JP2016138490A - Lubrication structure - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、スクレーパによるエンジンの潤滑構造に関する。 The present invention relates to an engine lubrication structure using a scraper.
クランクケース内にはオイルパンが形成されており、スクレーパは、オイルパンに貯留された潤滑油を掻き揚げて、ピストン、コンロッド、クランクシャフトなどのエンジンの構成部材に飛散させることで、これらの構成部材を潤滑および冷却する。 An oil pan is formed in the crankcase, and the scraper lifts the lubricating oil stored in the oil pan and scatters it on engine components such as pistons, connecting rods, and crankshafts. Lubricate and cool the parts.
例えば、特許文献1に記載のバーチカルエンジンでは、スクレーパには円筒部分が形成され、円筒部分の下端開口がオイルパンの潤滑油に常時浸漬されている。また、スクレーパがクランクシャフトに固定されていることから、クランクシャフトが回転するとスクレーパも回転し、円筒部分の下端開口から内部に巻き込まれた潤滑油が、円筒部分の上端開口から噴出して、ピストンなどに飛散する。 For example, in the vertical engine described in Patent Document 1, a cylindrical portion is formed in the scraper, and the lower end opening of the cylindrical portion is always immersed in the lubricating oil of the oil pan. Further, since the scraper is fixed to the crankshaft, when the crankshaft rotates, the scraper also rotates, and lubricating oil caught inside from the lower end opening of the cylindrical portion is ejected from the upper end opening of the cylindrical portion, and the piston It will be scattered.
また、特許文献2に記載のバーチカルエンジンには、クランクシャフトと歯車によって連動して回転するオイルバケットが設けられている。オイルバケットが回転すると、オイルパンに常時浸漬した掬い取り部からオイルバケット内部に潤滑油が流入し、オイルバケットの上側に噴出してピストンなどに飛散する。
Moreover, the vertical engine described in
上記の特許文献1、2のように、バーチカルエンジンでは、クランクシャフトの回転軸に対して潤滑油の液面が大凡垂直となることから、潤滑油に常時浸漬した部材を液面に垂直な回転軸で回転させ、潤滑油を液面より上方に噴出させる構成を採ることができる。しかし、例えば、クランクシャフトの回転軸方向が潤滑油の液面に対して大凡平行となるような場合がある。
As in the above-mentioned
このとき、スクレーパは、クランクシャフトの回転軸方向と平行な回転軸で回転し、オイルパンの潤滑油に浸漬したり、潤滑油の液面上方に退避したりする。このようなスクレーパの掻き揚げ動作によって潤滑油を飛散させると、スクレーパは潤滑油の流動抵抗を受け易いため、スクレーパの形状自由度が低い。また、一方では、潤滑油を掻き揚げて飛散させる性能の向上が求められている。 At this time, the scraper rotates on a rotating shaft parallel to the rotating shaft direction of the crankshaft and is immersed in the lubricating oil of the oil pan or retracted above the liquid surface of the lubricating oil. When the lubricating oil is scattered by such a scraping operation of the scraper, the scraper is easily subjected to the flow resistance of the lubricating oil, so that the degree of freedom of shape of the scraper is low. On the other hand, there is a demand for improvement in the performance of scraping and scattering the lubricating oil.
そこで、本発明は、オイルパンの潤滑油を、流動抵抗による動力損失を抑えながら効率的に飛散させることができる潤滑構造を提供することを目的としている。 Accordingly, an object of the present invention is to provide a lubricating structure that can efficiently disperse lubricating oil of an oil pan while suppressing power loss due to flow resistance.
