JP2016145024A - Seat slide device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、着座者の体格に合わせて前後方向にシートを移動させ、着座者が所望する位置にシートを固定することができるシートスライド装置に関する。 The present invention relates to a seat slide device that can move a seat in the front-rear direction according to the physique of a seated person and fix the seat at a position desired by the seated person.
この種のシートスライド装置としては、特許文献1に開示されたものがある。図14に示すように、シートスライド装置101は、車両前後方向に沿って車体床面上に設置されるロアレール110と、ロアレール110内を移動可能な状態でシートクッションに固定されるアッパーレール120と、アッパーレール120をロアレール110上の任意の位置で固定するロック機構140とを備えている。
As this type of seat slide device, there is one disclosed in
ロック機構140は、初期位置では、保持スプリング160の付勢力によって、ロックプレート141がスリット113に嵌合した状態が保持されて、ロックする。これにより、アッパーレール120がロアレール110上に固定される。また、ロック機構140は、アッパーレール120に配設される操作レバー151を初期位置から上方に操作することで、ロックプレート141がロアレール110のスリット113から離間して、ロックが解除される。これにより、アッパーレール120がロアレール110上を移動可能となる。さらに、保持スプリング160の付勢力によって、操作レバー151が下方に揺動し、初期位置に戻ることで、ロックプレート141がスリット113に嵌合して、ロックする。
In the initial position, the
ところで、乗員が誤って操作レバーを踏みつけるなどによって、操作レバー151に対して、ロック方向に過大な負荷が掛かる場合がある。この場合、ロックプレート141がスリット113に食込み、ロック機構140が破損したり、作動性の悪化やガタの発生要因となる。
By the way, there is a case where an excessive load is applied to the
そこで、このようなロック機構140の不具合を防止するために、特許文献1には、操作レバー151をロックプレート141に対して回動可能に配設しつつ、保持スプリング160で操作レバーの逆方向への回動を吸収する構造が開示されている。
Therefore, in order to prevent such a malfunction of the
また、特許文献1に記載の技術にあっては、操作レバー151とロックプレート141が共通の回転支点122で一体に揺動するように構成されている。
In the technique described in
このような構成の場合、回転支点122からロックプレート141のスリット113と嵌合する爪部までのプレート側回転半径を大きくすると、操作レバー151の作動角が小さくなる。したがって、ロックプレート141とロアレール110のスリット113との噛合い性の向上は図れるが、操作レバー151の作動角が小さくなるため、操作性が悪化してしまう。つまり、噛合い性と操作性を両立させることができないという問題がある。
In the case of such a configuration, when the plate side rotation radius from the
そこで、本願発明は上記事情を考慮し、操作レバーの逆方向の回動を許容しつつ、噛合い性と操作性を両立させることができるシートスライド装置を提供することを目的とする。 In view of the above circumstances, an object of the present invention is to provide a seat slide device capable of achieving both engagement and operability while allowing the operation lever to rotate in the reverse direction.
本発明は、車両前後方向に沿って延設されるロアレールと、前記ロアレールの長手方向に沿って、当該ロアレールに対し相対移動可能に組付けられるアッパーレールと、前記アッパーレールに固定されるロック側固定部が一端側に設けられ、前記ロアレールに形成したロック溝と嵌脱可能なロック本体が他端側に設けられ、前記ロック本体を前記ロック溝と係合する方向に付勢する弾性を有するロックバネ部が前記ロック側固定部と前記ロック本体との間に設けられ、前記ロック側固定部を中心にして前記ロック本体が前記ロアレールに対して嵌脱可能に揺動するロック部材と、前記アッパーレールの前端側から挿入されて、挿入方向前方側の端部が前記ロック本体と係合する操作レバーと、前記操作レバーのレバー操作部側を上方に付勢するとともに、前記ロックバネ部の付勢力より弱い付勢力を有するレバーバネと、前記アッパーレールと前記ロック部材とのいずれか一方に設けられ、前記操作レバーの上方への揺動操作での回動支点となる下方に突出するレバー支点と、を備え、前記操作レバーは、上方への揺動操作で、前記レバー支点を中心に回動して前記ロック本体を前記ロアレールから離間させ、下方への揺動操作で、前記レバーバネに抗して前記ロック本体を中心に下方へ回動することを特徴としている。 The present invention relates to a lower rail extending along the longitudinal direction of the vehicle, an upper rail assembled to be movable relative to the lower rail along the longitudinal direction of the lower rail, and a lock side fixed to the upper rail. A fixing portion is provided on one end side, a lock main body that is detachable from a lock groove formed on the lower rail is provided on the other end side, and has elasticity to urge the lock main body in a direction to engage with the lock groove. A lock member provided between the lock-side fixing portion and the lock main body, wherein the lock main body swings removably with respect to the lower rail around the lock-side fixing portion; and the upper An operation lever that is inserted from the front end side of the rail and has an end on the front side in the insertion direction engaged with the lock body, and urges the lever operation portion side of the operation lever upward. In addition, a lever spring having a biasing force weaker than the biasing force of the lock spring portion, the upper rail, and the lock member are provided on one of the lever springs, and serve as a pivot point for the upward swinging operation of the operation lever. A lever fulcrum projecting downward, and the operation lever is pivoted upward to pivot about the lever fulcrum to separate the lock body from the lower rail and swing downward. Thus, it is characterized by rotating downward about the lock body against the lever spring.
