JP2016137884A - Buckle device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、バックル装置に関する。 The present invention relates to a buckle device.
下記特許文献1には、乗員に装着されるウェビングが挿通されたタングを保持するバックル本体(バックル装置)を備えたバックル装置(自動車用バックル支持装置)が開示されている。この文献に記載されたバックル装置は、バックル本体と、車両用シートに固定されるアンカプレートと、バックル本体とアンカプレートとを繋ぐインナウェビングと、インナウェビングを覆う筒状に形成されたインナブーツと、を備えている。また、インナブーツには、バックル本体がタングを保持しているか否か等を検出するために用いられるワイヤハーネスが挿通されており、このワイヤハーネスの一端部は、インナブーツの一端から導出されている。 Patent Document 1 below discloses a buckle device (buckle support device for an automobile) including a buckle body (buckle device) that holds a tongue through which a webbing to be attached to an occupant is inserted. The buckle device described in this document includes a buckle body, an anchor plate fixed to the vehicle seat, an inner webbing that connects the buckle body and the anchor plate, and an inner boot formed in a cylindrical shape that covers the inner webbing. It is equipped with. The inner boot is inserted with a wire harness used for detecting whether or not the buckle body holds the tongue, and one end of the wire harness is led out from one end of the inner boot. Yes.
また、ワイヤハーネスは、外側テープを介してアンカプレートに固定されている。これにより、ワイヤハーネスの動きを規制している。 Moreover, the wire harness is being fixed to the anchor plate via the outer side tape. Thereby, the movement of the wire harness is regulated.
しかしながら、上記特許文献1に記載されたバックル装置では、ワイヤハーネスに外側テープを巻付ける必要があるため、バックル装置の組立工数が増加する。 However, in the buckle device described in Patent Document 1, it is necessary to wind an outer tape around the wire harness, so that the assembly man-hour of the buckle device increases.
本発明は上記事実を考慮し、組立工数を増加させることなくバックル本体に接続されたワイヤハーネスの動きを規制することができるバックル装置を得ることが目的である。 An object of the present invention is to obtain a buckle device that can regulate the movement of the wire harness connected to the buckle body without increasing the number of assembling steps in consideration of the above facts.
請求項1記載のバックル装置は、乗員に装着されるウェビングが挿通されるタングを保持するバックル本体と、車両用シート又は車体に固定される固定部と、前記バックル本体に接続されたワイヤハーネスと、帯状に形成されていると共に前記バックル本体と前記固定部とを連結する連結部材と、前記ワイヤハーネスの一部が内部に配置された状態で前記連結部材を覆うと共に、前記ワイヤハーネスの前記連結部材の幅方向への移動を規制する規制部を有するブーツと、を備えている。 The buckle device according to claim 1, wherein a buckle body that holds a tongue through which a webbing that is worn by an occupant is inserted, a fixing portion that is fixed to a vehicle seat or a vehicle body, and a wire harness that is connected to the buckle body; A connecting member that is formed in a belt shape and connects the buckle body and the fixing portion, covers the connecting member in a state in which a part of the wire harness is disposed inside, and the connection of the wire harness And a boot having a restricting portion that restricts movement of the member in the width direction.
請求項2記載のバックル装置は、請求項1記載のバックル装置において、前記規制部が、前記ブーツにおける前記連結部材の幅方向の中間部に設けられていることで、前記ワイヤハーネスが、前記ブーツ内における前記連結部材の幅方向一方側の端部及び他方側の端部にそれぞれ配置することが可能となっている。
The buckle device according to
請求項3記載のバックル装置は、請求項1記載のバックル装置において、前記規制部が、前記ブーツにおける前記連結部材の幅方向の両端部に設けられていることで、前記ワイヤハーネスが、前記ブーツ内における前記連結部材の幅方向の中央部に配置することが可能となっている。 The buckle device according to claim 3 is the buckle device according to claim 1, wherein the restriction portion is provided at both ends of the boot in the width direction of the connecting member, so that the wire harness is connected to the boot. It can be arranged in the center in the width direction of the connecting member inside.
