JP2016134679A - 画像処理装置及び画像処理装置の制御方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理装置の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016134679A
JP2016134679A JP2015006928A JP2015006928A JP2016134679A JP 2016134679 A JP2016134679 A JP 2016134679A JP 2015006928 A JP2015006928 A JP 2015006928A JP 2015006928 A JP2015006928 A JP 2015006928A JP 2016134679 A JP2016134679 A JP 2016134679A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
moving
pixel
moving body
moving object
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015006928A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6516478B2 (ja
Inventor
成己 松岡
Narumi Matsuoka
成己 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2015006928A priority Critical patent/JP6516478B2/ja
Publication of JP2016134679A publication Critical patent/JP2016134679A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6516478B2 publication Critical patent/JP6516478B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】被写体の写っていない画像を撮影していない場合や、固有の色域を持った静止物の前を移動体が横断する場合でも移動体を抽出できるようにする。
【解決手段】動画中の移動体を抽出する画像処理装置であって、移動体の写っていない移動体除去画像を生成する生成手段と、前記移動体除去画像と動画の各フレームにおける画像との差分を用いて移動体の一部である移動体シードを抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出した移動体シードと、隣接した注目画素の特徴量を比較することで注目画素を移動体に分類し、さらに分類を終えた時点で移動体ではないと分類された画素を背景と分類する分類手段とを備え、前記抽出手段は、前記分類手段による分類に基づいて動画から移動体を抽出する。
【選択図】図2

