JP2016141481A - エレベーターの乗降時注意喚起装置 - Google Patents

エレベーターの乗降時注意喚起装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016141481A
JP2016141481A JP2015015823A JP2015015823A JP2016141481A JP 2016141481 A JP2016141481 A JP 2016141481A JP 2015015823 A JP2015015823 A JP 2015015823A JP 2015015823 A JP2015015823 A JP 2015015823A JP 2016141481 A JP2016141481 A JP 2016141481A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
car
light emitting
sill
elevator
landing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015015823A
Other languages
English (en)
Inventor
理紗 西村
Risa Nishimura
理紗 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Building Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Building Systems Co Ltd
Priority to JP2015015823A priority Critical patent/JP2016141481A/ja
Publication of JP2016141481A publication Critical patent/JP2016141481A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Elevator Door Apparatuses (AREA)

Abstract

【課題】かご敷居と乗り場敷居の段差に対する利用客の注意喚起力を高めたエレベーターの乗降時注意喚起装置を提供する。
【解決手段】エレベーターかご11の床面11a及び壁面11bの所要の個所に発光装置1〜5を設置する。エレベーターかご11が目的階に到着してから他の開に移動するまでの所定のタイミングで、かご敷居7と乗り場敷居9の段差の大きさxに応じて、設置された発光装置1〜5を点灯又は点滅を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、エレベーターを乗降する利用客に敷居の位置や敷居部分の段差の大きさを明示して注意を喚起するエレベーターの乗降時注意喚起装置に関する。
エレベーターを設置した建屋の各階には、エレベーター乗り場が設けられており、当該エレベーター乗り場とエレベーターかごの昇降路との間には、乗り場ドアが備えられている。一方、エレベーターかごには、その乗降口側にかごドアが設けられている。エレベーター乗り場には乗り場ドアを案内する乗り場敷居が設けられ、エレベーターかごの乗降口側にはかごドアを案内するかご敷居が設けられている。乗り場ドア及びかごドアは、エレベーターかごが目的階に到着すると、乗り場敷居及びかご敷居にそれぞれ案内されて、同時に開く仕組みになっている。乗り場ドア及びかごドアが開くと、建屋とエレベーターかご間のアクセスが可能となり、エレベーターかごに乗車中の利用客は、かご敷居及び乗り場敷居の上を通って建屋側に移動でき、エレベーター乗り場で待機中の利用客は、乗り場敷居及びかご敷居の上を通ってエレベーターかごに乗車できる。なお、乗り場敷居及びかご敷居は、エレベーター乗り場とエレベーターかごとの隙間を小さくして、利用客の乗降を容易かつ安全なものにする役目も担っている。
エレベーターには、エレベーターかごが目的階に到着したときのエレベーターかごの停止位置を検出する停止位置検出装置が備えられている。停止位置検出装置としては、昇降路の壁面及びエレベーターかごの外面のいずれか一方に設けられた光電スイッチや近接スイッチ等の検出器と、昇降路の壁面及びエレベーターかごの外面のいずれか他方に設けられ、検出器をオン・オフする遮へい板からなるものを用いるのが一般的である。エレベーターの据付け時及びメンテナンス時には、エレベーターかごが目的階に到着したとき、乗り場敷居とかご敷居との間に段差が生じないように検出器と遮へい板の位置関係が調整される。しかし、かご内の負荷変動によるロープの延び縮み等で段差が生じる場合があり、乗り場敷居とかご敷居との間に段差があると、利用客の乗降が円滑に行われにくくなり、エレベーターの運行効率が悪くなるため、利用客に敷居の位置、段差の有無及び段差の大きさ等を報知して、注意を喚起することが望ましい。特に、高齢者や体の不自由な利用客にとっては、敷居の位置、段差の有無及び段差の大きさ等について予め注意が喚起されていると、戸惑うことなくエレベーターを乗降できるので、エレベーターの利用を便利かつ安全なものにすることができる。
