JP2016149331A - 照明装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】照明装置において、発光素子が発する光の少なくとも一部を反射する反射部材の少なくとも一部と、発光素子が実装された発光素子基板とが支持部材の表面側に取り付けられる。支持部材の表面側を覆うように透光性カバーが取り付けられる。支持部材の表面側を覆った状態の透光性カバーが器具本体に装着される。発光素子基板、反射部材、支持部材、透光性カバー及び器具本体は、いずれも長手方向を揃えた長尺状である。発光素子基板を支持部材の表面側に固定する基板固定部材は、発光素子基板の短手方向の外側から発光素子基板の短手方向の端部に引っ掛かる一対の爪部を有し、且つ、発光素子基板の長手方向に沿って複数設けられている。
【選択図】図3
Description
また、説明及び図面を簡潔なものとするために、本発明の実施形態の説明上必要な構造及び装置のみ記載し、その他の周知の構造及び装置については記載及び図示を省略する。記載がない構造及び装置については、基本的に既存の照明装置と同様であるものとする。
また、以下の説明において、照明装置が天井に取り付けられた場合に天井と対向する方
向を照明装置の上方向とし、床方向を照明装置の下方向として説明する場合がある。また、図中、照明装置が天井に取り付けられた場合に鉛直上向き方向(天井方向)をZ方向、床方向を−Z方向とする場合がある。このとき、長尺形状の照明装置の長手方向の一方向をX方向、他方向を−X方向とし、長尺形状の照明装置の幅方向(短手方向)の一方向をY方向、他方向を−Y方向とする場合がある。
更に、照明装置は、基本的に幅方向の中央部を境界として対称であるため、照明装置の幅方向の両側に共通の構成を説明する場合、照明装置の幅方向のいずれか一方の側にのみ符号を付し、他方の側の符号は省略する。したがって、照明装置の幅方向の片側の符号が省略されている場合、照明装置の幅方向の中央部を境界とする両側で符号は共通である。
以下、本発明の第1実施形態に係る照明装置について図面を参照しつつ説明する。
(照明装置の全体構成)
図1は、本発明の第1実施形態に係る照明装置1の外観を説明するための斜視図である。
図2は、本発明の第1実施形態に係る照明装置1の構成を説明するための分解斜視図である。
図3は、本発明の第1実施形態に係る照明装置1の構成を説明するための横断面図である。
照明装置1は、例えば天井又は壁等の造営材Bの被取付面に直接取り付けられる器具本体10と、器具本体10に取り付けられる発光ユニット20と、を備える。
以下、器具本体10の構成例について説明する。
第1実施形態では、器具本体10は、取付部材111と、第1側板121a及び第2側板121bと、を備える。
取付部材111は、直付トラフ型の照明装置1におけるシャーシであり、合板等の材料を曲げ加工することにより、発光ユニット20の透光性カバー27が入り込むように、下方向に向けて開口が形成される。また、取付部材111の短手方向の幅は、この開口端縁に向かって広がっている。
底板部111aは、造営材Bの被取付面と対向する板状の部材であり、照明装置1を被取付面に取り付けるための吊りボルト用孔部や、電力供給ケーブルを照明装置1内に引き込むための電力供給ケーブル用孔部等を備えている。
第1側縁部111b及び第2側縁部111cは、底板部111aに対し、発光ユニット20の光照射方向(光の主出射方向、つまり下方向)に向かって折り曲げられ、下方向に傾斜して広がる形状を有している。実際には、第1側縁部111b及び第2側縁部111cの少なくとも一方が発光ユニット20の光照射方向に向かって(すなわち図3中の−Z方向に向かって)広がる形状を有していれば良い。
これにより、底板部111a、第1側縁部111b及び第2側縁部111cは、発光ユニット20の光照射方向に向かって開口している凹部を形成する。
以下、発光ユニット20の構成例について説明する。
発光ユニット20は、発光素子21と、発光素子基板22と、電源部23と、支持部材24と、基板固定部材25と、反射部材26と、透光性カバー27を備えている。
