JP2016138746A - 運転支援装置および運転支援方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの希望に応じつつ、案内経路の生成を柔軟に行うことができる運転支援装置および運転支援方法を提供する。【解決手段】経路生成部13は、地図描画処理部15によって描画された地図上の設定された目的地までの案内経路を生成する。生成された案内経路を逸脱したと経路逸脱判断部14によって判断された場合に、タッチパネル11において、描画された地図上の点を指定することによって地図上の案内点が入力されると、案内点指定部12は、入力された案内点を経由地として経路生成部13に与える。経路生成部13は、与えられた案内点を経由地として、新たな案内経路を生成する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両の運転を支援する運転支援装置および運転支援方法に関する。
カーナビゲーション装置などの運転支援装置では、自装置が搭載される車両が案内経路から逸脱した走行を行った場合、元の案内経路に戻るように誘導案内されることがある。ユーザが意図して元の案内経路を逸脱した場合には、元の案内経路に戻る誘導案内は、ユーザにとって煩わしいものとなるという問題がある。
この問題を解決するための技術が、たとえば特許文献1に開示される。特許文献1に開示される技術では、案内経路から逸脱した走行が行われた場合、ユーザが所望の道路として指定した道路に基づいて新たな案内経路が生成され、生成された新たな案内経路に従って誘導案内が行われる。
特開2010−256069号公報
特許文献1に開示される技術では、ユーザが指定した道路を通るように案内経路が生成されるので、ユーザが指定した道路の途中に目的地がある場合、目的地への進入方向を考慮して案内経路を生成することができないという問題がある。たとえば、左側通行の道路において、目的地に左折して進入するように案内経路を生成することができない場合があるという問題がある。
また、特許文献1に開示される技術では、道路を指定することによって経路が選択され、指定された道路を通るように案内経路が生成されるので、渋滞などの道路の状況を考慮して案内経路を生成することができないという問題がある。たとえば、指定された道路が渋滞していても、指定された道路を通るように案内経路が生成されるという問題がある。
本発明の目的は、ユーザの希望に応じつつ、案内経路の生成を柔軟に行うことができる運転支援装置および運転支援方法を提供することである。
本発明の運転支援装置は、地図を描画する地図描画処理部と、描画された地図上の設定された目的地までの案内経路を生成する経路生成部と、経路生成部によって生成された案内経路を逸脱したか否かを判断する経路逸脱判断部と、描画された地図上の点を指定することによって、地図上の案内点が入力される入力部と、経路逸脱判断部によって案内経路を逸脱したと判断された場合に、入力部に入力された案内点を経由地として経路生成部に与える案内点指定部とを備え、経路生成部は、経路逸脱判断部によって案内経路を逸脱したと判断された場合、案内点指定部から与えられた案内点を経由地として、新たな案内経路を生成することを特徴とする。
本発明の運転支援方法は、地図を描画し、描画された地図上の設定された目的地までの案内経路を生成し、生成された案内経路を逸脱したか否かを判断し、案内経路を逸脱したと判断された場合に、描画された地図上の点を指定することによって地図上の案内点が入力されると、入力された案内点を経由地として、新たな案内経路を生成することを特徴とする。
本発明の運転支援装置によれば、地図描画処理部によって地図が描画され、描画された地図上の設定された目的地までの案内経路が、経路生成部によって生成される。生成された案内経路を逸脱したか否かが、経路逸脱判断部によって判断される。経路逸脱判断部によって案内経路を逸脱したと判断された場合、描画された地図上の点を指定することによって入力部に入力された地図上の案内点が、案内点指定部によって、経由地として経路生成部に与えられる。与えられた案内点を経由地として、経路生成部によって新たな案内経路が生成される。
このように、描画された地図上の点を指定することによって地図上の案内点が入力され、入力された地図上の案内点を経由地として、新たな案内経路が生成されるので、ユーザの希望に応じつつ、案内経路の生成を柔軟に行うことができる。したがって、たとえば、目的地への進入方向を考慮して案内経路を生成することが可能である。また、渋滞などの道路の状況を考慮して案内経路を生成することが可能である。
本発明の運転支援方法によれば、地図が描画され、描画された地図上の設定された目的地までの案内経路が生成され、生成された案内経路を逸脱したか否かが判断される。案内経路を逸脱したと判断された場合に、描画された地図上の点を指定することによって地図上の案内点が入力されると、入力された案内点を経由地として、新たな案内経路が生成される。
このように、描画された地図上の点を指定することによって地図上の案内点が入力され、入力された地図上の案内点を経由地として、新たな案内経路が生成されるので、ユーザの希望に応じつつ、案内経路の生成を柔軟に行うことができる。したがって、たとえば、目的地への進入方向を考慮して案内経路を生成することが可能である。また、渋滞などの道路の状況を考慮して案内経路を生成することが可能である。
