JP2016140583A - 消火栓装置 - Google Patents

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博二 岡田
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崇介 森本
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英樹 山下
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Hirofumi Nakatsuka
宏文 中塚
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【課題】消火栓装置の両面からノズル付きのホースの引き出しを可能として地下鉄ホーム等での設置方向の制約を無くすと共に消火活動や避難を妨げることのない扉開放を可能とする。【解決手段】消火栓装置10は、装置本体12の両側にスクリーン扉14a,14bを設けた両面操作型としている。スクリーン扉14a,14bは、スクリーン16a,16bを展開して上部をバックル装置18a,18bで保持することで扉開口を閉鎖しており、火災時には、例えばバックル装置18aの解除操作によりスクリーン16aを落下させて開放し、装置本体12に収納しているノズル付きのホースを引き出して消火作業を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、地下鉄ホーム等に設置され、火災時にノズル付きのホースを引き出して消火作業を行う消火栓装置に関する。
従来、地下鉄駅のホームにはスタンド型の消火栓装置を設置している。消火栓装置は、上り線と下り線に挟まれたホームにあっては、例えば上り線及び下り線の例えば後ろ側にそれぞれ設置しており、駅の構内施設やホームに入ってきた電車で火災が発生した場合、駅員や電車の乗務員がホームに設置している消火栓を使用して消火活動を行うことを可能としている。
このように地下鉄ホームに設置している消火栓装置は、金属製の収納箱の前面に、開閉自在に消火栓扉を開閉自在に設け、また消火栓扉の上部に通報装置扉を設け、通報装置扉に発信機、赤色表示灯、内蔵した警報用スピーカに対応した音響孔、及び内蔵した非常電話に対応した非常電話扉を設けている。
通報装置扉に設けた赤色表示灯は常時点灯し、消火栓装置の設置場所が遠方から視認できるようにしている。火災時には、発信機中央に設けたボタンを押圧操作することでボタン内側のスイッチをオンすると、発信信号が監視室の防災受信盤(火災受信機)に送信されて防災受信盤の報知部から火災警報が報知出力されると共に、防災受信盤から引き出された制御線に接続されて各所に設置された地区音響端末に対して地区音響信号が送られて所定の各場所でも警報音が出力される。
消火栓装置は、収納箱の内部に消火栓弁を配置し、消火栓弁の2次側にはノズルを装着した消火ホースを連結接続し、内部のホルダに折り畳み状態で掛けることで引き出し自在に収納している。
通常時、消火栓装置の消火栓扉は閉じられており、適宜の扉ロック機構等により閉状態に維持されている。火災が発生した場合には、扉ロック機構等を操作して扉閉状態を解除して消火栓扉を開き、例えば一人がノズルを持ちながら消火ホースを引き出して火災発生場所(消火対象)に向かい、もう一人が発信機を操作して通報すると共に消火栓弁を開放操作するといったように、二人ないしそれ以上で消火活動を行う。これは、ホースの引出中に消火栓弁を開放すると、水圧とその反動等によりホースが適切に引き出せなくなったり、危険が生じたりするといった問題を回避するため、また使用中、消火栓扉の開放を人の手で維持する必要がある等のためである。
このように、少なくとも二人操作を必要とする消火栓装置は1号消火栓として法的に規格が定められており、一方、一人操作を可能とする消火栓として放水による反動力を抑えると共に保形ホースを使用した2号消火栓も法的に規格が定められている。
特開平9−38231号公報 特開2012−176181号公報
しかしながら、このような従来の消火栓装置にあっては、上り線と下り線に挟まれた地下鉄ホーム等に設置した場合、例えば上り線側に消火栓扉を向けて設置した場合には下り線側が消火栓装置の裏側となり、逆に、下り線側に消火栓扉を向けて設置した場合には上り線側が消火栓装置の裏側となり、下りホームと上りホームが隣り合っているにもかかわらず、別々に消火栓装置を設置する必要がある。
この問題を解決するためには、消火栓装置を上りホームと下りホームの間のホーム中央に、消火栓扉を線路側ではなく、ホームの長手方向に向けて設置し、上りホーム側又は下りホーム側の火災に対し同じ消火栓装置の消火器扉を開いて消火活動を可能とすることが考えられる。しかしながら、この場合にも消火栓装置の裏側となるホームの反対方向からは消火栓装置の表側が見えない死角となることから、消火栓装置の設置形態としては必ずしも適切とはいえない問題がある。
また、従来の消火栓装置に設けた消火栓扉は、横に回動して開放する構成が多く、放水作業を開始するときに、開放した消火栓扉が放水中にホースを挟むなど放水作業に悪影響を及ぼさないようにするため、係員が消火栓扉の開放を保持することが必要となる。また、扉の開放を維持した場合、扉がホーム上の通路を遮り、消火活動や避難の妨げになるという問題がある。
本発明は、消火栓装置の両面からノズル付きのホースの引き出しを可能として地下鉄ホーム等での設置方向の制約を無くすと共に消火活動や避難を妨げることのない扉開放を可能とする消火栓装置を提供することを目的とする。
(消火栓装置)
本発明は、消火栓装置に於いて、両側に開口した箱枠形の装置本体と、ノズル付きのホースと、ノズル付きのホースを両側の開口から取出し自在に装置本体に収納するホース収納部と、装置本体の両側の開口の各々に設けられ、下側を固定したスクリーンを上方に展開して保持することにより開口を閉鎖し、スクリーン上端の保持を解除することによりスクリーンを下部に折り畳んで開口を開放する開閉自在なスクリーン扉とを設けたことを特徴とする。
(スクリーン扉の下部内側の折畳み)
スクリーン扉は、スクリーン上端の保持を解除することによりスクリーンを下部内側に折り畳んで開口を開放する。
(スクリーン扉の構造)
スクリーン扉は、
装置本体の開口に取付け固定する扉枠と、
スクリーンの裏面の上下両端及びその間に所定間隔で配置した複数本のガイドバー部材と、
スクリーンの裏面に配置したガイドバー部材の間に配置した複数本のウェイトバー部材と、
扉枠の左右両側の開口枠の内側に配置され、スクリーンの左右両側を開口枠の内側に位置させた状態で、ガイドバー部材の左右両端をガイド溝に沿って上下方向に案内移動させる第1ガイドレールと、
第1ガイドレールの内側に配置され、ウェイトバーの両端を摺接して奥行方向への動きを規制すると共に上下方向に案内移動させる第2ガイドレールと、
スクリーンの上端のガイドバー部材を保持することでスクリーンを展開した閉鎖状態に保持し、所定の操作により上端のガイドバー部材の保持を解除してスクリーンを折り畳んだ開放状態とするスクリーン開閉機構と、
を備えたことを特徴とする。
(スクリーン開閉機構)
スクリーン開閉機構は、スクリーンの上端のガイドバー部材に上向きにバックル金具(尾錠金具)を設ける共に扉枠の上部の開口枠にバックル装置(尾錠装置)を設け、バックル金具をバックル装置に挿入して保持することでスクリーンを開いた閉鎖状態に保持し、バックル装置の所定の操作によりバックル金具の保持を解除してスクリーンを折り畳んだ開放状態とする。
(ガイドバーとウェイトバーの間隔)
スクリーンの裏面に配置したウェイトバー部材とその上側に隣接して配置したガイドバー部材との間隔に対し、ウェイトバー部材とその下側に隣接して配置したガイドバー部材との間隔を短くする。
(上下端のガイドバー)
スクリーンの裏面に配置した複数のガイドバー部材は矩形断面をもつ板状のバー部材であり、
複数のガイドバー部材の内の上下端に配置したガイドバー部材は両端に設けたローラを第1ガイドレールのガイド溝に収納して回転自在に支持し、
上下端の間に配置したガイドバー部材は両端を第1ガイドレールのガイド溝に回転しないように収納する。
(ウェイトバーのガイドレール終端)
第2ガイドレールは、スクリーンを開いて扉開口を閉鎖した状態で、下から1本目のウェイトバー部材と下から2本目のガイドバー部材との間となる所定位置をガイドレール終端とすると共に、ガイドレール終端から内側に湾曲して延在する湾曲ガイドレールを一体に形成し、
スクリーンを開いた状態でガイドレール終端を外れた下側に位置するウェイトバーの両端の奥行方向への動きを規制する張出片を扉枠の内側両端に設ける。
