JP2016140184A - 制御装置、制御システム、制御方法及びプログラム - Google Patents

制御装置、制御システム、制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電力損失を抑えつつ蓄電池を活用する。
【解決手段】制御装置10は、放電により蓄電池から出力される放電電力の計測値を取得する通信部105と、直流電力を交流電力に変換する電力変換部41を介して蓄電池から供給される放電電力を消費する電気機器31〜33を、通信部105によって取得される放電電力の計測値が予め定められた条件を満たすように制御する制御部104と、を備える。これにより、電気機器の消費電力を調整して、電力変換の効率を向上させることが可能になる。したがって、電力損失を抑えつつ蓄電池を活用することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、制御装置、制御システム、制御方法及びプログラムに関する。
電力系統から買電した電力又は太陽光発電等により発電された電力を蓄電池に蓄えておいて、必要なときに住宅内の電気機器に給電する蓄電池が知られている。このような蓄電池を用いると、例えば、太陽光発電により過剰に発電された電力を蓄電しておいて、蓄電された電力を夜間に使用することができる。また、蓄電された電力が、電力需要が大きくなる日中の時間帯に使用されれば、電力需要の緩和に貢献することができる。
通常、電力系統からは交流電力が供給され、住宅内の負荷機器には交流電力が供給される。一方、蓄電池の充放電には直流電力が用いられる。このため、直流から交流への電力変換及び交流から直流への電力変換を行うパワーコンディショナが必要になる。ただし、パワーコンディショナによって電力変換が行われる際には、電力の一部が熱として失われる。すなわち、パワーコンディショナから出力される電力は、入力された電力より小さくなる。
一般的に、パワーコンディショナは、その定格電力で電力変換の効率が最大となるように設計される。そのため、パワーコンディショナの入出力が小さいときには、電力変換の効率が悪くなり、損失電力が大きくなってしまう。そこで、パワーコンディショナの入出力が大きいときに限って蓄電池の充放電を行うことにより、電力変換の損失を抑える技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特許文献1に記載の装置は、ヒートポンプ給湯機の熱需要を予測し、蓄電池の蓄電量が熱需要に必要なヒートポンプ給湯機の消費電力量より多い場合に蓄電池を放電させる。また、この装置は、ヒートポンプ給湯機以外の負荷による負荷電力が、ヒートポンプ給湯機の稼働時の消費電力より大きい場合にも、蓄電池を放電させる。これにより、放電量が大きい時間帯に蓄電池を放電させることができる。ひいては、直流交流変換器等の電力損失を小さくすることができる。
特開2012−244780号公報
しかしながら、特許文献1に記載の装置は、ヒートポンプ給湯機が使用されず、消費電力が小さい状態が持続した場合に、蓄電池を放電させることがない。この場合には、大きな損失電力をともなう電力変換が実行されることはないが、蓄電池が活用されているとはいえず、好ましくない。
本発明は、上述の事情の下になされたもので、電力損失を抑えつつ蓄電池を活用することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の制御装置は、放電により蓄電池から出力される放電電力の計測値を取得する取得手段と、直流電力を交流電力に変換する変換手段を介して蓄電池から供給される放電電力を消費する電気機器を、取得手段によって取得される放電電力の計測値が予め定められた条件を満たすように制御する制御手段と、を備える。
本発明によれば、放電電力の計測値が予め定められた条件を満たすように、電気機器が制御される。これにより、電気機器の消費電力を調整して、電力変換の効率を向上させることが可能になる。したがって、電力損失を抑えつつ蓄電池を活用することができる。
実施の形態1に係る制御システムの構成を示す図である。 電力変換部の出力電力と変換効率との関係を示す図である。 制御装置の機能的な構成を示す図である。 閾値を規定する手法の第1の例を示す図である。 閾値を規定する手法の第2の例を示す図である。 閾値を規定する手法の第3の例を示す図である。 制御装置によって実行される一連の処理を示すフロー図である。 実施の形態2に係る制御装置の機能的な構成を示す図である。 閾値を規定する手法の第4の例を示す図である。 閾値を規定する手法の第5の例を示す図である。 閾値を規定する手法の第6の例を示す図である。 スケジュール変更部によって実行される一連の処理を示すフロー図である。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1について、図面を参照しつつ説明する。図1には、本実施の形態に係る制御システム100の構成が示されている。制御システム100は、住宅内の電力の収支を監視して機器を制御することにより、電力を効率よく利用するためのHEMS(Home Energy Management System)である。制御システム100は、図1に示されるように、電気機器31,32,33を制御する制御装置10と、電力線を介して供給される電力を計測する計測装置20と、複数の電気機器31〜33と、電力を蓄える蓄電装置40と、電力を生成して住宅内に供給する発電装置50とを有している。なお、図1中の太い実線は電力線を表し、計測装置20につながる実線は信号線を表し、破線は通信線を表す。
制御装置10は、計測装置20、電気機器31〜33、電力変換部41、及びインターネット等のネットワークNWと通信線を介して接続されたコンピュータ端末であって、住宅内に設置される。また、制御装置10は、計測装置20による計測の結果に基づいて、電気機器31〜33を制御するHEMSコントローラである。制御装置10は、プロセッサ11、主記憶部12、補助記憶部13、入力部14、出力部15、及び通信インタフェース16を有している。主記憶部12、補助記憶部13、入力部14、出力部15、及び通信インタフェース16はいずれも、内部バス17を介してプロセッサ11に接続されている。
プロセッサ11は、例えばCPU(Central Processing Unit)等から構成される。プロセッサ11は、補助記憶部13に記憶されるプログラムP1を実行することにより、後述の処理を実行する。
主記憶部12は、例えばRAM(Random Access Memory)等から構成される。主記憶部12は、補助記憶部13からプログラムP1をロードする。そして、主記憶部12は、プロセッサ11の作業領域として用いられる。
補助記憶部13は、ハードディスク又はフラッシュメモリ等の不揮発性メモリを含んで構成される。補助記憶部13は、プログラムP1の他に、プロセッサ11の処理に用いられる種々のデータを記憶する。補助記憶部13は、プロセッサ11の指示に従って、プロセッサ11によって利用されるデータをプロセッサ11に供給し、プロセッサ11から供給されたデータを記憶する。
入力部14は、例えば入力キー及び静電容量方式のポインティングデバイス等から構成される。入力部14は、制御装置10のユーザによって入力された情報を取得して、取得した情報をプロセッサ11に通知する。
出力部15は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)及びスピーカ等から構成される。出力部15は、プロセッサ11の指示に従って、ユーザに対して種々の情報を提示する。
通信インタフェース16は、外部の機器と通信するためのインタフェース回路等から構成される。通信インタフェース16は、外部の機器から信号を受信して、この信号に含まれるデータをプロセッサ11へ出力する。また、通信インタフェース16は、プロセッサ11から出力されたデータを含む信号を、外部の機器へ送信する。なお、本実施の形態において制御装置10の外部の機器は、計測装置20、電気機器31〜33、及び蓄電装置40の電力変換部41を意味する。また、通信インタフェース16は、ネットワークNWに接続される。
計測装置20は、電流センサ(CT、Current Transformer)21〜25を用いて、電気機器31〜33各々の消費電力、及び電力変換部41に入出力する電力を、例えば1分毎に計測する。そして、計測装置20は、計測の結果として得られた電力の計測値を制御装置10にくり返し通知する。
例えば、電流センサ21は、電気機器31への電力供給路に流れる電流を検出して、検出した電流に応じた信号を計測装置20に出力する。計測装置20は、電流センサ21からの信号に基づいて電気機器31の消費電力の計測値を得る。また、電流センサ22は、電気機器32への電力供給路に流れる電流を検出し、計測装置20は、電流センサ22から通知される検出結果に基づいて、電気機器32の消費電力の計測値を得る。また、電流センサ23は、電気機器33への電力供給路に流れる電流を検出し、計測装置20は、電流センサ23から通知される検出結果に基づいて、電気機器33の消費電力の計測値を得る。
また、電流センサ24は、電力変換部41に接続された電力線に配設される。そして、電流センサ24は、交流電力の電流を検出して、検出した電流に応じた信号を計測装置20に出力する。計測装置20は、電流センサ24からの信号に基づいて、電力変換部41に入力される充電電力(交流電力)、又は電力変換部41から出力される放電電力(交流電力)の計測値を得る。
電流センサ25は、蓄電装置40内の電力変換部41と蓄電池42とを結ぶ電力線に配設される。そして、電流センサ25は、直流電力の電流を検出して、検出した電流に応じた信号を計測装置20に出力する。計測装置20は、電流センサ25からの信号に基づいて、電力変換部41から出力される充電電力(直流電力)、又は電力変換部41に入力される放電電力(直流電力)の計測値を得る。
なお、電流センサ21〜23は、例えば住宅内の配電盤に配設される。また、電流センサ24,25は、例えば蓄電装置40内に配設される。
電気機器31〜33各々は、住宅内に設置された家電機器であって、例えば、テレビジョン受像機等の音響・映像機器、エアコンディショナ(空調機器)、電気給湯器、冷蔵庫、又は電磁調理器である。電気機器31〜33各々は、制御装置10から送信された制御命令に従って、その運転状態を変化させる。電気機器31〜33各々の運転状態は、単に稼働又は停止であってもよいし、種々のパラメータを用いて規定されてもよい。