従来、敷居の位置に対する利用客の注意を喚起する装置としては、敷居の長手方向に沿って複数の発光素子を一連に並べ、これら複数の発光素子をドアパネルの移動時にその移動方向と同じ方向に順々に点灯させるものが提案されている(例えば特許文献1の請求項1参照。)。
特開2010−126277号公報
しかしながら、特許文献1に記載のドア敷居照明装置は、乗り場敷居及びかご敷居だけに発光素子を並べる構成であるので、利用客に敷居の位置についての注意を喚起できるとしても、乗り場敷居とかご敷居の段差の有無や段差の大きさについては注意を喚起することができず、利用客への注意喚起力が弱い。また、特許文献1に記載のドア敷居照明装置は、乗り場敷居及びかご敷居だけに発光素子を並べる構成であることから、混雑時にエレベーターかごの奥側に乗っている利用客からはドア敷居の照明状態を視認しにくく、この点からも利用客への注意喚起力が弱い。
本発明は、このような従来技術の問題を解消するためになされたものであり、その目的は、敷居の位置だけでなく、乗り場敷居とかご敷居の段差の有無や段差の大きさについても利用客に注意を喚起可能なエレベーターの乗降時注意喚起装置を提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するため、建屋のエレベーター乗り場に設けられた乗り場敷居と、当該乗り場敷居に沿って開閉される乗り場ドアと、昇降路内を昇降するエレベーターかごに設けられたかご敷居と、当該かご敷居に沿って開閉されるかごドアと、前記エレベーターかごの床面及び壁面の少なくとも1箇所に設置された発光装置と、前記乗り場ドア及び前記かごドアが開閉される所定の状態に応じて前記発光装置の駆動を制御する駆動制御装置と、前記エレベーターかごが目的階に到着したときの前記乗り場敷居に対する前記かご敷居の停止位置を検出する停止位置検出装置とを備え、前記駆動制御装置は、前記乗り場敷居と前記かご敷居の段差量に応じて割り当てられた複数の前記発光装置の駆動モードを記憶しており、前記エレベーターかごが目的階に到着したとき、前記停止位置検出装置の出力信号から求められる前記乗り場敷居と前記かご敷居の段差量に応じて、前記発光装置の駆動モードを切り換えることで注意喚起を行う。
本発明によると、エレベーターかごが目的階に到着する毎に、乗り場敷居とかご敷居の段差の有無及び段差の大きさをエレベーターの利用客に知らせることができるので、乗り場敷居及びかご敷居を通過する利用客の安全を確保して利用客の流れを円滑にでき、エレベーターの運行効率の向上を図ることができる。
実施形態に係る乗降時注意喚起装置の構成を示すブロック図である。 実施形態に係る乗降時注意喚起装置を備えたエレベーターの平面方向から見た断面図である。 実施形態に係る乗降時注意喚起装置に備えられる発光装置の配置をエレベーターかごの奥側から見た図である。 実施形態に係るエレベーターの乗り場敷居とかご敷居との間に生じる段差の説明図である。 実施形態に係るエレベーターに備えられる停止位置検出装置の構成図である。 実施形態に係る駆動制御装置の記憶部に記憶される各階床の段差量を例示する表図である。 実施形態に係る駆動制御装置が実行する発光装置の駆動モードを例示する表図である。 実施形態に係る乗降時注意喚起装置に備えられる発光装置の発光モードの説明図である。
本発明に係る乗降時注意喚起装置の実施形態を説明するに先立ち、ますエレベーターの構成を、図2及び図3を参照しながら説明する。
図2に示すように、エレベーターかご11は、昇降路12内に昇降可能に収められており、昇降路12は、壁面12aを隔てて建屋側に設けられたエレベーター乗り場13と隔離されている。かごドア6及びかご敷居7は、エレベーターかご11に取り付けられており、エレベーターかご11の昇降に従って昇降路12内を昇降する。一方、乗り場ドア8及び乗り場敷居9は、昇降路12の壁面12aに取り付けられており、エレベーターかご11にアクセスするための乗降口として建屋の各階に設けられている。