(不燃性又は難燃性スクリーン)
スクリーンを不燃性又は難燃性とする。
(通報装置扉)
スクリーン扉は、扉枠の上部に、非常表示灯、発信機、音響装置又は非常電話扉の少なくとも何れか1つを備えた通報装置扉を設ける。
(ホース収納部)
ホース収納部は、円環状に内巻するホースの左右両端側及び又は上下両端側を外側から保持する矩形フレームを装置本体内に配置する。
(消火栓弁)
装置本体内に、両側に配置したスクリーン扉を開放した状態で、両側から操作可能な消火栓弁を設ける。
(ダブルホース)
ホース収納部は、装置本体の両側の各々から取出し自在に2組のノズル付きのホースを収納する。
(消火栓装置:スクリーンの開閉方向の限定なし)
本発明は、消火栓装置に於いて、
両側に開口した箱枠形の装置本体と、
ノズル付きのホースと、
ノズル付きのホースを両側の開口から取出し自在に装置本体に収納するホース収納部と、
装置本体の両側の開口の各々に設けられ、スクリーンを展開することにより開口を覆って閉鎖し、スクリーンを折り畳むことにより開口を開放する開閉自在なスクリーン扉と、
を設けたことを特徴とする。
(基本的な効果)
本発明は、消火栓装置に於いて、両側に開口した箱枠形の装置本体と、ノズル付きのホースと、ノズル付きのホースを両側の開口から取出し自在に装置本体に収納するホース収納部と、装置本体の両側の開口の各々に設けられ、下側を固定したスクリーンを上方に展開して保持することにより開口を閉鎖し、スクリーン上端の保持を解除することによりスクリーンを下部に折り畳んで開口を開放する開閉自在なスクリーン扉とを設けるようにしたため、消火栓装置は両側にスクリーン扉を設けたことで裏表が無くなり、両面を操作側として例えば上り線と下り線に挟まれた地下鉄ホーム等に設置することで、1台の消火栓装置であっても、上りホーム側からも下り線側からも各々1台の消火栓装置が設置されていると実質的に見做すことができ、消火器本体の両側に設けたスクリーン扉の内、必要に応じて何れか一方のスクリーン扉を開放してノズル付きのホースを取り出して消火作業を行うことを可能し、地下鉄ホームに一台の消火栓装置を設置することで、見掛け上2台の消火栓装置を設置したと同等の取扱いを可能とする。
また、装置本体の両側の開口の各々にスクリーンを開閉自在に装着したスクリーン扉を設けるようにしたため、組立製造段階で装置本体とスクリーン扉を個別に製造し、最終的に、装置本体の両側の開口の各々にスクリーン扉を組付け固定することで、消火栓装置を完成させることができ、製造組立が容易で生産性が高く、製造コストも低減可能とする。
また、設置後にスクリーンが汚れたり損傷した場合には、汚れたり損傷したスクリーン扉を装置本体から外し、別途準備したスクリーン扉に交換することで、簡単且つ容易に修復可能とする。
(スクリーン扉の下部内側の折畳み)
また、スクリーン扉は、スクリーン上端の保持を解除することによりスクリーンを下部内側に折り畳んで開口を開放するようにしたため、スクリーンの保持を解除して扉を開放した場合、スクリーンは下側に落下して内側に折り畳まれた状態となり、消火栓装置の外側に従来の横開きの消火栓扉のように飛び出すことがなく、消火活動や避難を妨げることがない。
(スクリーン扉の構造による効果)
また、スクリーン扉は、装置本体の開口に取付け固定する扉枠と、スクリーンの裏面の上下両端及びその間に所定間隔で配置した複数本のガイドバー部材と、スクリーンの裏面に配置したガイドバー部材の間に配置した複数本のウェイトバー部材と、扉枠の左右両側の開口枠の内側に配置され、スクリーンの左右両側を開口枠の内側に位置させた状態で、ガイドバー部材の左右両端をガイド溝に沿って上下方向に案内移動させる第1ガイドレールと、第1ガイドレールの内側に配置され、ウェイトバーの両端を摺接して奥行方向への動きを規制すると共に上下方向に案内移動させる第2ガイドレールと、スクリーンの上端のガイドバー部材を保持することでスクリーンを展開した閉鎖状態に保持し、所定の操作により上端のガイドバー部材の保持を解除してスクリーンを折り畳んだ開放状態とするスクリーン開閉機構とを設けるようにしたため、スクリーンの展開状態でスクリーン上端のガイドバー部材の保持を解除して第1ガイドレールに沿ってガイドバー部材を落下させると、スクリーンの両端側は開口枠の内側に位置していることから、ガイドバー部材はその間のスクリーン部分を内側に湾曲しながら落下するようになり、これによりスクリーンを開口下部の内側に折り畳んで開放した状態とし、スクリーン折畳み部分が全く外側に飛び出さないことから、ホース引出し等の消火操作がスクリーンの折畳み部分により妨げられることがなく、容易に行うことを可能とする。
また、スクリーンの保持を解除し、ガイドバー部材を第1ガイドレールに沿って落下させる場合、ガイドバー部材の落下に伴うその間のスクリーン部分の内側への湾曲を、ガイドバー部材の間に設けたウェイトバーの重みで付勢し、ガイドバー部材の落下に伴い、その間のスクリーン部分の内側への畳み込みを円滑に行うことを可能とする。
また、スクリーンの裏面に配置した複数のガイドバー部材の間にウェイトバー部材を配置し、ウェイトバー部材の両端の奥行方向の動きを規制するように第2ガイドレールに当てることで、展開状態に開いたスクリーンにウェイトバー部材の重みにより張り(テンション)を与え、また、ウェイトバーの奥行方向への動きを規制することで、展開状態にあるスクリーンの平坦性を高め、従来の横開きする金属製の消火栓扉と同等の質感を出すことを可能とする。
(スクリーン開閉機構による効果)
また、スクリーン開閉機構は、スクリーンの上端のガイドバー部材に上向きにバックル金具(尾錠金具)を設ける共に扉枠の上部の開口枠にバックル装置(尾錠装置)を設け、バックル金具をバックル装置に挿入して保持することでスクリーンを開いた閉鎖状態に保持し、バックル装置の所定の操作によりバックル金具の保持を解除してスクリーンを折り畳んだ開放状態とするようにしたため、バックル装置の例えば操作レバーを手前に引く操作により、バックル金具の保持を解除して展開したスクリーンを落下させ、簡単且つ確実にスクリーンを開放して消火活動を行うことを可能とする。
(ガイドバーとウェイトバーの間隔)
また、スクリーンの裏面に配置したウェイトバー部材とその上側に隣接して配置したガイドバー部材との間隔(L1)に対し、ウェイトバー部材とその下側に隣接して配置したガイドバー部材との間隔(L2)を短くするようにしたため(L1>L2)、ウェイトバー部材がガイドバー部材の間の中央ではなく、若干下側にオフセットした位置に配置され、ガイドバー部材の落下に伴いその間のスクリーン部分が内側への湾曲を始めると、ウェイトバー部材は中央より若干下側に配置していることで、その重みによりスクリーンの湾曲を更に強く付勢し、スクリーンの畳み込みを更に円滑に行うことを可能とする。
(上下端のガイドバーによる効果)
また、スクリーンの裏面に配置した複数のガイドバー部材は矩形断面をもつ板状のバー部材であり、複数のガイドバー部材の内の上下端に配置したガイドバー部材は両端に設けたローラを第1ガイドレールのガイド溝に収納して回転自在に支持し、上下端の間に配置したガイドバー部材は両端を第1ガイドレールのガイド溝に回転しないように収納するようにしたため、下端のガイドバーはスクリーンの落下に伴い内側に回転し、スクリーンを扉内側に確実に折り畳み可能とする。
また、上端のガイドバー部材にはスクリーン開閉に使用するバックル金具をもうけているが、スクリーンの保持解除により落下して開口下部の内側に折り畳み状態となった場合、上端のガイドバー部材は外側に回転してバックル金具を横向きに倒し、バックル金具が上向きに飛び出してホース引出しの邪魔になることを未然に防止可能とする。
(ウェイトバーのガイドレール終端)
また、第2ガイドレールは、スクリーンを開いて扉開口を閉鎖した状態で、下から1本目のウェイトバー部材と下から2本目のガイドバー部材との間となる所定位置をガイドレール終端とすると共に、ガイドレール終端から内側に湾曲して延在する湾曲ガイドレールを一体に形成し、スクリーンを開いた状態でガイドレール終端を外れた下側に位置する下から1番目のウェイトバーの両端の奥行方向への動きを規制する張出片を扉枠の内側両端に設けるようにしたため、ウェイトバーの上下方向の動きを案内する第2ガイドバーの下側が途中で終端していることで、落下したスクリーンの内側への畳み込みを滑らかに行うことを可能とする。
また、スクリーンをフラットに展開した状態で、ガイドレール終端を外れた下側に位置するウェイトバー部材はフリー状態となるが、フリー状態にあるウェイトバー部材の動きを扉枠の内側両端に設けた張出片に当接することで、展開状態にあるスクリーンの平坦性を高めることを可能とする。
