JP2016153971A - 災害発生場所推定方法、災害発生場所推定プログラム、及び災害発生場所推定装置 - Google Patents

災害発生場所推定方法、災害発生場所推定プログラム、及び災害発生場所推定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】災害の発生場所を精度よく推定する。【解決手段】災害発生場所推定装置10は、予め定めた基礎自治体の選択ルールに従って設定された複数の基礎自治体を含む監視区域86での災害情報の発信数から、監視区域86での災害の発生を推定し、監視区域86に含まれる基礎自治体毎の災害情報の発信数に基づいて、災害の発生が推定される基礎自治体を選択する。【選択図】図6

Description

本発明は、災害発生場所推定方法、災害発生場所推定プログラム、及び災害発生場所推定装置に関する。
近年、通信回線を通じて情報を交換しコミュニケーションを図るソーシャルメディアの普及と共に、ソーシャルメディアに発信された情報の発信場所を推定する方法が開示されている。
特開2014−89583号公報
ソーシャルメディアに発信された情報の内容が、例えば災害に関する内容である場合、ソーシャルメディアに発信された情報の発信場所を推定することで、災害の発生場所を推定することができる。しかし、例えば山中等、他の場所に比べ人通りが少ない場所で災害が発生した場合、災害に関する情報の発信数は、他の場所で災害が発生した場合に発信される情報の発信数に比べて少なくなる。従って、例えば災害に関する情報の発信数に応じて災害が発生しているか否かを推定する場合、他の場所に比べ人通りが少ない場所で発生した災害は見落とされる可能性がある。
一つの側面として、本発明は、ソーシャルメディアにおいて特定の場所における災害に関する情報の発信数が、他の場所から発信される災害に関する情報の発信数に比べて少ない状況であっても、災害の発生場所を精度よく推定することを目的とする。
一つの態様では、コンピュータに、ソーシャルメディアに発信された情報の中から、災害に関連する予め定めた語句を含む災害情報を収集させ、災害情報から災害情報の発信場所を基礎自治体の単位で推定させる。そして、コンピュータに、予め定めた基礎自治体の選択ルールに従って選択した、災害情報の発信場所として推定された基礎自治体を含む複数の基礎自治体を、災害情報に対する災害の監視区域に設定させる。そして、コンピュータに、監視区域から収集した災害情報の発信数に基づいて、監視区域内における災害情報に対応する災害の発生を推定させる。そして、コンピュータに、監視区域内で災害が発生していると推定した場合に、災害情報の発信数に基づいて、監視区域に含まれる複数の基礎自治体の中から災害の発生が推定される基礎自治体を選択させる。
一つの側面として、開示の技術は、ソーシャルメディアにおいて特定の場所における災害に関する情報の発信数が、他の場所から発信される災害に関する情報の発信数に比べて少ない状況であっても、災害の発生場所を精度よく推定できる、という効果を有する。
災害発生場所推定システムの構成例を示す図である。 災害語句テーブル92の一例を示す図である。 ランドマークテーブル94の一例を示す図である。 基礎自治体の配置を模式的に示す地図である。 発災監視行政区域の設定例を示す図である。 監視区域の設定例を示す図である。 災害発生場所推定装置をコンピュータで実現する場合の構成の一例を示す図である。 災害発生場所推定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 河川情報テーブルの一例を示す図である。 人口テーブルの一例を示す図である。 隣接行政区域テーブルの一例を示す図である。 災害の発生が推定される基礎自治体の選択例を示す図である。 災害の発生が推定される基礎自治体の選択例を示す図である。 災害の発生が推定される基礎自治体の選択例を示す図である。 従来の災害発生場所の推定方法を示す模式図である。 複数の広域自治体にまたがった災害を示す模式図である。 複数の広域自治体にまたがった災害を示す模式図である。
以下、図面を参照して開示の技術の実施形態の一例を詳細に説明する。なお、機能が同じ働きを担う構成要素及び処理には、全図面を通して同じ符号を付与し、重複する説明を適宜省略する場合がある。
スマートフォン等の情報機器及びソーシャルメディアの普及と共に、誰もが様々な場所で発生した事象を即座に発信し、発信された情報を共有してコミュニケーションをとる機会が増えている。従って、例えば災害が発生した場合、災害現場を目撃したソーシャルメディアのユーザは、ソーシャルメディアを通じて災害が発生したことを知らせる情報を発信する場合がある。
こうしたソーシャルメディアの持つ即時性、情報発信性、及び情報共有性を利用して、近年では、ソーシャルメディアを防災ツールの1つとして活用しようとする動きが、行政及び企業ともに進められている。
災害はいつどこで発生するかわからないため、災害の発生直後は災害に関する情報が少なく、時間の経過と共に災害に関する情報が増加する傾向にある。従って、迅速な災害対応のため、災害の発生直後における、いつどこでどのような災害が発生したかを知らせる情報に対する自治体等のニーズは高い。
そこで、災害情報の提供機関では、ソーシャルメディアに投稿された情報(発言)から災害の発生時間、場所、種別を示す情報を取得し、災害の発生場所を推定する試みが行われている。
図15は、従来の災害発生場所の推定方法の概要を示す図である。
図15に示すように、従来の災害発生場所の推定方法は、(1)データ収集処理、(2)日本における都道府県及び米国における州等の広域自治体単位での災害発生場所推定処理、(3)基礎自治体単位での災害発生場所推定処理に分類される。ここで基礎自治体とは、日本の場合、市町村で表される行政単位を指し、日本以外の他国においては、日本の市町村に相当する行政単位をいう。なお、以下では「基礎自治体」を「自治体」と表す。
データ収集処理では、ソーシャルメディアのうち、例えばソーシャルネットワーキングサービス(Social Networking Service:SNS)を利用するユーザのSNS上の発言(SNSデータ)を収集する。そして、データ収集処理では、収集したSNSデータのうち、予め定めた災害に関する語句(災害語句)を含むSNSデータを災害情報として保管する。
次に、広域自治体単位での災害発生場所推定処理では、災害情報から災害の発生場所に関する情報を取得し、災害の発生場所に関する情報が取得できた災害情報の発信数を広域自治体別に集計する。そして、広域自治体単位での災害発生場所推定処理では、公知のバースト検知手法を利用して、集計した広域自治体別の災害情報の発信数の時間変化量から、災害情報が集中して発信された期間、及び災害発生の可能性がある広域自治体を推定する。
ここで、バースト検知手法とは、時系列データに対する異常検知の手法の1つで、イベント(この場合、災害情報の発信)の集中的な発生を検知する手法をいう。公知のバースト検知手法として、例えば非特許文献1に記載されたJon Kleinbergのバースト検知アルゴリズム等が利用できる(非特許文献1:Jon Kleinberg著、“Bursty and Hierarchical Structure in Streams”、Proceedings of the 8th ACM SIGKDD International Conference on Knowledge Discovery and Data Mining, 2002.)。しかし、Jon Kleinbergのバースト検知アルゴリズムと異なる他のバースト検知手法を用いてもよい。