Description

本発明は画像処理装置及び画像処理装置の制御方法に関し、特に、動画中の移動体を抽出するために用いて好適な技術に関する。
移動体を抽出する手法の一つとして背景差分法がある。これは、移動体が写っていない画像と移動体が写っている画像との差分を求め、差分が閾値以上であった領域を被写体として抽出する手法である。特許文献1では、連写撮影又は動画撮影された画像中に動きのある部分の存在が検出されない区間の画像を背景画像として記憶しておき、背景画像と一連の被写体込みの画像との差分を用いて被写体を抽出する構成が記載されている。
また、移動体を抽出する手法に、被写体追尾を用いる場合がある。これは、隣り合うフレーム間の画像において、対応する特徴点や領域を求めることで移動体を抽出する手法である。特許文献2では、数フレームの画像の色域を抽出し、抽出した色域の位置が変動したか否かを判定することで移動体を抽出する構成が記載されている。
特開2010−283637号公報 特開2000−348185号公報
しかしながら、前述の特許文献1で触れたような背景差分法を用いるには、移動体の写っていない画像を撮影することが必要となる。仮に、撮影した動画中に移動体の写っていない画像が存在しない場合があっても、動画のそれぞれのフレーム画像を用いて移動体を除去した移動体除去画像を作成し、代用する方法が考えられる。
このとき、各画素に対して、移動体以外すなわち背景を記録したフレームを選択することで、移動体除去画像を作成できる。しかし、例えば、移動体がある位置を中心とした周期運動をするなど、全フレームに渡って移動体を記録する画素がある場合、原理上移動体を除去できない。さらに、移動体と背景とを交互に記録する画素があり、誤って移動体を記録したフレームを選択した場合、移動体の除去に失敗する。
さらに、特許文献2で触れたような移動体を追尾する手法では、移動体を表す色域の判定を行っていないため、例えば、ある固有の色域を持った静止物の前を移動体が横切った場合では、静止物を誤って移動体として検出してしまう可能性がある。
本発明は前述の問題点に鑑み、被写体の写っていない画像を撮影していない場合や、固有の色域を持った静止物の前を移動体が横断する場合でも移動体を抽出できるようにすることを目的とする。
本発明の画像処理装置は、動画中の移動体を抽出する画像処理装置であって、移動体の写っていない移動体除去画像を生成する生成手段と、前記移動体除去画像と動画の各フレームにおける画像との差分を用いて移動体の一部である移動体シードを抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出した移動体シードと、隣接した注目画素の特徴量を比較することで注目画素を移動体に分類し、さらに分類を終えた時点で移動体ではないと分類された画素を背景と分類する分類手段とを備え、前記抽出手段は、前記分類手段による分類に基づいて動画から移動体を抽出することを特徴とする。
本発明によれば、動画において移動体を正しく抽出することが可能となる。
本発明の実施形態に係る撮像装置の構成例を示すブロック図である。 実施形態に係る移動体抽出における全体の処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る移動体除去画像の作成処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る移動体の抽出処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る移動体シードからの侵攻処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る背景シードからの侵攻処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る移動体除去画像作成の例を示す図である。 実施形態に係る移動体除去画像作成の例および背景記録候補区間の例を示す図である。 実施形態に係る背景記録候補区間の例を示す図である。 実施形態に係る背景記録区間の選定例を示す図である。 実施形態に係る背景記録区間の例を示す図である。 実施形態に係る移動体抽出処理の例を示す図である。 実施形態に係る移動体除去画像作成の例を示す図である。 実施形態に係る移動体除去画像の例を示す図である。 実施形態に係る移動体シードからの侵攻の例を示す図である。 実施形態に係る背景シードからの侵攻の例を示す図である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の画像処理装置を実現する一つの例である撮像装置100の基本構成を示すブロック図である。
撮像装置100は、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラのようなカメラはもとより、カメラ機能付き携帯電話、カメラ付きコンピュータなど、カメラ機能を備える任意の電子機器であってもよい。
光学系101は、レンズ、シャッター、絞りから構成されており、CPU103の制御によって被写体からの光を撮像素子102に結像させる。CCDイメージセンサ、CMOSイメージセンサなどの撮像素子102は、光学系101を通って結像した光を画像信号に変換する。
CPU103は、入力された信号や予め記憶されたプログラムに従い、撮像装置100を構成する各部を制御することで、撮像装置100の機能を実現させる。
一次記憶部104は、例えば、RAMのような揮発性装置であり、一時的なデータを記憶し、CPU103の作業用に使われる。また、一次記憶部104に記憶されている情報は、画像処理部105で利用されたり、記録媒体106へ記録されたりもする。
記録媒体106は、一次記憶部104に記憶されている、撮影により得られた画像のデータなどを記録する。なお、記録媒体106は、例えば、半導体メモリカードのように撮像装置100から取り外し可能であり、記録されたデータはパーソナルコンピュータなどに装着してデータを読み出すことが可能である。つまり、撮像装置100は、記録媒体106の着脱機構及び読み書き機能を有する。
二次記憶部107は、例えば、EEPROMのような不揮発性記憶装置であり、撮像装置100を制御するためのプログラム(ファームウェア)や各種の設定情報を記憶し、CPU103によって利用される。
表示部108は、撮影時のビューファインダー画像の表示、撮影した画像の表示、対話的な操作のためのGUI画像などの表示を行う。操作部109は、ユーザの操作を受け付けてCPU103へ入力情報を伝達する入力デバイス群であり、例えばボタン、レバー、タッチパネル等はもちろん、音声や視線などを用いた入力機器であってもよい。
