JP2016138809A - 漏水検査装置 - Google Patents

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禎 小林
Tei Kobayashi
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Abstract

【課題】鉄筋コンクリートの建物における漏水原因箇所を、水がない状態でも電気抵抗による方法によって探索できるようにする。【解決手段】抵抗測定器1と、漏水箇所に接触させる固定端子2と、探索対象面に移動させながら接触させる探索端子3とを備え、抵抗測定器1の抵抗測定レンジを5MΩ以上とすることにより、探索対象面に水がない状態でも、探索端子3が亀裂等の漏水原因箇所に接したときに、漏水原因箇所から漏水箇所までのミズ道に堆積しているエフロレッセンス200を介した通電によって抵抗値が測定されるようにして、抵抗値が測定されたときに探索端子3が接触していた場所を漏水原因箇所として特定することができるようにする。【選択図】図2

Description

本発明は、漏水検査装置に関し、特に、建物における漏水の原因となる漏水原因箇所を発見するための装置に用いて好適なものである。
一般に、建物の天井や壁面からの雨漏りやシミといった漏水現象は、施工の欠陥、不良、劣化などが原因となって発生する。したがって、漏水が発生した場合には、早急に漏水原因箇所を特定して補修することが必要となる。従来、漏水原因箇所を発見するための検査方法として、様々な方法が考案され、実施されてきた。例えば、水張り・散水・高圧洗浄による方法、色水・蛍光塗料・ブラックライトによる方法、トレーサーガスによる方法、臭いによる方法、界面活性剤による方法、赤外線カメラによる方法、音による方法、電気抵抗による方法などが知られている。
なお、建物の内部に侵入した雨水が居住者の目に触れるのは、雨漏りやシミとなって現れる部分(以下、漏水箇所という)である。ところが、当該漏水箇所に至るまでに、雨水は柱や壁の裏側など、長い経路(ミズ道)を伝ってきている。したがって、ミズ道の大元に当たる漏水原因箇所を正確に特定することは、業者といえども容易なことではない。従来、このような問題に鑑みて、亀裂等の漏水原因箇所を容易に検出できるようにすることを目的としてなされた漏水検査装置が考案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の水漏れ位置探索装置では、建物が鉄筋コンクリートの場合、構造材内部に存在する鉄筋と導通を有する蛇口に固定端子を接続する。一方、亀裂が生じている可能性のある探索対象面に探索端子を接触させて、抵抗値を測定する。そして、探索対象面上で探索端子を移動させながら抵抗値を測定したときに、探索端子が亀裂に接すると、測定される抵抗値が小さくなる。探索端子−亀裂−鉄筋−蛇口−固定端子という回路が成立するためである。ここで、探索端子−亀裂−鉄筋の間は、実際に伝っている雨水が導通路の役割を果たしている。これにより、抵抗値が下がったときに探索端子が接触していた場所を漏水原因箇所として特定することができる。
特開平5−296870号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された従来の技術では、建物外部の亀裂から内部の鉄筋まで実際に水が伝っている状態でなければ検査を行うことができないという問題があった。そのため、実際に雨が降っているときに検査を行うか、探索端子を接触させる探索対象面に散水をしながら検査を行う必要があり、何れにしても検査員の作業負荷が大きくなるという問題が生じていた。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、鉄筋コンクリートの建物における漏水原因箇所を、水がない状態でも電気抵抗による方法によって探索できるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明の漏水検査装置は、抵抗測定器と、漏水箇所に接触させる固定端子と、探索対象面に移動させながら接触させる探索端子とを備え、抵抗測定器の抵抗測定レンジを5MΩ以上、好ましくは200MΩ以上としている。
上記のように構成した本発明によれば、探索対象面に水がない状態でも、漏水箇所に固定端子を接触させるとともに、探索対象面に探索端子を接触させて、当該探索端子を移動させながら抵抗測定器で抵抗値を測定すると、探索端子が亀裂等の漏水原因箇所に接したときに、5MΩ以上の大きな抵抗値が測定される。これは、漏水原因箇所から漏水箇所までのミズ道にエフロレッセンスが堆積していて、当該エフロレッセンスを通じて僅かに通電が生じるためである。
エフロレッセンスは、コンクリート中の水酸化カルシウムCa(OH)が、亀裂等に浸入した雨水に溶け出し、空気中の炭酸ガスと反応して炭酸カルシウムCaCOとなって析出したものである。一般に、炭酸カルシウムは絶縁性物質として知られているが、発明者がエフロレッセンスについて鋭意調査したところ、1000[V]程の電圧をかければ、僅かではあるが通電することを発見した。
このため、5MΩ以上の抵抗測定レンジを有する抵抗測定器を用いれば、漏水原因箇所から漏水箇所までのミズ道に析出しているエフロレッセンスを介した通電によって抵抗値を測定することができる。その結果、抵抗値が測定されたときに探索端子が接触していた場所を漏水原因箇所として特定することができる。これにより、本発明によれば、鉄筋コンクリートの建物における漏水原因箇所を、水がない状態でも電気抵抗による方法によって探索することができる。
本実施形態による漏水検査装置の構成例を示す図である。 本実施形態の漏水検査装置を用いた漏水検査方法を説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態による漏水検査装置の構成例を示す図である。本実施形態の漏水検査装置10は、鉄筋コンクリートの建物において漏水の原因となっている漏水原因箇所を電気抵抗による方法によって探索するための装置である。
図1に示すように、本実施形態の漏水検査装置10は、抵抗測定器1と、当該抵抗測定器1からケーブル4を介して接続された固定端子2と、抵抗測定器1からケーブル5を介して接続された探索端子3とを備えて構成されている。
抵抗測定器1は、5MΩ以上の抵抗測定レンジを有する絶縁抵抗計である。後述するように、本実施形態では、絶縁性の高いエフロレッセンスを介して通電させたときの抵抗値を測定するため、5MΩ以上の大きな抵抗値を測定することが可能な絶縁抵抗計を用いる。なお、抵抗測定レンジが小さいものは、測定誤差が生じる可能性があるので、抵抗測定器1はできるだけ抵抗測定レンジの大きいものを用いるのが好ましい。例えば、200MΩ以上の抵抗測定レンジを有するものがより好ましい。
固定端子2は、雨漏りやシミ等の漏水の発生場所である漏水箇所に固定して接触させるための端子である。固定端子2は、できるだけ断面積が大きく、抵抗値が小さいものを用いるのが好ましい。例えば、銅板を固定端子2として用いることが可能である。本実施形態では、建物の構造材に対し、銅板から成る固定端子2を粘着テープ等により貼り付けて固定する。
探索端子3は、漏水の発生原因となっている亀裂等の漏水原因箇所を探索する探索対象面に移動させながら接触させるための端子である。この探索端子3は、図1に示すように、複数の細い金属線からなるブラシ部31を有している。建物の探索対象面と直接接触する部分をブラシ状とすることにより、探索端子3は探索対象面との接触面積がある程度大きくなるため、探索作業の効率を高めることができる。
ケーブル4,5は、電気抵抗を極力小さくするため、銀と銅の重合品を用いるのが好ましい。また、ケーブル4,5は、ツイストペアケーブルであることが好ましい。ツイストペアケーブルは、電線を2本対で撚り合わせたケーブルであり、単なる平行線よりノイズの影響を受けにくいという性質を有している。そのため、ケーブル4,5の長さが数十メートルと長くなったとしても、流れる電流の減衰を低減させ、抵抗値を測定することが可能となる。