本発明の第1の実施の形態における運転支援装置1の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態における運転支援装置2の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態における運転支援装置2のハードウェア構成を示すブロック図である。 従来技術で生成される案内経路の一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態で生成される案内経路の一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態で生成される案内経路の一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態で生成される案内経路の一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における運転支援装置2の案内経路作成処理に関する処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態における運転支援装置3の構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施の形態における運転支援装置4の構成を示すブロック図である。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態における運転支援装置1の構成を示すブロック図である。本実施の形態の運転支援装置1は、タッチパネル11、案内点指定部12、経路生成部13、経路逸脱判断部14および地図描画処理部15を備えて構成される。
タッチパネル11は、不図示の表示装置の表面に重畳して設置される。タッチパネル11は、ユーザが数字情報、文字情報および運転支援装置1への指示情報などの情報を入力するときに用いられる。タッチパネル11は、ユーザのタッチ操作とタッチ位置とを検出する。タッチパネル11は、たとえば、表示装置に表示される地図上の点に対応する位置へのユーザのタッチ操作とタッチ位置とを検出する。ユーザによってタッチパネル11が操作されると、タッチパネル11は、検出したタッチ操作とタッチ位置とに対応する操作情報を生成して、案内点指定部12に与える。
ユーザは、表示装置に表示される地図上の所望の点に対応する位置のタッチパネル11にタッチして、地図上の所望の点を案内点として指定することによって、案内点を入力する。タッチパネル11は、入力部に相当する。
案内点指定部12は、タッチパネル11に入力された案内点、すなわちユーザによって指定された案内点を、経由地として経路生成部13に与える。
経路生成部13は、不図示の表示装置に表示された地図上の設定された目的地までの案内経路を生成する。経路逸脱判断部14は、経路生成部13によって生成された案内経路を逸脱したか否かを判断する。目的地は、たとえばユーザがタッチパネル11を操作することによって入力され、設定される。
経路生成部13は、経路逸脱判断部14によって案内経路を逸脱したと判断された場合、案内点指定部12から与えられた案内点を経由地として、新たな案内経路を生成する。経路生成部13は、生成した案内経路を表す経路情報を地図描画処理部15に与える。
地図描画処理部15は、不図示の表示装置に表示させる地図を表す表示情報を生成する。地図描画処理部15は、生成した前記地図を表す表示情報を表示装置に与えることによって、表示装置に地図を表示させる。また地図描画処理部15は、経路生成部13から与えられた経路情報に基づいて、案内経路を表す表示情報を生成する。地図描画処理部15は、生成した前記案内経路を表す表示情報を表示装置に与えることによって、表示装置に地図とともに案内経路を表示させる。
本発明の他の実施の形態である運転支援方法は、本実施の形態の運転支援装置1によって実行される。
本実施の形態によれば、地図描画処理部15によって地図が描画され、描画された地図上の設定された目的地までの案内経路が、経路生成部13によって生成される。生成された案内経路を逸脱したか否かが、経路逸脱判断部14によって判断される。経路逸脱判断部14によって案内経路を逸脱したと判断された場合、描画された地図上の点を指定することによってタッチパネル11に入力された地図上の案内点が、案内点指定部12によって、経由地として経路生成部13に与えられる。与えられた案内点を経由地として、経路生成部13によって新たな案内経路が生成される。
このように本実施の形態では、描画された地図上の点を指定することによって地図上の案内点が入力され、入力された地図上の案内点を経由地として、新たな案内経路が生成されるので、ユーザの希望に応じつつ、案内経路の生成を柔軟に行うことができる。したがって、たとえば、目的地への進入方向を考慮して案内経路を生成することが可能である。また、渋滞などの道路の状況を考慮して案内経路を生成することが可能である。
<第2の実施の形態>
図2は、本発明の第2の実施の形態における運転支援装置2の構成を示すブロック図である。本実施の形態の運転支援装置2は、たとえば、車両に搭載可能なナビゲーション装置によって実現される。本実施の形態の運転支援装置2は、前述の第1の実施の形態の運転支援装置1の構成を含んでいるので、同一の構成については同一の参照符号を付して、共通する説明を省略する。本発明の他の実施の形態である運転支援方法は、本実施の形態の運転支援装置2によって実行される。
運転支援装置2は、運転支援装置本体(以下、単に「装置本体」という場合がある)10、タッチパネル11、スピーカ31および表示装置32を備えて構成される。装置本体10は、地図描画処理部15、制御部21、全地球測位システム(Global Positioning System;略称:GPS)受信機22、車速センサ23、ジャイロセンサ24、交通情報受信機25、インタフェース部27、誘導案内部28および地図データベース部29を備えて構成される。制御部21は、案内点指定部12、経路生成部13、経路逸脱判断部14および交通情報処理部26を備えて構成される。
