合にオフとなる。漏電ブレーカ32がオフになることで、漏電ブレーカ32の二次側にある負荷40が商用電源5から切り離される。
コンタクタ33は、漏電ブレーカ32の二次側に設けられている。コンタクタ33は、充放電装置50からの開閉指令によって動作し、商用電源5と家庭内電力系統とを連系し、また解列する。
分岐ブレーカ34〜34は、コンタクタ33の二次側に相互が並列になった状態で設けられている。分岐ブレーカ34〜34のそれぞれは、負荷40(40〜40)ごとに設けられ、分岐ブレーカ34N+1は蓄電システム41に対応して設けられている。分岐ブレーカ34〜34N+1を開閉させることで、商用電源5から負荷40(40〜40)および蓄電システム41をそれぞれ切り離すことができる。
漏電ブレーカ32の二次側、すなわち漏電ブレーカ32とコンタクタ33の間には、電圧検出変圧器VT1および変流器CT1が設けられている。電圧検出変圧器VT1は、商用電源5の電圧に比例した電圧の電圧信号Vを出力する。変流器CT1は、漏電ブレーカ32とコンタクタ33の間を流れる電流に比例した値の電流信号Iを出力する。なお、図2では、コンタクタ33が1台である場合を示しているが、2台のコンタクタ33が直列に接続されていてもよい。2台のコンタクタ33を有する場合、何れかのコンタクタ33の接点に溶着が発生したとしても、確実に負荷40および蓄電システム41を、商用電源5から切り離すことができる。
上述した、主幹ブレーカ31、漏電ブレーカ32、コンタクタ33および、分岐ブレーカ34〜34N+1は、金属製または樹脂製の筐体に収容されている。なお、配電盤30の一部の機能を電力供給システム500内に設けてもよい。
図3は、充放電装置50の構成を示す回路図である。図3に示すように、充放電装置50は、コンタクタ51、相互に直列に接続された3つの交流直流変換器53,54,55、交流直流変換器53,54,55をそれぞれ駆動する駆動ユニット61,62,63、上記各部を統括的に制御する制御ユニット66、制御ユニット66に電力を供給する昇圧ユニット70および、停電時の始動電力が蓄えられた補助バッテリユニット72を有している。
コンタクタ51は、配電盤30に収容された分岐ブレーカ34N+1の二次側に配置されている。このコンタクタ51は、制御ユニット66からの指示に基づいて動作する。コンタクタ51がオフの場合には、充放電装置50が負荷40から切り離され、コンタクタ51がオンの場合には、充放電装置50が負荷40に接続される。
交流直流変換器53は、トランジスタ等のスイッチング素子と、トランジスタに並列に接続されたダイオードを有する。交流直流変換器53は、コンタクタ51の二次側に、リアクトル52A,52Bを介して接続されている。交流直流変換器53は、商用電源5の側(「一次側」ともいう)から供給される交流電力を直流電力に変換する。または、二次側から供給される直流電力を交流電力に変換する。すなわち、交流直流変換器53は、交流と直流とを相互に変換する双方向の交流直流変換器である。
交流直流変換器54は、交流直流変換器53と同様に、トランジスタ等のスイッチング素子とダイオードを有している。交流直流変換器54は、交流直流変換器53の二次側に接続されている。そして、交流直流変換器54は、一次側から供給される直流電力を交流電力に変換する。または、二次側から供給される交流電力を直流電力に変換する。すなわち、交流直流変換器54は、交流と直流とを相互に変換する双方向の交流直流変換器である。
交流直流変換器55は、交流直流変換器53,54と同様に、トランジスタ等のスイッチング素子とダイオードを有している。交流直流変換器55は、絶縁トランス58を介して、交流直流変換器54の二次側に接続されている。交流直流変換器55は、一次側から供給される交流電力を直流電力に変換する。または、二次側から供給される直流電力を交流電力に変換する。すなわち、交流直流変換器55は、交流と直流とを相互に変換する双方向の交流直流変換器である。
交流直流変換器55の二次側には、交流直流変換器55の端子間電圧を安定させるためのコンデンサ59が接続されている。コンデンサ59は、必要に応じて第1のコンデンサと呼称する。