上記課題を解決するために、本発明の、クランクケース内のオイルパンに貯留された潤滑油を掻き揚げてエンジンを潤滑する潤滑構造は、クランクシャフトの回転に伴って、潤滑油中に浸漬された浸漬状態と、潤滑油の液面上方に退避した退避状態とが交互に繰り返される本体部を有し、浸漬状態から退避状態への本体部の移行時に潤滑油をクランクケース内に飛散させるスクレーパと、スクレーパの本体部のうち、クランクシャフトの回転軸方向の一方の側から他方の側に貫通する貫通孔、または、一方の側から他方の側に窪む凹みからなり、浸漬状態で浸入する潤滑油を保持するとともに、保持した潤滑油を退避状態で飛散させる油保持部と、を備えることを特徴とする。 In order to solve the above-described problem, the lubricating structure of the present invention that lubricates the engine by scraping the lubricating oil stored in the oil pan in the crankcase is immersed in the lubricating oil as the crankshaft rotates. A scraper that has a main body portion in which the immersed state and the retracted state withdrawn above the liquid level of the lubricating oil are alternately repeated, and the lubricating oil is scattered in the crankcase when the main body portion transitions from the immersed state to the retracted state. And a through-hole penetrating from one side of the crankshaft rotation axis direction to the other side of the main body of the scraper, or a recess recessed from one side to the other side, and enters in an immersed state. An oil holding unit that holds the lubricating oil and scatters the held lubricating oil in a retracted state.
本体部には、複数の油保持部が形成されてもよい。 A plurality of oil retaining portions may be formed in the main body portion.
本体部には、開口面積の異なる油保持部が複数設けられてもよい。 The main body portion may be provided with a plurality of oil retaining portions having different opening areas.
油保持部を構成する本体部の壁面のうち、本体部が浸漬状態から退避状態に移行する方向である退避方向の前方側に位置する上壁面は、開口側ほど退避方向の前方側に位置する傾斜面であってもよい。 Of the wall surface of the main body part constituting the oil holding part, the upper wall surface located on the front side in the retreat direction, which is the direction in which the main body part shifts from the immersed state to the retracted state, is located on the front side in the retreat direction as the opening side It may be an inclined surface.
油保持部を構成する本体部の壁面のうち、退避方向の後方側に位置する下壁面は、開口側ほど退避方向の前方側に位置する傾斜面であってもよい。 Of the wall surfaces of the main body part constituting the oil holding part, the lower wall surface located on the rear side in the retracting direction may be an inclined surface positioned on the front side in the retracting direction as the opening side.
スクレーパは、クランクシャフトが挿通されるコンロッドの大端部に設けられていてもよい。 The scraper may be provided at the large end of the connecting rod through which the crankshaft is inserted.
本発明によれば、オイルパンの潤滑油を、流動抵抗による動力損失を抑えながら効率的に飛散させることができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the lubricating oil of an oil pan can be efficiently scattered, suppressing the power loss by flow resistance.
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。 Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. The dimensions, materials, and other specific numerical values shown in the embodiments are merely examples for facilitating understanding of the invention, and do not limit the present invention unless otherwise specified. In the present specification and drawings, elements having substantially the same function and configuration are denoted by the same reference numerals, and redundant description is omitted, and elements not directly related to the present invention are not illustrated. To do.
