JP2016137040A - 飲料容器等収納用の携帯用ポーチ - Google Patents

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Abstract

【課題】底部部分の強度が高い飲料用容器等収納用の携帯用ポーチを提供する。【解決手段】布製部材よりなる収納部本体2の下端部に合成樹脂材よりなる底部材3を設けて底部の強度を向上させた飲料容器等収納用の携帯用ポーチにおいて、底部材3の収納部本体2に対応する部分を縫製可能な構造部とし、底部材3を収納部本体2に対して縫着することにより一体化できるようにした。【選択図】図2

Description

本願発明は、飲料容器等収納用の携帯用ポーチの構造に関し、さらに詳しくは飲料容器等収納部の底部を樹脂部材により構成した携帯用ポーチの構造に関するものである。
最近では、断熱構造のステンレス容器をドリンクボトルやスープカップとして構成した携帯可能な各種の飲料容器が提供されている。
そして、このような飲料容器には、携帯時の損傷を保護し、また持ち運びを容易にするために、当該飲料容器の形状、寸法に応じた飲料容器等収納用の携帯用のポーチ(水筒カバー)が用意されており、ユーザーは同ポーチに当該飲料容器等を収納して携帯するのが一般的である。
従来、この飲料容器等収納用の携帯用のポーチは、収納部本体を形成する布製の筒状部と、該筒状部の底部を形成する同じく布製の皿状部とからなっている。
そして、この種の携帯用ポーチは、例えば手で提げ、また必要に応じて鞄に収納されるなどして、長期に亘って使用されるものであることから、形状の維持や、摩擦や衝撃による損傷に強いことが求められる。そのため、比較的剛性が高く、厚みのある布製部材を使用して構成されていた。
しかし、大人は兎も角、子供たちの場合、寸法を長くしたストラップをもって地面を引きずりながら歩くことも多く、そのような場合には、特に底部(角部)の摩擦による損傷がひどくなる。
このため、一部の製品では、上記ポーチの底部を構成する皿状部分に合成樹脂材をモールドする立体成型構造を採用したものも提供されている。
しかし、単に布製の底部材に合成樹脂材をモールドしただけでは強度の向上には限界があり、割れなども想定されるため、必ずしも十分なものとは言えない。
そこで、例えば従来の手提げ袋などに採用されているような、本体部分は布部材であるが、底部を合成樹脂板等の布製でない部材で構成することも考えられる(同構造を採用した手提げ袋の公知例として、例えば特許文献1、特許文献2の構成を参照)。
上記飲料容器等収納用の携帯用ポーチにおいて、このような構成を採用すると、たしかにポーチ底部の強度を十分に向上させることができ、上述のような問題は解消される。
実公平6−4734号公報 実用新案登録第3003575号公報
ところで、上記のように、本体部分は布製部材であるが、底部分を合成樹脂部材等の布製でない部材で構成した場合、それら両者をどのような手段で一体に繋ぎ合わせるかということが課題となる。
飲料容器等収納用の携帯用ポーチではなく技術分野が異なるが、上記特許文献1の手提げ袋の場合、布製の本体側下端部に柔軟性のあるリング状の合成樹脂パイプを縫い込んで凸部とし、これを合成樹脂製の底部材の開口部外周に形成した鉤型のフランジ部下面側に枠部材を利用して挟み込むことにより固定して一体化するようにしている。
しかし、このような構成の場合、枠部材が外れると、底部材が分離してしまい、確実な連結構造ではない。また、パイプ部材、フランジ部、枠部材と多くの構成部品を必要とし、しかも連結部の寸法が部分的に大きくなり、デザイン的な制約も大きい。
他方、上記特許文献2の場合には、上記特許文献1の場合のような問題はないが、布製の本体部材側端部にゴムバンド等の弾性リングを入れることによって茶巾絞り可能とし、これを合成樹脂製の底板に被せて茶巾絞りし、周囲を底板下面に熱融着することにより一体化するようにしているだけである。
