JP2016140188A - 電力システム - Google Patents

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Abstract

【課題】
発電電力を有効に蓄電する。
【解決手段】
発電システムの給電電圧を監視する監視部と、前記発電システムから蓄電システムに電力を充電させる制御部と、前記制御部が前記発電システムから前記蓄電システムに充電させる第1の充電電力値を、第1の推定発電電力に基づいて算出し、前記監視部が、前記発電システムの給電電圧が低下したと判断したとき、第2の推定発電電力を算出するとともに、第2の推定発電電力に基づいて第2の充電電力値を算出する演算部と、を有する電力システムを提案する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は電力システムに関する。
停電時に太陽光発電システムと連携し、太陽光発電中には太陽光発電電力を負荷への給電および蓄電池への充電を行うシステムがある。
特開2013−42627号 特開2014−075855号
太陽光発電システムの発電能力が低下した場合、発電能力が低下する以前と同じ電力を供給すると、発電システムが過負荷になり停止する。そのため、蓄電システムへ有効に給電することができない。
本実施形態の電力システムは、発電システムの給電電圧を監視する監視部と、前記発電システムから蓄電システムに電力を充電させる制御部と、第1の推定発電電力に基づいて前記制御部が前記発電システムから前記蓄電システムに充電させる第1の充電電力値を算出し、前記発電システムの給電電圧が低下したと前記監視部が判断すると、第2の推定発電電力を算出するとともに、第2の推定発電電力に基づいて前記発電システムから前記蓄電システムに充電させる第2の充電電力値を算出する演算部と、を有することを特徴とする。
本実施形態によれば、発電電力の負荷余剰分を有効に蓄電することができる。
本発明の実施形態にかかる住宅内の配電システム構成図 本発明の実施形態にかかる蓄電システムのブロック図 本発明の実施形態にかかる制御システムのブロック図 本発明の実施形態にかかる制御システムの動作フロー 本発明の実施形態にかかる制御システムの構成例
本発明にかかる実施形態の蓄電システムは、発電システムの給電電圧を監視する監視部と、前記発電システムから蓄電システムに電力を充電させる制御部と、第1の推定発電電力に基づいて前記制御部が前記発電システムから前記蓄電システムに充電させる第1の充電電力値を算出し、前記発電システムの給電電圧が低下したと前記監視部が判断すると、第2の推定発電電力を算出するとともに、第2の推定発電電力に基づいて前記発電システムから前記蓄電システムに充電させる第2の充電電力値を算出する演算部と、を有することを特徴とする。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図1ないし図3において、実線や実線矢印は電力配線や電力供給の向きを示し、点線や点線矢印は信号配線や信号送出の向きを示している。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態の一例として、住宅内の配電システム1の構成を示す。
配電システム1は、商用電力を供給する系統電源8と、停電時に自立運転機能を有する発電システム20と、系統電源8または発電システム20の給電を受けて蓄電し、緊急時またはユーザの必要に応じて放電する蓄電システム30と、蓄電システム30の蓄放電を制御する制御システム40と、系統電源8または分散電源(発電システム20あるいは蓄電システム30)によって運転電力が供給される少なくとも一つの負荷9と、を有する。
発電システム20は、系統電源8と連携し、停電時に自立運転機能を有する発電システムである。本実施形態では発電システム20として太陽光発電モジュールを搭載した太陽光システムを例に説明するが、たとえば燃料電池システム、風力発電システム等他のエネルギー源を利用して電力を創出する分散型電源を適用してもよい。発電システム20は、図示しないパワーコンディショナを具備し、太陽光パネルによって生成された電力を例えばAC100Vの電力に変換する。なお、発電システム20によって創出した発電電力は、蓄電システム30に蓄電可能であり、制御システム40の制御によって系統電源8に逆潮流させることも可能である。
蓄電システム30は、系統電源8と連系されたとき、系統電力を受けて蓄電することが可能であり、発電システム20が発電している時間帯に、発電システム20と連系し、創出された発電電力を蓄電することも可能である。蓄電された電力は、系統電源8が停電したときなど、制御システム40の制御によって自立運転機能を実行するとき、蓄電システム用分電盤62を介して配電系統7bに供給する。図2は、第1の実施形態に係る蓄電システム30の機能構成の一例を示すブロック図である。蓄電システム30は、監視部31と、切替部32と、蓄電池33と、充放電実行部34と、停電検出部35とを具備する。