発光素子21は、例えばLEDチップである。発光素子基板22には、複数の発光素子21が実装される。電源部23は、発光素子21が実装される発光素子基板22と電気的に接続する。支持部材24は、裏面側において電源部23を、表面側において発光素子基板22及び反射部材26を支持する。基板固定部材25は、支持部材24の表面側に発光素子基板22を固定する。支持部材24の表面側は、透光性カバー27により全面的に覆われる。透光性カバー27は、支持部材24の表面側を覆った状態で、支持部材24ごと器具本体10に取り付けられる。また、図示は省略しているが、発光素子基板22と基板固定部材25の間で、発光素子基板22の上には発光素子21が露出するように孔が開けられ、且つ、外形寸法が発光素子基板22と略同一な反射板が設けられている。この反射板と基板固定部材25との間には、ほとんど隙間が空いていない。
ここで、発光素子基板22、支持部材24、反射部材26、透光性カバー27、及び不図示の反射板は、いずれも器具本体10と長手方向を揃えた長尺状である。
図3に示すように、電源部23は、照明装置1の内部空間(器具本体10の凹部の内側)において、照明装置1の幅方向の中央に配置される。電源部23は、例えばネジ等の締結部材によって、支持部材24の裏面側に固定される。
電源部23は、配線23d(後述する図12参照)を介して、発光素子基板22と電気的に接続する。配線23dは、支持部材24の裏面側に固定された電源部23から、支持部材24に設けられた貫通孔を通って、支持部材24の表面側に固定された発光素子基板22に接続される。電源部23は、例えば、器具本体10が取り付けられる造営材Bの被取付面から照明装置1の内部空間に導出される電力供給ケーブル(図示せず)と接続され、電力供給ケーブルから供給される交流電力を直流に変換し、配線23dを介してその出力(即ち、直流電力)を発光素子21に供給する。電力供給ケーブルは、電源部23の上面と器具本体10との間に確保された電力供給ケーブル収容空間に配線される。
図3に示すように、支持部材24は、発光素子21が実装される発光素子基板22を支持する。支持部材24は、発光素子21の熱を放熱するヒートシンクの機能も有している。
支持部材24は、長尺状の主面部24aと、第1側面部24bと、底面部24cと、第2側面部24dと、を有する。
第1側面部24bは、主面部24aの幅方向の端部から光照射方向(すなわち図3中の−Z方向)に折り曲げられ、光照射方向に沿って延伸する。
第2側面部24dは、底面部24cの端部のうち第1側面部24bと接する端部と反対側の端部から底面部24cと交差する方向(すなわち図3中のZ方向)に折り曲げられ、光照射方向の反対側に延伸する。第2側面部24dは、後述する透光性カバー27の幅方向の内壁面と当接する。
また、支持部材24は、主面部24aに実装された基板固定部材25により発光素子基板22を固定する。
図4は、支持部材24と、電源部23及び基板固定部材25との実装関係を説明するための分解斜視図である。
図5は、支持部材24における電源部23及び基板固定部材25の実装状態を説明するための斜視図である。
図4、図5に示すように、支持部材24には、電源部23と、7個の基板固定部材25(基板固定部材251a〜251f、中央用基板固定部材252)が実装される。但し、実際には、基板固定部材25の個数は7個に限定されない。基板固定部材25の個数は任意であり、通常は照明装置1の設計や寸法に応じて決定される。
図3に示すように、基板固定部材25は、発光素子基板22の幅方向の両側部を支持し、且つ発光素子基板22の発光素子実装面上に突出する形状を有している。このため、発光素子基板22は、基板固定部材25により、支持部材24に対して浮きがないように固定される。
図7は、中央用基板固定部材252の形状を説明するための図である。
図6、図7に示すように、基板固定部材25(基板固定部材251a〜251f、中央用基板固定部材252)は、第1爪部25a及び第2爪部25bと、平面部25cと、を備える。