エレベーターかご11は、図3に示すように、床面11aと壁面11bと天井面11cとを有する箱形に形成されており、前方側の壁面11bには、2枚のかごドアパネル6a、6bの組み合わせからなるかごドア6が設けられている。かごドアパネル6a、6bは、かご敷居7の上面に形成されたかごドア案内溝7aに沿って開閉する。一方、エレベーター乗り場13と昇降路12の間には、2枚の乗り場ドアパネル8a、8bの組み合わせからなる乗り場ドア8が設けられている。乗り場ドアパネル8a、8bは、乗り場敷居9の上面に形成された乗り場ドア案内溝9aに沿って開閉する。
エレベーターかご11が目的階に到着すると、かごドアパネル6aと乗り場ドアパネル8a、及び、かごドアパネル6bと乗り場ドアパネル8bが一体となって開方向にスライドする。これにより、エレベーターかご11からエレベーター乗り場13へのアクセス、及び、エレベーター乗り場13からエレベーターかご11へのアクセスが可能になる。また、利用客の乗降が終了し、行き先階が指示されると、かごドアパネル6aと乗り場ドアパネル8a、及び、かごドアパネル6bと乗り場ドアパネル8bが一体となって閉方向にスライドする。
次に、本発明に係るエレベーターの乗降時注意喚起装置の実施形態を、図を用いて説明する。
図1に示すように、実施形態に係るエレベーターの乗降時注意喚起装置10は、エレベーターかご11内の所定の位置に設置された複数の発光装置1〜5と、エレベーターかご11が目的階に到着したときの乗り場敷居9に対するかご敷居7の停止位置を検出する停止位置検出装置20と、停止位置検出装置20の出力信号から求められる乗り場敷居9とかご敷居7の段差量に応じて発光装置1〜5の駆動モードを切り換える駆動制御装置30を備えている。駆動制御装置30は、停止位置検出装置20の出力信号を受け入れる入力部31と、発光装置1〜5に制御信号を出力する出力部32と、所要のデータ及び処理フローを記憶した記憶部33と、停止位置検出装置20の出力信号及び記憶部33に記憶されたデータから発光装置1〜5の制御信号を生成して出力するCPU(中央処理装置)34とから構成される。
図1〜図3に示すように、本実施形態に係る発光装置1〜5は、複数の発光体14をライン状に並べることにより構成されている。なお、これらの各図に表記した例では、長さ方向に多数の発光体14が一定ピッチで配列され、幅方向に2列の発光体14が配列されているが、本発明の要旨はこれに限定されるものではなく、エレベーターの利用客の視認性を考慮して適宜の配列で発光体14を配列することができる。発光体14としては、公知に属する任意の発光体を用いることができるが、長寿命にして消費電力が少ないことから、LED(発光ダイオード)が特に好適である。発光体14としてLEDを用いる場合には、赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード及び青色発光ダイオードの組み合わせをもって発光体14を構成し、発光体14から任意の色の光を発光できるように発光装置を構成する。
図2及び図3に示すように、発光装置1、2、3は、エレベーターかご11の床面11aに設置される。このうち、発光装置1は、エレベーターかご11の奥側から見て、床面11aの左側辺部に沿って配置され、発光装置2は、床面11aの右側辺部に沿って配置され、発光装置3は、床面11aの前方のかご敷居7に沿う部分に配置される。これに対して、発光装置4、5は、エレベーターかご11の壁面11bに設置される。このうち、発光装置4は、エレベーターかご11の奥側から見て、左前側の角部に沿って垂直に配置され、発光装置5は、右前側の角部に沿って垂直に配置される。なお、発光装置1〜5は、損傷を防止するため、エレベーターかご11の床面11a及び壁面11bに埋め込むことが望ましい。
停止位置検出装置20は、図5(a)、(b)に示すように、エレベーターかご11の所要の部分に設置された光電スイッチや近接スイッチ等の検出器21と、昇降路12の壁面12aのエレベーター乗り場13の近傍に設置された遮へい板22とから構成される。検出器21には、開口側から奥行き側に向けて複数個(図5の例では、4個)の検出素子21a、21b、21c、21dが備えられている。これに対して遮へい板22の先端側には、複数段(図5の例では、3段)の段差が設けられており、遮へい板22の幅が4段階に区画されている。検出素子21aは遮へい板22の幅が最も大きい部分(第1部分)22aを検出するように配置され、検出素子21bは遮へい板22の幅が次に大きい部分(第2部分)22bを検出するように配置される。また、検出素子21cは遮へい板22の幅が次に大きい部分(第3部分)22cを検出するように配置され、検出素子21dは遮へい板22の幅が最も小さい部分(第4部分)22dを検出するように配置される。