請求項4記載のバックル装置は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のバックル装置において、前記バックル本体は、前記ブーツの一方側の端部に挿入されており、前記バックル本体が前記規制部の一部に当接することで、前記バックル本体の前記ブーツへの挿入量が規制されている。 The buckle device according to claim 4 is the buckle device according to any one of claims 1 to 3, wherein the buckle body is inserted into an end portion on one side of the boot, and the buckle body. However, the amount of insertion of the buckle body into the boot is regulated by contacting a part of the regulation part.
請求項1記載のバックル装置によれば、固定部が車両用シート又は車体に固定されることによって、バックル装置が車両用シート又は車体に固定される。そして、ウェビングが挿通されたタングがバックル本体に保持されることで、ウェビングが乗員に装着される。ここで、本発明では、連結部材がブーツに覆われており、このブーツには、ワイヤハーネスの連結部材の幅方向への移動を規制する規制部が設けられている。これにより、ワイヤハーネスのブーツ内における移動を規制することができる。また、当該構成では、ワイヤハーネスのブーツ内における移動を規制するために、テープ等を巻付けること等の工程を経なくてもよい。すなわち、本発明のバックル装置によれば、組立工数を増加させることなくバックル本体に接続されたワイヤハーネスの動きを規制することができる。 According to the buckle device of the first aspect, the buckle device is fixed to the vehicle seat or the vehicle body by fixing the fixing portion to the vehicle seat or the vehicle body. Then, the tongue through which the webbing is inserted is held by the buckle body, so that the webbing is attached to the occupant. Here, in the present invention, the connecting member is covered with the boot, and the boot is provided with a restricting portion that restricts the movement of the connecting member of the wire harness in the width direction. Thereby, the movement in the boot of a wire harness can be controlled. Moreover, in the said structure, in order to control the movement in the boot of a wire harness, it does not need to pass processes, such as winding a tape etc. That is, according to the buckle device of the present invention, the movement of the wire harness connected to the buckle body can be restricted without increasing the number of assembly steps.
請求項2記載のバックル装置によれば、ワイヤハーネスが、ブーツ内における連結部材の幅方向一方側の端部及び他方側の端部にそれぞれ配置可能となっている。これにより、ブーツの共用化を図りつつワイヤハーネスのブーツ内における配索の自由度を向上させることができる。 According to the buckle device of the second aspect, the wire harness can be respectively disposed at the end portion on one side and the other end portion in the width direction of the connecting member in the boot. Thereby, the freedom degree of the wiring in the boot of a wire harness can be improved, aiming at sharing of a boot.
請求項3記載のバックル装置によれば、ワイヤハーネスが、ブーツ内における連結部材の幅方向の中央部に配置可能となっている。これにより、バックル装置を車両用シートのシート幅方向一方側に設けた場合と他方側に設けた場合とで、同一のバックル装置を用いることができる。 According to the buckle device of the third aspect, the wire harness can be arranged at the center portion in the width direction of the connecting member in the boot. Thereby, the same buckle device can be used when the buckle device is provided on one side of the vehicle seat in the seat width direction and when the buckle device is provided on the other side.
請求項4記載のバックル装置によれば、バックル本体をブーツへ挿入した際に、バックル本体が規制部の一部に当接することで、バックル本体のブーツへの挿入量が規制される。すなわち、バックル本体のブーツへの挿入が完了する。当該構成とすることにより、バックル装置の組立て時の作業性を良好にすることができる。 According to the buckle device of the fourth aspect, when the buckle body is inserted into the boot, the amount of insertion of the buckle body into the boot is regulated by the buckle body coming into contact with a part of the regulating portion. That is, the insertion of the buckle body into the boot is completed. With this configuration, it is possible to improve workability when assembling the buckle device.
(第1実施形態)
図1から図10Fを用いて、本発明の第1実施形態に係るバックル装置について説明する。
(First embodiment)
A buckle device according to a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 to 10F.
