JP2016150820A - 長尺シート体の搬送装置およびプログラム - Google Patents

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【課題】 長尺シート体の巻き取りまたは繰り出しを行うリールの回転速度を容易に制御することができる長尺シート体の搬送装置を提供する。
【解決手段】 フィードロール10と、リール20と、フィードロール10およびリール20の駆動を制御する制御手段50とを備える長尺シート体の搬送装置1であって、フィードロール10の回転量に応じたパルス信号を出力するパルス発生手段14と、リール20の基準回転量の回転を検出する基準回転検出手段24とを更に備え、制御手段50は、パルス発生手段14が基準時間内に出力する基準時間パルス数、および、リール20が基準回転量を回転する時間内にパルス発生手段14が出力する基準回転パルス数に基づいて、リール20の回転速度を演算制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、長尺シート体の搬送装置およびプログラムに関し、より詳しくは、不織布、紙、フィルム等の長尺シート体の巻き取り搬送または繰り出し搬送を行う長尺シート体の搬送装置およびプログラムに関する。
フィードロールにより送出された長尺シート体をリールに巻き取る工程、あるいは、フィードロールの送出により長尺シート体をリールから繰り出す工程においては、リールに巻回された長尺シート体のコイル径が長尺シート体の送出に伴い変化するため、長尺シート体の巻き取りまたは繰り出しを安定して行うことができるように、リールの回転速度を変化させる必要がある。
従来、リールの回転速度の制御は、長尺シート体の送出量に伴うリールのコイル径を演算により求め、このコイル径からリールの回転速度制御を行っていた(例えば、特許文献1および2)。
特開平1−275361号公報 特開平3−279150号公報
ところが、リールのコイル径を算出して回転速度を制御するための計算式は複雑になり易く、この作動をコンピュータにより実行させるためのプログラムの作成が煩雑で手間がかかるという問題があった。
そこで、本発明は、長尺シート体の巻き取りまたは繰り出しを行うリールの回転速度を容易に制御することができる長尺シート体の搬送装置およびプログラムの提供を目的とする。
本発明の前記目的は、回転駆動により長尺シート体を走行させるフィードロールと、前記フィードロールから送出された長尺シート体の巻き取りまたは前記フィードロールに供給する長尺シート体の繰り出しを行うリールと、前記フィードロールおよびリールの駆動を制御する制御手段とを備える長尺シート体の搬送装置であって、前記フィードロールの回転量に応じたパルス信号を出力するパルス発生手段と、前記リールの基準回転量の回転を検出する基準回転検出手段とを更に備え、前記制御手段は、前記パルス発生手段が基準時間内に出力する基準時間パルス数、および、前記リールが前記基準回転量を回転する時間内に前記パルス発生手段が出力する基準回転パルス数に基づいて、前記リールの回転速度を演算制御する長尺シート体の搬送装置により達成される。
この長尺シート体の搬送装置は、前記フィードロールと前記リールとの間に上下動可能に支持されたダンサーロールを更に備えることが好ましく、前記制御手段は、前記ダンサーロールの移動量に応じた修正パルス数に基づいて前記基準回転パルス数を修正することが好ましい。
また、本発明の前記目的は、コンピュータを、上記長尺シート体の搬送装置が備える前記制御手段として機能させるプログラムにより達成される。
本発明によれば、長尺シート体の巻き取りまたは繰り出しを行うリールの回転速度を容易に制御することができる長尺シート体の搬送装置およびプログラムを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る長尺シート体の搬送装置の概略構成図である。 図1に示す長尺シート体の搬送装置における作動の一例を説明するための図である。 図1に示す長尺シート体の搬送装置における作動の他の例を説明するための図である。 図1に示す長尺シート体の搬送装置の作動状態の一例を示す要部拡大図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る長尺シート体の搬送装置の概略構成図である。図1に示すように、長尺シート体の搬送装置1は、長尺シート体Wを走行させるフィードロール10、長尺シート体Wの巻取りまたは繰り出しを行うリール20、フィードロール10とリール20との間に配置されたダンサーロール30、および、フィードロール10およびリール20の駆動を制御する制御装置50を備えている。