したがって、底板の外周面は、やはり布製部材であり、底部コーナー部が裂けやすく、何ら従来の携帯用ポーチの課題を解決することにならない。
本願発明は、このような課題を解決するためになされたもので、布製部材よりなる収納部本体の下端部に樹脂材よりなる底部材を設けてなる携帯用のポーチにおいて、底部材の収納部本体に対応する部分を縫製可能とし、底部材を収納部本体に縫着一体化することによって、上述した従来の課題を解決した携帯用ポーチを提供することを目的とするものである。
本願発明は、上記の課題を解決するために、次のような課題解決手段を備えて構成されている。
(1)第1の課題解決手段
本願発明では、上記課題を解決するための第1の課題解決手段として、布製部材よりなる収納部本体の下端部に樹脂材よりなる底部材を設けてなる飲料容器等収納用の携帯用のポーチにおいて、上記底部材の上記収納部本体に対応する部分を縫製可能な構造部とし、上記底部材を上記収納部本体に対して縫着一体化したことを特徴としている。
このような構成の場合、従来のような布製の底部材に対して合成樹脂をモールド成型しただけのものとは異なり、底部材は、その全体が樹脂材により構成されているので、十分に強度が高いものとなる。
しかも、それでいながら、当該底部材の収納部本体に対応する連結部分は、例えばミシン針が通る縫製可能な構造部に形成されていることから、収納部本体に対して有効に縫着して一体化することができる。
その結果、布製の収納部本体と樹脂製の底部材とが強固に連結一体化され、かつ飲料容器等収納用の携帯用ポーチの底部が長期の使用に耐える丈夫なものとなる。
(2)第2の課題解決手段
本願発明では、上記課題を解決するための第2の課題解決手段として、上記第1の課題解決手段における縫製可能な構造部は、収納部本体に対応する部分の厚さを、その他の部分よりも薄くすることにより形成されていることを特徴としている。
底部材の収納部本体に対応する連結部分を、例えばミシン針が通る縫製可能な構造にするに際しては、当該収納部本体に対応する連結部分の材料を部分的に硬度の低いものとすることや、予めミシン目に対応した細孔を形成しておくことなども考えられるが、いずれにしても加工が複雑になり、コストが上昇する。
しかし、上記のように、縫製可能な構造として、底部材の開口縁部等の収納部本体に対応する連結部分の厚さを、その他の部分の厚さよりも薄くする構造を採用すると、成形も容易で、特別な加工も要らず、低コストに縫着可能とすることができる。
(3)第3の課題解決手段
本願発明では、上記課題を解決するための第3の課題解決手段として、上記第1又は第2の課題解決手段における底部材角部の厚さは、その他の部分よりも厚く形成されていることを特徴としている。
底部材の角部は最も強度が要求される。そこで、このように底部材角部(コーナー部)の厚さを、その他の部分よりも厚く形成すると、当該要求に適切に対応することができる。
(4)第4の課題解決手段
本願発明では、上記課題を解決するための第4の課題解決手段として、上記第1、第2又は第3の課題解決手段における底部材の底面に、凸面状の脚部を設けたことを特徴としている。
このように、合成樹脂材よりなる底部材の底面に複数の凸面状の脚部を設けると、底部材成形時の歪み又は成形後の変形により、そのままだと底部材設置時にガタツキが生じるような場合にも、それを吸収してガタツキなく設置することができるようになる。
以上の結果、本願発明の課題解決手段によれば、布製の収納部本体と合成樹脂製の底部材とが強固に連結一体化され、飲料容器等収納用の携帯用ポーチ底部が樹脂部材により長期の使用に耐える丈夫なものとなった飲料容器等収納用の携帯用ポーチを提供することができる。