制御部21は、たとえば中央演算処理装置(Central Processing Unit;略称:CPU)と、書き込み可能なRAM(Random Access Memory)などのメモリとによって構成される。メモリは、制御プログラムを記憶する。CPUが、メモリに記憶されている制御プログラムを実行することによって、案内点指定部12、経路生成部13、経路逸脱判断部14および交通情報処理部26の各機能が実現される。また制御部21は、地図描画処理部15、誘導案内部28およびスピーカ31を統括的に制御する。
GPS受信機22は、GPS衛星から送信される電波信号を、GPS用アンテナ22aを介して受信し、受信した電波信号に基づいて車両の現在位置を検出する。GPS受信機22は、検出した車両の現在位置を表す現在位置情報を生成し、生成した現在位置情報を制御部21に与える。
車速センサ23は、運転支援装置2が搭載される車両から与えられる車速信号に基づいて、車両の走行速度(以下「車速」という場合がある)を検出する。車速センサ23は、検出した車速を表す車速情報を生成し、生成した車速情報を制御部21に与える。
ジャイロセンサ24は、運転支援装置2が搭載される車両の進行方位を検出する。ジャイロセンサ24は、検出した車両の進行方位を表す方位情報を生成し、制御部21に与える。
制御部21は、GPS受信機22から与えられる現在位置情報と、車速センサ23から与えられる車速情報と、ジャイロセンサ24から与えられる方位情報とに基づいて、地図上において車両が存在する地点(以下「自車地点」という場合がある)を求める。制御部21は、求めた自車地点を表す自車地点情報を生成して、地図描画処理部15および誘導案内部28に与える。
交通情報受信機25は、逐次または予め定めるタイミングで、たとえば道路交通情報通信システム(Vehicle Information and Communication System;略称:VICS(登録商標))からFM多重放送、電波ビーコンまたは光ビーコンによって提供される交通情報を、交通情報用アンテナ25aを介して受信する。交通情報は、各道路の渋滞の発生状況を表す渋滞情報、道路の工事中または通行止めなどの通行規制を表す道路情報を含む。交通情報受信機25は、受信した交通情報を制御部21の交通情報処理部26に与える。
交通情報処理部26は、交通情報受信機25から与えられた交通情報から、設定された目的地までの経路に関連する交通情報を抽出し、抽出した交通情報を経路生成部13に与える。経路生成部13は、交通情報処理部26から与えられた交通情報に基づいて、設定された目的地までの案内経路を生成する。
インタフェース部27は、タッチパネル11と制御部21の案内点指定部12とを接続する。本実施の形態では、タッチパネル11は、検出したタッチ操作とタッチ位置とに対応する操作情報を生成して、インタフェース部27に与える。インタフェース部27は、タッチパネル11から与えられる操作情報、たとえばユーザによって指定された案内点を制御部21の案内点指定部12に与える。
誘導案内部28は、制御部21から与えられる指示信号に基づいて、誘導用情報を制御部21に提供して、予め定める要所で使用者の運転操作を補助する。たとえば、誘導案内部28は、推奨経路を走行中に、交差点もしくは分岐路などの進路変更すべき地点、または、間違えやすい地点を表す誘導用情報を提供する。また、誘導案内部28は、複数車線を有する道路を走行中に、その先の右左折を加味して、予め定める車線に車線変更しておくように誘導する地点を表す誘導用情報を提供する。
誘導案内部28は、制御部21から自車地点情報を取得する。また誘導案内部28は、制御部21から推奨経路を取得する。また誘導案内部28は、制御部21を介して、地図データベース部29から、地図情報に含まれる誘導用情報を取得する。
誘導案内部28は、車両が予め定める要所、たとえば交差点に到達したときに、交差点において進むべき方向を矢印または道路への塗色などによって可視的に付与し、かつ、拡大または拡大変形した拡大案内図を表示装置32に表示するように、制御部21を介して地図描画処理部15に指示する。または、誘導案内部28は、進むべき方向を可視的に付与し、かつ、要所の実際の画像またはこれに類似した画像を表示装置32に表示するように、制御部21を介して地図描画処理部15に指示する。
地図データベース部29は、たとえばハードディスクドライブ(Hard Disk Drive;略称:HDD)装置、または半導体メモリなどの記憶装置によって実現される。地図データベース部29は、地図を表す地図情報を記憶する。
地図データベース部29は、地図情報として、予め定められた縮尺に対応する複数の地図を階層化して備えている。これらの地図情報は、地図表示情報を含む。地図表示情報とは、地図を表示するための情報であり、道路に関する「道路情報」、施設の種別、名称および位置などを表す「施設情報」、地名、施設名、交差点名および道路名などを表す「各種文字情報」、ならびに施設および道路番号などを表す「各種アイコン情報」のうちの少なくともいずれか1つを含む。地図表示情報は、表示装置32に表示される。
地図データベース部29には、誘導案内部28で用いるための誘導用情報、および表示装置32に表示されない情報なども記憶される。誘導用情報は、予め定める要所の位置情報、予め定める要所における描画情報、および音声案内情報を含む。表示装置32に表示されない情報は、たとえば、道路を、リンクと呼ばれる線分と、ノードと呼ばれる点とで表現した情報、リンクを走行するために要する負荷としてのリンクコストの情報などを含む。表示装置32に表示されない情報は、これらに限定されるものではなく、これら以外の種々の情報を含んでもよい。
本実施の形態では、地図データベース部29は、車両の内部、具体的には車両に搭載される運転支援装置2の内部に設けられているが、車両の外部に設けられてもよい。たとえば、運転支援装置2は、車両の外部に設けられた地図データベース部29から、通信によって、地図情報の全部または一部を取得するように構成されてもよい。具体的には、運転支援装置2は、車両の外部のサーバ装置に備えられる地図データベース部29から、インターネットなどの通信網を介してダウンロードすることによって地図情報を取得するように構成されてもよい。
制御部21は、装置本体10の外部で、運転支援装置1に搭載されるスピーカ31に接続される。制御部21は、音声に関する音声情報が入力されると、スピーカ31から音声を出力させる。具体的には、制御部21は、音声情報を、スピーカ31で取り扱い可能な音声信号に変換して、スピーカ31に与える。スピーカ31は、制御部21から与えられる音声信号が表す音声を出力する。
制御部21は、誘導案内部28から誘導用情報が入力されると、入力された誘導用情報に含まれる音声案内情報を、スピーカ31で取り扱い可能な音声信号に変換して、スピーカ31に与える。これによって、スピーカ31から誘導用情報に含まれる音声案内情報が音声として出力される。
表示装置32は、たとえば液晶表示装置によって実現される。図示は省略するが、表示装置32は、画像を表示する表示部を備える。表示装置32は、地図描画処理部15から与えられる表示情報を、表示装置32で取り扱い可能な画像信号に変換する。表示装置32は、変換して得られた画像信号が表す画像情報に対応する画像を表示部の表示画面に表示する。
図3は、本発明の第2の実施の形態における運転支援装置2のハードウェア構成を示すブロック図である。図3に示すように、運転支援装置2は、少なくともプロセッサ51、メモリ52および入出力インタフェース53を含んで構成される。前述の図2に示す運転支援装置2を構成する地図描画処理部15、制御部21および誘導案内部28は、プロセッサ51がメモリ52に記憶されたプログラムを実行することによって実現される。運転支援装置2を構成するインタフェース部27は、入出力インタフェース53によって実現される。地図データベース部29としての記憶領域は、メモリ52内に確保される。
また、図3では図示を省略するが、運転支援装置2を構成するタッチパネル11、GPS受信機22、車速センサ23、ジャイロセンサ24、交通情報受信機25、スピーカ31および表示装置32は、入出力インタフェース53に接続され、プロセッサ51がメモリ52に記憶されたプログラムを実行することによって制御される。図2では、タッチパネル11、スピーカ31および表示装置32が装置本体10に外付けされる構成としたが、これらのハードウェアが装置本体10の内部に配置されるようにしてもよい。
図3では、プロセッサ51およびメモリ52を1つずつ示したが、複数のプロセッサ51および複数のメモリ52が連携して、運転支援装置2の各要素の機能を実現してもよい。
図4は、従来技術で生成される案内経路の一例を示す図である。図5〜図7は、本発明の第2の実施の形態で生成される案内経路の一例を示す図である。任意の地点に目的地Gが設定された場合、従来技術および本実施の形態のいずれにおいても、図4および図5に示すように、まずは現在地40から目的地Gまでの案内経路41が生成される。
その後、案内経路41を走行中に、図4に示すように、案内経路41を逸脱したとする。この場合、従来技術のカーナビゲーション装置では、再探索機能によって、元の案内経路に戻るように誘導案内が行われる。ユーザが意図して元の案内経路41を逸脱した場合には、元の案内経路に戻る誘導案内は、ユーザにとって煩わしいものとなるという問題がある。
この問題を解決するための技術が、たとえば特許文献1に開示される。特許文献1に開示される従来技術では、案内経路41から逸脱した走行が行われた場合に、たとえばユーザによって参照符号「R1」で示される道路が所望の道路として指定されると、ユーザが指定した道路R1を通るように新たな案内経路42が生成される。
これによって、再探索機能による元の経路に戻す誘導案内を阻止することが可能となり、ユーザの使い勝手を向上することができるが、以下の問題がある。
従来技術では、道路を指定することによって経路が選択され、指定された道路R1を通るように案内経路42が生成されるので、渋滞などの道路の状況を考慮して案内経路を生成することができないという問題がある。たとえば、指定された道路R1を含む区間Aの道路が渋滞していても、指定された道路R1を通るように案内経路42が生成されるという問題がある。
また、図4とは異なるが、ユーザが指定した道路の途中に目的地Gがある場合、目的地Gへの進入方向を考慮して案内経路42を生成することができないという問題がある。たとえば、左側通行の道路において、目的地Gに左折して進入するように案内経路42を生成することができない場合があるという問題がある。以上の問題を解決するために、本実施の形態では、以下の構成を採用している。
図5に示すように、現在地40から目的地Gまでの案内経路41が作成された後、案内経路41を走行中に、ユーザの意図によって、図6に示すように、案内経路41から逸脱した走行が行われると、経路逸脱判断部14によって、案内経路41から逸脱したと判断される。
本実施の形態では、案内経路41から逸脱したと判断されると、ユーザの操作によって案内経路を指定することができる案内経路指定モードに移行する。案内経路指定モードに移行すると、表示装置32に表示される地図が、案内点を選択しやすい縮尺の地図に切り替えられる。たとえば、より大きい縮尺の地図、すなわち拡大された地図に切替えられる。
ユーザは、表示装置32に表示された地図上の点、たとえば交差点または施設を、タッチパネル11上で直接タッチ操作して選択することによって、案内点を指定する。たとえば、図6に示すように、2つの交差点が、第1案内点P1および第2案内点P2として、ユーザによって指定される。
案内点指定部12は、ユーザによって指定された第1案内点P1および第2案内点P2を経由地として経路生成部13に与える。経路生成部13は、案内点指定部12から与えられた第1案内点P1および第2案内点P2を経由地として、破線で示される新たな案内経路43を作成する。
