JP2016136114A - 画像計測装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像計測装置100において、視差を有する複数の撮影画像を取得する撮像部101と、視差を有する複数の撮影画像から同一の特徴を有する特徴点を検出して当該特徴点における視差値を算出し、当該視差値を用いて当該特徴点の実空間上での3次元位置情報を算出し、当該3次元位置情報から被写体上の所定領域までの距離および/または被写体上の所定領域のサイズを計測する計測部106と、視差を有する複数の撮影画像から、当該複数の撮影画像が撮影された撮影タイミングが一致しているか否か判定する同期検出部107と、を備え、同期検出部107は、視差を有する複数の撮影画像から特徴点を検出し、当該特徴点の当該複数の撮影画像間での位置関係を検出し、当該位置関係から撮影タイミングが一致しているか否か判定する。
【選択図】図1
Description
例えば、特許文献1には、両眼視差を有するペア画像から被写体の3次元位置を細かく算出することで3次元モデルを生成し、ユーザの所望する2点間の長さを算出する技術に関して開示されている。
また、2つの撮像装置において実際にシャッターが切れたタイミングを判定するのは難しく、そのような判定装置を備える場合にはシステムが複雑な構成になる。
また、そのような撮影タイミングのずれ量を判定できない場合には、撮影タイミングのずれた撮影画像を用いて計測する場合もあり、その場合は計測精度が低下する。例えば、何らかのシステムの不具合により、2つの撮像装置で撮影タイミングのずれが発生した場合には、計測誤差の大きな結果が出力されるが、それが計測誤差の大きな値(結果)かどうかの区別がつかない。
視差を有する複数の撮影画像を取得する撮像部と、
前記視差を有する複数の撮影画像から同一の特徴を有する特徴点を検出して当該特徴点における視差値を算出し、当該視差値を用いて当該特徴点の実空間上での3次元位置情報を算出し、当該3次元位置情報から被写体上の所定領域までの距離および/または被写体上の所定領域のサイズを計測する計測部と、
前記視差を有する複数の撮影画像から、当該複数の撮影画像が撮影された撮影タイミングが一致しているか否か判定する同期検出部と、を備え、
前記同期検出部は、前記視差を有する複数の撮影画像から前記特徴点を検出し、当該特徴点の当該複数の撮影画像間での位置関係を検出し、当該位置関係から前記撮影タイミングが一致しているか否か判定することを特徴とする。
前記同期検出部は、前記特徴点を2組以上検出し、組ごとに特徴点の位置関係を検出し、これらの位置関係から前記撮影タイミングが一致しているか否か判定するように構成することが可能である。
前記同期検出部によって前記撮影タイミングが一致していると判定された場合には、前記計測部による計測結果を表示し、前記同期検出部によって前記撮影タイミングが一致していないと判定された場合には、前記計測結果を表示しないか、あるいは、前記計測結果を当該計測結果の誤差が大きいことを識別可能に表示する表示部を備えるように構成することが可能である。
前記撮像部は、
1回の計測に対して複数回の撮影を行い、
当該複数回の撮影のそれぞれで、前記視差を有する複数の撮影画像として基準画像および参照画像を取得し、
前記同期検出部は、
同期補正部を備え、
前記撮影タイミングが一致していないと判定した場合に、当該同期補正部によって、前記複数回の撮影で取得された前記参照画像と、当該複数回の撮影のうちの1回の撮影で取得された前記基準画像と、に基づき、当該1回の撮影で取得された前記参照画像上の前記所定領域の位置を、前記撮影タイミングが一致していた場合の位置に補正し、
前記計測部は、前記同期検出部によって前記撮影タイミングが一致していないと判定された場合には、前記同期補正部によって補正された撮影画像を用いて前記所定領域までの距離および/または前記所定領域のサイズを計測するように構成することが可能である。
図1は、本発明の一実施形態による画像計測装置の一構成例を示す機能ブロック図である。
本実施形態における画像計測装置100は、撮像部101と、画像処理部102と、記録部103と、出力部104と、入力部105と、計測部106と、同期検出部107とを有している。
