JP2016139988A - 固体撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画素サイズの増大を抑制しつつ、撮像と焦点調整を撮像面で行わせることが可能な固体撮像装置を提供する。
【解決手段】緑色画素G1、G2からなる第1組と、緑色画素G3、G4からなる第2組とは、画素アレイ部1に市松状に配置され、緑色画素G1、G2上にはマイクロレンズZ1が配置され、緑色画素G3、G4上にはマイクロレンズZ2が配置され、マイクロレンズZ1は緑色画素G1、G2にて共有され、マイクロレンズZ2は緑色画素G3、G4にて共有される。
【選択図】図1
【解決手段】緑色画素G1、G2からなる第1組と、緑色画素G3、G4からなる第2組とは、画素アレイ部1に市松状に配置され、緑色画素G1、G2上にはマイクロレンズZ1が配置され、緑色画素G3、G4上にはマイクロレンズZ2が配置され、マイクロレンズZ1は緑色画素G1、G2にて共有され、マイクロレンズZ2は緑色画素G3、G4にて共有される。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は固体撮像装置に関する。
固体撮像装置では、撮像と焦点調整を撮像面で行えるようにするために、像面位相差画素を用いたものがある。像面位相差画素では、1個の画素に1個のマイクロレンズが設けられ、その1個の画素の光電変換部が2個に分割されている。
本発明の一つの実施形態は、画素サイズの増大を抑制しつつ、撮像と焦点調整を撮像面で行わせることが可能な固体撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の一つの実施形態によれば、画素アレイ部と、第1マイクロレンズと、制御回路とが設けられている。画素アレイ部は、光電変換された電荷を蓄積する画素がロウ方向およびカラム方向に配置されている。第1マイクロレンズは、第1画素と第2画素で共有される。制御回路は、撮像時および焦点調整時において、前記第1画素と前記第2画素とから別個に画素信号を読み出す。
以下に添付図面を参照して、実施形態に係る固体撮像装置を詳細に説明する。なお、これらの実施形態により本発明が限定されるものではない。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る固体撮像装置の概略構成を示すブロック図である。
図1において、固体撮像装置には、画素アレイ部1が設けられている。画素アレイ部1には、光電変換した電荷を蓄積する画素PCがロウ方向RDおよびカラム方向CDにm(mは正の整数)行×n(nは正の整数)列分だけマトリックス状に配置されている。画素PCには、緑色画素G1〜G4、赤色画素R1、R2および青色画素B1、B2を設けることができる。緑色画素G1、G2はロウ方向RDに互いに隣接して配置され、緑色画素G3、G4はロウ方向RDに互いに隣接して配置され、赤色画素R1、R2はロウ方向RDに互いに隣接して配置され、青色画素B1、B2はロウ方向RDに互いに隣接して配置されている。これらの緑色画素G1〜G4、赤色画素R1、R2および青色画素B1、B2はダブルベイヤ配列を構成することができる。なお、色画素を構成するために、カラーフィルタを用いるようにしてもよいし、光電変換層の深さや材料を変えるようにしてもよい。緑色画素G1〜G4は輝度信号を得るために用いることができ、赤色画素R1、R2および青色画素B1、B2は色信号を得るために用いることができる。緑色画素G1、G2からなる第1組と、緑色画素G3、G4からなる第2組とは、画素アレイ部1に市松状に配置することができる。緑色画素G1、G2上にはマイクロレンズZ1が配置され、緑色画素G3、G4上にはマイクロレンズZ2が配置されている。マイクロレンズZ1は緑色画素G1、G2にて共有し、マイクロレンズZ2は緑色画素G3、G4にて共有することができる。この時、各緑色画素G1〜G4は別個に撮像画素として用いることができる。また、各緑色画素G1〜G4は、焦点調整を行う像面位相差画素としても用いることができる。赤色画素R1上にはマイクロレンズZ3が配置され、赤色画素R2上にはマイクロレンズZ4が配置されている。マイクロレンズZ3は赤色画素R1にて専有させることができる。マイクロレンズZ4は赤色画素R2にて専有させることができる。青色画素B1上にはマイクロレンズZ5が配置され、青色画素B2上にはマイクロレンズZ6が配置されている。マイクロレンズZ5は青色画素B1にて専有させることができる。マイクロレンズZ6は青色画素B2にて専有させることができる。また、この画素アレイ部1において、ロウ方向RDには画素PCの読み出し制御を行う水平制御線Hlinが設けられ、カラム方向CDには画素PCから読み出された信号を伝送する垂直信号線Vlinが設けられている。なお、垂直信号線Vlinは、1カラムごとに設けるようにしてもよいし、2カラムごとに設けるようにしてもよい。垂直信号線Vlinが1カラムごとに設けられている場合、緑色画素G1〜G4には別個に垂直信号線Vlinを割り当てることができる。
図1は、第1実施形態に係る固体撮像装置の概略構成を示すブロック図である。
図1において、固体撮像装置には、画素アレイ部1が設けられている。画素アレイ部1には、光電変換した電荷を蓄積する画素PCがロウ方向RDおよびカラム方向CDにm(mは正の整数)行×n(nは正の整数)列分だけマトリックス状に配置されている。画素PCには、緑色画素G1〜G4、赤色画素R1、R2および青色画素B1、B2を設けることができる。緑色画素G1、G2はロウ方向RDに互いに隣接して配置され、緑色画素G3、G4はロウ方向RDに互いに隣接して配置され、赤色画素R1、R2はロウ方向RDに互いに隣接して配置され、青色画素B1、B2はロウ方向RDに互いに隣接して配置されている。これらの緑色画素G1〜G4、赤色画素R1、R2および青色画素B1、B2はダブルベイヤ配列を構成することができる。なお、色画素を構成するために、カラーフィルタを用いるようにしてもよいし、光電変換層の深さや材料を変えるようにしてもよい。緑色画素G1〜G4は輝度信号を得るために用いることができ、赤色画素R1、R2および青色画素B1、B2は色信号を得るために用いることができる。緑色画素G1、G2からなる第1組と、緑色画素G3、G4からなる第2組とは、画素アレイ部1に市松状に配置することができる。緑色画素G1、G2上にはマイクロレンズZ1が配置され、緑色画素G3、G4上にはマイクロレンズZ2が配置されている。マイクロレンズZ1は緑色画素G1、G2にて共有し、マイクロレンズZ2は緑色画素G3、G4にて共有することができる。この時、各緑色画素G1〜G4は別個に撮像画素として用いることができる。また、各緑色画素G1〜G4は、焦点調整を行う像面位相差画素としても用いることができる。赤色画素R1上にはマイクロレンズZ3が配置され、赤色画素R2上にはマイクロレンズZ4が配置されている。マイクロレンズZ3は赤色画素R1にて専有させることができる。マイクロレンズZ4は赤色画素R2にて専有させることができる。青色画素B1上にはマイクロレンズZ5が配置され、青色画素B2上にはマイクロレンズZ6が配置されている。マイクロレンズZ5は青色画素B1にて専有させることができる。マイクロレンズZ6は青色画素B2にて専有させることができる。また、この画素アレイ部1において、ロウ方向RDには画素PCの読み出し制御を行う水平制御線Hlinが設けられ、カラム方向CDには画素PCから読み出された信号を伝送する垂直信号線Vlinが設けられている。なお、垂直信号線Vlinは、1カラムごとに設けるようにしてもよいし、2カラムごとに設けるようにしてもよい。垂直信号線Vlinが1カラムごとに設けられている場合、緑色画素G1〜G4には別個に垂直信号線Vlinを割り当てることができる。
また、固体撮像装置には、読み出し対象となる画素PCを垂直方向に走査する垂直走査回路2、画素PCとの間でソースフォロア動作を行うことにより、画素PCから垂直信号線Vlinにカラムごとに画素信号を読み出す負荷回路3、各画素PCの信号成分をCDSにてカラムごとに検出するカラムADC回路4、読み出し対象となる画素PCを水平方向に走査する水平走査回路5、カラムADC回路4に基準電圧VREFを出力する基準電圧発生回路6および各画素PCの読み出しや蓄積のタイミングを制御するタイミング制御回路7が設けられている。なお、基準電圧VREFはランプ波を用いることができる。水平走査回路5は水平レジスタを用いることができる。タイミング制御回路7は、撮像時および焦点調整時において、緑色画素G1〜G4から別個に画素信号を読み出させることができる。
そして、撮像時では、垂直走査回路2にて画素PCが垂直方向に走査されることで、ロウ方向RDに画素PCが選択される。そして、負荷回路3において、その画素PCとの間でソースフォロア動作が行われることにより、画素PCから読み出された画素信号が垂直信号線Vlinを介して伝送され、カラムADC回路4に送られる。また、基準電圧発生回路6において、基準電圧VREFとしてランプ波が設定され、カラムADC回路4に送られる。そして、カラムADC回路4において、画素PCから読み出された信号レベルとリセットレベルがランプ波のレベルに一致するまでクロックのカウント動作が行われ、その時の信号レベルとリセットレベルとの差分がとられることで各画素PCの信号成分がCDSにてカラムごとに検出される。そして、この信号成分が水平方向にシリアルに転送されることで出力信号Voutとして出力される。この時、緑色画素G1、G2間で画素信号が混合されたり、緑色画素G3、G4間で画素信号が混合されたりしないようにして、各緑色画素G1〜G4から別個に画素信号を読み出すことができる。そして、緑色画素G1〜G4、赤色画素R1、R2および青色画素B1、B2から別個に読み出され画素信号に基づいてカラー画像を得ることができる。
一方、焦点調整時においても同様に、垂直走査回路2にて画素PCが垂直方向に走査されることで、ロウ方向RDに画素PCが選択される。そして、負荷回路3において、その画素PCとの間でソースフォロア動作が行われることにより、画素PCから読み出された画素信号が垂直信号線Vlinを介して伝送され、カラムADC回路4に送られる。また、基準電圧発生回路6において、基準電圧VREFとしてランプ波が設定され、カラムADC回路4に送られる。そして、カラムADC回路4において、画素PCから読み出された信号レベルとリセットレベルがランプ波のレベルに一致するまでクロックのカウント動作が行われ、その時の信号レベルとリセットレベルとの差分がとられることで各画素PCの信号成分がCDSにてカラムごとに検出される。そして、この信号成分が水平方向にシリアルに転送されることで出力信号Voutとして出力される。この時、緑色画素G1、G2間で画素信号が混合されたり、緑色画素G3、G4間で画素信号が混合されたりしないようにして、各緑色画素G1〜G4から別個に画素信号を読み出すことができる。そして、緑色画素G1〜G4から別個に読み出され画素信号に基づいて焦点調整を行うことができる。ここで、緑色画素G1〜G4から得られる画素信号の重心差またはエッジの位相差から焦点調整のためのデータを生成することができる。
ここで、2個の撮像画素で1個のマイクロレンズを共有させることで、1個の撮像画素の光電変換部が2個に分割することなく、焦点調整を撮像面で行わせることができる。このため、画素サイズの増大を抑制しつつ、撮像と焦点調整を撮像面で行わせることが可能となる。
ここで、2個の撮像画素で1個のマイクロレンズを共有させることで、1個の撮像画素の光電変換部が2個に分割することなく、焦点調整を撮像面で行わせることができる。このため、画素サイズの増大を抑制しつつ、撮像と焦点調整を撮像面で行わせることが可能となる。
図2(a)は、図1の固体撮像装置の色画素配列のレイアウト例を示す平面図、図2(b)は、図2(a)の色画素配列に適用されるマイクロレンズのレイアウトの一例を示す平面図、図2(c)は、図2(a)の色画素配列に適用されるマイクロレンズのレイアウトのその他の例を示す平面図である。なお、図2(a)の例では、8行8列分の画素について示した。図2(b)および図2(c)の例では、図2(a)の2行4列分の画素を抜き出して示した。
図2(a)および図2(b)において、緑色画素G1、G2からなる第1組と、緑色画素G3、G4からなる第2組とは市松状に配置されている。また、緑色画素G1〜G4、赤色画素R1、R2および青色画素B1、B2にてダブルベイヤ配列が構成されている。この時、緑色画素G1、G2と緑色画素G3、G4とは、ロウ方向RDに2画素分だけずれた状態で1ラインごとに交互に配置することができる。赤色画素R1、R2と青色画素B1、B2とは、ロウ方向RDに2画素分だけずれた状態で1ラインごとに交互に配置することができる。ここで、緑色画素G1、G2からなる第1組と、緑色画素G3、G4からなる第2組とを市松状に配置することにより、緑色画素G1〜G4を均等に配置することができ、画質の低下を抑制しつつ、撮像画素を像面位相差画素として用いることが可能となる。