なお、災害情報から災害の発生場所に関する情報を取得する方法には、例えば災害情報に付加されるGPS(Global Positioning System)情報を利用する方法、又は災害情報の本文に含まれるランドマーク情報を利用する方法がある。ランドマーク情報とは、例えば駅名及び建物名等といった災害情報の発信場所を推定することができる情報をいう。その他、災害情報から災害の発生場所に関する情報を取得する方法には、例えば災害情報を発信したユーザが予めSNSに登録したユーザプロフィール情報に含まれる、自身の居住地域情報を利用する方法がある。
SNSのユーザは、ユーザプロフィール情報の居住地域に、自治体名より広域自治体名を登録している場合が多い。更に、全体の災害情報のうちGPS情報が付加される災害情報の割合は、発明者らが調査した複数の事例においては約0.5%程度であり、災害情報の本文にランドマーク情報が含まれる災害情報の割合は、約30%程度である。また、災害情報を発信したユーザのうち、ユーザプロフィール情報の居住地域を設定しているユーザの割合は、約50%程度と考えられる。概ねこの割合は、災害事例一般にて共通するものと考えられる。
すなわち、災害情報から取得できる災害の発生場所に関する情報は、自治体単位より広域自治体単位で取得できる場合が多い。従って、仮に災害情報の発信数を自治体別に集計した場合、公知のバースト検知手法で災害発生の可能性がある自治体を特定するために必要な数の災害情報を収集することができず、災害の発生場所を推定できない場合がある。そこで、従来の災害発生場所の推定方法では、災害情報の発信数を広域自治体別に集計する。
図15に示す例では、公知のバースト検知手法により、期間TにおけるX県からの災害情報の発信数が他の広域自治体の災害情報の発信数に比べて集中的に増加していることから、X県で災害発生の可能性があると推測される。
次に、自治体単位での災害発生場所推定処理では、災害情報が集中して発信された期間に災害発生の可能性がある広域自治体から発信された災害情報のうち、災害情報の発信元である自治体名がわかる災害情報の発信数を自治体別に集計する。そして、自治体単位での災害発生場所推定処理では、災害情報の発信数の多い自治体から順に選択した予め定めた数の自治体で災害が発生していると推定する。
図15に示す例では、期間TにおいてX県から発信された災害情報の自治体別の発信数を集計し、例えば災害情報の発信数が多い上位2つの自治体であるE町及びF町で災害が発生しているものと推定する。
なお、災害の発生場所を自治体単位の行政区域毎で推定する理由は、災害が発生した場合の初動対応は、日本においては原則として災害の発生場所を管轄する自治体毎に行うためである。
しかし、災害は、必ずしも1つの広域自治体内で発生するとは限らず、複数の広域自治体にまたがった領域で発生する場合がある。
図16及び図17は、複数の広域自治体にまたがった領域で災害が発生した場合の様子を示す図である。図16及び図17において、災害の発生範囲を表す災害領域90は、X県での災害領域90Xと、Y県での災害領域90Yと、を含む。
また、図16に示す災害領域90Xは複数の自治体を含み、図16に示す災害領域90Yは1つの自治体を含んでいるとする。この場合、Y県での災害情報の発信数に比べて、X県での災害情報の発信数の方が多くなる傾向にある。従って、従来の災害発生場所の推定方法を用いた場合、災害発生の可能性がある広域自治体をX県と推定してしまい、災害情報の提供機関がY県でも災害が発生していることに気づくのが遅れる可能性がある。
一方、図17に示す災害領域90X及び災害領域90Yは、共に同じ数の自治体を含むが、災害領域90Yは山間部に位置し、災害領域90Xは宅地開発等が進み災害領域90Yより人口が多い地域であるとする。この場合も図16で説明したケースと同様に、Y県での災害情報の発信数に比べて、X県での災害情報の発信数の方が多くなり、従来の災害発生場所の推定方法を用いた場合、災害情報の提供機関がY県でも災害が発生していることに気づくのが遅れる可能性がある。
従って、以下では、ソーシャルメディアにおいて特定の場所における災害情報の発信数が、他の場所から発信される災害情報の発信数に比べて少ない状況であっても、災害の発生場所を精度よく推定することができる災害発生場所推定方法について説明する。
図1は、本実施形態に係る災害発生場所推定システム1の構成を示す図の一例である。
図1に示すように、災害発生場所推定システム1は、災害発生場所推定装置10、通信回線40、及びSNSサーバ50を含む。災害発生場所推定装置10及びSNSサーバ50は、通信回線40に接続され、通信回線40を経由してデータの送受信を行う。
なお、通信回線40の種別に制限はなく、例えばインターネット回線、イントラネット回線、又は専用線等どのような回線の種別であってもよく、更に、有線、無線、又は有線と無線との混在の何れの接続形態であってもよい。また、以降では災害発生場所推定装置10を推定装置10と称する。
SNSサーバ50は、SNSに登録するユーザのユーザプロフィール情報、及びSNSに登録するユーザが発信したSNSデータを保管する端末である。なお、一例として、SNSサーバ50は災害情報の提供機関とは異なる機関によって管理運営が行われているものとするが、災害情報の提供機関が管理運営を行ってもよい。
推定装置10は、収集部12、発信場所推定部14、設定部16、発災場所推定部18、選択部20、及び出力部22の各機能部を含む。また、推定装置10は、各種データの管理領域である災害語句DB(Database)24、発信場所推定DB26、監視区域設定DB28、発信件数集計DB30、及び発災DB32の各DBを含む。
収集部12は、例えばSNSサーバ50を管理運営する機関から提供されるAPI(Application Programming Interface)を利用して、SNSサーバ50から災害語句を含むSNSデータ(災害情報)、及び災害情報の発信場所に関する情報を収集する。収集の対象となる災害語句は災害語句DB24に予め登録されており、収集部12は災害語句DB24を参照して、SNSサーバ50から災害情報を収集する。
図2は、災害語句DB24に予め登録される災害語句の例を示す図である。図2に示すように、災害語句DB24には、例えば災害語句欄に“氾濫”、“土砂崩れ”、“竜巻”等の災害の発生を連想させる語句が登録され、災害の種別欄に各々の災害語句に対応する災害の種別が登録された災害語句テーブル92が格納される。収集部12は、例えば災害情報に“氾濫”の語句が含まれる場合、“氾濫”に対応する災害の種別(図2の例では“河川氾濫”)を災害情報に対応づける。
なお、APIには、例えばSNSサーバ50に収集可能なSNSデータが存在するか否かを問い合わせるAPI、SNSデータを収集するAPI、SNSデータを発信したユーザのユーザプロフィール情報を収集するAPI等が含まれる。また、APIには、例えばSNSデータを発信した場所のGPS情報を収集するAPI等が含まれる。
