JP2016136005A - スクロール圧縮機 - Google Patents

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裕文 吉田
Hirofumi Yoshida
裕文 吉田
二上 義幸
Yoshiyuki Futagami
義幸 二上
護 西部
Mamoru Nishibe
護 西部
淳 作田
Atsushi Sakuta
作田  淳
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Abstract

【課題】固定スクロール壁面温度低減による体積効率および圧縮効率の向上と、スラスト面での摺動損失低減による機械効率の向上が可能な圧縮機を提供する。【解決手段】吸入室31の外側に背圧室19と連通する深溝28を設けることにより、径方向の熱伝導経路に熱抵抗を設けることによる吸入室31内のガスへの受熱が低減でき、体積効率と圧縮効率の更なる向上が可能であるとともに、高負荷運転時や異物かみ込み時の固定スクロールラップ6b破損がないため、圧縮機の信頼性の悪化を招くこともなく、加えて、吸入圧力よりも高い中間圧力雰囲気の背圧室19と連通する深溝28が旋回スクロール支持円板9bと重なりながら旋回運動するため、固定スクロール6に常に押し付けられている旋回スクロール9に中間圧力の反力が加わり、押し付け力が低下することでスラスト摩擦が低減され、機械効率の向上も可能である。【選択図】図1

Description

本発明は、空調機、冷凍機、ブロワ、給湯機等に使用されるスクロール圧縮機に関するものである。
鏡板上に渦巻きラップを形成した固定スクロール部品と旋回スクロール部品をかみ合わせ複数の圧縮室を形成し、旋回スクロール部品背面に一定圧を印加することで固定スクロールラップ上面と旋回スクロール支持円板面とがスラスト摺動し、旋回スクロール部品に偏心部を有するクランクシャフトを連結させ、オルダムリングを用いて自転を防止し旋回運動をさせることで、中心に向かって容積を減少させながら圧縮を行っていくスクロール圧縮機において、吸入室や圧縮開始直後の圧縮室を満たす低温、低圧の吸入ガスは様々な経路で加熱されることで、吸入室では密度が減少して圧縮機の体積効率の低下を招き、圧縮室では圧力が上昇して圧縮効率の低下を招いている。
一般的に、固定スクロール部品の中心部に設けられた吐出ポートから吐出された直後の吐出ガスは、圧縮機の中で最も温度が高く、その高温高圧の吐出ガス雰囲気にある固定スクロール部品の中心部も非常に高温の状態にある。吸入加熱が生じる主な伝熱経路のひとつは、高温状態にある固定スクロール部品中心部から外周部に向かって熱伝導した後、吸入室や圧縮開始直後の圧縮室を形成する固定スクロールラップ壁面から低温の吸入ガスまたは圧縮開始直後のガスに熱伝達される経路である。
ガスへの受熱を低減する方法のひとつとして、この伝熱経路に熱抵抗を設ける方法があり、特開平8−177775号公報では、図14のとおり、高温の固定スクロール101の鏡板102から固定スクロールラップ103の外周部への熱伝導を抑制するため、固定スクロールラップ103外周部の根元に切欠き部104を設け、薄肉部105を熱抵抗としている。
上記構成により、固定スクロールラップ103外周部の温度上昇を抑え、低温の吸入ガスまたは圧縮開始直後のガスへの熱伝達抑制によってガスへの受熱を低減し、体積効率と圧縮効率の向上が実現できる。
特開平8−177775号公報
しかしながら、前記従来の構成では、固定スクロールラップの外周側に設けられた吸入室の壁面への伝熱を抑えることはできないため、吸入室での吸入加熱は依然として存在する。
また、固定スクロールラップ外壁よりも巻終り側へ延伸した内壁を持ち、固定スクロールラップ内外壁で吸入室を形成する構成のスクロール圧縮機では、径方向の熱伝導経路をたどって内壁延伸部へ到達する熱を前記従来の構成で抑制することはできない。これは、特にラップ高さが比較的高い構成で顕著であり、軸方向よりも径方向の熱伝導経路の方が小さい熱抵抗を持つため、径方向の伝熱量が比較的大きくなり、効果が限定的となってしまう。