また、扉開口の下部内側に折り畳み状態にあるスクリーンを引き上げてフラットな閉鎖状態に展開する場合、扉開口の下部内側に折り畳まれているスクリーンに設けたウェイトバー部材の両側を、第2ガイドレール終端から内側に延在した湾曲ガイドレールに沿って第2ガイドレールに案内移動し、畳み込み状態となっているスクリーンを円滑にフラットに展開して扉開口を閉鎖可能とする。
(通報装置扉の効果)
また、スクリーン扉は、扉枠の上部に、非常表示灯、発信機、音響装置又は非常電話扉の少なくとも何れか1つを備えた通報装置扉を設けるようにしたため、例えば上り線と下り線に挟まれた地下鉄ホームに設置した場合、上り線ホーム側からも下り線ホーム側からも、それぞれの側に配置している通報装置扉を見て必要な操作を行うことを可能とし、地下鉄ホーム等に1台の消火栓装置を設置することで、通報装置扉を含めて見掛け上、2台の消火栓装置を設置したと同等の取扱いを可能とする。
(ホース収納部による効果)
また、ホース収納部は、円環状に内巻するホースの左右両端側または上下両端側を外側から保持する矩形フレームを装置本体内に配置するようにしたため、装置本体の両側に配置したスクリーン扉の何れか一方を開いてノズル付きのホースを引き出すことを可能とし、地下鉄ホーム等に1台の消火栓装置を設置することで、2台の消火栓装置を設置したと同等の消火作業を可能とする。
(消火栓弁による効果)
また、装置本体内に、両側に配置したスクリーン扉を開放した状態で、両側から操作可能な消火栓弁を設けるようにしたため、装置本体の両側に配置したスクリーン扉の何れか一方を開いてノズル付きのホースを引き出した状態で消火栓弁を開操作して消火作業を行うことができ、消火栓弁を両側から操作可能としたことで、1個の消火栓弁を設置するだけで、見掛け上、2台の消火栓装置を設置したと同等の消火作業を可能とする。
(ダブルホースによる効果)
また、ホース収納部に、装置本体の両側の各々から取出し自在に2組のノズル付きのホースを収納するようにしたため、1台の消火栓装置でありながら、2台の消火栓装置を背中合せに配置した場合と同等の取扱意を可能とする。
両面開閉構造を備えた消火栓装置の外観を示した説明図 消火栓装置のスクリーン扉を開放した状態を示した説明図 スクリーン扉を取り出して裏面側から示した説明図 スクリーン扉をスクリーン開放状態として裏側から示した斜視図 スクリーンを取り出して裏面側から示した説明図 スクリーン上部のガイド構造を部分的に取り出して示した説明図 スクリーン下部のガイド構造を部分的に取り出して示した説明図 開放操作によりスクリーンが下降して開放するまでの動きを取り出して模式的に示した説明図 ホースを収納した装置本体を示した説明図 ホースフレームを横に並べて平行配置したホース収納部を模式的に示した説明図 ホースフレームを縦に並べて平行配置したホース収納部を模式的に示した説明図 ホースフレームを横に並べて箱形に配置したホース収納部を模式的に示した説明図 ホースを2組収納した装置本体を示した説明図 ホースフレームを横に並べて平行配置した2組のホースを収納するホース収納部を模式的に示した説明図 ホースフレームを縦に並べて平行配置した2組のホースを収納するホース収納部を模式的に示した説明図
[両面開閉型の消火栓装置]
(消火栓装置の概要)
図1は両面開閉構造を備えた消火栓装置の外観を示した説明図であり、図1(A)に左側から見た正面を示し、図1(B)に側面から見た断面を示し、図1(C)に右側から見た正面を示す。図2は消火栓装置のスクリーン扉を開放した状態を示した説明図であり、図2(A)に左側から見た正面を示し、図2(B)に側面から見た断面を示し、図2(C)に右側から見た正面を示す。
図1に示すように、本実施形態の消火栓装置10は、両側に開口した箱枠形の装置本体12、装置本体12の両側の開口の各々に設けたスクリーン扉14a,14b及び通報装置扉20a,20bで構成している。
スクリーン扉14a,14bは、スクリーン16a,16bを上方に展開して開閉操作機構として機能するバックル装置18a,18bで保持することにより扉開口15a,15を閉鎖している。
消火栓装置10の両側上部に配置した通報装置扉20a,20bには、発信機22a,22b、赤色表示灯24a,24b、内蔵した警報用スピーカに対応した音響孔26a,26b、及び内蔵した非常電話に対応した非常電話扉28a,28bを設けている。
通報装置扉20a,20bに設けた赤色表示灯24a,24bは常時点灯しており、消火栓装置10の設置場所が遠方から視認できるようにしている。火災時には、発信機22a,22bの中央に設けたボタンを押圧操作することで発信信号が監視室の防災受信盤(火災受信機)に送信されて防災受信盤の報知部から火災警報が報知出力されると共に、防災受信盤から引き出された制御線に接続されて各所に設置された地区音響端末に対して地区音響信号が送られて所定の各場所でも警報音が出力される。非常電話扉28a,28bの内部には非常電話機を設置しており、火災時に監視室側との通話ができる。
このような消火栓装置10は、例えば上り線と下り線に挟まれた地下鉄ホームの所定の場所に、左右の正面を上り線側と下り線側に向けて設置しており、上り線側及び下り線側の何れ側からも、通報装置扉20a,20bの赤色表示灯24a,24bを視認して消火栓装置10の設置場所を確認できる。
また別の設置形態として、上り線と下り線に挟まれた地下鉄ホームの所定の場所に、両側の正面を地下鉄ホームの長手方向に向けて設置してもよい。この場合には、消火栓装置10の設置場所に対し、消火栓装置10の両面に位置する通報装置扉20a,20bに相対する両方向の各々から、通報装置扉20a,20bの赤色表示灯24a,24bを視認して消火栓装置10の設置場所を確認できる。
火災時に消火栓装置10を使用する場合には、装置本体12の両側に設けているスクリーン扉14a,14bの何れか一方、例えば図1(A)に示すスクリーン扉14aに設けているバックル装置18aの操作レバーを手前に引くと、バックル装置18aによるバックル金具のラッチが解除され、スクリーン16aは自重により扉開口15aの両側のガイドレールに沿って落下し、図2(A)に示すように、落下したスクリーン16aは内側に折り畳まれた状態となって、扉開口15aを開放する。
この点は、図1(C)に示すスクリーン扉14bの場合も同様であり、バックル装置18bの操作レバーを手前に引いてバックル金具のラッチを解除すると、スクリーン16bは自重により扉開口15bの両側のガイドレールに沿って落下し、図2(C)に示すように、落下したスクリーン16bは内側に折り畳まれた状態となって、扉開口15bを開放する。
スクリーン16a,16bを開放したスクリーン扉14a,14bの扉開口15a,15bの内部となる装置本体12内には、ホース収納部を構成するホースフレーム30により先端にノズル34を連結したホース32を内巻き状態で収納している。
ホース32の後端は消火栓弁36の2次側に連結しており、消火栓弁36は両面の扉開口15a,15bの両方から開閉操作できるように、ハンドル38a,38bをそれぞれ設けている。ハンドル38a,38bの操作軸は同じであり、ハンドル38a,38bの何れかを各々の開口側から操作することで、消火栓弁36の開放又は閉鎖を可能とする。また本実施形態のホース32は一人操作を可能とする保形ホースを使用している。
本実施形態のノズル34はノズル先端の回動操作により開閉可能なノズルを使用しており、火災時には例えばスクリーン扉14aのスクリーン16aを開放し、消火栓弁36をハンドル38aにより開操作し、この状態で閉鎖状態にあるノズル34をもってホース32を引き出し、火災発生場所に近づいたらノズル34を開操作して放水することで消火作業を行う。
ノズル34からの放水による消火活動で火災が鎮火した場合には、消火栓弁36を閉じて放水を停止し、その後、ホース32を元に戻す復旧作業を行う。この復旧作業用は使用したホース32を水抜きした後に、ホースフレーム30の中にホース32を内巻きして巻き戻す。この場合、装置本体12の両側のスクリーン扉14a,14bを開放しておくことで、ホース引出し側に対し反対側の扉開口からもホース32の内巻き作業を行うことを可能とし、簡単且つ容易にホースホルダ30内にホース32を内巻き状態に巻き戻すことを可能とする。
[スクリーン扉]
図3はスクリーン扉を取り出して示した説明図であり、図3(A)に裏面を示し、図3(B)にX−X断面を示す。図4はスクリーン扉をスクリーン開放状態として裏側から示した斜視図である。なお、以下の説明は、装置本体12の一方の開口に配置するスクリーン扉14aを例にとっているが、他方の開口に配置するスクリーン扉14bも同様となる。
(スクリーン扉の概要)
