JP2016143197A - 再生装置、コンテンツ制御方法、及びプログラム - Google Patents

再生装置、コンテンツ制御方法、及びプログラム Download PDF

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Takeshi Matsushita
健 松下
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Abstract

【課題】ユーザが、記憶装置に記憶されたコンテンツを利用可能か否かを認識できる再生装置、コンテンツ制御方法及びプログラムを提供する。【解決手段】再生装置の制御部21は、接続部と、報知部213と、を備える。接続部は、コンテンツを第1のコンテンツ保護方式を用いて暗号化された第1のコンテンツデータと、コンテンツを第1のコンテンツ保護方式と異なる第2のコンテンツ保護方式を用いて暗号化された第2のコンテンツデータと、を記憶した記憶装置を制御部21に接続可能とする。報知部213は、接続部に接続された記憶装置に記憶されている第1のコンテンツデータが自装置で利用可能であるか否か、及び第2のコンテンツデータが自装置で利用可能であるか否かのうちいずれか一つ以上を報知する。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、再生装置、コンテンツ制御方法、及びプログラムに関する。
従来から、レコーダ装置やテレビジョン受信装置等の、コンテンツの再生装置においては、著作権付きコンテンツ(放送として提供される番組を含む)を利用する際に、コンテンツプロバイダ(配信元)や放送局等が運用規定に従う必要がある。
コンテンツプロバイダ(配信元)や放送局等が運用規定に従うために提案したコンテンツの保護方式としては、録画した機器のみで利用(再生、ダビング)が可能である機器バインド方式や、記録媒体(メディア)に安全に保存するしくみを用いたメディアバインド方式等がある。
再生装置は、これらのコンテンツ保護方式を用いて、コンテンツを、当該再生装置内部の記憶装置や、外付記憶装置に記録できる。
特開2014−135563号公報
しかしながら、記憶装置にコンテンツ保護方式を用いて暗号化されたコンテンツが記録されている場合、該記憶装置を任意の再生装置に接続した際に、ユーザは、記憶装置に記録されているコンテンツを利用できるのか否かを判断するのが難しい。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザがコンテンツを利用可能か否かを認識できる再生装置、コンテンツ制御方法、及びプログラムを提案する。
実施形態の再生装置は、接続部と、報知部と、を備える。接続部は、コンテンツを第1のコンテンツ保護方式を用いて暗号化された第1のコンテンツデータと、当該コンテンツを当該第1のコンテンツ保護方式と異なる第2のコンテンツ保護方式を用いて暗号化された第2のコンテンツデータと、を記憶した記憶装置と、接続可能とする。報知部は、接続部に接続された記憶装置に記憶されている第1のコンテンツデータが自装置で利用可能であるか否か、及び第2のコンテンツデータが自装置で利用可能であるか否かのうちいずれか一つ以上を報知する。
図1は、第1の実施形態に係るテレビジョン装置の構成例を示す図である。 図2は、第1の実施形態の制御部内部のCPUが、ROMに格納されているプログラムを実行することで実現されるソフトウェア構成を例示した図である。 図3は、第1の実施形態の記録制御部により行われるコンテンツの録画制御を例示した図である。 図4は、第1の実施形態のテレビジョン装置及び外付HDDの外観を例示した図である。 図5は、第1の実施形態の外付HDDがテレビジョン装置に接続された際に、点灯するLEDを例示した図である。 図6は、第1の実施形態のテレビジョン装置における、記憶装置を接続した際に行われる処理の手順を示すフローチャートである。 図7は、第2の実施形態のテレビジョン装置の報知部が、表示部で報知制御した例を示した図である。 図8は、第2の実施形態のテレビジョン装置における、記憶装置を接続した際に行われる処理の手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の再生装置、コンテンツ制御方法、及びプログラムの実施形態について説明する。なお、本実施形態では、再生装置、コンテンツ制御方法、及びプログラムをテレビジョン装置に適用した例について説明するが、当該装置に制限するものではない。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るテレビジョン装置100の構成例を示す図である。本図に示すように、テレビジョン装置100は、アンテナ11で受信した放送信号を、入力端子12を介してチューナ部13に供給することにより、所望のチャンネルの放送信号を選局することが可能になっている。