また、本実施形態ではSNSデータを収集する例について説明するが、これに限定されず、ブログ又は掲示板等、ソーシャルメディアに属する情報であればどのような情報を収集してもよいことは言うまでもない。
発信場所推定部14は、収集部12で収集した災害情報の発信場所を自治体単位で推定する。発信場所推定部14は、例えば災害情報に付加されるGPS情報、災害情報に記載されるランドマーク情報、及び災害情報を発信したユーザのユーザプロフィール情報を用いて、災害情報の発信場所を自治体単位で推定する。
なお、発信場所推定部14は、ランドマーク情報から災害情報の発信場所を推定する場合、発信場所推定DB26を参照して、ランドマーク情報に対応する自治体名を取得する。
図3は、発信場所推定DB26におけるデータ構造の例を示す図である。図3に示すように、発信場所推定DB26には、ランドマーク情報と、ランドマーク情報が存在する自治体名と、を対応づけるランドマークテーブル94が格納される。
次に、設定部16は、災害が発生してから発信場所推定部14で最初に災害情報の発信場所として推定された自治体を含む複数の自治体を、監視区域として設定する。
この際、設定部16は、収集部12で災害情報に対応付けられた災害の種別を参照し、災害の種別毎に定められたルールに従って監視区域を設定する。災害の種別毎に定められたルールに関する情報は、例えば監視区域設定DB28に格納される。従って、設定部16は監視区域設定DB28を参照して、災害の種別毎に定められたルールに従って監視区域を設定する。なお、災害の種別毎に定められたルールの詳細は後ほど説明するが、ここでは一例として、図4〜図6を用いて、A村で最初に何らかの種別の災害情報が発信された場合の監視区域の設定例について説明する。
図4は、X県及びY県における各自治体の形状を矩形状に単純化して配置した地図である。地図82には、例えばX県に属するE町、F町、G市、H市、M市、N町、O村、P村、及びQ市、並びに、Y県に属するA村、B町、C市、D市、I市、J市、K市、及びL町、の各自治体が含まれる。
図5に示すように、何らかの種別の災害に対して、発信場所推定部14で最初に災害情報の発信場所として推定された自治体がA村である場合、設定部16はA村を発災監視行政区域84に設定する。
そして、設定部16は、監視区域設定DB28を参照し、災害情報に対応付けられた災害の種別毎に定められたルールに従って、発災監視行政区域84であるA村を含む複数の自治体に監視区域を設定する。
図6は、監視区域86の設定例を示す図である。図6では、災害の種別に対して予め定められたルールに従い、A村、B町、C市、D市、E町、F町、G市、及びH市が監視区域86に設定された状態を示している。
次に、発災場所推定部18は、設定部16によって監視区域86が設定された後、監視区域86に対応する災害の種別と同じ災害の種別が対応付けられた災害情報を取得し、取得した災害情報の発信数を自治体別に集計する。そして、発災場所推定部18は、既に説明した公知のバースト検知手法を利用して、監視区域86で災害が発生しているか推定する。なお、発災場所推定部18は、集計した自治体別の災害情報の発信数を発信件数集計DB30に格納する。
発災場所推定部18によって監視区域86で災害が発生していると推定された場合、選択部20は、発信件数集計DB30から、監視区域86に含まれる各自治体における災害情報の発信数を取得する。そして、選択部20は、監視区域86に含まれる各自治体のうち、災害情報の発信数が多い自治体から順に予め定めた数の自治体を選択する。なお、選択部20で選択された自治体の情報は、例えば発災DB32に格納される。
そして、出力部22は、発災DB32から選択部20で選択された自治体の情報を取得し、当該情報によって示される自治体を、災害発生の可能性がある自治体として推定装置10の外部に出力する。
次に、図7に、推定装置10をコンピュータで実現する場合の構成図を示す。
コンピュータ100は、CPU102、メモリ104、及び不揮発性の記憶部106を含む。CPU102、メモリ104、及び不揮発性の記憶部106は、バス108を介して互いに接続される。また、コンピュータ100は、他の装置とコンピュータ100とを接続し、互いにデータを送受信するためのI/O(Input/Output)110を備え、I/O110はバス108に接続される。
そして、I/O110には、例えば入力装置112、出力装置114、及び通信装置116が接続される。
入力装置112は、例えばキーボード及びマウス等のユーザがコンピュータ100に指示を与えるためのデバイスを含む。また、入力装置112は、例えばCD−ROM及びフラッシュメモリ等の記録媒体118に記録されるデータを読み取るための読み取り装置を含む。出力装置114は、例えばコンピュータ100での処理結果を表示する表示デバイス、及びコンピュータ100での処理結果を記憶する記憶装置等を含む。また、通信装置116は、通信回線40に接続するためのインターフェースを含み、通信回線40に接続されるSNSサーバ50等の他の情報機器とデータの送受信を行う。なお、記憶部106はHDD(Hard Disk Drive)又はフラッシュメモリ等によって実現できる。
記憶部106には、コンピュータ100を図1に示す推定装置10として機能させるための災害発生場所推定プログラム120が記憶される。記憶部106に記憶される災害発生場所推定プログラム120は、収集プロセス122、発信場所推定プロセス124、設定プロセス126、発災場所推定プロセス128、選択プロセス130、及び出力プロセス132を含む。
CPU102は、災害発生場所推定プログラム120を記憶部106から読み出してメモリ104に展開し、災害発生場所推定プログラム120が有する各プロセスを実行する。
CPU102が、災害発生場所推定プログラム120を記憶部106から読み出してメモリ104に展開し、災害発生場所推定プログラム120を実行することで、コンピュータ100が図1に示す推定装置10として動作する。また、CPU102が収集プロセス122を実行することで、コンピュータ100が図1に示す収集部12として動作する。また、CPU102が発信場所推定プロセス124を実行することで、コンピュータ100が図1に示す発信場所推定部14として動作する。また、CPU102が設定プロセス126を実行することで、コンピュータ100が図1に示す設定部16として動作する。また、CPU102が発災場所推定プロセス128を実行することで、コンピュータ100が図1に示す発災場所推定部18として動作する。また、CPU102が選択プロセス130を実行することで、コンピュータ100が図1に示す選択部20として動作する。更に、CPU102が出力プロセス132を実行することで、コンピュータ100が図1に示す出力部22として動作する。