図3に示すスクリーン扉14aは、図1及び図2に示した装置本体12の一方の開口に着脱自在に配置するものであり、装置本体12から独立して製造組立てを行うようにしており、スクリーン扉14aが完成した後に装置本体12の開口に取付けてねじ止め固定する。また、図1及び図2に示した装置本体12の反対側の開口に配置するスクリーン扉14bは、スクリーン扉14aと全く同じものであり、装置本体12の取付け開口が相違するだけである。
図3(A)に示すスクリーン扉14aは、スクリーン16aを上に引き上げてバックル装置18aに保持して展開することにより扉開口15aを閉鎖している。スクリーン16aの裏面には、上端及び下端の各々にガイドバー46を設けると共に、その間に等間隔で2本のガイドバー46を配置している。ガイドバー46は扉枠40の裏側に配置したガイド部42により上下方向に移動可能としている。
4本のガイドバー46の間となるスクリーン16aの裏面には、ウェイトバー48を各々配置している。ウェイトバー48も扉枠40の裏側に配置したガイド部42により上下方向に移動可能としている。
図3(B)及び図4に示すように、扉枠40の裏側に配置したガイド部42には、第1ガイドレール50と第2ガイドレール52を設けている。手前に配置している第1ガイドレール50は上下方向にガイド溝を設けた鞘状の部材であり、スクリーン16aの裏面に設けたガイドバー46の両端をガイド溝に嵌め入れて上下方向に案内移動する。
第1ガイドレール50の奥にはガイド溝を形成する隙間を介して第2ガイドレール52を配置している。第1ガイドレール50と第2ガイドレール52の間にはガイド溝として機能する隙間を上下方向に形成しており、この第2ガイドレール52のガイド溝に、スクリーン16aの裏面に設けたウェイトバー48の両端を内側に屈曲して形成したガイド部を入れており、第2ガイドレール52はウェイトバー48を上下方向に案内移動すると共に、スクリーン16aを展開保持して扉開口15aを閉鎖した状態で、ウェイトバー48の奥行方向への動きを規制するストッパとして機能し、展開したスクリーン16aをフラットに保ち、従来の金属製の消火栓扉に相当する質感を出せるようにしている。
スクリーン扉14aのバックル装置18aを操作してスクリーン16aの展開保持を解除すると、スクリーン16aはガイドバー46及びウェイトバー48と共にガイド部42に沿って落下し、図4に示すように、落下したスクリーン16aは扉開口15aの下部内側に畳み込まれた状態となって扉開口15aを開く。
扉開口15aの裏側のガイド部42に設けたウェイトバー48を案内移動する第2ガイドレール52は、その下側を切欠することでガイドレール終端を形成しており、このガイドレール終端に続いて内側に湾曲した湾曲ガイドレール54を形成している。
また、湾曲ガイドレール54の下側となる扉開口15aの両側には、斜め下向きに張出片56を設けている。張出片56は上下には動くが奥行方向には動くことがなく、展開したスクリーン16aの一番下に配置しているガイドバー46が第2ガイドレール52のガイド溝からは外れた位置となってフリー状態に置かれることから、図3(A)に示すように、張出片56に一番下のウェイトバー48の両側のガイド端部64を当てて内側への動きを規制し、スクリーン16aの下部をフラットに保つことを可能にしている。
また、スクリーン16aの上端に突出して設けているバックル金具60は、扉開口15aの下部内側にスクリーン16aをガイドバー46及びウェイトバー48と共に折り畳んだ状態で、後の説明で明らかにする下端のガイドバー46の回転構造により外側に回転し、バックル金具60をホース引出しの邪魔とならないように、横に倒すようにしている。
(スクリーンの構造)
図5はスクリーンを取り出して裏面側から示した説明図である。図5に示すように、スクリーン16aは不燃性又は難燃性のシートを使用しており、シートの表面の色は、装置本体12と同じ所定の指定色とし、また、図1に示したように、表側に「消火栓」の文字と所定の消防章を印刷している。
スクリーン16aの裏面の上端、下端、及びその間には、等間隔でガイドバー46を接着固定等により配置し、またガイドバー46の間にウェイトバー48を同じく接着固定等により配置している。
ガイドバー46及びウェイトバー48は、骨組みとして、また、重しとして、スクリーン16aを展開状態でフラットに張る機能を果たし、スクリーン16aに皺ができにくいようにしている。
ガイドバー46は上下に扁平な板状の棒状部材であり、また、ウェイトバー48も同様に上下に扁平な板状の棒状部材としている。また、ガイドバー46及びウェイトバー48はその自重によりスクリーン16aを展開状態に保持し、また開放操作に伴い自然落下してスクリーン16aを折り畳み状態として扉開口15aを開くことから、十分な重さを確保可能な金属部材とする。
上端及び下端に配置したガイドバー46は両端にローラ62を軸支しており、ローラ62は図3及び図4に示した第1ガイドレール50のガイド溝に入って上端及び下端のガイドバー46を回転自在に支持している。上下端の間に配置したガイドバー46は両端にローラを設けずに、そのまま第1ガイドレール50のガイド溝に入れており、先端に丸みをつけて滑らかに移動可能とする。
ここで、図5に示すように、スクリーン16aの裏面のガイドバー46の間に配置したウェイトバー48は、上側に隣接するガイドバー46との中心間の間隔をL1、下側に隣接するガイドバー46との中心間の間隔L2とすると、
L1>L2
となるように配置している。なお、以下の説明では、「中心間の間隔」を単に「間隔」という。
即ち、ウェイトバー48は、ガイドバー46の配置間隔の半分となる中央ではなく、中央から若干下側へオフセットした位置に配置している。
このようにウェイトバー48をガイドバー46の間の中央から下側にオフセットして配置することで、スクリーン16aを下側に移動して開放する場合に、ガイドバー46の間のウェイトバー48を設けたスクリーン部分の内側への湾曲を、ウェイトバー48の重さで付勢し、下降中にガイドバー46の間のスクリーン部分が歪んで折れるような変形を起こしたり、ガイドバー46が斜めに傾いて動きが悪くなることを抑制可能としている。
スクリーン16aの上端に配置したガイドバー46の略中央にはバックル金具60を設け、図1に示すように、扉開口15aの上部に設けたバックル装置18aにバックル金具60に差し込んで保持し、これによりスクリーン16aを展開状態に支持して扉開口を閉鎖している。
スクリーン16aを開放する場合には、バックル装置18aに設けたレバーを手前に引くことで、バックル金具60によるスクリーン16aの保持を解除し、スクリーン16aをガイドバー46及びウェイトバー48と共にガイド部に沿って落下させ、落下したスクリーン16aを扉開口15aの下部内側に折り畳んだ状態として開放する。
(スクリーンガイド構造)
図6はスクリーン扉上部のガイド構造を部分的に取り出して示した説明図である。図6に示すように、スクリーン扉に設けた扉枠40の裏側には、ガイド溝66を上下方向に開口した鞘状の第1ガイドレール50を配置しており、ガイド溝66の中にスクリーン16aの上端裏面に配置したガイドバー46の両端に軸支したローラ62を嵌め入れている。
第1ガイドレール50に続いては奥行方向に所定の隙間を介して第2ガイドレール52を配置しており、第1ガイドレール50との隙間が第2ガイドレール52のガイド溝68を形成している。第2ガイドレール52のガイド溝68には、スクリーン16aの裏面に配置したウェイトバー48の両端を内側に屈曲したガイド端部64が入り、ウェイトバー48をガイド溝68に沿って上下方向に案内移動させると共に、スクリーン16aの展開状態でウェイトバー48の奥行方向への動きを規制し、スクリーン16aをフラットな状態に保つことを可能としている。
また、ガイドバー46及びウェイトバー48により上下に移動するスクリーン16aの両端は、扉枠40の裏面に位置して前に出ることがなく、このためバックル装置の操作によりスクリーン16aを落下させた場合、スクリーン16aは扉開口15aから外側に飛び出すことがなく、確実に扉開口15aの下部の内側に折り畳み状態とすることを可能とする。
図7はスクリーン扉下部のガイド構造を部分的に取り出して示した説明図である。図7に示すように、ウェイトバー48を案内移動する第2ガイドレール52は、スクリーン16aの展開状態で、1番下のウェイトバー48に至る手前の位置で、斜め下向きに切欠してガイドレール終端70を形成しており、ガイドレール終端70に続いて下方内側に湾曲ガイドレール54を延在している。
このように第2ガイドレール52の下側を終端して、その下側でウェイトバー48の奥行方向への規制を解除することで、バックル装置の操作により落下するスクリーン16aを扉開口15aの下部内側へ折り畳むためにスクリーン16aが湾曲する動きを妨げないようにしている。