テレビジョン装置100は、チューナ部13で選局された放送信号を、復調復号部14に供給してデジタル映像信号及びデジタル音声信号等に復元した後、信号処理部15に出力する。
信号処理部15は、復調復号部14から供給されたデジタル映像信号に所定の画像処理を施す画像処理部151と、復調復号部14から供給されたデジタル音声信号に所定の音声処理を施す音声処理部152とを有する。
ここで、画像処理部151は、復調復号部14から供給されたデジタル映像信号に対し高画質化のための所定の画像処理を施し、画像処理後のデジタル映像信号を合成処理部16に出力する。また、音声処理部152は、処理を施したデジタル音声信号を音声変換部17に出力する。
合成処理部16は、信号処理部15(画像処理部151)から供給されたデジタル映像信号に、OSD(On Screen Display)信号生成部18で生成される字幕、GUI(Graphical User Interface)、OSD等の重畳用映像信号であるOSD信号を重畳して出力する。
テレビジョン装置100は、合成処理部16から出力されたデジタル映像信号を、映像変換部19に供給する。映像変換部19は、入力されたデジタル映像信号を、後段の、表示部30で表示可能なフォーマットのアナログ映像信号に変換している。テレビジョン装置100は、映像変換部19から出力されたアナログ映像信号を、表示部30に供給して映像表示に供する。表示部30は、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示デバイスを有し、映像変換部19から出力されたアナログ映像信号を表示する。
音声変換部17は、信号処理部15(音声処理部152)から供給されたデジタル音声信号を、後段のスピーカ20で再生可能なフォーマットのアナログ音声信号に変換している。そして、この音声変換部17から出力されたアナログ音声信号が、スピーカ20に供給されることにより音声再生に供される。
テレビジョン装置100は、上記した各種の受信動作を含むその全ての動作を制御部21によって統括的に制御している。
例えば、制御部21は、テレビジョン装置100の本体に設置された操作部22からの操作情報を受けて、または、リモートコントローラ23から送出され受信部24で受信した操作情報を受けて、その操作内容が反映されるように各部を制御する。
また、制御部21は、復調復号部14で復元された信号からEPG(Electronic Program Guide)等の電子番組ガイドを取得し、視聴者による操作部22やリモートコントローラ23の操作に応じて、当該電子番組ガイドをOSD信号生成部18や映像変換部19に供給することで放送中又は放送予定の番組表を視聴者に提供する。ここで、電子番組ガイドには、現在放送中及び将来放送予定の各番組について、当該番組を識別する番組ID(例えば、放送局及び放送時刻等)の他、その番組のタイトルやジャンル、番組概要、出演者等の番組内容を示した番組情報が含まれているものとする。
また、制御部21には、接続I/F25が接続されている。接続I/F25は、例えば、USB(Universal Serial Bus)コントローラを内蔵したUSB規格のインタフェース等が考えられる。これにより、接続I/F25は、USB規格に従った外付HDD(Hard Disk Drive)150と接続可能とする。
また、制御部21には、HDD(Hard Disk Drive)27が接続されている。制御部21は、視聴者から操作部22やリモートコントローラ23を介して、録画対象の番組が指定されると、復調復号部14から得られるこの番組の映像信号及び音声信号(以下、番組データという)を、所定のコンテンツ保護方式を用いて暗号化し、所定の記録フォーマットに変換した後、HDD27又は外付HDD150に記録させることで番組の録画を行う。