監視部31は、発電システム20のパワーコンディショナから蓄電システム30へ供給されている電圧を監視し、監視結果を示すモニタ信号を出力する。そして、蓄電システム30は、監視部31から出力されたモニタ信号を、図示しない通信ユニットを介して制御システム40へ送信する。当該通信ユニットは、モニタ信号に変化があった場合にのみモニタ信号を制御システム40へ送信するようにしてもよいし、随時監視結果を送信してもよい。また、本実施形態におけるモニタ信号は、例えば所定の閾値を超過または低下を示す信号であってもよいし、電圧値そのものを表す信号でもよい。
切替部32は、停電検出部35が停電を検出した時において、発電システム20の自立運転機能により出力された電力を、蓄電システム用分電盤62を介して宅内の負荷9bに供給する。具体的には、切替部32は、分電盤61と蓄電システム用分電盤62を繋ぐ電力線の途中に配置され、停電時に分電盤61と蓄電システム用分電盤62との連携を切断する。このとき、選定負荷9bには、電力線と蓄電システム用分電盤62を介して電力が供給される。
また、切替部32は、制御システム40からの指示に応じて、蓄電システム用分電盤62を介して選定負荷9bに供給する電力を、発電システム20のパワーコンディショナから供給された電力、または、蓄電システム30から放電された電力のいずれか一方に切り替えることもできる。具体的には、切替部32は、制御システム40から蓄電池の放電停止(充電開始)の指示を受信した場合に、蓄電システム用分電盤62を介して選定負荷9bに供給する電力を、発電システム20のパワーコンディショナから供給された電力に切り替える。また、切替部32は、制御システム40から蓄電池の放電開始指示を受信した場合に、蓄電システム用分電盤62を介して選定負荷9bに供給する電力を、蓄電システム30に蓄えられた電力に切り替える。
蓄電池33は、前記発電システム20が生成した電力を蓄える。具体的には、リチウムイオン電池など、充放電可能な二次電池である。
充放電実行部34は、発電システム20または系統電源8から供給された電力のうち、制御システム40からから受信した充電指示に含まれている充電電力値で、蓄電池33を充電する。ここで、制御システム40からの指示内容は充電電流値であっても構わない。また、充放電実行部34は、制御システム40から充電の停止を指示された場合に、蓄電池33への充電を停止する。なお、制御システム40との信号の送受には、蓄電システム30内に設けられた通信ユニットを介して行なってもよい。
停電検出部35は、分電盤61からの電力供給の有無を監視し、電力供給が途絶したことを検知した場合に、停電検出信号を出力する。そして、蓄電システム30は、停電検出部35から出力された停電検出信号を、制御システム40へ送信する。
負荷電流測定器36は、蓄電システム用分電盤62に接続される電力線に供給される負荷電流もしくは負荷電力(選定負荷9bで消費されている電流の合計値もしくは電力の合計値)を測定し、測定した負荷電流もしくは負荷電力を示す信号を、図示しない通信ユニットを介して制御システム40へ送信する。すなわち、負荷電流測定器36は、停電時に蓄電システム30または発電システム20から蓄電システム30を介し負荷9(選定負荷9b)に供給される電力を測定し、測定結果を制御システム40に送信する。
図3は、第1の実施形態に係る制御システム40の機能構成の一例を示すブロック図である。制御システム40は、制御部41と、演算部42とを具備する。なお、制御部41と蓄電システム30との間の通信は、制御部41に信号通信機能を持たせ、当該信号通信機能を用いて行われてもよく、制御システム40内に充電制御部41とは別に通信ユニットを設け、当該ユニットを用いて行われてもよい。
制御システム40は、蓄電システム30の停電検出部35から停電の発生を示す信号を受信した場合に、発電システム20の自立運転機能により出力された電力を、蓄電システム用分電盤62を介して非常用の電気配線やコンセントへ供給および/または蓄電システム30の充電に充てるよう、蓄電システム30を制御する。
また、制御システム40は、ユーザによる蓄電池33の充放電指示や操作設定などを受け付ける図示しない入力受付部や画面表示部などを有してもよい。その場合、受け付けた指示情報は制御部41へ送られる。