なお、以降、1回の撮影において撮像部101で取得された視差を有する撮影画像を「画像a」、「画像b」と表記するものとする。
例えば画像や結果を表示するものであれば、液晶ディスプレイなどで構成される。この場合、出力部104は、タッチパネル液晶のように、後述する入力部105と一体型となった構成でも構わない。
また、出力部104は、計測結果があらかじめユーザが設定した基準に対して基準を満たすか否かを視覚的に通知する装置でもよい。当該装置としては、例えば、被写体サイズを計測して規定のサイズであるかどうかを判定するシステムにおいて、被写体サイズの計測結果が規定内で問題がない場合は青を表示、問題がある場合は赤を表示といったように発光色によって示すものを用いることができる。
具体的には、ユーザにより指定された計測領域を計測するのであれば、入力部105は、例えば表示された撮影画像上のポインタを動かすための十字キーやタッチパネルなどで構成され、ユーザによる選択や決定などのコマンドの入力に基づき、計測領域を指定するための情報を生成して計測部106に出力する。
また、あらかじめ決められた計測領域を自動的に計測するのであれば、入力部105は、例えば計測領域を指定するための情報を保持可能に構成され、所定のタイミングで当該保持する計測領域を指定するための情報を計測部106に出力する。本実施形態では、あらかじめ決められた計測領域を入力部105に設定しておき、取得された撮影画像から計測領域を自動的に計測するものとする。また、自動計測領域以外の領域については、ユーザが表示された撮影画像上を指定することで、その指定された領域を計測領域として計測ができるものとする。
計測部106の詳細な構成を図2に示す。計測部106は、計測領域検出部111と、視差値算出部112と、3次元位置情報算出部113と、距離・サイズ情報算出部114と、カメラパラメータ取得部115とから構成され、撮影画像の画像データと撮影した撮像部101の情報と計測領域に関する情報から、計測領域までの距離や、計測領域のサイズ(長さや大きさ(面積))などを算出して出力する。各部の詳細については後述する。出力された計測結果(算出結果)は表示部(例えば、出力部104)に表示される。
同期検出部107の詳細な構成を図3に示す。同期検出部107は、特徴領域検出部121と、変位量算出部122と、同期ずれ判定部123とから構成され、2つの撮像装置101a,101bによって取得された画像a,b間の撮影タイミングが一致しているか否か判定して、当該判定結果を計測部106や出力部104に出力する。
被写体位置検出装置134は、被写体130が撮影範囲133に入ったかどうかを検出する装置であり、例えば、赤外レーザ光線を使った遮断式の検出センサである。被写体位置検出装置134は、被写体130上の計測領域が撮影範囲133に入ったことを検出できる場所に設置され、被写体130が撮影範囲133外の被写体位置135から撮影範囲133内の被写体位置136に到達した瞬間を検出して撮影タイミング信号を撮像部101に発信する。当該撮影タイミング信号を受信した撮像部101は、シャッターを切って被写体を撮影する。
なお、ここでは、被写体位置検出装置134として赤外レーザを使った検出センサを用いたが、被写体位置検出装置134は、これに限らず、撮影範囲133内に被写体130が入ったかどうか判定できるような構成であれば構わない。例えば、画像認識を使うのであれば、撮像部101によって連続して撮影し、画像認識により被写体130が撮影範囲133内に入ったかどうかを検出するのでもよい。
なお、図4では、画像計測装置100全体が一体となった構成として移動台131付近に配置されているが、撮像部101とその他の各構成部が分離された構成でもよく、例えば、移動台131付近に設置されている撮像部101によって取得された撮影画像の画像データを、移動台131から離れた場所に設置してあるその他の各構成部にネットワークによって伝送し、当該離れた場所で計測処理や表示処理を行う構成でも構わない。
計測部106は、取得された視差を有する画像a,bを用いて、入力部105より入力された計測領域情報に対応する距離やサイズを計測する。計測された結果は表示部(例えば、出力部104)に出力され、表示部によりユーザに通知される。