例えば、電気機器31が空調機器であって、スタンバイ状態から復帰して冷房運転を開始するように、制御装置10からの制御命令により指示されると、電気機器31は、この指示に従って冷房運転を開始する。この電気機器31の運転状態は、「冷房運転」である。さらに、電気機器31は、設定温度を26℃とするように制御装置10から指示されると、空調空間の温度を26℃とするための冷房運転を開始する。この電気機器31の運転状態は、「設定温度26℃の冷房運転」である。
また、電気機器31〜33各々は、その運転状態に応じた消費電力で稼働する。本実施の形態において、電気機器31〜33各々が消費する電力は、商用電源PS、蓄電装置40又は発電装置50から供給される。
蓄電装置40は、商用電源PSから供給された電力、及び、発電装置50によって生成された電力を蓄える定置型の装置である。蓄電装置40によって蓄えられた電力は、電気機器31〜33に供給される。蓄電装置40は、電力の変換等を行う電力変換部41、及び電力を蓄える蓄電池42を有している。
電力変換部41は、例えば、直流電力の電圧を変換する変圧器、直流電力と交流電力との変換を行う変換器、並びに、変圧器及び変換器を制御する制御回路等を含んで構成されるパワーコンディショナである。電力変換部41は、商用電源PS及び発電装置50から供給された交流電力を、蓄電池42の充電に適した電圧の直流電力に変換して、蓄電池42へ出力することにより、蓄電池42を充電する。また、電力変換部41は、蓄電池42の放電により供給された直流電力を、住宅内で用いられる電圧の交流電力に変換して、電気機器31〜33に供給する。
図2には、電力変換部41から出力される出力電力と、電力変換部41による電力の変換効率との関係が示されている。図2中の横軸は、電力変換部41から出力される直流電力(充電電力)又は交流電力(放電電力)の値を示す。また、縦軸に示される変換効率は、電力変換部41の出力と入力との比を意味する。図2に示されるように、出力電力が大きくなると、変換効率も高くなる。なお、図2中の電力Prは、電力変換部41の定格電力を意味し、例えば6kWである。また、図2のグラフは、出力電力と変換効率との関係を示しているが、この関係は、実質的に、電力変換部41が電力を変換する際の出力電力と損失電力の関係を示している。
また、電力変換部41は、電力を変換するためのスイッチング素子を有している。このスイッチング素子がON状態であれば、電力変換部41は、電力を変換する。電力変換部41が電力を変換するときには、蓄電池42の充放電が実行されることとなる。一方、スイッチング素子がOFF状態であれば、電力変換部41は、電力を変換しない。電力変換部41が電力を変換しないときには、蓄電池42の充放電が実行されない。電力変換部41の制御回路は、制御装置10からの制御指令に従ってスイッチング素子の状態を切り替える。
また、電力変換部41は、発電装置50からの発電電力と、蓄電池42の充放電電力とを連係させる。例えば、発電電力が電気機器31〜33の消費電力より大きい場合に、電力変換部41は、発電電力から消費電力を減じて得られる余剰電力を、蓄電池42の充電又は売電に割り当てる。すなわち、電力変換部41は、発電電力を、電気機器31〜33の消費電力と、充電電力と、売電電力とに配分する。また、発電電力が電気機器31〜33の消費電力より小さい場合に、電力変換部41は、消費電力から発電電力を減じて得られる不足電力を、蓄電池42の放電により賄う。すなわち、電力変換部41は、発電電力と放電電力とを合わせて電気機器31〜33に供給する。ただし、蓄電池42の残量が不十分な場合には、商用電源PSからの電力が電気機器31〜33に供給される。
また、電力変換部41は、充放電電力の履歴、又は、蓄電池42の電圧変動に基づいて、蓄電池42の残量を管理する。電力変換部41は、蓄電池42の残量が100%であるときには蓄電池42の充電を停止し、蓄電池42の残量が0%であるときには蓄電池42の放電を停止する。電力変換部41は、制御装置10からの要求に応答して、現在の蓄電池42の残量を制御装置10に通知する。
蓄電池42は、例えば、ニカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池又は鉛蓄電池等の二次電池である。蓄電池42の容量は、例えば5.0kWhである。
なお、本実施の形態では、電力変換部41及び蓄電池42が定置型の蓄電装置を構成したが、電力変換部41及び蓄電池42は、一体的に構成されていなくともよい。例えば、蓄電池42は、電気自動車に搭載されている電池であって、電力変換部41は、電気自動車が車庫に駐車しているときに電力線を介して電気自動車と接続される定置型の装置であってもよい。
発電装置50は、例えば太陽光により発電する装置であって、住宅の屋根の上に設置される。発電装置50は、例えば多結晶シリコン型のソーラーパネル、及びソーラーパネルにより発電された直流電力を交流電力に変換するパワーコンディショナを有している。なお、発電装置50は、太陽光以外の自然エネルギーにより発電してもよいし、化石燃料を用いて発電してもよい。さらに発電装置50は、燃料電池であってもよい。