図1〜図3に示されるように、本実施形態のバックル装置10は、図示しない車両用シートの側方側に配置されると共に当該車両用シートの一部を構成するシートクッションフレームに固定される。このバックル装置10は、車両用シートに着座した乗員に装着されるウェビングが挿通されたタングを保持するバックル本体12と、バックル本体12に接続されたワイヤハーネス14と、シートクッションフレームに固定される固定部としての固定プレート16と、を備えている。また、図4及び図5に示されるように、バックル装置10は、帯状に形成されていると共にバックル本体12と固定プレート16とを連結する連結部材としての連結ウェビング18と、ワイヤハーネス14の一部が内部に配置された状態で連結ウェビング18を覆うブーツ20と、を備えている。
As shown in FIGS. 1 to 3, the
バックル本体12は、矩形ブロック状に形成されており、このバックル本体12の内部には図示しないタングを保持する保持機構及び保持機構によるタングの保持を解除する解除機構が設けられている。また、図4に示されるように、バックル本体12における固定プレート16側の端部には、後に詳述する連結ウェビング18の一端部が係止される係止部22が設けられている。
The
図5に示されるように、ワイヤハーネス14は、バックル本体12がタングを保持しているか否か等を検出するために用いられるスイッチに接続される複数の配線コード24が可撓性の配線チューブ26内に収容されることによって構成されている。また、本実施形態では、ワイヤハーネス14は、平面視で連結ウェビング18の短手方向一方側の端に沿って延在している。
As shown in FIG. 5, the
図6に示されるように、固定プレート16は、鋼板材にプレス加工等が施されること等によって形成されており、この固定プレート16は、中心部に円形の開口部28を有すると共に円板状に形成され、シートクッションフレームに図示しない締結部材を介して固定される円板部30と、連結ウェビング18(図5参照)の長手方向他方側の端部が係止される連結ウェビング係止部32と、円板部30と連結ウェビング係止部32とを繋ぐ傾斜接続部34と、を備えている。
As shown in FIG. 6, the
円板部30には、当該円板部30の径方向外側に向けて突出する2つの突出部36が設けられている。この突出部36がシートクッションフレームに設けられた被当接部に当接することによって、円板部30が締結部材回りに回動することが規制されるようになっている。これにより、バックル装置10(図1等参照)がシートクッションフレームに所定の姿勢で固定されるようになっている。
The
また、傾斜接続部34は、円板部30から連結ウェビング係止部32側に向かうにつれて傾斜されている。これにより、円板部30と連結ウェビング係止部32とがそれぞれの厚み方向にオフセットして配置されるようになっている。また、傾斜接続部34には、後述するクリップ38(図4参照)が係止されるクリップ係止孔40が形成されている。
Further, the inclined connecting
連結ウェビング係止部32には、長孔状に形成された被係合部及び連結部材挿通孔としての連結ウェビング挿通孔42が形成されており、この連結ウェビング挿通孔42の短手方向の内径Dは、連結ウェビング18(図5参照)の厚みに比して数倍大きな内径に設定されている。これにより、図4に示されるように、連結ウェビング挿通孔42に挿通された連結ウェビング18と連結ウェビング挿通孔42の内縁部との間に、後述するブーツ20に設けられた係合突起部72が係合することが可能となっている。なお、連結ウェビング挿通孔42の周縁部には、連結ウェビング係止部32の厚み方向一方側へ向けて突出するフランジ部44が形成されている。
The connecting
図4及び図5に示されるように、連結ウェビング18は、車両用シートに着座した乗員に装着されるウェビングと同様の材料を用いて形成されている。図4に示されるように、この連結ウェビング18の長手方向一方側は、バックル本体12の係止部22に係止された状態でU字状に折曲げられており、また連結ウェビング18の長手方向他方側は、固定プレート16の連結ウェビング挿通孔42に挿通された状態でU字状に折曲げられている。そして、連結ウェビング18の長手方向一方側の端部18Aと、長手方向他方側の端部18Bと、長手方向の中間部18Cとが重合わされた状態で縫製により接合されている。
As shown in FIGS. 4 and 5, the connecting
ブーツ20は、ワイヤハーネス14(図5参照)の一部が内部に配置された状態で連結ウェビング18を覆っており、このブーツ20は、金型の内部に樹脂材料やゴム材料等を流込んで冷却された後に当該金型から離型されることによって形成されている。具体的には、図7〜図9に示されるように、ブーツ20は、連結ウェビング18を覆う筒状に形成された筒状部46と、当該筒状部46の端から延出する延出部48と、を含んで構成されている。
The
筒状部46は、図示しない車両用シート(シートクッション)側に配置される内壁50(図8参照)と、内壁50に対して車両用シートとは離間する側に配置されていると共に内壁50と対向して配置された外壁52と、内壁50の短手方向の両端と外壁52の短手方向の両端とを繋ぐ一対の側壁54と、を有することにより、その長手方向から見て矩形筒状に形成されている。
The