また、CPU102が、災害語句格納領域134に格納された、災害語句テーブル92を生成する情報をメモリ104に展開することで、メモリ104に災害語句DB24が記憶される。また、CPU102が、発信場所推定情報格納領域136に格納された、ランドマークテーブル94を生成する情報をメモリ104に展開することで、メモリ104に発信場所推定DB26が記憶される。また、CPU102が、監視区域設定情報格納領域138に格納された、災害の種別毎に定められたルールに関する情報をメモリ104に展開することで、メモリ104に監視区域設定DB28が記憶される。また、CPU102が、発信件数集計情報格納領域140に格納された、自治体別の災害情報の発信数に関する情報をメモリ104に展開することで、メモリ104に発信件数集計DB30が記憶される。また、CPU102が、発災情報格納領域142に格納された、自治体に関する情報をメモリ104に展開することで、メモリ104に発災DB32が記憶される。更に、CPU102が、閾値情報格納領域144に格納された閾値をメモリ104に展開することで、メモリ104に、推定装置10で使用される各種閾値等が記憶される。
なお、コンピュータ100は、例えば半導体集積回路、より詳しくはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等で実現することも可能である。
次に、本実施形態に係る推定装置10の作用について説明する。本実施形態に係る推定装置10は、例えば推定装置10のユーザの操作によって入力装置112から入力される、災害発生場所の推定を開始する指示を受け付けた場合に、災害発生場所推定処理を実行する。
図8は、本実施形態に係る推定装置10の災害発生場所推定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS10において、収集部12は、SNSサーバ50を管理運営する機関から提供されるAPI(提供API)を利用して、SNSサーバ50にSNSデータが存在するか否かを判定する。否定判定の場合、収集部12は、SNSに登録するユーザからSNSサーバ50にSNSデータが発信されるまで、ステップS10の処理を繰り返し実行する。一方、肯定判定の場合にはステップS15に移行する。
ステップS15において、収集部12は提供APIを利用して、未取得のSNSデータを1件収集する。この際、収集部12は提供APIを利用して、取得したSNSデータが発信された場所を示すGPS情報、及び取得したSNSデータを発信したユーザのユーザプロフィール情報を収集する。
なお、SNSデータを発信するユーザは、SNSデータにGPS情報を付加せずにSNSサーバ50に発信する場合があるため、必ずしもGPS情報が得られるとは限らない。
次に、ステップS20において、収集部12は、メモリ104に記憶される災害語句DB24から、図2に示した災害語句テーブル92を取得する。そして、収集部12は、ステップS15の処理で収集したSNSデータに、災害語句テーブル92に記載された何れかの災害語句が含まれるか否かを判定する。否定判定の場合には、ステップS15の処理で収集したSNSデータは、災害の発生を連想させるSNSデータではないと判定されるため、ステップS10に移行して、新たなSNSデータを収集する。
一方、肯定判定の場合にはステップS25に移行する。この際、収集部12は、災害語句テーブル92から、災害情報に含まれる災害語句に対応した災害の種別を取得する。そして、収集部12は、ステップS15の処理で収集したSNSデータ、すなわち災害情報と、GPS情報と、ユーザプロフィール情報と、災害の種別と、を対応づけて、メモリ104の予め定めた領域に記憶する。なお、災害情報が発信された場所を示すGPS情報が存在しない場合、収集部12は、災害情報と、ユーザプロフィール情報と、災害の種別と、を対応づけて、メモリ104の予め定めた領域に記憶する。
ステップS25において、発信場所推定部14は、ステップS20の処理でメモリ104に記憶された災害情報、及び災害情報に対応づけられた各種情報を取得し、災害情報の発信場所を自治体単位で推定する。
例えば、取得した災害情報にGPS情報が対応づけられている場合、発信場所推定部14は、GPS情報に含まれる緯度及び経度から、災害情報が発信された自治体を推定することができる。
一方、取得した災害情報にGPS情報が対応づけられていない場合、発信場所推定部14は、取得した災害情報に含まれるランドマーク情報から、災害情報が発信された自治体を推定することができる。具体的には、発信場所推定部14は、メモリ104に記憶される発信場所推定DB26から、図3に示したランドマークテーブル94を取得する。そして、発信場所推定部14は、取得した災害情報に、ランドマークテーブル94に含まれる何れかのランドマーク情報が含まれるか否かを判定する。
災害情報に何れかのランドマーク情報が含まれる場合、発信場所推定部14は、ランドマークテーブル94から災害情報に含まれるランドマーク情報に対応する自治体名を取得し、当該自治体を、取得した災害情報が発信された自治体として推定する。
一方、災害情報に何れのランドマーク情報も含まれていない場合には、発信場所推定部14は、ユーザプロフィール情報に含まれるユーザの居住地域情報から、災害情報が発信された自治体を推定することができる。しかし、居住地域情報を設定していないユーザ、及び広域自治体名等、自治体を推定することができない地域名を設定しているユーザが存在するため、ユーザプロフィール情報を用いても災害情報が発信された自治体を推定することができない。なお、災害情報が発信された自治体を推定する方法は例示した方法に限られず、他の方法を用いてもよい。
ステップS30において、発信場所推定部14は、ステップS25の処理で災害情報が発信された自治体を推定することができたか否かを判定する。否定判定の場合にはステップS10に移行して、新たなSNSデータを収集する。一方、肯定判定の場合にはステップS35に移行する。
ステップS35において、設定部16は、メモリ104からステップS25の処理により自治体単位で発信地が推定された災害情報に対応づけられた災害の種別を取得する。そして、設定部16は、ステップS25の処理により災害情報の発信場所として推定された自治体に、災害情報に対応付けられた災害の種別と同じ種別の監視区域86が設定されているか否かを判定する。
例えば、設定部16は、災害情報に対応付けられた災害の種別が「河川氾濫」であり、災害情報の発信場所として推定された自治体に、既に「河川氾濫」に対する監視区域86が設定されている場合にはステップS45に移行する。また、そうでない場合にはステップS40に移行する。
ステップS40において、設定部16は、ステップS25の処理により災害情報の発信場所として推定された自治体を、図5に示した発災監視行政区域84に設定する。そして、設定部16は、監視区域設定DB28を参照し、災害情報に対応付けられた災害の種別毎に定められたルールに従って、発災監視行政区域84を含む複数の自治体に監視区域86を設定する。監視区域86に設定された自治体は、例えばメモリ104の予め定めた領域に記憶される。
ここでは幾つかの災害の種別に対する監視区域86の設定例について説明する。
まず、発災監視行政区域84が「A村」であり、災害情報に対応付けられた災害の種別が「河川氾濫」である場合の監視区域86の設定例について説明する。
図9は、監視区域設定DB28に格納される河川情報テーブル70の一例を示す図である。河川情報テーブル70は、例えば自治体単位の行政区域と、行政区域を流れる河川名と、を対応付けるテーブルである。
設定部16は、例示した河川情報テーブル70を参照することによって、例えばA村を流れる河川が“河川R1”及び“河川R2”であることを把握することができる。すなわち、設定部16は、災害情報で発信された河川氾濫が発生している対象河川が、“河川R1”及び“河川R2”の少なくとも一方であると推定することができる。