また、制御部21には、通信部29が接続されている。通信部29は、インターネット等のネットワークNに接続可能な通信インタフェースである。制御部21は、通信部29を介して、ネットワークNに接続された外部装置(図示せず)との間で各種情報の送受信を行う。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)111、CPU111が実行するプログラムを格納したROM(Read Only Memory)112、CPU111に作業エリアを提供するためのRAM(Random Access Memory)113を有しており、CPU111と各種プログラムとの協働により各部の動作が統括的に制御する。
図2は、本実施形態の制御部21内部のCPU111が、ROM112に格納されているプログラムを実行することで実現されるソフトウェア構成を例示した図である。図2に示されるように、制御部21は、ROM112に格納されているプログラムを実行することで、記録制御部201と、接続制御部202と、を実現する。
記録制御部201は、視聴者による操作部22やリモートコントローラ23の操作に基づいて、復調復号部14から得られるデジタルの映像信号及び音声信号を、所定のコンテンツ保護方式を用いて暗号化し、所定の記録フォーマットに変換した後、HDD27又は外付HDD150に記録する。
また、記録制御部201は、視聴者による操作部22やリモートコントローラ23の操作に基づいて、HDD27又は外付HDD150に録画されたデジタルの映像信号及び音声信号を読み出させ、復号化した後、信号処理部15に供給することによって、上記した映像表示及び音声再生に供させるように制御する。
記録制御部201は、例えばコンテンツ保護規格の一種であるNSM(次世代メモリ保護(Next generation Secure Memory initiative))規格をサポートした外付HDD150、又はテレビジョン装置100と一体化される記録媒体/記録部であるHDD27に暗号化したコンテンツ(番組)及びコンテンツ鍵等の情報を記録し管理する。
なお、本実施形態は、外付可能な記憶装置を外付HDD150に制限するものではなく、例えば、SSD(Solid State Drive)等の半導体メモリ装置や、リーダ/ライタを用いてデータの読み出し及び書き込みが可能なメモリカード等であってもよい。また、外付可能な記憶装置は、NSM規格に準拠したコンテンツ保護機能をサポートしているものとする。
テレビジョン装置100では、HDD27や接続I/F25を介して接続される外付HDD150に記録されるコンテンツには、コンテンツ保護方式(DRM)に従い、コピーと移動等の利用許諾(Usage Rule)等の規定が適用される。
テレビジョン装置100が放送コンテンツをHDD27及び外付HDD150のうちいずれか一つ以上に録画する際には、ARIB(電波産業会)の規定に従い、録画した機器からのみ再生が可能な機器バインド方式で保存する。なお、ダビング10のコンテンツは「機器バインド」で保存する場合にのみ、HDD27及び外付HDD150のうちいずれか一つ以上に保持されたコンテンツは、ダビング10、換言すると9回のコピー及び他のメディアへの移動が許容された保護方式が適用されている。
しかしながら、「機器バインド」で保存されたコンテンツは、上記のコンテンツ保護方式で暗号化されるため、テレビジョン装置100以外のテレビジョン装置でコンテンツの再生ができない。テレビジョン装置を買い替えた場合に、録画したコンテンツを再生できない。
なお、ARIB(電波産業会)は、ダビング10等の「機器バインド」で暗号化されたコンテンツを、AACSやSAFIAなどの「メディアバインド」のコンテンツ保護方式で暗号化する場合に、コピーワンスコンテンツ(コピーは不可、ムーブは可)として保存することを要求している。
「ダビング10」コンテンツを、「ダビング10」の権利を確保しながら、録画時に用いたテレビ装置以外の機器においても再生可能とするコンテンツ保護方式・管理方式の一例を示す。本実施形態では、「メディアバインド」のコンテンツ保護方式の一種であるNSM(Next generation Secure Memory initiative)規格に従ったコンテンツ保護と、「機器バインド」のコンテンツ保護方式と、を併用する。