なお、本実施形態の撮像装置100は、画像処理部105が撮像画像に適用する画像処理のパターンを複数有し、パターンを撮像モードとして操作部109から設定可能である。画像処理部105は、いわゆる現像処理と呼ばれる画像処理をはじめ、撮影モードに応じた色調の調整なども行う。なお、画像処理部105の機能の少なくとも一部は、CPU103がソフトウェア的に実現してもよい。
図2に、本実施形態における移動体抽出の全体の流れを示し、図3、4、5、および6にそれぞれ移動体除去画像の作成の流れ、移動体の抽出の流れ、移動体シードからの侵攻の流れおよび背景シードからの侵攻の流れを示す。
図2〜図6のフローチャートは、CPU103が二次記憶部107に記録されたプログラムを一次記憶部104のワークメモリ領域に展開して実行し、各部を制御することで実現する。
以下に、図12の例を用いて、動画中の移動体を抽出する本実施形態について説明する。
まず、S201において、CPU103は、動画の各画素に対して、背景を記録した区間(以下、背景記録区間)を選定することで、移動体を除去した移動体除去画像の作成を行う。
図7のRGB値の時間変動の例を用いて、ある画素における移動体除去画像を作成するためのフレーム選択の一連の流れを説明する。
S301において、CPU103は、変数iに1を代入し、S302において、CPU103は変数jに1を代入し、次に、S303において、CPU103は、背景を記録した可能性のある区間(以下、背景記録候補区間)を選定する。背景を記録した場合、単一の色情報を連続的に記録するが、このような区間を求める手順を以下に述べる。
まず初めに、CPU103は、RGB値それぞれに対して、隣接フレーム間の差分を算出し、その絶対値を求める(図8(a))。
次に、CPU103は、RGB値各々の差分絶対値が第1の閾値以下となったフレームが、第2の閾値以上の期間だけ続く区間を求め、当該区間を背景記録候補区間として選定する。図8(b)および図9は、前述の選定方法により選定した背景記録候補区間を示す。なお、第1の閾値および第2の閾値は、それぞれ予めCPU103に記憶しておく。
次に、S304において、CPU103は、S303において選定された背景記録候補区間から、実際に背景を記録した区間(以下、背景記録区間)の選定を行う。まず、CPU103は、背景記録候補区間の中央のフレームにおけるRGB値を、各候補区間の代表値として抽出する。
次に、CPU103は、前述した代表値の組合せを元にして、最も再現度の高い組合せを持った区間を求め、この区間を背景記録区間として選定する。ある区間sにおける再現度vote(s)は、初期値を0とし、式1を全て満たした場合に1加算することとする。なお、tは注目している区間s以外の区間番号を取ることとする。
|candi(s, R) - candi( t, R) | < thr3
|candi(s, G) - candi( t, G) | < thr3 ・・・式1
|candi(s, B) - candi ( t, B) | < thr3
ここで、candi(s, R)、candi(s, G)およびcandi(s, B)はそれぞれ区間sにおける代表値のR、GおよびBを表し、thr3は第3の閾値をそれぞれ表す。
図9の例における各候補区間の再現度は、図10のようになる。図10より、図11に示すように、区間1、3および5が背景記録区間として選定される。
S305において、CPU103は、注目画素に適用するRGBの画素値を決定する。S304において選定した背景記録区間の中から、ある任意のフレームを選択し、そのフレームにおけるRGB値を、注目画素における背景情報を記録したとして用いる。
S306において、CPU103は、変数jを1だけインクリメントし、S307において、全列数の処理を行った否かを判定し、処理が終了していない場合にはS303に戻り、終了していればS308に進む。
S308において、CPU103は、変数iを1だけインクリメントし、S309において、全行数の処理を行った否かを判定し、処理が終了していない場合にはS302に戻り、終了していれば移動体除去画像の作成処理を終了する。
背景記録区間の中から、任意のフレームを選ぶ選定方法に関しては、どのような手段であってもよいが、環境光の変化なども考慮して、より中央のフレームを選択することが望ましい。そこで、今回は背景記録区間のうち、時間的に中央に位置する区間に注目し、この区間の中央のフレームにおけるRGB値を用いることとした。
また、本実施形態において繰り返し同じ色を記録した区間を背景記録区間として選定したが、例えば、より長時間記録した区間を選定した区間や、区間単位での断続的な繰り返し回数を用いずに各区間での記録時間を用いて背景記録区間を選定してもよい。さらに、本実施形態において選定した背景記録区間に対し、中央の区間の中央のフレームを用いることとしたが、動画記録区間のうち、最も中央の時刻のフレームにおけるRGB値を用いるなど、他の評価基準により、利用するフレームを選定してもよい。さらに、あるフレームにおけるRGB値の組合せを用いる代わりに、背景記録区間のRGB値それぞれの最頻値や中央値などを個別に求めて、これを利用してもよい。
S201において、CPU103は、前述の手順を各画素に対して繰り返し行う(S301からS309)ことで、移動体除去画像の作成を行う。
前述したように、各画素の特徴量の時間変動から再現度の高い特徴量の組み合わせを持ったフレームを選び出し、そのフレームにおける特徴量の組み合わせから移動体除去画像を生成する。特徴量は、色情報、輝度値、距離情報の少なくとも一つである。
図12に、だるま落としの前面でヤジロベーが動くような動画における、ある1フレームの画像を示し、図12の(1)、(2)および(3)それぞれの画素におけるRGB値の時間変動を図13(a)、13(b)および13(c)にそれぞれ示す。
図13(a)より、図12の(1)の画素は周期的にヤジロベーの棒と背景が交互に記録されているが、背景の色の方がより継続的に記録されているため、この画素においては背景を記録したフレームを正しく選択できる。
次に、図13(b)より、図12の(2)の画素は全フレームに渡ってヤジロベーの支点上の物体(以下、支点上物体)を記録している。このように、常に移動体が記録されるような画素に対しては、移動体の除去を行うことはできない。