エレベーターかご11が目的階に達すると、図5(a)、(b)に示すように、平面形状がコの字形に形成された検出器21の内部の空間内に遮へい板22が入り、検出素子21a、21b、21c、21dがオフからオンに、又はオンからオフに切り換えられて、エレベーターかご11が停止する。上述したように、エレベーターの据付け時及びメンテナンス時においては、エレベーターかごが目的階に到着したとき、乗り場敷居とかご敷居との間に段差が生じないように検出器21及び遮へい板22の位置関係が調整されるが、エレベーターかご11内の負荷変動によっては、ロープの延び縮み等により、段差が生じる場合があり得る。実施形態に係るエレベーターは、複数個の検出素子21a、21b、21c、21dを備えた検出器21と、複数段の段差を有する遮へい板22を備えているので、各階のエレベーター乗り場13におけるかご敷居7と乗り場敷居9の段差量xは、各検出素子21a、21b、21c、21dのオンオフ状態を検出することにより知ることができる。
即ち、検出器21の内部空間内に遮へい板22が入り、図5(b)に示すように、検出素子21a、21b、21c、21dが遮へい板22の第1部分22a、第2部分22b、第3部分22c、第4部分22dの全てを検出したときは、エレベーター乗り場13の所定の位置にエレベーターかご11が停止し、かご敷居7と乗り場敷居9との間に段差が生じていないと判断できる。また、検出素子21a、21b、21cが遮へい板22の第1部分22a、第2部分22b、第3部分22cを検出し、検出素子21dが第4部分22dを検出していないときは、かご敷居7と乗り場敷居9との間に第1段の段差が生じていると判断できる。また、検出素子21a、21bが遮へい板22の第1部分22a、第2部分22bを検出し、検出素子21c、21dが遮へい板22の第3部分22c、第4部分22dを検出していないときは、かご敷居7と乗り場敷居9との間に第2段の段差が生じていると判断できる。さらに、検出素子21aが遮へい板22の第1部分22aを検出し、検出素子21b、21c、21dが遮へい板22の第2部分22b、第3部分22c、第4部分22dを検出していないときは、かご敷居7と乗り場敷居9との間に第3段の段差が生じていると判断できる。加えて、検出素子21a、21b、21c、21dが遮へい板22の第1部分22a、第2部分22b、第3部分22c、第4部分22dを全て検出しないときは第4段の段差が生じていると判断できる。
図6に検出素子21a、21b、21c、21dによる遮へい板22の検出状態と段差量xとの関係を例示する。なお、表中の○印は検出素子が遮へい板を検出したことを示しており、×印は検出素子が遮へい板を検出していないことを示している。図6の例では、第1段の段差の段差量xが2mm、第2段の段差の段差量xが4mm、第3段の段差の段差量xが7mm、第4段の段差の段差量xが10mm以上に設定されている。図6のデータは、駆動制御装置30の記憶部に記憶されている。なお、図5の例では、エレベーターかご11に検出器21を設け、昇降路12の壁面12aに遮へい板22を設けたが、これとは逆に、エレベーターかご11に遮へい板22を設け、昇降路12の壁面12aに検出器21を設けることもできる。
駆動制御装置30の記憶部33は、図6に示した各段の段差量xと共に、図7に示す段差量の基準値A、B、C、及び、かご敷居7と乗り場敷居9の段差量xに応じて割り当てられた複数の発光装置の駆動モードを記憶しており、エレベーターかご11が目的階に到着したとき、CPU34は停止位置検出装置20の出力信号から求められるかご敷居7と乗り場敷居9の段差量xに応じた発光装置の駆動モードを記憶部33から読み出して、発光装置1〜5の駆動モードを切り換える。この発光装置1〜5の駆動制御は、エレベーターかご11が目的階に到着した後、かごドア6及び乗り場ドア8が閉じるまで行われる。
発光装置1〜5の駆動モード切換の第1例は、かご敷居7と乗り場敷居9の段差量xが予め設定された1つの段差量基準値よりも小さいか大きいかによって、発光装置1〜5の駆動モードを消灯モード又は点灯モードに切り換えるというものである。一例としては、図7(a)に示すように、駆動制御部30に1つの段差量基準値Aを記憶しておき、かご敷居7と乗り場敷居9の段差量xがこの段差量基準値Aよりも小さい場合には、発光装置1〜5を点灯せず、大きい場合には、発光装置1〜5を点灯するという制御を行うことができる。例えば、段差量基準値Aとして3mmが設定されている場合においては、エレベーターかご11が1階で停止した場合には発光装置1〜5が点灯せず(消灯)、エレベーターかご11が2階、3回、4回で停止した場合には発光装置1〜5が点灯する。