図4に示されるように、内壁50は、バックル本体12及び連結ウェビング18に沿って延びる矩形板状に形成されている。また、内壁50における固定プレート16側の端部には、バックル本体12が車両用シート側に移動された際の(バックル本体12が連結ウェビング18の厚み方向他方側へ移動された際の)屈曲起点となる第2屈曲起点部としての窪み部56が形成されている。また、内壁50においてバックル本体12と対向する部位の厚みは、当該内壁50において連結ウェビング18と対向する部位(窪み部56が形成された部位を除く)の厚みに比して薄く設定されている。なお、図7に示されるように、本実施形態では、一対の側壁54において窪み部56が形成された部位と対応する部位にも当該窪み部56と同様の構成の窪み部58が形成されている。
As shown in FIG. 4, the
図4に示されるように、外壁52は、バックル本体12と対向して配置される第1延在部60及び連結ウェビング18と対向して配置されている第2延在部62を備えている。また、第1延在部60の固定プレート16とは離間する側の端部には、シート状に形成されたフェルト64が接合されている。図4及び図7に示されるように、第2延在部62における連結ウェビング18の幅方向(短手方向)の中間部には、連結ウェビング18側に向けて凸状とされた規制部としての凸状部66が形成されている。この凸状部66は、連結ウェビング18の長手方向を長手方向とする長尺状に形成されている。当該凸状部66が第2延在部62に形成されていることにより、図9に示されるように、第2延在部62の短手方向の両端部には、それぞれワイヤハーネス14が配置されるワイヤハーネス配置溝68が形成されている。図10A〜図10Fに示されるように、本実施形態では、ワイヤハーネス14は、ブーツ20を固定プレート16(図1等参照)側から見て左側のワイヤハーネス配置溝68内に配置されている。そして、ワイヤハーネス14の配線チューブ26が凸状部66に当接することで、ワイヤハーネス14の連結ウェビング18の幅方向への移動が規制されるようになっている。なお、本実施形態では、ワイヤハーネス14を左側のワイヤハーネス配置溝68内に配置したが、バックル装置10が設けられる位置によってはワイヤハーネス14を右側のワイヤハーネス配置溝68内に配置してもよい。また、2本のワイヤハーネス14を有する構成では、当該2本のワイヤハーネス14を左側のワイヤハーネス配置溝68及び右側のワイヤハーネス配置溝68内にそれぞれ配置することもできる。
As shown in FIG. 4, the
また、図4に示されるように、本実施形態では、バックル本体12が、筒状部46の一方側の端部に挿入された状態で固定されるようになっている。そして、バックル本体12が筒状部46の一方側の端部に挿入されて、バックル本体12が凸状部66の長手方向一方側の端部66Aに当接することで、バックル本体12の筒状部46への挿入量が規制されるようになっている。
Further, as shown in FIG. 4, in this embodiment, the
図4及び図7に示されるように、第2延在部62における第1延在部60側の端部は、当該第1延在部60側に向かうにつれて(バックル本体12側に向かうにつれて)次第に厚みが薄くなる第1屈曲起点部及び薄肉部としての肉厚徐変部70とされている。また、肉厚徐変部70の厚みは、第2延在部62における肉厚徐変部70よりも固定プレート16側の部位の厚みに比して薄く設定されている。これにより、バックル本体12が車両用シートとは離間する側に移動された際に(バックル本体12が連結ウェビング18の厚み方向一方側へ移動された際に)、ブーツ20が肉厚徐変部70を屈曲起点として屈曲するようになっている。また、本実施形態では、肉厚徐変部70が、ブーツ20の側断面視で内壁50に形成された窪み部56に対してバックル本体12側に配置されている。すなわち、肉厚徐変部70と窪み部56とが、連結ウェビング18の長手方向の異なる位置に配置されている。なお、本実施形態では、第1延在部60の厚みは、肉厚徐変部70における最小厚み部分と同じ厚みに設定されている。
As shown in FIGS. 4 and 7, the end portion of the second extending
図4及び図9に示されるように、延出部48は、筒状部46の内壁50の固定プレート16側の端から当該固定プレート16側に向けて延出しており、この延出部48は、固定プレート16側から見て筒状部46の外壁52側が開放されたU字状断面に形成されている。また、延出部48と筒状部46の内壁50との境界部には、筒状部46の外壁52側に向けて突出する係合部としての係合突起部72が設けられている。すなわち、この係合突起部72が、延出部48と筒状部46の内壁50との境界を跨ぐように設けられている。この係合突起部72が、連結ウェビング挿通孔42に挿通された連結ウェビング18と連結ウェビング挿通孔42の内縁部との間に所定の締め代を有して嵌入されることによって、ブーツ20の固定プレート16に対するがたつきが抑制されるようになっている。また、延出部48には、クリップ38が挿通されるクリップ挿通孔74が形成されている。そして、クリップ挿通孔74に挿通されたクリップ38が、固定プレート16に形成されたクリップ係止孔40に係止されることによって、ブーツ20の延出部48が固定プレート16に固定されると共に、連結ウェビング18と連結ウェビング挿通孔42の内縁部との間に嵌入された係合突起部72が連結ウェビング挿通孔42から抜出すことが抑制されている。
As shown in FIGS. 4 and 9, the extending