また、スクリーン16aの下端に設けたガイドバー46は両端に軸支したローラ62を第1ガイドレール50のガイド溝66に入れて回転自在に支持しており、バックル装置の操作によりスクリーン16aを落下した場合、ローラ62により下端のガイドバー46を内側に回転し、この動きによりスクリーン16aを内側に振って扉開口15aの下部内側への折り畳みを確実に開始可能としている。
また、スクリーン16aの展開状態で、一番下のウェイトバー48はガイドレール終端70から外れた下側に位置し、そのままでは奥行方向に動いてしまうフリー状態にあることから、扉枠40の側面内側に張出片56を配置し、張出片56にフリーとなっているウェイトバー48のガイド端部64を当接することで、ガイドバー48の奥行方向への動きを規制してフラット性を維持している。張出片56としては、上下には屈曲可能で横方向には動かない可撓性のある繊維入りの樹脂シート等を設ける。
また、第2ガイドレール52の終端から延在した湾曲ガイドレール54は、扉開口15aの下部内側に折り畳み状態となっているスクリーン16aを引き上げて閉鎖する場合に、スクリーン16aの折り畳み状態で下部内側に位置しているウェイトバー48を引き上げた際に、湾曲ガイドレール54に当てて案内しながら第2ガイドレール52のガイド溝68にガイドレール終端70を通って滑らかに入ることを可能にしている。
(開放操作に伴うスクリーンの動き)
図8は開放操作によりスクリーンが下降して開放するまでの動きを取り出して模式的に示した説明図である。なお、図8(A)はガイド部を想像線で示しているが、図8(B)〜(E)はガイド部を省略している。
図8(A)はスクリーン16aを展開した閉鎖状態であり、上端のガイドバー46に設けたバックル金具60をバックル装置18aに嵌め入れ、スクリーン16aを展開する位置に保持している。この状態でバックル装置18aのレバーを操作してバックル金具60の保持を解除すると、図8(B)に示すように、下端のガイドバー46を除く残りのガイドバー46が第1ガイドレール50のガイド溝に沿って一斉に下降を始め、これに伴いウェイトバー48も一斉に下降を始め、スクリーン16aが全体として下降を始める。
このとき下端のガイドバー46は下降せずに停止していることから、その上に隣接するガイドバー46の下降に伴って、ガイドバー46の間のスクリーン16aの部分は内側に湾曲を始める。このガイドバー46の間となるスクリーン16aの湾曲部分にはウェイトバー48を配置しているため、ウェイトバー48の重みによりスクリーン16aの湾曲部分を押し下げる力が加わり、スクリーン16a全体としての下降を勢い付ける。
また、下端のガイドバー46はローラ62により第1ガイドレール50に回転自在に支持しているため、スクリーン16aの落下に伴い下端のガイドレール46は内側に倒れ込むように回転し、これによりガイドバー46の間となるスクリーン16aの部分を内側へ降って湾曲を促進させている。
続いて図8(C)のように、下から2番目のガイドバー46が下端のガイドバー46に当って停止すると、その上のガイドバー46の下降に伴ってスンリーン16aに2番目の湾曲部分が形成される。以下同様にして、図8(D)に示すように、3番目の湾曲部分が形成され、最終的に図8(E)に示すように、3つの湾曲部分が重なってスクリーン16aを折り畳み状態とし、扉開口15aを開放する。
[装置本体とホース収納部]
(装置本体)
図9はホースを収納した装置本体を示した説明図である。図9に示すように、図9(A)に左側から見た正面を示し、図9(B)に側面から見た断面を示し、図9(C)に右側から見た正面を示す。
図9に示すように、箱枠形に形成した装置本体12は、両側の開口に扉取付部12a,12bを設け、ここに図3乃至図8に示したスクリーン扉14a,14bを嵌め入れてねじ止め固定する。また、装置本体12の扉取付部12a,12bに取り付けたスクリーン扉14a,14bは、必要に応じて取り外すことにより、修理や交換等を可能とする。
装置本体12は内部を棚板部材75で上下に仕切り、棚板部材75の下側にホース収納空間72を形成し、棚板部材75の上側にパネル機器収納空間74を形成している。
(ホース収納部)
図9に示すホース収納空間72には、矩形に形成した一対のホースフレーム30を左右に配置し、支持ポール76により上下に支持した構造のホース収納部を設置している。
ホース収納部は、図10(A)に、装置本体12のホース収納空間72を透視状態として模式的に示すように、パイプ部材を使用して矩形に形成した一対のホースフレーム30を、想像線で示す円環状に内巻きしたホース32を左右から挟むように所定間隔を離して横に並べて平行配置し、左右に位置するホースフレーム30の上側の横フレームの中央から上向きに支持ポール76を延在し、また下側に位置するホースフレーム30の横フレームの中央から下向きに支持ポール76を延在し、円環状に内巻きしたホース32が開口側から見てホース収納空間72の略中央部に位置するように支持している。
また、装置本体12の左右の内壁部分は、環状に内巻したホース32の外周が当たることで、ホース収納部の横幅を決めている。
この実施形態では、左右に配置したホースフレーム30の間の縦長の空間をホース32の取出し及び内巻き状態に巻き戻すために使用可能であり、縦に広いスペースを有効に利用してノズル付きのホース32を引出して行う消火作業や、ホース32を巻き戻す作業を行い易くする。
また、図9に示すように、ノズル34を装置本体12のどちら側からも取り出してホース32を引き出すことができる。
また、ホース32の先端には開閉操作可能なノズル34を装着し、内巻したホース32の後端は消火栓弁36の2次側に連結し、ハンドル38a,38bを開操作することで、消火ポンプから加圧供給された消火用水をホース32側に供給するようにしている。
また、消火栓弁36の1次側は装置本体12の側面に設けた配管接続口78に連結しており、配管接続口78には消火栓装置10の地下鉄ホームへの設置状態で給水本管から分岐して立ち上げた給水管を接続する。
なお、配管接続口78は装置本体12の外部ではなく、内部に設けても良い。配管接続口78を内部に設けた場合には、消火栓装置10の底部を通して給水管を内部に立ち上げて配管接続口に接続できるので、消火栓装置10に対する給水管が外に出ることがなく、消火栓装置10の外側の配管スペースを節減でき、見栄えも良くなる。
(ホースフレームを横に並べて平行配置したホース収納部の他の構造)
図10はホースフレームを横に並べて平行配置したホース収納部を模式的に示した説明図であり、図10(A)〜(D)の実施形態に分けて示している。ここで、図10(A)は、前述したように、図9に示したホース収納部を模式的に示しており、残りの図10(B)〜(D)がホース収納部の他の実施形態となる。
図10(B)に示すホース収納部は、矩形に形成した一対のホースフレーム30を、円環状に内巻きしたホース32を左右から挟むように所定間隔を離して横に並べて平行配置し、左右に位置する各ホースフレーム30の縦フレームの各々から上向き及び下向きに支持ポール76を延在し、円環状に内巻きしたホース32が開口側から見てホース収納空間72の略中央部に位置するように支持している。この実施形態では各ホースフレーム30の支持ポール76が4本になることから、円環状に内巻きしたホース32の支持強度を高めることを可能とする。
図10(C)に示すホース収納部は、矩形に形成した一対のホースフレーム30を、円環状に内巻きしたホース32を左右から挟むように所定間隔を離して横に並べて平行配置しており、この点は図10(A)と同じであるが、支持ポール76をホースフレーム30の横フレームの中央から左右に延在し、円環状に内巻きしたホース32が開口側から見てホース収納空間72の略中央部に位置するように支持している。
この実施形態では、ホースフレーム30及び支持ポール76の占めるスペースを小さくすることができ、このため使用したホース32を水抜きしてホース収納部に内巻きにより巻戻す場合に手を入れるスペースが広くなり、ホース32を巻き戻す復旧作業を行い易くする。
図10(D)に示すホース収納部は、矩形に形成した一対のホースフレーム30を、円環状に内巻きしたホース32を左右から挟むように所定間隔を離して横に並べて平行配置しており、この点は図10(C)と同じであるが、支持ポール76をホースフレーム30の4カ所のコーナ部分から左右に延在し、開口側から見てホース収納空間72の略中央部に円環状に内巻したホース32が位置するように支持している。
この実施形態では一対のホースフレーム30をそれぞれ4本の支持ポール76で横向きに支持することで、円環状に内巻きしたホース32の支持強度を高めることを可能とする。
(ホースフレームを縦に並べて平行配置したホース収納部の構造)
図11はホースフレームを縦に並べて平行配置したホース収納部を模式的に示した説明図であり、図11(A)〜(D)の実施形態に分けて示している。
図11(A)に示すホース収納部は、一対のホースフレーム30を、円環状に内巻きしたホース32を上下に挟むように所定間隔を離して縦に並べて平行配置し、上側に位置するホースフレーム30の横フレームの中央から上向きに支持ポール76を延在し、また下側に位置するホースフレーム30の横フレームの中央から下向きに支持ポール76を延在し、円環状に内巻きしたホース32が開口側から見てホース収納空間72の略中央部に位置するように支持している。
この実施形態では、上下に配置したホースフレーム30の間の横長の空間をホース32の取出し及び内巻きとするホース32の巻き戻しに使用可能であり、横に広いスペースを有効に利用してホース引出しを行う消火作業や、ホース32を巻き戻す作業を行い易くする。
図11(B)に示すホース収納部は、矩形に形成した一対のホースフレーム30を、円環状に内巻きしたホース32を上下から挟むように所定間隔を離して縦に並べて平行配置しており、この点は図11(A)と同じであるが、上側に位置するホースフレーム30のコーナの各々から上向きに支持ポール76を延在し、また下側に位置するホースフレーム30のコーナの各々から下向きに支持ポール76を延在し、円環状に内巻きしたホース32が開口側から見てホース収納空間72の略中央部に位置するように支持している。この実施形態では各ホースフレーム30の支持ポール76が4本になることから、円環状に内巻きしたホース32の支持強度を高めることを可能とする。
図11(C)に示すホース収納部は、矩形に形成した一対のホースフレーム30を、円環状に内巻きしたホース32を上下から挟むように所定間隔を離して縦に並べて平行配置しており、この点は図11(A)と同じであるが、支持ポール76をホースフレーム30の横フレームの中央から左右に延在し、円環状に内巻きしたホース32が開口側から見てホース収納空間72の略中央部に位置するように支持している。
この実施形態では、ホースフレーム30及び支持ポール76の占めるスペースを小さくすることができ、このため使用したホース32を水抜きしてホース収納部に内巻きにより巻戻す場合に手を入れるスペースが広くなり、ホース32を巻き戻す復旧作業を行い易くする。
図11(D)に示すホース収納部は、矩形に形成した一対のホースフレーム30を、円環状に内巻きしたホース32を上下から挟むように所定間隔を離して縦に並べて平行配置しており、この点は図11(A)と同じであるが、支持ポール76をホースフレーム30の4カ所のコーナ部分から左右に延在し、開口側から見てホース収納空間72の略中央部に円環状に内巻したホース32が位置するように支持している。
この実施形態では一対のホースフレーム30をそれぞれ4本の支持ポール76で横向きに支持することで、円環状に内巻きしたホース32の支持強度を高めることを可能とする。
(ホースフレームを縦及び横に並べて平行配置したホース収納部の構造)
図12はホースフレームを縦及び横に並べて平行配置したホース収納部を模式的に示した説明図であり、図12(A)〜(D)の実施形態に分けて示している。
図12(A)に示すホース収納部は、図10(A)と図11(A)を実質的に組み合わせた構造であり、円環状に内巻きしたホース32を上下及び左右に挟むようにホースフレーム30を箱形に配置し、上側に位置するホースフレーム30の横フレームの中央から上向きに支持ポール76を延在し、また下側に位置するホースフレーム30の横フレームの中央から下向きに支持ポール76を延在し、円環状に内巻きしたホース32が開口側から見てホース収納空間72の略中央部に位置するように支持している。
この実施形態では、ホースフレーム30を上下及び左右に配置するように箱形に形成することで、円環状に内巻きするホース32の保持をより確実に行うことを可能とする。
また、ホース32の取出口は、箱形に配置したホースフレーム30による仕切られた矩形開口となってホース引出し方向を規定することとなり、このためホース32を横に引き出した場合に装置本体12に配置しているスクリーン扉の扉開口のエッジにホース32が当たって擦れることを抑止可能とする。
図12(B)に示すホース収納部は、図10(B)と図11(B)を実質的に組み合わせた構造であり、円環状に内巻きしたホース32を上下及び左右に挟むように、ホースフレーム30を箱形に配置し、上側に位置するホースフレーム30のコーナの各々から上向きに支持ポール76を延在し、また下側に位置するホースフレーム30のコーナの各々から下向きに支持ポール76を延在し、円環状に内巻きしたホース32が開口側から見てホース収納空間72の略中央部に位置するように支持している。
この実施形態では各ホースフレーム30の支持ポール76が4本になることから、円環状に内巻きしたホース32の支持強度を高めることを可能とする。また、ホース32の取出し口は、箱形に配置したホースフレーム30による仕切られた矩形開口となり、このためホース32を横に引き出した場合にスクリーン扉の扉開口のエッジにホース32が当たって擦れることを抑止可能とする。
図12(C)に示すホース収納部は、図10(C)と図11(C)を実質的に組み合わせた構造であり、円環状に内巻きしたホース32を上下及び左右に挟むように、ホースフレーム30を箱形に配置し、支持ポール76をホースフレーム30の横フレームの中央から左右に延在し、円環状に内巻きしたホース32が開口側から見てホース収納空間72の略中央部に位置するように支持している。
この実施形態では、ホースフレーム30及び支持ポール76の占めるスペースを小さくすることができ、このため使用したホース32を水抜きしてホース収納部に内巻きにより巻戻す場合に手を入れるスペースが広くなり、ホース32を巻き戻す復旧作業を行い易くする。
また、ホース32の取出し口は、箱形に配置したホースフレーム30による仕切られた矩形開口となり、このためホース32を横に引き出した場合にスクリーン扉の扉開口のエッジにホース32が当たって擦れることを抑止可能とする。
図11(D)に示すホース収納部は、図10(D)と図11(D)を実質的に組み合わせた構造であり、円環状に内巻きしたホース32を上下及び左右に挟むように、ホースフレーム30を箱形に配置し、支持ポール76をホースフレーム30の4カ所のコーナ部分から左右に延在し、開口側から見てホース収納空間72の略中央部に円環状に内巻したホース32が位置するように支持している。
この実施形態では一対のホースフレーム30をそれぞれ4本の支持ポール76で横向きに支持することで、円環状に内巻きしたホース32の支持強度を高めることを可能とする。
また、ホース32の取出し口は、箱形に配置したホースフレーム30による仕切られた矩形開口となり、このためホース32を横に引き出した場合にスクリーン扉の扉開口のエッジにホース32が当たって擦れることを抑止可能とする。
[2組のホースを収納した消火栓装置]
(装置本体)
図13は2組のホースを収納した消火栓装置の装置本体を示した説明図であり、図13(A)に左側から見た正面を示し、図13(B)に側面から見た断面を示し、図13(C)に右側から見た正面を示す。
図13に示すように、箱枠形に形成した装置本体12は、両側の開口に扉取付部12a,12bを設け、ここに図3乃至図8に示したスクリーン扉14a,14bを嵌め入れてねじ止め固定する。
装置本体12は内部を棚板部材75で上下に仕切り、棚板部材75の下側にホース収納空間72を形成し、棚板部材75の上側にパネル機器収納空間74を形成している。
(2組のホースを収納するホース収納部)
図13に示すホース収納空間72には、左右に配置した矩形のホースフレーム30の間に仕切板80を固定して幅方向に仕切り、ホースフレーム30を支持ポール76により支持した構造のホース収納部を設置し、円環状に内巻きした2組のホース32a,32bを収納している。
即ち、ホース収納部は、図14(A)に装置本体12のホース収納空間72を透過状態として模式的に示すように、パイプ部材を使用して矩形に形成した一対のホースフレーム30を、想像線で示す円環状に内巻きした2組のホース32a,32bを左右から挟むように所定間隔を離して横に並べて平行配置すると共に、左右に位置するホースフレーム30の間に仕切板80を固定してホース収納部72を幅方向に仕切り、円環状に内巻きした2組のホース32a,32bを収納している。