図1は、エンジン1の潤滑構造を説明するための概略断面図である。図1に示すように、エンジン1は、シリンダブロック2とクランクケース3が一体に形成された筐体4を有する。シリンダブロック2の内部にはシリンダ5が形成されており、シリンダ5内にピストン6が収容されている。
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view for explaining a lubrication structure of the engine 1. As shown in FIG. 1, the engine 1 has a
シリンダブロック2のうち、図1中、上側にはシリンダヘッド(不図示)が配され、シリンダ5内において、シリンダヘッドおよびピストン6で囲繞された空間が燃焼室となり、燃焼室内で燃料の燃焼が行われる。
A cylinder head (not shown) is disposed on the upper side of the
ピストン6には、コンロッド7の小端部7aが連結されており、コンロッド7の大端部7bには、クランクシャフト8のクランクピン(不図示)が連結(挿通)されている。燃焼室で燃料が燃焼し、その膨張圧を受けてピストン6がシリンダ5内を往復移動すると、ピストン6の動力がコンロッド7を介してクランクシャフト8に伝達されてクランクシャフト8を回転させる。
A
これらのピストン6、コンロッド7、および、クランクシャフト8の連結部分の潤滑や、ピストン6およびシリンダ5の冷却などの目的から、筐体4の下部にはオイルパン9が形成され、図1中、クロスハッチングで示すように、オイルパン9に潤滑油が貯留されている。
An
スクレーパ10は、本体部10aがコンロッド7の大端部7bと一体形成されており、ピストン6の往復移動に伴ってクランクシャフト8が回転するとクランクシャフト8の回転に伴って、図1中、実線矢印で示すように回動する。
In the
そして、スクレーパ10の本体部10aは、オイルパン9に貯留された潤滑油中に浸漬されたり(浸漬状態)、潤滑油の液面11上方に退避したり(退避状態)する。クランクシャフト8の回転に伴い、この浸漬状態と退避状態とが交互に繰り返され、本体部10aが浸漬状態から退避状態へ移行するとき、潤滑油がクランクケース3内に飛散することとなる。
And the main-
このように、エンジン1における潤滑構造12は、スクレーパ10の回動に伴い、スクレーパ10がオイルパン9に貯留された潤滑油を掻き揚げてクランクケース3内に飛散させることで、ピストン6、コンロッド7、および、クランクシャフト8などを潤滑する構成となっている。以下、このような潤滑構造12におけるスクレーパ10の構造について詳述する。
As described above, the lubrication structure 12 in the engine 1 causes the piston 6, the connecting rod, and the
図2は、コンロッド7およびスクレーパ10の斜視図である。図2に示すように、コンロッド7の大端部7bに設けられたスクレーパ10の本体部10aには、複数の貫通孔10bが設けられている。貫通孔10bは、スクレーパ10の本体部10aのうち、クランクシャフト8の回転軸方向(図2中、実線矢印で示す)に臨む一方の側面10cから他方の側面10dまで貫通する。すなわち、貫通孔10bは、スクレーパ10の本体部10aをクランクシャフト8の回転軸方向の一方の側から他方の側に貫通する。
FIG. 2 is a perspective view of the connecting
本実施形態において、スクレーパ10の貫通孔10bは油保持部13として機能している。スクレーパ10の本体部10aがオイルパン9の潤滑油に浸漬されると(浸漬状態となると)、油保持部13の内部に潤滑油が浸入する。
In the present embodiment, the
そして、スクレーパ10の本体部10aが潤滑油の液面11の上方に退避すると(退避状態となると)、油保持部13は、内部に浸入して保持された潤滑油を、クランクケース3内に飛散させる。
When the
本実施形態のように、クランクシャフト8の回転軸に対して潤滑油の液面11(図1参照)が大凡平行となり、スクレーパ10がクランクシャフト8の回転に伴って浸漬状態と退避状態とを繰り返すことで潤滑油を飛散させる場合、スクレーパ10は潤滑油の流動抵抗を受けやすい。そのため、スクレーパ10は、潤滑油の流動抵抗を受け難い形状とする必要があり、形状の設計自由度が低い。
As in the present embodiment, the lubricating oil level 11 (see FIG. 1) is approximately parallel to the rotational axis of the
ここでは、上記のように、クランクシャフト8の回転軸方向に臨む一方の側面10cから他方の側面10dまで貫通する貫通孔10bを設けることで、流動抵抗にほとんど影響を与えることなく、スクレーパ10が掻き揚げる潤滑油の油量を増している。すなわち、潤滑構造12においては、オイルパン9の潤滑油を、流動抵抗による動力損失を抑えながら効率的に飛散させることができる。
Here, as described above, by providing the through-
また、本体部10aに複数の貫通孔10bが形成されていることから、スクレーパ10が掻き揚げる潤滑油の油量を一層増加させることが可能となる。
Moreover, since the through-
ところで、潤滑油の粘性は温度に依存して変化し、潤滑油の温度が高いときは粘度が低く、潤滑油の温度が低いときは粘度が高い。そのため、潤滑油の粘度が低いとき、貫通孔10bの開口面積が大きすぎると、潤滑油が一旦は貫通孔10bに浸入してもすぐに貫通孔10bから流出してしまい、貫通孔10bに潤滑油が余り保持されない。一方、潤滑油の粘度が高いとき、貫通孔10bの開口面積が小さすぎると、そもそも貫通孔10bに潤滑油が浸入し難い。