制御装置10は、上述の構成を有することで種々の機能を発揮する。図3には、制御装置10の機能的な構成が示されている。図3に示されるように、制御装置10は、電気機器31〜33の制御に必要な情報を取得して記憶部102に登録する情報登録部101と、各種データを記憶する記憶部102と、蓄電池42の充放電が可能か否かを判定する充放電判定部103と、電気機器31〜33及び電力変換部41を制御する制御部104と、外部の機器と通信する通信部105と、を有している。
情報登録部101は、プロセッサ11、入力部14、通信インタフェース16等により実現される。情報登録部101は、図2に示される変換効率と出力電力との関係を、記憶部102に記憶される計測データD1から学習する。なお、計測データD1は、計測装置20による計測結果の履歴を示すデータである。そして、情報登録部101は、学習した変換効率と出力電力との関係を示す効率データD2を、記憶部102に登録する。
また、情報登録部101は、電気機器31〜33各々の運転状態と消費電力とを関連づける機器データD3を、例えばインターネット上のサーバ装置から取得して、記憶部102に登録する。なお、機器データD3は、電気機器31〜33各々の平均的な消費電力を示すデータであってもよい。
また、情報登録部101は、電気機器31〜33各々のスケジュールデータD4をユーザから取得して、記憶部102に登録する。このスケジュールデータD4は、電気機器31〜33の運転スケジュールを示す。スケジュールデータD4は、例えば、電気機器31〜33の運転状態と、この運転状態で稼働する日時とを関連づけるデータである。
また、情報登録部101は、電力変換部41の出力電力の定格値、及び蓄電池42の容量を、ユーザに対して入力を促すことにより取得して、記憶部102に登録する。
また、情報登録部101は、後述の処理で用いられる閾値を、ユーザに対して入力を促すことにより取得する。この閾値は、電力変換部41の出力電力の閾値である。図4〜6には、この閾値の例が示されている。図4に示される閾値Th1は、変換効率と出力電力との関係を示す線L1の傾きが15%/kWとなるときの出力電力である。図4には、傾きが15%/kWの線L2が補助的に示されている。図5に示される閾値Th2は、変換効率が75%となるときの出力電力である。図6に示される閾値Th3は、例えば2kWの出力電力である。なお、情報登録部101は、この閾値を、インターネット上のサーバ装置又は外部メディアから取得してもよいし、効率データD2等に基づいて決定してもよい。そして、情報登録部101は、閾値を記憶部102に登録する。
記憶部102は、主として補助記憶部13により実現される。記憶部102は、計測データD1、効率データD2、機器データD3、及びスケジュールデータD4を記憶する。また、記憶部102は、蓄電池42の残量、及び電気機器31〜33の現在の運転状態を通信部105から取得して記憶する。さらに、記憶部102は、時間帯毎の売買電力の価格を、例えば情報登録部101から取得して記憶してもよい。
充放電判定部103は、主としてプロセッサ11により実現される。充放電判定部103は、蓄電池42の残量に基づいて、充放電が可能か否かを判定する。例えば、充放電判定部103は、放電可能な残量(例えば0.5kWh)が蓄電池42に確保されていない場合に、放電が不可能と判定する。また、充放電判定部103は、蓄電池42の残量に加えて、発電装置50の発電量、及び蓄電池42の容量に基づいて、充放電が可能か否かを判定してもよい。発電装置50の発電量は、計測データD1から求めることができる。
制御部104は、主としてプロセッサ11により実現される。制御部104は、充放電判定部103による判定の結果と、記憶部102に記憶されているデータとに基づいて、電気機器31〜33に対する制御の内容を決定する。そして、制御部104は、決定した制御の内容に従って、制御命令を生成して、通信部105を介して制御対象となる機器へ送信する。例えば、制御部104は、蓄電池42の放電が可能と判定された場合に、電力変換部41の出力電力(放電電力)が増加するように、電気機器31〜33の消費電力を増加させる。また、制御部104は、蓄電池42の充電が可能と判定された場合に、電力変換部41の出力電力(充電電力)が増加するように、電気機器31〜33の消費電力を減少させる。
通信部105は、主としてプロセッサ11と通信インタフェース16との協働により実現される。通信部105は、計測装置20から計測結果を取得して、計測データD1として記憶部102に登録する。また、通信部105は、電気機器31〜33各々から、現在の運転状態を取得して、記憶部102に登録する。また、通信部105は、蓄電池42の残量を電力変換部41から取得して、記憶部102に登録する。さらに、通信部105は、制御部104からの制御命令を、制御対象となる機器へ伝送する。
続いて、制御装置10によって実行される一連の処理について、図7に示されるフローチャートを用いて説明する。図7に示される処理は、制御装置10の電源が投入されることで開始する。なお、図7に示される処理は、主としてプロセッサ11によって実行されるが、以下では、図3に示される構成を適宜用いて説明する。