発光装置1〜5の駆動モード切換の第2例は、かご敷居7と乗り場敷居9の段差量xが予め設定された1又は複数の段差量基準値によって区分されるどの範囲に入るかによって、発光装置1〜5の発光色を変更するように発光装置1〜5の駆動モードを切り換えるというものである。一例としては、図7(b)に示すように、駆動制御装置30の記憶部33に3つの段差量基準値A、B、Cを記憶しておき、かご敷居7と乗り場敷居9の段差量xが段差量基準値A未満である場合には発光装置1〜5を点灯せず、段差量基準値A以上段差量基準値B未満である場合には発光装置1〜5を青色に点灯し、段差量基準値B以上段差量基準値C未満である場合には発光装置1〜5を黄色に点灯し、段差量基準値C以上である場合には発光装置1〜5を赤色に点灯するという制御を行うことができる。例えば、段差量基準値Aとして3mm、段差基準値Bとして6mm、段差基準値Cとして9mmが設定されている場合においては、エレベーターかご11が1階で停止した場合には発光装置1〜5が点灯せず(消灯)、エレベーターかご11が2階で停止した場合には発光装置1〜5が青色に点灯し、エレベーターかご11が3階で停止した場合には発光装置1〜5が黄色に点灯し、エレベーターかご11が4階で停止した場合には発光装置1〜5が赤色に点灯する。
このように、かご敷居7と乗り場敷居9の段差量xに応じて発光装置1〜5の駆動モードを切り換えると、利用客にかご敷居の位置のみならず段差の大きさについても注意を喚起できるので、かご敷居7と乗り場敷居9の間に段差が生じている場合にも、かご敷居7及び乗り場敷居9を通過する利用客の流れを円滑なものにできる。よって、エレベーターの安全性及び運行効率の向上を図ることができる。
次に、発光装置1〜5を点灯制御する場合における発光装置1〜5の点灯モードの制御について説明する。発光装置1〜5を点灯する際には、発光装置1〜5を点灯させることもできるし、利用客への注意喚起力を高めるため点滅させることもできる。また、点滅させる場合には、個々の発光体14を個別に点滅させることもできるし、発光装置1〜5を構成する複数の発光体14を複数のブロックに分け、ブロック毎に点滅を制御することもできる。
以下、発光装置1〜5を構成する複数の発光体14のブロック分けとブロック毎の点滅制御につき、図2、図3、図8を用いて説明する。
図2、図3、図8に示すように、発光装置1は長さ方向に関して4つのブロック1a、1b、1c、1dに分割されている。発光装置2は長さ方向に関して4つのブロック2a、2b、2c、2dに分割されている。発光装置3は長さ方向に関して5つのブロック3a、3b、3c、3d、3eに分割されている。発光装置4は長さ方向に関して4つのブロック4a、4b、4c、4dに分割されている。発光装置5は長さ方向に関して4つのブロック5a、5b、5c、5dに分割されている。
図8に各発光装置1〜5の発光モードを示す。発光装置1、2については、エレベーターかご11が目的階に到着したT=0のタイミングで、ブロック1d、2dのみが点灯して他のブロックは消灯している。T=0から所定時間後のT=1のタイミングでは、ブロック1c、2cのみが点灯して他のブロックは消灯している。T=1から所定時間後のT=2のタイミングでは、ブロック1b、2bのみが点灯して他のブロックは消灯している。T=2から所定時間後のT=3のタイミングでは、ブロック1a、2aのみが点灯して他のブロックは消灯している。以後、この点灯モードをかごドア6及び乗り場かご8が閉じるまで繰り返す。これにより、エレベーターかご11内の利用客にかご敷居7の位置、段差の有無及び段差の大きさを明確に報知することができる。
また、発光装置3については、T=0のタイミングで、ブロック3a、3eのみが点灯して他のブロックは消灯している。T=1のタイミングでは、ブロック3b、3dのみが点灯して他のブロックは消灯している。T=2のタイミングでは、ブロック3eのみが点灯して他のブロックは消灯している。T=3のタイミングでは、全ブロック1a〜3eが消灯している。以後、この点灯モードをかごドア6及び乗り場かご8が閉じるまで繰り返す。これにより、エレベーターかご11内の利用客にかごドア6及び乗り場かご8の閉じ方向を明確に報知することができる。また、これとは逆に、かごドア6及び乗り場かご8が開く方向にブロック3a〜3eの点灯を制御することもできる。
さらに、発光装置4、5については、T=0のタイミングで、ブロック4c、5cのみが点灯して他のブロックは消灯している。T=1のタイミングでは、ブロック4b、5bのみが点灯して他のブロックは消灯している。T=2のタイミングでは、ブロック4a、5aのみが点灯して他のブロックは消灯している。T=3のタイミングでは、ブロック4d、5dのみが点灯して他のブロックは消灯している。以後、この点灯モードをかごドア6及び乗り場かご8が閉じるまで繰り返す。これにより、混雑しているエレベーターかご11の奥側にいる利用客にも、かご敷居7の位置、段差の有無及び段差の大きさを明確に報知することができる。