案内点の指定は、現在地40から指定可能範囲内、たとえば半径1km以内であれば、新たな経路が一意に決定されるまで複数選択可能とする。案内点の指定可能範囲が1画面内に表示されていない場合、地図のスクロール操作などによって表示位置を変えることで選択可能とする。
このように複数の案内点を指定することによって、より細かなユーザの希望に応じた案内経路の生成を行うことが可能となる。たとえば図6に示すように、第2案内点P2の交差点を案内点として指定することによって、目的地Gに左折して進入するように案内経路43を生成することが可能となる。
また、ユーザが第1案内点P1および第2案内点P2を指定した後も複数の案内経路がある場合、経路生成部13は、交通情報、たとえば渋滞情報を加味して案内経路を作成する。
たとえば、交通情報から、図7に示す区間Aが渋滞していることを交通情報処理部26が保持している場合を考える。この場合、経路生成部13は、ユーザによって指定された案内点に基づいて案内経路を生成するときに、交通情報処理部26から交通情報を取得し、取得した交通情報に基づいて、区間Aを通過することがない案内経路44を生成する。
前述の図4に示す従来技術では、ユーザは道路を指定することによって経路を選択するので、指定された道路R1が渋滞していたとしても、指定された道路R1を通るように案内経路42を生成する必要があり、渋滞を回避することができない。
これに対し、本実施の形態では、案内点を指定することによって経路が選択されて案内経路が生成されるので、図7に示すように、渋滞している区間Aを回避した案内経路44を生成することができる。したがって、ユーザにとって快適な走行を実現可能な案内経路44を提供することが可能となる。
図8は、本発明の第2の実施の形態における運転支援装置2の案内経路作成処理に関する処理手順を示すフローチャートである。図8に示すフローチャートの各ステップの処理は、図2に示す運転支援装置2を構成する制御部21および地図描画処理部15によって実行される。前述の図5〜図7を参照しつつ、図8に示すフローチャートの処理について説明する。
図8に示すフローチャートの処理は、前述の図5に示すように、設定された目的地Gまでの案内経路41が作成されて、作成された案内経路41に従った誘導案内が開始されると開始され、ステップS1に移行する。図8に示すフローチャートの処理は、予め定める周期で実行される。
ステップS1において、制御部21の経路逸脱判断部14は、自装置が搭載される車両が、経路生成部13で生成された案内経路を逸脱したか否かを判断する。案内経路を逸脱したと判断された場合はステップS2に移行し、案内経路を逸脱していないと判断された場合は全ての処理手順を終了し、次の周期に備える。たとえば、前述の図6に示すように、案内経路41から逸脱した走行が行われた場合は、ステップS1において案内経路を逸脱したと判断されて、ステップS2に移行する。
ステップS2において、制御部21は、案内経路指定モードに移行する。案内経路モードに移行すると、ステップS3に移行する。
ステップS3において、地図描画処理部15は、制御部21からの指示に基づいて、表示装置32に表示される地図の縮尺を変更する。たとえば、地図描画処理部15は、表示装置32に表示される地図を拡大するように、地図の縮尺を変更する。地図の縮尺を変更すると、ステップS4に移行する。
ステップS4において、経路生成部13は、ユーザによって案内点が入力されて、案内点指定部12によって案内点が指定されたか否かを判断する。案内点が指定されたと判断された場合はステップS5に移行し、案内点が指定されていないと判断された場合はステップS6に移行する。ステップS6に移行した場合は、通常の経路探索を行い、全ての処理手順を終了する。
ステップS5において、経路生成部13は、指定された案内点を経由地として、新たな案内経路の候補を作成する。たとえば、図6に示す案内経路43または図7に示す案内経路44が、新たな案内経路の候補として作成される。新たな案内経路の候補を作成すると、ステップS7に移行する。
ステップS7において、経路生成部13は、新たな案内経路の候補が一意に決定されたか否かを判断する。新たな案内経路の候補が一意に決定されたと判断された場合はステップS9に移行し、一意に決定されていないと判断された場合はステップS8に移行する。
ステップS8において、経路生成部13は、ユーザによる案内点の指定が終了したか否かを判断する。たとえば、表示装置32の表示画面に、案内点の指定を終了するかどうかの選択をユーザに促す画面が表示され、案内点の指定を終了する指定終了ボタンがユーザによって操作された場合、経路生成部13は、案内点の指定が終了したと判断する。また、指定終了ボタンがユーザによって操作されなかった場合、経路生成部13は、案内点の指定が終了していないと判断する。案内点の指定が終了したと判断された場合はステップS9に移行し、案内点の指定が終了していないと判断された場合はステップS4に戻る。
ステップS9において、交通情報処理部26は、交通情報受信機25によって交通情報が受信されたか否かを判断する。交通情報が受信されたと判断された場合はステップS10に移行し、交通情報が受信されていないと判断された場合はステップS11に移行する。
ステップS10において、交通情報処理部26は、交通情報受信機25から交通情報を取得する。交通情報処理部26は、取得した交通情報を経路生成部13に与える。交通情報が取得されると、ステップS11に移行する。
ステップS11において、経路生成部13は、ステップS5で作成された新たな案内経路の候補に基づいて、案内経路を生成する。ステップS10で交通情報が取得された場合には、経路生成部13は、ステップS11において、ステップS5で生成された新たな案内経路の候補と、ステップS10で取得された交通情報とに基づいて、案内経路を生成する。たとえば、ステップS10で、交通情報として、道路の渋滞の発生状況を表す渋滞情報が取得された場合、経路生成部13は、渋滞が発生している道路を回避するように、案内経路を生成する。