そして、設定部16は、再び河川情報テーブル70を参照して、A村を流れる河川と同じ河川が流れる自治体、すなわちA村を流れる河川の流域に位置する自治体の情報を取得する。例示した河川情報テーブル70の場合、設定部16は、河川R1が流れるB町、及び河川R2が流れるC市を選択する。すなわち、設定部16は、最初に河川氾濫に関する災害情報が発信されたA村と、A村を流れる河川と同じ河川が流れ、A村以外の自治体と比較して河川氾濫の可能性が高いB町及びC市と、を監視区域86に設定する。
以上、説明したルールに従って、設定部16は、災害情報に対応付けられた災害の種別が「河川氾濫」である場合の監視区域86を設定する。
次に、例えば発災監視行政区域84が「A村」であり、災害情報に対応付けられた災害の種別が「土砂災害」である場合の監視区域86の設定例について説明する。
土砂災害は降雨と共に引き起こされる傾向にあることから、設定部16は、A村を中心とした予め定めた半径の円内に含まれる自治体毎に、過去α時間前から現在までの積算雨量を取得し、予め定めた積算雨量以上の雨が降っている自治体を選択する。そして、設定部16は、最初に土砂災害に関する災害情報が発信されたA村と、積算雨量が予め定めた積算雨量以上である自治体と、を監視区域86に設定する。自治体毎の積算雨量の情報は、例えば通信回線40に接続され、気象情報を提供する図示しない端末装置から取得することができる。
なお、時間α及び予め定めた積算雨量には、例えば過去の統計上から、予め定めた期間内にこれ以上雨が降ると土砂災害が発生しやすいと考えられる値が設定される。また、予め定めた半径には、例えばレーダー等で確認されるA村付近の雨雲の範囲を含むような値が設定される。
時間αの値、予め定めた半径、及び予め定めた積算雨量は、例えば図7に示した閾値情報格納領域144からメモリ104に記憶された値を利用してもよく、また、図7に示した入力装置112から設定することも可能である。
以上、説明したルールに従って、設定部16は、災害情報に対応付けられた災害の種別が「土砂災害」である場合の監視区域86を設定する。
次に、例えば発災監視行政区域84が「A村」であり、災害情報に対応付けられた災害の種別が「竜巻」である場合の監視区域86の設定例について説明する。
竜巻の場合、山間部に比べて人口密集地ほど被害が拡大する傾向があるのと同時に、竜巻が発生した地域を中心とした局所的な範囲に被害が集中する傾向がある。
従って、例えばA村と、A村に地理的に隣接する自治体のうち、人口の総数がA村の人口と合わせて予め定めた数以上となるような自治体の組み合わせと、を選択し、監視区域86を設定する。
図10は、監視区域設定DB28に格納される人口テーブル72の一例を示す図である。人口テーブル72は、例えば自治体単位の行政区域と、各行政区域における人口と、を対応付けるテーブルである。
また、図11は、監視区域設定DB28に格納される隣接行政区域テーブル74の一例を示す図である。隣接行政区域テーブル74は、例えば自治体単位の行政区域と、各行政区域に地理的に隣接する自治体単位の行政区域と、を対応付けるテーブルである。
設定部16は、隣接行政区域テーブル74を参照することによって、例えばA村に隣接する自治体がB町、C市、D市、E町、F町、I市、及びJ市であることを把握することができる。そして、設定部16は、人口テーブル72を参照して、A村、及びA村に隣接する自治体の人口を取得し、A村と合わせて人口の総数が予め定めた数以上となるような自治体の組み合わせを選択する。なお、A村と合わせて人口が予め定めた数以上となる自治体の組み合わせが複数存在する場合には、設定部16は複数の自治体の組み合わせの中で最も人口の総数が多くなる自治体の組み合わせを選択し、選択した自治体を監視区域86に設定する。
以上に示した災害の種別毎の監視区域86の設定方法は一例であり、災害の種別に応じて様々な監視区域86の設定ルールを規定することができる。
例えば竜巻等の場合に、設定部16は、発災監視行政区域84を中心とする円内に含まれる自治体を監視区域86に設定してもよい。この際、円の大きさは、例えば各広域自治体に含まれる平均自治体数の1/2の自治体が含まれるような大きさに設定する。
また、発災監視行政区域84を中心とする円の大きさを人口に応じて変えるようにしてもよい。例えば、設定部16は、人口テーブル72及び隣接行政区域テーブル74を参照し、発災監視行政区域84の周辺の人口が多くなるに従って、発災監視行政区域84を中心とする円の大きさを予め定めた大きさから小さく設定するようにしてもよい。このように、人口に応じて監視区域86を設定するための円の大きさを変えることで、被害が発生しやすい地域を優先的に監視区域86として設定することができる。
一方、ステップS35の判定処理で肯定判定となった場合の移行先であるステップS45では、既にステップS40の処理により、災害情報に対応付けられた災害の種別に応じた監視区域86が設定されている。従って、発災場所推定部18は、ステップS25の処理で推定した災害情報の発信場所を用いて、災害の種別毎、且つ、自治体毎に、監視区域86に含まれる災害情報の発信数を集計する。そして、発災場所推定部18は災害の種別毎に、集計した監視区域86に含まれる自治体毎の災害情報の発信数を、発信件数集計DB30に記憶する。
ステップS50において、発災場所推定部18は、ステップS45の処理で集計した自治体毎の災害情報の発信数に対して公知のバースト検知手法を適用し、災害の種別毎に、監視区域86で災害が発生していると推定できるか否かを判定する。そして、肯定判定の場合にはステップS55に移行し、否定判定の場合にはステップS10に移行して新たなSNSデータを収集する。
なお、発災場所推定部18は監視区域86で災害が発生していると推定した場合、災害の種別をメモリ104の予め定めた領域に記憶して、選択部20に通知する。
ステップS55において、選択部20は、ステップS50の処理でメモリ104に記憶された災害の種別を取得すると共に、発信件数集計DB30から、取得した災害の種別に対応した監視区域86における自治体毎の災害情報の発信数を取得する。
そして、選択部20は、災害情報の発信数が多い自治体から順に予め定めた数の自治体を選択し、選択した自治体の情報を災害の種別と対応付けて発災DB32に記憶する。なお、監視区域86のうち、選択部20が選択した自治体で、災害の種別に対応した災害が発生しているものと推定される。また、選択する自治体の数に制限はないが、選択する自治体の数を少なくするに従って、推定される災害の発生場所を絞り込むことができる。
図12は、発信件数集計DB30に記憶される、特定の災害の種別に関する監視区域86における自治体毎の災害情報の発信数を示すグラフの一例である。グラフ76の縦軸は災害情報の発信数を表し、横軸は監視区域86に含まれる自治体を表す。例えば選択部20が、災害情報の発信数が多い自治体から順に5つの自治体を選択する場合、グラフ76の例ではE町、F町、G市、H市、及びA村が選択され、選択された自治体の各々で災害が発生しているものと推定される。