図3は、本実施形態の記録制御部201により行われるコンテンツの録画制御を例示した図である。図3に示されるように、記録制御部201は、コンテンツプロバイダ等から提供されたコンテンツを、第1のコンテンツ保護方式として「機器バインド」方式で暗号化されたコンテンツデータ301として記録する。本実施形態では、「機器バインド」として、9回のコピーと移動とが許容されている。本実施形態の「機器バインド」では、コンテンツを再生する機器が(コンテンツの)録画時に用いた機器と同じ機器であること、及び「ダビング10」に従っていることを要件とした独自AVフォーマット及び独自DRMを用いるが、これらに制限されるものではない。
また、記録制御部201は、コンテンツデータ301の9回のコピーのうち1回を用いて、第2のコンテンツ保護方式である「メディアバインド」方式で暗号化されたコンテンツデータ302を、外付HDD150に記録する。本実施形態では、「メディアバインド」方式として、NSM規格を用いるが、AACS規格や他の規格を用いても良い。
これにより、受信したコンテンツを「機器バインド」方式で暗号化した第1のコンテンツデータ303と、当該コンテンツを「メディアバインド」方式で暗号化した第2のコンテンツデータ302と、が外付HDD150に記録される。
「機器バインド」方式の第1のコンテンツデータ303は、独自AVフォーマット層(コンテンツ及びコンテンツ付加情報)311と、独自AVフォーマット層311に対する独自DRM層312と、を含む。なお、実際(運用上)の保持形態としては、それぞれのファイルを複数のファイルで構成してもよい。
「メディアバインド」方式の第2のコンテンツデータ302は、NSM規格のAVフォーマット層(コンテンツ及びコンテンツ付加情報)321と、NSM規格のAVフォーマット層321に対するNSM規格のDRM層322と、を含む。なお、実際(運用上)の保持形態としては、それぞれのファイルを複数のファイルで構成してもよい。
このように「メディアバインド」方式は、規格化(標準化)されたAVフォーマット及びDRMを用いる。そして、「メディアバインド」方式に対応する記録装置が、ホストに接続された際に、当該ホストがNSM規格に準拠している場合には、該ホストが、NSM規格に準拠して保存されたコンテンツデータを利用できる。
これにより外付HDD150には、コピー8回と移動とが許容される「機器バインド」方式で暗号化された第1のコンテンツデータと、規格に準拠した機器による再生と移動とが許容される「メディアバインド」方式で暗号化されたコンテンツデータと、が記録される。
これにより、「機器バインド」に基づいたコンテンツ保護と、「メディアバインド」に基づいたコンテンツ保護と、を両立できる。これにより、例えば、テレビジョン装置を買い換えた際に、買い換えられたテレビジョン装置が、「メディアバインド」方式のNSM規格に準拠している場合に、買い換え前のテレビジョン装置で記録されたコンテンツの移動、再生が可能となる。
接続制御部202は、テレビジョン装置100に接続されている記憶装置(例えば、外付HDD150)に記録されているコンテンツが再生可能か否かを判定し、判定結果を報知する。図4は、本実施形態のテレビジョン装置100及び外付HDD150の外観を例示した図である。図4に示されるように、テレビジョン装置100に対して外付HDD150が接続された際に、接続制御部202は、外付HDD150に記録されているコンテンツが利用可能か否かの報知を行う。本実施形態は、報知する際に、外付HDD150に設けられたLED401を用いる例とする。
図2に戻り、接続制御部202は、接続検知部211と、判定部212と、報知部213と、を備えている。
接続検知部211は、テレビジョン装置100の接続I/F25等に記憶装置が接続されているか否かを判定する。本実施形態では記憶装置として、外付HDD150が接続されているか否かを判定する例について説明するが、SSDやメモリカード等が接続されているか否かを判定しても良い。
判定部212は、接続検知部211により接続されていると判定された記憶装置(例えば、外付HDD150)に対して、ダビング操作(コピー)が可能なコンテンツがあるか否かを判定する。さらに、判定部212は、接続検知部211により接続されていると判定された記憶装置(例えば、外付HDD150)に対して、再生、移動が可能なコンテンツがあるか否かを判定する。
報知部213は、判定部212の判定結果を示した報知を行う。本実施形態の報知部213は、接続I/F25に接続された記憶装置に記憶されている「機器バインド」方式のコンテンツデータがテレビジョン装置100で利用(例えば、コピー、移動、再生)可能であるか否か、及び「メディアバインド」方式のコンテンツデータがテレビジョン装置100で利用(例えば、移動、再生)可能であるか否か、のうちいずれか一つ以上を報知する。