(本実施形態の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
(Operation and effect of this embodiment)
Next, the operation and effect of this embodiment will be described.
図1に示されるように、本実施形態のバックル装置10によれば、固定プレート16の円板部30が車両用シートのシートクッションフレームに固定されることによって、バックル装置10が車両用シートに固定される。そして、ウェビングが挿通されたタングがバックル本体12に保持されることで、ウェビングが乗員に装着される。
As shown in FIG. 1, according to the
ここで、図4に示されるように、本実施形態では、連結ウェビング18がブーツ20に覆われており、図10A〜図10Fに示されるように、このブーツ20には、ワイヤハーネス14の連結ウェビング18の幅方向への移動を規制する凸状部66が設けられている。これにより、ワイヤハーネス14のブーツ20内における移動を規制することができる。また、当該構成では、ワイヤハーネス14のブーツ20内における移動を規制するために、テープ等を巻付けること等の工程を経なくてもよい。すなわち、本実施形態のバックル装置10によれば、組立工数を増加させることなくバックル本体12に接続されたワイヤハーネス14の動きを規制することができる。
Here, as shown in FIG. 4, in this embodiment, the connecting
また、本実施形態では、ワイヤハーネス14が、ブーツ20内における連結ウェビング18の幅方向一方側の端部及び他方側の端部にそれぞれ配置可能となっている。これにより、ブーツ20の共用化を図りつつワイヤハーネス14のブーツ20内における配索の自由度を向上させることができる。なお、本実施形態では、バックル装置10を車両用シートの幅方向一方側に固定する場合に、ワイヤハーネス14をブーツ20内における連結ウェビング18の幅方向一方側に配置し、バックル装置10を車両用シートの幅方向他方側に固定する場合に、ワイヤハーネス14をブーツ20内における連結ウェビング18の幅方向他方側に配置するようになっている。
Moreover, in this embodiment, the
さらに、図4に示されるように、本実施形態では、バックル本体12をブーツ20の筒状部46へ挿入した際に、バックル本体12が凸状部66の端部66Aに当接することで、バックル本体12のブーツ20への挿入量が規制される。すなわち、バックル本体12のブーツ20への挿入が完了する。当該構成とすることにより、バックル装置10の組立て時の作業性を良好にすることができる。
Further, as shown in FIG. 4, in the present embodiment, when the
また、本実施形態では、ブーツ20に設けられた係合突起部72を固定プレート16に形成された連結ウェビング挿通孔42に係合させることで、ブーツ20の固定プレート16に対するがたつきを抑制することができる。また、当該構成では、ブーツ20の固定プレート16に対するがたつきを抑制するために、テープ等を巻付けること等の工程を経なくてもよい。すなわち、本実施形態のバックル装置10によれば、組立工数を増加させることなくブーツ20の固定プレート16に対するがたつきを抑制することができる。
In the present embodiment, rattling of the
さらに、本実施形態では、ブーツ20に設けられた係合突起部72が、連結ウェビング18が挿通される連結ウェビング挿通孔42に係合する。これにより、連結ウェビング挿通孔42及びブーツ20の係合突起部72のみが係合する被係合部を固定プレート16にそれぞれ独立して設けた場合に比して、固定プレート16の構成の単純化を図ることができる。
Furthermore, in this embodiment, the engaging
また、本実施形態では、上記係合突起部72が、延出部48と筒状部46の内壁50との境界を跨ぐように設けられている。すなわち、係合突起部72の一部が、筒状部46の外側に延出する延出部48に設けられている。これにより、金型の内部に樹脂材料やゴム材料等を流込んでブーツ20を形成した後のブーツ20の金型からの離型性を良好にすることができる。
In the present embodiment, the
さらに、本実施形態では、図11に示されるように、バックル本体12が車両用シートとは離間する側に移動されると、ブーツ20が肉厚徐変部70を屈曲起点として屈曲し、図12に示されるように、バックル本体12が車両用シート側に移動されると、ブーツ20が窪み部56を屈曲起点として屈曲する。ここで、本実施形態では、ブーツ20の肉厚徐変部70と窪み部56とが連結ウェビング18の長手方向の異なる位置に配置されている。すなわち、バックル本体12が車両用シートとは離間する側に移動された際のブーツ20の屈曲起点部とバックル本体12が車両用シート側に移動された際のブーツ20の屈曲起点部とが、連結ウェビング18の長手方向に一致しない。これにより、ブーツ20の屈曲に対する耐久性が低下することを抑制することができる。
Furthermore, in this embodiment, as shown in FIG. 11, when the