以上のように、本発明の乗降時注意喚起装置によれば、かごドア6及び乗り場ドア8が開き、エレベーターかご11を乗り降りする際、かごドアパネル6a、6bと乗り場ドアパネル8a、8bの動きが発光装置1、2、3、4、5の点灯に連動するため、かご敷居7及び乗り場敷居9との段差量xに意識が向かい、安全にエレベーターかご11とエレベーター乗り場13の行き来が可能となる。また、エレベーターかご11内が混雑している場合でも、発光装置1、2、3、4、5によりエレベーターかご11の奥側にいても、発光装置1、2、3、4、5の発光の有無と発光色により段差の大きさの判断が容易になるので、利用客にエレベーターかごの乗降時の注意喚起ができ、スムーズな乗降が可能となる。
なお、上述の実施形態では、各階において生じるかご敷居7と乗り場敷居9の段差量xを予め測定し、駆動制御装置30に記憶する構成としたが、本発明の要旨はこれに限定されるものではなく、検出器21と遮へい板22を用いて各階におけるかご敷居7と乗り場敷居9の段差量xを直接測定し、その測定結果に基づいて発光装置1〜5の駆動モードを切り換える構成とすることもできる。
また、上述の実施形態では、段差量xに応じて発光装置1〜5の点滅を切り換えるか、発光装置1〜5の発光色を切り換えたが、本発明の要旨はこれに限定されるものではなく、発光装置1〜5の点滅速度を切り換えるなど、他の駆動方式を採用することも勿論可能である。
さらに、上述の実施形態では、エレベーターかご11の複数個所に複数の発光装置1〜5を設置したが、本発明の要旨はこれに限定されるものではなく、発光装置1〜5の数は1以上の数とすることができる。
本発明は、エレベーターに利用できる。
1、2、3、4、5 発光装置
6 かごドア
6a、6b かごドアパネル
7 かご敷居
7a かごドア案内溝
8 乗り場ドア
8a、8b 乗り場ドアパネル
9 乗り場敷居
9a 乗り場ドア案内溝
10 乗降時注意喚起装置
11 エレベーターかご
12 昇降路
12a 昇降路壁面
13 エレベーター乗り場
20 停止位置検出装置
21 検出器
22 遮へい板
30 駆動制御装置
31 入力部
32 出力部
33 記憶部
34 CPU(中央処理装置)

Claims (5)

  1. 建屋のエレベーター乗り場に設けられた乗り場敷居と、当該乗り場敷居に沿って開閉される乗り場ドアと、昇降路内を昇降するエレベーターかごに設けられたかご敷居と、当該かご敷居に沿って開閉されるかごドアと、前記エレベーターかごの床面及びかご壁面の少なくとも1箇所に設置された発光装置と、前記乗り場ドア及び前記かごドアが開閉される所定の状態に応じて前記発光装置の駆動を制御する駆動制御装置と、前記エレベーターかごが目的階に到着したときの前記乗り場敷居に対する前記かご敷居の停止位置を検出する停止位置検出装置とを備え、
    前記駆動制御装置は、前記乗り場敷居と前記かご敷居の段差量に応じて割り当てられた複数の前記発光装置の駆動モードを記憶しており、前記エレベーターかごが目的階に到着したとき、前記停止位置検出装置の出力信号から求められる前記乗り場敷居と前記かご敷居の段差量に応じて、前記発光装置の駆動モードを切り換えることを特徴とするエレベーターの乗降時注意喚起装置。
  2. 前記駆動制御装置は、前記発光装置を駆動制御するための1つの段差量基準値を記憶しており、前記停止位置検出装置の出力信号から求められる前記乗り場敷居と前記かご敷居の段差量が、前記1つの段差量基準値よりも小さい場合には、前記発光装置を点灯せず、前記1つの段差量基準値よりも大きい場合には、前記発光装置を点灯させることを特徴とする請求項1に記載のエレベーターの乗降時注意喚起装置。
  3. 前記駆動制御装置は、前記発光装置を駆動制御するための1つ以上の段差量基準値を記憶しており、前記停止位置検出装置の出力信号から求められる前記乗り場敷居と前記かご敷居の段差量を、前記1つ以上の段差量基準値によって区分される段差量の範囲と比較し、前記停止位置検出装置の出力信号から求められる段差量が属する前記段差量の範囲に応じて前記発光装置の発光色が変化するように、前記発光装置を駆動制御することを特徴とする請求項1に記載のエレベーターの乗降時注意喚起装置。
  4. 前記発光装置として、複数の発光体がライン状に並べられたものを用い、前記発光装置は複数色に発光する手段を備え、前記駆動制御装置は、前記ライン状に並べられた複数の発光体の1つ又は複数個を、前記発光装置の一端側から他端側に向けて順番に点灯するという制御を繰り返すことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のエレベーターの乗降時注意喚起装置。