本実施形態の報知部213は、報知する際に、テレビジョン装置100に接続された記憶装置のLED等を用いる。これにより、記憶装置がテレビジョン装置100に接続された際に、コンテンツの利用が可能か否かを判定できる。
図5は、本実施形態の外付HDD150がテレビジョン装置に接続された際に、点灯するLEDを例示した図である。図5の(A)に示されるテレビジョン装置100は、外付HDD150に上述したコンテンツ保護方式を用いてコンテンツデータを記録した再生装置とする。従って、テレビジョン装置100に外付HDD150が接続された際に、テレビジョン装置100の報知部213は、外付HDD150のLED551が、ダビング操作までが可能であることを示す緑色で点灯するよう制御する。
図5の(B)に示されるテレビジョン装置500は、外付HDD150にコンテンツデータを記録した装置ではないが、「メディアバインド」方式のNSM規格に対応している再生装置とする。従って、テレビジョン装置500に外付HDD150が接続された際に、テレビジョン装置500の報知部213は、外付HDD150のLED553が、再生と移動が可能であることを示す黄色で点灯するよう制御する。
図5の(C)に示されるテレビジョン装置501は、外付HDD150にコンテンツデータを記録した装置ではない上、「メディアバインド」方式のNSM規格に対応していない再生装置とする。従って、テレビジョン装置501に外付HDD150が接続された際に、テレビジョン装置501の報知部213が、外付HDD150のLED553が、コンテンツを利用できないことを示す赤色で点灯するよう制御する。
このように、本実施形態では、外付HDD150の接続対象となるテレビジョン装置100、500、501は、制御部21に、少なくともソフトウェア構成として、接続制御部202を備えている。
なお、本実施形態では、コンテンツの利用が許容される態様に応じて、外付HDD150のLEDで点灯させる色を変更する例について説明したが、色の変更に制限するものではなく、例えば点滅等を変更しても良い。
次に、本実施形態のテレビジョン装置100における、記憶装置を接続した際に行われる処理について説明する。図6は、本実施形態のテレビジョン装置100における上述した処理の手順を示すフローチャートである。
まず、接続検知部211が、接続I/F25等を介して、記憶装置(例えば外付HDD150)が接続されたか否かを検出する(ステップS601)。接続を検出しなかった場合(ステップS601:No)、再びステップS601から処理を繰り返す。
一方、接続検知部211が、記憶装置の接続を検出した場合(ステップS601:Yes)、判定部212が、接続された記憶装置にダビング操作(コピー)が可能なコンテンツデータ、換言すればテレビジョン装置100が「機器バインド」方式で保存したコンテンツデータがあるか否かを判定する(ステップS602)。
判定部212が、ダビング操作(コピー)が可能なコンテンツデータ(テレビジョン装置100が「機器バインド」方式で保存したコンテンツデータ)があると判定した場合(ステップS602:Yes)、報知部213が、記憶装置のLEDを緑色で点灯させる報知制御を行う(ステップS603)。
一方、判定部212が、ダビング操作(コピー)が可能なコンテンツデータ(テレビジョン装置100が「機器バインド」方式で保存したコンテンツデータ)がないと判定した場合(ステップS602:No)、判定部212は、記憶装置に再生、移動制御が可能なコンテンツデータ、換言すれば「メディアバインド」方式で保存したコンテンツデータがあるか否かを判定する(ステップS604)。
判定部212が、再生、移動制御が可能なコンテンツデータ(「メディアバインド」方式で保存したコンテンツデータ)があると判定した場合(ステップS604:Yes)、報知部213が、記憶装置のLEDを黄色で点灯させる報知制御を行う(ステップS605)。
一方、判定部212が、再生、移動制御が可能なコンテンツデータ(「メディアバインド」方式で保存したコンテンツデータ)がないと判定した場合(ステップS604:No)、もしくは、再生、移動制御が可能なコンテンツデータ(「メディアバインド」方式で保存したコンテンツデータ)があると判定したが、自身が「メディアバインド」方式のNSM規格に対応していない場合、報知部213が、記憶装置のLEDを赤色で点灯させると共にブザーによる報知制御を行う(ステップS606)。