また、本実施形態では、ブーツ20の筒状部46における乗員から視認され易い外壁52の屈曲起点部を肉厚徐変部70とすることにより、当該部分に窪みなどの段差部が形成されることを抑制することができる。また、ブーツ20における乗員から視認され難い内壁50に窪み部56を設けた構成とすることにより、当該窪み部56が乗員から視認されることを抑制することができる。すなわち、本実施形態では、バックル装置10の外観意匠が低下することを抑制することができる。さらに、窪み部56を内壁50における固定プレート16側の端部に設けることにより、窪み部56が乗員から視認されることをより一層抑制することができる。これにより、バックル装置10の外観意匠が低下することをより一層抑制することができる。
Moreover, in this embodiment, the bending start part of the
なお、本実施形態では、ブーツ20の外壁52に肉厚徐変部70を形成すると共に内壁50に窪み部56を設けた例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ブーツ20において肉厚徐変部70及び窪み部56と対応する部分に、窪み部、孔部、及び薄肉部の少なくとも1つを設けることにより、当該部分を屈曲起点部とすることもできる。
In the present embodiment, the example in which the wall thickness gradually changing
また、本実施形態では、係合突起部72の一部を、筒状部46の外側に延出する延出部48に設けた例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、係合突起部72の全部を、筒状部46の外側に延出する延出部48に設けることもできる。また、固定プレート16に設けられた被係合部に係合する係合部を筒状部46の外周部に設けた構成とすることもできる。
Moreover, although this embodiment demonstrated the example which provided a part of
さらに、本実施形態では、ブーツ20に設けられた係合突起部72を、連結ウェビング18が挿通される連結ウェビング挿通孔42に係合させた例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、連結ウェビング挿通孔42及びブーツ20の係合突起部72のみが係合する被係合部を固定プレート16にそれぞれ独立して設けることもできる。
Further, in the present embodiment, the example in which the
また、本実施形態では、バックル本体12をブーツ20の筒状部46へ挿入した際に、バックル本体12が凸状部66の端部66Aに当接するように構成した例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、バックル本体12をブーツ20の筒状部46へ挿入した際に当該バックル本体12が当接すると共にワイヤハーネス14の動きを規制する機能を有しない被当接部を筒状部46内に設けることにより、バックル本体12のブーツ20への挿入量を規制してもよい。また、バックル本体12のブーツ20への挿入量を規制する部分を設けない構成とすることもできる。
Further, in the present embodiment, an example in which the
さらに、本実施形態では、ワイヤハーネス14をブーツ20内における連結ウェビング18の幅方向一方側の端部及び他方側の端部にそれぞれ配置可能とした例について説明したが、本発明はこれに限定されない。ワイヤハーネス14をブーツ20内における連結ウェビング18の幅方向一方側の端部及び他方側の端部にそれぞれ配置可能に構成するか否かについては、ブーツ20の形状等を考慮して適宜設定すればよい。
Furthermore, although this embodiment demonstrated the example which made it possible to arrange | position the
また、本実施形態では、バックル装置10の固定プレート16をシートクッションフレームに固定した例について説明したが、本実施形態はこれに限定されない。例えば、バックル装置10の固定プレート16を車体に固定することもできる。
Moreover, although this embodiment demonstrated the example which fixed the fixing
(第2実施形態)
図13及び図14を用いて、本発明の第2実施形態に係るバックル装置について説明する。なお、上記実施形態と同一の機能を有する部材及び部分については上記実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
(Second Embodiment)
A buckle device according to a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 13 and 14. In addition, about the member and part which have the same function as the said embodiment, the code | symbol same as the said embodiment is attached | subjected and the description is abbreviate | omitted.
図13及び図14に示されるように、本実施形態のバックル装置80は、連結ウェビング18の幅方向の中央部にワイヤハーネス14が配置されるタイプのブーツ82を含んで構成されていることに特徴がある。
As shown in FIGS. 13 and 14, the
具体的には、ブーツ82の第2延在部62(外壁52)における連結ウェビング18の幅方向(短手方向)の両側部分には、連結ウェビング18側に向けて窪んだ規制部としての窪み部84がそれぞれ形成されている。この窪み部84は、連結ウェビング18の長手方向を長手方向とする長尺状に形成されている。当該窪み部84が第2延在部62に形成されていることにより、第2延在部62の短手方向の中央部には、ワイヤハーネス14が配置されるワイヤハーネス配置溝68が形成されている。そして、ワイヤハーネス14の配線チューブ26が窪み部84におけるブーツ82の内側の面に当接することで、ワイヤハーネス14の連結ウェビング18の幅方向への移動が規制されるようになっている。
Specifically, in the second extending portion 62 (outer wall 52) of the
また、本実施形態では、バックル本体12が筒状部46の一方側の端部に挿入されて、バックル本体12が窪み部84の長手方向一方側の端部に当接することで、バックル本体12の筒状部46への挿入量が規制されるようになっている。
Further, in the present embodiment, the
以上説明した本実施形態のバックル装置80によれば、ワイヤハーネス14が、ブーツ82内における連結ウェビング18の幅方向の中央部に配置可能となっている。これにより、バックル装置80を車両用シートのシート幅方向一方側に設けた場合と他方側に設けた場合とで、同一のバックル装置80を用いることができる。
According to the
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。 Although one embodiment of the present invention has been described above, the present invention is not limited to the above, and various modifications other than the above can be implemented without departing from the spirit of the present invention. Of course.
10 バックル装置
12 バックル本体
14 ワイヤハーネス
16 固定プレート(固定部)
18 連結ウェビング(連結部材)
20 ブーツ
66 凸状部(規制部)
80 バックル装置
82 ブーツ
84 窪み部(規制部)
10
18 Connection webbing (connection member)
20
80
Claims (4)
車両用シート又は車体に固定される固定部と、
前記バックル本体に接続されたワイヤハーネスと、
帯状に形成されていると共に前記バックル本体と前記固定部とを連結する連結部材と、
前記ワイヤハーネスの一部が内部に配置された状態で前記連結部材を覆うと共に、前記ワイヤハーネスの前記連結部材の幅方向への移動を規制する規制部を有するブーツと、
を備えたバックル装置。 A buckle body that holds a tongue through which a webbing to be worn by a passenger is inserted;
A fixing portion fixed to a vehicle seat or a vehicle body;
A wire harness connected to the buckle body;
A connecting member that is formed in a belt shape and connects the buckle body and the fixing portion;
A boot having a restricting portion for restricting movement of the wire harness in the width direction while covering the connecting member in a state where a part of the wire harness is disposed inside;
Buckle device equipped with.
前記バックル本体が前記規制部の一部に当接することで、前記バックル本体の前記ブーツへの挿入量が規制されている請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のバックル装置。 The buckle body is inserted into one end of the boot,
The buckle device according to any one of claims 1 to 3, wherein the amount of insertion of the buckle body into the boot is restricted by the buckle body coming into contact with a part of the restriction portion.
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