JP2016149222A - コネクタ - Google Patents

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信朗 井上
裕治 石谷
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Abstract

【課題】低温環境下に置かれた場合においても蓋体の開閉を確保することができるコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタ1は、ソケット10,12を収容するハウジング20と、蓋体30と、ハウジング20の基部22から延びる蓋体取付部26A,26Bとを備える。蓋体30は、ハウジング20のソケット収容部24内のソケット10,12を覆う蓋本体30と、蓋本体30がソケット10,12を覆う閉位置からシャフト36を中心として開方向Pに回転可能なヒンジ部34とを含んでいる。蓋体取付部26A,26Bは、蓋体30のヒンジ部34のシャフト36を支持するように対向配置されている。コネクタ1は、基部22と蓋体取付部26A,26Bとにより規定される第1の領域50に滞留する水を外部に排出する傾斜部51を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、コネクタに係り、特に電気自動車やプラグインハイブリッドカーに設けられるコネクタに関するものである。
電気自動車やプラグインハイブリッドカーの充電コネクタとしては、充電プラグ用のソケットの防水や防塵などのために開閉可能な蓋体を有するコネクタが用いられる(例えば特許文献1参照)。このような蓋体は回転軸を中心として回転可能に構成されており、コネクタにプラグを接続しないときには、蓋体がソケットを覆う閉位置に固定され、プラグを接続するときには、外部からソケットにアクセスできるように蓋体が回転軸を中心として開位置まで回転される。
このような従来のコネクタでは、使用者が手で蓋体を操作して開閉を行うが、降雨、積雪、洗車などによりコネクタが被水すると、蓋体の回転軸が設けられるヒンジ部の近傍に水が滞留することがある。このような状態でコネクタが低温環境下に放置されると、ヒンジ部の近傍に滞留した水が凍結し、これにより蓋体が固結してしまうことが考えられる。このような場合には、蓋体の開閉ができないだけではなく、無理に蓋体を動かそうとした場合には蓋体の破損を招く可能性がある。
また、上述したコネクタにおいては、蓋体を閉位置で係止する係止機構が設けられることがあるが、係止機構の近傍に水が滞留して凍結した場合も、上記と同様に係止機構が固結して蓋の開閉ができなくなるおそれがある。
特開平7−192804号公報
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、低温環境下に置かれた場合においても蓋体の開閉を確保することができるコネクタを提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、低温環境下に置かれた場合においても蓋体の開閉を確保することができるコネクタが提供される。このコネクタは、ソケットを収容するハウジングと、上記ハウジング内のソケットを覆う蓋本体と、該蓋本体が上記ソケットを覆う閉位置から第1の回転軸を中心として開方向に回転可能なヒンジ部とを含む蓋体と、上記ハウジングから延びる蓋体取付部とを備える。上記蓋体取付部は、上記蓋体のヒンジ部の第1の回転軸を支持するように対向配置される。上記コネクタは、上記ハウジングと上記蓋体取付部とにより規定される第1の領域に滞留する水を外部に排出する第1の排水手段を備える。
このような構成により、ハウジングと蓋体取付部とにより規定される第1の領域に流れ込んだ水は第1の排水手段により第1の領域の外部に排出されるので、コネクタが降雨、降雪又は洗車などによって被水した場合においても、第1の領域に水が滞留して低温環境下で凍結することがない。したがって、第1の領域に滞留した水が凍結することにより蓋体が閉位置で固結してしまうことを防止することができる。このように、本発明に係るコネクタによれば、低温環境下に置かれた場合においても蓋体の開閉を確保することができる。