被写体位置136に到着した被写体130を撮影して取得した撮影画像を図5に示す。図5(a)は第1撮像装置101aによって取得された画像a(基準画像)であり、図5(b)は第2撮像装置101bによって取得された画像b(参照画像)である。撮像装置101a,101bは水平方向に並んで配置されているため、2つの画像a,b上の被写体領域は、被写体領域140a,140bのように水平方向にずれている。また、被写体130上の同一の特徴を有する点を特徴点141a,141bとし、特徴点141a,141bとは異なる特徴の点であって同一の特徴を有する点を特徴点142a,142bとした場合に、それぞれのずれ量を、視差値141d,142dとする。撮像装置101a,101bが一方向に並んで配置されている場合は、距離が遠いほど視差値は小さくなるため、撮像部101に近い特徴点141の視差値141dよりも、撮像部101から遠い特徴点142の視差値142dの方が小さい値となる。このように、視差値の大きさによって撮像部101からの位置関係が分かる。
このような平行化の処理は、あらかじめ取得された撮像部101のパラメータを用いて行うことができる。具体的には、事前に既知の大きさのチャートを撮影することで画像データから撮像部101内部のパラメータや2つの撮像装置101a,101bの位置関係を示すパラメータを取得でき、このパラメータを用いて変換処理を行うことができる。
対応点を求めたい画素に対し、このような処理を行うことで、その画素に対する視差値を取得することができる。本実施形態では、画像aと画像bのサイズは1920×1080、ウィンドウサイズは注目画素を中心に25×25と設定して、視差値の算出を行っている。
3次元位置情報算出部113では、特徴点(計測点)の撮像部101を基準とした実空間上の3次元位置座標が算出される。ここでは、基準画像の中心を原点とするため、3次元座標の原点は、第1撮像装置101aの光学中心となる。3次元位置情報算出部113によって得られた特徴点(計測点)ごとの3次元位置情報は、距離・サイズ情報算出部114に出力される。
Z=(B×f)/(D×P)・・・(2)
X=x×B/D・・・(3)
Y=y×B/D・・・(4)
上記のように計測点の実際の空間上での3次元位置情報を求めることができる。このようにして、各計測点の実空間上での3次元位置情報が得られる。
距離・サイズ情報算出部114は、各計測点の3次元位置情報に基づいて、被写体上の所定領域までの距離や、被写体上の所定領域のサイズなどを算出する。ここで、「被写体上の所定領域までの距離」とは、例えば、撮像部101から被写体上の計測領域までの距離のことであり、具体的には、計測領域が点の場合には当該点(計測点)までの距離、計測領域が線の場合には当該線に含まれる計測点までの距離、計測領域が面の場合には当該面に含まれる計測点までの距離である。また、「被写体上の所定領域のサイズ」とは、例えば、被写体上の計測領域間の長さや、被写体上の計測領域のサイズのことであり、具体的には、計測領域が2つの点の場合には当該2点間の長さ、計測領域が線の場合には当該線の長さ、計測領域が面の場合には当該面の大きさ(面積)である。例えば、2つの計測点の3次元座標をA(Xa,Ya,Za)およびB(Xb,Yb,Zb)とすると、2点A,B間の長さLは下記の式(5)のように算出することができる。
L=√(|Xa−Xb’|2+|Yb−Yb’|2 +|Za−Zb’|2)・・・(5)
そして、距離・サイズ情報算出部114によって算出された距離やサイズなどの計測結果は、出力部104に出力されて表示される。
特徴領域検出部121は、入力部105から入力された計測領域情報に基づいて基準画像である画像aから計測対象となる領域を検出し、当該領域から2つ以上の特徴点を検出する。また、特徴領域検出部121は、当該検出した特徴点と同一の特徴点(対応点)を参照画像である画像bから検出する。
特徴領域検出部121によって得られた2つの画像a,b上の同一特徴点の座標情報は、変位量算出部122に出力される。