本実施形態では、テレビジョン装置100が、記憶装置のLEDを点灯制御する例について説明したが、記憶装置が有する出力部、例えば音声出力部から報知を行っても良い。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、テレビジョン装置100が、記憶装置のLEDの点灯制御で、コンテンツデータが利用できるか否かを報知する例について説明した。しかしながら、記憶装置側が報知制御に対応していない場合がある。そこで、第2の実施形態では、記憶装置側が報知制御に対応していない場合について説明する。
図7は、テレビジョン装置100の報知部213が、当該テレビジョン装置100に接続された外付HDD700を介して報知制御できないため、表示部30で報知制御した例を示した図である。
図7に示される例では、判定部212が外付HDD700において、ダビング操作(コピー)、及び移動、再生が可能なコンテンツデータがあると判定した後、報知部213が、判定結果に従って、表示部30に、「接続された記憶装置のコンテンツはダビング操作(及び移動、再生)が可能です」701と表示することで、コンテンツデータが利用できることを報知する。なお、本実施形態では、表示部30にポップアップ表示する例について説明するが、ポップアップ表示に制限するものではなく、テレビジョン装置100を用いた報知であればよい。
次に、本実施形態のテレビジョン装置100における、記憶装置を接続した際に行われる処理について説明する。図8は、本実施形態のテレビジョン装置100における上述した処理の手順を示すフローチャートである。
まず、接続検知部211が、接続I/F25等を介して、記憶装置(例えば外付HDD150)が接続されたか否かを検出する(ステップS801)。接続を検出しなかった場合(ステップS801:No)、再びステップS801から処理を繰り返す。
一方、接続検知部211が、記憶装置の接続を検出した場合(ステップS801:Yes)、接続検知部211が、接続された記憶装置のLED制御が可能か否かを検出する(ステップS802)。LED制御が可能であると判定した場合に(ステップS802:Yes)、LEDフラグに“1”を設定(LEDフラグ=“1”)する(ステップS803)。一方、LED制御が可能でないと判定した場合に(ステップS802:No)、LEDフラグに“0”を設定(LEDフラグ=“0”)する(ステップS804)。
そして、判定部212が、接続された記憶装置にダビング操作(コピー)が可能なコンテンツデータ、換言すればテレビジョン装置100が「機器バインド」方式で保存したコンテンツデータがあるか否かを判定する(ステップS805)。
判定部212が、ダビング操作(コピー)が可能なコンテンツデータ(テレビジョン装置100が「機器バインド」方式で保存したコンテンツデータ)があると判定した場合(ステップS805:Yes)、報知部213が、LEDフラグが“1”か否かを判定する(ステップS806)。LEDフラグが“1”と判定した場合(ステップS806:Yes)、記憶装置のLEDを緑色で点灯させる報知制御を行う(ステップS808)。一方、LEDフラグが“1”ではないと判定した場合(ステップS806:No)、表示部30にコンテンツのダビング操作が可能である旨を表示する(ステップS807)。
一方、判定部212が、ダビング操作(コピー)が可能なコンテンツデータ(テレビジョン装置100が「機器バインド」方式で保存したコンテンツデータ)がないと判定した場合(ステップS805:No)、判定部212は、記憶装置に再生、移動制御が可能なコンテンツデータ、換言すれば「メディアバインド」方式で保存したコンテンツデータがあるか否かを判定する(ステップS809)。
判定部212が、再生、移動制御が可能なコンテンツデータ(「メディアバインド」方式で保存したコンテンツデータ)があると判定した場合(ステップS809:Yes)、報知部213が、LEDフラグが“1”か否かを判定する(ステップS810)。LEDフラグが“1”と判定した場合(ステップS810:Yes)、記憶装置のLEDを黄色で点灯させる報知制御を行う(ステップS811)。一方、LEDフラグが“1”ではないと判定した場合(ステップS810:No)、表示部30にコンテンツの再生、移動操作が可能である旨を表示する(ステップS812)。