雨漏り等の漏水箇所は、検査員の目にも明らかに確認できる部分である。これに対し、亀裂等の漏水原因箇所は、建物のどこにあるのか一見して分からない。また、漏水箇所と漏水原因箇所とが比較的遠く離れている、つまりミズ道の距離が長い場合もある。この場合、ケーブル4,5の少なくとも一方を長くして、探索対象範囲を広げて検査を行う必要がある。本実施形態によれば、探索対象範囲を数十メートル圏内と広くするためにケーブル4,5を長くしても、ケーブル4,5自身の抵抗値が極めて小さく、ノイズによる減衰も起きにくいため、抵抗測定器1によって抵抗値を測定することが可能である。
図2は、以上のように構成した本実施形態の漏水検査装置10を用いた漏水検査方法を説明するための図である。図2に示すように、コンクリートの構造材100の内側(室内)における雨漏りやシミの発生場所である漏水箇所に固定端子2を接触させるとともに、構造材100の外側(室外)にある探索対象面に探索端子3を接触させて、当該探索端子3を移動させながら、1000[V]程の電圧をかけて抵抗測定器1で抵抗値を測定する。
この場合、図2(a)のように、探索端子3が亀裂等の漏水原因箇所に接していないと、抵抗測定器1では抵抗値が測定されない。固定端子2と探索端子3との間でコンクリートが通電せず、電流の流れる回路が形成されないからである。一方、図2(b)のように、探索端子3が亀裂等の漏水原因箇所に接すると、抵抗測定器1によって5MΩ以上の抵抗値が測定される。これは、探索端子3が接触している漏水原因箇所から、固定端子2が接触している漏水箇所までのミズ道にエフロレッセンス200が堆積していて、当該エフロレッセンス200を通じて僅かに通電が生じるためである。
以上のように、5MΩ以上の抵抗測定レンジを有する抵抗測定器1を用いることにより、漏水原因箇所から漏水箇所までのミズ道に析出しているエフロレッセンス200を介した通電によって抵抗値を測定することができる。その結果、抵抗値が測定されたときに探索端子3が接触していた場所を漏水原因箇所として特定することができる。これにより、本実施形態によれば、鉄筋コンクリートの建物における漏水原因箇所を、水がない状態でも電気抵抗による方法によって探索することができる。
なお、上記実施形態において、抵抗測定器1により測定される抵抗値と所定の閾値とを比較して、抵抗値が閾値との関係で所定の条件を満たす場合に、エフロレッセンスへの通電に基づく抵抗値である、つまり、そのとき探索端子3が接触している場所が漏水原因箇所であると判定するようにしてもよい。この判定を、例えば抵抗測定器1に接続したマイクロコンピュータによって行い、漏水原因箇所であると判定した場合にアラーム音を出力するようにしてもよい。
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 抵抗測定器
2 固定端子
3 探索端子
4,5 ケーブル
10 漏水検査装置
100 コンクリートの構造材
200 エフロレッセンス

Claims (4)

  1. 鉄筋コンクリートの建物において漏水の原因となっている漏水原因箇所を探索するための漏水検査装置であって、
    抵抗測定器と、
    上記抵抗測定器からケーブルを介して接続され、上記漏水の発生場所である漏水箇所に接触させる固定端子と、
    上記抵抗測定器からケーブルを介して接続され、上記漏水原因箇所を探索する探索対象面に移動させながら接触させる探索端子とを備え、
    上記抵抗測定器は、5MΩ以上の抵抗測定レンジを有することを特徴とする漏水検査装置。
  2. 上記抵抗測定器は、200MΩ以上の抵抗測定レンジを有することを特徴とする請求項1に記載の漏水検査装置。
  3. 上記ケーブルは、銀と銅の重合品であることを特徴とする請求項1または2に記載の漏水検査装置。
  4. 上記ケーブルは、ツイストペアケーブルであることを特徴とする請求項3に記載の漏水検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107270134A (zh) * 2017-07-19 2017-10-20 河南三杰热电科技股份有限公司 一种预制直埋保温管报警线监控装置及其监控方法

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