フィードロール10は、モータ12により回転駆動される。フィードロール10の回転軸には、フィードロール10の回転量に応じたパルス信号を出力するパルス発生部14が取り付けられている。パルス発生部14は、例えば、エンコーダから構成される。エンコーダは、フィードロール10の回転軸に取り付ける代わりに、サーボモータ等のモータ12が内蔵するものを使用することも可能であり、フィードロール10とモータ12との間に介在するギア(図示せず)のギア比に基づいて、出力パルス数をフィードロール10の回転量に応じたパルス数に変換することができる。
リール20は、モータ22により回転駆動され、矢示A方向に回転する場合には、フィードロール10から送出された長尺シート体Wの巻き取りを行う一方、矢示B方向に回転する場合には、フィードロール10に供給する長尺シート体Wの繰り出しを行う。また、リール20の回転軸には、基準回転検出部24が取り付けられている。基準回転検出部24は、リール20の基準回転量(例えば、1回転)をパルス信号として検出することができるように、エンコーダや近接スイッチ等から構成される。エンコーダを用いる場合、リール20の回転軸に取り付ける代わりに、モータ22が内蔵するものを使用してもよい。
ダンサーロール30は、長尺シート体Wを案内する固定ロール31,32の間に配置されており、上下動可能に支持されている。ダンサーロール30の移動量は、変位検出器33により検出される。ダンサーロール30は、エアシリンダ(図示せず)に送り込む圧縮空気の圧力によって長尺シート体Wの張力を調整可能な構成を好ましく使用できるが、錘やばね等によって長尺シート体Wに張力を付与する構成であってもよい。
制御装置50は、パルス発生部14および基準回転検出部24からのパルス信号の入力、ならびに、変位検出器33からの移動量の入力を受けて、リール20の回転速度を制御する。制御装置50は、例えばコンピュータから構成することができ、後述する作動をコンピュータプログラムにより実行することができる。
次に、上述した長尺シート体の搬送装置1の作動を説明する。フィードロール10から送出される長尺シート体Wをリール20に巻き取る場合、初期設定においては、フィードロール10による長尺シート体Wの送り量と、リール20による長尺シート体Wの巻き取り量とが一致するように、フィードロール10およびリール20のそれぞれの直径から、フィードロール10およびリール20の回転速度が決定される。
図2は、図1に示す長尺シート体の搬送装置における作動の一例を説明するための図であり、パルス発生部14および基準回転検出部24から出力されるパルス信号の一例を示している。パルス発生部14からは、フィードロール10の所定の回転量毎にパルス信号が出力(例えば、1回転あたり4000パルス)される一方、基準回転検出部24からは、リール20の基準回転量(例えば、1回転)毎にパルス信号が出力され、これらのパルス信号が制御装置50に入力される。なお、パルス発生部14および基準回転検出部24として、モータ12,22が内蔵するエンコーダを使用する場合には、それぞれのパルス信号の出力が、制御装置50において上記の出力タイミングとなるように変換される。
制御装置50は、パルス発生部14および基準回転検出部24からのパルス信号の入力を受けて、内蔵するタイマにより測定した基準時間Tk(s)(例えば0.02s)内にパルス発生部14が出力する基準時間パルス数D0を取得すると共に、リール20が基準回転量を回転する時間Tr(s)内にパルス発生部14が出力する基準回転パルス数D10を取得する。基準時間パルス数D0は、フィードロール10の加速または減速により時々刻々と変化するため、図2においては、基準時間パルス数D0を、D0−1,D0−2,・・・,D0−nと表している。
ダンサーロール30が上下動しない場合、フィードロール10による長尺シート体Wの送り量と、リール20による長尺シート体Wの巻き取り量は一致するから、上記のTrは、次式(1)で表される。
Tr=(D10/D0)・Tk ・・・ (1)
リール20の基準回転量を1回転に設定した場合、リール20の回転速度Nr(rpm)は60/Trであるから、Nr(rpm)は、上記式(1)を用いて、次式(2)で表される。
Nr=(60/Tk)・(D0/D10) ・・・ (2)
上記式(2)から明らかなように、リール20の回転速度Nrは、パルス発生部14が発生するパルス数である基準時間パルス数D0および基準回転パルス数D10から求めることができる。したがって、基準時間パルス数D0および基準回転パルス数D10を取得する毎にこれらの値を更新して、上記式(2)を再演算することにより、リール20の回転速度Nrをリアルタイムに演算して制御することができる。
上記の作動は、フィードロール10による長尺シート体Wの送出に、リール20による長尺シート体Wの巻き取りが追従している場合(すなわち、ダンサーロール30が移動しない場合)の説明であるが、長尺シート体Wの張力制御のためにダンサーロール30が上下動する場合には、変位検出器33により検出されたダンサーロール30の移動量に基づいて、基準回転パルス数D10が修正される。
図3は、図1に示す長尺シート体の搬送装置1における作動の他の例を説明するための図であり、ダンサーロール30が基準位置から移動する場合を示している。図4に示すように、ダンサーロール30が基準位置Oから下方にd(mm)だけ移動したことを変位検出器33が検出すると、制御装置50は、ダンサーロール30の移動により変動した長尺シート体Wの長さLd(mm)を、フィードロール10のパルス数に換算して、基準回転パルス数D10を修正する。
すなわち、フィードロール10の直径をDf(mm)とし、パルス発生部(エンコーダ)14の分解能(パルス/回転)をFpとすると、1パルスあたりの長尺シート体Wの送り長さLp(mm)は、次式(3)で表される。
Lp=π・Df/Fp ・・・ (3)
ダンサーロール30の移動による長尺シート体Wの変動長さLd(mm)に相当する修正パルス数D20は、上記のLpを用いて次式(4)で表される。なお、ダンサーロール30が基準位置Oから上昇した場合には、変動長さLdが負の値として入力される。
D20=Ld/Lp ・・・ (4)
制御装置50は、基準回転検出部24の検出により得られた基準回転パルス数D10を、上記の修正パルス数D20の加算により修正し、修正後の基準回転パルス数D10’(=D10+D20)から、次式(5)によりリール20の回転数Nr(rpm)を演算する。
Nr=(60/Tk)・(D0/D10’) ・・・ (5)
このように、本実施形態の長尺シート体の搬送装置1は、フィードロール10による長尺シート体Wの送り量、リール20による長尺シート体Wの巻き取り量、および、ダンサーロール30の移動による長尺シート体Wの長さ変動量を、いずれもパルス発生部14が発生するパルス数で表すことにより、長尺シート体Wの搬送に伴いリール20の巻径が変動する場合でも、この巻径を直接算出することなくリール20の回転速度を容易に精度良く制御することができる。
以上、本発明の一実施形態について詳述したが、本発明の具体的な態様は上記実施形態には限定されない。例えば、本実施形態においては、フィードロール10から送出された長尺シート体wを、リール20により巻き取る場合の作動について説明したが、リール20を図1の矢示B方向に回転させて、フィードロール10に供給する長尺シート体Wの繰り出しを行う場合でも、本実施形態と同様の作動により、リール20の回転速度を制御することができる。
1 長尺シート体の搬送装置
10 フィードロール
14 パルス発生部
20 リール
24 基準回転検出部
30 ダンサーロール
50 制御装置

Claims (3)

  1. 回転駆動により長尺シート体を走行させるフィードロールと、前記フィードロールから送出された長尺シート体の巻き取りまたは前記フィードロールに供給する長尺シート体の繰り出しを行うリールと、前記フィードロールおよびリールの駆動を制御する制御手段とを備える長尺シート体の搬送装置であって、
    前記フィードロールの回転量に応じたパルス信号を出力するパルス発生手段と、前記リールの基準回転量の回転を検出する基準回転検出手段とを更に備え、
    前記制御手段は、前記パルス発生手段が基準時間内に出力する基準時間パルス数、および、前記リールが前記基準回転量を回転する時間内に前記パルス発生手段が出力する基準回転パルス数に基づいて、前記リールの回転速度を演算制御する長尺シート体の搬送装置。
  2. 前記フィードロールと前記リールとの間に上下動可能に支持されたダンサーロールを更に備え、
    前記制御手段は、前記ダンサーロールの移動量に応じた修正パルス数に基づいて前記基準回転パルス数を修正する請求項1に記載の長尺シート体の搬送装置。
  3. コンピュータを、請求項1または2に記載の長尺シート体の搬送装置が備える前記制御手段として機能させるためのプログラム。
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