By the way, the viscosity of the lubricating oil changes depending on the temperature. When the temperature of the lubricating oil is high, the viscosity is low, and when the temperature of the lubricating oil is low, the viscosity is high. Therefore, when the viscosity of the lubricating oil is low, if the opening area of the through
そこで、図2に示すように、複数の貫通孔10bは、本体部10aの先端側(図2中、下側)に位置するものほど、開口面積を小さくしている。このように、スクレーパ10においては、本体部10aに、開口面積の異なる貫通孔10bを複数設けていることから、潤滑油の粘性によらず、スクレーパ10が掻き揚げる潤滑油の油量を確保できる。
Therefore, as shown in FIG. 2, the opening area of the plurality of through
図3は、油保持部13、23、33、43、53の形状を説明するための説明図であり、図3(a)には、本実施形態の油保持部13である貫通孔10bについて、図2中、一点鎖線で示す平面による断面のIII(a)矢視図を示す。また、図3(b)〜図3(e)は、第1変形例から第4変形例における図3(a)に対応する部位の断面を示す。
FIG. 3 is an explanatory diagram for explaining the shapes of the
図3中、本体部10aが浸漬状態から退避状態に移行する方向である退避方向を、実線矢印で示す。また、ここでは、ピストン6やクランクシャフト8などの潤滑対象の大部分が、本体部10aに対し、図3中、右側に位置していることとする。
In FIG. 3, the retraction direction, which is the direction in which the
図3(a)に示すように、貫通孔10bを構成する本体部10aの壁面のうち、退避方向の前方側に位置する上壁面10eは、図3中、右側(潤滑対象側)の開口側ほど退避方向の前方側(図3中、上側)に位置する傾斜面である。
As shown in FIG. 3 (a), among the wall surfaces of the
そのため、貫通孔10bの内部に保持された潤滑油は、図3中、右上に向かって飛散しやすく、潤滑対象に向かって潤滑油を効率的に飛散させることが可能となる。
Therefore, the lubricating oil retained in the through
図3(b)に示すように、第1変形例の油保持部23は、スクレーパ10の本体部10aの側面10dに形成された凹み24からなる。すなわち、凹み24は、スクレーパ10の本体部10aのうち、クランクシャフト8の回転軸方向の一方の側から他方の側に窪んでいる。このように、油保持部23は、貫通孔10bに限らず凹み24であってもよい。また、第1変形例では、上述した実施形態と同様、上壁面10eが傾斜面であって、上述した実施形態と同様の効果を奏する。
As shown in FIG. 3 (b), the
図3(c)に示すように、第2変形例の油保持部33は、上述した実施形態と同様、貫通孔30bからなり、貫通孔30bを構成する本体部10aの壁面のうち、退避方向の後方側に位置する下壁面10fは傾斜面である。詳細には、下壁面10fは、図3(c)中、左右の開口側ほど退避方向の前方側(図3中、上側)に位置する2つの傾斜面34、35で構成されている。
As shown in FIG. 3 (c), the
そのため、傾斜面34、35に阻まれて、貫通孔30bのうち、下壁面10f側の開口から潤滑油が流出し難く、貫通孔30bにおける潤滑油の保持量が増加し、飛散させる潤滑油の油量を増加させることが可能となる。
Therefore, the lubricating oil is prevented from flowing out of the opening on the
図3(d)に示すように、第3変形例の油保持部43は、上述した第1変形例と同様、凹み44からなり、凹み44を構成する本体部10aの壁面のうち、退避方向の後方側に位置する下壁面10fは、開口側ほど退避方向の前方側(図3中、上側)に位置する傾斜面である。第3変形例においても、上述した第2変形例と同様の効果を奏する。
As shown in FIG. 3 (d), the
図3(e)に示すように、第4変形例の油保持部53は、上述した実施形態と同様、貫通孔50bからなるとともに、補助部材54を有する。補助部材54は、貫通孔50bの左右の開口のうち、退避方向の後方側(図3中、下側)の一部を貫通孔50bの外側から覆う部材である。
As shown in FIG. 3E, the oil retaining portion 53 of the fourth modified example includes the through
第4変形例の油保持部53によれば、貫通孔50bの加工が容易となり、加工コストを低減できるとともに、補助部材54の大きさを適宜設計することで、貫通孔50bにおける潤滑油の保持量を容易に増加させることができる。
According to the oil retaining portion 53 of the fourth modified example, the processing of the through