一方、判定部212が、再生、移動制御が可能なコンテンツデータ(「メディアバインド」方式で保存したコンテンツデータ)がないと判定した場合(ステップS809:No)、もしくは、再生、移動制御が可能なコンテンツデータ(「メディアバインド」方式で保存したコンテンツデータ)があると判定したが、自身が「メディアバインド」方式のNSM規格に対応していない場合、報知部213が、LEDフラグが“1”か否かを判定する(ステップS813)。LEDフラグが“1”と判定した場合(ステップS813:Yes)、記憶装置のLEDを赤色で点灯させると共にブザーによる報知制御を行う(ステップS815)。一方、LEDフラグが“1”ではないと判定した場合(ステップS813:No)、表示部30にコンテンツを利用できない旨を表示する(ステップS814)。
上述した処理手順により、記憶装置の点灯制御が可能か否かにかかわらず、ユーザに対して、記憶装置内に記録されたコンテンツデータを利用可能か否かの報知が可能となる。
本実施形態では、記憶装置のLEDの点灯制御ができない場合に、テレビジョン装置100の表示部30で報知を行う例について説明したが、表示部30を用いることに制限するものではなく、スピーカ20等の他の出力部を用いても良い。
(変形例1)
第1の実施形態及び第2の実施形態では、記憶装置のLED又はテレビジョン装置100の表示部30を用いて報知を行う例について説明した。しかしながら、記憶装置のLED及びテレビジョン装置100の表示部30のうちいずれか一方のみを用いることに制限するものではない。そこで、変形例1においては、報知部213が、記憶装置のLED及びテレビジョン装置100の表示部30の両方を用いて、報知制御を行うこととする。当該報知制御を行った場合においても、上述した実施形態と同様の効果を得られる。
(変形例2)
上述した実施形態においては、「メディアバインド」方式のコンテンツデータ及び「機器バインド」方式のコンテンツデータが記憶装置に格納されている例について説明した。しかしながら、記憶装置に格納されているコンテンツデータを、「メディアバインド」方式及び「機器バインド」方式の両方である必要はない。変形例2では、「メディアバインド」方式のコンテンツデータ、及び「機器バインド」方式のコンテンツデータのいずれか一方が記憶装置に格納されている例について説明する。
本変形例では、テレビジョン装置100に、「機器バインド」方式のコンテンツデータが記録された記録装置に接続された際、判定部212が、自装置で録画したコンテンツデータであると判定した場合、報知部213は、コピー、移動、再生ができる旨の報知制御を行う。一方、判定部212が「機器バインド」方式のコンテンツデータが自装置で録画したものでないと判定した場合、報知部213は、コンテンツデータを利用できない旨の報知制御を行う。
また、テレビジョン装置100に、「メディアバインド」方式のコンテンツデータが記録された記録装置に接続された際に、自装置が「メディアバインド」方式に準拠している場合には、報知部213は、移動、再生ができる旨の報知制御を行う。一方、自装置が「メディアバインド」方式に準拠していない場合には、報知部213は、コンテンツデータを利用できない旨の報知制御を行う。
上述した実施形態及び変形例においては、ユーザが、記憶装置に記憶されたコンテンツを再生装置(例えば、テレビジョン装置)で利用可能か否かを認識できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
25…接続I/F、100…テレビジョン装置、201…記録制御部、202…接続制御部、211…接続検知部、212…判定部、213…報知部、150…外付HDD。

Claims (15)

  1. コンテンツを第1のコンテンツ保護方式を用いて暗号化された第1のコンテンツデータと、当該コンテンツを当該第1のコンテンツ保護方式と異なる第2のコンテンツ保護方式を用いて暗号化された第2のコンテンツデータと、を記憶した記憶装置と、接続可能な接続部と、
    前記接続部に接続された前記記憶装置に記憶されている前記第1のコンテンツデータが自装置で利用可能であるか否か、及び前記第2のコンテンツデータが自装置で利用可能であるか否かのうちいずれか一つ以上を報知する報知部と、
    を備える再生装置。