案内経路が生成されると全ての処理手順を終了する。経路生成部13は、生成した案内経路を表す表示情報を地図描画処理部15に与えて、表示装置32に表示させる。
以上のように本実施の形態では、案内経路41から逸脱した場合、描画された地図上の点を指定することによって地図上の案内点が入力され、入力された地図上の案内点を経由地として、新たな案内経路43が生成される。これによって、ユーザの希望に応じつつ、案内経路の生成を柔軟に行うことができる。したがって、ユーザの利便性を向上させることができる。
また本実施の形態では、経路生成部13は、前述のように、目的地に左折して進入するように案内経路を生成することが可能である。左側通行の道路において、目的地に左折して進入するように案内経路を生成することによって、右折で目的地に進入する場合に比べて、より容易に目的地に進入可能な案内経路を提供することができる。これによって、ユーザの利便性を向上させることができる。また、左折で目的地に進入する場合には、右折で進入する場合のような対向車との衝突の危険性が無いので、より安全な走行を実現可能な案内経路を提供することができる。
また本実施の形態では、経路生成部13は、前述のように、道路の渋滞の情報を含む交通情報に基づいて、案内経路を生成する。交通情報は、これに限定されるものではなく、経路生成部13は、道路の渋滞、一方通行および通行止めの少なくとも1つの情報を含む交通情報に基づいて、案内経路を生成する。これによって、渋滞、一方通行および通行止めの道路を回避した案内経路を生成することができる。したがって、ユーザにとって快適な走行を実現可能な案内経路を提供することができる。
また本実施の形態では、図6および図7に示すように、交差点が案内点として指定される。これによって、案内経路を構成する道路の組合せの自由度を高めることができる。したがって、案内経路の生成をより柔軟に行うことができる。
本実施の形態では、ユーザによって指定される案内点が交差点である場合について説明したが、ユーザによって指定される案内点は、交差点に限定されない。ユーザによって指定される案内点は、たとえば、道路に面した施設であってもよい。経路生成部13は、ユーザによって指定される案内点が、道路に面した施設である場合には、案内点である施設に左折で進入可能なように、案内経路を生成してもよい。
このように、案内点である施設に左折で進入可能なように、案内経路を生成することによって、右折で施設に進入する場合に比べて、より容易に施設に進入可能な案内経路を提供することができる。これによって、ユーザの利便性を向上させることができる。また、左折で施設に進入する場合には、右折で進入する場合のような対向車との衝突の危険性が無いので、より安全な走行を実現可能な案内経路を提供することができる。
以上に述べた本実施の形態の運転支援装置2は、車両に搭載可能なナビゲーション装置だけでなく、通信端末装置、およびサーバ装置などを適宜に組み合わせたシステムにも適用することができる。通信端末装置は、たとえばサーバ装置と通信を行う機能を有するPND(Portable Navigation Device)および携帯通信装置である。携帯通信装置は、たとえば携帯電話機、スマートフォンおよびタブレット型端末装置である。
前述のようにナビゲーション装置と通信端末装置とサーバ装置とを適宜に組み合わせてシステムが構築される場合、本実施の形態の運転支援装置2の各構成要素は、前記システムを構築する各装置に分散して配置される。
たとえば、運転支援装置2に備えられる案内点指定部12、経路生成部13、経路逸脱判断部14および交通情報処理部26は、サーバ装置に配置されてもよいし、携帯通信装置などの通信端末装置に配置されてもよい。
前述の案内点指定部12、経路生成部13、経路逸脱判断部14および交通情報処理部26がサーバ装置に配置される場合の運転支援装置は、以下の第3の実施の形態に示す構成を有する。また、前述の案内点指定部12、経路生成部13、経路逸脱判断部14および交通情報処理部26が携帯通信装置に配置される場合の運転支援装置は、以下の第4の実施の形態に示す構成を有する。
<第3の実施の形態>
図9は、本発明の第3の実施の形態における運転支援装置3の構成を示すブロック図である。本実施の形態の運転支援装置3は、前述の第2の実施の形態と構成が類似しているので、同一の構成については同一の参照符号を付して、共通する説明を省略する。
本実施の形態の運転支援装置3は、サーバ装置60とナビゲーション装置70とを備えて構成される。サーバ装置60は、地図描画処理部15、交通情報受信機25、誘導案内部28、地図データベース部29、サーバ側制御部61およびサーバ側通信部62を備えて構成される。サーバ側制御部61は、案内点指定部12、経路生成部13、経路逸脱判断部14および交通情報処理部26を備えて構成される。
サーバ側制御部61は、たとえばCPUと、書き込み可能なRAMなどのメモリとによって構成される。メモリは、制御プログラムを記憶する。CPUが、メモリに記憶されている制御プログラムを実行することによって、地図描画処理部15、誘導案内部28およびサーバ側通信部62を統括的に制御する。
サーバ側通信部62は、ナビゲーション装置70と通信を行う。サーバ側通信部62は、ナビゲーション装置70と通信を行う場合、たとえば、近距離無線通信規格であるブルートゥース(Bluetooth(登録商標))または無線LAN(Local Area Network)などの無線によって、ナビゲーション装置70と通信可能に構成される。サーバ側通信部62は、USB(Universal Serial Bus)ケーブルまたはLANケーブルなどの有線によって、ナビゲーション装置70と通信可能に構成されてもよい。
