JP2016151952A - 情報処理システム、情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理方法および情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】太陽光発電事業を簡易に進めるための情報処理システムを提供する。【解決手段】太陽光発電設備の複数の第1設置候補地の位置情報を取得する位置情報取得部101と、位置情報に基づいて、第1設置候補地の法規制情報または日射情報を取得する取得部102と、法規制情報または日射情報に基づいて、複数の第1設置候補地から第2設置候補地を絞り込む絞込部103と、第2設置候補地の地形情報を取得する地形情報取得部104と、第2設置候補地の少なくとも地形情報に基づいて、第2設置候補地の造成方法案を作成する造成方法案作成部105と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
上記技術分野において、特許文献1には、太陽光発電設備を設置する土地の造成の仕方に関する技術が開示されている。
特開2014−77285号公報
しかしながら、上記文献に記載の技術では、全ての設置候補地について同文献に記載の技術を用いて土地の造成ができるか否かを判断するのは困難であったので、太陽光発電事業を簡易に進めることができなかった。
本発明の目的は、上述の課題を解決する技術を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理システムは、
太陽光発電設備の複数の第1設置候補地の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
前記位置情報に基づいて、前記第1設置候補地の法規制情報または日射情報を取得する取得手段と、
前記法規制情報または前記日射情報に基づいて、前記複数の第1設置候補地から少なくとも1つの第2設置候補地を絞り込む絞込手段と、
前記第2設置候補地の地形情報を取得する地形情報取得手段と、
前記第2設置候補地の少なくとも前記地形情報に基づいて、前記第2設置候補地の造成方法案を作成する造成方法案作成手段と、
を備えたことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理方法は、
太陽光発電設備の複数の第1設置候補地の位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
前記位置情報に基づいて、前記第1設置候補地の法規制情報または日射情報を取得する取得ステップと、
前記法規制情報または前記日射情報に基づいて、前記複数の第1設置候補地から少なくとも1つの第2設置候補地を絞り込む絞込ステップと、
前記第2設置候補地の地形情報を取得する地形情報取得ステップと、
前記第2設置候補地の少なくとも前記地形情報に基づいて、前記第2設置候補地の造成方法案を作成する造成方法案作成ステップと、
を含むことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理プログラムは、
太陽光発電設備の複数の第1設置候補地の位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
前記位置情報に基づいて、前記第1設置候補地の法規制情報または日射情報を取得する取得ステップと、
前記法規制情報または前記日射情報に基づいて、前記複数の第1設置候補地から少なくとも1つの第2設置候補地を絞り込む絞込ステップと、
前記第2設置候補地の地形情報を取得する地形情報取得ステップと、
前記第2設置候補地の少なくとも前記地形情報に基づいて、前記第2設置候補地の造成方法案を作成する造成方法案作成ステップと、
をコンピュータに実行させることをを特徴とする。
本発明によれば、太陽光発電事業を簡易に進めることができる。
本発明の第1実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理システムの動作の概要を説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理システムによる設置候補地決定処理の概要を説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理システムによる造成方法案作成処理の概要を説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理システムの機能構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理システムのハードウェア構成を説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理システムの備える日射量情報テーブルの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理システムの備える造成方法テーブルの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理システムの第2設置候補地決定処理の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る情報処理システムの造成方法案作成処理の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る情報処理システムの動作の概要を説明する図である。 