一方、選択部20で選択する自治体の数を少なくするに従って、実際には災害が発生しているが災害が発生していないと推定されてしまう自治体が増加するため、災害の発生場所に関する推定精度が悪くなる場合がある。従って、選択部20は、災害情報の発信数が多い自治体から順に予め定めた数の自治体を選択した後、予め定めた災害情報の発信数以上の発信数を有する自治体で、且つ、まだ選択されていない自治体を追加選択するようにしてもよい。
図13は、グラフ76を例にした追加選択の説明図である。例えば、予め定めた災害情報の発信数を閾値THとすれば、災害情報の発信数が閾値TH以上で、且つ、未選択の自治体であるD市が追加選択される。従って、選択部20は、E町、F町、G市、H市、A村、及びD市を選択する。
この際、選択部20は、E町、F町、G市、H市、及びA村をより高い確率で災害が発生していると推定される「ランク1」の自治体に設定する。また、選択部20は、他の選択された自治体に比べて災害情報の発信数が少ないD市を、ランク1の自治体より低い確率で災害が発生していると推定される「ランク2」の自治体に設定する。すなわち、ランク2の自治体は、災害発生が疑われる自治体ということができる。このように、選択部20は、災害発生の確率に応じて自治体の順位付けを行うようにしてもよい。
更に、他の追加選択の方法として、選択部20は予め定めた閾値、例えば少なくとも1件以上の災害情報が発信され、且つ、まだ選択されていない自治体を追加選択するようにしてもよい。
図14は、グラフ76を例にした他の追加選択の説明図である。図14に示すグラフ76の場合、少なくとも1件以上の災害情報が発信され、且つ、まだ選択されていない自治体としてD市及びC市が追加選択される。そして、選択部20は、追加選択したD市及びC市をランク2の自治体に設定する。
なお、追加選択した自治体の中で、更に災害発生の確率に応じて自治体の順位付けを行い、選択部20で選択する自治体の区分を、ランク1、ランク2、ランク3、・・・のように細分化してもよい。
次に、ステップS60において、出力部22は、ステップS55の処理で選択された自治体の情報、及び自治体の情報に対応付けられた災害の種別を、発災DB32から取得する。そして、出力部22は、図7に示した出力装置114を用いて、ステップS55の処理で選択された自治体で、災害の種別に対応した災害が発生していると推定されたことを示す情報(災害発生場所推定情報)を出力する。
具体的には、出力部22は、表示デバイスに地図を表示し、ステップS55の処理で選択された自治体を他の自治体とは異なる表示形態で表示する。例えば、出力部22は、地図上のステップS55の処理で選択された自治体を示す領域を、他の自治体の領域とは異なる色で表示したり、選択された自治体の境界線を、他の自治体とは異なる太さ又は線種で表示したりする。この際、出力部22は、選択された自治体のランクに応じて、選択された自治体の中で、更に表示形態を変えるようにしてもよい。
なお、出力部22は、災害発生場所推定情報を出力する際、併せて災害発生場所の推定に利用した情報を出力するようにしてもよい。
例えば、図12に示した災害情報の発信数を地図上の対応する自治体の領域に表示したり、災害情報の発信数に応じて、地図上の対応する自治体の領域の色を変えたりしてもよい。また、例えば、災害発生場所の推定に積算雨量を用いる災害の種別の場合、積算雨量を地図上の対応する自治体の領域に表示したり、積算雨量に応じて、地図上の対応する自治体の領域の色を変えたりしてもよい。
既に述べたように、従来の災害発生場所の推定方法では、広域自治体単位で集計した災害情報の発信数に対して公知のバースト検知手法を適用し、災害発生の有無を推定する。しかし、本実施形態に係る推定装置10によれば、広域自治体の領域と関係なく、最初に何らかの災害の種別の災害情報が発信された自治体を含む監視区域86に対して公知のバースト検知手法を適用し、災害発生の有無を推定する。
例えば、図12のグラフ76に示すような災害情報の発信数が集計されたとする。この場合、X県に属するE町、F町、G市、及びH市における災害情報の発信総数が、Y県に属するA村、D市、C市、及びB町における災害情報の発信総数より多くなっている。従って、従来の災害発生場所の推定方法では、X県で災害が発生していると推定され、Y県では災害が発生していないと推定される場合が考えられる。
しかし、本実施形態に係る推定装置10は、監視区域86に対して公知のバースト検知手法を適用することから、X県に属するA村、D市、C市、及びB町の他、Y県に属するA村でも災害が発生していると推定することができる。更には、選択部20における自治体の選択条件を変更することにより、図13及び図14に示すように、Y県に属するD市及びC市でも災害が発生していると推定することができる。
このように、複数の広域自治体にまたがった領域で災害が発生した場合であっても、監視区域86に複数の広域自治体に属する自治体を含めることができるため、災害の発生場所を精度よく推定することができる。
また、監視区域86には複数の自治体が含まれるため、推定装置10は、監視区域86に対して、公知のバースト検知手法を適用するために必要となる災害情報の発信数を確保することができる。
更に、推定装置10は、災害の種別毎に、過去の災害発生状況や地理的特徴を踏まえた予め定めたルールに従って、監視区域86を設定する。従って、災害の監視対象を例えば広域自治体単位というように固定的に設定する場合と比較して、推定装置10は、災害の発生場所を更に精度よく推定することができる。
以上、実施形態を用いて開示の技術を説明したが、開示の技術は各々の実施形態に記載の範囲には限定されない。開示の技術の要旨を逸脱しない範囲で各々の実施形態に多様な変更または改良を加えることができ、当該変更または改良を加えた形態も開示の技術の技術的範囲に含まれる。例えば、開示の技術の要旨を逸脱しない範囲で処理の順序を変更してもよい。
また、実施形態では、災害発生場所推定プログラム120が記憶部に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されるものではない。開示の技術に係る災害発生場所推定プログラム120は、コンピュータ読取可能な記録媒体118に記録されている形態で提供することも可能である。例えば、開示の技術に係る災害発生場所推定プログラム120は、CD−ROM、DVD−ROM、及びUSBメモリ等の可搬型記録媒体に記録されている形態で提供することも可能である。また、開示の技術に係る災害発生場所推定プログラム120は、フラッシュメモリ等の半導体メモリ等に記録されている形態で提供することも可能である。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
コンピュータに、
ソーシャルメディアに発信された発信情報の中から、災害に関連する予め定めた語句を含む災害情報を収集し、
前記災害情報から前記災害情報の発信場所を基礎自治体の単位で推定し、
予め定めた基礎自治体の選択ルールに従って選択した、前記災害情報の発信場所として推定された基礎自治体を含む複数の基礎自治体を、前記災害情報に対する災害の監視区域に設定し、
前記監視区域から収集した前記災害情報の発信数に基づいて、前記監視区域内における前記災害情報に対応する災害の発生を推定し、