具体的には、第1爪部25a及び第2爪部25bは、平面部25cから突出した部分(支持部材24の主面部24aの挿通孔を挿通した部分)の長さが、第1爪部25a及び第2爪部25bの長手方向における中央部分より、第1爪部25a及び第2爪部25bの長手方向における両端部分の方が長い。
発光素子基板22を装着した際には、上記の中央部分は、発光素子基板22を固定する。上記の両端部分は、中央部分を挟み、且つ、中央部分よりも発光素子基板22から離れている。上記の平面部25cから突出した部分は、両端部分から中央部分に寄っていくほど発光素子基板22に近づいていく。
配線保護部25dは、平面部25cと同じく支持部材24の主面部24aの裏面側に配置され、支持部材24の主面部24aの裏面側において電源部23から発光素子基板22に接続される配線23d及び貫通孔を覆って保護する。配線保護部25dは、支持部材24の主面部24aの裏面側に配置された配線23dを収納可能な形状(例えば半筒状)である。配線保護部25dは、平面部25cの一部を変形させて形成しても良い。
電源部23から導出した配線23dは、配線保護部25dに覆われることにより、支持部材24の主面部24aの裏面側において露出することなく、貫通孔を通じて主面部24aの表面側の発光素子基板22と接続することができる。このため、配線23dを支持部材24上の広い領域内で引き回す必要がなく、配線23dを短くすることができ、発光ユニット20の組み立て性が向上する。また、支持部材24の主面部24aの裏面側において配線23dが露出しないため、安全性が向上し、配線の二重被覆が不要となる。
図8は、支持部材24と、反射部材26との実装関係を説明するための分解斜視図である。
図9は、支持部材24における反射部材26の実装状態を説明するための斜視図である。
図8、図9に示すように、2枚の反射部材26(第1反射部材261、第2反射部材262)が支持部材24に実装される。但し、実際には、反射部材26の枚数は2枚に限定されない。例えば、1枚でも3枚以上でも良い。すなわち、反射部材26の枚数は任意であり、通常は照明装置1の設計や寸法に応じて決定される。
反射部材26(第1反射部材261、第2反射部材262)は、発光素子21から照射された光の少なくとも一部を反射する機能を有し、発光素子21から照射された光を予め設定した方向(例えば、床面に向かう方向)へ反射する。
反射部材26(第1反射部材261、第2反射部材262)は、例えば、光の少なくとも一部を反射する機能を有するシート状の部材(反射シート)である。図3、図8、図9に示すように、反射部材26(第1反射部材261、第2反射部材262)は、支持部材24の表面側の幅方向を覆う。
また、図3に示すように、反射部材26(第1反射部材261、第2反射部材262)は、支持部材24の主面部24aにおける第1爪部25a及び第2爪部25bの位置(すなわち、スリット状の挿通孔の位置)から、支持部材24の底面部24cに向かって傾斜して配置される。
図10は、支持部材24と、発光素子基板22との実装関係を説明するための分解斜視図である。
図11は、支持部材24における発光素子基板22の実装状態を説明するための斜視図である。
図10、図11に示すように、2枚の発光素子基板22(第1発光素子基板221、第2発光素子基板222)が支持部材24に実装される。発光素子基板22の上には、発光素子21が露出するように孔が開けられ、且つ、外形寸法が発光素子基板22と略同一な反射板(不図示)が設けられている。但し、実際には、発光素子基板22の枚数は2枚に限定されない。例えば、1枚でも3枚以上でも良い。すなわち、発光素子基板22の枚数は任意であり、通常は照明装置1の設計や寸法に応じて決定される。
なお、図3においては、発光素子基板22と、基板固定部材25の第1爪部25a及び第2爪部25bとの間には隙間が空いているように見える。しかしながら、実際には、発光素子基板22と基板固定部材25との間で、発光素子基板22の上には、発光素子21が露出するように孔が開けられ、且つ、外形寸法が発光素子基板22と略同一な反射板(不図示)が設けられている。この反射板と基板固定部材25との間には、ほとんど隙間が空いていない。その結果、素子基板22は、基板固定部材25によって、素子基板取付部24に固定されている(図16、図19、図22についても同様)。