ナビゲーション装置70は、車両に搭載される。ナビゲーション装置70は、タッチパネル11、GPS受信機22、車速センサ23、ジャイロセンサ24、インタフェース部27、スピーカ31、表示装置32、支援側制御部71および支援側通信部72を備えて構成される。
支援側制御部71は、たとえばCPUと、書き込み可能なRAMなどのメモリとによって構成される。メモリは、制御プログラムを記憶する。CPUが、メモリに記憶されている制御プログラムを実行することによって、スピーカ31、表示装置32および支援側通信部72を統括的に制御する。支援側通信部72は、サーバ装置60と通信を行う。
支援側通信部72は、タッチパネル11で生成される操作情報、GPS受信機22によって検出された現在位置情報、車速センサ23によって検出された車速情報、およびジャイロセンサ24によって検出された方位情報を、支援側制御部71を介して取得し、サーバ装置60に送信する。
サーバ装置60のサーバ側通信部62は、ナビゲーション装置70の支援側通信部72から送信された操作情報、現在位置情報、車速情報および方位情報を取得し、サーバ側制御部61に与える。
サーバ側制御部61の経路生成部13は、サーバ側通信部62から与えられる操作情報、現在位置情報、車速情報および方位情報に基づいて、ユーザによって設定された目的地までの案内経路を生成する。また、経路生成部13は、経路逸脱判断部14によって案内経路を逸脱したと判断された場合に、案内点指定部12から与えられた案内点を経由地として、新たな案内経路を生成する。
経路生成部13によって生成された新たな案内経路を表す経路情報は、地図描画処理部15に与えられる。地図描画処理部15は、経路生成部13から与えられた経路情報に基づいて、案内経路を表す表示情報を生成し、サーバ側制御部61を介してサーバ側通信部62に与える。
サーバ側通信部62は、サーバ側制御部61を介して地図描画処理部15から与えられた表示情報を、ナビゲーション装置70に送信する。
ナビゲーション装置70の支援側通信部72は、サーバ側通信部62から送信された表示情報を受信し、支援側制御部71を介して、表示装置32に与える。これによって、サーバ装置60で生成された案内経路を表す表示情報が、表示装置32に表示される。
以上のように本実施の形態では、案内点指定部12、経路生成部13、経路逸脱判断部14および交通情報処理部26は、サーバ装置60に配置される。このように配置される場合でも、前述の第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
具体的には、本実施の形態においても、サーバ装置60のサーバ側制御部61の経路逸脱判断部14によって案内経路から逸脱したと判断された場合、ナビゲーション装置70において、表示装置32の表示部に描画された地図上の点を指定することによって地図上の案内点が入力される。サーバ装置60のサーバ側制御部61の経路生成部13において、ナビゲーション装置70から入力された地図上の案内点を経由地として、新たな案内経路が生成される。これによって、ユーザの希望に応じつつ、案内経路の生成を柔軟に行うことができる。したがって、ユーザの利便性を向上させることができる。
<第4の実施の形態>
図10は、本発明の第4の実施の形態における運転支援装置4の構成を示すブロック図である。本実施の形態の運転支援装置4は、前述の第2および第3の実施の形態と構成が類似しているので、同一の構成については同一の参照符号を付して、共通する説明を省略する。
本実施の形態の運転支援装置4は、サーバ装置60Aと、ナビゲーション装置70と、携帯通信装置80とを備えて構成される。
サーバ装置60Aは、地図データベース部29、サーバ側制御部61Aおよびサーバ側通信部62を備えて構成される。
サーバ側制御部61Aは、たとえばCPUと、書き込み可能なRAMなどのメモリとによって構成される。メモリは、制御プログラムを記憶する。CPUが、メモリに記憶されている制御プログラムを実行することによって、サーバ側通信部62を制御する。
ナビゲーション装置70は、第3の実施の形態におけるナビゲーション装置70と同様に、車両に搭載される。ナビゲーション装置70は、第3の実施の形態におけるナビゲーション装置70と同一の構成であり、タッチパネル11、GPS受信機22、車速センサ23、ジャイロセンサ24、インタフェース部27、スピーカ31、表示装置32、支援側制御部71および支援側通信部72を備えて構成される。
携帯通信装置80は、たとえば携帯電話機、スマートフォンまたはタブレット型端末装置によって実現される。携帯通信装置80は、地図描画処理部15、交通情報受信機25、誘導案内部28、携帯側制御部81および携帯側通信部82を備えて構成される。携帯側制御部81は、案内点指定部12、経路生成部13、経路逸脱判断部14および交通情報処理部26を備えて構成される。
携帯側制御部81は、たとえばCPUと、書き込み可能なRAMなどのメモリとによって構成される。メモリは、制御プログラムを記憶する。CPUが、メモリに記憶されている制御プログラムを実行することによって、地図描画処理部15、誘導案内部28および携帯側通信部82を統括的に制御する。
携帯側通信部82は、サーバ装置60Aと通信を行う。携帯側通信部82は、サーバ装置60Aと通信を行う場合、たとえばインターネットなどの通信網を介して、通信可能に構成される。
また、携帯側通信部82は、ナビゲーション装置70と通信を行う。携帯側通信部82は、ナビゲーション装置70と通信を行う場合、たとえば、近距離無線通信規格であるブルートゥース(Bluetooth(登録商標))または無線LANなどの無線によって、ナビゲーション装置70と通信可能に構成される。携帯側通信部82は、USBケーブルまたはLANケーブルなどの有線によって、ナビゲーション装置70と通信可能に構成されてもよい。