まず、情報登録部101は、情報を取得して、取得した情報を記憶部102に登録する(ステップS1)。次に、通信部105は、データを取得して、記憶部102に記憶されているデータを更新する(ステップS2)。具体的には、通信部105は、計測装置20の計測結果、蓄電池42の残量、及び電気機器31〜33の運転状態を更新する。
次に、充放電判定部103は、発電装置50の発電量が、電気機器31〜33の総消費電力より大きいか否かを判定する(ステップS3)。
発電量が総消費電力より大きいと判定した場合(ステップS3;Yes)、充放電判定部103は、発電電力から総消費電力を除いた余剰電力を算出する(ステップS4)。
次に、充放電判定部103は、蓄電池42の残量に基づいて、蓄電池42の充電が可能か否かを判定する(ステップS5)。この判定は、蓄電池42の残量と、蓄電池42の容量とに基づいてなされてもよい。例えば、蓄電池42の容量に対する残量の割合が一定値を下回るときに、充放電判定部103は、充電可能と判定してもよい。
充電が可能ではないと判定された場合(ステップS5;No)、プロセッサ11は、余剰電力処理を実行する(ステップS6)。余剰電力処理では、例えば、余剰電力が商用電源PS系統へ逆潮流(売電)される。また、余剰電力処理では、制御部104が、使用機器を追加したり、発電装置50の電源を切断したりしてもよい。使用機器の追加は、例えば、スケジュールデータD4によって示される運転スケジュールを変更することにより、現在は稼働していないが今後の稼働が予定されている機器を、現在から稼働させることである。その後、プロセッサ11による処理は、ステップS2へ戻る。
一方、充電が可能であると判定された場合(ステップS5;Yes)、制御部104は、電力変換部41に蓄電池42の充電を開始させる(ステップS7)。次に、制御部104は、充電電力の計測値が予め定められた条件を満たすか否かを判定する(ステップS8)。この条件は、例えば、充電電力の計測値が図4〜6に示された閾値を超えるときに満たされる。
充電電力の計測値が条件を満たさないと判定した場合(ステップS8;No)、制御部104は、電気機器31〜33を制御する(ステップS9)。具体的には、制御部104は、機器データD3に基づいて運転スケジュールを変更することにより電気機器31〜33を制御して、電気機器31〜33の総消費電力を減少させる。これにより、発電電力から割り当てられる充電電力が増加することとなる。例えば、制御部104は、運転スケジュールに従って現在稼働している電気機器31〜33のうち優先度が低い機器から順に、運転スケジュールを延期する。この優先度は、予めユーザによって指定されてもよいし、電気機器31〜33の利用頻度に応じて定められてもよい。
その後、制御部104は、ステップS8以降の処理をくり返す。これにより、充電電力が条件を満たすまで、電気機器31〜33の制御がくり返される。
ステップS8にて、充電電力の計測値が条件を満たすと判定された場合(ステップS8;Yes)、プロセッサ11による処理は、ステップS2へ戻る。
ステップS3にて、発電量が総消費電力以下であると判定した場合(ステップS3;No)、充放電判定部103は、総消費電力から発電電力を除いた不足電力を算出する(ステップS10)。
次に、充放電判定部103は、蓄電池42の残量に基づいて、蓄電池42の放電が可能か否かを判定する(ステップS11)。この判定は、蓄電池42の残量と、算出された不足電力とに基づいてなされてもよい。例えば、不足電力で一定時間(例えば5分間)だけ放電するために必要な残量がない場合に、充放電判定部103は、放電が不可能と判定してもよい。
放電が可能ではないと判定された場合(ステップS11;No)、プロセッサ11は、不足電力処理を実行する(ステップS12)。不足電力処理では、例えば、不足電力に相当する電力が、商用電源から購入される。また、不足電力処理では、制御部104が、使用機器を削減してもよい。使用機器の削減は、例えば、運転のスケジュールを延期することである。その後、プロセッサ11による処理は、ステップS2へ戻る。
一方、放電が可能であると判定された場合(ステップS11;Yes)、制御部104は、電力変換部41に蓄電池42の放電を開始させる(ステップS13)。次に、制御部104は、放電電力の計測値が予め定められた条件を満たすか否かを判定する(ステップS14)。この条件は、例えば、放電電力の計測値が図4〜6に示された閾値を超えるときに満たされる。
放電電力の計測値が条件を満たさないと判定した場合(ステップS14;No)、制御部104は、電気機器31〜33を制御する(ステップS15)。具体的には、制御部104は、機器データD3に基づいて運転スケジュールを変更することにより電気機器31〜33を制御して、電気機器31〜33の総消費電力を増加させる。これにより、放電電力が増加することとなる。例えば、制御部104は、可能な限り同時に電気機器31〜33を稼働させる。また、制御部104は、電気機器31〜33の今後の運転スケジュールの運転時間を延長して、現在から運転を開始してもよい。
その後、制御部104は、ステップS14以降の処理をくり返す。これにより、放電電力が条件を満たすまで、電気機器31〜33の制御がくり返される。
ステップS14にて、放電電力の計測値が条件を満たすと判定された場合(ステップS14;Yes)、プロセッサ11による処理は、ステップS2へ戻る。
以上説明したように、本実施の形態では、放電が可能と判断された場合には、放電が開始される。そして、放電電力の計測値が閾値を超えるように、電気機器31〜33が制御される。また、充電が可能と判断された場合には、充電が開始される。そして、充電電力の計測値が閾値を超えるように、電気機器31〜33が制御される。これにより、電気機器の消費電力を調整して、電力変換の効率を向上させることが可能になる。したがって、電力損失を抑えつつ蓄電池を活用することができる。
また、制御部104は、運転スケジュールを変更することにより電気機器31〜33を制御した。これにより、電気機器31〜33の余分な運転を追加したり、必要な運転を取りやめたりすることなく、単に運転のスケジュールを前後にシフトすることにより、電力損失を抑えることができる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2について、図面を参照しつつ説明する。なお、実施の形態1と同一又は同等の構成については、同等の符号を用いるとともに、その説明を省略又は簡略する。
本実施の形態に係る制御装置10は、充放電電力の推移を予測して、将来における電力損失が抑えられるように運転スケジュールを変更する点で、実施の形態1に係るものと異なる。
図8には、本実施の形態に係る制御装置10の機能的な構成が示されている。図8に示されるように、制御装置10は、充放電電力の推移を予測する予測部106と、予測部106の予測結果に基づいて運転スケジュールを変更するスケジュール変更部107とを有している。
予測部106は、主としてプロセッサ11により実現される。予測部106は、記憶部102から機器データD3及びスケジュールデータD4を読み込んで、将来の電気機器31〜33の総消費電力の推移を予測する。また、予測部106は、記憶部102から計測データD1を読み込んで、将来の発電装置50による発電電力の推移を予測する。そして、予測部106は、総消費電力及び発電電力の予測値に基づいて、蓄電池42の充放電が実行されるタイミングを推定することにより、充放電電力の推移、及び蓄電池42の残量の推移を予測する。
スケジュール変更部107は、主としてプロセッサ11により実現される。スケジュール変更部107は、将来における充放電電力が条件を満たすように、運転スケジュールを変更する。例えば、スケジュール変更部107は、2時間後の時点で充放電電力が条件を満たすように、運転スケジュールを変更する。
また、本実施の形態に係る情報登録部101は、2つの閾値を記憶部102に登録する。一方の閾値は、実施の形態1に係る閾値に等しい。この閾値を、以下では便宜上、第1閾値といい、他方の閾値を第2閾値という。第2閾値は、第1閾値より大きい値である。後述の処理に用いられる条件は、充放電電力が第1閾値を超え、かつ第2閾値を下回るときに満たされる。
図9〜11には、第2閾値の例が閾値Th11〜Th13として示されている。図9に示される閾値Th11は、線L1の傾きが5%/kWとなるときの出力電力である。図9には、傾きが5%/kWの線L3が補助的に示されている。図10に示される閾値Th12は、変換効率が85%となるときの出力電力である。図11に示される閾値Th13は、例えば4kWの出力電力である。
続いて、制御装置10のスケジュール変更部107よって実行される一連の処理について、図12に示されるフローチャートを用いて説明する。図12に示される処理は、制御装置10の電源が投入されることで開始する。
まず、スケジュール変更部107は、一定時間後における発電量の予測値が、総消費電力の予測値を超えるか否かを判定する(ステップS21)。この一定時間は、例えば2時間である。発電量の予測値が総消費電力の予測値を超えると判定した場合(ステップS21;Yes),スケジュール変更部107は、余剰電力の予測値を算出する(ステップS22)。
次に、スケジュール変更部107は、一定時間後に蓄電池42の充電が可能か否かを判定する(ステップS23)。この判定は、蓄電池42の残量の予測値に基づいてなされる。
充電が可能ではないと判定された場合(ステップS23;No)、スケジュール変更部107は、余剰電力処理を実行する(ステップS24)。この余剰電力処理では、例えば、売電が計画される。その後、スケジュール変更部107による処理は、ステップS21へ戻る。
一方、充電が可能であると判定された場合(ステップS23;Yes)、スケジュール変更部107は、一定時間後における充電の開始を仮定する(ステップS25)。次に、スケジュール変更部107は、充電電力の予測値が条件を満たすか否かを判定する(ステップS26)。
充電電力の予測値が条件を満たさないと判定した場合(ステップS26;No)、スケジュール変更部107は、運転スケジュールを変更する(ステップS28)。具体的には、スケジュール変更部107は、充電電力の予測値が第1閾値を超えるように運転スケジュールを変更した後に、充電電力の予測値が第2閾値を下回るように運転スケジュールを変更する。
その後、スケジュール変更部107による処理は、ステップS26以降をくり返す。これにより、一定時間後における充電電力の予測値が条件を満たすように、運転スケジュールが変更される。
ステップS26にて充電電力の予測値が条件を満たすと判定した場合(ステップS26;Yes)、スケジュール変更部107による処理は、ステップS21へ戻る。
ステップS21にて、発電量の予測値が総消費電力の予測値以下であると判定した場合(ステップS21;No)、スケジュール変更部107は、不足電力の予測値を算出する(ステップS29)。次に、スケジュール変更部107は、一定時間後に蓄電池42の放電が可能か否かを判定する(ステップS30)。この判定は、蓄電池42の残量の予測値に基づいてなされる。
放電が可能ではないと判定した場合(ステップS30;No)、スケジュール変更部107は、不足電力処理を実行する(ステップS31)。この不足電力処理では、例えば、買電が計画される。その後、スケジュール変更部107による処理は、ステップS21へ戻る。
一方、放電が可能であると判定した場合(ステップS30;Yes)、スケジュール変更部107は、一定時間後における放電の開始を仮定する(ステップS32)。次に、スケジュール変更部107は、放電電力の予測値が条件を満たすか否かを判定する(ステップS33)。
放電電力の予測値が条件を満たさないと判定した場合(ステップS33;No)、スケジュール変更部107は、運転スケジュールを変更する。具体的には、スケジュール変更部107は、放電電力の予測値が第1閾値を超えるように運転スケジュールを変更した後に、放電電力の予測値が第2閾値を下回るように運転スケジュールを変更する。
その後、スケジュール変更部107による処理は、ステップS33以降をくり返す。これにより、一定時間後における放電電力の予測値が条件を満たすように、運転スケジュールが変更される。
ステップS33にて放電電力の予測値が条件を満たすと判定した場合(ステップS33;Yes)、スケジュール変更部107による処理は、ステップS21へ戻る。
以上説明したように、本実施の形態では、将来における充放電電力の予測値が条件を満たすように、運転スケジュールが変更された。これにより、ユーザの意図と異なる機器の稼働を、前もってユーザが認識することができる。また、機器の稼働状態が突然変更される頻度が抑えられる。
また、本実施の形態に係る条件は、第2閾値を用いて規定された。これにより、充放電電力が過剰に大きくなることを防ぐことができる。ひいては、蓄電池42の寿命を極端に短縮することを防ぐことができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態によって限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態に係る電流センサ21〜25は、計測装置20と信号線を介して接続されていたが、これには限定されない。例えば、充放電電力を計測するための電流センサと、電力変換部41とが信号線で接続されていてもよい。この場合、電力変換部41が、計測した電力を計測装置20に通知してもよい。また、計測装置20は、制御装置10に内蔵されていてもよい。
また、補助記憶部13に記憶されているプログラムP1は、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MOディスク(Magnet-Optical Disk)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布され、コンピュータにインストールされたものであってもよい。
また、プログラムは、通常インターネット等の通信ネットワーク上の所定のサーバ装置が有するディスク装置等に格納されており、必要に応じてダウンロードされたものであってもよい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
本発明は、蓄電池に蓄えられる電力の効率的な利用に適している。
100 制御システム、 10 制御装置、 11 プロセッサ、 12 主記憶部、 13 補助記憶部、 14 入力部、 15 出力部、 16 通信インタフェース 17 内部バス、 101 情報登録部、 102 記憶部、 103 充放電判定部、 104 制御部、 105 通信部、 106 予測部、 107 スケジュール変更部、 20 計測装置、 21〜25 電流センサ、 31〜33 電気機器、 40 蓄電装置、 41 電力変換部、 42 蓄電池、 50 発電装置、 D1 計測データ、 D2 効率データ、 D3 機器データ、 D4 スケジュールデータ、 L1,L2 線、 NW ネットワーク、 P1 プログラム。

Claims (18)

  1. 放電により蓄電池から出力される放電電力の計測値を取得する取得手段と、
    直流電力を交流電力に変換する変換手段を介して前記蓄電池から供給される前記放電電力を消費する電気機器を、前記取得手段によって取得される前記放電電力の計測値が予め定められた条件を満たすように制御する制御手段と、
    を備える制御装置。
  2. 前記条件は、前記放電電力の計測値が閾値を超えるときに満たされる、
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記条件は、前記放電電力の計測値が、前記閾値より大きい他の閾値を下回るときに満たされる、
    請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記電気機器の運転スケジュールを記憶するスケジュール記憶手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記運転スケジュールを変更することにより前記電気機器を制御する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の制御装置。
  5. 前記放電電力の推移を予測する予測手段と、
    前記予測した放電電力の値が前記条件を満たすように、前記運転スケジュールを変更するスケジュール変更手段と、
    をさらに備える請求項4に記載の制御装置。
  6. 前記運転スケジュールの変更には、前記電気機器の運転時間を延長することが含まれる、
    請求項4又は5に記載の制御装置。
  7. 前記運転スケジュールの変更には、複数の前記電気機器を同時に運転することが含まれる、
    請求項4から6のいずれか一項に記載の制御装置。
  8. 前記放電電力の計測値は、前記変換手段に入力される前記放電電力の計測値、又は前記変換手段から出力される前記放電電力の計測値である、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の制御装置。
  9. 交流電力を直流電力に変換する変換手段を介して発電手段から蓄電池に供給される充電電力の計測値を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得される前記充電電力の計測値が予め定められた条件を満たすように、前記発電手段からの電力を前記蓄電池とともに受電する電気機器を制御する制御手段と、
    を備える制御装置。
  10. 前記条件は、前記充電電力の計測値が閾値を超えるときに満たされる、
    請求項9に記載の制御装置。
  11. 前記電気機器の運転スケジュールを記憶するスケジュール記憶手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記電気機器の運転スケジュールを延期することにより前記電気機器を制御する、
    請求項9又は10に記載の制御装置。
  12. 前記電気機器の運転状態と消費電力の値とを関連づける機器データを記憶する機器データ記憶手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記機器データに基づいて前記電気機器を制御する、
    請求項1から11のいずれか一項に記載の制御装置。
  13. 放電により蓄電池から出力される放電電力を計測する計測手段と、
    前記計測手段による計測の結果に基づいて電気機器を制御する請求項1から8のいずれか一項に記載の制御装置と、
    を備える制御システム。
  14. 発電手段から蓄電池に供給される充電電力を計測する計測手段と、
    前記計測手段による計測の結果に基づいて電気機器を制御する請求項9から11のいずれか一項に記載の制御装置と、
    を備える制御システム。
  15. 放電により蓄電池から出力される放電電力の計測値を取得する取得ステップと、
    直流電力を交流電力に変換する変換手段を介して前記蓄電池から供給される前記放電電力を消費する電気機器を、前記取得ステップにおいて取得される前記放電電力の計測値が予め定められた条件を満たすように制御する制御ステップと、
    を含む制御方法。
  16. 交流電力を直流電力に変換する変換手段を介して発電手段から蓄電池に供給される充電電力の計測値を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにおいて取得される前記充電電力の計測値が予め定められた条件を満たすように、前記発電手段からの電力を前記蓄電池とともに受電する電気機器を制御する制御ステップと、
    を含む制御方法。
  17. コンピュータを、
    放電により蓄電池から出力される放電電力の計測値を取得する取得手段、
    直流電力を交流電力に変換する変換手段を介して前記蓄電池から供給される前記放電電力を消費する電気機器を、前記取得手段によって取得される前記放電電力の計測値が予め定められた条件を満たすように制御する制御手段、
    として機能させるためのプログラム。
  18. コンピュータを、
    交流電力を直流電力に変換する変換手段を介して発電手段から蓄電池に供給される充電電力の計測値を取得する取得手段、
    前記取得手段によって取得される前記充電電力の計測値が予め定められた条件を満たすように、前記発電手段からの電力を前記蓄電池とともに受電する電気機器を制御する制御手段、
    として機能させるためのプログラム。
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