  5. 前記エレベーターかごの床面の前記かご敷居に沿う部分、前記エレベーターかごの床面の左右両側部分、及び、前記エレベーターかごの壁面の前記かご敷居側に、前記複数の発光体がライン状に並べられた発光装置をそれぞれ設置し、
    前記エレベーターかごの床面の前記かご敷居に沿う部分に設置された発光装置については、前記かご敷居に沿って開閉されるかごドアパネルの開方向に向けて、前記ライン状に並べられた複数の発光体の1つ又は複数個を順番に点灯させ、
    前記エレベーターかごの床面の左右両側部分に設置された発光装置については、前記エレベーターかごの奥側から前記かご敷居側に向けて、前記ライン状に並べられた複数の発光体の1つ又は複数個を順番に点灯させ、
    前記エレベーターかごの壁面の前記かご敷居側に設置された発光装置については、前記エレベーターかごの天井側から床面側に向けて、前記ライン状に並べられた複数の発光体の1つ又は複数個を順番に点灯させることを特徴とする請求項4に記載のエレベーターの乗降時注意喚起装置。
JP2015015823A 2015-01-29 2015-01-29 エレベーターの乗降時注意喚起装置 Pending JP2016141481A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015015823A JP2016141481A (ja) 2015-01-29 2015-01-29 エレベーターの乗降時注意喚起装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015015823A JP2016141481A (ja) 2015-01-29 2015-01-29 エレベーターの乗降時注意喚起装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016141481A true JP2016141481A (ja) 2016-08-08

Family

ID=56569730

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015015823A Pending JP2016141481A (ja) 2015-01-29 2015-01-29 エレベーターの乗降時注意喚起装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016141481A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5133053B2 (ja) エレベータのドア装置
FI124337B (fi) Hissi, valoverho kerrostason liikkuvan oven ja/tai hissikorin liikkuvan oven aukon valvomiseksi ja menetelmä ovi auki -komennon tai ovi kiinni -komennon antamiseksi hississä
EP2080725B1 (en) Elevator system
KR101304171B1 (ko) 엘리베이터 조작 상황 인지 시스템
JPWO2007066375A1 (ja) エレベータのドア安全装置
JP2014122076A (ja) エレベータ
JPWO2007129402A1 (ja) エレベータのドア装置
JP6693237B2 (ja) エレベータ装置の表示装置
KR101331125B1 (ko) 승강기의 추락사고 방지장치 및 이의 제어방법
JP2022066109A (ja) エレベータ
JP2016141481A (ja) エレベーターの乗降時注意喚起装置
KR101147069B1 (ko) 승강기 출입구 안전조명장치
JP2011162333A (ja) 戸開走行時のエレベータ係合部材衝突回避システムおよび方法
JP2014181104A (ja) エレベーター装置
JPH07228459A (ja) 昇降機の敷居段差報知装置および戸閉まり報知装置
KR101357096B1 (ko) 엘리베이터의 도착표시장치
JP2009113981A (ja) エレベータの天井照明装置
JP5840289B2 (ja) エレベータの出入口装置
CN109850710A (zh) 电梯的厅门安全装置、电梯的厅门安全装置的驱动方法以及电梯
CN116157349A (zh) 电梯
JP2003252555A (ja) エレベーター出入口の戸動作表示装置
JP2017145100A (ja) エレベータ
JP6434374B2 (ja) エレベータのかご内照明装置
JP5654958B2 (ja) エレベータの出入り口用発光装置
JP6268079B2 (ja) エレベーターの制御装置