上記蓋体取付部を、上側蓋体取付部と該上側蓋体取付部の下方に位置する下側蓋体取付部とによって構成してもよい。上記第1の排水手段を、上記下側蓋体取付部における上記蓋体のヒンジ部の端部の近傍に設けてもよい。
上記第1の排水手段は、上記ハウジングの外縁に向かって下方に傾斜するように上記下側蓋体取付部に形成された第1の傾斜部であってもよく、あるいは上記下側蓋体取付部を貫通する第1の開口であってもよく、あるいは上記下側蓋体取付部に形成された第1の溝であってもよい。
上記蓋体取付部の鉛直面に対する投影がそれぞれ水平方向に延びていてもよい。
上記第1の排水手段を上記蓋体取付部のそれぞれに対して設けてもよい。この場合において、上記第1の排水手段は、上記蓋体取付部の少なくとも一方を貫通する第1の開口であってもよい。
また、上記コネクタは、上記閉位置にある上記蓋体を係止する係止位置から第2の回転軸を中心として非係止位置へ回転可能な係止機構と、上記ハウジングから延びる係止機構取付部とを備えていてもよい。上記係止機構取付部は、上記第2の回転軸を支持するように対向配置される。上記コネクタは、上記ハウジングと上記係止機構取付部とにより規定される第2の領域に滞留する水を外部に排出する第2の排水手段をさらに備えていてもよい。
上記係止機構取付部を、上側係止機構取付部と該上側係止機構取付部の下方に位置する下側係止機構取付部とによって構成してもよい。上記第2の排水手段を、上記下側係止機構取付部における上記係止機構の端部の近傍に設けてもよい。
上記第2の排水手段は、上記ハウジングの外縁に向かって下方に傾斜するように上記下側係止機構取付部に形成された第2の傾斜部であってもよく、あるいは上記下側係止機構取付部を貫通する第2の開口であってもよく、あるいは上記下側係止機構取付部に形成された第2の溝であってもよい。
上記第2の排水手段を、上記係止機構取付部の少なくとも一方に対して設けてもよい。この場合において、上記第2の排水手段は、上記係止機構取付部の少なくとも一方を貫通する第2の開口であってもよい。
本発明によれば、ハウジングと蓋体取付部とにより規定される第1の領域に流れ込んだ水は第1の排水手段により第1の領域の外部に排出されるので、コネクタが降雨、降雪又は洗車などによって被水した場合においても、第1の領域に水が滞留して低温環境下で凍結することがない。したがって、第1の領域に滞留した水が凍結することにより蓋体が閉位置で固結してしまうことを防止することができる。このように、本発明に係るコネクタによれば、低温環境下に置かれた場合においても蓋体の開閉を確保することができる。
本発明の第1の実施形態における充電コネクタを示す斜視図である。 図1の充電コネクタを車体に取り付けた状態を示す左側面図である。 図2の右側面図である。 図2に示すA矢視図である。 図2に示すB矢視図である。 図2に示すD-D線断面図である。 図4に示すC-C線断面図である。 本発明の第2の実施形態における充電コネクタを車体に取り付けた状態を示す図である。 図8に示すE矢視図である。 本発明の第3の実施形態における充電コネクタの正面図である。 図10の左側面図である。
以下、本発明に係るコネクタの実施形態について図1から図11を参照して詳細に説明する。なお、以下では、本発明に係るコネクタとして、車体に設けられる充電コネクタを例として説明するが、本発明は、車体に設けられる充電コネクタに限られるものではなく、あらゆる種類のコネクタに適用できるものである。図1から図11において、同一又は相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図1は、本発明の第1の実施形態における充電コネクタ1を示す斜視図である。図1に示すように、本実施形態における充電コネクタ1は、充電プラグ(図示せず)のパワー端子に嵌合するパワーソケット10と、充電プラグの信号端子に嵌合する信号線ソケット12と、パワーソケット10と信号線ソケット12とを収容するハウジング20と、ハウジング20に取り付けられた蓋体30と、蓋体30を所定の位置で係止する係止機構40とを備えている。
図1に示すように、ハウジング20は、略矩形状の基部22と、円筒状のソケット収容部24と、蓋体30を回転可能に支持する1対の蓋体取付部26A,26Bと、係止機構40が取り付けられる1対の係止機構取付部28A,28Bとを備えている。基部22の四隅のそれぞれには、充電コネクタ1を電気自動車やプラグインハイブリッドカーの車体に取り付ける際にネジなどを挿通させる固定孔14が形成されている。ソケット収容部24の内部には、パワーソケット10と信号線ソケット12とが収容される。ハウジング20の蓋体取付部26A,26Bと係止機構取付部28A,28Bは、ソケット収容部24の中心に対して互いに反対側に位置している。
図2は車体に取り付けられている充電コネクタ1の左側面図であり、図3は右側面図である。図2及び図3に示すように、充電コネクタ1は、鉛直方向に対してやや傾斜するように車体Vに取り付けられている。図2に示すように、上記蓋体取付部26A,26Bは、下側蓋体取付部26Aと、この下側蓋体取付部26Aの上方に位置する上側蓋体取付部26Bとにより構成されており、下側蓋体取付部26Aと上側蓋体取付部26Bとが対向するように配置されている。また、図3に示すように、上記係止機構取付部28A,28Bは、下側係止機構取付部28Aと、この下側係止機構取付部28Aの上方に位置する上側係止機構取付部28Bとにより構成されており、下側係止機構取付部28Aと上側係止機構取付部28Bとが対向するように配置されている。なお、本実施形態では、蓋体取付部26A,26Bと係止機構取付部28A,28Bの鉛直面に対する投影が、それぞれ水平方向に延びており、蓋体30が略水平方向に開閉するように構成されている。
図1に示すように、下側蓋体取付部26A及び上側蓋体取付部26Bは、それぞれハウジング20のソケット収容部24の外周24Aから外側に向かって延びるように構成された壁体により構成され、下側係止機構取付部28A及び上側係止機構取付部28Bは、それぞれソケット収容部24の外周から外側に向かって延びる壁体により構成される。なお、蓋体取付部26A,26Bは必ずしもソケット収容部24の外周24Aに接続している必要はなく、外周24Aの近傍から外側に向かって延びていてもよい。また、蓋体取付部26A,26Bは必ずしも基部22に接続している必要もない。同様に、係止機構取付部28A,28Bは必ずしもソケット収容部24の外周24Aに接続している必要はなく、外周24Aの近傍から外側に向かって延びていてもよい。また、係止機構取付部28A,28Bは必ずしも基部22に接続している必要もない。
図4は図2に示すA矢視図、図5は図2に示すB矢視図、図6は図2に示すD−D線断面図である。なお、図2から図6は、蓋体30がパワーソケット10と信号線ソケット12とを覆う位置(閉位置)にあるときの充電コネクタ1を示し、図1は、蓋体30がパワーソケット10と信号線ソケット12とから離間した状態(開位置)にあるときの充電コネクタ1を示している。
図1及び図4に示すように、蓋体30は、ハウジング20のソケット収容部24に対応する形状を有する円板部32(蓋本体)と、円板部32の縁部から円板部32に対して略垂直に延びるヒンジ部34とを有している。図2に示すように、ヒンジ部34は、下側蓋体取付部26Aと上側蓋体取付部26Bとハウジング20の基部22とによって規定される第1の領域50に収容されている。ハウジング20の蓋体取付部26A,26Bにはそれぞれ挿通孔(図示せず)が形成され、蓋体30のヒンジ部34にも挿通孔(図示せず)が形成されている。これらの挿通孔には蓋体30の回転軸としてのシャフト36が挿通されている。このような構成により、第1の領域50内でヒンジ部34が回動し、その結果、蓋体30がシャフト36を中心として回転することができるようになっている。すなわち、蓋体30は、シャフト36を中心として図4に示す閉位置から開方向Pに向かって回転して、図1に示す開位置に移行することができる。
蓋体30が図2から図6に示す閉位置にあるときは、蓋体30がソケット収容部24の端面24Bに当接して、ハウジング20のソケット収容部24に収容されたパワーソケット10と信号線ソケット12とが蓋体30によって覆われるようになっている。このとき、係止機構40により蓋体30が閉位置に係止される。このようにパワーソケット10及び信号線ソケット12を蓋体30で覆うことにより、パワーソケット10及び信号線ソケット12の防水と防塵を行うことができる。