さらに、ラップ根元が薄肉となるため強度が低下し、高負荷運転時や異物かみ込み時のラップ破損を招きやすくなるという別の課題も生じる。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、旋回スクロールの背面には吸入圧力よりも高めの背圧が付与された背圧室が形成され、固定スクロールラップ外縁部付近には吸入室が形成され、吸入室の外側には背圧室と連通する深溝を設けることにより、高温状態の固定スクロール中心部から吸入室を形成する壁面への伝熱量が抑制され、吸入加熱低減による体積効率向上が可能なスクロール圧縮機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のスクロール圧縮機は、請求項1記載のとおり、固定スクロールの一部をなす鏡板の一面に直立して形成された渦巻き状の固定スクロールラップ及び旋回スクロールの旋回スクロール支持円板上に直立する渦巻き状の旋回スクロールラップを互いに噛み合わせて、両スクロール間に一対の圧縮室を形成し、吸入側より吐出側に向けて連続移行して流体を圧縮すべく容積変化するスクロール圧縮機であって、旋回スクロールの背面には吸入圧力よりも高めの背圧が付与された背圧室が形成され、固定スクロールラップ外縁部付近には吸入室が形成され、吸入室の外側には背圧室と連通する深溝を設けたものである。
従来の構成では軸方向の熱伝導経路に熱抵抗を設けることによる吸入加熱および圧縮開始直後のガスの受熱の低減にとどまっていたものが、本構成によれば、固定スクロールラップの厚みよりも高さの方が大きい一般的な構成において、軸方向よりも比較的伝熱量の大きい径方向の熱伝導経路に熱抵抗を設けることによる吸入室内および圧縮室内のガスへの受熱が低減でき、体積効率と圧縮効率の更なる向上が可能であるとともに、高負荷運転時や異物かみ込み時のラップ破損がないため、圧縮機の信頼性の悪化を招くこともない。
また、吸入圧力よりも高い中間圧力雰囲気の背圧室と連通する深溝が旋回スクロール支持円板と重なりながら旋回運動するため、固定スクロールに常に押し付けられている旋回スクロールに中間圧力の反力が加わり、押し付け力が低下することでスラスト摩擦が低減され、機械効率の向上も可能である。
本発明のスクロール圧縮機は、固定スクロールラップの強度低下による信頼性の悪化を招くことなく、固定スクロール壁面温度低減による体積効率および圧縮効率の向上と、スラスト面での摺動損失低減による機械効率の向上が可能である。
本発明の実施の形態1におけるスクロール圧縮機の縦断面図 本発明の実施の形態1における固定スクロールの正面図と断面図 本発明の実施の形態1における圧縮工程を説明する圧縮機構横断面図 従来の圧縮機における固定スクロールの正面図と断面図 本発明の実施の形態1における不連続な深溝を備えた固定スクロールの正面図 本発明の実施の形態1におけるもう一つの不連続な深溝を備えた固定スクロールの正面図 本発明の実施の形態1における段付の深溝を備えた固定スクロールの正面図と断面図 本発明の実施の形態2における圧縮機構の縦断面図 本発明の実施の形態2における固定スクロールの正面図 本発明の実施の形態3における圧縮機構の縦断面図 本発明の実施の形態3における固定スクロールの正面図 本発明の実施の形態4における圧縮機構の縦断面図 本発明の実施の形態4における固定スクロールの正面図 従来の圧縮機における固定スクロールラップの断面図
第1の発明は、固定スクロールの一部をなす鏡板の一面に直立して形成された渦巻き状の固定スクロールラップ及び旋回スクロールの旋回スクロール支持円板上に直立する渦巻き状の旋回スクロールラップを互いに噛み合わせて、両スクロール間に一対の圧縮室を形成し、吸入側より吐出側に向けて連続移行して流体を圧縮すべく容積変化するスクロール圧縮機であって、旋回スクロールの背面には吸入圧力よりも高めの背圧が付与された背圧室が形成され、固定スクロールラップ外縁部付近には吸入室が形成され、吸入室の外側には背圧室と連通する深溝を設けることにより、固定スクロールラップの厚みよりも高さの方が大きい一般的な構成において、軸方向よりも比較的伝熱量の大きい径方向の熱伝導経路に熱抵抗を設けることによるガスへの受熱が低減でき、体積効率と圧縮効率の更なる向上が可能である。
また、吸入圧力よりも高い中間圧力雰囲気の背圧室と連通する深溝が旋回スクロール支持円板と重なりながら旋回運動するため、固定スクロールに常に押し付けられている旋回スクロールに中間圧力の反力が加わり、押し付け力が低下することでスラスト摩擦が低減され、機械効率の向上も可能である。
さらに、高負荷運転時や異物かみ込み時の固定スクロールラップ破損がないため、圧縮機の信頼性の悪化を招くこともない。
第2の発明は、特に、第1の発明のスクロール圧縮機において、旋回スクロール支持円板が旋回運動したときに旋回スクロール支持円板の外周によって描かれる内外の包絡線のうち、外側包絡線よりも外側に深溝の外側壁面を設けることにより、旋回スクロールが旋回運動したときに、旋回スクロール支持円板の外周エッジ部が深溝の外側壁面よりも内側を常に旋回し、深溝の外側壁面のエッジ部と干渉することがないため、エッジ同士の衝突による機械損失増加を防止することが可能である。
また、遠心力や圧縮動力による旋回スクロールの微小な傾きで、旋回スクロール支持円板の偏心方向エッジ部と固定スクロールのスラスト面とが集中的に摺動することによる機械損失の増加も防止することができる。
第3の発明は、特に、第2の発明のスクロール圧縮機において、旋回スクロールを旋回運動させるクランク軸の主軸を支承する本体フレームが締結される固定スクロールと本体フレームの締結面において、深溝の外側壁面が本体フレーム側の締結面の内周よりも外側にあることにより、固定スクロールスラスト面側に開口部を持つ深溝の一部を本体フレームによって蓋をして深溝内部空間を囲い込むことができるため、深溝内部に滞留したオイルの循環による熱交換を抑えて熱抵抗を増加させ、深溝の断熱性能を向上させることができる。
第4の発明は、特に、第3の発明のスクロール圧縮機において、深溝の内側壁面が本体フレーム側の締結面の内周よりも外側にあり、連通路によって背圧室と連通していることにより、深溝を本体フレームで完全に囲い込むことができ、第3の発明よりもさらに深溝の断熱性能を向上させることが可能である。
なお、深溝の内部空間を完全に独立させると空気や水分が残留して圧縮機や圧縮機を搭載したサイクルシステムの信頼性リスクが悪化するため、付近のいずれかの空間と連通させておく必要があるが、対流しにくく断熱性能が高いオイルでほぼ満たされることが一般的な背圧室と連通させれば、より確実な効果が得られる。
第5の発明は、特に、第1の発明のスクロール圧縮機において、旋回スクロール支持円板が旋回運動したときに旋回スクロール支持円板の外周によって描かれる内外の包絡線のうち、内側包絡線よりも内側に深溝の外側壁面が設けられ、連通路によって背圧室と連通していることにより、深溝を旋回スクロール支持円板で完全に囲い込むことができ、第4の発明と同様の高い断熱性能を得て圧縮機の体積効率と圧縮効率を向上させることが可能である。
また、旋回スクロールが旋回運動したときに、旋回スクロール支持円板の外周エッジ部が深溝の外側壁面よりも外側を常に旋回し、深溝の外側壁面のエッジ部と干渉することがないため、エッジ同時の衝突による機械損失増加を防止することが可能である。
深溝は、背圧室と連通させることによって第4の発明と同様の効果によって断熱性能を確実に向上させることができる。一方、深溝を吸入室と連通させる方法もあるが、深溝がガスで満たされることになるため比較的断熱性能が劣ることに加え、旋回スクロールを固定スクロールに押し付ける力が増加するため機械損失増加を招くことから、背圧室と連通させた方がより高効率の圧縮機を実現することが可能である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるスクロール圧縮機の縦断面図である。
図1において、鉄製の密閉容器1の内部全体は吐出管2に連通する吐出圧力雰囲気となり、その中央部に電動機3、上部に圧縮機構が配置され、電動機3の回転子3aに固定されたクランク軸4の一端を支承する圧縮機構の本体フレーム5が密閉容器1に固定されており、その本体フレーム5に固定スクロール6が取り付けられている。