本発明は、ロック本体の回転支点と操作レバーの回動中心が異なる部位に設定されることで、ロック本体の回転半径を大きく取ることができるとともに、操作レバーの操作角を大きく取ることができ、噛合い性と操作性の両立を図ることができる。 In the present invention, the rotation fulcrum of the lock body and the rotation center of the operation lever are set at different parts, so that the rotation radius of the lock body can be increased and the operation angle of the operation lever can be increased. Thus, both the meshing property and the operability can be achieved.
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1〜図4に示す本発明の第1の実施形態に係わるシートスライド装置1は手動式である。シートスライド装置1は、車両の床面上に設置され、車両前後方向に沿って延設されるロアレール10と、シート座部(図示せず)の裏面に設置され、ロアレール10の長手方向に沿って、ロアレール10内を相対移動自在に組付けられたアッパーレール20とを備えている。
The
ロアレール10とアッパーレール20との間には、摩擦低減手段30及びロック機構40がそれぞれ配置される。摩擦低減手段30は、アッパーレール20がロアレール10内を相対移動する際の摩擦抵抗を低減する摩擦低減機構である。ロック機構40は、乗員がアッパーレール20をロアレール10内の所望する位置に固定する。
Between the
図5は、ロアレール10、アッパーレール20およびロック機構40などを組み立てた状態の組立体1aを示す。図5の組立体1aは、シート座部と床面との間に左右一対、車両前後方向に沿って平行に配置される。左右の各組立体1aは、図1〜図3に示す操作レバー51によって連係されている。
FIG. 5 shows the
ロアレール10は、図4、図6に示すように、車両前後方向に延びる長方形板形状を具備するロア底壁11aを備えている。ロア底壁11aの車幅方向の両端縁から、左右一対のロア外側壁11bが、ロア底壁11aに対して略90度の角度で上方に向けて立ち上がっている。左右一対の両ロア外側壁11bの上端縁から、対向する各ロア外側壁11bに向かってロア底壁11aと平行に延在する左右一対のロア上壁11cが設けられている。
As shown in FIGS. 4 and 6, the
左右一対の両ロア上壁11cの内端縁からロア底壁11aに向かって下方に垂下する、左右一対のロア内側壁(ロア側壁)11dが設けられている。なお、互いに平行な状態で対向するロア内側壁11d間の間隔は、ロアレール10内に収容されたアッパーレール20が移動可能なように設定されている。
A pair of left and right lower inner walls (lower side walls) 11d that hangs downward from the inner end edges of the pair of left and right lower
ロア底壁11aの車幅方向の外側端部と各ロア外側壁11bの下端部とは、円弧面で構成されるロア下方円弧部11eによって、滑らかに連続している。各ロア外側壁11bの上端部と各ロア上壁11cの車幅方向の外側端部とは、円弧面で構成されるロア上方円弧部11fによって、滑らかに連続している。ロア底壁11aは、車両床面上に固定する際のロア固定部として、雌ネジ部材(図示せず)、およびボルト(図示せず)を介して、車両の床面上に固定される。
The outer end portion in the vehicle width direction of the
アッパーレール20は、車体前後方向に延びる長方形の板形状を具備するアッパー天壁21aを備えている。アッパー天壁21aの車幅方向の両端縁から、左右一対のアッパー側壁21bが下方に向けて垂下している。両アッパー側壁21bの下端縁から、アッパー下方斜壁21cがそれぞれの外側斜め上方に立ち上がっている。左右一対の両アッパー下方斜壁21cの上端縁から、アッパー上方斜壁21dが各アッパー側壁21bに向かって斜め上方に立ち上がっている。
The
アッパー天壁21aは、シート座部の裏側に固定する際のアッパー固定部として、ボルト(図示せず)等を介して、シート座部の裏側に固定される。なお、アッパーレール20は、アッパー下方斜壁21cとアッパー上方斜壁21dが、ロアレール10内を車両前後方向に沿って移動可能に配置されるように各部の寸法が設定されている。
The
図1に示す摩擦低減手段30は、金属製の球状体からなる下方ガイドボール31および上方ガイドボール32と、下方ガイドボール31および上方ガイドボール32を支持するリテーナ33とを備えている。リテーナ33は、下方ガイドボール31を、図4に示したロア下方円弧部11eとアッパー下方斜壁21cとの間で転動自在に支持しつつ、上方ガイドボール32を、ロア上方円弧部11fとアッパー上方斜壁21dとの間で転動自在に支持する。
The
なお、本実施形態の摩擦低減手段30は、下方ガイドボール31の径が上方ガイドボール32の径よりも大きくなるように設定されている。また、リテーナ33は、下方ガイドボール31と上方ガイドボール32を2個ずつ、計4個を支持している。摩擦低減手段30は、ロア外側壁11b、ロア上壁11c、およびロア内側壁11dに囲まれた収容部12(図4、図6)内に前後2カ所配置され、左右一対の組立体1aに対して計4カ所配置される。
The
ロック機構40は、ロック部材41と操作レバー51とレバーバネ61とを備えている。ロック部材41は、左右のアッパー側壁21b間を上下方向に揺動可能にアッパー天壁21aに配置される。操作レバー51は、ロック部材41の揺動操作を行なう。レバーバネ61は、操作レバー51を付勢保持する。ロック機構40は、ロア内側壁11dの下縁に開口し、櫛歯状に形成されるロック溝としての複数のスリット13を含んでいる。
The