また、図3に示すように、発光素子基板22と支持部材24の主面部24aとにより、反射部材26(第1反射部材261、第2反射部材262)の幅方向の中央部が挟持される。
図12は、隣接する発光素子基板22同士(第1発光素子基板221、第2発光素子基板222)の連結部分(つなぎ目部分)における配線について説明するための拡大図である。なお、隣接する発光素子基板22同士(第1発光素子基板221、第2発光素子基板222)は当接していなくても良い。実際には、隣接する発光素子基板22同士(第1発光素子基板221、第2発光素子基板222)が連続していると視覚的に認識できれば良い。すなわち、隣接する発光素子基板22同士(第1発光素子基板221、第2発光素子基板222)の連結部分とは、隣接する発光素子基板22同士(第1発光素子基板221、第2発光素子基板222)が最も接近する部分を意味する。
図13は、隣接する発光素子基板22同士(第1発光素子基板221と第2発光素子基板222の間)の連結部分における配線の被覆について説明するための拡大図である。
これにより、配線抑止部28(電源接続用配線抑止部28a、基板接続用配線抑止部28b)は、配線22c及び配線23dが隣接する発光素子基板22同士(第1発光素子基板221、第2発光素子基板222)の連結部分の上に浮き上がらないようにすることができる。したがって、配線が連結部分上に浮き上がって、連結部分における光学特性が他の部分と相違してしまうのを防止することができる。
同様に、基板接続用配線抑止部28bは、発光素子基板22(第1発光素子基板221、第2発光素子基板222)の基板接続用端子群(コネクタ221b及び222b)に接続される配線22cを覆う位置に配置される。
なお、配線抑止部28(電源接続用配線抑止部28a、基板接続用配線抑止部28b)は、例えば高反射性材料で形成しても良い。高反射性材料で形成することにより、配線抑止部28(電源接続用配線抑止部28a、基板接続用配線抑止部28b)は、反射部材26(第1反射部材261、第2反射部材262)と同様に、発光素子21の光を効率良く反射することができる。
若しくは、配線抑止部28(電源接続用配線抑止部28a、基板接続用配線抑止部28b)は、例えば透明材料で形成しても良い。透明材料で形成することにより、配線抑止部28(電源接続用配線抑止部28a、基板接続用配線抑止部28b)を通して配線22c及び配線23dの配線状態を確認することができる。
透光性カバー27は、支持部材24の主面部24aの表面側(発光素子基板22及び反射部材26が実装された面側)を覆い、発光ユニット20を器具本体10に取り付けた際に、器具本体10の凹部の内側に一部が入り込む形状を有している。このとき、透光性カバー27の幅方向の両端の外壁面の少なくとも一部は、器具本体10の第1側縁部111b及び第2側縁部111cの内壁面の少なくとも一部と当接する。透光性カバー27は、例えば白色であり、発光素子21から照射された光を拡散する機能(光拡散性)を有している。
これにより、発光ユニット20がたわんだ場合であっても照明装置の外観不良が生じにくくなる。これは、発光ユニット20がたわんだ場合に凹部に入り込んでいた透光性カバー27の一部が露出するのみであり、器具本体10と発光ユニット20との間に隙間が生じなくなるためである。
以上説明した第1実施形態に係る照明装置によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)本発明の第1実施形態に係る照明装置は、発光素子が実装された発光素子基板と、発光素子が発する光の少なくとも一部を反射する反射部材と、反射部材の少なくとも一部及び発光素子基板が表面側に取り付けられる支持部材と、発光素子基板を支持部材の表面側に固定する基板固定部材と、支持部材の表面側を覆うように取り付けられる透光性カバーと、支持部材の表面側を覆った状態の透光性カバーが装着される器具本体と、を備える。発光素子基板、反射部材、支持部材、透光性カバー及び器具本体は、いずれも長手方向を揃えた長尺状である。基板固定部材は、発光素子基板の短手方向の外側から発光素子基板の短手方向の端部に引っ掛かる一対の爪部を有し、且つ、発光素子基板の長手方向に沿って複数設けられている。
その結果、発光素子基板が取り付けられた支持部材の表面側において、一対の爪部により発光素子基板を固定するため配光特性や視認性への影響を最小限に抑えることが可能となり、発光素子基板が支持部材から浮いてしまうことを防止することが可能となる。
その結果、発光素子基板を固定する一対の爪部の形状を、最適な形状にすることが可能となる。
その結果、ネジ等の締結部材を使用せずとも、基板固定部材を支持部材に固定することが可能となる。
その結果、平面部から突出した部分(支持部材の挿通孔を挿通する部分)の高さについて、中央部分よりも両端部分の方が高く、両端部分から一対の爪部の間に発光素子基板をスライドして入れる際に、両端部分から発光素子基板を挿入しやすい構造を実現することが可能となる。
その結果、両端部分が大きく開口し、且つ、両端部分から中央部分に発光素子基板を押し込む際のガイド面を形成し、両端部分から一対の爪部の間に発光素子基板をスライドして入れやすい構造を実現することが可能となる。
その結果、基板固定部材の一部を用いて電源配線を保護し、電源配線の露出を防止することが可能となる。
以下、本発明の第2実施形態に係る照明装置について説明する。
(照明装置の全体構成)
図14は、本発明の第2実施形態に係る照明装置1の外観を説明するための斜視図である。
図15は、本発明の第2実施形態に係る照明装置1の構成を説明するための分解斜視図である。
図16は、本発明の第2実施形態に係る照明装置1の構成を説明するための横断面図である。
図14、図15及び図16に示すように、本発明の第2実施形態に係る照明装置は、第1実施形態に係る照明装置と器具本体10の形状が異なる。その他の構造及び装置については、基本的に第1実施形態に係る照明装置と同様である。なお、第2実施形態に係る照明装置1は、更に補強板30を備える。但し、第2実施形態において、この補強板30は必須ではない。
以下、器具本体10の構成例について説明する。
第2実施形態では、器具本体10は、取付部材112と、第1側板122a及び第2側板122bと、を備える。
取付部材112は、半埋込型の照明装置1におけるシャーシであり、合板等の材料を曲げ加工することにより、発光ユニット20の透光性カバー27が入り込むように開口が設けられて形成される。取付部材112は、この開口端縁に向かって広がっている。
底板部112a、第1側縁部112b及び第2側縁部112cについては、基本的に第1実施形態における底板部112a、第1側縁部112b及び第2側縁部112cと同様である。
発光ユニット20の構成については、基本的に第1実施形態と同様である。すなわち、第1実施形態に係る照明装置1と第2実施形態に係る照明装置1とにおいて、発光ユニット20を共通化することができる。
補強板30は、吊りボルトHBに固定されているとともに、器具本体10を支持し補強する板状の部材である。補強板30は、器具本体10の外側に取り付けられる。補強板30は、例えば、亜鉛メッキ鋼板等の鋼板を用いて形成されている。
平板部材31は、長尺状の板であり、取付部材112の底板部112aの上から取り付けられる。
第1補強側板32aは、取付部材112の第1側板121aの上から、平板部材31の長手方向の一端に取り付けられる。
第2補強側板32bは、取付部材112の第2側板121bの上から、平板部材31の長手方向の他端に取り付けられる。
なお、補強板30は、第2実施形態に係る照明装置1に限らず、第1実施形態に係る照明装置1に取り付けることも可能である。
以上説明した第2実施形態に係る照明装置によれば、以下の効果を得ることができる。
本発明の第2実施形態に係る照明装置は、器具本体が造営材の被取付面に埋め込まれ、発光ユニットが造営材の被取付面の外側に露出する。
その結果、第1実施形態と同様の発光ユニットを備えた半埋込型の照明装置を提供することができる。
以下、本発明の第3実施形態に係る照明装置について説明する。
(照明装置の全体構成)
図17は、本発明の第3実施形態に係る照明装置1の外観を説明するための斜視図である。