本願発明の実施の形態にかかる飲料容器等収納用の携帯用ポーチの構成を示す正面側から見た斜視図である。 同携帯用ポーチにおける収納部本体と底部材との縫着部の構成を示す断面図である。 同携帯用ポーチにおける合成樹脂製の底部材の構成を、その全体を切り欠いて示す断面図である。 同携帯用ポーチにおける合成樹脂製の底部材の側壁部の構成を示す正面図である。 同携帯用ポーチにおける合成樹脂製の底部材の側壁および底壁の構成を示す平面図である。 同携帯用ポーチにおける合成樹脂製の底部材の底壁の構成を示す底面図である。 同携帯用ポーチの底壁部(凸部帯部分)に形成されたガタツキ吸収用の凸面部の構成を示す要部の断面図である。
以下、添付の図1〜図7を参照して、本願発明の実施の形態に係る飲料容器等収納用携帯用ポーチの構成及び作用について詳細に説明する。
この実施の形態の飲料容器等収納用携帯用ポーチ(以下、単に携帯用ポーチという)1は、その基本的な構成部分として、布製部材よりなる上下に延びる円筒状の収納部本体2と、該収納部本体2の下端部2b側に設けられた合成樹脂材よりなる皿状の底部材3とから構成されている。
収納部本体2は、例えば図1に示すように、正面側に位置して、上端側の開き口30a部分から下端側の開き止まり部30b部分に延びるファスナー30が設けられており、同ファスナー30は、スライダー30cを上方側から下方側に下げることにより開かれ、逆に下方側から上方側に引き上げることによって閉じられるようになっており、同ファスナー3を開いた状態でドリンクボトル等の飲料用容器4が入れられ、同ファスナー3を閉じた状態で携帯可能に収納されるようになっている。
この収納部本体2の筒体部分は、例えば図2に示すように、表布(表地)21、中部材22、内布(裏地)23の3重構造体となっており、上端2a側では、帯状の両側片を逆U字状に折り返したポリプロピレンテープ等の合成樹脂製の縫製テープ6を利用し、該縫製テープ6の上記内外両側片6a、6bの間に表布21、中部材22、内布23の端部を挟み込んで縫い合わせることによって袋体状に縫製されている。
表布21や内布23は、例えば撥水性のポリエステル繊維等よりなり、耐水性の高いものとなっている一方、中部材22は、例えば弾性のある少し厚めのウレタンパッド等により形成され、収納部本体2の剛性(形状)を維持するとともに上記収納された飲料用容器4への衝撃を吸収緩和するようになっている。
そして、同構造の収納部本体2の上端2a側部分の左右には、肩かけ可能な長さのストラップ5が長さ長節部材5a、5bを介して取り付けられている。このストラップ5は、例えばポリプロピレンとポリエステルの混合繊維等よりなる縫製テープ(リボンテープ)により形成されている。
ところで、上記皿状の底部材3は、例えばポリプロピレン等の強度(硬度)の高い合成樹脂材により成形されており、例えば図2〜図6に示すように、上記円筒状の収納部本体2の直径に対応した底壁31と側壁32を有して構成されている。
そして、この実施の形態の場合、上記側壁32の上記収納部本体2の下部に対応する上端側所定の上下幅部分W1は、その厚さ(壁厚)をそれよりも下側の下部部分32bおよび底壁31部分よりも十分に薄く形成することによって工業用ミシンのミシン針が通る縫製可能な薄肉部(縫製可能な構造部)32aとしており、該縫製可能な構造部である薄肉部32a部分で上記のように合成樹脂製の縫製テープ7を介して上記収納部本体2の下部側所定高さ位置部分と縫着されている。
この底部材3の側壁32と上記収納部本体2の下部側部分との縫着部は、例えば図2の断面図に示すような構造になっている。
すなわち、上記底部材3の側壁32の上端側所定上下幅W1部分は、その内周面側を所定の厚さ薄く削ることによって、その下部部分32bや底壁31部分に比べて相当に薄い薄肉部32aに形成されており、同薄肉部32aには、上記ポリプロピレン製等の合成樹脂製の縫製テープ(リボン状テープ)7がその幅方向中央部で内外両方向にU状に折り返されることによって当該薄肉部32aの上端および内外両面を覆うように配設され、その下端部側第1の縫合部11部分で同折り返された内外両側片7a、7bをそれぞれ当該薄肉部32a部分に縫着することによって一体化している。