図2(c)において、赤色画素R1、R2上にはマイクロレンズZ7が配置され、青色画素B1、B2上にはマイクロレンズZ8が配置されている。マイクロレンズZ7は赤色画素R1、R2にて共有し、マイクロレンズZ8は青色画素B1、B2にて共有することができる。ここで、赤色画素R1、R2にてマイクロレンズZ7を共有させ、青色画素B1、B2にてマイクロレンズZ8を共有させることにより、マイクロレンズZ1、Z2、Z7、Z8の形状を互いに等しくすることができる。このため、マイクロレンズZ1、Z2、Z7、Z8の製造ばらつきを減少させることができ、各画素PC間で集光効率を均一化することができる。
図2(a)および図2(b)において、緑色画素G1、G2からなる第1組と、緑色画素G3、G4からなる第2組とは市松状に配置されている。また、緑色画素G1〜G4、赤色画素R1、R2および青色画素B1、B2にてダブルベイヤ配列が構成されている。この時、緑色画素G1、G2と緑色画素G3、G4とは、ロウ方向RDに2画素分だけずれた状態で1ラインごとに交互に配置することができる。赤色画素R1、R2と青色画素B1、B2とは、ロウ方向RDに2画素分だけずれた状態で1ラインごとに交互に配置することができる。ここで、緑色画素G1、G2からなる第1組と、緑色画素G3、G4からなる第2組とを市松状に配置することにより、緑色画素G1〜G4を均等に配置することができ、画質の低下を抑制しつつ、撮像画素を像面位相差画素として用いることが可能となる。
図2(c)において、赤色画素R1、R2上にはマイクロレンズZ7が配置され、青色画素B1、B2上にはマイクロレンズZ8が配置されている。マイクロレンズZ7は赤色画素R1、R2にて共有し、マイクロレンズZ8は青色画素B1、B2にて共有することができる。ここで、赤色画素R1、R2にてマイクロレンズZ7を共有させ、青色画素B1、B2にてマイクロレンズZ8を共有させることにより、マイクロレンズZ1、Z2、Z7、Z8の形状を互いに等しくすることができる。このため、マイクロレンズZ1、Z2、Z7、Z8の製造ばらつきを減少させることができ、各画素PC間で集光効率を均一化することができる。
図3は、図2(a)の色画素配列における画素の構成例を示す回路図である。なお、図3の例では、2画素1セル構成を例にとった。この2画素1セル構成では、2個の画素PCで1本の垂直信号線Vlinを共有することができる。
図3において、各緑色画素G1〜G4には、フォトダイオードPD_Gr1、PD_Gr2、PD_Gb1、PD_Gb2が設けられている。フォトダイオードPD_Gr1は読み出しトランジスタTGgr1を介してフローティングディフュージョンFD1に接続されている。フォトダイオードPD_Gr2は読み出しトランジスタTGgr2を介してフローティングディフュージョンFD1に接続されている。フォトダイオードPD_Gb1は読み出しトランジスタTGgb1を介してフローティングディフュージョンFD4に接続されている。フォトダイオードPD_Gb2は読み出しトランジスタTGgb2を介してフローティングディフュージョンFD4に接続されている。
各赤色画素R1、R2には、フォトダイオードPD_R1、PD_R2が設けられている。フォトダイオードPD_R1は読み出しトランジスタTGr1を介してフローティングディフュージョンFD3に接続されている。フォトダイオードPD_R2は読み出しトランジスタTGr2を介してフローティングディフュージョンFD3に接続されている。各青色画素B1、B2には、フォトダイオードPD_B1、PD_B2が設けられている。フォトダイオードPD_B1は読み出しトランジスタTGb1を介してフローティングディフュージョンFD2に接続されている。フォトダイオードPD_B2は読み出しトランジスタTGb2を介してフローティングディフュージョンFD2に接続されている。
図3において、各緑色画素G1〜G4には、フォトダイオードPD_Gr1、PD_Gr2、PD_Gb1、PD_Gb2が設けられている。フォトダイオードPD_Gr1は読み出しトランジスタTGgr1を介してフローティングディフュージョンFD1に接続されている。フォトダイオードPD_Gr2は読み出しトランジスタTGgr2を介してフローティングディフュージョンFD1に接続されている。フォトダイオードPD_Gb1は読み出しトランジスタTGgb1を介してフローティングディフュージョンFD4に接続されている。フォトダイオードPD_Gb2は読み出しトランジスタTGgb2を介してフローティングディフュージョンFD4に接続されている。
各赤色画素R1、R2には、フォトダイオードPD_R1、PD_R2が設けられている。フォトダイオードPD_R1は読み出しトランジスタTGr1を介してフローティングディフュージョンFD3に接続されている。フォトダイオードPD_R2は読み出しトランジスタTGr2を介してフローティングディフュージョンFD3に接続されている。各青色画素B1、B2には、フォトダイオードPD_B1、PD_B2が設けられている。フォトダイオードPD_B1は読み出しトランジスタTGb1を介してフローティングディフュージョンFD2に接続されている。フォトダイオードPD_B2は読み出しトランジスタTGb2を介してフローティングディフュージョンFD2に接続されている。
フローティングディフュージョンFD1は、増幅トランジスタTRamp1のゲートに接続され、増幅トランジスタTRamp1のソースは行選択トランジスタTRadr1を介して垂直信号線Vlin1に接続され、増幅トランジスタTRamp1のドレインは電源電位VDDに接続されている。また、フローティングディフュージョンFD1は、リセットトランジスタTRrst1を介して電源電位VDDに接続されている。
フローティングディフュージョンFD2は、増幅トランジスタTRamp2のゲートに接続され、増幅トランジスタTRamp2のソースは行選択トランジスタTRadr2を介して垂直信号線Vlin1に接続され、増幅トランジスタTRamp2のドレインは電源電位VDDに接続されている。また、フローティングディフュージョンFD2は、リセットトランジスタTRrst2を介して電源電位VDDに接続されている。
フローティングディフュージョンFD3は、増幅トランジスタTRamp3のゲートに接続され、増幅トランジスタTRamp3のソースは行選択トランジスタTRadr3を介して垂直信号線Vlin2に接続され、増幅トランジスタTRamp3のドレインは電源電位VDDに接続されている。また、フローティングディフュージョンFD3は、リセットトランジスタTRrst3を介して電源電位VDDに接続されている。
フローティングディフュージョンFD4は、増幅トランジスタTRamp4のゲートに接続され、増幅トランジスタTRamp4のソースは行選択トランジスタTRadr4を介して垂直信号線Vlin2に接続され、増幅トランジスタTRamp4のドレインは電源電位VDDに接続されている。また、フローティングディフュージョンFD4は、リセットトランジスタTRrst4を介して電源電位VDDに接続されている。
フローティングディフュージョンFD2は、増幅トランジスタTRamp2のゲートに接続され、増幅トランジスタTRamp2のソースは行選択トランジスタTRadr2を介して垂直信号線Vlin1に接続され、増幅トランジスタTRamp2のドレインは電源電位VDDに接続されている。また、フローティングディフュージョンFD2は、リセットトランジスタTRrst2を介して電源電位VDDに接続されている。
フローティングディフュージョンFD3は、増幅トランジスタTRamp3のゲートに接続され、増幅トランジスタTRamp3のソースは行選択トランジスタTRadr3を介して垂直信号線Vlin2に接続され、増幅トランジスタTRamp3のドレインは電源電位VDDに接続されている。また、フローティングディフュージョンFD3は、リセットトランジスタTRrst3を介して電源電位VDDに接続されている。
フローティングディフュージョンFD4は、増幅トランジスタTRamp4のゲートに接続され、増幅トランジスタTRamp4のソースは行選択トランジスタTRadr4を介して垂直信号線Vlin2に接続され、増幅トランジスタTRamp4のドレインは電源電位VDDに接続されている。また、フローティングディフュージョンFD4は、リセットトランジスタTRrst4を介して電源電位VDDに接続されている。
そして、撮像時および焦点調整時において、緑色画素G1〜G4から別個に画素信号が読み出される。この時、読み出しトランジスタTGgr1、TGgr2、TGgb1、TGgb2は、撮像時と焦点調整時とで互いに同じタイムシーケンスでオン/オフさせることができる。
図4は、図1の固体撮像装置の焦点検出方法を示す図である。
図4において、焦点検出では、左側画素PD_GLおよび右側画素PD_GRが用いられる。左側画素PD_GLおよび右側画素PD_GR上には、マイクロレンズZが設けられている。マイクロレンズZ下にはグリーンフィルタFgが配置されている。マイクロレンズZ上には、撮影レンズLが配置されている。なお、左側画素PD_GL、右側画素PD_GRおよびグリーンフィルタFgは、例えば、図1の緑色画素G1、G2に対応させることができる。
そして、撮影レンズLにて集光された光は、マイクロレンズZにて集光される。そして、グリーンフィルタFgにて緑色光が選択された後、左側画素PD_GLおよび右側画素PD_GRに入射することで、左側画素出力PLおよび右側画素出力PRが得られる。左側画素出力PLおよび右側画素出力PRに基づいて相関演算が行われることで撮影レンズLの焦点状態が検出される。ここで、マイクロレンズZが左側画素PD_GLおよび右側画素PD_GRにて共有されているため、撮影レンズLの異なる瞳領域を通過する光束が左側画素PD_GLおよび右側画素PD_GRにて受光される。すなわち、左側画素PD_GLでは光束LRが受光され、右側画素PD_GRでは光束LLが受光される。この時、合焦状態では、左側画素PDに対する光束LRの入射角と右側画素PD_GRに対する光束LLの入射角とは互いに等しいが、非合焦状態では、左側画素PDに対する光束LRの入射角と右側画素PD_GRに対する光束LLの入射角とが異なる。このため、合焦状態では、左側画素出力PLおよび右側画素出力PRとは互いに等しいが、非合焦状態では、左側画素出力PLおよび右側画素出力PRとは異なる。このため、左側画素出力PLと右側画素出力PRとを比較することにより、撮影レンズLの合焦状態を判別することができる。
また、緑色画素G1〜G4は輝度情報の主成分をなす。そして、人間の画像認識特性は輝度情報に敏感である。一方で、赤色画素R1、R2および青色画素B1、B2は赤色情報および青色情報を取得する画素であるが、人間は色情報には鈍感である。さらに、赤色光と青色光は光学レンズの屈折率が緑色光の波長に対して異なるため、焦点距離が異なる。このため、焦点検出に緑色画素G1〜G4を用いることで、赤色画素R1、R2および青色画素B1、B2を用いた場合に比べ、焦点検出精度を向上させることができる。
図4において、焦点検出では、左側画素PD_GLおよび右側画素PD_GRが用いられる。左側画素PD_GLおよび右側画素PD_GR上には、マイクロレンズZが設けられている。マイクロレンズZ下にはグリーンフィルタFgが配置されている。マイクロレンズZ上には、撮影レンズLが配置されている。なお、左側画素PD_GL、右側画素PD_GRおよびグリーンフィルタFgは、例えば、図1の緑色画素G1、G2に対応させることができる。
そして、撮影レンズLにて集光された光は、マイクロレンズZにて集光される。そして、グリーンフィルタFgにて緑色光が選択された後、左側画素PD_GLおよび右側画素PD_GRに入射することで、左側画素出力PLおよび右側画素出力PRが得られる。左側画素出力PLおよび右側画素出力PRに基づいて相関演算が行われることで撮影レンズLの焦点状態が検出される。ここで、マイクロレンズZが左側画素PD_GLおよび右側画素PD_GRにて共有されているため、撮影レンズLの異なる瞳領域を通過する光束が左側画素PD_GLおよび右側画素PD_GRにて受光される。すなわち、左側画素PD_GLでは光束LRが受光され、右側画素PD_GRでは光束LLが受光される。この時、合焦状態では、左側画素PDに対する光束LRの入射角と右側画素PD_GRに対する光束LLの入射角とは互いに等しいが、非合焦状態では、左側画素PDに対する光束LRの入射角と右側画素PD_GRに対する光束LLの入射角とが異なる。このため、合焦状態では、左側画素出力PLおよび右側画素出力PRとは互いに等しいが、非合焦状態では、左側画素出力PLおよび右側画素出力PRとは異なる。このため、左側画素出力PLと右側画素出力PRとを比較することにより、撮影レンズLの合焦状態を判別することができる。
また、緑色画素G1〜G4は輝度情報の主成分をなす。そして、人間の画像認識特性は輝度情報に敏感である。一方で、赤色画素R1、R2および青色画素B1、B2は赤色情報および青色情報を取得する画素であるが、人間は色情報には鈍感である。さらに、赤色光と青色光は光学レンズの屈折率が緑色光の波長に対して異なるため、焦点距離が異なる。このため、焦点検出に緑色画素G1〜G4を用いることで、赤色画素R1、R2および青色画素B1、B2を用いた場合に比べ、焦点検出精度を向上させることができる。