クランク軸4に設けられた主軸方向の油通路7は、その一端が給油ポンプ装置8に通じ、他端が最終的に旋回スクロール9の偏心軸受10に通じている。固定スクロール6と噛み合って圧縮室11を形成する旋回スクロール9は、渦巻き状の旋回スクロールラップ9aと偏心軸受10とを直立させた旋回スクロール支持円板9bとからなり、固定スクロール6と本体フレーム5との間に配置されている。
固定スクロール6は、固定スクロール鏡板6aと渦巻き状の固定スクロールラップ6bとからなり、固定スクロールラップ6bの中央部に吐出口12、外周部に吸入口13が配置されている。
クランク軸4の主軸14から偏心してクランク軸4の上端部に配置された偏心軸15は、旋回スクロール9の偏心軸受10と係合摺動すべく構成されている。主軸14は、本体フレーム5の主軸受16と係合摺動し、本体フレーム5には、主軸受16と同心の環状シール部材17が遊合状態で装着されており、その環状シール部材17は、その内側の概ね吐出圧力雰囲気の背面室18と外側の中間圧力雰囲気の背圧室19とを仕切っている。
給油ポンプ装置8によって吸い上げられたオイルは、クランク軸4の油通路7を通り旋
回スクロール9と偏心軸15との間に形成された内部空間20へ導かれ、一方は旋回スクロール9の旋回スクロール支持円板9bの背面に設けられた絞り部21を経由して固定スクロール6と本体フレーム5とによって囲まれて形成される背圧室19へと通じ、背圧調整弁22、オイル供給通路22aを通って吸入室31へと導かれる。背圧調整弁22は、吸入圧力よりも高めの中間圧力を維持して旋回スクロール9を固定スクロール6に押さえつける機能を持ち、旋回スクロール支持円板9bと固定スクロールラップ6b上面および固定スクロール鏡板6aとでスラスト軸受を形成する。もう一方は偏心軸受10、背面室18、主軸受16を通り圧縮機構外部へ排出される。
吐出口12の出口側を開閉する逆止弁装置23が固定スクロール6の固定スクロール鏡板6aの反ラップ側平面上に取り付けられており、その逆止弁装置23は薄鋼板製のリード弁23aと弁押さえ23bとからなる。
クランク軸4の下端は密閉容器1内に溶接や焼き嵌めして固定された副軸受け24により軸受けされ、安定に回転することができる。副軸受け24はジャーナル軸受け構成となっており、給油ポンプ装置8によって吸い上げられたオイルの一部が副軸受け24へと供給される。
圧縮機構にて圧縮されたガスは、逆止弁装置23下流側の吐出室25から圧縮機構外周部付近に設けられた下向きガス流路26を通り、図示された点線矢印のごとく回転子3a上部へと導かれる。ここで主軸受16などを潤滑後排出されたオイルと合流し、回転子3a内部に設けられた回転子通路3bを通って回転子3a下部へと到達後、ガスとオイルの混合流が遠心力によって固定子3cの下部コイルエンドに衝突し、気液分離される。気液分離後のガスは固定子3c外周に設けられた固定子通路3dを通って、仕切り部材27で回転子3a上部の空間と仕切られた固定子3c上部の空間へと導かれ、圧縮機構に設けられた図示されていない上向きガス流路を通って圧縮機構上側空間へ到達後、吐出管2から密閉容器1外部へと吐出される。
図2は、図1における固定スクロール6の正面図と断面図で、固定スクロールラップ溝6cの外側に深溝28を設けている。固定スクロールラップ溝6cは、固定スクロールラップ6bの外壁6dと内壁6e、底面6fとで形成され、旋回スクロールラップ9aが噛み合う。
深溝28の外側壁面28aは、旋回スクロール9が旋回運動したときの旋回スクロール支持円板9b外周部の描く外側包絡線29よりも外側に位置しており、深溝28の内側壁面28bは、旋回スクロール支持円板9b外周部の描く内側包絡線30よりも外側に位置している。
深溝28の深さHgは、固定スクロールラップ6bの高さHfよりも低めに設定されている。
図3は、図1における圧縮機構の横断面図を用いた、クランク角90度毎の圧縮工程を説明する図であり、固定スクロール6は、固定スクロールラップ外壁6dよりも外周巻終り側へ一周分延伸した内壁6eを持つとともに、内壁6eの外周部巻終り一周分も圧縮に寄与する非対称スクロールである。
以上のように構成されたスクロール圧縮機について、以下その動作、作用を説明する。
スクロール圧縮機は、旋回スクロール9が自転を拘束されながら旋回運動を行い、旋回スクロールラップ外壁9cと固定スクロールラップ内壁6eで形成された第一圧縮室11
aと、旋回スクロールラップ内壁9dと固定スクロールラップ外壁6dで形成された第二圧縮室11bの一対の圧縮室11が中心部に向かって容積を減少させることで圧縮を行う。
図3(a)は、第一圧縮室11aが吸入ガスを閉じ込んで圧縮を開始した瞬間のクランク角であり、吸入口13付近を除く固定スクロールラップ内壁6e外周部巻終り一周分は全て第一圧縮室11aを形成する。同様に、第二圧縮室11bの圧縮開始の瞬間を示す図3(c)において、吸入口13付近を除く固定スクロールラップ外壁6d外周部巻終り一周分は全て第二圧縮室11bを形成する。
一方、図3(b)では、固定スクロールラップ内壁6eの巻終り一周分のうち概ね1/4の範囲が吸入口13と連通した第一吸入室31aを形成し、固定スクロールラップ外壁6dの巻終り一周分のうち概ね3/4の範囲が第二吸入室31bを形成する。図3(d)も同様に固定スクロールラップ外壁6dおよび内壁6eの巻終り一周分の一部が吸入室31を形成する。
すなわち、固定スクロールラップ外壁6dおよび内壁6eの巻終り一周分は圧縮室11と吸入室31を同時に形成し、その範囲がクランク角によって変化する。
吸入室31内の吸入ガスが受熱すると、吸入ガスの密度が低下して冷媒循環量が減少し、圧縮機の体積効率悪化を招き、圧縮室11内のガスが受熱すると、圧縮室11内圧力が上昇して圧縮動力が増加し、圧縮機の圧縮効率悪化を招くため、受熱のコントロールは圧縮機の高効率化に欠かせない要素である。
固定スクロール6の中心部付近における圧縮室11内部の冷媒ガスは高温、高圧の状態にあり、冷媒ガスの持つ熱が固定スクロール6中心部付近の表面に伝達される。固定スクロール6中心部付近の熱は、固定スクロール鏡板6aの中心部から固定スクロール鏡板6aの外周部へと伝導される。深溝28の無い従来の構成では、固定スクロール鏡板6a外周部の熱が固定スクロールラップ内壁6eの外周部巻終り一周分の壁面に容易に伝導されるため、第一吸入室31aおよび第一圧縮室11a内のガスが受熱して体積効率と圧縮効率の悪化を招いている。
本実施の形態1の構成では、固定スクロールラップ溝6cの外側に背圧室19と連通する深溝28が設けられており、深溝28内部は概ねオイルで満たされているため、固定スクロール鏡板6aから固定スクロールラップ内壁6eへの伝熱経路に深溝28による熱抵抗が加わり、固定スクロール内壁6eの表面温度は上昇しにくくなる。したがって、第一吸入室31aおよび第一圧縮室11a内のガスへの受熱が低減され、体積効率と圧縮効率の向上が可能である。
また、吸入圧力よりも高い中間圧力雰囲気の背圧室19と連通する深溝28が旋回スクロール支持円板9bと重なりながら旋回運動するため、固定スクロール6に常に押し付けられている旋回スクロール9に中間圧力の反力が加わり、押し付け力が低下することでスラスト摩擦が低減され、機械効率の向上も可能である。
旋回スクロール支持円板9b外周部の描く外側包絡線29よりも外側に深溝28の外側壁面28aが配置されているため、旋回スクロール支持円板9b外周部のエッジ部と深溝の外側壁面28aのエッジ部とが干渉することなく、エッジ同士の衝突による機械損失増加を防止することが可能である。
深溝28の内側壁面28bは、旋回スクロール支持円板9b外周部の描く内側包絡線3
0よりも内側に配置されているため、固定スクロールラップ内壁6eと内側包絡線30との距離、すなわち第一吸入室31aおよび第一圧縮室11aと背圧室19とのシール長が深溝28の追加によって損なわれることなく、第一吸入室31aおよび第一圧縮室11aの密閉性を維持することができる。