ロック部材41は、板状の弾性材からなり、車両前方側の一端側の板面には、アッパーレール20に固定するためのロック側固定部42が形成されている。また、ロック部材41は、車両後方側の他端側にロアレール10に係合するためのロック本体43を備えている。ロック側固定部42とロック本体43との間には、弾性力により、ロック本体43をロアレール10と係合する方向に付勢力を常時付与するロックバネ部44が設定されている。
The
ロック側固定部42は、取付孔を有し、アッパーレール20のアッパー天壁21aに開口するロック固定孔22に、ロック固定ピン26を介して固定される。ロック本体43は、ロックバネ部44の弾性変形によって、ロック側固定部42を中心として上下方向に揺動する。
The lock
ロック本体43は、アッパー側壁21bに面した板厚面に、ロア内側壁11dのスリット13内に係合可能に嵌合突起45が複数設けられている。つまり、複数の嵌合突起45が、ロア内側壁11dに向かって突出するようにして設けられている。ロア内側壁11dは、ロック部材41の上下方向の揺動面に対して略平行で、揺動面に沿った面を有している。
The lock
ロック部材41の揺動に伴ってロック本体43が揺動することで、ロック本体43の嵌合突起45がスリット13に対して嵌脱する。つまり、嵌合突起45は、スリット13に対し、嵌合する状態と、嵌合する状態から離脱する状態とに変位する。なお、スリット13は嵌合突起45の回動軌跡に沿った円弧形状を有している。また、図3、図4に示すように、ロア内側壁11dのスリット13と重なる部位の両アッパー側壁21bには、スリット13よりも僅かに大きな長孔状の嵌合長孔23が開口している。嵌合突起45は、嵌合長孔23を貫通しつつ、スリット13に対して嵌脱する。
As the lock
ロック本体43は、上面に、半球形状の摺接突部46が、上方に向けて突出するようにして設けられている。摺接突部46には、後述する操作レバー51の作用側端部55の下面が摺接する。つまり、ロック本体43は、操作レバー51が当接する部位に、操作レバー51に向かって突出する摺接突部46を備えている。
The lock
ロックバネ部44は、ロック部材41が弾性材で構成されていることから、弾性を有している。ロックバネ部44は、図3に示すように、ロック側固定部42との境界部分、およびロック本体43との境界部分が、階段状に屈曲しており、ロック側固定部42、ロック本体43、およびロックバネ部44は、互いに略平行に形成されている。ロック側固定部42をアッパー天壁21aに固定した状態で、ロックバネ部44はアッパー天壁21aに対して離間し、ロック本体43はアッパー天壁21aに対してロックバネ部44よりもさらに離間している。
The
ロックバネ部44のロック側固定部42との境界部分を屈曲することで、ロックバネ部44がアッパー天壁21aから離間するため、ロック部材41が揺動する際に、アッパー天壁21aに突き当たることによる打音の発生が抑制される。また、ロックバネ部44のロック本体43との境界の屈曲部分には、ロック側固定部42からロック本体43に向かって延びる長孔からなる挿通孔47が設けられている。挿通孔47の下方から上方に、操作レバー51の作用側端部55が挿通される。
By bending the boundary portion between the
支点部材71は、図3に示すように、アッパー側壁21b間においてロック部材41のロックバネ部44よりもの下方、且つ車両前後方向におけるロック側固定部42とロック本体43との間に配置される。図1、図3に示すように、支点部材71は、下面に、レバー支点72が下方に向けて突出るようにして設けられている。図1、図2に示すように、支点部材71は、アッパー側壁21bに面した板厚面に、支点側固定部73がアッパー側壁21bに向かって複数突出するようにして設けられている。
As shown in FIG. 3, the
レバー支点72は、車幅方向に延びる半円筒形状を備え、半円筒形状部分が下方に突出している。支点側固定部73は、図1に示すアッパー側壁21bに開口する支点設置孔24に嵌合する突起で、これら支点側固定部73が支点設置孔24に嵌合することで、支点部材71がアッパー側壁21b間に嵌め込まれる。図2、図3では、支点設置孔24を省略している。なお、支点部材71は、ロック部材41のロック本体43をスリット13から離脱したロック解除位置に回動した際でも、ロックバネ部44に当接しない位置にある。
The
操作レバー51は、パイプ状部材からなり、車幅方向に沿って配設されるレバー操作部52と、レバー操作部52の両端から車両後方に向けて平行に延設されて、アッパーレール20内に挿入されるレバー腕部53とを備えている。
The
レバー腕部53は、レバー操作部52側が、上方へ略L字形状に屈曲し、レバー操作部52が上方に立上がっている。レバー腕部53は、L字状の横画に対応する部分が、アッパー側壁21b間に挿入される。レバー腕部53の挿入方向前方側の先端側の各端部が、作用側端部55として、ロック部材41の挿通孔47に挿通されて、摺接突部46と対向する位置まで挿入される。
The
また、レバー腕部53は、支点部材71よりも前方側(レバー操作部52側)のロア底壁11aに対向する下面に、バネ受部54を備えている。バネ受部54は、車幅方向に沿って延びる凹溝で構成されている。バネ受部54は、後述するレバーバネ61(図7)の当接支持部63が係合するとともに、当接支持部63によって上方に付勢される。これにより、レバー腕部53の上面が、図3のように支点部材71のレバー支点72に当接した状態に保持される。
In addition, the
レバー腕部53のアッパー側壁21b間に挿入される部位は、パイプを上下方向から潰して略半円状断面の扁平部53aとなっている。扁平部53aの先端部分(作用側端部55)は、さらに左右部分が上方に二つ折りされて、図4に示すように断面略矩形形状を形成している。図3に示すように、扁平部53aには、レバー支点72に当接する支点当接部53bが設定されている。つまり、扁平部53aは、アッパーレール20の前端部からレバー支点72までの間のアッパーレール20に挿入される部位が、上下方向から潰されて、上下方向に薄くなるように形成されている。上記アッパーレール20に挿入される部位は、アッパー側壁21b間に配設される部位に相当する。
The portion inserted between the