図5(a)は、図2(a)の色画素配列における非合焦状態の左側画素出力と右側画素出力の関係の一例を示す図、図5(b)は、図2(a)の色画素配列における非合焦状態の左側画素出力と右側画素出力の関係のその他の例を示す図、図5(c)は、図2(a)の色画素配列における合焦状態の左側画素出力と右側画素出力の関係を示す図である。
図5(a)において、画素ズレに対する左側画素出力PLのエッジ(この図では,立ち上がりを示したが、立ち下がりを検出することもできる)を検出し、右側画素出力PRのエッジを検出する。なお、非合焦状態では、左側画素出力PLおよび右側画素出力PRのエッジは緩やかになっている。ここで、左側画素出力PLのエッジ位置(ズレ量=0)の出力レベルに対して、右側画素出力PRのエッジの出力レベルが小さくなるズレ量が3画素目、右側画素出力PRのエッジの出力レベルが大きくなるズレ量が5画素目であるとする。この場合、左側画素出力PLに対して右側画素出力PRは、3画素目と5画素目の中間の4画素分の位相差ずれが発生していることになる。この4画素分の位相差ずれを光学レンズのピントずれとしてピント調整用レンズをシフトさせることで焦点調整を迅速に行うことができる。
同様に、図5(b)において、画素ズレに対する左側画素出力PLのエッジ(この図では,立ち上がりを示したが、立ち下がりを検出することもできる)を検出し、右側画素出力PRのエッジを検出する。ここで、左側画素出力PLのエッジ位置(ズレ量=0)の出力レベルに対して、右側画素出力PRのエッジの出力レベルが小さくなるズレ量が4画素目、右側画素出力PRのエッジの出力レベルが大きくなるズレ量が6画素目であるとする。この場合、左側画素出力PLに対して右側画素出力PRは、4画素目と6画素目の中間の5画素分の位相差ずれが発生していることになる。この5画素分の位相差ずれを光学レンズのピントずれとしてピント調整用レンズをシフトさせることで焦点調整を迅速に行うことができる。
以上の焦点調整により、図5(c)に示すように、左側画素出力PLおよび右側画素出力PRのエッジを急峻化することができ、非合焦状態から合焦状態に移行させることができる。
図5(a)において、画素ズレに対する左側画素出力PLのエッジ(この図では,立ち上がりを示したが、立ち下がりを検出することもできる)を検出し、右側画素出力PRのエッジを検出する。なお、非合焦状態では、左側画素出力PLおよび右側画素出力PRのエッジは緩やかになっている。ここで、左側画素出力PLのエッジ位置(ズレ量=0)の出力レベルに対して、右側画素出力PRのエッジの出力レベルが小さくなるズレ量が3画素目、右側画素出力PRのエッジの出力レベルが大きくなるズレ量が5画素目であるとする。この場合、左側画素出力PLに対して右側画素出力PRは、3画素目と5画素目の中間の4画素分の位相差ずれが発生していることになる。この4画素分の位相差ずれを光学レンズのピントずれとしてピント調整用レンズをシフトさせることで焦点調整を迅速に行うことができる。
同様に、図5(b)において、画素ズレに対する左側画素出力PLのエッジ(この図では,立ち上がりを示したが、立ち下がりを検出することもできる)を検出し、右側画素出力PRのエッジを検出する。ここで、左側画素出力PLのエッジ位置(ズレ量=0)の出力レベルに対して、右側画素出力PRのエッジの出力レベルが小さくなるズレ量が4画素目、右側画素出力PRのエッジの出力レベルが大きくなるズレ量が6画素目であるとする。この場合、左側画素出力PLに対して右側画素出力PRは、4画素目と6画素目の中間の5画素分の位相差ずれが発生していることになる。この5画素分の位相差ずれを光学レンズのピントずれとしてピント調整用レンズをシフトさせることで焦点調整を迅速に行うことができる。
以上の焦点調整により、図5(c)に示すように、左側画素出力PLおよび右側画素出力PRのエッジを急峻化することができ、非合焦状態から合焦状態に移行させることができる。
(第2実施形態)
図6は、第2実施形態に係る固体撮像装置に適用される色画素配列のレイアウト例を示す平面図である。
図6において、2ライン分の第1画素群J1と2ライン分の第2画素群J2がカラム方向CDに交互に配置されている。第1画素群J1では、緑色画素G1〜G4、赤色画素R1、R2および青色画素B1、B2が設けられ、これらの緑色画素G1〜G4、赤色画素R1、R2および青色画素B1、B2はダブルベイヤ配列を構成することができる。第2画素群J2では、緑色画素G1´〜G4´、赤色画素R1´、R2´および青色画素B1´、B2´が設けられ、これらの緑色画素G1´〜G4´、赤色画素R1´、R2´および青色画素B1´、B2´はダブルベイヤ配列を構成することができる。この時、緑色画素G1〜G4は緑色画素G1´〜G4´に対してロウ方向RDに1画素分だけずれた状態で2ラインごとに交互に配置することができる。赤色画素R1、R2と青色画素B1、B2とは、赤色画素R1´、R2´および青色画素B1´、B2´に対してロウ方向RDに1画素分だけずれた状態で2ラインごとに交互に配置することができる。ここで、図2の配列では、図4の左側画素出力PLおよび右側画素出力PRがそれぞれ水平画素数の半分しか得られないが、図6の配列では、図4の左側画素出力PLおよび右側画素出力PRを垂直4ラインごとにそれぞれ水平画素数分だけ得ることができ、焦点調整を向上させることができる。また、図6の配列では、図2の配列に比べて色画素の配置を離散化することができ、特に、規則正しい模様の被写体における偽色(モワレ)を低減することができる。
なお、緑色画素G1´〜G4´、赤色画素R1´、R2´および青色画素B1´、B2´に対しても、緑色画素G1〜G4、赤色画素R1、R2および青色画素B1、B2と同様にマイクロレンズを配置することができる。マイクロレンズの配置方法は、図2(b)の方法であってもよいし、図2(c)の方法であってもよい。
図6は、第2実施形態に係る固体撮像装置に適用される色画素配列のレイアウト例を示す平面図である。
図6において、2ライン分の第1画素群J1と2ライン分の第2画素群J2がカラム方向CDに交互に配置されている。第1画素群J1では、緑色画素G1〜G4、赤色画素R1、R2および青色画素B1、B2が設けられ、これらの緑色画素G1〜G4、赤色画素R1、R2および青色画素B1、B2はダブルベイヤ配列を構成することができる。第2画素群J2では、緑色画素G1´〜G4´、赤色画素R1´、R2´および青色画素B1´、B2´が設けられ、これらの緑色画素G1´〜G4´、赤色画素R1´、R2´および青色画素B1´、B2´はダブルベイヤ配列を構成することができる。この時、緑色画素G1〜G4は緑色画素G1´〜G4´に対してロウ方向RDに1画素分だけずれた状態で2ラインごとに交互に配置することができる。赤色画素R1、R2と青色画素B1、B2とは、赤色画素R1´、R2´および青色画素B1´、B2´に対してロウ方向RDに1画素分だけずれた状態で2ラインごとに交互に配置することができる。ここで、図2の配列では、図4の左側画素出力PLおよび右側画素出力PRがそれぞれ水平画素数の半分しか得られないが、図6の配列では、図4の左側画素出力PLおよび右側画素出力PRを垂直4ラインごとにそれぞれ水平画素数分だけ得ることができ、焦点調整を向上させることができる。また、図6の配列では、図2の配列に比べて色画素の配置を離散化することができ、特に、規則正しい模様の被写体における偽色(モワレ)を低減することができる。
なお、緑色画素G1´〜G4´、赤色画素R1´、R2´および青色画素B1´、B2´に対しても、緑色画素G1〜G4、赤色画素R1、R2および青色画素B1、B2と同様にマイクロレンズを配置することができる。マイクロレンズの配置方法は、図2(b)の方法であってもよいし、図2(c)の方法であってもよい。
図7(a)は、図6の色画素配列における左側画素出力と右側画素出力の関係を示す図、図7(b)は、図6の色画素配列における合焦状態の左側画素出力と右側画素出力の関係を示す図である。
図7(a)において、画素ズレに対する左側画素出力PLのエッジ(この図では,立ち上がりを示したが、立ち下がりを検出することもできる)を検出し、右側画素出力PRのエッジを検出する。ここで、左側画素出力PLのエッジ位置(ズレ量=0)の出力レベルに対して、右側画素出力PRのエッジの出力レベルが等しくなるズレ量が4画素目であるとする。この場合、左側画素出力PLに対して、右側画素出力PRは4画素分の位相差ずれが発生していることになる。この4画素分の位相差ずれを光学レンズのピントずれとしてピント調整用レンズをシフトさせることで焦点調整を迅速に行うことができる。
以上の焦点調整により、図7(b)に示すように、左側画素出力PLおよび右側画素出力PRのエッジを急峻化することができ、非合焦状態から合焦状態に移行させることができる。
なお、図5(a)〜図5(c)、図7(a)および図7(b)では、エッジの信号から位相差演算処理を実施する方法について示したが、重心のずれ量から重心差演算処理を実施するようにしてもよい。ここで、図4の左側画素PD_GLから生成される被写体の重心と、右側画素PD_GRから生成される被写体の重心とがずれている場合、その重心のずれ量は撮影レンズの非合焦量に略比例する。このため、左側画素PD_GLから生成される被写体の重心と、右側画素PD_GRから生成される被写体の重心との差を演算することで撮影レンズの合焦状態が検出することができる。
図7(a)において、画素ズレに対する左側画素出力PLのエッジ(この図では,立ち上がりを示したが、立ち下がりを検出することもできる)を検出し、右側画素出力PRのエッジを検出する。ここで、左側画素出力PLのエッジ位置(ズレ量=0)の出力レベルに対して、右側画素出力PRのエッジの出力レベルが等しくなるズレ量が4画素目であるとする。この場合、左側画素出力PLに対して、右側画素出力PRは4画素分の位相差ずれが発生していることになる。この4画素分の位相差ずれを光学レンズのピントずれとしてピント調整用レンズをシフトさせることで焦点調整を迅速に行うことができる。
以上の焦点調整により、図7(b)に示すように、左側画素出力PLおよび右側画素出力PRのエッジを急峻化することができ、非合焦状態から合焦状態に移行させることができる。
なお、図5(a)〜図5(c)、図7(a)および図7(b)では、エッジの信号から位相差演算処理を実施する方法について示したが、重心のずれ量から重心差演算処理を実施するようにしてもよい。ここで、図4の左側画素PD_GLから生成される被写体の重心と、右側画素PD_GRから生成される被写体の重心とがずれている場合、その重心のずれ量は撮影レンズの非合焦量に略比例する。このため、左側画素PD_GLから生成される被写体の重心と、右側画素PD_GRから生成される被写体の重心との差を演算することで撮影レンズの合焦状態が検出することができる。
(第3実施形態)
図8(a)は、第3実施形態に係る固体撮像装置に適用され色画素配列のレイアウト例を示す平面図、図8(b)は、図8(a)の色画素配列に適用されるマイクロレンズのレイアウト例を示す平面図である。
図8(a)および図8(b)において、画素PCには、緑色画素G1〜G8、赤色画素R1〜R4および青色画素B1〜B4を設けることができる。緑色画素G1〜G4は2行2列に配置され、緑色画素G5〜G8は2行2列に配置され、赤色画素R1〜R4は2行2列に配置され、青色画素B1〜B4は2行2列に配置されている。緑色画素G1〜G4からなる第1組と、緑色画素G5〜G8からなる第2組とは市松状に配置されている。また、緑色画素G1〜G8、赤色画素R1〜R4および青色画素B1〜B4にてクワッドベイヤ配列が構成されている。この時、緑色画素G1〜G4と緑色画素G5〜G8とは、ロウ方向RDに2画素分だけずれた状態で2ラインごとに交互に配置することができる。赤色画素R1〜R4と青色画素B1〜B4とは、ロウ方向RDに2画素分だけずれた状態で2ラインごとに交互に配置することができる。緑色画素G1〜G4上にはマイクロレンズZ11が配置され、緑色画素G5〜G8上にはマイクロレンズZ12が配置されている。マイクロレンズZ11は緑色画素G1〜G4にて共有し、マイクロレンズZ12は緑色画素G5〜G8にて共有することができる。赤色画素R1〜R4上にはマイクロレンズZ13が配置され、青色画素B1〜B4上にはマイクロレンズZ14が配置されている。マイクロレンズZ13は赤色画素R1〜R4にて共有し、マイクロレンズZ14は青色画素B1〜B4にて共有することができる。ここで、緑色画素G1〜G4からなる第1組と、緑色画素G5〜G8からなる第2組とを市松状に配置することにより、緑色画素G1〜G8を均等に配置することができ、画質の低下を抑制しつつ、撮像画素を像面位相差画素として用いることが可能となる。また、2行2列の4個の色画素で1個のマイクロレンズを共有させることにより、マイクロレンズの形状を互いに等しくしつつ、正方形で構成することができる。このため、マイクロレンズの製造ばらつきを減少させることができ、各画素PC間で集光効率を均一化することができる。