前記監視区域内で災害が発生していると推定した場合に、前記災害情報の発信数に基づいて、前記監視区域に含まれる複数の基礎自治体の中から災害の発生が推定される基礎自治体を選択する
ことを含む処理を実行させる災害発生場所推定方法。
(付記2)
前記選択ルールが災害の種別毎に異なる
付記1記載の災害発生場所推定方法。
(付記3)
収集した前記災害情報の中に、河川氾濫に関連する語句が含まれる場合、前記災害情報の発信元である基礎自治体を流れる河川の情報を取得し、前記監視区域に前記河川の流域に位置する基礎自治体が含まれるように、前記監視区域を設定する
付記2記載の災害発生場所推定方法。
(付記4)
収集した前記災害情報の中に、土砂災害に関連する語句が含まれる場合、基礎自治体毎に予め定めた期間の積算雨量を取得し、前記監視区域に、前記積算雨量が閾値以上の基礎自治体、及び前記災害情報の発信元である基礎自治体が含まれるように、前記監視区域を設定する
付記2記載の災害発生場所推定方法。
(付記5)
収集した前記災害情報の中に、竜巻に関連する語句が含まれる場合、前記監視区域に、人口の総数が予め定めた閾値以上となるように選択した、前記災害情報の発信元である基礎自治体、及び前記災害情報の発信元である基礎自治体に近接する基礎自治体の組み合わせが含まれるように、前記監視区域を設定する
付記2記載の災害発生場所推定方法。
(付記6)
前記監視区域内で災害が発生していると推定した場合、前記監視区域に含まれる基礎自治体のうち、前記災害情報の発信数が多い基礎自治体から順に予め定めた数の基礎自治体を災害の発生が推定される基礎自治体として選択する
付記1〜付記5の何れか1項に記載の災害発生場所推定方法。
(付記7)
前記監視区域内で災害が発生していると推定した場合、前記監視区域に含まれる基礎自治体のうち、前記災害情報の発信数が多い基礎自治体から順に選択した前記予め定めた数の基礎自治体に含まれず、且つ、前記災害情報の発信数が閾値以上の基礎自治体も、災害の発生が推定される基礎自治体として選択する
付記6記載の災害発生場所推定方法。
(付記8)
コンピュータに、
ソーシャルメディアに発信された発信情報の中から、災害に関連する予め定めた語句を含む災害情報を収集し、
前記災害情報から前記災害情報の発信場所を基礎自治体の単位で推定し、
予め定めた基礎自治体の選択ルールに従って選択した、前記災害情報の発信場所として推定された基礎自治体を含む複数の基礎自治体を、前記災害情報に対する災害の監視区域に設定し、
前記監視区域から収集した前記災害情報の発信数に基づいて、前記監視区域内における前記災害情報に対応する災害の発生を推定し、
前記監視区域内で災害が発生していると推定した場合に、前記災害情報の発信数に基づいて、前記監視区域に含まれる複数の基礎自治体の中から災害の発生が推定される基礎自治体を選択する
ことを含む処理を実行させるための災害発生場所推定プログラム。
(付記9)
前記選択ルールが災害の種別毎に異なる
付記8記載の災害発生場所推定プログラム。
(付記10)
収集した前記災害情報の中に、河川氾濫に関連する語句が含まれる場合、前記災害情報の発信元である基礎自治体を流れる河川の情報を取得し、前記監視区域に前記河川の流域に位置する基礎自治体が含まれるように、前記監視区域を設定する
付記9記載の災害発生場所推定プログラム。
(付記11)
収集した前記災害情報の中に、土砂災害に関連する語句が含まれる場合、基礎自治体毎に予め定めた期間の積算雨量を取得し、前記監視区域に、前記積算雨量が閾値以上の基礎自治体、及び前記災害情報の発信元である基礎自治体が含まれるように、前記監視区域を設定する
付記9記載の災害発生場所推定プログラム。
(付記12)
収集した前記災害情報の中に、竜巻に関連する語句が含まれる場合、前記監視区域に、人口の総数が予め定めた閾値以上となるように選択した、前記災害情報の発信元である基礎自治体、及び前記災害情報の発信元である基礎自治体に近接する基礎自治体の組み合わせが含まれるように、前記監視区域を設定する
付記9記載の災害発生場所推定プログラム。
(付記13)
前記監視区域内で災害が発生していると推定した場合、前記監視区域に含まれる基礎自治体のうち、前記災害情報の発信数が多い基礎自治体から順に予め定めた数の基礎自治体を災害の発生が推定される基礎自治体として選択する
付記8〜付記12の何れか1項に記載の災害発生場所推定プログラム。
(付記14)
前記監視区域内で災害が発生していると推定した場合、前記監視区域に含まれる基礎自治体のうち、前記災害情報の発信数が多い基礎自治体から順に選択した前記予め定めた数の基礎自治体に含まれず、且つ、前記災害情報の発信数が閾値以上の基礎自治体も、災害の発生が推定される基礎自治体として選択する
付記13記載の災害発生場所推定プログラム。
(付記15)
ソーシャルメディアに発信された発信情報の中から、災害に関連する予め定めた語句を含む災害情報を収集する収集部と、
前記収集部により収集された前記災害情報から前記災害情報の発信場所を基礎自治体の単位で推定する第1の推定部と、
予め定めた基礎自治体の選択ルールに従って選択した、前記第1の推定部により前記災害情報の発信場所として推定された基礎自治体を含む複数の基礎自治体を、前記災害情報に対する災害の監視区域に設定する設定部と、
前記設定部により設定された前記監視区域から収集した前記災害情報の発信数に基づいて、前記監視区域内における前記災害情報に対応する災害の発生を推定する第2の推定部と、
前記第2の推定部が前記監視区域内で災害が発生していると推定した場合に、前記災害情報の発信数に基づいて、前記監視区域に含まれる複数の基礎自治体の中から災害の発生が推定される基礎自治体を選択する選択部と、
を含む災害発生場所推定装置。
(付記16)
前記選択ルールが災害の種別毎に異なる
付記15記載の災害発生場所推定装置。
(付記17)
収集した前記災害情報の中に、河川氾濫に関連する語句が含まれる場合、前記設定部は、前記災害情報の発信元である基礎自治体を流れる河川の情報を取得し、前記監視区域に前記河川の流域に位置する基礎自治体が含まれるように、前記監視区域を設定する
付記16記載の災害発生場所推定装置。
(付記18)
収集した前記災害情報の中に、土砂災害に関連する語句が含まれる場合、前記設定部は、基礎自治体毎に予め定めた期間の積算雨量を取得し、前記監視区域に、前記積算雨量が閾値以上の基礎自治体、及び前記災害情報の発信元である基礎自治体が含まれるように、前記監視区域を設定する
付記16記載の災害発生場所推定装置。
(付記19)
収集した前記災害情報の中に、竜巻に関連する語句が含まれる場合、前記設定部は、前記監視区域に、人口の総数が予め定めた閾値以上となるように選択した、前記災害情報の発信元である基礎自治体、及び前記災害情報の発信元である基礎自治体に近接する基礎自治体の組み合わせが含まれるように、前記監視区域を設定する
付記16記載の災害発生場所推定装置。
(付記20)
前記第2の推定部により前記監視区域内で災害が発生していると推定した場合、前記監視区域に含まれる基礎自治体のうち、前記災害情報の発信数が多い基礎自治体から順に予め定めた数の基礎自治体を災害の発生が推定される基礎自治体として選択する
付記15〜付記19の何れか1項に記載の災害発生場所推定装置。
(付記21)
前記第2の推定部により前記監視区域内で災害が発生していると推定した場合、前記監視区域に含まれる基礎自治体のうち、前記災害情報の発信数が多い基礎自治体から順に選択した前記予め定めた数の基礎自治体に含まれず、且つ、前記災害情報の発信数が閾値以上の基礎自治体も、災害の発生が推定される基礎自治体として選択する
付記20記載の災害発生場所推定装置。
(付記22)
コンピュータに、
ソーシャルメディアに発信された発信情報の中から、災害に関連する予め定めた語句を含む災害情報を収集し、
前記災害情報から前記災害情報の発信場所を基礎自治体の単位で推定し、
予め定めた基礎自治体の選択ルールに従って選択した、前記災害情報の発信場所として推定された基礎自治体を含む複数の基礎自治体を、前記災害情報に対する災害の監視区域に設定し、
前記監視区域から収集した前記災害情報の発信数に基づいて、前記監視区域内における前記災害情報に対応する災害の発生を推定し、
前記監視区域内で災害が発生していると推定した場合に、前記災害情報の発信数に基づいて、前記監視区域に含まれる複数の基礎自治体の中から災害の発生が推定される基礎自治体を選択する
ことを含む処理を実行させるための災害発生場所推定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
1…災害発生場所推定システム、10…災害発生場所推定装置(推定装置)、12…収集部、14…発信場所推定部、16…設定部、18…発災場所推定部、20…選択部、22…出力部、40…通信回線、50…サーバ、70…河川情報テーブル、72…人口テーブル、74…隣接行政区域テーブル、84…発災監視行政区域、86…監視区域、92…災害語句テーブル、94…ランドマークテーブル、100…コンピュータ、102…CPU、104…メモリ、106…記憶部、108…バス、112…入力装置、114…出力装置、116…通信装置、118…記録媒体、120…災害発生場所推定プログラム、122…収集プロセス、124…発信場所推定プロセス、126…設定プロセス、128…発災場所推定プロセス、130…選択プロセス、132…出力プロセス、134…災害語句格納領域、136…発信場所推定情報格納領域、138…監視区域設定情報格納領域、140…発信件数集計情報格納領域、142…発災情報格納領域、144…閾値情報格納領域

Claims (9)

  1. コンピュータに、
    ソーシャルメディアに発信された発信情報の中から、災害に関連する予め定めた語句を含む災害情報を収集し、
    前記災害情報から前記災害情報の発信場所を基礎自治体の単位で推定し、
    予め定めた基礎自治体の選択ルールに従って選択した、前記災害情報の発信場所として推定された基礎自治体を含む複数の基礎自治体を、前記災害情報に対する災害の監視区域に設定し、
    前記監視区域から収集した前記災害情報の発信数に基づいて、前記監視区域内における前記災害情報に対応する災害の発生を推定し、
    前記監視区域内で災害が発生していると推定した場合に、前記災害情報の発信数に基づいて、前記監視区域に含まれる複数の基礎自治体の中から災害の発生が推定される基礎自治体を選択する
    ことを含む処理を実行させる災害発生場所推定方法。
  2. 前記選択ルールが災害の種別毎に異なる
    請求項1記載の災害発生場所推定方法。
  3. 収集した前記災害情報の中に、河川氾濫に関連する語句が含まれる場合、前記災害情報の発信元である基礎自治体を流れる河川の情報を取得し、前記監視区域に前記河川の流域に位置する基礎自治体が含まれるように、前記監視区域を設定する
    請求項2記載の災害発生場所推定方法。
  4. 収集した前記災害情報の中に、土砂災害に関連する語句が含まれる場合、基礎自治体毎に予め定めた期間の積算雨量を取得し、前記監視区域に、前記積算雨量が閾値以上の基礎自治体、及び前記災害情報の発信元である基礎自治体が含まれるように、前記監視区域を設定する
    請求項2記載の災害発生場所推定方法。
  5. 収集した前記災害情報の中に、竜巻に関連する語句が含まれる場合、前記監視区域に、人口の総数が予め定めた閾値以上となるように選択した、前記災害情報の発信元である基礎自治体、及び前記災害情報の発信元である基礎自治体に近接する基礎自治体の組み合わせが含まれるように、前記監視区域を設定する
    請求項2記載の災害発生場所推定方法。
  6. 前記監視区域内で災害が発生していると推定した場合、前記監視区域に含まれる基礎自治体のうち、前記災害情報の発信数が多い基礎自治体から順に予め定めた数の基礎自治体を災害の発生が推定される基礎自治体として選択する
    請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の災害発生場所推定方法。
  7. 前記監視区域内で災害が発生していると推定した場合、前記監視区域に含まれる基礎自治体のうち、前記災害情報の発信数が多い基礎自治体から順に選択した前記予め定めた数の基礎自治体に含まれず、且つ、前記災害情報の発信数が閾値以上の基礎自治体も、災害の発生が推定される基礎自治体として選択する
    請求項6記載の災害発生場所推定方法。
  8. コンピュータに、
    ソーシャルメディアに発信された発信情報の中から、災害に関連する予め定めた語句を含む災害情報を収集し、
    前記災害情報から前記災害情報の発信場所を基礎自治体の単位で推定し、
    予め定めた基礎自治体の選択ルールに従って選択した、前記災害情報の発信場所として推定された基礎自治体を含む複数の基礎自治体を、前記災害情報に対する災害の監視区域に設定し、
    前記監視区域から収集した前記災害情報の発信数に基づいて、前記監視区域内における前記災害情報に対応する災害の発生を推定し、
    前記監視区域内で災害が発生していると推定した場合に、前記災害情報の発信数に基づいて、前記監視区域に含まれる複数の基礎自治体の中から災害の発生が推定される基礎自治体を選択する
    ことを含む処理を実行させるための災害発生場所推定プログラム。
  9. ソーシャルメディアに発信された発信情報の中から、災害に関連する予め定めた語句を含む災害情報を収集する収集部と、
    前記収集部により収集された前記災害情報から前記災害情報の発信場所を基礎自治体の単位で推定する第1の推定部と、
    予め定めた基礎自治体の選択ルールに従って選択した、前記第1の推定部により前記災害情報の発信場所として推定された基礎自治体を含む複数の基礎自治体を、前記災害情報に対する災害の監視区域に設定する設定部と、
    前記設定部により設定された前記監視区域から収集した前記災害情報の発信数に基づいて、前記監視区域内における前記災害情報に対応する災害の発生を推定する第2の推定部と、
    前記第2の推定部が前記監視区域内で災害が発生していると推定した場合に、前記災害情報の発信数に基づいて、前記監視区域に含まれる複数の基礎自治体の中から災害の発生が推定される基礎自治体を選択する選択部と、
    を含む災害発生場所推定装置。
JP2015032074A 2015-02-20 2015-02-20 災害発生場所推定方法、災害発生場所推定プログラム、及び災害発生場所推定装置 Pending JP2016153971A (ja)

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