レバーバネ61は、図1、図7に示すように、弾性を有する断面円形の線条材を略二つ折りにした形状で構成されており、バネ側固定部62と、当接支持部63と、付勢腕部64と、降下部65とを備えている。
As shown in FIG. 1 and FIG. 7, the
バネ側固定部62は、線条材の両端部に一対設定されており、アッパー側壁21bに開口するバネ固定部25に嵌合することで、レバーバネ61をアッパーレール20に固定する。バネ側固定部62は、図7(a)に示すように、二つ折りの外側に向かって略U字形状に湾曲している。バネ側固定部62の略U字形状に湾曲したU字形状部分が、図3、図5に示すようにアッパー側壁21bの長手方向に沿って開口する長孔状のバネ固定部25に挿嵌される。バネ固定部25は、ロアレール10(ロア上壁11c)よりも上方の部位のアッパー側壁21bに形成されている。
A pair of spring-
当接支持部63は、線条材を二つ折りにした部分に設定され、操作レバー51のバネ受部54に係合し、操作レバー51を上方に付勢支持するとともに、長手方向への移動を規制する。当接支持部63は、車両左右方向に沿って直線状に形成されており、直線部分の長さ寸法は、操作レバー51の直径よりも大きくなるように設定されている。
The
付勢腕部64は、一端側にバネ側固定部62が延設され、他端側に当接支持部63が延設される。付勢腕部64は、ロックバネ部44の付勢力よりも弱く、且つ操作レバー51の重量を支えられる程度の弾性力を発するように設定されている。また、付勢腕部64間の間隔は、操作レバー51の扁平部53aの幅寸法よりも狭くなるように設定されている。付勢腕部64の長さ寸法は、当接支持部63が、図2、図3のようにアッパーレール20の端部から突出して露出するように設定されている。
The urging
次に、シートスライド装置1の組立手順を説明する。
Next, an assembly procedure of the
まず、ロック部材41のロック側固定部42の取付孔をアッパーレール20のロック固定孔22に重ねて、ロック固定ピン26を両孔に貫通し、加締めることで、アッパーレール20にロック部材41を固定する。
First, the mounting hole of the lock
次に、支点部材71を、アッパーレール20の下側からアッパー側壁21b間の間隔を押広げつつ、挿入する。挿入後、支点部材71の支点側固定部73を、アッパー側壁21bに開口する支点設置孔24に嵌め込むことで、支点部材71をアッパーレール20に取付ける。
Next, the
次に、レバーバネ61の付勢腕部64を撓めて付勢腕部64間の間隔を狭めつつ、レバーバネ61をアッパー側壁21b間に挿入する。挿入後、撓み反力によってバネ側固定部62をバネ固定部25に挿嵌することで、レバーバネ61をアッパーレール20に取付ける。
Next, the
摩擦低減手段30は、ロアレール10内に配置する。アッパーレール20は、ロアレール10の前端側からロアレール10内に挿入する。このとき、アッパーレール20の嵌合長孔23と、ロアレール10のスリット13とが重なる位置までアッパーレール20をロアレール10内に挿入する。
The
次に、レバーバネ61の当接支持部63を押下げた状態で、操作レバー51を付勢腕部64間に挿入する。ここで、操作レバー51を挿入する際に、扁平部53aでレバーバネ61の付勢腕部64間の間隔を押広げつつ、作用側端部55を挿通孔47に下方から上方に挿通させて、作用側端部55を摺接突部46に当接させる。このとき、当接支持部63がバネ受部54の凹溝に係合することで、操作レバー51のアッパーレール20に対する長手方向の位置が固定される。
Next, the
操作レバー51を組付けたところで、操作レバー51を上方に揺動操作し、ロックを解除した状態にして、アッパーレール20をロアレール10内にさらに挿入し、任意の位置までアッパーレール20を移動させる。アッパーレール20が移動したところで、操作レバー51を元に戻し、ロック状態とすることで、組立てが完了する。
When the
上記構成において、シートスライド装置1として組み上がった図2、図3に示す初期状態(初期位置)では、操作レバー51は、レバーバネ61の下方から上方へ向かう付勢力によって、支点当接部53bがレバー支点72に押し付けられて保持される。また、操作レバー51は、上記初期状態で、ロックバネ部44の下方から上方へ向かう付勢力によって、作用側端部55が、ロック本体43の摺接突部46に押し付けられて保持される。これにより、ロック本体43の嵌合突起45が、嵌合長孔23を貫通しつつ、スリット13の底部分に嵌合した状態が保持される。
In the above configuration, in the initial state (initial position) shown in FIGS. 2 and 3 assembled as the
乗員が操作レバー51のレバー操作部52を初期状態から上方へ揺動操作(通常操作)することで、操作レバー51がレバー支点72を中心に回動して、図8のように作用側端部55がロック本体43を押下げる。つまり、レバー支点72は、操作レバー51の上方への揺動操作での回動支点となる。ロック本体43が下方に変位することで、嵌合突起45がスリット13から下方に離脱し、ロアレール10から離間する。これによって、アッパーレール20とロアレール10との嵌合、ロックが解除され、アッパーレール20がロアレール10上を相対移動可能となる。
When the occupant swings the
乗員の所望の位置へアッパーレール20が移動したところで、揺動操作をやめると、ロックバネ部44とレバーバネ61の付勢力によって、操作レバー51は、レバー支点72を中心に回動して、初期状態に戻る。操作レバー51が初期状態に戻ると、嵌合突起45は図3のようにスリット13内へ移動し、アッパーレール20とロアレール10が嵌合、ロックする。
When the
図3の初期状態で、乗員が誤って操作レバー51のレバー操作部52を踏みつける等の誤操作をした場合には、図10に示すように、レバー操作部52がレバーバネ61の付勢力に抗して下方へ揺動する。このとき、レバー操作部52は、ロック本体43の摺接突部46を中心に揺動することで、支点当接部53bがレバー支点72から離反する。この場合、嵌合突起45はスリット13内に位置したままの状態が保持されるため、ロック機構40が破壊されることなく、ロック状態が保持される。