なお、図8(b)の構成では、マイクロレンズZ13を赤色画素R1〜R4にて共有し、マイクロレンズZ14を青色画素B1〜B4にて共有した構成について示したが、赤色画素R1〜R4ごとにマイクロレンズを別個に設けるとともに、青色画素B1〜B4ごとにマイクロレンズを別個に設けるようにしてもよい。これにより、非合焦状態において、赤色画素R1〜R4および青色画素B1〜B4から生成される画像が2重像になるのを防止することができ、2重像を解消するための信号処理を不要とすることができる。
図8(a)は、第3実施形態に係る固体撮像装置に適用され色画素配列のレイアウト例を示す平面図、図8(b)は、図8(a)の色画素配列に適用されるマイクロレンズのレイアウト例を示す平面図である。
図8(a)および図8(b)において、画素PCには、緑色画素G1〜G8、赤色画素R1〜R4および青色画素B1〜B4を設けることができる。緑色画素G1〜G4は2行2列に配置され、緑色画素G5〜G8は2行2列に配置され、赤色画素R1〜R4は2行2列に配置され、青色画素B1〜B4は2行2列に配置されている。緑色画素G1〜G4からなる第1組と、緑色画素G5〜G8からなる第2組とは市松状に配置されている。また、緑色画素G1〜G8、赤色画素R1〜R4および青色画素B1〜B4にてクワッドベイヤ配列が構成されている。この時、緑色画素G1〜G4と緑色画素G5〜G8とは、ロウ方向RDに2画素分だけずれた状態で2ラインごとに交互に配置することができる。赤色画素R1〜R4と青色画素B1〜B4とは、ロウ方向RDに2画素分だけずれた状態で2ラインごとに交互に配置することができる。緑色画素G1〜G4上にはマイクロレンズZ11が配置され、緑色画素G5〜G8上にはマイクロレンズZ12が配置されている。マイクロレンズZ11は緑色画素G1〜G4にて共有し、マイクロレンズZ12は緑色画素G5〜G8にて共有することができる。赤色画素R1〜R4上にはマイクロレンズZ13が配置され、青色画素B1〜B4上にはマイクロレンズZ14が配置されている。マイクロレンズZ13は赤色画素R1〜R4にて共有し、マイクロレンズZ14は青色画素B1〜B4にて共有することができる。ここで、緑色画素G1〜G4からなる第1組と、緑色画素G5〜G8からなる第2組とを市松状に配置することにより、緑色画素G1〜G8を均等に配置することができ、画質の低下を抑制しつつ、撮像画素を像面位相差画素として用いることが可能となる。また、2行2列の4個の色画素で1個のマイクロレンズを共有させることにより、マイクロレンズの形状を互いに等しくしつつ、正方形で構成することができる。このため、マイクロレンズの製造ばらつきを減少させることができ、各画素PC間で集光効率を均一化することができる。
なお、図8(b)の構成では、マイクロレンズZ13を赤色画素R1〜R4にて共有し、マイクロレンズZ14を青色画素B1〜B4にて共有した構成について示したが、赤色画素R1〜R4ごとにマイクロレンズを別個に設けるとともに、青色画素B1〜B4ごとにマイクロレンズを別個に設けるようにしてもよい。これにより、非合焦状態において、赤色画素R1〜R4および青色画素B1〜B4から生成される画像が2重像になるのを防止することができ、2重像を解消するための信号処理を不要とすることができる。
図9は、図8(a)の色画素配列における画素の構成例を示す回路図である。なお、図9の例では、4画素1セル構成を例にとった。
図9において、各緑色画素G1〜G8には、フォトダイオードPD_Gr11、PD_Gr12、PD_Gr21、PD_Gr22、PD_Gb31、PD_Gb32、PD_Gb41、PD_Gb42が設けられている。フォトダイオードPD_Gr11は読み出しトランジスタTGgr11を介してフローティングディフュージョンFD11に接続されている。フォトダイオードPD_Gr12は読み出しトランジスタTGgr12を介してフローティングディフュージョンFD11に接続されている。フォトダイオードPD_Gr21は読み出しトランジスタTGgr21を介してフローティングディフュージョンFD11に接続されている。フォトダイオードPD_Gr22は読み出しトランジスタTGgr22を介してフローティングディフュージョンFD11に接続されている。フォトダイオードPD_Gb31は読み出しトランジスタTGgb31を介してフローティングディフュージョンFD22に接続されている。フォトダイオードPD_Gb32は読み出しトランジスタTGgb32を介してフローティングディフュージョンFD22に接続されている。フォトダイオードPD_Gb41は読み出しトランジスタTGgb41を介してフローティングディフュージョンFD22に接続されている。フォトダイオードPD_Gb42は読み出しトランジスタTGgb42を介してフローティングディフュージョンFD22に接続されている。
各赤色画素R1〜R4には、フォトダイオードPD_R11、PD_R12、PD_R21、PD_R22が設けられている。フォトダイオードPD_R11は読み出しトランジスタTGr11を介してフローティングディフュージョンFD21に接続されている。フォトダイオードPD_R12は読み出しトランジスタTGr12を介してフローティングディフュージョンFD21に接続されている。フォトダイオードPD_R21は読み出しトランジスタTGr21を介してフローティングディフュージョンFD21に接続されている。フォトダイオードPD_R22は読み出しトランジスタTGr22を介してフローティングディフュージョンFD21に接続されている。各青色画素B1〜B4には、フォトダイオードPD_B31、PD_B32、PD_B41、PD_B42が設けられている。フォトダイオードPD_B31は読み出しトランジスタTGb31を介してフローティングディフュージョンFD12に接続されている。フォトダイオードPD_B32は読み出しトランジスタTGb32を介してフローティングディフュージョンFD12に接続されている。フォトダイオードPD_B41は読み出しトランジスタTGb41を介してフローティングディフュージョンFD12に接続されている。フォトダイオードPD_B42は読み出しトランジスタTGb42を介してフローティングディフュージョンFD12に接続されている。
図9において、各緑色画素G1〜G8には、フォトダイオードPD_Gr11、PD_Gr12、PD_Gr21、PD_Gr22、PD_Gb31、PD_Gb32、PD_Gb41、PD_Gb42が設けられている。フォトダイオードPD_Gr11は読み出しトランジスタTGgr11を介してフローティングディフュージョンFD11に接続されている。フォトダイオードPD_Gr12は読み出しトランジスタTGgr12を介してフローティングディフュージョンFD11に接続されている。フォトダイオードPD_Gr21は読み出しトランジスタTGgr21を介してフローティングディフュージョンFD11に接続されている。フォトダイオードPD_Gr22は読み出しトランジスタTGgr22を介してフローティングディフュージョンFD11に接続されている。フォトダイオードPD_Gb31は読み出しトランジスタTGgb31を介してフローティングディフュージョンFD22に接続されている。フォトダイオードPD_Gb32は読み出しトランジスタTGgb32を介してフローティングディフュージョンFD22に接続されている。フォトダイオードPD_Gb41は読み出しトランジスタTGgb41を介してフローティングディフュージョンFD22に接続されている。フォトダイオードPD_Gb42は読み出しトランジスタTGgb42を介してフローティングディフュージョンFD22に接続されている。
各赤色画素R1〜R4には、フォトダイオードPD_R11、PD_R12、PD_R21、PD_R22が設けられている。フォトダイオードPD_R11は読み出しトランジスタTGr11を介してフローティングディフュージョンFD21に接続されている。フォトダイオードPD_R12は読み出しトランジスタTGr12を介してフローティングディフュージョンFD21に接続されている。フォトダイオードPD_R21は読み出しトランジスタTGr21を介してフローティングディフュージョンFD21に接続されている。フォトダイオードPD_R22は読み出しトランジスタTGr22を介してフローティングディフュージョンFD21に接続されている。各青色画素B1〜B4には、フォトダイオードPD_B31、PD_B32、PD_B41、PD_B42が設けられている。フォトダイオードPD_B31は読み出しトランジスタTGb31を介してフローティングディフュージョンFD12に接続されている。フォトダイオードPD_B32は読み出しトランジスタTGb32を介してフローティングディフュージョンFD12に接続されている。フォトダイオードPD_B41は読み出しトランジスタTGb41を介してフローティングディフュージョンFD12に接続されている。フォトダイオードPD_B42は読み出しトランジスタTGb42を介してフローティングディフュージョンFD12に接続されている。
フローティングディフュージョンFD11は、増幅トランジスタTRamp11のゲートに接続され、増幅トランジスタTRamp11のソースは行選択トランジスタTRadr11を介して垂直信号線Vlin1に接続され、増幅トランジスタTRamp11のドレインは電源電位VDDに接続されている。また、フローティングディフュージョンFD11は、リセットトランジスタTRrst11を介して電源電位VDDに接続されている。
フローティングディフュージョンFD12は、増幅トランジスタTRamp12のゲートに接続され、増幅トランジスタTRamp12のソースは行選択トランジスタTRadr12を介して垂直信号線Vlin2に接続され、増幅トランジスタTRamp12のドレインは電源電位VDDに接続されている。また、フローティングディフュージョンFD12は、リセットトランジスタTRrst12を介して電源電位VDDに接続されている。
フローティングディフュージョンFD21は、増幅トランジスタTRamp21のゲートに接続され、増幅トランジスタTRamp21のソースは行選択トランジスタTRadr21を介して垂直信号線Vlin3に接続され、増幅トランジスタTRamp21のドレインは電源電位VDDに接続されている。また、フローティングディフュージョンFD21は、リセットトランジスタTRrst21を介して電源電位VDDに接続されている。
フローティングディフュージョンFD22は、増幅トランジスタTRamp22のゲートに接続され、増幅トランジスタTRamp22のソースは行選択トランジスタTRadr22を介して垂直信号線Vlin4に接続され、増幅トランジスタTRamp22のドレインは電源電位VDDに接続されている。また、フローティングディフュージョンFD22は、リセットトランジスタTRrst22を介して電源電位VDDに接続されている。
フローティングディフュージョンFD12は、増幅トランジスタTRamp12のゲートに接続され、増幅トランジスタTRamp12のソースは行選択トランジスタTRadr12を介して垂直信号線Vlin2に接続され、増幅トランジスタTRamp12のドレインは電源電位VDDに接続されている。また、フローティングディフュージョンFD12は、リセットトランジスタTRrst12を介して電源電位VDDに接続されている。
フローティングディフュージョンFD21は、増幅トランジスタTRamp21のゲートに接続され、増幅トランジスタTRamp21のソースは行選択トランジスタTRadr21を介して垂直信号線Vlin3に接続され、増幅トランジスタTRamp21のドレインは電源電位VDDに接続されている。また、フローティングディフュージョンFD21は、リセットトランジスタTRrst21を介して電源電位VDDに接続されている。
フローティングディフュージョンFD22は、増幅トランジスタTRamp22のゲートに接続され、増幅トランジスタTRamp22のソースは行選択トランジスタTRadr22を介して垂直信号線Vlin4に接続され、増幅トランジスタTRamp22のドレインは電源電位VDDに接続されている。また、フローティングディフュージョンFD22は、リセットトランジスタTRrst22を介して電源電位VDDに接続されている。
そして、撮像時および焦点調整時において、緑色画素G1〜G8から別個に画素信号が読み出される。この時、読み出しトランジスタTGgr11、TGgr12、TGgr21、TGgr22、TGgb31、TGgb32、TGgb41、TGgb42は、撮像時と焦点調整時とで互いに同じタイムシーケンスでオン/オフさせることができる。なお、4画素1セル構成では2画素1セル構成に比べて増幅トランジスタ、行選択トランジスタおよびリセットトランジスタの個数を半減させることができ、レイアウト面積を減らすことができる。また、4画素1セル構成では、ビニング動作時に4画素分の信号電荷を電荷加算することができ、高感度化に容易に対応することができる。
(第4実施形態)