この場合、上記合成樹脂製の縫製テープ7は、比較的厚さが厚く、しかも比較的剛成の高いものとなっており、上記薄肉部32aに強固に縫合一体化された状態では、上記薄肉部32a内側の段差(削成による段差)が解消されて、側壁32の内側に面一な収納部本体2外周面との当接面が形成される。
他方、上述のように、収納部本体2は、表布21、中部材(ウレタンパッド)22、内布23の3重構造のものよりなり、その下端部2b部分は、上記内布23の少し長めの下端部23bの先端23c部分を上記表布21の下端部21bの外周面側へJ字状に折り返した後、第2の縫合部12で縫い合わせることによって、表布21とともに中部材22を閉じこんでいる。
そして、同状態の下端部2b側を、例えば図2のように、底壁31の上面31aの外周端側所定幅W3の厚肉部31c部分の上面に当接するまで底部材3の内側に嵌め込み、その側壁部外周面を上記底部材3の側壁32の内周面全体に密接させ、同密接状態で、上記底部材3の側壁32の薄肉部32a上端側の第3の縫合部13部分で当該縫製テープ7が縫着された薄肉部32a部分を通して相互に縫い合わせて縫着一体化している。
このような構成の場合、従来のような布製の底部材に対して、単に合成樹脂材をモールド成型しただけのものとは異なり、底部材3は、その全体がポリプロピレン等強度の高い合成樹脂材により構成されることになるので、十分に強度、耐久性が高いものとなる。
しかも、それでいながら、当該底部材3のポリエステル等布製の収納部本体2に対応する接続部分は、例えば有効に工業用ミシンのミシン針が通る縫製可能な構造部に形成されていることから、同部分を介して収納部本体2に対して容易に縫着一体化することができる。
その結果、布製の収納部本体2と合成樹脂製の底部材3とが強固に連結一体化され、かつ飲料容器4等収納用の携帯用ポーチ1の底部が長期の使用に耐える丈夫なものとなる
しかも、同縫製可能な構造部は、例えば上記収納部本体2と縫い合わせる側壁32上端側所定幅W1部分の厚さを、側壁32の下部32bや底壁31等、他の部分よりも薄くした薄肉部32aにより形成している。
底部材3の収納部本体2に縫い合わせる縫合部分を、このようなミシン針が通る縫製可能な構造部に形成するに際しては、当該収納部本体2に対応する縫い合わせ部分の材料を部分的に硬度の低いものとすることや、予めミシン目に対応した細孔を形成しておくことなども考えられるが、いずれにしても加工が複雑になり、コストが上昇する。
しかし、上記のように、縫製可能な構造部として、底部材3の側壁32の上端側開口部上下所定幅W1部分の厚さを、上記その他の部分の厚さよりも薄くする構造を採用すると、成形も容易で、特別な加工も要らず、低コストに縫着可能な構造体とすることができる。
しかも、上記の構成の場合、収納部本体2の下端部2b側を、前述のように、底壁31の上面31aの外周端側所定幅W3の厚肉部31c部分の上面に当接するまで伸ばして底部材3の内側に嵌め込み、その側壁部外周面を底部材3の側壁32の内周面全体に密接させ、同密接状態で、上記底部材3の側壁32の薄肉部32a上端側の第3の縫合部13部分で当該薄肉部32aを通して相互に縫い合わせて縫着一体化するようにしている。
このようにすると、収納部本体2の下端部分のみで底部材3の側壁32と縫着する場合に比べて、ほつれ等も生じにくく、安定した縫着状態が実現されるとともに、底部材3の側壁32部分で収納部本体2の縫合部の保護を図ることができるようになる。
また、底面31部分まで筒状の収納部本体2がストレートに連続しているので、飲料容器4の収納もスムーズになり、収納後も、より有効に保護することができる。
なお、上記縫製テープ7を上記薄肉部32aの下端に縫合する第1の縫合部11と、該縫製テープ7が縫着された上記薄肉部32aに収納部本体2の下部を縫着する第3の縫合部13におけるミシン目(ピッチ)は、例えば前者の方のミシン目の方が大きく、後者の方のミシン目の方が小さく形成され、柔らかさがあり、ほつれやすい収納部本体2のより安定した縫合状態を実現している。
また、上記縫製テープ7を薄肉部32aの下端に縫合する第1の縫合部11および該縫製テープ7が縫着された薄肉部32aに収納部本体2を縫着する第3の縫合部13における各ミシン目は、それぞれ外部から見えるため(図1を参照)、例えば縫製テープ7の生地と同じ色の糸を使用して縫合する。
また、上記のように、縫製テープ7を使用し、縫製テープ7を薄肉部32aに縫着してから、同薄肉部32aに収納部本体2を縫着するようにすると、縫製テープ7が収納部本体2と底部材3との接続部をカバーすることになるので、外観的に見栄えが良くなるだけでなく、縫着部の結合力が高まり、より安定した連結状態を実現することができる。
さらに、この実施の形態の場合、上記側壁32の下部32b部分から底壁31部分にかけてのアール面上のコーナー壁33部分や底壁31部分は、成形後の変形を防止するためや使用による耐久性を確保するために、その強度を上記側壁32の上端側所定幅W1部分(薄肉部32a)に比較して高くする必要があり、十分に必要な厚さを確保するようにしているが、特に上記コーナー壁33部分は、例えば長くしたストラップ5をもって引きずったり、落下時の衝撃を受けやすいので、その他の部分に比べて特に肉厚に形成し、より強度を高くするとともに衝撃の吸収力を大きくしている。
また、同底部材3の底壁31は、その上面31a側は基本的にフラットで、上記収納される飲料容器5の底部を安定して支持することができるようになっているだけであるが、他方、下面31b側には、例えば中央部の所定半径エリア部分に位置して、それぞれ直径の異なる第1〜第3の3本の環状のリブ15a〜15cが同心上に設けられているとともに、その半径方向外周側の外周端部分には、半径方向に所定の幅W2を有して周方向に帯状に延びる幅広の凸部帯16が設けられており、同所定幅W2の凸部帯16部分には、例えば周方向に30度の間隔で半径方向(放射方向)に延び、最終的にアール面上のコーナー壁33の側壁面部分まで延びる第1〜第12の12本の所定の深さの溝17a〜17lが設けられている。
また、同周方向に30度の間隔で半径方向に延びる第1〜第12の溝17a〜17lが設けられた所定幅W2の凸部帯16部分には、例えば周方向に120度の間隔を置いて、それぞれ60度分(例えば第2の溝17b〜第4の溝17d間、第6の溝17f〜第8の溝17h間、第10の溝17j〜第12の溝17l間)の長さの下方側に凸となった第1〜第3の3本の円弧状の脚部14a〜14cが設けられている(図2〜図4、図6および図7を参照)。
上記のように、底壁31の下面31bに直径の異なる第1〜第3の環状のリブ15a〜15cが半径方向に所定の間隔を置いて設けられていると、同所定の高さを有する第1〜第3の環状のリブ15a〜15cが底壁31のフラットな下面部分を保護することになり、下面31b部分の全体が傷つきにくくなる。また、例えば、何かに当たったりしても傷つくのは幅の狭い環状のリブ15a〜15c部分のみであるので、付いた傷は殆ど目立たなくて済む。
また、上記周方向に30度の間隔で半径方向に延びる第1〜第12の溝17a〜17lが設けられた所定幅W2の凸部帯16部分も当該環状のリブ15a〜15cと同様の作用を果たすが、同凸部帯16部分は、上述のようにアール面上のコーナー壁33の縦壁面まで延びて同コーナー壁33部分を肉厚にしている。この場合、上記底壁31の上面側外周端部の所定幅W3部分31cも、内側よりも肉厚に形成されており、それによってより上記コーナー壁33部分の強度を向上させている。
さらに、同周方向に30度の間隔で半径方向に延びる第1〜第12の溝17a〜17lが設けられた所定幅W2の凸部帯16部分には、上述のように、周方向に120度の間隔を置いて、それぞれ60度分(例えば第2の溝17b〜第4の溝17d間、第6の溝17f〜第8の溝17h間、第10の溝17j〜第12の溝17l間)の長さの下方側に凸となった第1〜第3の3本の円弧状(帯状)の脚部14a〜14cが設けられている。
これら第1〜第3の円弧状の脚部14a〜14cは、例えば図6および図7に示すように、周方向に円弧状(図6参照)で、半径方向に断面山形(図7参照)の凸部となっており、僅かではあるが周方向両端間の中央部位置で最も山部の高さが高くなっている。他方、周方向両端側の第2、第4の溝17b、17d部分、第6、第8の溝17f、17h部分、第10、第12の溝17j、17l部分では、それぞれ当該各溝の溝側壁壁面に連続している。
このような構成によると、例えば成形による底部材3の形状の変形等が生じたとしても、設置時における実際のガタツキが生じないように、上記周方向に120度の間隔を置いて、それぞれ下方側に凸となった第1〜第3の円弧状の脚部14a〜14cの中央部3点の頂部でガタツキなく安定して支持することができる。
なお、本願発明は、上記実施の形態において説明したものに限定されるものではなく、その発明の要旨を逸脱しない範囲において、適宜設計変更可能であることは言うまでもない。
例えば、上記の構成では、底部材3の側壁32の上端側所定上下幅W1の全体を薄肉部32aに形成することによって、縫製可能な構造を実現するようにしているが、これは例えばミシン目の通る部分のみを溝状に薄肉化することによっても実現することが可能である。
また、下方側に凸となった上記第1〜第3の円弧状の脚部14a〜14cは、周方向両端間の中央部位置で最も山部の高さが高くなるように構成しているが、周方向両端間で略同じ高さであっても、ほぼ同等のガタツキ吸収作用を実現することができる。
また、例えば図4に示すように、上記底部材3の側壁部32の所定の位置には、縫製時の位置合わせ等に必要なダボ18が設けることもできる。
その他の部分にも、各種、各様の変形が可能である。

1は携帯用ポーチ
2は収納部本体
3は底部材
4は飲料用容器
5はストラップ
6は縫製テープ
7は縫製テープ
11は第1の縫合部
12は第2の縫合部
13は第3の縫合部
14a〜14cは第1〜第3の円弧状の脚部
15a〜15cは第1〜第3の環状リブ
16は所定幅W2の凸部
17a〜17lは第1〜第12の溝
21は表布
22は中部材
23は内布
31は底壁
32は側壁
32aは薄肉部
33はコーナー壁

Claims (4)

  1. 布製部材よりなる収納部本体の下端部に樹脂材よりなる底部材を設けてなる飲料容器等収納用の携帯用のポーチにおいて、上記底部材の上記収納部本体に対応する部分を縫製可能な構造部とし、上記底部材を上記収納部本体に対して縫着一体化したことを特徴とする飲料容器等収納用の携帯用ポーチ。
  2. 縫製可能な構造部は、収納部本体に対応する部分の厚さを、その他の部分よりも薄くすることにより形成されていることを特徴とする請求項1記載の飲料容器等収納用の携帯用容器。
  3. 底部材角部の厚さは、その他の部分よりも厚く形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の飲料容器等収納用の携帯用ポーチ。
  4. 底部材の底面に、凸面状の脚部を設けたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の飲料容器等収納用の携帯用ポーチ。
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