In the initial state of FIG. 3, when an occupant mistakenly performs an operation such as stepping on the
本実施形態は、ロック本体43の回転支点となるロック側固定部42と、操作レバー51の回動中心となるレバー支点72とを、車両前後方向で異なる部位に設定している。このため、ロック本体43の回転半径を大きく取ることができるとともに、操作レバー51の操作角を大きく取ることができる。これにより、嵌合突起45とスリット13との噛合い性、および操作レバー51による操作性の両立を図ることができる。
In the present embodiment, the lock-
本実施形態は、レバー支点72が、車両前後方向におけるロック側固定部42とロック本体43との間に位置する部分のアッパーレール20に配置される。このため、操作レバー51のレバー操作部52を、アッパーレール20に設けたレバー支点72を中心として、初期状態からより大きな操作角で上方へ揺動操作することができる。
In the present embodiment, the
本実施形態は、レバー支点72が、アッパー側壁21b間に嵌め込まれる支点部材71に突設されている。このため、支点部材71は、アッパーレール20の下側から嵌め込むことができ、組付け性が向上する。
In the present embodiment, the
本実施形態は、操作レバー51の作用側端部55が当接する部位のロック本体43に、作用側端部55に向かって突出する摺接突部46を備えている。これにより、レバー操作部52を踏みつける等の誤操作をした場合に、操作レバー51が摺接突部46を支点としてよりスムーズに揺動する。
In the present embodiment, the lock
本実施形態は、ロック本体43が、揺動面に沿う部位のロアレール10に向かって突出する嵌合突起45を有し、ロアレール10は、嵌合突起45が嵌脱可能なロック溝となるスリット13を複数備え、スリット13は、嵌合突起45の回動軌跡に沿った円弧形状を有する。これにより、操作レバー51の揺動操作、およびスリット13に対する嵌合突起45の嵌脱をスムーズに行なうことができる。
In the present embodiment, the lock
本実施形態は、操作レバー51が、パイプ状部材からなり、アッパーレール20の端部からレバー支点72までの間のアッパーレール20に挿入される部位が、上下方向から潰されている。これにより、操作レバー51の強度を確保しつつ、アッパーレール20の上下方向の寸法を小さく抑え、操作レバー51の操作角を大きく取ることができる。
In the present embodiment, the
なお、支点部材71をアッパーレール20に組付けた状態で、支点部材71とアッパー側壁21bとの間に多少のガタがあっても、アッパーレール20をロアレール10に組付けた状態では、左右のアッパー側壁21bは、内側に撓み相互の間隔が狭まる。このため、組立完了状態では、支点部材71のガタを抑えられる。これにより、高い寸法精度を必要としないため、製造コストを低減することができる。
In the state where the
操作レバー51は、扁平部53aがレバーバネ61の付勢腕部64を押広げた状態でアッパー側壁21b間に組付けられる。このため、組立後は、レバーバネ61のバネ側固定部62がバネ固定部25からの脱落する方向への付勢腕部64の撓み変形が、操作レバー51によって抑制される。
The
操作レバー51が踏みつけ等によって変形した際には、レバーバネ61の当接支持部63を押下げて、当接支持部63とバネ受部54との係合を解除し、操作レバー51を引抜く。これにより、工具等を用いることなく、操作レバー51を容易に交換することができる。
When the
図11〜図13は、本発明の第2の実施形態に係わるシートスライド装置1Aを示す。
11 to 13 show a
第2の実施形態のシートスライド装置1Aは、ロアレール10A、アッパーレール20A、および操作レバー51Aを備えるなど、第1の実施形態のシートスライド装置1と基本的な部分は略同様な構成である。
The
シートスライド装置1Aがシートスライド装置1に対して大きく異なる点は、以下の2点である。(1)図3に示す支点部材71のレバー支点72に代えて、ロック部材41Aにレバー支点72Aを一体化して設けている。(2)操作レバー51Aは、レバー腕部53Aを棒状の板部材で形成し、パイプ部材のレバー操作部52Aに連結固定している。その他の構成は、第1の実施形態と略同様であり、同一構成要素には同一符号、もしくは同一符号の後に「A」を付加して説明する。
The
まず、上記(1)について説明する。ロック部材41Aは、第1の実施形態のロック部材41と同様に、板状の弾性材からなり、ロック側固定部42Aと、ロック本体43Aと、ロックバネ部44Aとを備えている。
First, (1) will be described. Similarly to the
ロック側固定部42Aは、アッパーレール20Aのアッパー天壁21aに固定され、ロック本体43Aは、ロアレール10Aのスリット13に嵌合する嵌合突起45Aを備えている。ロックバネ部44Aは、ロック本体43Aをロアレール10Aと係合する方向に付勢力を常時付与する。
The lock
ロックバネ部44Aは、ロック側固定部42Aとの境界部分、およびロック本体43Aとの境界部分が、階段状に屈曲しており、ロック側固定部42A、ロック本体43A、およびロックバネ部44Aは、互いに略平行に形成されている。ロック側固定部42Aをアッパー天壁21aに固定した状態で、ロックバネ部44Aはアッパー天壁21aに対して離間し、ロック本体43Aはアッパー天壁21aに対してロックバネ部44Aよりもさらに離間している。
The
ロックバネ部44Aのロック本体43Aとの境界の屈曲部分には、ロック側固定部42Aからロック本体43Aに向かって延びる長孔からなる挿通孔47Aが設けられている。挿通孔47Aの下方から上方に、操作レバー51Aの作用側端部55Aが挿通される。
An