図10(a)は、第4実施形態に係る固体撮像装置に適用される色画素配列のレイアウト例を示す平面図、図10(b)は、図10(a)の色画素配列に適用されるマイクロレンズのレイアウト例を示す平面図である。
図10(a)および図10(b)の構成では、図2(a)および図2(b)の構成に対して、赤色画素R2および青色画素B1の位置が互いに入れ替わっている。すなわち、図2(a)および図2(b)の構成では、赤色画素R1、R2がロウ方向RDに互いに隣接して配置され、青色画素B1、B2がロウ方向RDに互いに隣接して配置されている。これに対して、図10(a)および図10(b)の構成では、赤色画素R1と青色画素B1がロウ方向RDに互いに隣接して配置され、赤色画素R2と青色画素B2がロウ方向RDに互いに隣接して配置されている。
図2(a)および図2(b)の構成では、赤色信号および青色信号を1ラインおきにしか得ることができないが、図10(a)および図10(b)の構成では赤色信号および青色信号を1ラインごとに得ることができ、色情報の高解像度化を図ることができる。
図10(a)は、第4実施形態に係る固体撮像装置に適用される色画素配列のレイアウト例を示す平面図、図10(b)は、図10(a)の色画素配列に適用されるマイクロレンズのレイアウト例を示す平面図である。
図10(a)および図10(b)の構成では、図2(a)および図2(b)の構成に対して、赤色画素R2および青色画素B1の位置が互いに入れ替わっている。すなわち、図2(a)および図2(b)の構成では、赤色画素R1、R2がロウ方向RDに互いに隣接して配置され、青色画素B1、B2がロウ方向RDに互いに隣接して配置されている。これに対して、図10(a)および図10(b)の構成では、赤色画素R1と青色画素B1がロウ方向RDに互いに隣接して配置され、赤色画素R2と青色画素B2がロウ方向RDに互いに隣接して配置されている。
図2(a)および図2(b)の構成では、赤色信号および青色信号を1ラインおきにしか得ることができないが、図10(a)および図10(b)の構成では赤色信号および青色信号を1ラインごとに得ることができ、色情報の高解像度化を図ることができる。
(第5実施形態)
図11は、第5実施形態に係る固体撮像装置に適用される色画素配列のレイアウト例を示す平面図である。
図11の構成では、図6の構成に対して、赤色画素R2および青色画素B1の位置が互いに入れ替わるとともに、赤色画素R2´および青色画素B1´の位置が互いに入れ替わっている。すなわち、2ライン分の第1画素群J1´と2ライン分の第2画素群J2´がカラム方向CDに交互に配置されている。第1画素群J1´では、緑色画素G1〜G4、赤色画素R1、R2および青色画素B1、B2が設けられ、第2画素群J2´では、緑色画素G1´〜G4´、赤色画素R1´、R2´および青色画素B1´、B2´が設けられている。この時、緑色画素G1〜G4は緑色画素G1´〜G4´に対してロウ方向RDに1画素分だけずれた状態で2ラインごとに交互に配置することができる。赤色画素R1、R2と青色画素B1、B2とは、赤色画素R1´、R2´および青色画素B1´、B2´に対してロウ方向RDに1画素分だけずれた状態で2ラインごとに交互に配置することができる。ここで、赤色画素R1と青色画素B1がロウ方向RDに互いに隣接して配置され、赤色画素R2と青色画素B2がロウ方向RDに互いに隣接して配置されている。また、赤色画素R1´と青色画素B1´がロウ方向RDに互いに隣接して配置され、赤色画素R2´と青色画素B2´がロウ方向RDに互いに隣接して配置されている。ここで、図6の構成では、赤色信号および青色信号を1ラインおきにしか得ることができないが、図11の構成では赤色信号および青色信号を1ラインごとに得ることができ、色情報の高解像度化を図ることができる。
図11は、第5実施形態に係る固体撮像装置に適用される色画素配列のレイアウト例を示す平面図である。
図11の構成では、図6の構成に対して、赤色画素R2および青色画素B1の位置が互いに入れ替わるとともに、赤色画素R2´および青色画素B1´の位置が互いに入れ替わっている。すなわち、2ライン分の第1画素群J1´と2ライン分の第2画素群J2´がカラム方向CDに交互に配置されている。第1画素群J1´では、緑色画素G1〜G4、赤色画素R1、R2および青色画素B1、B2が設けられ、第2画素群J2´では、緑色画素G1´〜G4´、赤色画素R1´、R2´および青色画素B1´、B2´が設けられている。この時、緑色画素G1〜G4は緑色画素G1´〜G4´に対してロウ方向RDに1画素分だけずれた状態で2ラインごとに交互に配置することができる。赤色画素R1、R2と青色画素B1、B2とは、赤色画素R1´、R2´および青色画素B1´、B2´に対してロウ方向RDに1画素分だけずれた状態で2ラインごとに交互に配置することができる。ここで、赤色画素R1と青色画素B1がロウ方向RDに互いに隣接して配置され、赤色画素R2と青色画素B2がロウ方向RDに互いに隣接して配置されている。また、赤色画素R1´と青色画素B1´がロウ方向RDに互いに隣接して配置され、赤色画素R2´と青色画素B2´がロウ方向RDに互いに隣接して配置されている。ここで、図6の構成では、赤色信号および青色信号を1ラインおきにしか得ることができないが、図11の構成では赤色信号および青色信号を1ラインごとに得ることができ、色情報の高解像度化を図ることができる。
図12は、図11の色画素配列における画素の構成例を示す回路図である。
図12の構成では、図3の構成に対して、フォトダイオードPD_R2および読み出しトランジスタTGr2と、フォトダイオードPD_B1および読み出しトランジスタTGb1とが入れ替わっている。それ以外は、図3の構成と同様である。
図12の構成では、図3の構成に対して、フォトダイオードPD_R2および読み出しトランジスタTGr2と、フォトダイオードPD_B1および読み出しトランジスタTGb1とが入れ替わっている。それ以外は、図3の構成と同様である。
(第6実施形態)
図13(a)は、第6実施形態に係る固体撮像装置に適用される色画素配列のレイアウト例を示す平面図、図13(b)は、図13(a)の色画素配列に適用されるマイクロレンズのレイアウトの一例を示す平面図、図13(c)は、図13(a)の色画素配列に適用されるマイクロレンズのレイアウトのその他の例を示す平面図である。なお、図13(a)の例では、8行8列分の画素について示した。図13(b)および図13(c)の例では、図2(a)の2行4列分の画素を抜き出して示した。
図13(a)および図13(b)において、画素PCには、白色画素W1〜W8、緑色画素G1〜G4、赤色画素R1、R2および青色画素B1、B2を設けることができる。白色画素W1、W2はロウ方向RDに互いに隣接して配置され、白色画素W3、W4はロウ方向RDに互いに隣接して配置され、白色画素W5、W6はロウ方向RDに互いに隣接して配置され、白色画素W7、W8はロウ方向RDに互いに隣接して配置されている。緑色画素G1、G2はロウ方向RDに互いに隣接して配置され、緑色画素G3、G4はロウ方向RDに互いに隣接して配置され、赤色画素R1、R2はロウ方向RDに互いに隣接して配置され、青色画素B1、B2はロウ方向RDに互いに隣接して配置されている。白色画素W1〜W8は輝度信号を得るために用いることができ、緑色画素G1〜G4、赤色画素R1、R2および青色画素B1、B2は色信号を得るために用いることができる。白色画素W1、W2からなる第1組と、白色画素W3、W4からなる第2組と、白色画素W5、W6からなる第3組と、白色画素W7、W8からなる第4組とは、画素アレイ部1に市松状に配置することができる。この時、白色画素W1、W2、W5、W6と白色画素W3、W4、W7、W8とは、ロウ方向RDに2画素分だけずれた状態で1ラインごとに交互に配置することができる。緑色画素G1、G2と緑色画素G3、G4とは、ロウ方向RDに2画素分だけ離れた状態で1ラインおきに配置することができる。赤色画素R1、R2と青色画素B1、B2とは、ロウ方向RDに2画素分だけ離れた状態で緑色画素G1、G2、G3、G4のないラインに1ラインおきに配置することができる。白色画素W1、W2上にはマイクロレンズZ1が配置され、白色画素W3、W4上にはマイクロレンズZ2が配置されている。マイクロレンズZ1は白色画素W1、W2にて共有し、マイクロレンズZ2は白色画素W3、W4にて共有することができる。この時、各白色画素W1〜W8は別個に撮像画素として用いることができる。また、各白色画素W1〜W8は、焦点調整を行う像面位相差画素としても用いることができる。青色画素B1上にはマイクロレンズZ3が配置され、青色画素B2上にはマイクロレンズZ4が配置されている。マイクロレンズZ3は青色画素B1にて専有させることができる。マイクロレンズZ4は青色画素B2にて専有させることができる。緑色画素G1上にはマイクロレンズZ5が配置され、緑色画素G2上にはマイクロレンズZ6が配置されている。マイクロレンズZ5は緑色画素G1にて専有させることができる。マイクロレンズZ6は緑色画素G2にて専有させることができる。
ここで、図2(a)の緑色画素G1〜G4の代わりに白色画素W1〜W8を像面位相差画素として用いることにより、高感度化を図ることができる。
図13(c)において、図13(b)のマイクロレンズZ3〜Z6の代わりにマイクロレンズZ7、Z8が設けられている。これにより、マイクロレンズZ1、Z2、Z7、Z8の形状を互いに等しくすることができる。このため、マイクロレンズZ1、Z2、Z7、Z8の製造ばらつきを減少させることができ、各画素PC間で集光効率を均一化することができる。
図13(a)は、第6実施形態に係る固体撮像装置に適用される色画素配列のレイアウト例を示す平面図、図13(b)は、図13(a)の色画素配列に適用されるマイクロレンズのレイアウトの一例を示す平面図、図13(c)は、図13(a)の色画素配列に適用されるマイクロレンズのレイアウトのその他の例を示す平面図である。なお、図13(a)の例では、8行8列分の画素について示した。図13(b)および図13(c)の例では、図2(a)の2行4列分の画素を抜き出して示した。
図13(a)および図13(b)において、画素PCには、白色画素W1〜W8、緑色画素G1〜G4、赤色画素R1、R2および青色画素B1、B2を設けることができる。白色画素W1、W2はロウ方向RDに互いに隣接して配置され、白色画素W3、W4はロウ方向RDに互いに隣接して配置され、白色画素W5、W6はロウ方向RDに互いに隣接して配置され、白色画素W7、W8はロウ方向RDに互いに隣接して配置されている。緑色画素G1、G2はロウ方向RDに互いに隣接して配置され、緑色画素G3、G4はロウ方向RDに互いに隣接して配置され、赤色画素R1、R2はロウ方向RDに互いに隣接して配置され、青色画素B1、B2はロウ方向RDに互いに隣接して配置されている。白色画素W1〜W8は輝度信号を得るために用いることができ、緑色画素G1〜G4、赤色画素R1、R2および青色画素B1、B2は色信号を得るために用いることができる。白色画素W1、W2からなる第1組と、白色画素W3、W4からなる第2組と、白色画素W5、W6からなる第3組と、白色画素W7、W8からなる第4組とは、画素アレイ部1に市松状に配置することができる。この時、白色画素W1、W2、W5、W6と白色画素W3、W4、W7、W8とは、ロウ方向RDに2画素分だけずれた状態で1ラインごとに交互に配置することができる。緑色画素G1、G2と緑色画素G3、G4とは、ロウ方向RDに2画素分だけ離れた状態で1ラインおきに配置することができる。赤色画素R1、R2と青色画素B1、B2とは、ロウ方向RDに2画素分だけ離れた状態で緑色画素G1、G2、G3、G4のないラインに1ラインおきに配置することができる。白色画素W1、W2上にはマイクロレンズZ1が配置され、白色画素W3、W4上にはマイクロレンズZ2が配置されている。マイクロレンズZ1は白色画素W1、W2にて共有し、マイクロレンズZ2は白色画素W3、W4にて共有することができる。この時、各白色画素W1〜W8は別個に撮像画素として用いることができる。また、各白色画素W1〜W8は、焦点調整を行う像面位相差画素としても用いることができる。青色画素B1上にはマイクロレンズZ3が配置され、青色画素B2上にはマイクロレンズZ4が配置されている。マイクロレンズZ3は青色画素B1にて専有させることができる。マイクロレンズZ4は青色画素B2にて専有させることができる。緑色画素G1上にはマイクロレンズZ5が配置され、緑色画素G2上にはマイクロレンズZ6が配置されている。マイクロレンズZ5は緑色画素G1にて専有させることができる。マイクロレンズZ6は緑色画素G2にて専有させることができる。
ここで、図2(a)の緑色画素G1〜G4の代わりに白色画素W1〜W8を像面位相差画素として用いることにより、高感度化を図ることができる。
図13(c)において、図13(b)のマイクロレンズZ3〜Z6の代わりにマイクロレンズZ7、Z8が設けられている。これにより、マイクロレンズZ1、Z2、Z7、Z8の形状を互いに等しくすることができる。このため、マイクロレンズZ1、Z2、Z7、Z8の製造ばらつきを減少させることができ、各画素PC間で集光効率を均一化することができる。
(第7実施形態)
図14(a)は、第7実施形態に係る固体撮像装置に適用される色画素配列のレイアウト例を示す平面図、図14(b)は、図14(a)の色画素配列に適用されるマイクロレンズのレイアウト例を示す平面図である。
図14(a)において、画素PCには、白色画素W1〜W16、緑色画素G1〜G8、赤色画素R1〜R4および青色画素B1〜B4を設けることができる。白色画素W1〜W4は2行2列に配置され、白色画素W5〜W8は2行2列に配置され、白色画素W9〜W12は2行2列に配置され、白色画素W13〜W16は2行2列に配置されている。緑色画素G1〜G4は2行2列に配置され、緑色画素G5〜G8は2行2列に配置され、赤色画素R1〜R4は2行2列に配置され、青色画素B1〜B4は2行2列に配置されている。白色画素W1〜W4からなる第1組と、白色画素W5〜W8からなる第2組と、白色画素W9〜W12からなる第3組と、白色画素W13〜W16からなる第4組とは、画素アレイ部1に市松状に配置することができる。この時、白色画素W1〜W4、W9〜W12と白色画素W5〜W8、W13〜W16とは、ロウ方向RDに2画素分だけずれた状態で2ラインごとに交互に配置することができる。緑色画素G1〜G4と緑色画素G5〜G8とは、ロウ方向RDに2画素分だけ離れた状態で2ラインおきに配置することができる。赤色画素R1〜R4と青色画素B1〜B4とは、ロウ方向RDに2画素分だけ離れた状態で緑色画素G1〜G8のないラインに2ラインおきに配置することができる。白色画素W1〜W4上にはマイクロレンズZ11が配置され、白色画素W5〜W8上にはマイクロレンズZ12が配置されている。マイクロレンズZ11は白色画素W1〜W4にて共有し、マイクロレンズZ12は白色画素W5〜W8にて共有することができる。この時、各白色画素W1〜W16は別個に撮像画素として用いることができる。また、各白色画素W1〜W16は、焦点調整を行う像面位相差画素としても用いることができる。青色画素B1〜B4上にはマイクロレンズZ13が配置され、緑色画素G1〜G4上にはマイクロレンズZ14が配置されている。マイクロレンズZ13は青色画素B1〜B4にて共有し、マイクロレンズZ14は緑色画素G1〜G4にて共有することができる。
ここで、図8(a)の緑色画素G1〜G8の代わりに白色画素W1〜W16を像面位相差画素として用いることにより、高感度化を図ることができる。また、2行2列の4個の色画素で1個のマイクロレンズを共有させることにより、マイクロレンズの形状を互いに等しくしつつ、正方形で構成することができる。このため、マイクロレンズの製造ばらつきを減少させることができ、各画素PC間で集光効率を均一化することができる。
図14(a)は、第7実施形態に係る固体撮像装置に適用される色画素配列のレイアウト例を示す平面図、図14(b)は、図14(a)の色画素配列に適用されるマイクロレンズのレイアウト例を示す平面図である。
図14(a)において、画素PCには、白色画素W1〜W16、緑色画素G1〜G8、赤色画素R1〜R4および青色画素B1〜B4を設けることができる。白色画素W1〜W4は2行2列に配置され、白色画素W5〜W8は2行2列に配置され、白色画素W9〜W12は2行2列に配置され、白色画素W13〜W16は2行2列に配置されている。緑色画素G1〜G4は2行2列に配置され、緑色画素G5〜G8は2行2列に配置され、赤色画素R1〜R4は2行2列に配置され、青色画素B1〜B4は2行2列に配置されている。白色画素W1〜W4からなる第1組と、白色画素W5〜W8からなる第2組と、白色画素W9〜W12からなる第3組と、白色画素W13〜W16からなる第4組とは、画素アレイ部1に市松状に配置することができる。この時、白色画素W1〜W4、W9〜W12と白色画素W5〜W8、W13〜W16とは、ロウ方向RDに2画素分だけずれた状態で2ラインごとに交互に配置することができる。緑色画素G1〜G4と緑色画素G5〜G8とは、ロウ方向RDに2画素分だけ離れた状態で2ラインおきに配置することができる。赤色画素R1〜R4と青色画素B1〜B4とは、ロウ方向RDに2画素分だけ離れた状態で緑色画素G1〜G8のないラインに2ラインおきに配置することができる。白色画素W1〜W4上にはマイクロレンズZ11が配置され、白色画素W5〜W8上にはマイクロレンズZ12が配置されている。マイクロレンズZ11は白色画素W1〜W4にて共有し、マイクロレンズZ12は白色画素W5〜W8にて共有することができる。この時、各白色画素W1〜W16は別個に撮像画素として用いることができる。また、各白色画素W1〜W16は、焦点調整を行う像面位相差画素としても用いることができる。青色画素B1〜B4上にはマイクロレンズZ13が配置され、緑色画素G1〜G4上にはマイクロレンズZ14が配置されている。マイクロレンズZ13は青色画素B1〜B4にて共有し、マイクロレンズZ14は緑色画素G1〜G4にて共有することができる。
ここで、図8(a)の緑色画素G1〜G8の代わりに白色画素W1〜W16を像面位相差画素として用いることにより、高感度化を図ることができる。また、2行2列の4個の色画素で1個のマイクロレンズを共有させることにより、マイクロレンズの形状を互いに等しくしつつ、正方形で構成することができる。このため、マイクロレンズの製造ばらつきを減少させることができ、各画素PC間で集光効率を均一化することができる。
(第8実施形態)
図15は、第8実施形態に係る固体撮像装置に適用される画素アレイ部の構成例を示す断面図である。なお、図15の例では、図10(b)のA−A線で切断した場合を示した。また、図15の例では、裏面照射型CMOSセンサを示した。
図15において、半導体基板24には、光電変換層H1〜H4が画素PCごとに形成されている。半導体基板24の材料は、例えば、Si、Ge、SiGe、GaAs、GaAlAs、InP、GaP、GaN、SiC、InGaAsPなどを用いることができる。光電変換層H1〜H4の裏面側にはピンニング層23が形成されている。半導体基板24はP型半導体を用いることができる。光電変換層H1〜H4はn−型不純物拡散層を用いることができる。ピンニング層23はp+型不純物拡散層を用いることができる。ピンニング層23は、半導体基板24の欠陥などによるリーク電流を低減することができる。半導体基板21裏面側には、グリーンフィルタFg、レッドフィルタFrおよびブルーフィルタFbが設けられている。なお、グリーンフィルタFg、レッドフィルタFrおよびブルーフィルタFbの上下層には、平坦化層21、22を形成するようにしてもよい。平坦化層21、22の材料は、例えば、SiO2などを用いることができる。グリーンフィルタFgは光電変換層H1、H2にて共有されている。レッドフィルタFrは光電変換層H3にて専有されている。ブルーフィルタFbは光電変換層H4にて専有されている。グリーンフィルタFg上にはマイクロレンズZ1が設けられ、レッドフィルタFr上にはマイクロレンズZ3が設けられ、ブルーフィルタFb上にはマイクロレンズZ4が設けられている。なお、マイクロレンズZ1を光電変換層H1、H2で共有させた時にできる2重画像を抑制するため、マイクロレンズZ1は、マイクロレンズZ3、Z4よりも扁平性を大きくするようにしてもよい。半導体基板24には、配線層25が設けられている。配線層25には、各光電変換層H1〜H4に対応したゲート電極TG1〜TG4が設けられている。ゲート電極TG1は図12の読み出しトランジスタTGgr1を構成し、ゲート電極TG2は図12の読み出しトランジスタTGgr2を構成し、ゲート電極TG3は図12の読み出しトランジスタTGr1を構成し、ゲート電極TG4は図12の読み出しトランジスタTGb1を構成することができる。
そして、入射光が各マイクロレンズZ1、Z3、Z4にて集光された後、グリーンフィルタFg、レッドフィルタFrおよびブルーフィルタFbに入射する。そして、グリーンフィルタFgでは緑色光が選択され、光電変換層H1、H2に入射する。そして、各光電変換層H1、H2において緑色光が電荷に変換され、各光電変換層H1、H2に蓄積される。レッドフィルタFrでは赤色光が選択され、光電変換層H3に入射する。そして、光電変換層H3において赤色光が電荷に変換され、光電変換層H3に蓄積される。ブルーフィルタFbでは青色光が選択され、光電変換層H4に入射する。そして、光電変換層H4において青色光が電荷に変換され、光電変換層H4に蓄積される。
図15は、第8実施形態に係る固体撮像装置に適用される画素アレイ部の構成例を示す断面図である。なお、図15の例では、図10(b)のA−A線で切断した場合を示した。また、図15の例では、裏面照射型CMOSセンサを示した。
図15において、半導体基板24には、光電変換層H1〜H4が画素PCごとに形成されている。半導体基板24の材料は、例えば、Si、Ge、SiGe、GaAs、GaAlAs、InP、GaP、GaN、SiC、InGaAsPなどを用いることができる。光電変換層H1〜H4の裏面側にはピンニング層23が形成されている。半導体基板24はP型半導体を用いることができる。光電変換層H1〜H4はn−型不純物拡散層を用いることができる。ピンニング層23はp+型不純物拡散層を用いることができる。ピンニング層23は、半導体基板24の欠陥などによるリーク電流を低減することができる。半導体基板21裏面側には、グリーンフィルタFg、レッドフィルタFrおよびブルーフィルタFbが設けられている。なお、グリーンフィルタFg、レッドフィルタFrおよびブルーフィルタFbの上下層には、平坦化層21、22を形成するようにしてもよい。平坦化層21、22の材料は、例えば、SiO2などを用いることができる。グリーンフィルタFgは光電変換層H1、H2にて共有されている。レッドフィルタFrは光電変換層H3にて専有されている。ブルーフィルタFbは光電変換層H4にて専有されている。グリーンフィルタFg上にはマイクロレンズZ1が設けられ、レッドフィルタFr上にはマイクロレンズZ3が設けられ、ブルーフィルタFb上にはマイクロレンズZ4が設けられている。なお、マイクロレンズZ1を光電変換層H1、H2で共有させた時にできる2重画像を抑制するため、マイクロレンズZ1は、マイクロレンズZ3、Z4よりも扁平性を大きくするようにしてもよい。半導体基板24には、配線層25が設けられている。配線層25には、各光電変換層H1〜H4に対応したゲート電極TG1〜TG4が設けられている。ゲート電極TG1は図12の読み出しトランジスタTGgr1を構成し、ゲート電極TG2は図12の読み出しトランジスタTGgr2を構成し、ゲート電極TG3は図12の読み出しトランジスタTGr1を構成し、ゲート電極TG4は図12の読み出しトランジスタTGb1を構成することができる。
そして、入射光が各マイクロレンズZ1、Z3、Z4にて集光された後、グリーンフィルタFg、レッドフィルタFrおよびブルーフィルタFbに入射する。そして、グリーンフィルタFgでは緑色光が選択され、光電変換層H1、H2に入射する。そして、各光電変換層H1、H2において緑色光が電荷に変換され、各光電変換層H1、H2に蓄積される。レッドフィルタFrでは赤色光が選択され、光電変換層H3に入射する。そして、光電変換層H3において赤色光が電荷に変換され、光電変換層H3に蓄積される。ブルーフィルタFbでは青色光が選択され、光電変換層H4に入射する。そして、光電変換層H4において青色光が電荷に変換され、光電変換層H4に蓄積される。
(第9実施形態)
図16は、第9実施形態に係る固体撮像装置に適用される画素アレイ部の構成例を示す断面図である。なお、図16の例では、図10(b)のA−A線で切断した場合を示した。また、図16の例では、裏面照射型CMOSセンサを示した。
図16の構成では、図15の構成に光学分離層26が追加されている。光学分離層26は、互いに隣接する画素PC間に配置され、半導体基板24内で光の透過を遮断することができる。例えば、光学分離層26は、光電変換層H1〜H4間に配置することができる。さらに、光学分離層26は、グリーンフィルタFg、レッドフィルタFrおよびブルーフィルタFb間に配置するとともに、光電変換層H1、H2ごとにグリーンフィルタFgが分離されるように配置することができる。また、光学分離層26は、光電変換層H1〜H4ごとにピンニング層23および平坦化層21、22が分離されるように配置することができる。光学分離層26は、光を吸収する光吸収層であってもよいし、光を反射する光反射層であってもよい。この光反射層は、半導体基板24の入射光を全反射させる全反射層であってもよい。光学分離層26の材料は、入射光を反射させるためにアルミニウムなどの金属もしくは屈折率が小さい空気層もしくはSiO2などを用いることができる。SiO2を光学分離層26に形成した場合は、平坦化層21、22はSiO2より屈折率が大きなSiNやTiO2などで形成したほうが好ましい。そして、光電変換層H1〜H4に入射した入射光が光学分離層26に到達すると、その入射光が光学分離層26にて反射され、元の光電変換層H1〜H4に戻される。このため、自分の画素PCと異なる色のカラーフィルタを通過した入射光が自分の画素PCに入射するのを防止することができ、混色を防止することができる。また、像面位相差画素の左右の信号分離の精度を向上させることができ、より暗いシーンでの適用ができる。
図16は、第9実施形態に係る固体撮像装置に適用される画素アレイ部の構成例を示す断面図である。なお、図16の例では、図10(b)のA−A線で切断した場合を示した。また、図16の例では、裏面照射型CMOSセンサを示した。
図16の構成では、図15の構成に光学分離層26が追加されている。光学分離層26は、互いに隣接する画素PC間に配置され、半導体基板24内で光の透過を遮断することができる。例えば、光学分離層26は、光電変換層H1〜H4間に配置することができる。さらに、光学分離層26は、グリーンフィルタFg、レッドフィルタFrおよびブルーフィルタFb間に配置するとともに、光電変換層H1、H2ごとにグリーンフィルタFgが分離されるように配置することができる。また、光学分離層26は、光電変換層H1〜H4ごとにピンニング層23および平坦化層21、22が分離されるように配置することができる。光学分離層26は、光を吸収する光吸収層であってもよいし、光を反射する光反射層であってもよい。この光反射層は、半導体基板24の入射光を全反射させる全反射層であってもよい。光学分離層26の材料は、入射光を反射させるためにアルミニウムなどの金属もしくは屈折率が小さい空気層もしくはSiO2などを用いることができる。SiO2を光学分離層26に形成した場合は、平坦化層21、22はSiO2より屈折率が大きなSiNやTiO2などで形成したほうが好ましい。そして、光電変換層H1〜H4に入射した入射光が光学分離層26に到達すると、その入射光が光学分離層26にて反射され、元の光電変換層H1〜H4に戻される。このため、自分の画素PCと異なる色のカラーフィルタを通過した入射光が自分の画素PCに入射するのを防止することができ、混色を防止することができる。また、像面位相差画素の左右の信号分離の精度を向上させることができ、より暗いシーンでの適用ができる。
(第10実施形態)
図17(a)および図17(b)は、第10実施形態に係る固体撮像装置に適用される画素アレイ部の構成例を示す断面図である。なお、図17(a)および図17(b)の例では、図10(b)のA−A線で切断した場合を示した。また、図17(a)および図17(b)の例では、裏面照射型CMOSセンサを示した。また、図17(a)では合焦状態での光の入射経路、図17(b)では非合焦状態での光の入射経路を示した。
図17(a)において、図17(a)の構成では、図16の構成に内部レンズ28が追加されるとともに、図16の光学分離層26の代わりに光学分離層26、27が設けられている。内部レンズ28は、グリーンフィルタFg、レッドフィルタFrおよびブルーフィルタFb下において、光電変換層H1〜H4ごとに設けることができる。内部レンズ28の凹凸は、平坦化層22にて解消させることができる。この時、内部レンズ28は平坦化層22よりも屈折率を大きくする。例えば、平坦化層22にSiO2を用いた場合、内部レンズ28にはSiNやTiO2などを用いることができる。また、光電変換層H1、H2間では、図16の光学分離層26の代わりに光学分離層27を設け、光電変換層H1、H2上の内部レンズ28が光学分離層26で分離されないようにすることができる。
そして、緑色画素G1、G2では、光束LR、LLがマイクロレンズZ1にて集光された後、グリーンフィルタFgに入射する。そして、グリーンフィルタFgでは緑色光が選択され、緑色光が緑色画素G1、G2ごとに内部レンズ28で集光された後、光電変換層H1、H2に入射する。そして、各光電変換層H1、H2において緑色光が電荷に変換され、各光電変換層H1、H2に蓄積される。
また、非合焦状態では、図17(b)に示すように、光束LR、LLの入射角が傾き、光束LR、LLの集光位置がずれる。このため、非合焦状態では、緑色画素G1、G2の画素出力が異なるようになり、これらの画素出力を比較することにより、撮影レンズの合焦状態を判別することができる。ここで、光電変換層H1、H2で共有されるマイクロレンズZ1下に各光電変換層H1、H2で占有される内部レンズ28を設けることにより、マイクロレンズZ1を光電変換層H1、H2で共有させた時にできる2重画像を抑制しつつ、集光効率を向上させることができる。
図17(a)および図17(b)は、第10実施形態に係る固体撮像装置に適用される画素アレイ部の構成例を示す断面図である。なお、図17(a)および図17(b)の例では、図10(b)のA−A線で切断した場合を示した。また、図17(a)および図17(b)の例では、裏面照射型CMOSセンサを示した。また、図17(a)では合焦状態での光の入射経路、図17(b)では非合焦状態での光の入射経路を示した。
図17(a)において、図17(a)の構成では、図16の構成に内部レンズ28が追加されるとともに、図16の光学分離層26の代わりに光学分離層26、27が設けられている。内部レンズ28は、グリーンフィルタFg、レッドフィルタFrおよびブルーフィルタFb下において、光電変換層H1〜H4ごとに設けることができる。内部レンズ28の凹凸は、平坦化層22にて解消させることができる。この時、内部レンズ28は平坦化層22よりも屈折率を大きくする。例えば、平坦化層22にSiO2を用いた場合、内部レンズ28にはSiNやTiO2などを用いることができる。また、光電変換層H1、H2間では、図16の光学分離層26の代わりに光学分離層27を設け、光電変換層H1、H2上の内部レンズ28が光学分離層26で分離されないようにすることができる。
そして、緑色画素G1、G2では、光束LR、LLがマイクロレンズZ1にて集光された後、グリーンフィルタFgに入射する。そして、グリーンフィルタFgでは緑色光が選択され、緑色光が緑色画素G1、G2ごとに内部レンズ28で集光された後、光電変換層H1、H2に入射する。そして、各光電変換層H1、H2において緑色光が電荷に変換され、各光電変換層H1、H2に蓄積される。
また、非合焦状態では、図17(b)に示すように、光束LR、LLの入射角が傾き、光束LR、LLの集光位置がずれる。このため、非合焦状態では、緑色画素G1、G2の画素出力が異なるようになり、これらの画素出力を比較することにより、撮影レンズの合焦状態を判別することができる。ここで、光電変換層H1、H2で共有されるマイクロレンズZ1下に各光電変換層H1、H2で占有される内部レンズ28を設けることにより、マイクロレンズZ1を光電変換層H1、H2で共有させた時にできる2重画像を抑制しつつ、集光効率を向上させることができる。
(第11実施形態)
図18は、第11実施形態に係る固体撮像装置の概略構成を示すブロック図である。
図18において、この固体撮像装置には、光学部31、光学制御部35、センサ部37および信号処理部41が設けられている。さらに、固体撮像装置には、CPU47、表示部48、操作スイッチ49およびフラッシュメモリ50を付随させることができる。光学部31には、撮影レンズ32、絞り33およびアクチュエータ34が設けられている。撮影レンズ32は、光学レンズ群の一部のレンズを光軸方向に可変することで、焦点(ピント)調整することができる。アクチュエータ34は、焦点調整時に撮影レンズ32を光軸方向に移動させることができる。光学部31には、光学ズーム機構や機械式光学シャッタなどを設けるようにしてもよい。光学制御部35には、フォーカス制御回路36が設けられている。フォーカス制御回路36は、撮影レンズ32が合焦状態になるようにアクチュエータ34の動作を制御することができる。センサ部37には、画素アレイ部38およびAD変換部39および画素制御回路40が設けられている。画素アレイ部38は、画素PCがロウ方向RDおよびカラム方向CDに配置されている。画素PCには、緑色画素G1〜G4、赤色画素R1、R2および青色画素B1、B2が設けられている。この時、各緑色画素G1〜G4は別個に撮像画素として用いられる。また、各緑色画素G1〜G4は、焦点調整を行う像面位相差画素としても用いられる。画素アレイ部38は、例えば、図1の画素アレイ部1を用いることができる。AD変換部39は、画素PCから読み出された画素信号をAD変換することができる。AD変換部39は、例えば、図1の負荷回路3およびカラムADC回路4を用いることができる。画素制御回路40は、画素アレイ部38の撮像動作を制御することができる。画素制御回路40は、例えば、図1の垂直走査回路2、水平走査回路5、基準電圧発生回路6およびタイミング制御回路7を用いることができる。信号処理部41には、位相差演算部42、焦点判定部43、ぼかし処理部44、カラー画像処理部45およびベイヤ配列変換部46が設けられている。
位相差演算部42は、図4の左側画素出力PL(緑色画素G1、G3の画素出力)および右側画素出力PR(緑色画素G2、G4の画素出力)から生成した像に基づいて相関演算を行うことで撮影レンズ32の焦点状態を検出する。焦点判定部43は、位相差演算部42の検出結果に基づいて、撮影レンズ32の合焦状態を判定する。ぼかし処理部44は、合焦状態の判定結果に基づいてぼかし処理を実施する。カラー画像処理部45は、RGB画像信号のγ変換、カラー補間、JPEG圧縮等の処理を行う。ベイヤ配列変換部46は、画素アレイ部38から得られたダブルベイヤ配列信号をシングルベイヤ配列信号に変換する。シングルベイヤ配列BHでは、緑色画素Gr、Gb、赤色画素Rおよび青色画素Bが2行2列に配列される。シングルベイヤ配列信号は、シングルベイヤ配列BHから得られた信号である。
CPU47は、撮像装置内でカメラ本体の種々の制御を実施することができる。CPU47は、例えば、演算部、ROM、RAM、A/Dコンバータ、D/Aコンバータ、通信インターフェイス回路等を有する。そして、CPU47は、ROMに記憶された所定のプログラムに基づいて、撮像装置が有する各種回路を駆動し、オートフォーカス、撮影、画像処理及び記録等の一連の動作を実行することができる。表示部48は、液晶ディスプレイ等であり、撮像装置の撮影モードに関する情報、撮影前のプレビュー画像と撮影後の確認用画像、焦点検出時の合焦状態表示画像等を表示することができる。操作スイッチ49は、電源スイッチ、レリーズ(撮影トリガ)スイッチ、ズーム操作スイッチ、撮影モード選択スイッチ等で構成することができる。フラッシュメモリ50は、着脱可能であり撮影済み画像を記録することができる。
図18は、第11実施形態に係る固体撮像装置の概略構成を示すブロック図である。
図18において、この固体撮像装置には、光学部31、光学制御部35、センサ部37および信号処理部41が設けられている。さらに、固体撮像装置には、CPU47、表示部48、操作スイッチ49およびフラッシュメモリ50を付随させることができる。光学部31には、撮影レンズ32、絞り33およびアクチュエータ34が設けられている。撮影レンズ32は、光学レンズ群の一部のレンズを光軸方向に可変することで、焦点(ピント)調整することができる。アクチュエータ34は、焦点調整時に撮影レンズ32を光軸方向に移動させることができる。光学部31には、光学ズーム機構や機械式光学シャッタなどを設けるようにしてもよい。光学制御部35には、フォーカス制御回路36が設けられている。フォーカス制御回路36は、撮影レンズ32が合焦状態になるようにアクチュエータ34の動作を制御することができる。センサ部37には、画素アレイ部38およびAD変換部39および画素制御回路40が設けられている。画素アレイ部38は、画素PCがロウ方向RDおよびカラム方向CDに配置されている。画素PCには、緑色画素G1〜G4、赤色画素R1、R2および青色画素B1、B2が設けられている。この時、各緑色画素G1〜G4は別個に撮像画素として用いられる。また、各緑色画素G1〜G4は、焦点調整を行う像面位相差画素としても用いられる。画素アレイ部38は、例えば、図1の画素アレイ部1を用いることができる。AD変換部39は、画素PCから読み出された画素信号をAD変換することができる。AD変換部39は、例えば、図1の負荷回路3およびカラムADC回路4を用いることができる。画素制御回路40は、画素アレイ部38の撮像動作を制御することができる。画素制御回路40は、例えば、図1の垂直走査回路2、水平走査回路5、基準電圧発生回路6およびタイミング制御回路7を用いることができる。信号処理部41には、位相差演算部42、焦点判定部43、ぼかし処理部44、カラー画像処理部45およびベイヤ配列変換部46が設けられている。
位相差演算部42は、図4の左側画素出力PL(緑色画素G1、G3の画素出力)および右側画素出力PR(緑色画素G2、G4の画素出力)から生成した像に基づいて相関演算を行うことで撮影レンズ32の焦点状態を検出する。焦点判定部43は、位相差演算部42の検出結果に基づいて、撮影レンズ32の合焦状態を判定する。ぼかし処理部44は、合焦状態の判定結果に基づいてぼかし処理を実施する。カラー画像処理部45は、RGB画像信号のγ変換、カラー補間、JPEG圧縮等の処理を行う。ベイヤ配列変換部46は、画素アレイ部38から得られたダブルベイヤ配列信号をシングルベイヤ配列信号に変換する。シングルベイヤ配列BHでは、緑色画素Gr、Gb、赤色画素Rおよび青色画素Bが2行2列に配列される。シングルベイヤ配列信号は、シングルベイヤ配列BHから得られた信号である。
CPU47は、撮像装置内でカメラ本体の種々の制御を実施することができる。CPU47は、例えば、演算部、ROM、RAM、A/Dコンバータ、D/Aコンバータ、通信インターフェイス回路等を有する。そして、CPU47は、ROMに記憶された所定のプログラムに基づいて、撮像装置が有する各種回路を駆動し、オートフォーカス、撮影、画像処理及び記録等の一連の動作を実行することができる。表示部48は、液晶ディスプレイ等であり、撮像装置の撮影モードに関する情報、撮影前のプレビュー画像と撮影後の確認用画像、焦点検出時の合焦状態表示画像等を表示することができる。操作スイッチ49は、電源スイッチ、レリーズ(撮影トリガ)スイッチ、ズーム操作スイッチ、撮影モード選択スイッチ等で構成することができる。フラッシュメモリ50は、着脱可能であり撮影済み画像を記録することができる。
そして、センサ部37から得られた緑色画素G1〜G4の画素出力は、位相差演算部42に送られるとともに、センサ部37から得られた赤色画素R1、R2および青色画素B1、B2の画素出力はカラー画像処理部45に送られる。そして、位相差演算部42において、緑色画素G1〜G4の画素出力に基づいて撮影レンズ32の焦点状態が検出される。この時、位相差ずれに対応した水平画素数が算出され、その水平画素数がフォーカス制御回路36に送られる。そして、フォーカス制御回路36において、その水平画素数だけ撮影レンズ32が光軸方向に移動されることで焦点調整が行われる。また、焦点判定部43において、位相差演算部42の検出結果に基づいて、撮影レンズ32の合焦状態が判定される。そして、ぼかし処理部44において、撮影レンズ32が非合焦状態にある時は、2重画像を解消するために、緑色画素G1〜G4から得られた画像のぼかし処理が実施される。このぼかし処理では、左側画素出力PLおよび右側画素出力PRを混合することで、2重画像を解消することができる。そして、カラー画像処理部45において、焦点状態に応じてぼかし処理された緑色信号およびセンサ部37から得られた赤色信号および青色信号からなるRGB画像信号のγ変換、カラー補間、JPEG圧縮等の処理が行われ、ダブルベイヤ配列信号Vout1としてCPU47に出力される。また、ベイヤ配列変換部46において、ダブルベイヤ配列信号Vout1がシングルベイヤ配列信号Vout2に変換され、CPU47に出力される。
なお、図18の画素アレイ部38では、図2(a)および図2(b)の構成が用いられている場合について示したが、図2(a)および図2(c)の構成を用いるようにしてもよい。この場合、緑色画素G1〜G4の画素出力だけでなく、赤色画素R1、R2および青色画素B1、B2の画素出力についても、撮影レンズ32が非合焦状態にある時は、赤色画素R1、R2および青色画素B1、B2から得られた画像のぼかし処理を実施することができる。あるいは、図18の画素アレイ部38では、図6の構成を用いるようにしてもよいし、図8(a)および図8(b)の構成を用いるようにしてもよいし、図10(a)および図10(b)の構成を用いるようにしてもよいし、図11の構成を用いるようにしてもよい。図8(a)および図8(b)の構成を用いた場合は、ベイヤ配列変換部46は、クワッドベイヤ配列信号をシングルベイヤ配列信号に変換することができる。あるいは、図18の画素アレイ部38では、図13(a)および図13(b)の構成を用いるようにしてもよいし、図14(a)および図14(b)の構成を用いるようにしてもよい。図13(a)および図13(b)の構成を用いる場合、白色信号について位相差演算およびぼかし処理を実施することができる。図14(a)および図14(b)の構成を用いる場合、白色信号について位相差演算を実施するとともに、白色信号、緑色信号、赤色信号および青色信号についてぼかし処理を実施することができる。
図18の構成は、カメラモジュールとして提供することができる。例えば、光学部とセンサ部、信号処理部と光学制御部を組み込んだ小型のカメラモジュールとすることもできる。この場合、ベイヤ配列変換処理を実施することで、後段のプロセッサで汎用的に処理されるシングルベイヤ配列信号を出力することができる。センサ部37と信号処理部41は、一体化した1チップ構成であってもよいし、別々の2チップ構成であってもよいし、センサチップ下部にバンプ接続またはCu接続した積層チップと光学部を一体化したモジュール構成であってもよい。
なお、図18の画素アレイ部38では、図2(a)および図2(b)の構成が用いられている場合について示したが、図2(a)および図2(c)の構成を用いるようにしてもよい。この場合、緑色画素G1〜G4の画素出力だけでなく、赤色画素R1、R2および青色画素B1、B2の画素出力についても、撮影レンズ32が非合焦状態にある時は、赤色画素R1、R2および青色画素B1、B2から得られた画像のぼかし処理を実施することができる。あるいは、図18の画素アレイ部38では、図6の構成を用いるようにしてもよいし、図8(a)および図8(b)の構成を用いるようにしてもよいし、図10(a)および図10(b)の構成を用いるようにしてもよいし、図11の構成を用いるようにしてもよい。図8(a)および図8(b)の構成を用いた場合は、ベイヤ配列変換部46は、クワッドベイヤ配列信号をシングルベイヤ配列信号に変換することができる。あるいは、図18の画素アレイ部38では、図13(a)および図13(b)の構成を用いるようにしてもよいし、図14(a)および図14(b)の構成を用いるようにしてもよい。図13(a)および図13(b)の構成を用いる場合、白色信号について位相差演算およびぼかし処理を実施することができる。図14(a)および図14(b)の構成を用いる場合、白色信号について位相差演算を実施するとともに、白色信号、緑色信号、赤色信号および青色信号についてぼかし処理を実施することができる。
図18の構成は、カメラモジュールとして提供することができる。例えば、光学部とセンサ部、信号処理部と光学制御部を組み込んだ小型のカメラモジュールとすることもできる。この場合、ベイヤ配列変換処理を実施することで、後段のプロセッサで汎用的に処理されるシングルベイヤ配列信号を出力することができる。センサ部37と信号処理部41は、一体化した1チップ構成であってもよいし、別々の2チップ構成であってもよいし、センサチップ下部にバンプ接続またはCu接続した積層チップと光学部を一体化したモジュール構成であってもよい。
図19(a)は、第11実施形態に係る固体撮像装置の非合焦状態におけるぼかし処理がない時の左側画素出力と右側画素出力の関係を示す図、図19(b)は、第11実施形態に係る固体撮像装置の非合焦状態におけるぼかし処理がある時の左側画素出力と右側画素出力の関係を示す図である。
図19(a)において、左側画素PD_GLおよび右側画素PD_GRでマイクロレンズZを共有すると、非合焦時には、左側画素出力PLおよび右側画素出力PRのエッジの位置がずれるため、輪郭が2重に見えるようになる。
この時、左側画素出力PLおよび右側画素出力PRについてぼかし処理を行う。例えば、左側画素出力PLおよび右側画素出力PRを混合することにより、図19(b)に示すように、左側画素出力PLおよび右側画素出力PRの出力レベルを等しくすることができ、輪郭が2重に見えるのを防止することができる。なお、このぼかし処理を位相差量に応じて強めに行うことで、ピントが合った画像を強調することができる。非合焦状態と判定されたエリアについてローパスフィルタ処理を行うことで、ぼかし処理を容易に実現することができる。なお、合焦状態と判定されたエリアについては輪郭が2重に見えることはないので、ぼかし処理を不要とすることができ、解像度の低下を防止することができる。
図19(a)において、左側画素PD_GLおよび右側画素PD_GRでマイクロレンズZを共有すると、非合焦時には、左側画素出力PLおよび右側画素出力PRのエッジの位置がずれるため、輪郭が2重に見えるようになる。
この時、左側画素出力PLおよび右側画素出力PRについてぼかし処理を行う。例えば、左側画素出力PLおよび右側画素出力PRを混合することにより、図19(b)に示すように、左側画素出力PLおよび右側画素出力PRの出力レベルを等しくすることができ、輪郭が2重に見えるのを防止することができる。なお、このぼかし処理を位相差量に応じて強めに行うことで、ピントが合った画像を強調することができる。非合焦状態と判定されたエリアについてローパスフィルタ処理を行うことで、ぼかし処理を容易に実現することができる。なお、合焦状態と判定されたエリアについては輪郭が2重に見えることはないので、ぼかし処理を不要とすることができ、解像度の低下を防止することができる。
(第12実施形態)
図20は、第12実施形態に係る固体撮像装置が適用されたデジタルカメラの概略構成を示すブロック図である。
図20において、デジタルカメラ11は、カメラモジュール12および後段処理部13を有する。カメラモジュール12は、撮像光学系14および固体撮像装置15を有する。後段処理部13は、イメージシグナルプロセッサ(ISP)16、記憶部17及び表示部18を有する。なお、固体撮像装置15は、図1の構成を用いることができる。また、ISP16の少なくとも一部の構成は固体撮像装置15とともに1チップ化するようにしてもよい。
図20は、第12実施形態に係る固体撮像装置が適用されたデジタルカメラの概略構成を示すブロック図である。
図20において、デジタルカメラ11は、カメラモジュール12および後段処理部13を有する。カメラモジュール12は、撮像光学系14および固体撮像装置15を有する。後段処理部13は、イメージシグナルプロセッサ(ISP)16、記憶部17及び表示部18を有する。なお、固体撮像装置15は、図1の構成を用いることができる。また、ISP16の少なくとも一部の構成は固体撮像装置15とともに1チップ化するようにしてもよい。
撮像光学系14は、被写体からの光を取り込み、被写体像を結像させる。固体撮像装置15は、被写体像を撮像する。ISP16は、固体撮像装置15での撮像により得られた画像信号を信号処理する。記憶部17は、ISP16での信号処理を経た画像を格納する。記憶部17は、ユーザの操作等に応じて、表示部18へ画像信号を出力する。表示部18は、ISP16あるいは記憶部17から入力される画像信号に応じて、画像を表示する。表示部18は、例えば、液晶ディスプレイである。なお、カメラモジュール12は、デジタルカメラ11以外にも、例えばカメラ付き携帯電話やスマートフォン等の電子機器に適用するようにしてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 画素アレイ部、2 垂直走査回路、3 負荷回路、4 カラムADC回路、5 水平走査回路、6 基準電圧発生回路、7 タイミング制御回路、PC 画素、Vlin 垂直信号線、Hlin 水平制御線、Z1〜Z6 マイクロレンズ、G1〜G4 緑色画素、R1、R2 赤色画素、B1、B2 青色画素
Claims (5)
- 光電変換された電荷を蓄積する画素がロウ方向およびカラム方向に配置された画素アレイ部と、
第1画素と第2画素で共有される第1マイクロレンズと、
撮像時および焦点調整時において、前記第1画素と前記第2画素とから別個に画素信号を読み出す制御回路とを備える固体撮像装置。 - 前記撮像に用いられる第3画素で占有される第2マイクロレンズと、
前記撮像に用いられる第4画素で占有される第3マイクロレンズとを備え、
前記第1画素と前記第2画素は輝度信号を得るために用いられ、前記第3画素は第1色信号を得るために用いられ、前記第4画素は第2色信号を得るために用いられる請求項1に記載の固体撮像装置。 - 前記第1画素と前記第2画素との組は、前記画素アレイ部に市松状に配置されている請求項1または2に記載の固体撮像装置。
- 前記第1画素および前記第2画素からなる第1組と、前記第1画素および前記第2画素からなる第2組とが、前記カラム方向に1画素だけずれた状態で前記ロウ方向に交互に配置される第1画素群と、
前記第1画素および前記第2画素からなる第3組と、前記第1画素および前記第2画素からなる第4組とが、前記カラム方向に1画素だけずれた状態で前記ロウ方向に交互に配置される第2画素群とを備え、
前記第1画素群と前記第2画素群とは前記ロウ方向に1画素だけずれた状態で前記カラム方向に交互に配置されている請求項1または2に記載の固体撮像装置。 - 前記画素アレイ部から読み出された画像の合焦状態に基づいて前記画像のぼかし処理を行うぼかし処理部を備える請求項1から4のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
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