制御部41は、図示しない通信部を有し、蓄電システム30の監視部31、充放電実行部34、停電検出部35、負荷電流測定器36、などの構成と情報の送受信を行うことができる。また、制御部41が受信した情報を後述する演算部42に引き渡し、演算部42が算出した充電電力値を含む指示信号を蓄電システム30の充放電実行部34または切替部32に送信することで、蓄電システム30を制御する。
演算部42は、蓄電システム30の停電検出部35が停電を検出した時において、発電システム20の自立運転機能により出力可能な推定発電電力値GWから、宅内の負荷9(本実施形態の場合、選定された負荷9b)に供給される負荷電力値LWを差し引いた電力値CWを、蓄電システム30に蓄電するよう蓄電システム30に指示する。本実施形態において、発電システム20の自立運転機能により出力可能な推定発電電力値GWとは、発電システム20の定格電力値(例えば、1500W)より小さい値である。
なお、演算部42は、蓄電システム30の停電検出部35が停電を検出した時において、発電システム20の自立運転機能により出力可能な推定発電電力値GWから、宅内の負荷9(本実施形態の場合、選定された負荷9b)に供給される負荷電力値LWと、バッファ電力値BuffWとを差し引いた電力値を、蓄電システム30に蓄電するよう蓄電システム30に指示してもよい。バッファ電力値BuffWは、発電システム20の自立運転機能により出力された電力の変動幅、および、切替部32によって宅内負荷9に供給された電力の変動幅に基づいて算出されてもよい。
発電システム20の定格電力およびバッファ電力値BuffWの情報は、演算部42または制御システム40の任意の構成に予め設定されてもよいし、自動的に設定されてもよく、あるいはユーザによって設定可能に構成されてもよい。
なお、制御システム40は、例えば図5に示すようなコンピュータ50によって実現される。図5は、制御システム40の機能を実現するコンピュータ50の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ50は、CPU(Central Processing Unit)51、RAM(Random Access Memory)52、ROM(Read Only Memory)53、通信インターフェイス(I/F)54、入出力インターフェイス(I/F)55、およびメディアインターフェイス(I/F)56を備える。
CPU51は、ROM53に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM53は、コンピュータ50の起動時にCPU51によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ50のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。通信インターフェイス54は、通信回線を介して他の機器からデータを受信してCPU51へ送り、CPU51が生成したデータを、通信回線を介して他の機器へ送信する。
CPU51は、入出力インターフェイス55を介して、液晶表示装置等の出力装置、および、タッチパネルやキーパッド等の入力装置を制御する。CPU51は、入出力インターフェイス55を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU51は、生成したデータを、入出力インターフェイス55を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス56は、記録媒体57に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM52を介してCPU51に提供する。CPU51は、当該プログラムを、メディアインターフェイス56を介して記録媒体57からRAM52上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体57は、例えば磁気記録媒体や半導体メモリ等である。
コンピュータ50が制御システム40として機能する場合、コンピュータ50のCPU51は、RAM52上にロードされたプログラムを実行することにより、充電制御部41および演算部42の各機能を実現する。コンピュータ50のCPU51は、これらのプログラムを、記録媒体57から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、通信媒体を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
系統電源8は、たとえば電力会社から供給される電源であり、分電盤61、蓄電システム用分電盤62を介して配電系統7aおよび配電系統7bに給電する。