ロックバネ部44Aのロック側固定部42Aとの境界部分に、下方に向けて突出するレバー支点72Aが設けられている。レバー支点72Aは、第1の実施形態のレバー支点72と同様に、車幅方向に延びる半円筒形状を備え、半円筒形状部分が下方に突出している。
A
ロック本体43Aは、上面に、半球形状の摺接突部46Aが、上方に向けて突出するようにして設けられている。摺接突部46Aには、操作レバー51Aの作用側端部55Aの下面が摺接する。
The lock
操作レバー51Aは、前述したように、レバー操作部52Aをパイプ部材で構成し、レバー腕部53Aを棒状の板部材で構成している。レバー腕部53Aは、レバー操作部52A側が、上方へ略L字形状に屈曲し、先端部53A1をレバー操作部52Aのパイプ部材の内部に挿入して固定している。
As described above, in the
レバー腕部53Aの長方向略中央には、レバー支点72Aに当接する支点当接部53bAが設定されている。操作レバー51Aは、支点当接部53bAが当接するレバー支点72Aを中心として揺動する。
A fulcrum abutting portion 53bA that abuts on the
レバー腕部53Aの挿通孔47Aに挿入される部分の上部には、支点当接部53bA側から作用側端部55Aに向けて上方に向けて立ち上がる段部57が形成されている。段部57は、図12の初期状態で、挿通孔47Aのレバー支点72A側の縁部47A1に対して車両後方側の近傍に位置し、作用側端部55Aの挿通孔47Aからの抜け止めとして機能する。
A stepped
レバー腕部53Aは、レバー支点72Aよりも前方側(レバー操作部52A側)のロア底壁11aに対向する下面に、凹溝で構成されるバネ受部54Aを備えている。バネ受部54Aは、レバーバネ61の当接支持部63が係合するとともに、当接支持部63によって上方に付勢される。
The
レバーバネ61は、第1の実施形態と全体の形状は略同様であり、バネ側固定部62がアッパーレール20Aのバネ固定部25に嵌合される。アッパーレール20Aのバネ固定部25は、アッパー側壁21bからアッパー天壁21aにわたり形成されている。
The
上記構成において、シートスライド装置1Aとして組み上がった図11、図12に示す初期状態(初期位置)では、操作レバー51Aは、レバーバネ61の下方から上方へ向かう付勢力によって、支点当接部53bAがレバー支点72Aに押し付けられて保持される。また、操作レバー51Aは、上記初期状態で、ロックバネ部44Aの下方から上方へ向かう付勢力によって、作用側端部55Aが、ロック本体43Aの摺接突部46Aに押し付けられて保持される。これにより、ロック本体43Aの嵌合突起45Aが、嵌合長孔23を貫通しつつ、スリット13の底部分に嵌合した状態が保持される。
In the above-described configuration, in the initial state (initial position) shown in FIGS. 11 and 12 assembled as the
乗員が操作レバー51Aのレバー操作部52Aを初期状態から上方へ揺動操作(通常操作)することで、操作レバー51Aがレバー支点72Aを中心に回動して、前記図8で説明したときと同様に、作用側端部55Aがロック本体43Aを押下げる。ロック本体43Aが下方に変位することで、嵌合突起45Aがスリット13から下方に離脱し、ロアレール10Aから離間する。これによって、アッパーレール20Aとロアレール10Aとの嵌合、ロックが解除される。
When the occupant swings the
乗員の所望の位置へアッパーレール20Aが移動したところで、揺動操作をやめると、ロックバネ部44Aとレバーバネ61の付勢力によって、操作レバー51Aは、レバー支点72Aを中心に回動して、初期状態に戻る。操作レバー51Aが初期状態に戻ると、嵌合突起45Aはスリット13内へ移動する。
When the
図12の初期状態で、乗員が誤ってレバー操作部52Aを踏みつける等の誤操作をした場合には、レバー操作部52Aがレバーバネ61の付勢力に抗して下方へ揺動する。このとき、レバー操作部52Aは、ロック本体43Aの摺接突部46Aを中心に揺動することで、支点当接部53bAがレバー支点72Aから離反する。
In the initial state of FIG. 12, when an occupant mistakenly performs an operation such as stepping on the
この場合、嵌合突起45Aはスリット13内に位置したままの状態が保持される。このため、ロック機構40Aが破壊されることなく、ロック状態が保持される。なお、レバー腕部53Aの段部57と挿通孔47Aの縁部47A1との間には、レバー操作部52Aが摺接突部46Aを中心に揺動する際に接触しないような間隔を設けている。
In this case, the state in which the
本実施形態においても、ロック本体43Aの回転支点となるロック側固定部42Aと、操作レバー51Aの回動中心となるレバー支点72Aとを、車両前後方向で異なる部位に設定している。このため、ロック本体43Aの回転半径を大きく取ることができるとともに、操作レバー51Aの操作角を大きく取ることができる。これにより、嵌合突起45Aとスリット13との噛合い性、および操作レバー51Aによる操作性の両立を図ることができる。
Also in the present embodiment, the lock
本実施形態は、レバー支点72Aが、車両前後方向におけるロック側固定部42Aとロック本体43Aとの間のロック部材41Aに一体に設けられている。このため、第1の実施形態のように、レバー支点72を備える支点部材71を、ロック部材41とは別部材として必要とする構成に比較して、部品点数の削減及び組付作業性の向上を図ることができる。
In the present embodiment, the
本実施形態は、操作レバー51Aのバネ受部54Aにレバーバネ61の当接支持部63が係合していることで、第1の実施形態と同様に、操作レバー51Aの挿通孔47Aからの抜け止めがなされる。加えて、操作レバー51Aの段部57に、挿通孔47Aの縁部47A1が係合することで、操作レバー51Aの挿通孔47Aからの抜け止めがより確実になされる。
In the present embodiment, the