図6に示すように、シャフト36には、蓋体30を開方向P(図4参照)に向けて付勢する付勢部材としての(ねじり)コイルバネ38が巻回されている。このコイルバネ38は、コイルの軸線周りのモーメントを受ける2つのアーム38A,38Bを有している。コイルバネ38の一方のアーム38Aは、ハウジング20のソケット収容部24の外周24Aに当接しており、コイルバネ38の他方のアーム38Bは、蓋体30のヒンジ部34の内面34Aに当接している。コイルバネ38は、蓋体30の閉位置で圧縮された状態となるように構成されており、これにより蓋体30が開方向Pに向けて付勢される。
図3に示すように、係止部材41は、下側係止機構取付部28Aと上側係止機構取付部28Bとハウジング20の基部22とによって規定される第2の領域60に収容されている。図6に示すように、係止機構40は、係止部材41と、ハウジング20の下側係止機構取付部28A及び上側係止機構取付部28Bに形成される挿通孔(図示せず)に挿通されてシャフト42と、シャフト42に巻回された(ねじり)コイルバネ43とを備えている。係止部材41は、使用者が蓋体30の係止状態を解除するための操作部44と、蓋体30の円板部32の縁部に係止する係止部45と、シャフト42が挿通される基部46とを有している。
図6に示すように、コイルバネ43はコイルの軸線周りのモーメントを受ける2つのアーム43A,43Bを有している。コイルバネ43の一方のアーム43Aは、ハウジング20のソケット収容部24の外周24Aに当接しており、コイルバネ43の他方のアーム43Bは、係止部材41に当接している。このようなコイルバネ43により、係止部材41は図6の矢印Qの方向に付勢されている。すなわち、係止部材41は、コイルバネ43による付勢を受けつつ第2の領域60内を回転可能に構成されている。図6に示す蓋体30の閉位置では、係止部材41の係止部45が蓋体30の縁部に係止するようになっている。コイルバネ43による係止部材41の付勢により、係止部材41はこのような係止位置において蓋体30を閉位置に係止する。
使用者がコイルバネ43の付勢力に抗して係止部材41の操作部44を図6の矢印Rの方向に動かして係止部材41を非係止位置にする(回転軸としてのシャフト42を中心として回転させる)と、係止部材41の係止部45と蓋体30の円板部32の縁部との係止が解除され、蓋体30が上述したコイルバネ38の付勢力により開方向P(図4参照)に向かってシャフト36を中心に回転する。
図2及び図3に示すように、充電コネクタ1は、取扱い易さや規格等の観点から車体Vに対してやや斜め上方を向いた状態で取り付けられている。したがって、図2に示すように、蓋体取付部26A,26Bは、それぞれソケット収容部24の端面24Bから基部22に向かって下方に傾斜している。すなわち、第1の領域50において、基部22と下側蓋体取付部26Aとが接続する部分27(接続部)が最も低い位置となる。図2に示すように、この接続部27は蓋体30のヒンジ部34の端部の近傍に位置している。同様に、図3に示すように、係止機構取付部28A,28Bは、それぞれソケット収容部24の端面24Bから基部22に向かって下方に傾斜している。すなわち、第2の領域60において、基部22と下側係止機構取付部28Aとが接続する部分29(接続部)が最も低い位置となる。この接続部29は係止部材41の端部の近傍に位置している。
図7は、図4に示すC−C線断面図である。図2及び図7に示すように、充電コネクタ1の下側蓋体取付部26Aの接続部27の近傍には、基部22の外縁22Aに向かって下方に傾斜するように形成された傾斜部51(第1の傾斜部)が設けられている。上述したように、第1の領域50においては接続部27が最も低い位置となるため、充電コネクタ1が降雨、降雪又は洗車などによって被水すると、最も低い位置にある接続部27に向かって水が流れることとなる。接続部27に向かって流れた水は、上述した傾斜部51に沿って基部22の外縁22Aに向かって流れ、最終的に基部22の外縁22Aから充電コネクタ1の外部に排出される。このように、本実施形態では、充電コネクタ1が降雨、降雪又は洗車などによって被水した場合においても、第1の領域50に流れ込んだ水が傾斜部51によって第1の領域50の外部に排出されるので、第1の領域50に水が滞留して低温環境下で凍結することがない。したがって、第1の領域50に滞留した水が凍結することにより蓋体30が閉位置で固結してしまうことを防止することができる。
このように、本実施形態では、下側蓋体取付部26Aにおける蓋体30のヒンジ部34の端部の近傍に形成された傾斜部51が、第1の領域50に滞留する水を外部に排出する(第1の)排水手段として機能する。なお、このような傾斜部51は、蓋体30が閉位置にあるときにヒンジ部34の端部と鉛直方向に重ならないように形成することが好ましい。これは、蓋体30が閉位置にあるときにヒンジ部34の端部と鉛直方向に重なるように傾斜部51が形成されていると、ヒンジ部34と下側蓋体取付部26Aとの間の隙間が大きくなるため、傾斜部51を形成しない場合に比べて水が溜まってしまうからである。
また、同様に、図3及び図7に示すように、充電コネクタ1の下側係止機構取付部28Aの接続部29の近傍には、基部22の外縁22Aに向かって下方に傾斜するように形成された傾斜部61(第2の傾斜部)が設けられている。上述したように、第2の領域60においては接続部29が最も低い位置となるため、充電コネクタ1が降雨、降雪又は洗車などによって被水すると、最も低い位置にある接続部29に向かって水が流れることとなる。接続部29に向かって流れた水は、上述した傾斜部61に沿って基部22の外縁22Aに向かって流れ、最終的に基部22の外縁22Aから充電コネクタ1の外部に排出される。このように、本実施形態では、充電コネクタ1が降雨、降雪又は洗車などによって被水した場合においても、第2の領域60に流れ込んだ水が傾斜部61によって第2の領域60の外部に排出されるので、第2の領域60に水が滞留して低温環境下で凍結することがない。したがって、第2の領域60に滞留した水が凍結することにより係止機構40の係止部材41が係止位置で固結してしまうことを防止することができる。
このように、本実施形態では、下側係止機構取付部28Aにおける係止部材41の端部の近傍に形成された傾斜部61が、第2の領域60に滞留する水を外部に排出する(第2の)排水手段として機能する。なお、傾斜部51と同様に、この傾斜部61も係止部材41が係止位置にあるときに係止部材41の端部と鉛直方向に重ならないように形成することが好ましい。
なお、係止機構40に代わる機構として、例えば、ソケット収容部24の端面24Bと円板部32とにそれぞれ磁石を設け、これらの磁石の磁力によって蓋体を閉位置に定着させることも考えられる。このような場合には、第2の領域60に係止機構40を設ける必要がないため、上述した第2の排水手段を設ける必要はない。
図8は、本発明の第2の実施形態における充電コネクタ101を車体に取り付けた状態を示す図である。図9は、図8に示す充電コネクタ101のE矢視図である。本実施形態における下側蓋体取付部26Aには傾斜部51が設けられておらず、第1の実施形態において傾斜部51が設けられていた空間、すなわち接続部27の近傍に溝152(第1の溝)が形成されている。そして、この溝152を規定している下側蓋体取付部26Aの部分に、下側蓋体取付部26Aを貫通する開口151(第1の開口)が形成されている。
第1の実施形態で述べたように、第1の領域50において接続部27が最も低い位置となるため、充電コネクタ1が降雨、降雪又は洗車などによって被水すると、最も低い位置にある接続部27に向かって水が流れることとなる。接続部27に向かって流れた水は、上述した溝152に流れ込み、最終的に下側蓋体取付部26Aに形成された開口151から第1の領域50の外部に排出される。このように、本実施形態では、充電コネクタ1が降雨、降雪又は洗車などによって被水した場合においても、第1の領域50に流れ込んだ水が開口151から第1の領域50の外部に排出されるので、第1の領域50に水が滞留して低温環境下で凍結することがない。したがって、第1の領域50に滞留した水が凍結することにより蓋体30が閉位置で固結してしまうことを防止することができる。
このように、本実施形態では、蓋体30のヒンジ部34の端部の近傍に形成された開口151が、第1の領域50に滞留する水を外部に排出する(第1の)排水手段として機能する。なお、溝152のみで第1の領域50に滞留する水を外部に排出できるのであれば、開口151を形成する必要はない。この場合には、溝152が第1の領域50に滞留する水を外部に排出する(第1の)排水手段として機能する。また、溝152によって段差が形成されていれば、水が溝152に流れ込んで溝152内で凍結したとしても、凍結した水が蓋体30のヒンジ部34にまで達することを防止することができ、凍結した水により蓋体30の回転が阻害されることを防止することができる。
なお、下側係止機構取付部28Aにも、溝152と同様の溝(図示せず)及び開口151と同様の開口161(図9参照)を形成してもよい。このような溝(第2の溝)や開口161(第2の開口)を形成することによって、下側係止機構取付部28Aの近傍の第2の領域(図示せず)に流れ込んだ水は溝及び開口161から第2の領域の外部に排出される。したがって、第2の領域に水が滞留して低温環境下で凍結することがなく、第2の領域に滞留した水が凍結することにより係止機構40の係止部材41が係止位置で固結してしまうことを防止することができる。
図10は、本発明の第3の実施形態における充電コネクタ201の正面図、図11は、図10の左側面図である。図10及び図11に示すように、本実施形態では、蓋体取付部26A,26Bが係止機構取付部28A,28Bの上方に配置されるように構成されており、蓋体30が真上方向に開くようになっている。
蓋体30のヒンジ部34が収容される第1の領域(図示せず)においては、蓋体取付部26Aがソケット収容部24及び基部22に接続する部分(接続部)と、蓋体取付部26Bがソケット収容部24及び基部22に接続する部分(接続部)が最も低い位置となる。これらの接続部は蓋体30のヒンジ部34の端部の近傍に位置している。本実施形態では、蓋体取付部26Aを貫通する開口251Aを蓋体取付部26Aの接続部に形成し、蓋体取付部26Bを貫通する開口251Bを蓋体取付部26Bの接続部に形成している。
このような構成により、充電コネクタ201が降雨、降雪又は洗車などによって被水した場合においても、蓋体取付部26A,26Bの近傍の第1の領域に流れ込んだ水が開口251A,251Bから第1の領域の外部に排出されるので、第1の領域に水が滞留して低温環境下で凍結することがない。したがって、第1の領域に滞留した水が凍結することにより蓋体30が閉位置で固結してしまうことを防止することができる。
なお、本実施形態では、蓋体取付部26A,26Bとの両方に開口を形成した例を説明したが、蓋体取付部26A,26Bのいずれか一方にのみ開口を形成してもよい。また、本実施形態では、蓋体30が上方に開くように充電コネクタ201を構成したが、蓋体30が下方に開くように構成することもできる。その場合には、係止機構取付部28A,28Bの少なくとも一方に上述したような開口を形成すればよい。あるいは、蓋体30が斜め上方や斜め下方に開くように構成することもできる。
なお、これまで本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
また、本明細書において使用した用語「上」、「下」、「外」、その他の位置関係を示す用語は、図示した実施形態との関連において使用されているのであり、構成要素の相対的な位置関係によって変化するものである。
1,101,201 充電コネクタ
10 パワーソケット
12 信号線ソケット
14 固定孔
20 ハウジング
22 基部
22A 外縁
24 ソケット収容部
24A 外周
24B 端面
26A 下側蓋体取付部
26B 上側蓋体取付部
27 接続部
28A 下側係止機構取付部
28B 上側係止機構取付部
29 接続部
30 蓋体
32 円板部(蓋本体)
34 ヒンジ部
36 シャフト
38 コイルバネ
40 係止機構
41 係止部材
42 シャフト
43 コイルバネ
44 操作部
45 係止部
46 基部
50 第1の領域
51 傾斜部(第1の傾斜部)
60 第2の領域
61 傾斜部(第2の傾斜部)
151 開口(第1の開口)
152 溝(第1の溝)
161 開口(第2の開口)
251A 開口(第1の開口)
251B 開口(第1の開口)

Claims (15)

  1. ソケットを収容するハウジングと、
    前記ハウジング内のソケットを覆う蓋本体と、該蓋本体が前記ソケットを覆う閉位置から第1の回転軸を中心として開方向に回転可能なヒンジ部とを含む蓋体と、
    前記ハウジングから延びる蓋体取付部であって、前記蓋体のヒンジ部の第1の回転軸を支持するように対向配置された蓋体取付部と、
    前記ハウジングと前記蓋体取付部とにより規定される第1の領域に滞留する水を外部に排出する第1の排水手段と、
    を備えたことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記蓋体取付部は、上側蓋体取付部と該上側蓋体取付部の下方に位置する下側蓋体取付部とによって構成され、
    前記第1の排水手段は、前記下側蓋体取付部における前記蓋体のヒンジ部の端部の近傍に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記第1の排水手段は、前記ハウジングの外縁に向かって下方に傾斜するように前記下側蓋体取付部に形成された第1の傾斜部であることを特徴とする請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記第1の排水手段は、前記下側蓋体取付部を貫通する第1の開口であることを特徴とする請求項2に記載のコネクタ。
  5. 前記第1の排水手段は、前記下側蓋体取付部に形成された第1の溝であることを特徴とする請求項2に記載のコネクタ。
  6. 前記蓋体取付部の鉛直面に対する投影がそれぞれ水平方向に延びることを特徴とする請求項2から5のいずれか一項に記載のコネクタ。
  7. 前記第1の排水手段は、前記蓋体取付部の少なくとも一方に対して設けられていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  8. 前記第1の排水手段は、前記蓋体取付部の少なくとも一方を貫通する第1の開口であることを特徴とする請求項7に記載のコネクタ。
  9. 前記閉位置にある前記蓋体を係止する係止位置から第2の回転軸を中心として非係止位置へ回転可能な係止機構と、
    前記ハウジングから延びる係止機構取付部であって、前記第2の回転軸を支持するように対向配置された係止機構取付部と、
    前記ハウジングと前記係止機構取付部とにより規定される第2の領域に滞留する水を外部に排出する第2の排水手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のコネクタ。
  10. 前記係止機構取付部は、上側係止機構取付部と該上側係止機構取付部の下方に位置する下側係止機構取付部とによって構成され、
    前記第2の排水手段は、前記下側係止機構取付部における前記係止機構の端部の近傍に設けられていることを特徴とする請求項9に記載のコネクタ。
  11. 前記第2の排水手段は、前記ハウジングの外縁に向かって下方に傾斜するように前記下側係止機構取付部に形成された第2の傾斜部であることを特徴とする請求項10に記載のコネクタ。
  12. 前記第2の排水手段は、前記下側係止機構取付部を貫通する第2の開口であることを特徴とする請求項10に記載のコネクタ。
  13. 前記第2の排水手段は、前記下側係止機構取付部に形成された第2の溝であることを特徴とする請求項10に記載のコネクタ。
  14. 前記第2の排水手段は、前記係止機構取付部の少なくとも一方に対して設けられていることを特徴とする請求項9に記載のコネクタ。
  15. 前記第2の排水手段は、前記係止機構取付部の少なくとも一方を貫通する第2の開口であることを特徴とする請求項14に記載のコネクタ。
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