負荷9は、一般的な電気機器である。本実施形態では、負荷9を緊急時の優先度によって一般負荷9aおよび選定負荷9bに分類し、一般負荷9aは分電盤61から、選定負荷9bは蓄電システム用分電盤62から給電されるように構成される。
系統電源8から電力が供給されているとき、系統電源は、分電盤61および通常の電気配線コンセントを介して一般負荷9aに供給され、分電盤61、蓄電システム30および蓄電システム用分電盤62を介して選定負荷9bに供給される。蓄電システム用分電盤62は、蓄電システム30から受け取った電力を、非常用の電気配線やコンセントを介して選定負荷9bに供給する。停電時、発電システム20の自立運転機能により出力された電力は、蓄電システム用分電盤62および非常用の電気配線やコンセントを介し、優先的に選定負荷9bおよび/または蓄電システム30の充電に充てるよう、供給する。
制御システム40は、発電システム20の自立運転機能により出力された電力のうち、選定負荷9bに供給されている電力を差し引いた残りの電力の範囲内で蓄電システム30を充電するように充電電力値を調整し、調整した充電電力値で蓄電池を充電するよう蓄電システム30に指示する。なお、制御システム40から蓄電システム30への指示は、蓄電池の充電電力値ではなく、充電電流を調整してもよい。
なお、分電盤61を介して給電される配電系統7aに属する負荷9aは、たとえば洗濯機、テレビ、エアコンなど、緊急時に利用優先度が低く、電流変化の少ないものを含むことが好ましい。また、緊急時に蓄電システム30によって蓄電池用分電盤62を介して給電される配電系統7bに属する負荷9bは、冷蔵庫、電灯など緊急時にも電力を必要とする機器を含むことが好ましい。
このように構成された本実施形態の配電システム1は、停電時に、発電システム20によって生成された電力を、選定負荷9bに優先的に供給し、残りの電力を、充電電力値を調整しながら蓄電システム30の蓄電池に蓄えるため、破棄される電力を極力少なくして、発電システム20によって生成された電力を効率よく活用することができる。なお、本発明は蓄電システム用分電盤62を備えず、分電盤61のみの形態において実施しても差し支えない。
第1の実施形態に係る制御システム40の動作の一例を、図4に示すフローチャートを用いて説明する。
本実施形態の制御システム40は、例えば、蓄電システム30の停電検出部35から停電検出信号を受信した場合に、本フローチャートに示す動作を開始する(S40)。
まず、発電システム20から接続状態を示す信号、または発電システム20から蓄電システム30へ供給されている電圧を監視する監視部31から監視結果を示すモニタ信号を受信し、発電システム20からの電力供給の有無を確認する(S41)。なお、S41は発電システム20が発電可能状況下にあるか否かについて確認してから実行するよう構成してもよいし、発電システム20が発電可能状況下であるか否かを確認する動作で代替してもよい。たとえば本実施形態のように、太陽電池を利用する場合、陽が出ている時間帯を発電可能時間として保持し、起動時の時間が発電可能時間であるか否かを確認してからS41に進むよう構成してもよい。また、発電可能状況は、日出日没時間や天気情報などといった情報をたとえば外部サーバからインターネットを介して入手して判断を行ってもよい。
S41で発電システム20からの電力供給がないと判断した場合、制御システム40は、蓄電池33の蓄電量を確認し(S410)、蓄電量がなければ何もせず、蓄電量がある場合は切替部32を介して負荷9bに給電させる(S411)。
S41で発電システム20からの電力供給があると判断した場合は、切替部32を介して発電システム20から負荷9bに給電させる(S42)。
次に、制御部41は、充電電力値CWに初期値として0を設定し、推定発電電力GWに発電システム20の定格電力の値(例えば1500W)より小さい値(例えば1000W)を設定し、バッファ電力値に定数BuffWを設定する(S43)。バッファ電力値BuffWはたとえば、発電システム20から出力された電力の1日の変動幅が、300Wと算出され、停電時に選定負荷によって消費された電力の1日の変動幅が200Wと算出された場合、300+200=500Wをバッファ電力値BuffWとして設定する。
制御部41は、蓄電システム30から蓄電池が満充電であることを示す蓄電容量オーバーのモニタ信号を受信した場合に、蓄電池33への充電を予め定められた期間停止させる充電停止指示を蓄電システム30へ送信するよう構成してもよい(S44)。このように、制御部41は、蓄電池33が容量オーバーである場合に、蓄電池33への充電を停止することにより、発電システム20から出力された電力を、負荷9bに優先的に供給することができる。