なお、本実施の形態のように、第一圧縮室11aと第二圧縮室11bの圧縮開始クランク角が概ね180°ずれている非対称スクロール構成に対し、第一圧縮室11aと第二圧縮室11bの圧縮開始がほぼ同時である対称スクロール構成では、吸入口13から第一圧縮室11aの圧縮開始位置までの吸入ガス助走区間が長い、すなわち第一吸入室31aが大きいため、受熱の影響を受けやすく、本発明による効果はより大きい。
図4は、図2における深溝28の深さHgが極端に浅い浅溝32の場合の固定スクロール6の正面図と断面図で、従来から既に存在する構成である。図2の深溝28の深さHgについて、本実施の形態の図2と従来の構成の図4を対比させながら説明する。
深溝28の深さHgは、深ければ深いほど断熱効果が増すことによる体積効率と圧縮効率の向上が期待できるが、反面、固定スクロール6の表裏に加わる圧力差による軸方向の圧力変形が増加することで固定スクロールラップ6bの形状に歪が生じ、旋回スクロールラップ9aと固定スクロールラップ6bとの接点でのシール性が悪化して漏れ損失増加による体積効率と圧縮効率の低下も招く。したがって、深溝28の深さHgには最適値が存在することになる。
一方、旋回スクロール支持円板9b外周部のエッジ衝突を回避することによる機械効率向上は、浅溝32内部のオイルのせん断力による粘性損失の影響が大きくなる極端に浅い構成を除き、深さによらず常に効果が得られる。但し、深溝28は、矩形や台形、三角形、円弧等の断面形状が考えられるが、いずれの場合でも、深溝28のエッジ部に深さ方向よりもスラスト摺動面側の方が大きい面取りを設けることで、スラスト摺動面での油膜形成が容易になり、更に機械効率を向上させることが可能である。
固定スクロール6の寸法や形状、運転条件等によって異なるものの、深溝28の深さHgが固定スクロールラップ6bの高さHfの概ね1/4から1/2の範囲が適正である。但し、図5や図6のように、不連続で複数の深溝28で構成されていても図2の構成に近い断熱効果を得ることができ、加えて固定スクロール6の圧力変形を図2の構成よりも抑制することができるため、深溝28の深さHgの最適範囲は固定スクロールラップ6bの高さHfの概ね1/2から同等の範囲となる。
図2において、深溝28は、吸入口13の手前で途切れたC字形をなし、深溝28と吸入口13との干渉を回避しているが、干渉を回避することができれば必ずしもC字形である必要はなく、例えば図7に示すとおり、吸入口13付近以外の範囲の深溝28の深さを最適深さであるHg1とし、吸入口13付近の深溝28の深さをHg2とし、深さHg2は吸入口13と干渉しない程度まで浅く設定している。この構成により、深溝28による断熱効果を最大限まで引き出すことが可能である。なお、図7では深溝28を深さHg1とHg2の段差のある構成としているが、二つの深さをなめらかに繋ぐスロープ状とすれば、固定スクロール6の圧力変形時に、深溝28の段差部での応力集中を防止することができ、圧力変形による固定スクロールラップ6b形状の歪みが偏在して極端に漏れ損失が増加することを回避することが可能であるし、深溝28を旋削加工できるようになるため、加工工数を低減することも可能である。
さらに、固定スクロール6の素材を鋳鉄や焼結とし、深溝28も含めて型で成形することにより、深溝28を自由な形状に設計して断熱効果を最大化することができると同時に
、深溝28の加工が不要となるため、加工コストを低減することも可能である。
なお、吸入ガスと吐出ガスの温度差が大きい運転条件や、飽和温度の高い冷媒、例えばHFC32等を用いた圧縮機では、吸入室31および圧縮室11への受熱が特に大きいため、本発明の構成を用いるとより効果的である。
(実施の形態2)
図8および図9は、本発明の実施の形態2における圧縮機構の縦断面図および固定スクロール6の正面図である。
ボルトによって本体フレーム5と締結された固定スクロール6と本体フレーム5は、円環状の締結面33を有し、深溝28の外側壁面28aは、本体フレーム5側の締結面33の内周33aよりも外側に位置し、深溝28の内側壁面28bは、本体フレーム5側の締結面33の内周33aよりも内側に位置している。すなわち、固定スクロール6のスラスト面側に開口部を持つ深溝28の一部を本体フレーム5によって蓋をし、深溝28の内部空間を囲い込む構成としている。
本実施の形態2の構成により、深溝28内部に滞留したオイルが背圧室19内の高温オイルと入れ替わって深溝28内部に熱が移動することを抑え、深溝28内部のオイルを比較的低温に保つことで熱抵抗を増加させ、深溝28の断熱性能を向上させることができる。
(実施の形態3)
図10および図11は、本発明の実施の形態3における圧縮機構の縦断面図および固定スクロール6の正面図である。
深溝28の外側壁面28aおよび内側壁面28bは、本体フレーム5側の締結面33の内周33aよりも外側に位置し、深溝28と背圧室19とを連通する連通路である連通溝34が設けられている。すなわち、深溝28全体を本体フレーム5によって蓋をし、深溝28の内部空間を完全に囲い込む構成としている。
本実施の形態3の構成により、深溝28内部に滞留したオイルが背圧室19内の高温オイルと入れ替わって深溝28内部に熱が移動することをほぼ完全に抑え、深溝28内部のオイルを比較的低温に保つことで熱抵抗を増加させ、実施の形態2の構成よりもさらに深溝28の断熱性能を向上させることができる。
また、深溝28と背圧室19とを連通する連通溝34を設けることで、圧縮機の組立時に深溝28内部に残留した空気や水分を、圧縮機の搭載工程での真空引きによって確実に除去できるため、圧縮機や圧縮機を搭載したサイクルシステムの信頼性の悪化を防止することが可能である。
深溝28を背圧室19と連通させず、吐出室25や密閉容器1内部空間と連通させる方法もあるが、この場合、深溝28内部がガスで満たされることになるため、深溝28内部で対流が発生しやすくなり、断熱性能はやや劣るが、背圧室19がガス雰囲気のスクロール圧縮機や背圧室19が中間圧力ではないスクロール圧縮機でも容易に構成可能であり、設計自由度が高いという利点がある。
深溝28は、固定スクロール6の比較的外周側に設けられており、固定スクロール6の圧力変形による固定スクロールラップ6b形状の歪みへの影響が比較的小さくなるため、深溝28の深さの最適範囲は比較的深めになる。本実施の形態3では、深溝28の深さを
固定スクロールラップ6bの高さよりも深く設定している。
(実施の形態4)
図12および図13は、本発明の実施の形態4における圧縮機構の縦断面図および固定スクロール6の正面図である。
深溝28の外側壁面28aおよび内側壁面28bは、旋回スクロール支持円板9bの内側包絡線30よりも内側に位置し、深溝28と背圧室19とを連通する連通溝34が設けられている。すなわち、深溝28全体を旋回スクロール支持円板9bによって蓋をし、深溝28の内部空間を完全に囲い込む構成としている。
本実施の形態4の構成により、実施の形態3と同様、深溝28内部のオイルを比較的低温に保つことで熱抵抗を増加させ、実施の形態2の構成よりもさらに深溝28の断熱性能を向上させることができる。
また、旋回スクロール9が旋回運動したときに、旋回スクロール支持円板9bの外周エッジ部が深溝28の外側壁面28aよりも外側を常に旋回し、深溝28の外側壁面28aのエッジ部と干渉することがないため、エッジ同時の衝突による機械損失増加を防止することが可能である。
深溝28を背圧室19と連通させず、吐出室25や吸入室31と連通させる方法もあるが、いずれの場合も、深溝28内部がガスで満たされることになるため、深溝28内部で対流が発生しやすくなり、断熱性能はやや劣る。また、吐出室25と連通させる場合は、深溝28内部が吐出圧力雰囲気となり、旋回スクロール9を固定スクロール6に押し付けるスラスト力が減少するため、低圧縮比運転時に旋回スクロール9が固定スクロール6から離反する、いわゆる転覆現象が発生し、圧縮室11および吸入室31の密閉性悪化による体積効率と圧縮効率の低下を招く。一方、吸入室31と連通させる場合は、深溝28内部が吸入圧力雰囲気となり、旋回スクロール9を固定スクロール6に押し付けるスラスト力が増加するため、スラスト面での機械損失増加による機械効率低下を招く。但し、スラスト力に過不足のある圧縮機では、この構成を用いることでスラスト力を改善可能である。
連通溝34は、旋回スクロール9がどの位置にあっても背圧室19と連通している必要があるため、旋回スクロール支持円板9bの外側包絡線29よりも外側まで延伸させているが、異なる角度に複数の連通溝34を設けた場合は、外側包絡線29よりも外側まで必ず延伸させる必要はなく、いずれのクランク角でもいずれか一つの連通溝34が背圧室19と連通していればよい。
深溝28は、固定スクロール6の比較的内周側に設けられており、固定スクロール6の圧力変形による固定スクロールラップ6b形状の歪みへの影響が比較的大きくなるため、深溝28の深さの最適範囲は比較的浅めになる。本実施の形態4では、円環状で均一な深さの深溝28とすることで旋削加工が容易な構成としている。
以上のように、本発明にかかるスクロール圧縮機は、吸入室の外側に背圧室と連通する深溝を設けることにより、固定スクロールラップの強度低下による信頼性の悪化を招くことなく、固定スクロール壁面温度低減による体積効率および圧縮効率の向上と、スラスト面での摺動損失低減による機械効率の向上が可能であり、HFC系冷媒やHCFC系冷媒、HFO系冷媒を用いたエアーコンディショナーやヒートポンプ式給湯機のほかに、自然冷媒の二酸化炭素を用いたエアーコンディショナーやヒートポンプ式給湯機などの用途に
も適用できる。
4 クランク軸
5 本体フレーム
6 固定スクロール
6a 固定スクロール鏡板
6b 固定スクロールラップ
9 旋回スクロール
9a 旋回スクロールラップ
9b 旋回スクロール支持円板
11 圧縮室
14 主軸
19 背圧室
28 深溝
28a 外側壁面
28b 内側壁面
29 外側包絡線
30 内側包絡線
31 吸入室
33 締結面
33a 内周
34 連通溝(連通路)

Claims (5)

  1. 固定スクロールの一部をなす鏡板の一面に直立して形成された渦巻き状の固定スクロールラップ及び旋回スクロールの旋回スクロール支持円板上に直立する渦巻き状の旋回スクロールラップを互いに噛み合わせて、両スクロール間に一対の圧縮室を形成し、吸入側より吐出側に向けて連続移行して流体を圧縮すべく容積変化するスクロール圧縮機であって、
    前記旋回スクロールの背面には吸入圧力よりも高めの背圧が付与された背圧室が形成され、前記固定スクロールラップ外縁部付近には吸入室が形成され、前記吸入室の外側には前記背圧室と連通する深溝を設けたことを特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 前記旋回スクロール支持円板が旋回運動したときに前記旋回スクロール支持円板の外周によって描かれる内外の包絡線のうち、外側包絡線よりも外側に前記深溝の外側壁面が設けられた請求項1に記載のスクロール圧縮機。
  3. 前記旋回スクロールを旋回運動させるクランク軸の主軸を支承する本体フレームが締結される前記固定スクロールと前記本体フレームの締結面において、前記深溝の前記外側壁面が前記本体フレーム側の締結面の内周よりも外側にある請求項2に記載のスクロール圧縮機。
  4. 前記深溝の内側壁面が前記本体フレーム側の締結面の内周よりも外側にあり、連通路によって前記背圧室と連通している請求項3に記載のスクロール圧縮機。
  5. 前記旋回スクロール支持円板が旋回運動したときに前記旋回スクロール支持円板の外周によって描かれる内外の包絡線のうち、内側包絡線よりも内側に前記深溝の前記外側壁面が設けられ、連通路によって前記背圧室と連通している請求項1に記載のスクロール圧縮機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110517573A (zh) * 2019-08-02 2019-11-29 安徽盛鸿展览工程有限公司 一种机械韵律演示装置用演示球双向提升机构
JP6987295B1 (ja) * 2021-09-03 2021-12-22 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 スクロール圧縮機及び冷凍サイクル装置

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