交流直流変換器53と交流直流変換器54の間には、各交流直流変換器53,54の端子間電圧を安定させるためのコンデンサ57が接続されている。コンデンサ57は、必要に応じて第2のコンデンサと呼称する。
絶縁トランス58は、商用電源5と蓄電システム41を絶縁する目的で設置されている。絶縁トランス58が配置されることで、交流直流変換器54,55を用いて、交流直流変換器54の二次側の交流電圧と、交流直流変換器55の一次側の交流電圧との出力位相を調整して、コンデンサ57の両端電圧よりコンデンサ59の両端電圧を高くしたり、あるいは低くしたりすることができる。逆に、蓄電システム41から電力が供給される場合に、コンデンサ59の両端電圧よりコンデンサ57の両端電圧を高くしたり、あるいは低くしたりすることができる。
第1の電圧検出回路である電圧検出回路74は、コンデンサ59の両端電圧を検出する。電圧検出回路74は、必要に応じて第1の電圧検出回路と呼称する。電圧検出回路74が検出した電圧は、制御ユニット66に伝達される。なお、電圧検出回路74の構成は任意であり、電圧検出機能のある専用の電圧検出器を用いてもよいし、直列接続した2個以上の抵抗器による分圧電圧を検出する構成でもよい。
絶縁診断回路75は、充放電の対象であるバッテリ(後述するメインバッテリユニット82が対応)を充放電する経路の絶縁診断を行う。絶縁診断回路75としては、判定レベル以上の地絡電流を検出できればよく、公知の地絡検出回路を用いることができる。
ここで、電気自動車の充電器に関する規格としては、CHAdeMO(CHArge de MOve)と称される規格が国際標準の1つとして承認されている。CHAdeMO規格では、充電開始の前に毎回、直流絶縁診断として、充電回路の直流側(充電器から車両インレットまで)に高電圧の試験電圧(直流500±25[V])を印加して充電器の内部および充放電ケーブルに地絡または短絡が無いことを確認することが記載されている。
上記のように絶縁診断を行う場合には、バッテリ接続端子側に高電圧を印加する必要があるが、この機能は昇圧ユニット70が担う。昇圧ユニット70としては、フライバックコンバータが例示される。充電回路の絶縁診断を行う場合、昇圧ユニット70は、昇圧した電圧を二次側に印加する。昇圧した電圧は、コンデンサ59に保持される。絶縁診断回路75で行われた診断結果は、制御ユニット66に伝達される。
以上のように構成された交流直流変換器54、交流直流変換器55および絶縁トランス58によって直流直流変換器56が構成される。直流直流変換器56は、一次側から印加される第1の直流電圧を第2の直流電圧に変換して二次側に出力する。または、二次側から印加される第2の直流電圧を第1の直流電圧に変換して一次側に出力する。すなわち、直流直流変換器56は、第1の直流電圧と第2の直流電圧とを相互に変換する双方向の直流直流変換器を構成する。なお、第1の直流電圧と第2の直流電圧とは、異なる値であっても同じ値であってもよい。
充放電装置50では、交流直流変換器53〜55、コンデンサ57,59および絶縁トランス58によって、電力変換部300が構成される。電力変換部300では、交流直流変換器53〜55が協働することで、商用電源5からの交流電力が直流電力に変換され、電気自動車80に供給される。また、電気自動車80からの直流電力が交流電力に変換され、配電盤30を介して負荷40に供給される。
駆動ユニット61,62,63および制御ユニット66によって制御部400が構成される。制御部400において、駆動ユニット61,62,63は、制御ユニット66の指示に基づいて、それぞれ交流直流変換器53,54,55を構成するスイッチング素子を動作させる。駆動ユニット61〜63の制御に用いられる電力は、制御ユニット66から供給される。
ここで、説明の便宜上、充放電装置50の一次側から二次側に電力が供給されるときの交流直流変換器53〜55の動作を充電動作とし、充放電装置50の二次側から一次側に電力が供給されるときの交流直流変換器53〜55の動作を放電動作とする。
昇圧ユニット70には、配電盤30および整流平滑回路60を介して商用電源5が接続されている。そのため、昇圧ユニット70には、整流平滑回路60によって交流電圧から変換された直流電圧が印加される。直流電圧が印加された昇圧ユニット70は、充放電装置50における補助電源として動作し、整流平滑回路60を介して供給される電力を制御ユニット66へ供給する。
補助バッテリユニット72は、電解液が充填された複数のセルからなるバッテリを有している。補助バッテリユニット72には、商用電源5が停電した場合に、交流直流変換器53〜55の始動に用いられる電力が充電される。昇圧ユニット70は、整流平滑回路60を介して供給される電力を使用して、補助バッテリユニット72を充電する。
商用電源5の停電により、交流直流変換器53〜55の動作が一次的に停止した場合、または、交流直流変換器53〜55の動作が停電発生前から停止していた場合、昇圧ユニット70には補助バッテリユニット72の直流電圧が印加された状態になる。この状態のとき、昇圧ユニット70は、補助バッテリユニット72から供給される電力を制御ユニット66へ供給する。
制御ユニット66は、CPU、主記憶部、補助記憶部、インタフェースを有するマイクロプロセッサであるマイコン78を備えている。制御ユニット66は、電圧検出変圧器VT1からの電圧信号Vと、変流器CT1からの電流信号Iを監視して、昇圧ユニット70、配電盤30のコンタクタ33、充放電装置50のコンタクタ51を制御すると共に、駆動ユニット61〜63を介して交流直流変換器53〜55を制御する。なお、制御ユニット66の実施の形態1に係る動作については後述する。
図4は、電気自動車80の制御系を示すブロック図である。電気自動車80は、コネクタ90とコネクタ92との間を電気的に繋ぐケーブル94を介して、充放電装置50に電気的に接続される。図4に示すように、電気自動車80は、コンタクタ81、メインバッテリユニット82、充電ユニット83、補機用バッテリ84、駆動ユニット85、車両制御ユニット86および電圧検出回路87を有している。
コンタクタ81は、駆動ユニット85によって駆動される開閉スイッチである。このコンタクタ81は、充放電装置50と電気自動車80を連系し、また解列する。
メインバッテリユニット82は、コンタクタ81の二次側に接続されている。このメインバッテリユニット82は、鉛蓄電池、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池等の充放電が可能なセル電池を直列または直並列接続されたユニットまたはモジュールである。メインバッテリユニット82がリチウムイオン電池であれば、例えば3〜4[V]のリチウムイオン電池セルが直列に接続されることで、端子間電圧200〜400[V]程度のバッテリが構成される。なお、図1では、蓄電システム41の例示を電気自動車80としているが、プラグインハイブリッド車なども電気自動車に含まれることはいうまでもない。また、蓄電システム41は電気自動車80に限定するものではなく、直流電力が蓄電できるものであればよい。
メインバッテリユニット82は、コンタクタ81がオンのときに充放電装置50に連系され、電力の充電および放電が可能な状態になる。
補機用バッテリ84は、車両制御ユニット86の制御に用いられる電力を蓄えるためのバッテリである。補機用バッテリ84は、端子間電圧が12[V]もしくは24[V]程度で、電解液が充填された複数のセルから構成されている。
充電ユニット83は、メインバッテリユニット82と補機用バッテリ84の間に設けられている。充電ユニット83は、メインバッテリユニット82の電圧を降圧して、補機用バッテリ84と、車両制御ユニット86に印加する。これにより、補機用バッテリ84の充電と、車両制御ユニット86への電力の供給が実現する。
駆動ユニット85は、車両制御ユニット86の指示に基づいて、コンタクタ81を駆動する。
車両制御ユニット86は、CPU、主記憶部、補助記憶部、インタフェースを有するマイコン88を備えている。車両制御ユニット86は、コネクタ90,92間を繋ぐケーブル94を介して充放電装置50の制御ユニット66と接続され、制御ユニット66からの指示に基づいて、駆動ユニット85を動作させる。また、車両制御ユニット86は、メインバッテリユニット82に蓄電された電力量などの情報を取得し、必要に応じて、制御ユニット66に当該情報を提供する。
電圧検出回路87は、メインバッテリユニット82の両端電圧を検出する。電圧検出回路87は、必要に応じて第2の電圧検出回路と呼称する。電圧検出回路87が検出した電圧は、車両制御ユニット86に伝達され、また、制御ユニット66にも伝達される。なお、電圧検出回路87の構成は任意であり、電圧検出機能のある専用の電圧検出器を用いてもよいし、直列接続した2個以上の抵抗器による分圧電圧を検出する構成でもよい。
図5は、実施の形態1に係る電力供給システムの要部構成を示すブロック図である。図5では、図3に示す回路図と図4に示すブロック図とを合わせて図示しており、各構成部は図3および図4と同一の符号を用いて示している。
つぎに、上述した充放電装置50の実施の形態1に係る要部動作について、図5および図6の図面を参照して説明する。図6は、実施の形態1に係る要部動作を説明するフローチャートである。なお、図6のフローチャートを実行する際、交流直流変換器53および直流直流変換器56は停止状態であり、コンタクタ81は開状態である。その後、図6のフローチャートに従って絶縁診断を実施し、絶縁診断の実施後に、コンタクタ81を閉状態にして、メインバッテリユニット82を電気的に直流直流変換器56と接続してから、通常の充放電動作を開始する。すなわち、図6のフローチャートに従う処理シーケンスは、通常のバッテリの充放電動作を開始する前のプレシーケンスである。
まず、制御ユニット66の指示により昇圧ユニット70が起動される(ステップS101)。このとき、昇圧ユニット70は、商用電源5の電圧を整流して平滑し、整流平滑した直流電圧または補助バッテリユニット72の電圧を高電圧に変換して、コンデンサ59(図6のフローチャートでは「バッテリ側コンデンサ」と表記)に印加する。
制御ユニット66は、バッテリ側コンデンサ電圧が、絶縁診断を行うときの電圧である500[V]以上であるか否か判定する(ステップS102)。バッテリ側コンデンサ電圧が500[V]未満であれば(ステップS102,No)、ステップS102の判定処理を繰り返し、バッテリ側コンデンサ電圧が500[V]以上であれば(ステップS102,Yes)、次のステップに移行する。
制御ユニット66は、絶縁診断を行ったときの地絡電流が閾値以下であるか否か判定する(ステップS103)。地絡電流が閾値を超えている場合(ステップS103,No)、図示を省略した表示器にエラー表示を行い(ステップS104)、以後の処理を停止する(ステップS105)。一方、地絡電流が閾値以下の場合(ステップS103,Yes)、制御ユニット66は、直流直流変換器56を起動する(ステップS106)。このとき、制御ユニット66は、バッテリ側コンデンサ電圧がメインバッテリユニット82の端子電圧(以下「バッテリ電圧」という)以下になるように、コンデンサ59に蓄電されたエネルギーを直流直流変換器56の交流側、すなわち商用電源5の側に移送するように直流直流変換器56のスイッチング素子を制御する。
制御ユニット66は、バッテリ側コンデンサ電圧がバッテリ電圧以下であるか否かを判定し(ステップS107)、バッテリ側コンデンサ電圧がバッテリ電圧を超えていれば(ステップS107,No)、ステップS107の処理を繰り返す。一方、バッテリ側コンデンサ電圧がバッテリ電圧以下であれば(ステップS107,Yes)、コンタクタ81をオン、すなわち閉にして、充放電装置50とメインバッテリユニット82とを電気的に接続し(ステップS108)、メインバッテリユニット82に対する充電を開始する(ステップS109)。以上が、図6のフローチャートでの処理の流れである。
なお、図5の例は、蓄電システム側にコンタクタ81および電圧検出回路87を有する構成であるが、この構成に代えて、図7のように、充放電装置側にコンタクタ81および電圧検出回路87を有する構成であってもよい。
上記特許文献1を含む従来の技術では、絶縁診断のために蓄電されたエネルギーを戻すことは行っていない。このため、高電圧に蓄電されたバッテリ側コンデンサを、絶縁診断後にバッテリとそのまま接続していた。あるいは、抵抗とスイッチング素子で構成される図示しない放電回路で高電圧に蓄電されたバッテリ側コンデンサのエネルギーを熱消費していた。
これに対し、実施の形態1の充放電装置では、絶縁診断後にバッテリ側コンデンサに蓄電されたエネルギーをバッテリ電圧以下になるように直流直流変換器56の一次側、すなわち直流直流変換器56の商用電源5の側に移送する構成としたので、バッテリと接続する際に、バッテリに高電圧が印加されたり、バッテリに大電流が流れたりするのを防ぐことができる。その結果、バッテリを充放電する経路の絶縁診断に伴って生じ得るバッテリ劣化の進行を抑制することができる。
また、実施の形態1の充放電装置では、バッテリ側コンデンサに蓄電されたエネルギーを無駄にすることなく、有効に活用することができる。
また、実施の形態1の充放電装置では、バッテリを充放電する経路の絶縁診断に伴って生じ得るバッテリ劣化の進行を抑制することができるので、電気自動車またはプラグインハイブリッド車のバッテリのような大容量のバッテリを容易に扱うことができる。その結果として、実施の形態1の技術を適用した蓄電システムでは、自立運転時に長時間の電力供給が可能となる。
実施の形態2.
図8は、実施の形態2に係る電力供給システムの要部構成を示すブロック図である。実施の形態2に係る電力供給システムでは、実施の形態1では有していた電圧検出回路87を省略している。電圧検出回路87を省略した構成の場合、メインバッテリユニット82の端子電圧を検出することはできない。それゆえ、図6に示すフローチャートのように、バッテリ側コンデンサ電圧を使用した制御を行うことができない。そこで、実施の形態2に係る電力供給システムでは、バッテリの使用電圧範囲を考慮した制御を行う。
図9は、実施の形態2に係る電力供給システムの動作説明に供する図である。図9において、縦軸には、CHAdeMOで規定される絶縁診断の規定電圧である絶縁診断電圧(500[V])および、電気自動車用のバッテリとして典型的なバッテリ定格電圧(360[V])を示すと共に、絶縁診断電圧(500[V])を挟んで、絶縁診断の上限電圧(525[V])および絶縁診断の下限電圧(475[V])、ならびに、バッテリ定格電圧(360[V])を挟んで、バッテリの使用電圧範囲である、バッテリ使用最大電圧(420[V])およびバッテリ使用最低電圧(280[V])を示している。
実施の形態2に係る電力供給システムでは、バッテリ使用最低電圧が280[V]の場合は、絶縁診断後にバッテリ側コンデンサ電圧が500±25[V]からバッテリ使用最低電圧である280[V]以下もしくは未満になるまで、コンデンサ59に蓄電されたエネルギーを直流直流変換器56の一次側に移送する。バッテリ側コンデンサ電圧が280[V]であるか否かの判定は、電圧検出回路74の検出値を用いて行うことは言うまでもない。このような制御を行えば、メインバッテリユニット82を充放電装置50に接続する際に、メインバッテリユニット82に高電圧が印加されるのを防止することができ、バッテリを充放電する経路の絶縁診断に伴って生じ得るバッテリ劣化の進行を抑制することが可能となる。
また、上記の制御では、コンデンサ59に蓄電されたエネルギーを直流直流変換器56の一次側に移送する閾値をバッテリ使用最低電圧(280[V])としているが、閾値をバッテリ使用最大電圧(420[V])としてもよい。バッテリ使用最大電圧は、システムとして使用が許可される電圧であるため、バッテリ使用最大電圧(420[V])を閾値とする制御は可能である。バッテリ使用最大電圧(420[V])を閾値とすれば、コンデンサ59に蓄電されたエネルギーの移送時間を短縮することが可能である。なお、予め設定する閾値がバッテリ使用最低電圧に近いほど、バッテリ劣化の抑制効果が大きくなることは言うまでもない。
以上説明したように、実施の形態2の充放電装置では、バッテリの種類に応じた設定電圧以下となるまで、バッテリ側コンデンサに蓄積されたエネルギーを一次側に移送することとしたので、バッテリ電圧を検出する回路を不要とすることができ、電力供給システムの構成を簡素化することが可能となる。
実施の形態3.
図10は、実施の形態3に係る電力供給システムを含む電力系統図であり、図11は、実施の形態3に係る電力供給システムの要部構成を示すブロック図である。実施の形態3では、図10に示すように、バッテリの種類に応じたバッテリ使用最低電圧、または、バッテリ使用最大電圧およびバッテリ使用電圧範囲を含む情報(以下「バッテリ情報」という)を充放電装置50に送信することができるリモコン140を備えている。また、実施の形態3では、リモコン140を用いて送信されたバッテリ情報を保持するためのメモリ79を制御ユニット66内に備えている。なお、その他の構成は、図1および図5に示す実施の形態1の構成と同一または同等であり、それらの同一または同等の構成部については、同一の符号を付すと共に、重複する説明は省略する。
リモコン140は、有線または無線による通信機能を備えており、リモコン、ホームエネルギーマネージメントシステム(Home Energy Management System:HEMS)用のコントローラである。
ユーザは、リモコン140を使用して、例えばリモコンからバッテリの使用最低電圧を設定すると、制御ユニット66内のメモリ79にバッテリの使用最低電圧が記憶される。この状態で絶縁診断が起動されると、制御ユニット66は、バッテリ側コンデンサ電圧が、メモリ79に記憶されたバッテリ使用最低電圧以下になるようにコンデンサ59に蓄電されたエネルギーが直流直流変換器56の一次側に移送されるように直流直流変換器56を制御する。このとき、交流直流変換器53は停止状態である。その後、制御ユニット66からの指令により、コンタクタ81を閉にしてメインバッテリユニット82を充放電装置50に接続してから、通常のバッテリの充放電動作を開始する。
バッテリの種類(鉛蓄電池、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池等)および直列接続数に応じたバッテリ使用最低電圧の情報をメモリ79に記憶しておけば、バッテリの種類に応じたより好ましい電圧値でバッテリの接続を行うことができる。
電気自動車のバッテリの定格総電圧は車種によって270[V]、300[V]、330[V]、331[V]、346[V]、360[V]などが製品化され、また、プラグインハイブリッド車のバッテリの定格総電圧は207[V]などの種類が製品化されている。本実施の形態のように、これらの情報をメモリ79に保持しておけば、電気自動車およびプラグインハイブリッド車の車種に応じたバッテリの使用最低電圧または定格総電圧以下もしくは未満でバッテリを接続できるので、バッテリの絶縁診断に伴って生じ得るバッテリ劣化の進行を抑制することが可能となる。なお、バッテリの放電を停止する電圧(以下「バッテリ放電停止電圧」という)が定められている場合には、バッテリ放電停止電圧の情報をメモリ79に記憶しておくことが好ましい。バッテリ放電停止電圧に応じた制御を行えば、さらにきめ細やかな制御が可能になる。
なお、本実施の形態では、充放電装置50と通信可能なリモコン140を使用してバッテリ情報を制御ユニット66に保持する例を説明したが、バッテリ情報を、ケーブル94による有線通信または、リモコン140とは異なる他の無線通信手段によって、バッテリ情報を電気自動車80から充放電装置50に送信してもよく、上記と同様な効果が得られる。
実施の形態4.
実施の形態4では、自動車の車種またはバッテリの情報が不明の場合の制御について説明する。
自動車の車種またはバッテリの情報が不明の場合、制御ユニット66のメモリ79には、バッテリの使用最低電圧を、例えば0[V](ゼロボルト)と記憶しておく。この場合、上述した制御を適用すると、絶縁診断後のバッテリ側コンデンサ電圧の移送は、バッテリ側コンデンサに蓄積されたエネルギーの移送は、バッテリ側コンデンサ電圧が500±25[V]から0[V]になるまで実行される。エネルギーの移送は、実施の形態1〜3に比して時間はかかるが、バッテリとの接続を誤った電圧で行うことを防止することができ、バッテリの劣化防止措置を確実に行うことができるという効果がある。
なお、本実施の形態では、バッテリ側コンデンサ電圧が0[V]になるまで実行すると説明したが、完全に0[V]になるまで待つ必要はなく、5[V]、10[V]程度の低電圧であれば、エネルギーの移送を停止して、バッテリの充放電を開始してもよい。
実施の形態5.
実施の形態5では、実施の形態1〜4に係る電力供給システムにおいて、直流直流変換器56の二次側にあるコンデンサ59の容量(コンデンサ要素が複数ある場合にはそれらの合成容量)が、直流直流変換器56の一次側にあるコンデンサ57の容量(コンデンサ要素が複数ある場合にはそれらの合成容量)よりも小さくなるように構成されている。すなわち、実施の形態5に係る電力供給システムは、第1のコンデンサであるコンデンサ59の容量をC1とし、第2のコンデンサであるコンデンサ57の容量をC2とするとき、これらC1,C2の間に“C1<C2”の関係、すなわちコンデンサ59の容量がコンデンサ57の容量よりも小さいという関係があるように構成された電力供給システムである。
つぎに、実施の形態5に係る構成の要点について数式を用いて説明する。なお、以下の説明で使用する記号の意味は、つぎの通りである。
V1:絶縁診断電圧(500±25[V])
V2:コンデンサ57におけるエネルギー移送前の電圧(以下「移送前電圧」という)
V3:コンデンサ57におけるエネルギー移送後の電圧(以下「移送後電圧」という)
まず、絶縁診断の直後、コンデンサ59には、“C1×V1/2”のエネルギーが蓄えられている。この状態から、V1を525V(MAX)から0V(ゼロボルト)まで直流直流変換器56の一次側に移送する場合が最もエネルギーを移送する場合である。よって、移送前電圧V2と、移送後電圧V3の間には、エネルギー的に次式の関係が成り立つ。
C2×V3/2=C1×V1/2+C2×V2/2 …(1)
いま、C1<C2として、C1=200[μF]、C2=8000[μF]、移送前電圧V2を0[V]とし、絶縁診断電圧V1を絶縁診断の上限電圧である525[V]とすると、移送後電圧V3は次式で表される。
V3=V1√(C1/C2) …(2)
上記(2)式に、上記C1,C2の値を代入すれば、V3=83[V]となる。すなわち、コンデンサ57の電圧上昇を83[V]に抑制することができる。
また、移送前電圧V2を商用電圧200Vをピーク整流した電圧282Vとする場合、上記(1)式は、次式で表される。
V3=√{(C1/C2)V1+V2} …(3)
上記(2)式に、上記C1,C2の値を代入すれば、V3=294[V]となる。すなわち、コンデンサ57の電圧上昇を12[V](=294−282[V])に抑制することができる。
以上の説明のように、直流直流変換器56の二次側にあるコンデンサ59の容量C1を、直流直流変換器56の一次側にあるコンデンサ57の容量C2よりも小さくした回路構成とすれば、コンデンサ59のエネルギーをコンデンサ57に移送しても、コンデンサ57の電圧が過剰に上昇しすぎるのを防止することができる。
実施の形態6.
上記実施の形態1〜5では、非停電時には配電盤30を介して接続される負荷40に商用電源5の電力を供給し、停電時には蓄電システム41の電力を供給する電力供給システムへの適用例について説明してきたが、負荷40に電力は供給せず、単独の電気自動車またはプラグインハイブリッド車に接続される充放電装置として構成してもよい。
なお、以上の実施の形態1〜6に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
5 商用電源、10 住宅、20 電力量計、30 配電盤、31 主幹ブレーカ、32 漏電ブレーカ、33,51,81 コンタクタ、34(34〜34N+1) ブレーカ、40(40〜40) 負荷、41 蓄電システム、50 充放電装置、52A,52B リアクトル、53,54,55 交流直流変換器、56 直流直流変換器、57 コンデンサ(第2のコンデンサ),58 絶縁トランス、59 コンデンサ(第1のコンデンサ)、60 整流平滑回路、61,62,63,85 駆動ユニット、66 制御ユニット、70 昇圧ユニット、72 補助バッテリユニット、74 電圧検出回路(第1の電圧検出回路),78,88 マイコン、80 電気自動車、82 メインバッテリユニット、83 充電ユニット、84 補機用バッテリ、86 車両制御ユニット、87 電圧検出回路(第2の電圧検出回路)、90,92 コネクタ、94 ケーブル、140 リモコン、300 電力変換部、400 制御部、500 電力供給システム、VT1 電圧検出変圧器、CT1 変流器。

Claims (8)

  1. バッテリの電力を充放電する充放電装置であって、
    商用電源が接続される一次側から印加される第1の直流電圧と前記バッテリが接続される二次側から印加される第2の直流電圧とを相互に変換する直流直流変換器と、
    前記直流直流変換器の二次側に設けられる第1のコンデンサと、
    前記商用電源または補助バッテリの電力を使用して前記第1のコンデンサに絶縁診断用の電圧を印加する昇圧ユニットと、
    前記第1のコンデンサに保持された電圧を使用して前記バッテリを充放電する経路の絶縁診断を行う絶縁診断回路と、
    前記第1のコンデンサの電圧を検出する第1の電圧検出回路と、
    を備え、
    前記絶縁診断を行った後に、前記第1のコンデンサの電圧が絶縁診断を行う電圧よりも低い設定電圧以下になるように前記第1のコンデンサに蓄電されたエネルギーを前記直流直流変換器の一次側に移送し、その後に前記バッテリに対する充放電動作を開始する充放電装置。
  2. 前記バッテリの端子電圧を検出する第2の電圧検出回路が設けられ、
    前記第2の電圧検出回路が検出した前記バッテリの端子電圧を前記設定電圧として用いる請求項1に記載の充放電装置。
  3. 前記設定電圧が前記バッテリの使用最大電圧である請求項1に記載の充放電装置。
  4. 前記設定電圧が前記バッテリの使用最低電圧である請求項1に記載の充放電装置。
  5. 前記設定電圧がゼロボルトである請求項1に記載の充放電装置。
  6. 有線または無線による通信機能を具備するコントローラによって、前記使用最低電圧、または、前記使用最大電圧、または、前記使用最大電圧および前記バッテリの使用電圧範囲の情報が登録可能に構成されている請求項1から5の何れか1項に記載の充放電装置。
  7. 前記直流直流変換器の一次側には第2のコンデンサが設けられており、
    前記第1のコンデンサの容量が、前記第2のコンデンサの容量よりも小さい請求項1から6の何れか1項に記載の充放電装置。
  8. 請求項1から7の何れか1項に記載の充放電装置を備え、前記充放電装置を介して前記バッテリと前記商用電源との間で双方向の電力授受を行う電力供給システム。
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