なお、本発明は前述した各実施形態に限定されずに各種の変形が可能である。例えば、第1の実施形態では、レバー腕部53をレバー操作部52とともにパイプ部材で一体に形成したが、第2の実施形態のように、レバー腕部を棒部材や板部材で形成し、レバー操作部に連結固定するようにしてもよい。逆に、第2の実施形態において、レバー腕部53Aをレバー操作部52Aとともにパイプ部材で一体に形成し、レバー腕部のアッパーレール20Aに挿入される部分が、上下方向から潰されていてもよい。
The present invention is not limited to the embodiments described above, and various modifications can be made. For example, in the first embodiment, the
1,1A…シートスライド装置
10,10A…ロアレール
11a…ロア底壁
11b…ロア外側壁
11c…ロア上壁
11d…ロア側壁(ロア内側壁)
11e…ロア下方円弧部
11f…ロア上方円弧部
13…スリット(ロック溝)
20,20A…アッパーレール
21a…アッパー天壁
21b…アッパー側壁
21c…アッパー下方斜壁
22…ロック固定孔
30…摩擦低減手段
41,41A…ロック部材
42,42A…ロック側固定部(取付孔)
43,43A…ロック本体
44,44A…ロックバネ部
45,45A…嵌合突起
46,46A…摺接突部
51,51A…操作レバー
61…レバーバネ
71…支点部材
72,72A…レバー支点
DESCRIPTION OF
11e ... Lower
20, 20A ...
43, 43A ...
Claims (7)
前記ロアレールの長手方向に沿って、当該ロアレールに対し相対移動可能に組付けられるアッパーレールと、
前記アッパーレールに固定されるロック側固定部が一端側に設けられ、前記ロアレールに形成したロック溝と嵌脱可能なロック本体が他端側に設けられ、前記ロック本体を前記ロック溝と係合する方向に付勢する弾性を有するロックバネ部が前記ロック側固定部と前記ロック本体との間に設けられ、前記ロック側固定部を中心にして前記ロック本体が前記ロアレールに対して嵌脱可能に揺動するロック部材と、
前記アッパーレールの前端側から挿入されて、挿入方向前方側の端部が前記ロック本体と係合する操作レバーと、
前記操作レバーのレバー操作部側を上方に付勢するとともに、前記ロックバネ部の付勢力より弱い付勢力を有するレバーバネと、
前記アッパーレールと前記ロック部材とのいずれか一方に設けられ、前記操作レバーの上方への揺動操作での回動支点となる下方に突出するレバー支点と、を備え、
前記操作レバーは、
上方への揺動操作で、前記レバー支点を中心に回動して前記ロック本体を前記ロアレールから離間させ、下方への揺動操作で、前記レバーバネに抗して前記ロック本体を中心に下方へ回動することを特徴とするシートスライド装置。 A lower rail extending along the longitudinal direction of the vehicle,
An upper rail assembled so as to be movable relative to the lower rail along the longitudinal direction of the lower rail;
A lock-side fixing portion that is fixed to the upper rail is provided on one end side, a lock body that is detachable from a lock groove formed on the lower rail is provided on the other end side, and the lock body is engaged with the lock groove. A lock spring portion having elasticity that urges the lock body in a moving direction is provided between the lock side fixing portion and the lock main body, and the lock main body can be fitted to and removed from the lower rail with the lock side fixing portion as a center. A rocking lock member;
An operation lever that is inserted from the front end side of the upper rail and that engages with the lock body at the front end in the insertion direction;
A lever spring having a biasing force weaker than a biasing force of the lock spring part, while biasing the lever operating part side of the operation lever upward,
A lever fulcrum provided on either one of the upper rail and the lock member, and projecting downward as a pivotal fulcrum in an upward swinging operation of the operation lever,
The operation lever is
The lock body is pivoted about the lever fulcrum by an upward swing operation to separate the lock body from the lower rail, and the downward swing operation is performed downward about the lock body against the lever spring. A seat slide device that rotates.