図18は、本発明の第3実施形態に係る照明装置1の構成を説明するための分解斜視図である。
図19は、本発明の第3実施形態に係る照明装置1の構成を説明するための横断面図である。
図17、図18及び図19に示すように、本発明の第3実施形態に係る照明装置は、第1実施形態に係る照明装置と器具本体10の形状が異なる。その他の構造及び装置については、基本的に第1実施形態に係る照明装置と同様である。
以下、器具本体10の構成例について説明する。
第2実施形態では、器具本体10は、取付部材113と、第1側板123a及び第2側板123bと、を備える。
取付部材113は、埋込型の照明装置1におけるシャーシであり、合板等の材料を曲げ加工することにより、発光ユニット20の透光性カバー27が入り込むように開口が設けられて形成される。取付部材113は、この開口端縁に向かって広がっている。
底板部113a、第1側縁部113b及び第2側縁部113cについては、基本的に第1実施形態における底板部111a、第1側縁部111b及び第2側縁部111cと同様である。
ここでは、第1側縁拡張部113fは、第1側縁屈折部113dの一部を図19中の−Z方向に折り曲げ、第2側縁拡張部113gは、第2側縁屈折部113eの一部を図19中の−Z方向に折り曲げている。
ここでは、第1側縁突出部113hは、第1側縁拡張部113fの一部を図16中のY方向に折り曲げ、第2側縁突出部113iは、第2側縁拡張部113gの一部を図16中の−Y方向に折り曲げている。
発光ユニット20の構成については、基本的に第1実施形態と同様である。すなわち、第1実施形態に係る照明装置1と第3実施形態に係る照明装置1とにおいて、発光ユニット20を共通化することができる。
以上説明した第3実施形態に係る照明装置によれば、以下の効果を得ることができる。
本発明の第3実施形態に係る照明装置は、発光ユニットが器具本体の内側に埋没し、器具本体が造営材の被取付面に埋め込まれ、器具本体の開口部のみが露出する。
その結果、第1実施形態と同様の発光ユニットを備えた埋込型の照明装置を提供することができる。
以下、本発明の第4実施形態に係る照明装置について説明する。
(照明装置の全体構成)
図20は、本発明の第4実施形態に係る照明装置1の外観を説明するための斜視図である。
図21は、本発明の第4実施形態に係る照明装置1の構成を説明するための分解斜視図である。
図22は、本発明の第4実施形態に係る照明装置1の構成を説明するための横断面図である。
図20、図21及び図22に示すように、本発明の第4実施形態に係る照明装置は、第1実施形態に係る照明装置と器具本体10の形状が異なる。その他の構造及び装置については、基本的に第1実施形態に係る照明装置と同様であるものとする。
以下、器具本体10の構成例について説明する。
第2実施形態では、器具本体10は、取付部材114と、第1側板124a及び第2側板124bと、を備える。
取付部材114は、直付逆富士型の照明装置1におけるシャーシであり、合板等の材料を曲げ加工することにより、発光ユニット20の透光性カバー27が入り込むように開口が設けられて形成される。取付部材114は、この開口端縁に向かって広がっている。
取付部材114は、長尺状に形成された底板部114aと、底板部114aの長辺に沿って設けられた第1側縁部114b、第2側縁部114c、第1折返し側縁部114d及び第2折返し側縁部114eを含む。
底板部114a、第1側縁部114b及び第2側縁部114cについては、基本的に第1実施形態における底板部111a、第1側縁部111b及び第2側縁部111cと同様である。
ここでは、第1折返し側縁部114dは、第1側縁部114bの一部を図22中のZ方向に折り曲げ、第2折返し側縁部114eは、第2側縁部114cの一部を図22中のZ方向に折り曲げている。
発光ユニット20の構成については、基本的に第1実施形態と同様である。すなわち、第1実施形態に係る照明装置1と第4実施形態に係る照明装置1とにおいて、発光ユニット20を共通化することができる。
以上説明した第4実施形態に係る照明装置によれば、以下の効果を得ることができる。