制御部41は、蓄電システム30の負荷電流測定器36から負荷電力LWを取得する(S45)。そして、制御部41は、たとえば、以下の式(1)に従って、演算部42に算出させた充電電力値CWを含む充電指示を蓄電システム30へ送信する(S46)。蓄電システム30の充放電実行部34は、受信した充電指示に含まれている充電電力値で蓄電池33の充電を実行する(S47)。
CW=GW−LW−BuffW ・・・(1)
なお、制御部41は、蓄電システム30の負荷電流測定器36から負荷電力LWを取得した負荷電力LWの瞬時値を用いて充電電力値CWを算出するのではなく、所定時間毎の負荷電力LWの移動平均をとるなどして充電電力値CPの算出結果の変動を低く抑えることが好ましい。
また、バッファ電力値BuffWは、ユーザによって設定可能であってもよいし、予め定められてもよい。とくに、発電システム20から出力された電力の変動幅、および、負荷9(選定負荷9b)に供給された電力の変動幅に基づいて設定されることが好ましい。たとえば、発電システム20から出力された電力の1日の変動幅を、数週間、数か月、数年分のデータから統計処理(例えば平均)して算出する。また、停電時に負荷9(選定負荷9b)によって消費される電力の1日の変動幅についても、モニタ調査等により収集したデータから統計処理(例えば平均)して算出する。そして、算出されたこれらの変動幅の合計がバッファ電力値BuffWとして演算部42または制御システム40の任意の構成に格納される。
蓄電池33を充電電力値CWで充電しているとき、監視部31は、発電システム20から蓄電システム30へ供給されている電圧が低下したか否かを監視する(S48)。
なお、発電システム20から蓄電システム30へ供給されている電圧が低下したという旨の監視結果を示すモニタ信号は、たとえば電圧が所定の閾値を低下したことを示す信号であってもよいし、電圧変化量を示す信号であってもよい。所定の閾値は、たとえば95V以下であれば発電システム20から蓄電システム30へ供給されている電圧が低下したと判断し、50V以下であれば発電システム20の給電が無いと判断して充電運転を停止するなど、二段階で判断するように構成してもよい。
また、発電システム20から蓄電システム30へ供給されている電圧が低下したという旨の監視結果を示すモニタ信号の代わりに、発電システム20から蓄電システム30へ供給されている電圧値そのものを表す信号を制御システム40に送信し、他の構成が監視結果を判断してもよい。
蓄電池33を充電電力値CWで充電しているとき、発電システム20から蓄電システム30へ供給されている電圧が低下していなければ、推定発電電力値GWを定格発電力、たとえば1500Wに達するまで徐々に増加させる(S490〜S492)。
具体的には、S48において蓄電池33が充電電力値CWで充電されているとき、監視部31から、発電システム20から蓄電システム30へ供給されている電圧が低下したという旨の監視結果を示すモニタ信号を受信しない場合、所定の増加電力値XWを推定発電電力GWに追加した値が発電システム20の定格電力を上回るか否かを判断する(S490)。所定の増加電力値XWを推定発電電力GWに追加した値が定格電力以上の場合は推定発電電力GWを定格電力の値に設定し(S492)、定格電力未満の場合は推定発電電力GWに所定の増加電力値XWを加算した値を新たな推定発電電力GWとして設定する(S491)。次に、新たに設定した推定発電電力GWを用いて充電電力値CWを再度算出する(S44〜S46)。このとき、負荷電力LWは推定発電電力GWを増加させるたびに取得し直してもよいし、前回演算時の負荷電力LWを用いてもよい。なお、充電電力値を増加させる方法は前述の方法に限らず、たとえば増加電力値XWを定数に定めず、動的に制御してもよい。
蓄電池33を充電電力値CWで充電しているとき、発電システム20から蓄電システム30へ供給されている電圧が低下した場合、推定発電電力値GWをバッファ電力値BuffW分減算した値とし(S493)、前述S44〜S48の手順で算出した充電電力値CWを用いて蓄電池33を充電する。
具体的には、蓄電池33をS46において算出した充電電力値CWで充電しているとき、監視部31から、発電システム20から蓄電システム30へ供給されている電圧が低下したという旨の監視結果を示すモニタ信号を受信した場合(S48)、すなわちS46において用いた推定発電電力値GWによって算出された充電電力値CW以上の電力で蓄電池33を充電すると、発電システム20が過負荷状態になり停止する恐れがあるため、当時の推定発電電力値GWを実際の発電電力値(バッファ電力値BuffWを含む)と見なして充電電力値CWを維持する。
なお、本実施形態において、推定発電電力GWの初期値を実態より小さく推定して設定されることが好ましく、初回算定した充電電力CWで蓄電池を充電した際に、発電システム20が過負荷になる可能性を低下することができる。