変位量算出部122では、画像a,b間の特徴点の位置関係から変位量を判定し、各特徴点がどのようにずれたかを検出する。ここでの変位量とは、2つの撮像装置の撮影タイミングが一致して撮影した場合のそれぞれの撮影画像内の被写体位置を基準とした値であるものとする。詳細については後述する。このずれに関する情報は、同期ずれ判定部123に出力され、同期ずれ判定部123によって撮影タイミングが一致している(同期している)か否か判定される。
図7は、被写体130が撮影範囲133内の被写体位置171に到着した瞬間を被写体位置検出装置134によって検出し、当該検出を契機に被写体位置検出装置134から送信されたシャッター信号(撮影タイミング信号)に合わせて撮像部101が撮影を行う様子を示す図である。この時、撮影するタイミングが一致していた場合に撮影された画像a,bを重ね合わせた図を、図8に示す。この場合、第1撮像装置101aによって撮影された画像aと第2撮像装置101bによって撮影された画像bにおける特徴点181aと特徴点181bとの視差値181dを用いることで、特徴点181の正確な3次元位置を求めることができる。
基本的に、視差を有する撮影画像を用いた画像計測を行う場合には2つの撮像装置の光軸が平行になるようにして撮影を行う。また、撮像装置の設置がずれた場合も画像処理により光軸が平行となるように補正処理を行う。補正処理は例えば、既知の間隔の格子状のチャートなどを撮影し、撮影画像から2つの撮像装置間の位置関係を算出し、その算出されたパラメータを用いて光軸が平行になるように射影変換するなどして行う。
本実施形態のように、水平方向に並んで配置された2つの撮像装置によって取得された視差を有する画像a,bでは、図8に示すように同期が取れている場合には、画像a,bの共通する特徴点の位置は水平方向にずれて、特徴点の垂直方向の座標がほぼ一致する。つまり、平行化された画像ではエピポーラ線が2つの撮像装置の配置方向に平行になる。図8に示す画像は、水平方向に並んで配置された撮像装置101a,101bによって取得された撮影画像であるため、特徴点181a,181bはともに水平直線183上に配置され、特徴点182a,182bはともに水平直線184上に配置される。
このように、撮影タイミングが一致している場合には、2画像間の同一の特徴点は2つの撮像装置の配置方向に対して直交する方向の座標が一致するのに対し、撮影タイミングが一致していない場合には、2画像間の同一の特徴点は2つの撮像装置の配置方向に対して直交する方向の座標がずれる。本実施形態では、2つの撮像装置101a,101bの配置方向は水平方向であるが、例えば2つの撮像装置の配置方向が垂直方向である場合には、画像aと画像bとの間の同一の特徴点は、同期が取れている場合には、水平方向の座標が一致し、垂直方向に視差を有することになる一方、同期がずれた場合には、水平方向の座標がずれる。このように、撮像装置101a,101bの配置方向に対して直交する方向における同一の特徴点の位置関係を検出することで、同期が取れているか判定することができる。
特徴領域検出部121は、入力部105より得られた計測領域情報に基づいて、画像処理部102から入力された視差を有する撮影画像から被写体上の特徴点を検出する。この時、複数の特徴点を検出し、検出された特徴点からより類似性の強い特徴点を抽出して、その特徴点を同期判定用の特徴点とすると、周辺に似たような特徴を有する点を同期判定用の特徴点として抽出して誤検出することが低減でき、同期判定時の検出精度が向上できるので望ましい。また、同期判定用の特徴点は2点以上選択するのがよく、特に、選択した特徴点の位置関係が2つの撮像装置の配置方向よりずれていることが望ましい。これは、1点のみでは被写体距離が変わっても画像上の特徴点位置が変わらないことがあり、その場合には判定できないためである。図10を用いて詳細を説明する。
次に、被写体1003が撮像部に向かって移動して被写体位置1005に配置された場合を考える。この時、特徴点1006が、当該移動によって特徴点1006’の位置となったとする。図10に示す例のように、移動後の特徴点1006’が特徴点1006と焦点1002とを結んだ線分上に配置される場合にはセンサ面1001上の点1008に結像され、移動前後で結像点(画像上の特徴点)の位置が変わらない。したがって、被写体位置が異なるにもかかわらず特徴点位置の差異がないため、被写体位置が異なっているか判定できない。
特徴領域検出部121では、上述したように同期判定するための特徴点を画像a,bから検出して、その情報を変位量算出部122へと出力する。
変位量算出部122では、抽出された特徴点に対して画像a,b上の位置関係を検出し、撮像装置101a,101bの配置方向に対して直交する方向にどれだけずれた位置であるかを検出する。例えば、図9に示すように同期がずれた撮影画像において、2つの同期判定用の特徴点を特徴点181,182にすると、特徴点181での画像a,b上での垂直方向の変位量である変位量193を算出するとともに、特徴点182での画像a,b上での垂直方向の変位量である変位量194を算出する。そして、これら変位量データを同期ずれ判定部123に出力する。
したがって、撮影画像から同期が取れているか否かを判定可能であるため、撮影タイミングのずれを簡単な構成で安価に判定することができる。
なお、撮像部101が、1回の撮影で取得する複数の撮影画像は、画像a、画像bに限ることはなく、互いに視差を有する複数の撮影画像であればよい。
また、本実施形態では、撮像装置101a,101bが水平方向に並んで配置された構成を示しているが、これに制限されることはなく、撮像装置101a,101bは、例えば垂直方向に並んで配置されていても構わない。この場合は、撮像装置101a,101bの配置方向に対して直交する方向(この場合は水平方向)の変位量を検出すればよい。
第1の実施形態では、撮影画像から同期が取れているか否かの判定を行い、撮影画像を用いて正確な計測が可能かを検出できる構成を示したが、第2の実施形態では、さらに同期がずれた撮影画像を用いて正確な計測が行えるように補正処理を行う構成を示す。
図11および図12に、本実施形態による画像計測装置100の構成を示す。具体的には、図11は、本実施形態による画像計測装置100の一構成例を示す機能ブロック図であり、図12は、本実施形態による画像計測装置100の同期検出部1101の一構成例を示す機能ブロック図である。
図13は、移動台131上に配置されて移動方向132に沿って移動する被写体130が、撮影範囲133に入った瞬間を被写体位置検出装置134で検出し、そのタイミングに合わせて撮像部101が撮影を行う様子を示す図である。この時、撮像部101は2回以上の撮影を行い、少なくとも2組の視差を有する撮影画像を取得する。ここで、被写体位置検出装置134は、被写体130が撮影範囲133に含まれる被写体位置1201aに到着した瞬間を検出し、そのタイミングに合わせて撮像部101は撮影を行う。同期が合っている場合には、撮像装置101a,101bによって取得された画像a,bはともに被写体位置1201aで撮影される。ここでは、同期がずれて第2撮像装置101bの撮影タイミングが第1撮像装置101aの撮影タイミングよりもt1秒遅くなり、1回目の撮影で取得された画像aおよび画像bは、それぞれ被写体位置1201aおよび被写体位置1201bで撮影されたものとする。また、2回目の撮影で取得された画像aおよび画像bは、それぞれ被写体位置1202aおよび被写体位置1202bで撮影されたものとする。
まず、同期補正のための特徴点を、被写体上の計測領域1401が含まれるように設定する。具体的には、例えば、4つの点1402、点1403、点1404、および点1405を特徴点として設定する。続いて、各同期補正用の特徴点に対して、前述したように被写体位置1201aで撮影された場合の各特徴点位置を求めると、それぞれ点1402’、点1403’、点1404’、および点1405’となる。ここで、4つの点1402、点1403、点1404、および点1405が、点1402’、点1403’、点1404’、および点1405’の位置となるように射影変換処理を行う。この時、射影変換後の計測領域1401に対応する領域である計測領域1401’は、被写体位置1201aで撮影された場合の計測領域に一致する。同期検出部1101から前記計測領域を補正した画像データを計測部106に出力し、計測部106において計測処理を行うことで、計測領域までの距離や、計測領域のサイズ(長さや大きさ(面積))として、正確な計測値を得ることができる。
また、本実施形態では、撮像装置101a,101bが水平方向に並んで配置された構成を示しているが、これに制限されることはなく、撮像装置101a,101bは、例えば垂直方向に並んで配置されるのでも構わない。この場合は、撮像装置101a,101bの配置方向に対して直交する方向(この場合は水平方向)の変位量を検出すればよい。
101 撮像部
104 出力部(表示部)
106 計測部
107 同期検出部
1102 同期ずれ補正部(同期補正部)
Claims (4)
- 視差を有する複数の撮影画像を取得する撮像部と、
前記視差を有する複数の撮影画像から同一の特徴を有する特徴点を検出して当該特徴点における視差値を算出し、当該視差値を用いて当該特徴点の実空間上での3次元位置情報を算出し、当該3次元位置情報から被写体上の所定領域までの距離および/または被写体上の所定領域のサイズを計測する計測部と、
前記視差を有する複数の撮影画像から、当該複数の撮影画像が撮影された撮影タイミングが一致しているか否か判定する同期検出部と、を備え、
前記同期検出部は、前記視差を有する複数の撮影画像から前記特徴点を検出し、当該特徴点の当該複数の撮影画像間での位置関係を検出し、当該位置関係から前記撮影タイミングが一致しているか否か判定することを特徴とする画像計測装置。 - 前記同期検出部は、前記特徴点を2組以上検出し、組ごとに特徴点の位置関係を検出し、これらの位置関係から前記撮影タイミングが一致しているか否か判定することを特徴とする請求項1に記載の画像計測装置。
- 前記同期検出部によって前記撮影タイミングが一致していると判定された場合には、前記計測部による計測結果を表示し、前記同期検出部によって前記撮影タイミングが一致していないと判定された場合には、前記計測結果を表示しないか、あるいは、前記計測結果を当該計測結果の誤差が大きいことを識別可能に表示する表示部を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像計測装置。
- 前記撮像部は、
1回の計測に対して複数回の撮影を行い、
当該複数回の撮影のそれぞれで、前記視差を有する複数の撮影画像として基準画像および参照画像を取得し、
前記同期検出部は、
同期補正部を備え、
前記撮影タイミングが一致していないと判定した場合に、当該同期補正部によって、前記複数回の撮影で取得された前記参照画像と、当該複数回の撮影のうちの1回の撮影で取得された前記基準画像と、に基づき、当該1回の撮影で取得された前記参照画像上の前記所定領域の位置を、前記撮影タイミングが一致していた場合の位置に補正し、
前記計測部は、前記同期検出部によって前記撮影タイミングが一致していないと判定された場合には、前記同期補正部によって補正された撮影画像を用いて前記所定領域までの距離および/または前記所定領域のサイズを計測することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の画像計測装置。
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US4842411A (en) * | 1986-02-06 | 1989-06-27 | Vectron, Inc. | Method of automatically measuring the shape of a continuous surface |
JP2006226965A (ja) * | 2005-02-21 | 2006-08-31 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 画像処理装置、コンピュータプログラム、及び画像処理方法 |
JP2013257151A (ja) * | 2012-06-11 | 2013-12-26 | Ricoh Co Ltd | 視差値演算装置及びこれを備えた視差値演算システム、移動面領域認識システム、視差値演算方法、並びに、視差値演算用プログラム |
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2015
- 2015-01-23 JP JP2015011462A patent/JP6521645B2/ja active Active
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