本発明の第4実施形態に係る照明装置は、器具本体が吊りボルトにより造営材の被取付面に直接取り付けられ、器具本体の形状がW字型である。
その結果、第1実施形態と同様の発光ユニットを備えた直付逆富士型の照明装置を提供することができる。
本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらす全ての実施形態をも含む。更に、本発明の範囲は、請求項により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、全ての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画され得る。
10 器具本体
111、112、113、114 取付部材
121a、122a、123a、124a 第1側板
121b、122b、123b、124b 第2側板
20 発光ユニット
21 発光素子
22 発光素子基板
221 第1発光素子基板
221a、221b コネクタ
222 第2発光素子基板
222a、222b コネクタ
23 電源部
24 支持部材
25 基板固定部材
251a〜251f 基板固定部材
252 中央用基板固定部材
25a 第1爪部
25b 第2爪部
25c 平面部
25d電源接続用配線保護部
26 反射部材
261 第1反射部材
262 第2反射部材
27 透光性カバー
271 主カバー
271a 第1突出部
271b 第2突出部
272a 第1エンドカバー
272b 第2エンドカバー
28 配線抑止部
28a 電源接続用配線抑止部
28b 基板接続用配線抑止部
B 造営材(天井又は壁等)
HB 吊りボルト
Claims (6)
- 発光素子が実装された発光素子基板と、
前記発光素子が発する光の少なくとも一部を反射する反射部材と、
前記反射部材の少なくとも一部及び前記発光素子基板が表面側に取り付けられる支持部材と、
前記発光素子基板を前記支持部材の表面側に固定する基板固定部材と、
前記支持部材の表面側を覆うように取り付けられる透光性カバーと、
前記支持部材の表面側を覆った状態の前記透光性カバーが装着される器具本体と、
を備え、
前記発光素子基板、前記反射部材、前記支持部材、前記透光性カバー及び前記器具本体は、いずれも長手方向を揃えた長尺状であり、
前記基板固定部材は、前記発光素子基板の短手方向の外側から前記発光素子基板の短手方向の端部に引っ掛かる一対の爪部を有し、且つ、前記発光素子基板の長手方向に沿って複数設けられている照明装置。 - 前記一対の爪部は、前記発光素子基板の短手方向の両側に配置され、互いに対向し、前記発光素子が発する光の主出射方向に沿って延伸し、且つ、延伸した部分が、前記発光素子基板の短手方向の内側に向かって屈曲している請求項1に記載の照明装置。
- 前記基板固定部材は、前記支持部材の表面側と反対側の裏面側に配置され、且つ、前記一対の爪部が設けられた平面部を更に有し、
前記支持部材、及び、前記反射部材は、前記一対の爪部が挿通する挿通孔をそれぞれ有し、
前記一対の爪部は、前記平面部から、前記それぞれの挿通孔を挿通して、前記支持部材の表面側に突出し、
前記一対の爪部の少なくとも一部が、前記発光素子基板を固定する請求項1又は2に記載の照明装置。 - 前記一対の爪部は、前記平面部から突出した部分の長さが、前記一対の爪部の長手方向における中央部分より、前記一対の爪部の長手方向における両端部分の方が長い請求項3に記載の照明装置。
- 前記中央部分は、前記発光素子基板を固定し、
前記両端部分は、前記中央部分を挟み、且つ、前記中央部分よりも前記発光素子基板から離れ、
前記平面部から突出した部分は、前記両端部分から前記中央部分に寄っていくほど前記発光素子基板に近づいていく請求項4に記載の照明装置。 - 前記発光素子に電力を供給する電源部と、
前記電源部から引き出され、前記発光素子基板に接続される電源配線と、
を更に備え、
前記電源配線に隣接する前記基板固定部材は、前記平面部と、前記一対の爪部の他に、前記電源配線を覆う配線保護部を有する請求項4又は5に記載の照明装置。
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