上述した実施形態および変形例では、スクレーパ10は、コンロッド7の大端部7bと一体形成されている場合について説明したが、スクレーパ10が大端部7bと別体に形成され大端部7bに取り付けられていてもよい。
In the embodiment and the modification described above, the
また、上述した実施形態および第1変形例から第3変形例では、上壁面10eや下壁面10fが傾斜面となっている場合について説明したが、第4変形例のように、上壁面10eと下壁面10fが両方とも傾斜面でない構成で、かつ、補助部材54が設けられていなくともよい。
Further, in the above-described embodiment and the first to third modifications, the case where the
また、上述した実施形態および第1変形例から第3変形例では、上壁面10eおよび下壁面10fのいずれか一方のみが傾斜面となっている場合について説明したが、上壁面10eおよび下壁面10fの双方が傾斜面となっていてもよい。この場合、潤滑油の保持量を増加させるとともに、潤滑対象へ潤滑油を効率的に飛散させることができ、相乗的に、潤滑油の飛散量を増加させることが可能となる。
In the above-described embodiment and the first to third modifications, the case where only one of the
以上、添付図面を参照しつつ本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されないことは勿論であり、特許請求の範囲に記載された範疇における各種の変更例又は修正例についても、本発明の技術的範囲に属することは言うまでもない。 The preferred embodiments of the present invention have been described above with reference to the accompanying drawings. However, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications within the scope described in the claims. Needless to say, the modified examples also belong to the technical scope of the present invention.
本発明は、スクレーパによるエンジンの潤滑構造に利用できる。 The present invention can be used for an engine lubrication structure using a scraper.
1 エンジン
7 コンロッド
7b 大端部
8 クランクシャフト
9 オイルパン
10 スクレーパ
10a 本体部
10b、30b、50b 貫通孔
10e 上壁面
10f 下壁面
12 潤滑構造
13、23、33、43、53 油保持部
24、44 凹み
34、35 傾斜面
1
Claims (6)
クランクシャフトの回転に伴って、前記潤滑油中に浸漬された浸漬状態と、該潤滑油の液面上方に退避した退避状態とが交互に繰り返される本体部を有し、該浸漬状態から該退避状態への該本体部の移行時に該潤滑油を該クランクケース内に飛散させるスクレーパと、
前記スクレーパの本体部のうち、前記クランクシャフトの回転軸方向の一方の側から他方の側に貫通する貫通孔、または、該一方の側から他方の側に窪む凹みからなり、前記浸漬状態で浸入する前記潤滑油を保持するとともに、保持した該潤滑油を前記退避状態で飛散させる油保持部と、
を備えることを特徴とする潤滑構造。 A lubrication structure that lubricates the engine by lifting up the lubricant stored in the oil pan in the crankcase,
As the crankshaft rotates, it has a main body portion in which an immersion state immersed in the lubricating oil and a retracted state retracted above the liquid surface of the lubricating oil are alternately repeated. A scraper that scatters the lubricating oil into the crankcase at the time of transition of the main body to a state;
Of the main body portion of the scraper, the crankshaft comprises a through-hole penetrating from one side to the other side in the rotation axis direction, or a recess recessed from the one side to the other side. An oil holding unit for holding the lubricating oil to enter and for scattering the held lubricating oil in the retracted state;
A lubrication structure comprising:
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