(第1の実施形態の効果)
本実施形態によれば、太陽光発電システムの発電能力が低下した場合、発電能力が低下する以前と同じ電力を供給しても、発電システムが過負荷になり停止せず、発電電力の負荷余剰分を有効に蓄電することができる。

(他の実施形態)
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
たとえば、上記した第1の実施形態において、発電システム20がパワーコンディショナを具備する形態を説明したが、蓄電システム30がパワーコンディショナを具備してもよいし、発電システム20と蓄電システム30がそれぞれパワーコンディショナを具備してもよい。また、1つの統合パワーコンディショナが配電システム1の任意の経路に構成されてもよい。
また、第1の実施形態では発電システム20によって発電された電力を蓄電システム30に入力し、蓄電システム30を制御する制御システム40の指示によって宅内負荷に給電する例を用いて説明しているが、各システムの連結の形態はこれに限らない。たとえば、パワーコンディショナや電力切替え機能を統合した制御システム40が、発電システム20と蓄電システム30との間に介在し、一つのまたは複数の分電盤6に接続する形態などにも適用できる。その場合、第1の実施形態にて説明した各構成の設置箇所や作用対象は説明された態様に限られず、配電システムの各構成の連結状況に応じて適用されてもよい。
また、たとえば、上記した第1の実施形態において、制御システム40内の制御部41は、演算部42が算出した充電電力値CWの値を含む充電指示を蓄電システム30へ送信し、蓄電システム30内の充放電実行部34が、制御システム40から受信した充電指示に含まれている充電電力値を用いて蓄電池33の充電を実行する例を示したが、本発明の実施形態はこれに限られない。たとえば、制御部41は、調整した充電電力値から充電電流を換算し、換算した充電電流の値を充電指示に含めて蓄電システム30へ送信し、蓄電システム30内の充放電実行部34は、制御システム40から受信した充電指示に含まれている充電電流で蓄電池33の充電を実行するようにしてもよい。
また、上記した第1の実施形態において、制御部41は、図示しない入力受付部を介して、ユーザから、蓄電池33の放電指示、蓄電池33の充電指示、バッファ電力値BuffWなどの情報を受け付けるが、本発明の実施形態はこれに限られない。たとえば、制御部41は、インターネット等の通信回線を介して、ユーザが操作する端末からこれらの情報を取得するようにしてもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者には明らかである。また、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。




20…発電システム
30…蓄電システム
31…監視部
41…制御部
42…演算部



Claims (3)

  1. 発電システムの給電電圧を監視する監視部と、
    前記発電システムから蓄電システムに電力を充電させる制御部と、
    第1の推定発電電力に基づいて前記制御部が前記発電システムから前記蓄電システムに充電させる第1の充電電力値を算出し、前記発電システムの給電電圧が低下したと前記監視部が判断すると、第2の推定発電電力を算出するとともに、第2の推定発電電力に基づいて前記発電システムから前記蓄電システムに充電させる第2の充電電力値を算出する演算部と、
    を有する電力システム。
  2. 蓄電システムまたは発電システムによって給電される負荷の消費電力を計測する計測部をさらに有し、
    前記演算部は、第1の推定発電電力と前記計測部が計測した消費電力とに基づいて前記制御部が前記発電システムから前記蓄電システムに充電させる第1の充電電力値を算出し、前記発電システムの給電電圧が低下したと前記監視部が判断すると、第1の充電電力値と前記計測部が計測した消費電力とに基づいて第2の推定発電電力を算出するとともに、前記制御部が前記発電システムから前記蓄電システムに充電させる第2の充電電力値を、第2の推定発電電力および前記計測部が計測した消費電力に基づいて算出すること
    を特徴とする請求項1に記載の電力システム。
  3. 前記制御部は、前記監視部が前記発電システムの給電電圧が低下したと判断するまで、前記制御部が前記発電システムから前記蓄電システムに充電させる充電電力値を第1の充電電力値から増加させる制御をすること
    を特徴とする請求項1または請求項2のいずれか一に記載の電力システム。


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