また、左右に位置する各ホースフレーム30の横フレームの中央から上向きに支持ポール76を延在し、また下側に位置するホースフレーム30の横フレームの中央から下向きに支持ポール76を延在し、円環状に内巻きした2組のホース32a,32bが開口側から見てホース収納空間72の略中央部に位置するように支持している。
再び図13を参照するに、2組のホース32a,32bの先端には開閉操作可能なノズル34a,34bを装着している。装置本体12には2組のホース32a,32bに対応して2組の消火栓弁36a,36bを配置しており、内巻したホース32a,32bの後端は消火栓弁36a,36の2次側に連結し、バンドル38a,38bを開操作することで、消火ポンプから加圧供給された消火用水をホース32a,32b側に供給するようにしている。
また、消火栓弁36a,36bの1次側は装置本体12の側面に設けた配管接続口78a,78bに連結しており、配管接続口78a,78bには消火栓装置10の地下鉄ホームへの設置状態で給水本管から分岐して立ち上げた給水管を接続する。
なお、配管接続口78a,78bは装置本体12の外部ではなく、内部に設けても良い。配管接続口78a,78bを内部に設けた場合には、消火栓装置10の底部を通して給水管を内部に立ち上げて配管接続口に接続できるので、消火栓装置10に対する給水管が外に出ることがなく、消火栓装置10の外側の配管スペースを節減でき、見栄えも良くなる。
(2組のホースを収納した消火栓装置のメリット)
図13図に示すように、装置本体12に2組のホース32a,32bを収納した消火栓装置にあっては、上り線と下り線に挟まれた地下鉄ホーム等に設置した場合、図1に示したと同様に、消火栓装置10の両側にスクリーン扉14a,14b及び通報装置扉20a,20bを設け、更に、スクリーン扉14a,14bに対応して装置本体12内に2組のホース32a,32bを収納していることから、1台の消火栓装置10であっても、上り線ホーム側からも下り線ホーム側からも各々1台の消火栓装置が独立に設置されていると実質的に見做すことができ、装置本体12の両側に設けたスクリーン扉14a,14bの内、必要に応じて何れか一方のスクリーン扉を開放してノズル付きのホースを取り出して消火作業を行うことを可能し、地下鉄ホームに一台の消火栓装置10を設置することで、ホースを含めて2台の消火栓装置を設置したと同じ取扱いを可能とする。
(ホースフレームを横に並べて平行配置したホース収納部の他の構造)
図14は2組のホースを収納するホースフレームを横に並べて平行配置したホース収納部を模式的に示した説明図であり、図14(A)〜(D)の実施形態に分けて示している。ここで、図14(A)は、前述したように、図13に示したホース収納部を模式的に示していることから、残りの図14(B)〜(D)がホース収納部の他の実施形態となる。
図14(B)に示すホース収納部は、矩形に形成した一対のホースフレーム30を、円環状に内巻きした2組のホース32a,32bを左右から挟むように所定間隔を離して横に並べて平行配置すると共に、左右に位置するホースフレーム30の間に仕切板80を固定してホース収納部72を幅方向に仕切っており、この点は図14(A)と同じであるが、左右に位置する各ホースフレーム30の縦フレームの各々から上向き及び下向きに支持ポール76を延在し、円環状に内巻きした2組のホース32a,32bが開口側から見てホース収納空間72の略中央部に位置するように支持している。
この実施形態では各ホースフレーム30の支持ポール76が4本になることから、円環状に内巻きしたホース32の支持強度を高めることを可能とする。
図14(C)に示すホース収納部は、矩形に形成した一対のホースフレーム30を、円環状に内巻きした2組のホース32a,32bを左右から挟むように所定間隔を離して横に並べて平行配置すると共に、左右に位置するホースフレーム30の間に仕切板80を固定してホース収納部72を幅方向に仕切っており、この点は図14(A)と同じであるが、支持ポール76をホースフレーム30の横フレームの中央から左右に延在し、円環状に内巻きしたホース32a,32bが開口側から見てホース収納空間72の略中央部に位置するように支持している。
この実施形態では、ホースフレーム30及び支持ポール76の占めるスペースを小さくすることができ、このため使用したホース32a,32bを水抜きしてホース収納部に内巻きにより巻戻す場合に手を入れるスペースが広くなり、ホース32a,32bを巻き戻す復旧作業を行い易くする。
図14(D)に示すホース収納部は、矩形に形成した一対のホースフレーム30を、円環状に内巻きした2組のホース32a,32bを左右から挟むように所定間隔を離して横に並べて平行配置すると共に、左右に位置するホースフレーム30の間に仕切板80を固定してホース収納部72を幅方向に仕切っており、上下の横方向に仕切フレーム80を連結してホース収納部を幅方向に仕切っており、この点は図14(A)と同じであるが、支持ポール76をホースフレーム30の4カ所のコーナ部分から左右に延在し、開口側から見てホース収納空間72の略中央部に円環状に内巻した2組のホース32a,32bが位置するように支持している。
この実施形態では一対のホースフレーム30をそれぞれ4本の支持ポール76で横向きに支持することで、円環状に内巻きしたホース32a,32bの支持強度を高めることを可能とする。
(ホースフレームを縦に並べて平行配置したホース収納部の構造)
図15は2組のホースを収納するホースフレームを縦に並べて平行配置したホース収納部を模式的に示した説明図であり、図11(A)〜(D)の実施形態に分けて示している。
図15(A)に示すホース収納部は、一対のホースフレーム30を、円環状に内巻きした2組のホース32を上下に挟むように所定間隔を離して縦に並べて平行配置すると共に、上下に位置するホースフレーム30の間に仕切板80を固定してホース収納部72を幅方向に仕切っており、上側に位置するホースフレーム30の横フレームの中央から上向きに支持ポール76を延在し、また下側に位置するホースフレーム30の横フレームの中央から下向きに支持ポール76を延在し、円環状に内巻きした2組のホース32a,32bが開口側から見てホース収納空間72の略中央部に位置するように支持している。
この実施形態では、上下に配置したホースフレーム30の間の横長の空間をホース32a,32bの取出し及び内巻きとする巻き戻しに使用可能であり、横に広いスペースを有効に利用してホース32a,32bを引出しを行う消火作業や、ホース32a,32bを巻き戻す作業を行い易くする。
図15(B)に示すホース収納部は、矩形に形成した一対のホースフレーム30を、円環状に内巻きした2組のホース32を上下から挟むように所定間隔を離して縦に並べて平行配置すると共に、上下に位置するホースフレーム30の間に仕切板80を固定してホース収納部72を幅方向に仕切っており、この点は図15(A)と同じであるが、上側に位置するホースフレーム30のコーナの各々から上向きに支持ポール76を延在し、また下側に位置するホースフレーム30のコーナの各々から下向きに支持ポール76を延在し、円環状に内巻きしたホース32a,32bが開口側から見てホース収納空間72の略中央部に位置するように支持している。
この実施形態では各ホースフレーム30の支持ポール76が4本になることから、円環状に内巻きしたホース32a,32bの支持強度を高めることを可能とする。
図15(C)に示すホース収納部は、矩形に形成した一対のホースフレーム30を、円環状に内巻きした2組のホース32を上下から挟むように所定間隔を離して縦に並べて平行配置すると共に、上下に位置するホースフレーム30の間に仕切板80を固定してホース収納部72を幅方向に仕切っており、この点は図15(A)と同じであるが、支持ポール76をホースフレーム30の横フレームの中央から左右に延在し、円環状に内巻きしたホース32a,32bが開口側から見てホース収納空間72の略中央部に位置するように支持している。
この実施形態では、ホースフレーム30及び支持ポール76の占めるスペースを小さくすることができ、このため使用したホース32a,32bを水抜きしてホース収納部に内巻きにより巻戻す場合に手を入れるスペースが広くなり、ホース32a,32bを巻き戻す復旧作業を行い易くする。
図15(D)に示すホース収納部は、矩形に形成した一対のホースフレーム30を、円環状に内巻きした2組のホース32を上下から挟むように所定間隔を離して縦に並べて平行配置すると共に、上下に位置するホースフレーム30の間に仕切板80を固定してホース収納部72を幅方向に仕切っており、この点は図15(A)と同じであるが、支持ポール76をホースフレーム30の4カ所のコーナ部分から左右に延在し、ホース収納空間72の略中央部に円環状に内巻したホース32a,32bが位置するように支持している。
