JP2016138995A - 学習映像からその学習に費やされた学習項目を推定するプログラム、装置及び方法 - Google Patents
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- Electrically Operated Instructional Devices (AREA)
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Abstract
Description
特許文献2に記載の技術によれば、学習者の身体に各種センサ等を装着する必要がある。
非特許文献1に記載の技術によれば、学習者に負担の無いカメラ画像を用いているが、学習内容を取得することまではできない。
非特許文献2に記載の技術によれば、記述式の課題でなければ授業データを取得できない。また、電子ペンを用いるために既定の用紙範囲内でなければ筆記状態を習得できず、机上に置かれる複数の問題集や学習資料を使用することはできない。
複数の学習項目を予め登録した学習項目辞書手段と、
学習映像から、予め設定された指示オブジェクトを検出する指示オブジェクト検出手段と、
検出された当該指示オブジェクトによって指示された部分から、学習項目辞書手段の学習項目の文字列を検出し、当該学習項目を時系列に対応付ける映像学習項目検出手段と、
検出された複数の学習項目を、出現合計時間長が長い順に又は出現頻度が多い順に並べた学習項目リストを生成する学習項目リスト生成手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
学習映像は、学習資料がカメラによって撮影されたものであり、
指示オブジェクト検出手段は、学習映像から画像認識によって指示オブジェクトを検出し、
映像学習項目検出手段は、当該指示オブジェクトによって指示された映像部分から、文字認識によって学習項目の文字列を検出する
ようにコンピュータを更に機能させることも好ましい。
指示オブジェクト検出手段は、手の指先又はペン先の画像が指示する位置を、当該指示オブジェクトによって指示された部分として検出する
ようにコンピュータを更に機能させることも好ましい。
学習映像は、学習資料がディスプレイに映されたものであり、
指示オブジェクト検出手段は、ディスプレイに対するポインティング部分を指示オブジェクトとして検出し、
映像学習項目検出手段は、当該指示オブジェクトによって指示された部分から、学習項目の文字列を検出する
ようにコンピュータを更に機能させることも好ましい。
指示オブジェクト検出手段は、ポインティングデバイス、手の指先又はペン先によってタッチした位置を、指示オブジェクトによって指示された部分として検出する
ようにコンピュータを更に機能させることも好ましい。
映像学習項目検出手段は、検出された学習項目毎に、その指示が検出された指示時刻と、その指示が連続した時間長とを対応付けるものである
ようにコンピュータを更に機能させることも好ましい。
指示オブジェクト検出手段は、消しゴムに基づく消去オブジェクトを更に検出し、
映像学習項目検出手段は、消しゴムオブジェクトが検出された時刻に一致する学習項目を対応付け、
学習項目リスト生成手段は、学習項目をその消去操作の発生回数が多い順に並べた学習項目リストを更に生成する
ようにコンピュータを更に機能させることも好ましい。
指示オブジェクト検出手段は、手の動き(指示オブジェクトの動き)を更に検出し、
映像学習項目検出手段は、学習項目を検出した際に、その手の動き状態「連続」「断続」「停留」毎の回数を計数し、
学習項目リスト生成手段は、「連続」「断続」「停留」のいずれか1つの発生回数が多い順に並べた学習項目リストを生成する
ようにコンピュータを更に機能させることも好ましい。
人の発言を音声認識によって変換したテキストから、学習項目辞書手段の学習項目の文字列を検出し、当該学習項目を時系列に対応付ける音声学習項目検出手段と、
映像学習項目検出手段の時系列学習項目と、音声学習項目検出手段の時系列学習項目とを比較し、所定の時刻範囲で共通する時系列学習項目のみを、映像学習項目検出手段の時系列学習項目とする学習項目判定手段と
してコンピュータを更に機能させることも好ましい。
複数の学習項目を予め登録した学習項目辞書手段と、
学習映像から、画像認識によって、予め設定された指示オブジェクトを検出する指示オブジェクト検出手段と、
検出された当該指示オブジェクトによって指示された部分から、文字認識によって、学習項目辞書手段の学習項目の文字列を検出し、当該学習項目を時系列に対応付ける映像学習項目検出手段と、
検出された複数の学習項目を、出現合計時間長が長い順に又は出現頻度が多い順に並べた学習項目リストを生成する学習項目リスト生成手段と
を有することを特徴とする。
複数の学習項目を予め登録した学習項目辞書手段と、
学習映像から、ディスプレイに対するユーザのポインティング部分を、当該指示オブジェクトによって指示された部分として検出する指示オブジェクト検出手段と、
検出された当該指示オブジェクトによって指示された部分から、学習項目辞書手段の学習項目の文字列を検出し、当該学習項目を時系列に対応付ける映像学習項目検出手段と、
検出された複数の学習項目を、出現合計時間長が長い順に又は出現頻度が多い順に並べた学習項目リストを生成する学習項目リスト生成手段と
を有することを特徴とする。
装置は、
複数の学習項目を予め登録した学習項目辞書部を有し、
学習映像から、予め設定された指示オブジェクトを検出する第1のステップと、
検出された当該指示オブジェクトによって指示された部分から、学習項目辞書部の学習項目の文字列を検出し、当該学習項目を時系列に対応付ける第2のステップと、
検出された複数の学習項目を、出現合計時間長が長い順に又は出現頻度が多い順に並べた学習項目リストを生成する第3のステップと
を有することを特徴とする。
学習項目辞書部10は、複数の学習項目を予め登録したものである。「学習項目」とは、例えば学習項目の単元や問題を表す語をいう。図1によれば、学習項目として「証明」「三角形」「直角」・・・等が登録されている。
指示オブジェクト検出部11は、学習映像から、予め設定された指示オブジェクトを検出する。
図1によれば、学習映像は、例えば、教師と学習者とが同じ方向に座る机の上方から、机上の学習資料の映像を撮影したものである。この場合、指示オブジェクト検出部11は、学習映像から画像認識によって指示オブジェクトを検出する。そして、手の指先又はペン先の画像が指示する位置を、当該指示オブジェクトによって指示された部分として検出する。
映像学習項目検出部12は、検出された当該指示オブジェクトによって指示された部分から、学習項目辞書部10の学習項目の文字列を検出する。
図1によれば、映像学習項目検出部12は、指示オブジェクトによって指示された映像部分から、文字認識によって学習項目の文字列を検出する。
図2によれば、映像学習項目検出部12は、指示オブジェクトによって指示された部分から、学習項目の文字列を検出する。
尚、時間ウィンドウ(例えば20秒)毎に、指示オブジェクトが指示する1つの文字列が検出されるものであってもよい。
紙面の横縁と映像の水平との角度α
紙面の縦縁と映像の水平の角度β
一般に文字列が横書きであれば、机上に置かれた紙面の角度αは角度βよりも絶対値は小さくなり、紙面は角度αで置かれていると想定できる。この角度で映像を水平に補正し、指やペンで指示した位置から近傍の画像を文字認識し、文字列を取得することができる。また、指示位置の近傍の画像範囲は、字数や行数のパラメータによって変更可能である。国語のように縦書きであっても、同様に縦書きの文字列の方向を想定できる。
学習項目リスト生成部13は、検出された複数の学習項目を、「出現合計時間長が長い順に」又は「出現頻度が多い順に」並べた学習項目リストを生成する。図5によれば、それぞれ異なる学習項目リストが例示されている。「出現合計時間長が長い順に」であれば、学習項目「合同条件」に学習時間が最も費やされており、「出現頻度が多い順に」であれば、学習項目「証明」に学習頻度が最も費やされている。この学習項目リストは、教師及び学習者の両方を合算して作成されたものであってもよいし、教師用・学習者用それぞれ別に作成されたものであってもよい。
また、映像学習項目検出部12は、消しゴムオブジェクトが検出された時刻に一致する学習項目を対応付ける。即ち、その学習項目に対して、学習者がその回答に迷っていると判定することができる。
そして、学習項目リスト生成部13は、消去オブジェクトが検出された時刻及び時間長に対応する学習項目を、その消去操作の発生回数が多い順に並べた学習項目リストを更に生成する。図6によれば、学習項目「証明」が検出された時に、消しゴムオブジェクトが検出された時間が長い。即ち、学習者は、学習項目「証明」に対する回答に迷っていることが多いといえる。
また、映像学習項目検出部12は、学習項目を検出した際に、その手の動き状態「連続」「断続」「停留」毎の回数を計数する。
そして、学習項目リスト生成部13は、例えば手の動き状態「連続」「断続」「停留」毎の回数に応じて並べた学習項目リストを生成する。図7によれば、学習項目リストは、「停留」の回数が多い順に並べられている。「停留」の回数が多いとは、思考中であって迷っており、筆記を停止していると認識できる。
「連続」フーリエ係数が閾値以下の「停止」動作が、連続3秒以下(x≦3)
学習者が、活発に筆記をしていると想定する
「断続」フーリエ係数が閾値以下の「停止」動作が、
連続3秒よりも長く、7秒よりも短い(3<x<7)
学習者が、思考錯誤して筆記をしていると想定する
「停留」フーリエ係数が閾値以下の「停止」動作が、連続7秒以上(7≦x)
学習者が、思考中であって迷っており、筆記を停止していると想定する
[*==*======*=======*===*=*==*](->時系列)
≦3 3<7 7≦ ≦3 ≦3 ≦3
-連続->--------断続->----------停留->------連続------->
このように、「停止=」動作の回数に応じて、「連続」「断続」「停留」が判定される。
音声学習項目検出部14は、人の発言を音声認識によって変換したテキストから、学習項目辞書部10の学習項目の文字列を検出し、当該学習項目を時系列に対応付ける。それら時系列の学習項目は、学習項目判定部15へ出力される。
学習項目判定部15は、映像学習項目検出部12の時系列学習項目と、音声学習項目検出部14の時系列学習項目とを比較し、所定の時刻範囲で共通する時系列学習項目のみを、映像学習項目検出部12の時系列学習項目とする。発話音声から検出した学習項目と映像から検出した学習項目とは、一般的に時刻が一致する場合が多い。映像と音声の両方で学習項目の抽出を補完し合うことによって、学習項目の抽出精度を向上させることができる。
10 学習項目辞書部
11 指示オブジェクト検出部
12 映像学習項目検出部
13 学習項目リスト生成部
14 音声学習項目検出部
15 学習項目判定部
2 推定サーバ
Claims (12)
- 学習資料が映る学習映像から、その学習に費やされた学習項目を推定するようにコンピュータを機能させる学習状況推定プログラムであって、
複数の学習項目を予め登録した学習項目辞書手段と、
前記学習映像から、予め設定された指示オブジェクトを検出する指示オブジェクト検出手段と、
検出された当該指示オブジェクトによって指示された部分から、前記学習項目辞書手段の学習項目の文字列を検出し、当該学習項目を時系列に対応付ける映像学習項目検出手段と、
検出された複数の学習項目を、出現合計時間長が長い順に又は出現頻度が多い順に並べた学習項目リストを生成する学習項目リスト生成手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする学習状況推定プログラム。 - 前記学習映像は、学習資料がカメラによって撮影されたものであり、
前記指示オブジェクト検出手段は、前記学習映像から画像認識によって前記指示オブジェクトを検出し、
前記映像学習項目検出手段は、当該指示オブジェクトによって指示された映像部分から、文字認識によって学習項目の文字列を検出する
ようにコンピュータを更に機能させることを特徴とする請求項1に記載の学習状況推定プログラム。 - 前記指示オブジェクト検出手段は、手の指先又はペン先の画像が指示する位置を、当該指示オブジェクトによって指示された部分として検出する
ようにコンピュータを更に機能させることを特徴とする請求項2に記載の学習状況推定プログラム。 - 前記学習映像は、学習資料がディスプレイに映されたものであり、
前記指示オブジェクト検出手段は、前記ディスプレイに対するポインティング部分を前記指示オブジェクトとして検出し、
前記映像学習項目検出手段は、当該指示オブジェクトによって指示された部分から、学習項目の文字列を検出する
ようにコンピュータを更に機能させることを特徴とする請求項1に記載の学習状況推定プログラム。 - 前記指示オブジェクト検出手段は、ポインティングデバイス、手の指先又はペン先によってタッチした位置を、前記指示オブジェクトによって指示された部分として検出する
ようにコンピュータを更に機能させることを特徴とする請求項4に記載の学習状況推定プログラム。 - 前記映像学習項目検出手段は、検出された学習項目毎に、その指示が検出された指示時刻と、その指示が連続した時間長とを対応付けるものである
ようにコンピュータを更に機能させることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の学習状況推定プログラム。 - 前記指示オブジェクト検出手段は、消しゴムに基づく消去オブジェクトを更に検出し、
前記映像学習項目検出手段は、消しゴムオブジェクトが検出された時刻に一致する学習項目を対応付け、
前記学習項目リスト生成手段は、学習項目をその消去操作の発生回数が多い順に並べた学習項目リストを更に生成する
ようにコンピュータを更に機能させることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の学習状況推定プログラム。 - 前記指示オブジェクト検出手段は、手の動き(指示オブジェクトの動き)を更に検出し、
前記映像学習項目検出手段は、学習項目を検出した際に、その手の動き状態「連続」「断続」「停留」毎の回数を計数し、
前記学習項目リスト生成手段は、「連続」「断続」「停留」のいずれか1つの発生回数が多い順に並べた学習項目リストを生成する
ようにコンピュータを更に機能させることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の学習状況推定プログラム。 - 人の発言を音声認識によって変換したテキストから、前記学習項目辞書手段の学習項目の文字列を検出し、当該学習項目を時系列に対応付ける音声学習項目検出手段と、
前記映像学習項目検出手段の時系列学習項目と、前記音声学習項目検出手段の時系列学習項目とを比較し、所定の時刻範囲で共通する時系列学習項目のみを、前記映像学習項目検出手段の時系列学習項目とする学習項目判定手段と
してコンピュータを更に機能させることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の学習状況推定プログラム。 - 学習資料が映る学習映像を撮影するカメラを搭載し、その学習に費やされた学習項目を推定する装置であって、
複数の学習項目を予め登録した学習項目辞書手段と、
前記学習映像から、画像認識によって、予め設定された指示オブジェクトを検出する指示オブジェクト検出手段と、
検出された当該指示オブジェクトによって指示された部分から、文字認識によって、前記学習項目辞書手段の学習項目の文字列を検出し、当該学習項目を時系列に対応付ける映像学習項目検出手段と、
検出された複数の学習項目を、出現合計時間長が長い順に又は出現頻度が多い順に並べた学習項目リストを生成する学習項目リスト生成手段と
を有することを特徴とする装置。 - 学習資料が映る学習映像を表示するディスプレイを搭載し、その学習に費やされた学習項目を推定する装置であって、
複数の学習項目を予め登録した学習項目辞書手段と、
前記学習映像から、前記ディスプレイに対するユーザのポインティング部分を、当該指示オブジェクトによって指示された部分として検出する指示オブジェクト検出手段と、
検出された当該指示オブジェクトによって指示された部分から、前記学習項目辞書手段の学習項目の文字列を検出し、当該学習項目を時系列に対応付ける映像学習項目検出手段と、
検出された複数の学習項目を、出現合計時間長が長い順に又は出現頻度が多い順に並べた学習項目リストを生成する学習項目リスト生成手段と
を有することを特徴とする装置。 - 装置を用いて、学習資料が映る学習映像から、その学習に費やされた学習項目を推定する学習状況推定方法であって、
前記装置は、
複数の学習項目を予め登録した学習項目辞書部を有し、
前記学習映像から、予め設定された指示オブジェクトを検出する第1のステップと、
検出された当該指示オブジェクトによって指示された部分から、前記学習項目辞書部の学習項目の文字列を検出し、当該学習項目を時系列に対応付ける第2のステップと、
検出された複数の学習項目を、出現合計時間長が長い順に又は出現頻度が多い順に並べた学習項目リストを生成する第3のステップと
を有することを特徴とする学習状況推定方法。
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