  2. 前記報知部は、前記接続部に接続された前記記憶装置が有する出力部から、前記報知を行う、
    請求項1に記載の再生装置。
  3. 前記報知部は、前記接続部に接続された前記記憶装置が出力部を有していない場合に、前記再生装置が有する出力部から、前記報知を行う、
    請求項2に記載の再生装置。
  4. 前記報知部は、前記接続部に接続された前記記憶装置が有している出力部、及び前記再生装置が有する出力部から前記報知を行う、
    請求項1に記載の再生装置。
  5. 前記接続部が接続可能な前記記憶装置は、コンテンツの録画を行った装置以外では再生できない第1のコンテンツ保護方式を用いて暗号化された第1のコンテンツデータと、第2のコンテンツ保護方式に対応した装置であれば再生可能であるが、コンテンツデータのコピーを許容しない第2のコンテンツ保護方式を用いて暗号化された第2のコンテンツデータと、を記憶する、
    請求項1に記載の再生装置。
  6. 再生装置で実行されるコンテンツ制御方法であって、
    コンテンツを第1のコンテンツ保護方式を用いて暗号化された第1のコンテンツデータと、当該コンテンツを当該第1のコンテンツ保護方式と異なる第2のコンテンツ保護方式を用いて暗号化された第2のコンテンツデータと、を記憶した記憶装置が、再生装置の接続部に接続された場合に、前記記憶装置に記憶されている前記第1のコンテンツデータが自装置で利用可能であるか否か、及び前記第2のコンテンツデータが自装置で利用可能であるか否かのうちいずれか一つ以上の報知を行う、
    コンテンツ制御方法。
  7. 前記接続部に接続された前記記憶装置が有する出力部から、前記報知を行う、
    請求項6に記載のコンテンツ制御方法。
  8. 前記接続部に接続された前記記憶装置が出力部を有していない場合に、前記再生装置が有する出力部から、前記報知を行う、
    請求項7に記載のコンテンツ制御方法。
  9. 前記接続部に接続された前記記憶装置が有している出力部、及び前記再生装置が有する出力部から前記報知を行う、
    請求項6に記載のコンテンツ制御方法。
  10. コンテンツの録画を行った装置以外では再生できない第1のコンテンツ保護方式を用いて暗号化された第1のコンテンツデータと、第2のコンテンツ保護方式に対応した装置であれば再生可能であるが、コンテンツデータのコピーを許容しない第2のコンテンツ保護方式を用いて暗号化された第2のコンテンツデータと、を記憶した記憶装置が、再生装置の接続部に接続された場合に、前記報知を行う、
    請求項6に記載のコンテンツ制御方法。
  11. コンテンツを第1のコンテンツ保護方式を用いて暗号化された第1のコンテンツデータと、当該コンテンツを当該第1のコンテンツ保護方式と異なる第2のコンテンツ保護方式を用いて暗号化された第2のコンテンツデータと、を記憶した記憶装置が、再生装置の接続部に接続された場合に、前記記憶装置に記憶されている前記第1のコンテンツデータが自装置で利用可能であるか否か、及び前記第2のコンテンツデータが自装置で利用可能であるか否かのうちいずれか一つ以上の報知を行う報知ステップ、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  12. 前記報知ステップは、前記接続部に接続された前記記憶装置が有する出力部から、前記報知を行う、
    請求項11に記載のプログラム。
  13. 前記報知ステップは、前記接続部に接続された前記記憶装置が出力部を有していない場合に、前記再生装置が有する出力部から、前記報知を行う、
    請求項12に記載のプログラム。
  14. 前記報知ステップは、前記接続部に接続された前記記憶装置が有している出力部、及び前記再生装置が有する出力部から前記報知を行う、
    請求項11に記載のプログラム。
  15. 前記報知ステップは、コンテンツの録画を行った装置以外では再生できない第1のコンテンツ保護方式を用いて暗号化された第1のコンテンツデータと、第2のコンテンツ保護方式に対応した装置であれば再生可能であるが、コンテンツデータのコピーを許容しない第2のコンテンツ保護方式を用いて暗号化された第2のコンテンツデータと、を記憶した記憶装置が、再生装置の接続部に接続された場合に、前記報知を行う、
    請求項11に記載のプログラム。
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