前記レバー支点は、
車両前後方向における前記ロック側固定部と前記ロック本体との間に位置する前記アッパーレールに配置されることを特徴とするシートスライド装置。 The seat slide device according to claim 1,
The lever fulcrum is
A seat slide device, wherein the seat slide device is disposed on the upper rail positioned between the lock-side fixing portion and the lock body in a vehicle front-rear direction.
前記レバー支点は、
車両前後方向における前記ロック側固定部と前記ロック本体との間の前記ロック部材に一体に設けられることを特徴とするシートスライド装置。 The seat slide device according to claim 1,
The lever fulcrum is
A seat slide device characterized by being provided integrally with the lock member between the lock-side fixing portion and the lock body in the vehicle front-rear direction.
前記ロアレールは、
車両前後方向に延びる長方形形状を具備するロア底壁と、
前記ロア底壁の車幅方向の両端縁から円弧面で構成されるロア下方円弧部を介して、上方に立設するロア外側壁と、
これら両ロア外側壁の上端縁から円弧面で構成されるロア上方円弧部を介して、対向するロア外側壁に向かって延在するロア上壁と、
前記ロア上壁の内端縁から下方に垂下するロア側壁とを備え、
前記アッパーレールは、
車体前後方向に延びる長方形形状を具備するアッパー天壁と、
前記アッパー天壁の車幅方向の両端縁から前記ロアレール内に向かって下方に垂下するアッパー側壁と、
前記アッパー側壁の下端縁から前記ロアレール内を外側斜め上方に立設するアッパー下方斜壁と、を備え、
前記ロア下方円弧部と前記アッパー下方斜壁との間に、前記ロア下方円弧部と前記アッパー下方斜壁との間の摩擦を低減する摩擦低減手段が配置され、
前記レバー支点は、前記アッパー側壁間に嵌め込まれる支点部材に突設されることを特徴とするシートスライド装置。 The seat slide device according to claim 1 or 2,
The lower rail is
A lower bottom wall having a rectangular shape extending in the longitudinal direction of the vehicle;
Lower outer wall erected upward via a lower lower arc formed by an arc surface from both end edges in the vehicle width direction of the lower bottom wall;
Lower upper walls extending from the upper edge of both lower outer walls to the lower outer walls facing each other via the lower upper arc portion constituted by the arc surface,
A lower side wall hanging downward from an inner edge of the lower upper wall,
The upper rail is
An upper ceiling wall having a rectangular shape extending in the longitudinal direction of the vehicle body;
An upper side wall that hangs downward from both ends in the vehicle width direction of the upper ceiling wall into the lower rail;
An upper lower inclined wall standing upright and obliquely upward in the lower rail from the lower end edge of the upper side wall,
Friction reducing means for reducing friction between the lower lower arc portion and the upper lower inclined wall is disposed between the lower lower arc portion and the upper lower inclined wall,
The lever fulcrum protrudes from a fulcrum member fitted between the upper side walls.
前記ロック本体は、
前記操作レバーが当接する部位に、該操作レバーに向かって突出する摺接突部を備えることを特徴とするシートスライド装置。 In the seat slide device according to any one of claims 1 to 4,
The lock body is
A seat slide device comprising a sliding contact protrusion protruding toward the operation lever at a portion where the operation lever abuts.
前記ロック本体は、揺動面に沿う部位の前記ロアレールに向かって突出する嵌合突起を有し、
前記ロアレールは、前記ロック溝として前記嵌合突起が嵌脱可能なスリットを櫛歯状に複数備え、
前記スリットは、前記嵌合突起の回動軌跡に沿った円弧形状を有することを特徴とするシートスライド装置。 In the seat slide device according to any one of claims 1 to 5,
The lock body has a fitting protrusion that protrudes toward the lower rail at a portion along the swing surface,
The lower rail includes a plurality of comb-like slits into which the fitting protrusions can be fitted and removed as the lock grooves,
2. The seat slide device according to claim 1, wherein the slit has an arc shape along a rotation locus of the fitting protrusion.
前記操作レバーは、パイプ状部材からなり、
前記アッパーレールの端部から前記レバー支点までの間の前記アッパーレールに挿入される部位が、上下方向から潰されていることを特徴とするシートスライド装置。 The seat slide device according to any one of claims 1 to 6,
The operating lever is a pipe-shaped member,
A seat slide device in which a portion to be inserted into the upper rail between the end portion of the upper rail and the lever fulcrum is crushed from the vertical direction.
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JP2015018254 | 2015-02-02 | ||
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