この実施形態では一対のホースフレーム30をそれぞれ4本の支持ポール76で横向きに支持することで、円環状に内巻きしたホース32a,32bの支持強度を高めることを可能とする。
[本発明の変形例]
上記の実施形態は、地下鉄ホーム等に設置する消火栓装置を例にとるものであったが、これ以外の屋内設置の消火栓装置についても、装置本体の両側の開口に、上記の実施形態と同様に、スクリーン扉を設けた構造としても良い。
また、上記の実施形態は一人操作を行う保形ホースを用いた消火栓装置を例にとっているが、二人操作を行う消火栓装置についても同様に適用できる。また、人の手によって、通常閉鎖されている収納箱の内部に収納された各種装置等を取り出したり操作したりする消火栓装置である限りにおいて、収納箱の内部に設ける装置類は任意であり、例えば上記実施形態のものに加え消火ポンプの起動スイッチボタン等を設けた消火栓装置についても同様に適用できる。
また、上記各実施形態で示した消火栓装置の、例えば装置本体に内蔵されるホース類や消火栓弁、通報装置扉の構成及び配置その他、スクリーン部分以外の構成についても任意であり、適宜の構成を採用して良い。要するに、消火栓装置の両側の開口に対しスクリーン扉を設け、本願の課題の一部又は全部を解決し、或いは若干でも改善するものであれば良い。
また、発信機は必ずしも消火栓と一対でなくてもよく、発信機の設置場所は消火栓の場所によらず適宜設計配置されてもよい。
また、上記の実施形態は、スクリーンの展開保持にバックル装置を使用しているが、これ以外に適宜のスクリーン上部を保持すると共に所定の操作で保持を解除する適宜の装置を使用しても良い。
また、上記の実施形態は、非常表示灯、発信機、音響装置及び非常電話扉を設けた通報装置扉を例にとっているが、非常表示灯、発信機、音響装置又は非常電話扉の少なくとも何れか1つを通報装置扉に設けた消火栓装置としても良い。
また、上記の実施形態は、通報装置扉を設けた消火栓装置を例にとっているが、通報装置扉に設けていない消火栓装置としても良い。
また、上記の実施形態はスクリーン開閉機構として、バックル装置を例にとっているが、押し釦やレバーの操作によりラッチを解除したりマグネットの吸着を解除する適宜の装置を用いるようにしても良い。
また本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に、上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10:消火栓装置
12:装置本体
14a,14b:スクリーン扉
15a,15b:扉開口
16a,16b:スクリーン
18a,18b:バックル装置
20a,20b:通報装置扉
22a,22b:発信機
24a,24b:赤色表示灯
26a,26b:音響孔
28a,28b:非常電話扉
30:ホースフレーム
32,32a,32b:ホース
34,34a,34b:ノズル
36,36a,36b:消火栓弁
38,38a,38b:ハンドル
40:扉枠
42:ガイド部
46:ガイドバー
48:ウェイトバー
50:第1ガイドレール
52:第2ガイドレール
54:湾曲ガイドレール
56:張出片
60:バックル金具
62:ローラ
64:ガイド端部
66,68:ガイド溝
70:ガイドレール終端
72:ホース収納空間
74:パネル機器収納空間
75:棚板部材
76:支持ポール
80:仕切板

Claims (13)

  1. 両側に開口した箱枠形の装置本体と、
    ノズル付きのホースと、
    前記ノズル付きのホースを前記両側から取出し自在に前記装置本体に収納するホース収納部と、
    前記装置本体の両側の開口の各々に設けられ、下側を固定したスクリーンを上方に展開して保持することにより前記開口を閉鎖し、前記スクリーン上端の保持を解除することにより前記スクリーンを下部に折り畳んで前記開口を開放する開閉自在なスクリーン扉と、
    を設けたことを特徴とする消火栓装置。
  2. 請求項1記載の消火栓装置に於いて、
    前記スクリーン扉は、前記スクリーン上端の保持を解除することにより前記スクリーンを下部内側に折り畳んで前記開口を開放することを特徴とする消火栓装置。
  3. 請求項1記載の消火栓装置に於いて、
    前記スクリーン扉は、
    前記装置本体の開口に取付け固定する扉枠と、
    前記スクリーンの裏面の上下両端及びその間に所定間隔で配置した複数本のガイドバー部材と、
    前記スクリーンの裏面に配置した前記ガイドバー部材の間に配置した複数本のウェイトバー部材と、
    前記扉枠の左右両側の開口枠の内側に配置され、前記スクリーンの左右両側を前記開口枠の内側に位置させた状態で、前記ガイドバー部材の左右両端をガイド溝に摺接して上下方向に案内移動させる第1ガイドレールと、
    前記第1ガイドレールの内側に配置され、前記ウェイトバーの両端を摺接して奥行方向への動きを規制すると共に上下方向に案内移動させる第2ガイドレールと、
    前記スクリーンの上端のガイドバー部材を保持することで前記スクリーンを展開した閉鎖状態に保持し、所定の操作により前記上端のガイドバー部材の保持を解除して前記スクリーンを折り畳んだ開放状態とするスクリーン開閉機構と、
    を備えたことを特徴とする消火栓装置。
  4. 請求項3記載の消火栓装置に於いて、前記スクリーン開閉機構は、前記スクリーンの上端のガイドバー部材に上向きにバックル金具を設ける共に前記扉枠の上部の開口枠にバックル装置を設け、前記バックル金具を前記バックル装置に挿入して保持することで前記スクリーンを展開した閉鎖状態に保持し、前記バックル装置の所定の操作により前記バックル金具の保持を解除して前記スクリーンを折り畳んだ開放状態とすることを特徴とする消火栓装置。
  5. 請求項3記載の消火栓装置に於いて、前記スクリーンの裏面に配置したウェイトバー部材とその上側に隣接して配置した前記ガイドバーとの間隔に対し、前記ウェイトバー部材とその下側に隣接して配置した前記ガイドバーとの間隔を短くしたことを特徴とする消火栓装置。
  6. 請求項3記載の消火栓装置に於いて、
    前記スクリーンの裏面に配置した複数のガイドバー部材は矩形断面をもつ板状のバー部材であり、
    前記複数のガイドバー部材の内の上下端に配置したガイドバー部材は両端に設けた前記ローラを前記第1ガイドレールのガイド溝に収納して回転自在に支持し、
    前記上下端の間に配置したガイドバー部材は両端を前記第1ガイドレールのガイド溝に回転しないように収納したことを特徴とする消火栓装置。
  7. 請求項3記載の消火栓装置に於いて、
    前記第2ガイドレールは、前記スクリーンを開いて扉開口を閉鎖した状態で、下から1本目のウェイトバー部材と下から2本目のガイドバー部材との間となる所定位置をガイドレール終端とすると共に、前記ガイドレール終端から内側に湾曲して延在する湾曲ガイドレールを一体に形成し、
    前記スクリーンを開いた状態で前記ガイドレール終端を外れた下側に位置するウェイトバー部材の両端の奥行方向への動きを規制する張出片を前記扉枠の内側両端に設けたことを特徴とする消火栓装置。
  8. 請求項1記載の消火栓装置に於いて、前記スクリーンを不燃性又は難燃性としたことを特徴とする消火栓装置。
  9. 請求項1記載の消火栓装置に於いて、前記スクリーン扉は、前記扉枠の上部に、非常表示灯、発信機、音響装置又は非常電話扉の少なくとも何れか1つを備えた通報装置扉設けたことを特徴とする消火栓装置。
  10. 請求項1記載の消火栓装置に於いて、前記ホース収納部は、
    円環状に内巻する前記ホースの左右両端側及び又は上下両端側を外側から保持する矩形フレームを前記装置本体内に配置したことを特徴とする消火栓装置。
  11. 請求項1記載の消火栓装置に於いて、前記装置本体内に両側に配置した前記スクリーン扉を開放した状態で、両側から操作可能な消火栓弁を設けたことを特徴とする消火栓装置。
  12. 請求項1記載の消火栓装置に於いて、前記ホース収納部は、前記装置本体の両側の各々から取出し自在に2組のノズル付きのホースを収納したことを特徴とする消火栓装置。
  13. 両側に開口した箱枠形の装置本体と、
    ノズル付きのホースと、
    前記ノズル付きのホースを前記両側の開口から取出し自在に前記装置本体に収納するホース収納部と、
    前記装置本体の両側の開口の各々に設けられ、スクリーンを展開することにより前記開口を覆って閉鎖し、前記スクリーンを折り畳むことにより前記開口を開放する開閉自在なスクリーン扉と、
    を設けたことを特徴とする消火栓装置。
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