さらに、図13(c)より、図12の(3)の画素は(1)の画素のように、周期的に支点上物体と背景が交互に記録されているが、支点上物体の方がより継続的に記録されている。そのため、この画素においては支点上物体を記録したフレームを誤って選択してしまう。このように、移動体除去画像は最大限移動体を除去したとはいえないが、このような場合であっても移動体を正しく抽出する方法については後述する。
図14に、図12の画像を含んだ動画に対して、S201の手順で作成した移動体除去画像を示す。
図14より、移動体の一部は除去できているが、前記支点上物体など周期運動を行っている箇所の除去は行うことができない。
図2のフローチャートの説明に戻る。
S202において、CPU103は、変数nに1を代入し、S203において、CPU103は、移動体の抽出処理を行う。移動体抽出処理は、図4のフローチャートで説明する。
S401およびS402において、CPU103は、移動体抽出に必要となるシードの作成を行う。ここでは、対象とするフレームの画像を構成する各画素から「移動体シード」又は「背景シード」を作成する。まず、S401では移動体シードを作成する。次に、S402で背景シードを作成する。
S401において、CPU103は、移動体シードを作成する。移動体シードは、移動体を構成する全画素の一部分又は全体を指す。S201で作成した移動体除去画像と、移動体を抽出したいフレーム(以下、注目フレーム)の画像の差分絶対値が第3の閾値以上となった画素を、移動体シードとして作成する。
次に、S402においてCPU103は、背景シードを作成する。背景シードは、全フレームに渡って背景情報を記録した画素を指す。全フレームに渡って背景情報を記録したかどうかは、注目画素のRGB値の時間変動の差分の絶対値を求め、算出した差分絶対値が、全フレームに渡って第1の閾値以下となった画素を背景として判定する。
最後に、移動体シードとも背景シードとも判定されなかった画素を、不定とする。
次に、S403およびS404において、CPU103は、S401およびS402において作成した「移動体シード」、「背景シード」および「不定」を利用して移動体の抽出を行う。注目画素と、その周囲の画素との特徴量を比較し、十分似ていた場合に、注目画素をその周囲の画素と同じグループ(ここでは、移動体又は背景)に属させる過程を、以下では「侵攻」と表記する。
まず、S403において、CPU103は、移動体シードから不定に対する侵攻を行う。移動体シードから不定に対する侵攻を行う、注目画素を移動体に分類する処理手順を、図5のフローチャートに示す。
S501において、CPU103は、注目する不定画素Iindetと、これに隣接する4近傍の画素のうち、移動体画素Imoveとで式2を満たした場合に、S502において、注目画素を移動体に追加する。ここで、thr4は第4の閾値を表す。
| Iindet (R) - Imove (R) | < thr4
| Iindet (G) - Imove (G) | < thr4 ・・・式2
| Iindet (B) - Imove (B) | < thr4
S503において、CPU103は、移動体画素と隣接した全ての不定画素に対して、S502で移動体に追加されたか否かの判定を行う。移動体画素と隣接した全ての不定画素が移動体に追加されなくなるまで、CPU103は、S501からS503を繰り返し行う。
図15(a)、(b)及び(c)に、移動体シードから不定画素への侵攻の過程の例を示す。
図15より、正しくは背景であるにも関わらず移動体シードに含まれた画素があることにより、背景の一部分が移動体として誤判定されている。また、移動体の色と似ていない色を持った領域に対しては侵攻できず、不定のままとなっている。
ここで、S504において、CPU103は、移動体シードからの侵攻を終えた時点で不定となっていた画素は、移動体ではないと判断し、前述の不定画素を背景シードに加える。
前述した理由により、図15(c)のように、正しくは背景であるにも関わらず、移動体と判定される画素が存在することがある。これらの画素を正しく背景と判別するために、S404において、CPU103は、背景シードから移動体への侵攻を行う。
背景シードから移動体への侵攻を行う処理手順を、図6のフローチャートに示す。
S601において、CPU103は、注目する移動体画素Imoveと、これに隣接する4近傍の画素のうち、背景画素Ibackとで式3を満たした場合に、S602において、注目画素を背景に追加する。ここで、thr5は第5の閾値を表す。なお、thr4とthr5は同じ値としてもよいが、thr5をthr4よりも小さい値として設定してもよい。これは、注目フレームの画像をリサイズするなどして、移動体のエッジ部がぼやけるような場合に背景からの侵攻時に曖昧なエッジを介して移動体に対して誤って侵攻をしてしまうことを避けるためである。
| Imove (R) - Iback (R) | < thr5
| Imove (G) - Iback (G) | < thr5 ・・・式3
| Imove (B) - Iback (B) | < thr5
S603において、CPU103は、背景画素と隣接した全ての移動体画素に対して、S602で背景に追加されたか否かの判定を行う。背景画素と隣接した全ての移動体画素が背景に追加されなくなるまで、CPU103は、S601からS603を繰り返し行う。
図16(a)、(b)に、背景シードから移動体画素への侵攻の過程を示す。さらに、図16(c)は、背景シードからの侵攻を終えた図、すなわち、移動体を抽出し終えた状態を示す。
S204において、CPU103は、nを1だけインクリメントし、S205において、全フレームの処理を行ったか否かを判定し、処理が終了していない場合はS203に戻り、次のフレーム処理を行う。処理が終了していればS206に進む。
以上の手順(S203からS205)を入力動画の全フレームに対して繰り返し処理を行う。これにより、移動体の写っていない画像を撮影していない場合や、固有の色域を持った静止物の前を移動体が横断する場合でも移動体を抽出することができる。
さらに、S206において、CPU103は、ある1枚の静止画(以下、代表静止画像)を作成する。CPU103は、代表静止画像に本実施形態で抽出した移動体を合成することで、シネマグラフを作成することができる。
(その他の実施例)
本発明は、前述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 撮像装置
101 光学系
102 撮像素子
103 CPU
104 一次記憶部
105 画像処理部
106 記録媒体
107 二次記憶部
108 表示部
109 操作部