本実施の形態の運転支援装置4は、携帯通信装置80が、インターネットなどの通信網を介して、サーバ装置60Aの地図データベース部29から地図情報などを取得する。
支援側通信部72は、タッチパネル11で生成される操作情報、GPS受信機22によって検出された現在位置情報、車速センサ23によって検出された車速情報、およびジャイロセンサ24によって検出された方位情報を、支援側制御部71を介して取得し、携帯通信装置80に送信する。
携帯通信装置80の携帯側通信部82は、ナビゲーション装置70の支援側通信部72から送信された操作情報、現在位置情報、車速情報および方位情報を取得し、携帯側制御部81に与える。
携帯側制御部81の経路生成部13は、携帯側通信部82から与えられる操作情報、現在位置情報、車速情報および方位情報に基づいて、ユーザによって設定された目的地までの案内経路を生成する。また、経路生成部13は、経路逸脱判断部14によって案内経路を逸脱したと判断された場合に、案内点指定部12から与えられた案内点を経由地として、新たな案内経路を生成する。
経路生成部13によって生成された新たな案内経路を表す経路情報は、地図描画処理部15に与えられる。地図描画処理部15は、経路生成部13から与えられた経路情報に基づいて、案内経路を表す表示情報を生成し、携帯側制御部81を介して携帯側通信部82に与える。
携帯側通信部82は、携帯側制御部81を介して地図描画処理部15から与えられた表示情報を、ナビゲーション装置70に送信する。
ナビゲーション装置70の支援側通信部72は、携帯側通信部82から送信された表示情報を受信し、支援側制御部71を介して、表示装置32に与える。これによって、携帯通信装置80で生成された案内経路を表す表示情報が、表示装置32に表示される。
以上のように本実施の形態では、案内点指定部12、経路生成部13、経路逸脱判断部14および交通情報処理部26は、携帯通信装置80に配置される。このように構成される場合でも、前述の第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
具体的には、本実施の形態においても、携帯通信装置80の携帯側制御部81の経路逸脱判断部14によって案内経路から逸脱したと判断された場合、ナビゲーション装置70において、表示装置32の表示部に描画された地図上の点を指定することによって地図上の案内点が入力される。携帯通信装置80の携帯側制御部81の経路生成部13において、ナビゲーション装置70から入力された地図上の案内点を経由地として、新たな案内経路が生成される。これによって、ユーザの希望に応じつつ、案内経路の生成を柔軟に行うことができる。したがって、ユーザの利便性を向上させることができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせることが可能である。また、各実施の形態の任意の構成要素を適宜、変更または省略することが可能である。
1,2,3,4 運転支援装置、10 運転支援装置本体、11 タッチパネル、12 案内点指定部、13 経路生成部、14 経路逸脱判断部、15 地図描画処理部、21 制御部、22 GPS受信機、23 車速センサ、24 ジャイロセンサ、25 交通情報受信機、26 交通情報処理部、27 インタフェース部、28 誘導案内部、29 地図データベース部、31 スピーカ、32 表示装置、60,60A サーバ装置、61,61A サーバ側制御部、62 サーバ側通信部、70 ナビゲーション装置、71 支援側制御部、72 支援側通信部、80 携帯通信装置、81 携帯側制御部、82 携帯側通信部。

Claims (6)

  1. 地図を描画する地図描画処理部と、
    描画された前記地図上の設定された目的地までの案内経路を生成する経路生成部と、
    前記経路生成部によって生成された前記案内経路を逸脱したか否かを判断する経路逸脱判断部と、
    描画された前記地図上の点を指定することによって、前記地図上の案内点が入力される入力部と、
    前記経路逸脱判断部によって前記案内経路を逸脱したと判断された場合に、前記入力部に入力された前記案内点を経由地として前記経路生成部に与える案内点指定部とを備え、
    前記経路生成部は、前記経路逸脱判断部によって前記案内経路を逸脱したと判断された場合、前記案内点指定部から与えられた前記案内点を経由地として、新たな案内経路を生成することを特徴とする運転支援装置。
  2. 前記経路生成部は、前記目的地に左折して進入するように、前記案内経路を生成することを特徴とする請求項1に記載の運転支援装置。
  3. 前記経路生成部は、道路の渋滞、一方通行および通行止めの少なくとも1つの情報を含む交通情報に基づいて、前記案内経路を生成することを特徴とする請求項1または2に記載の運転支援装置。
  4. 前記経路生成部は、前記案内点が道路に面した施設である場合には、前記施設に左折で進入可能なように、前記案内経路を生成することを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の運転支援装置。
  5. 前記案内点は、交差点であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の運転支援装置。
  6. 地図を描画し、
    描画された前記地図上の設定された目的地までの案内経路を生成し、
    生成された前記案内経路を逸脱したか否かを判断し、
    前記案内経路を逸脱したと判断された場合に、描画された前記地図上の点を指定することによって前記地図上の案内点が入力されると、入力された前記案内点を経由地として、新たな案内経路を生成することを特徴とする運転支援方法。
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