本発明の第3実施形態に係る情報処理システムの機能構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る情報処理システムの備える造成方法テーブルの構成を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る情報処理システムの造成費用算出処理の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態に係る情報処理システムの動作の概要を説明する図である。 本発明の第4実施形態に係る情報処理システムの機能構成を示すブロック図である。 本発明の第4実施形態に係る情報処理システムの備える発電量テーブルの構成を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る情報処理システムの造成費用算出処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を参照して、例示的に詳しく説明記載する。ただし、以下の実施の形態に記載されている、構成、数値、処理の流れ、機能要素などは一例に過ぎず、その変形や変更は自由であって、本発明の技術範囲を以下の記載に限定する趣旨のものではない。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態としての情報処理システム100について、図1を用いて説明する。情報処理システム100は、太陽光発電設備の第1設置候補地から、補正された日射量情報に基づいて第2設置候補地を決定し、第2設置候補地の地形情報に基づいて第2設置候補地の造成方法案を作成するシステムである。
図1に示すように、情報処理システム100は、位置情報取得部101と取得部102と絞込部103と地形情報取得部104と造成方法案作成部105とを含む。
位置情報取得部101は、太陽光発電設備の複数の第1設置候補地の位置情報を取得する。取得部102は、取得した位置情報に基づいて、第1設置候補地の法規制情報または日射情報をデータベース140から取得する。絞込部103は、法規制情報または日射情報に基づいて、複数の第1設置候補地から少なくとも1つの第2設置候補地を絞り込む。
地形情報取得部104は、第2設置候補地の地形情報を取得する。造成方法案作成部105は、第2設置候補地の少なくとも地形情報に基づいて、第2設置候補地の造成方法案を作成する。
本実施形態によれば、法規制情報または日射情報に基づいて、太陽光発電設備の設置候補地を絞り込んだ上で、設置候補地の造成方法案を作成するので、太陽光発電事業を簡易に進めることができる。
[第2実施形態]
次に本発明の第2実施形態に係る情報処理システム200について、図2A乃至図8を用いて説明する。図2Aは、本実施形態に係る情報処理システム200の動作の概要を説明するための図である。図2Aに示すように、ユーザは、例えばユーザ端末220の表示画面に表示された住所の入力画面260から太陽光発電設備の第1設置候補地の住所などの位置情報を入力する。
情報処理システム200は、ステップS201において、データベース240から、第1設置候補地の日射量情報と、第1設置候補地の周囲に設けられた遮光物情報を取得して、日射量情報を補正する。例えば、アメダス(Automated Meteorological Data Acquisition System)などから得られる日射量についての情報をそのまま利用するのではなく、設置候補地の周囲に存在する遮光物による影の影響を考慮して日射量を補正する。
情報処理システム200は、ステップS203において、補正された日射量情報に基づいて、第1設置候補地から日射量の条件を満たす第2設置候補地を決定する。情報処理システム200は、ステップS205において、第2設置候補地の地形情報をデータベース240から取得し、補正された日射量情報と地形情報とに基づいて、第2設置候補地の造成方法案を作成して、ユーザ端末220に出力する。
なお、ここでは日射量情報と遮光物情報とに基づいて日射量情報を補正する例で説明をしたが、日射量情報の補正方法はこれに限定されない。例えば、あらかじめ補正した日射量情報を算出しておき、位置情報と関連付けて補正した日射量情報をデータベース240に記憶しておき、それを都度読み出してもよい。
図2Bは、情報処理システム200による第2設置候補地決定処理の概要を説明する図である。ユーザは、太陽光発電設備を設置したい場所の位置情報、例えば、住所などを画面220の場所入力欄に入力する(画面220)。情報処理システム200は、ユーザが入力した住所などの位置情報に基づいて、その設置候補地の日射量の補正情報を表示する。情報処理システム200は、補正された日射量情報に基づいて、その設置候補地が日射量の条件を満たしているか否かを判定して、太陽光発電設備の設置に適した設置候補地を決定する(画面230)。これにより、設置候補地を絞り込むことができる。
図2Cは、情報処理システム200による設置候補地の造成方法案作成処理の概要を説明する図である。設置候補地の絞り込みにより、設置候補地が決定したら、ユーザは、情報処理システム200にその設置候補地の位置情報などの情報を入力する(画面250)。情報処理システム200は、決定した設置候補地の位置情報に基づいて地形情報を取得し、取得した地形情報に基づいて土地の造成方法案を作成する。情報処理システム200は、作成した土地の造成方法を表示する(画面270)。
図3は、本実施形態に係る情報処理システム200の機能構成を説明するための図である。情報処理システム200は、位置情報取得部301と日射量情報取得部302と遮光物情報取得部303と日射量情報補正部304と設置候補地決定部305と地形情報取得部306と造成方法案作成部307と出力部308とを備える。
位置情報取得部301は、ユーザ端末220から入力された太陽光発電設備を設置したい場所である設置候補地の位置情報を取得する。ここで、位置情報は、設置候補地の住所や設置候補地の緯度経度などがあげられるが、これらに限定されない。例えば、設置候補地が高層建築物の屋上である場合には、住所や緯度経度の他に設置場所の地上高や海抜高度などの高さの情報を有していてもよい。
日射量情報取得部302は、位置情報取得部301で取得した住所や緯度経度などの位置情報に基づいて、設置候補地の日射量情報を外部のデータベース240から取得する。ここで取得する日射量情報は、年間平均の日射量情報、月間平均の日射量情報、日間平均の日射量情報、時間平均の日射量情報など様々な日射量情報を用いることができるが、これらに限定されない。
さらに、遮光物情報取得部303は、位置情報取得部301で取得した位置情報に基づいて、設置候補地の周囲に存在する遮光物に関する遮光物情報を外部のデータベース240から取得する。遮光物としては、建物、木、山、鉄塔および高架橋などがあるが、太陽光を遮って影を作る地物であればこれらに限定されない。
また、遮光物情報としては、ビルやマンションなどの建物の高さ情報、広さ(面積)情報などが含まれる。さらには、ビルやマンションなどの建物が、全面ガラス張り、外壁の塗装が白色であるなどの情報が含まれる。そして、日射量情報取得部302と遮光物情報取得部303とは、取得した日射量情報と遮光物情報とを日射量情報補正部304に渡す。
日射量情報補正部304は、受け取った設置候補地の遮光物情報に基づいて、設置候補地の日射量情報を補正する。補正の方法としては、例えば、建物などの遮光物の高さごとにポイントを決めておき、設置候補地の周囲に高さ何メートルの遮光物がどのくらい存在するかによって、ポイントを減算するなどの方法があるが、これに限定されない。
また、日射量情報補正部304は、補正された日射量情報に基づいて、例えば、標準的な太陽光パネルの発電量を基準として用いて、設置候補地に太陽光発電設備を設置した場合の大まかな発電量の予測値を計算してもよい。あるいは、あらかじめ設置する太陽光パネルの発電量が分かっている場合には、補正された日射量情報に基づいて、発電量(の予測値)を補正してもよい。
設置候補地決定部305は、日射量情報補正部304により補正された日射量情報に基づいて、設置候補地の中から太陽光発電設備の設置のための日射量の条件を満たす設置候補地を決定することにより、設置候補地を絞り込む。なお、決定する設置候補地の数は特に限定されない。太陽光発電設備の設置候補地としての条件を満たしていればいくつ選んでもよい。
地形情報取得部306は、設置候補地決定部305で絞り込んだ設置候補地の地形情報を取得する。地形情報取得部306は、取得した地形情報を造成方法案作成部307に渡す。
造成方法案作成部307は、受け取った地形情報および補正された日射量情報に基づいて、設置候補地の造成方法案を作成する。すなわち、造成方法案は、設置候補地が平らな土地なのか、平らな土地であっても周囲の土地よりも低い土地なのか、反対に高い土地なのか、開けた土地なのか、などの様々な条件に基づいて作成される。さらに、例えば、樹木などを伐採しなければならない土地なのか、傾斜地なのかなどの条件に応じて様々な造成方法が存在するので、これらの条件を加味して最適な造成方法案を作成する。
なお、ここでは土地の形状に基づいて造成方法案を作成する例で説明をしたが、造成方法案の作成に際して、さらに工期などを加味して作成してもよい。出力部308は、作成した造成方法をユーザ端末220に出力する。
図4は、本実施形態に係る情報処理システム200のハードウェア構成を示すブロック図である。情報処理システム200は、CPU(Central Processing Unit)401、ROM(Read Only Memory)402およびRAM(Random Access Memory)403を備えている。さらに、情報処理システム200は、ストレージ404と通信制御部405とを備えている。
CPU401は、演算処理用のプロセッサであり、プログラムを実行することにより情報処理システム200の各機能構成部を実現する。なお、CPU401は1個に限定されず、複数個あってもよく、また、画像処理用のGPU(Graphics Processing Unit)を含んでもよい。ROM402は、リードオンリメモリであり、ファームウェアなどのプログラムを記憶する。通信制御部405は、ネットワークを介して他の装置などと通信する。また、通信制御部405は、CPU401とは独立したCPUを備えて、RAM402に送受信データを書き込みまたは読み出ししてもよい。
RAM403は、CPU401が一時記憶用のワークエリアとして使用するランダムアクセスメモリである。RAM403には、本実施形態の実現に必要なデータを記憶する領域がある。このようなデータとして、RAM403は、位置情報431と、日射量情報432と、遮光物情報433と造成方法434とを一時的に保存する。また、RAM403は、各種アプリケーションモジュールを実行するためのアプリケーション実行領域435を有する。
ストレージ404は、本実施形態の実現に必要なプログラムやデータベースなどを記憶する記憶デバイスである。ストレージ404は、日射量情報テーブル441と造成方法テーブル442と日射量情報補正プログラム443と制御プログラム447とを格納している。日射量情報補正プログラム443は、日射量情報評価モジュール444と、遮光物情報評価モジュール445と、補正モジュール446とを有する。これらのモジュール444〜446は、CPU401によりアプリケーション実行領域435に読み出され、実行される。制御プログラム447は、情報処理システム200の全体を制御するためのプログラムである。
日射量情報テーブル441は、日射量情報を、住所などの位置情報に紐付けた状態で格納している。日射量情報取得部302は、設置候補地の位置情報である住所などが入力されると、その住所を頼りに日射量情報テーブル441から設置候補地の日射量情報を抽出して、RAM403に展開する。
造成方法テーブル442には、各種の造成方法が格納されている。造成方法案作成部307は、地形情報取得部306から受け取った地形情報に基づいて、最適な造成方法案を造成パターンテーブル442から選択して、作成する。
日射量情報補正プログラム443は、RAM403のアプリケーション実行領域435に読み出される。日射量情報補正プログラム443は、遮光物情報に基づいて日射量情報を補正する。日射量情報評価モジュール444が、太陽光発電設備の設置候補地の日射量情報を評価する。遮光物情報評価モジュール445が、設置候補地の周囲に存在する遮光物の評価をする。補正モジュール446は、遮光物情報評価モジュール445が評価した遮光物情報に基づいて、日射量情報評価モジュール445が評価した日射量情報を補正する。
なお、図4に示したRAM403やストレージ404には、情報処理システム200が有する汎用の機能や他の実現可能な機能に関するプログラムやデータは図示されていない。
図5は、本実施形態に係る情報処理システム200が備える日射量情報テーブル441の構成を示す図である。日射量情報テーブル441には、住所、緯度、経度および日射量(W/m2)などの項目が示されている。日射量は、例えば設置候補地の住所や緯度経度の情報と関連付けられている。住所が「東京都港区・・・」または緯度「35.・・・」、経度「139.・・・」の土地の日射量は15(W/m2)であることを示している。
したがって、日射量情報取得部302は、取得した位置情報が、住所であった場合には、この住所に基づいて日射量情報テーブル441から所望の日射量情報を取得する。なお、ここでは日射量情報テーブル441の記憶する項目を住所、緯度、経度および日射量としたが、記憶する項目はこれらに限定されるものではない。これらの他に、太陽の高度、太陽の方向などを含んでもよい。また、日射量についても、直達日射量、散乱日射量、全天日射量、反射日射量、傾斜面日射量などに細分化してもよい。
図6は、本実施形態に係る情報処理システム200が備える造成方法テーブル442の構成を示す図である。造成方法テーブル442は、造成パターンごとに、工法名、工期、用途、対象および日射量を造成パターンに関連付けて記憶する。例えば、造成パターン1は、工法名が「AA法」で、工期が「30」日で、用途が「傾斜地」で、対象が「小規模」で、日射量が「15」であることを示している。なお、ここでは造成方法テーブル442の記憶する項目を工法名、工期、用途および対象としたが、記憶する項目はこれらに限定されない。
図7は、本実施形態に係る情報処理システム200の設置候補地決定処理の処理手順を示すフローチャートである。これらのフローチャートは、CPU401がRAM403を使用して実行し、情報処理システム200の各機能構成部を実現する。情報処理システム200は、ステップS701において、ユーザが太陽光発電設備の設置を希望する土地などの設置候補地の住所などの位置情報をデータベース240などから取得する。取得する位置情報は住所には限定されず、設置候補地の緯度、経度、地名、旧地名、通称名などの地理的情報でもよい。
情報処理システム200は、ステップS703において、ステップS701で取得した位置情報に基づいて太陽光発電設備の設置候補地の日射量情報を取得する。情報処理システム200は、ステップS705において、ステップS701で取得した位置情報に基づいて太陽光発電設備の設置候補地の周辺に設けられている遮光物に関する遮光物情報を取得する。情報処理システム200は、ステップS707において、取得した遮光物情報に基づいて、日射量情報を補正する。情報処理システム200は、遮光物の高さ、広さ、種類、形状などの情報を用いて日射量情報の補正をする。
情報処理システム200は、ステップS709において、ステップS707で補正した日射量情報に基づいて、設置候補地が太陽光発電設備の設置のための日射量の条件を満たすか否かを判定する。ステップS709で適していると判定した場合、情報処理システム200は、ステップS711において、その設置候補地を太陽光発電設備の設置候補地に決定する。これにより、情報処理システム200は、太陽光発電設備の設置に適した設置候補地を確実に絞り込むことができる。
図8は、本実施形態に係る情報処理システム200の造成方法案作成処理の処理手順を示すフローチャートである。これらのフローチャートは、CPU401がRAM403を使用して実行し、情報処理システム200の各機能構成部を実現する。情報処理システム200は、ステップS801において、図7のステップS711で決定した設置候補地の地形情報をデータベース240などから取得する。
情報処理システム200は、ステップS803において、造成方法テーブル442などを参照して造成方法の候補を選択する。情報処理システム200は、ステップS805において、選択した造成方法の候補が図7のステップS711で決定した設置候補地の造成方法案として適切か否かを判定する。情報処理システム200は、ステップS807において、ステップS805で適切と判定した造成方法案を、設置候補地の造成方法案として作成する。
本実施形態によれば、法規制情報または日射情報に基づいて、太陽光発電設備の設置候補地を絞り込んだ上で、設置候補地の造成方法案を作成するので、太陽光発電事業を簡易に進めることができる。
なお、本実施形態では補正後の日射量情報に基づいて設置候補地の絞り込みをしたが、設置候補地の絞り込み方法はこれに限定されない。例えば、補正後の日射量情報の他にその設置候補地に及ぶ法律や条例などの規制情報を加味して設置候補地を絞り込んでもよい。
[第3実施形態]
次に本発明の第3実施形態に係る情報処理システム900について、図9乃至12を用いて説明する。図9は、本実施形態に係る情報処理システム900の動作の概要を説明するための図である。本実施形態に係る情報処理システム900は、上記第2実施形態と比べると、造成費用を算出する点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。情報処理システム900は、作成した造成方法案に基づいて、造成費用を算出する。
図10は、本実施形態に係る情報処理システム900の機能構成を説明するための図である。造成費用算出部1001は、造成方法案作成部307により作成した造成方法案による造成費用を算出する。
図11は、本実施形態に係る情報処理システム900が備える造成方法テーブル1142の構成を示す図である。造成方法テーブル442は、工法名、工期、費用、用途および対象を造成パターンに関連付けて記憶する。例えば、造成パターン1は、工法名が「AA法」で、工期が「30」日で、費用が「10」(万円/m2)で、用途が「傾斜地」で、対象が「小規模」であることを示している。
造成費用算出部1001は、この造成方法テーブル442を参照して造成費用を算出する。なお、本実施形態では、造成費用算出部1001が、造成方法テーブル442を参照して造成費用を算出する例で説明をしたが、造成費用の算出方法はこれに限定されない。
図12は、本実施形態に係る情報処理システム900の造成費用算出処理の処理手順を示すフローチャートである。これらのフローチャートは、CPU401がRAM403を使用して実行し、情報処理システム900の各機能構成部を実現する。情報処理システム900は、ステップS1201において、ステップS807で作成した造成方法案による造成費用を算出する。
本実施形態によれば、法規制情報または日射情報に基づいて、太陽光発電設備の設置候補地を絞り込んだ上で、設置候補地の造成方法案を作成するので、太陽光発電事業を簡易に進めることができる。また、作成した造成方法案の造成費用を算出することもできるので、資金調達なども行ない易くなり、事業の将来性を予測することもできる。
[第4実施形態]
次に本発明の第4実施形態に係る情報処理システム1300について、図13乃至16を用いて説明する。図13は、本実施形態に係る情報処理システム1300の動作の概要を説明するための図である。本実施形態に係る情報処理システム1300は、上記第2実施形態と比べると、太陽光パネルレイアウト決定および発電量予測をする点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
情報処理システム200は、太陽光発電パネルのレイアウトを決定して(画面1310)、決定したレイアウトと補正した日射量情報とに基づいて発電量を予測する。様々な太陽光パネルレイアウトをシミュレートし、最大の発電量予測値が得られるパネルレイアウトを採用してもよいし、発電量予測値に造成費用その他の条件を勘案して最適なパネルレイアウトを採用してもよい。
図14は、本実施形態に係る情報処理システム1300の機能構成を説明するための図である。パネルレイアウト決定部1401は、補正後の日射後の日射量情報と造成方法案作成部307で作成した造成方法案とに基づいて、太陽光発電パネルのレイアウトを決定する。発電量予測部1402は、発電量テーブル1421を参照して、パネルレイアウト決定部1401で決定したパネルのレイアウトと補正後の日射量情報による太陽光発電設備の発電量の予測値をシミュレートする。
図15は、本実施形態に係る情報処理システム1300が備える発電量テーブル1421の構成を示す図である。発電量テーブル1421は、造成方法、補正日射量および発電量をパネルレイアウトに関連付けて記憶する。例えば、レイアウト1は、造成方法が「パターン1」で、補正日射量が「XX」で、発電量が「10」(kW)であることを示している。なお、本実施形態では、発電量予測部1402が、発電量テーブル1421を参照して発電量の予測値を算出する例で説明をしたが、発電量予測値の算出方法はこれに限定されない。
図16は、本実施形態に係る情報処理システム1300の太陽光パネルレイアウト決定および発電量予測の処理手順を示すフローチャートである。これらのフローチャートは、CPU401がRAM403を使用して実行し、情報処理システム1300の各機能構成部を実現する。情報処理システム1300は、ステップS1601において、決定した造成方法に基づいて、太陽光発電パネルのレイアウト(配置)を決定する。情報処理システム1300は、ステップS1603において、ステップS1601で決定したパネルレイアウトに基づいて、太陽光発電設備の発電量を予測する。
本実施形態によれば、法規制情報または日射情報に基づいて、太陽光発電設備の設置候補地を絞り込んだ上で、設置候補地の造成方法案を作成するので、太陽光発電事業を簡易に進めることができる。また、太陽光パネルのレイアウトを決定するので、太陽光発電設備の発電量を予測することができる。
[他の実施形態]
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、それぞれの実施形態に含まれる別々の特徴を如何様に組み合わせたシステムまたは装置も、本発明の範疇に含まれる。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用されてもよいし、単体の装置に適用されてもよい。さらに、本発明は、実施形態の機能を実現する情報処理プログラムが、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給される場合にも適用可能である。したがって、本発明の機能をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるプログラム、あるいはそのプログラムを格納した媒体、そのプログラムをダウンロードさせるWWW(World Wide Web)サーバも、本発明の範疇に含まれる。特に、少なくとも、上述した実施形態に含まれる処理ステップをコンピュータに実行させるプログラムを格納した非一時的コンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)は本発明の範疇に含まれる。

Claims (6)

  1. 太陽光発電設備の複数の第1設置候補地の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記位置情報に基づいて、前記第1設置候補地の法規制情報または日射情報を取得する取得手段と、
    前記法規制情報または前記日射情報に基づいて、前記複数の第1設置候補地から少なくとも1つの第2設置候補地を絞り込む絞込手段と、
    前記第2設置候補地の地形情報を取得する地形情報取得手段と、
    前記第2設置候補地の少なくとも前記地形情報に基づいて、前記第2設置候補地の造成方法案を作成する造成方法案作成手段と、
    を備えたことを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記造成方法案に基づいて、造成費用を算出する造成費用算出手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記造成方法案に基づいて、前記第2設置候補地に設置する太陽光発電パネルのレイアウトを決定するレイアウト決定手段と、
    前記レイアウトに基づいて、前記太陽光発電設備の発電量を予測する発電量予測手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理システム。
  4. 複数の前記造成方法案を複数の造成パターンとして記憶する造成パターン記憶手段をさらに備え、
    前記造成方法案作成手段は、前記造成パターン記憶手段に記憶された複数の前記造成パターンから前記造成方法案に対応する造成パターンを選択することにより前記造成方法案を作成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  5. 太陽光発電設備の複数の第1設置候補地の位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
    前記位置情報に基づいて、前記第1設置候補地の法規制情報または日射情報を取得する取得ステップと、
    前記法規制情報または前記日射情報に基づいて、前記複数の第1設置候補地から少なくとも1つの第2設置候補地を絞り込む絞込ステップと、
    前記第2設置候補地の地形情報を取得する地形情報取得ステップと、
    前記第2設置候補地の少なくとも前記地形情報に基づいて、前記第2設置候補地の造成方法案を作成する造成方法案作成ステップと、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  6. 太陽光発電設備の複数の第1設置候補地の位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
    前記位置情報に基づいて、前記第1設置候補地の法規制情報または日射情報を取得する取得ステップと、
    前記法規制情報または前記日射情報に基づいて、前記複数の第1設置候補地から少なくとも1つの第2設置候補地を絞り込む絞込ステップと、
    前記第2設置候補地の地形情報を取得する地形情報取得ステップと、
    前記第2設置候補地の少なくとも前記地形情報に基づいて、前記第2設置候補地の造成方法案を作成する造成方法案作成ステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
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