Claims (7)

  1. 動画中の移動体を抽出する画像処理装置であって、
    移動体の写っていない移動体除去画像を生成する生成手段と、
    前記移動体除去画像と動画の各フレームにおける画像との差分を用いて移動体の一部である移動体シードを抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出した移動体シードと、隣接した注目画素の特徴量を比較することで注目画素を移動体に分類し、さらに分類を終えた時点で移動体ではないと分類された画素を背景と分類する分類手段とを備え、
    前記抽出手段は、前記分類手段による分類に基づいて動画から移動体を抽出することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記生成手段は、動画のある区間のフレームの各画素において、特徴量の組合せの変動が閾値以下となるフレームが断続的に続いた回数を元にして再現度の高い組合せを持った区間を求め、前記再現度の高い区間から1つのフレームを選び出し、そのフレームにおける画素値を各画素に適用することで移動体除去画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記特徴量は、色情報、輝度値、距離情報の少なくとも一つであることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記分類手段は、移動体からの侵攻を終えた時点で移動体ではない画素を背景と分類し、さらに、背景から移動体への侵攻を行うことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記侵攻とは、注目画素を移動体または背景に分類することであることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 各フレームの画像において抽出した移動体を、静止画に合成する合成手段をさらに備え、
    前記合成手段は、シネマグラフを作成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 動画中の移動体を抽出する画像処理装置の制御方法であって、
    移動体の写っていない移動体除去画像を生成する生成工程と、
    前記移動体除去画像と動画の各フレームにおける画像との差分を用いて移動体の一部である移動体シードを抽出する抽出工程と、
    前記抽出工程において抽出した移動体シードと、隣接した注目画素の特徴量を比較することで注目画素を移動体に分類し、さらに分類を終えた時点で移動体ではないと分類された画素を背景と分類する分類工程とを備え、
    前記抽出工程は、前記分類工程における分類に基づいて動画から移動体を抽出することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
JP2015006928A 2015-01-16 2015-01-16 画像処理装置及び画像処理装置の制御方法 Expired - Fee Related JP6516478B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015006928A JP6516478B2 (ja) 2015-01-16 2015-01-16 画像処理装置及び画像処理装置の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015006928A JP6516478B2 (ja) 2015-01-16 2015-01-16 画像処理装置及び画像処理装置の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016134679A true JP2016134679A (ja) 2016-07-25
JP6516478B2 JP6516478B2 (ja) 2019-05-22

Family

ID=56434653

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015006928A Expired - Fee Related JP6516478B2 (ja) 2015-01-16 2015-01-16 画像処理装置及び画像処理装置の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6516478B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106210542A (zh) * 2016-08-16 2016-12-07 深圳市金立通信设备有限公司 一种照片合成的方法及终端

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0594536A (ja) * 1991-10-01 1993-04-16 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 移動物体抽出処理方法
JPH1023452A (ja) * 1996-07-05 1998-01-23 Canon Inc 画像抽出装置および方法
JPH11175735A (ja) * 1997-12-15 1999-07-02 Hitachi Denshi Ltd 画像処理による物体認識方法及び装置
JP2000251079A (ja) * 1999-03-03 2000-09-14 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 動画像オブジェクト抽出装置
US20040126014A1 (en) * 2002-12-31 2004-07-01 Lipton Alan J. Video scene background maintenance using statistical pixel modeling
JP2007122508A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Secom Co Ltd 侵入検知装置
JP2008187267A (ja) * 2007-01-26 2008-08-14 Canon Inc 動画像印刷装置
JP2013257785A (ja) * 2012-06-13 2013-12-26 Jvc Kenwood Corp 物体検出装置、物体検出方法、及びプログラム
JP2014102820A (ja) * 2012-10-19 2014-06-05 Csr Technology Inc 撮像装置上における自動シネマグラフの作成方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0594536A (ja) * 1991-10-01 1993-04-16 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 移動物体抽出処理方法
JPH1023452A (ja) * 1996-07-05 1998-01-23 Canon Inc 画像抽出装置および方法
JPH11175735A (ja) * 1997-12-15 1999-07-02 Hitachi Denshi Ltd 画像処理による物体認識方法及び装置
JP2000251079A (ja) * 1999-03-03 2000-09-14 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 動画像オブジェクト抽出装置
US20040126014A1 (en) * 2002-12-31 2004-07-01 Lipton Alan J. Video scene background maintenance using statistical pixel modeling
JP2007122508A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Secom Co Ltd 侵入検知装置
JP2008187267A (ja) * 2007-01-26 2008-08-14 Canon Inc 動画像印刷装置
JP2013257785A (ja) * 2012-06-13 2013-12-26 Jvc Kenwood Corp 物体検出装置、物体検出方法、及びプログラム
JP2014102820A (ja) * 2012-10-19 2014-06-05 Csr Technology Inc 撮像装置上における自動シネマグラフの作成方法

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
境田慎一ほか: "背景差分法と時空間watershedによる領域成長法を併用した動画像オブジェクトの抽出", 電子情報通信学会論文誌, vol. Vol.J84−D−11,No.12, JPN6018050404, 1 December 2001 (2001-12-01), JP, pages 2541 - 2555, ISSN: 0003943243 *

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106210542A (zh) * 2016-08-16 2016-12-07 深圳市金立通信设备有限公司 一种照片合成的方法及终端

Also Published As

Publication number Publication date
JP6516478B2 (ja) 2019-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4678603B2 (ja) 撮像装置及び撮像方法
TW202042175A (zh) 圖像處理方法及裝置、電子設備和電腦可讀儲存媒體
CN109565551B (zh) 对齐于参考帧合成图像
JP6157242B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP7223079B2 (ja) 画像処理装置およびその制御方法、ならびに撮像装置
CN103139464A (zh) 提供全景图像的方法及其成像设备
JP6521626B2 (ja) 被写体追跡装置、方法およびプログラム
JP6611531B2 (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、およびプログラム
JP5083080B2 (ja) 画像マッチング装置、およびカメラ
JP6511950B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP5167236B2 (ja) 被写体追跡装置及びその制御方法
KR20180075506A (ko) 정보 처리 장치, 정보 처리 방법 및 프로그램
JP2018182700A (ja) 画像処理装置およびその制御方法、プログラム、並びに記憶媒体
CN107431741B (zh) 图像处理装置、图像处理方法以及记录介质
JP6516478B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理装置の制御方法
JP5451364B2 (ja) 被写体追跡装置及びその制御方法
JP5222429B2 (ja) 被写体追跡装置及びその制御方法
JP7034781B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
US20150264268A1 (en) Display control apparatus, control method, and storage medium
US10565712B2 (en) Image processing apparatus and method for controlling the same
JP2009266169A (ja) 情報処理装置及び方法、並びにプログラム
US10089519B2 (en) Image capturing apparatus and image processing method
JP2015055988A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
JP2015008428A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP4770965B2 (ja) 画像マッチング装置、およびカメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180828

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190319

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190416

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6516478

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees