JP2016134641A - 発信端末信頼度判定システム、および、発信端末信頼度判定方法 - Google Patents

発信端末信頼度判定システム、および、発信端末信頼度判定方法 Download PDF

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Yoshihiko Ito
好彦 伊藤
貴行 古屋
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Abstract

【課題】発信端末が信頼できるものか否かをその電話番号に基づいて高精度かつ低コストで判定し、必要に応じてその判定結果を着信端末のユーザに通知することを課題とする。【解決手段】本発明は、発信端末92から着信端末93への電話接続に際し、発信端末92の信頼度を判定する発信端末信頼度判定システムSであり、複数の電話用端末の電話帳データを収集しておき、宛先電話番号登録数が所定の閾値未満の発信端末92を低信頼度であると判定し、その旨の音声メッセージを着信端末93に送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、電話をかけてきた発信端末(発信者)が信頼できるものか否かを判定する技術に関する。
従来から、いわゆる振り込め詐欺など、電話を用いた悪質な事件が多発している。これに関し、発信端末が信頼できるものか否かをその電話番号から高精度で判定できれば、必要に応じて着信端末のユーザや警察に危険を知らせるなど、有効な対策を図ることができる。そのため、これまでに種々の対策が考えられてきた。
例えば、振り込め詐欺防止のために、タウンページと個人の電話帳からなるホワイトリストを利用する方法(以下、「ホワイトリスト利用法」と称する。)がある。これによれば、例えば、ホワイトリストに載っていない電話番号の電話用端末からの電話を着信拒否することで、振り込め詐欺を未然に防ぐことができる。
また、振り込め詐欺防止のために、悪質行為者の声紋データからなるブラックリストを利用する方法(以下、「ブラックリスト利用法」と称する。)がある。これによれば、ブラックリストの声紋データと合致する声の者からの電話に関しては着信者に警告通知を行うことで、振り込め詐欺をある程度未然に防ぐことができる。
また、振り込め詐欺防止のために、着信端末のユーザの過信状態を声の高さや大きさ等を基に検出する方法がある(例えば非特許文献1)。これによれば、着信端末のユーザが無意識に考察能力低下の過信状態に陥っていることを検出し、警告等を行うことで、振り込め詐欺をある程度未然に防ぐことができる。
"世界初!過信状態を声の高さと大きさを基に検出する技術を開発 −電話の会話を分析し、振り込め詐欺誘引通話などにおいて90%以上の精度で過信状態を検出−"、[online]、2012年3月19日、国立大学法人名古屋大学等、[平成27年1月5日検索]、インターネット<URL:http://www.jst.go.jp/pr/announce/20120319/index.html>
しかしながら、上記したホワイトリスト利用法では、ホワイトリストに載っていない電話番号の電話用端末でも正当者(非悪質行為者)が使用しているケースが多いにもかかわらず、そのような正当者からの電話も着信拒否してしまうという問題がある。
また、上記したブラックリスト利用法では、声紋の認識精度に依存するため、電波状況等により、音声の品質が劣化した場合、高精度の声紋判定ができないという問題がある。
また、上記した非特許文献1の技術では、音声を高精度で認識できるが、通信端末側に高機能なプログラムを追加する必要があり、コストや手間が大きくかかってしまうという問題がある。
そこで、本発明は、発信端末が信頼できるものか否かをその電話番号に基づいて高精度かつ低コストで判定し、必要に応じてその判定結果を着信端末のユーザに通知することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明は、電話用端末同士の発信端末から着信端末への電話接続に際し、前記発信端末の信頼度を判定する発信端末信頼度判定システムであって、複数の電話用端末それぞれが保有する電話帳データを用いて、前記複数の電話用端末それぞれに関して、前記電話帳データにおいて宛先電話番号として当該電話用端末が登録されている数である宛先電話番号登録数を算出し、前記宛先電話番号登録数が所定の閾値未満の電話用端末は低信頼度であると記憶手段に記憶させる信頼度解析手段と、前記発信端末から前記着信端末への呼接続信号を検出すると、前記記憶手段を参照して、当該発信端末が低信頼度であるか否かを判定する信頼度判定手段と、前記信頼度判定手段が当該発信端末は低信頼度であると判定した場合、当該発信端末が低信頼度である旨の音声メッセージを当該着信端末に送信する音声メッセージ送信手段と、を備えることを特徴とする発信端末信頼度判定システムである。
これによれば、複数の電話用端末の電話帳データを用いて、宛先電話番号登録数が所定の閾値未満の発信端末を低信頼度であると判定し、その旨の音声メッセージを着信端末に送信することができる。つまり、発信端末が信頼できるものか否かをその電話番号に基づいて高精度かつ低コストで判定し、必要に応じてその判定結果を着信端末のユーザに通知することができる。
また、本発明は、前記信頼度解析手段が、前記電話帳データを用いて、前記電話用端末から当該電話用端末の電話帳データにおいて宛先電話番号として登録されている電話用端末に対して有向辺を対応させた有向グラフに基づく隣接行列の成分和を計算することで、前記宛先電話番号登録数を算出することが好ましい。
これによれば、有向辺を用いた有向グラフに基づいて隣接行列の成分和を計算するというシンプルな方法で宛先電話番号登録数を算出することができる。
また、本発明は、前記信頼度解析手段が、前記電話帳データにおいて複数の電話番号を有するユーザがあった場合、電話番号ごとに前記宛先電話番号登録数を算出して低信頼度の電話用端末の電話番号を前記記憶手段に記憶させることが好ましい。
これによれば、収集した電話帳データにおいて複数の電話番号を有するユーザがあった場合でも、電話番号ごとに宛先電話番号登録数を算出して信頼度を判定するので、新たなアルゴリズム等が不要で済む。
また、本発明は、前記信頼度解析手段が、前記宛先電話番号登録数が所定の閾値未満であった場合でも、当該電話用端末が固定電話であると認識できたときには、当該電話用端末は低信頼度ではないと判定することが好ましい。
これによれば、元々悪質な事件に用いられる可能性の非常に低い固定電話について低信頼度であると判定する事態を回避でき、より高精度な信頼度判定を実現できる。
本発明によれば、発信端末が信頼できるものか否かをその電話番号に基づいて高精度かつ低コストで判定し、必要に応じてその判定結果を着信端末のユーザに通知することができる。
本実施形態の発信端末信頼度判定システムの全体構成図である。 図1の部分図で、電話帳データの収集の説明図である。 電話帳データの例を示す図である。 電話用端末の信頼度の解析処理の説明図(前半)である。 電話用端末の信頼度の解析処理の説明図(後半)である。 図1の部分図で、各装置の動作説明図(前半)である。 図1の部分図で、各装置の動作説明図(後半)である。
以下、本発明に係る発信端末信頼度判定システムについて、図面を参照して説明する。
(構成)
図1に示すように、発信端末92から着信端末93への電話接続に際し、発信端末92の信頼度(以下、「電話番号の信頼度」とも称するが、同じ意味である。)を判定する発信端末信頼度判定システムSは、自社保守運用NW(ネットワーク)N2に配置される電話帳データ収集装置1、電話帳データDB(Data Base)装置2、信頼度解析装置3(記憶手段、信頼度解析手段)と、自社音声NW(ネットワーク)N4に配置される信頼度判定装置4(信頼度判定手段)、呼処理装置5、サービス利用者DB装置6、ガイダンス発出装置7(音声メッセージ送信手段)と、他社音声NW(ネットワーク)N3に配置される呼処理装置8と、を備えて構成される。
なお、本実施形態において、電話帳データ被収集端末91および発信端末92は携帯端末で、着信端末93は固定端末としているが、これは一例であり、これに限定されない。
電話帳データ被収集端末91は、備忘等を目的とした電話番号の記録データである電話帳データを保持している。
データ通信NW(ネットワーク)N1は、インターネット等の、データ通信を行うネットワークである。
自社保守運用NWN2は、サービスを提供する事業者が各ネットワークやユーザデータ等の保守管理を行うためのネットワークである。
他社音声NWN3と自社音声NWN4は、例えば、PSTN(Public Switched Telephone Network)、IMS(IP Multimedia Subsystem)等の音声通話を提供するネットワークである。なお、他社音声NWN3と自社音声NWN4は、両方とも同一の事業者が提供する音声ネットワークとして実現してもよい。
各装置1〜8は、それぞれがCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、入出力インタフェース、通信インタフェース等を備えた独立のコンピュータ装置であってもよいし、あるいは、いずれか2つ以上が1つのコンピュータ装置によって実現されてもよい。
電話帳データ収集装置1は、データ通信NWN1を通して複数の電話帳データ被収集端末91(発信端末92、着信端末93も含む。)それぞれが保有する電話帳データを収集する。
電話帳データDB装置2は、電話帳データ収集装置1が収集した電話帳データを蓄積する。
信頼度解析装置3は、複数の電話用端末(端末91〜93等)それぞれが保有する電話帳データを収集し、その複数の電話用端末それぞれに関して、収集したすべての電話帳データにおける宛先電話番号として当該電話用端末が登録されていた数である宛先電話番号登録数を算出し、宛先電話番号登録数が所定の閾値未満の電話用端末は低信頼度であると自身の記憶手段に記憶させる。
信頼度判定装置4は、発信端末92から着信端末93への呼接続信号を検出すると、信頼度解析装置3の記憶手段を参照して、発信端末92が低信頼度か否かを判定し、低信頼度であった場合は、ガイダンス発出装置7に対して、発信端末92が低信頼度である旨のガイダンス(音声メッセージ)を着信端末93に送るように命令する。なお、信頼度判定装置4は、PSTNではSCP(Service Control Point)に相当し、IMSではAS(Application Server)に相当する。
呼処理装置5、呼処理装置8は、発信端末92からの呼接続信号に基づき、発信端末92と着信端末93の間の接続処理等を行う。
サービス利用者DB装置6は、発信端末信頼度判定システムSを利用して振り込め詐欺防止サービス等を受けようとするユーザの所持する電話用端末の電話番号等を格納する。サービス利用者DB装置6は、IMSではデータとしてiFC(initial Filter Criteria)を保持する。
ガイダンス発出装置7は、呼処理装置5からの指示を受け、発信端末92が低信頼度である旨のガイダンスを、発信端末92の接続要求先である着信端末93に送信する。ガイダンス発出装置7は、PSTN、IMSではMS(Media Server)に相当する。
(動作)
次に、発信端末信頼度判定システムSの動作例について説明する。動作は、大きく次の3つの段階(1)〜(3)に分けられる。
(1)複数の電話帳データ被収集端末91から、電話帳データを収集する。
(2)(1)で収集したデータに基づき、各電話番号の信頼度を解析する。
(3)発信端末92からの呼接続信号があった場合に、その発信端末92の信頼度を判定し、低信頼度であったときは、着信端末93に対してその旨のガイダンスを送る。
以下、詳述する。
段階(1)について、図2を用いて説明する。電話帳データ収集装置1は、データ通信NWN1を通して複数の電話帳データ被収集端末91(発信端末92、着信端末93も含む。)それぞれが保有する電話帳データを収集し、収集した電話帳データを電話帳データDB装置2に格納する(符号(1−1))。具体的には、例えば、電話帳データ被収集端末91が、元々、迷惑メールフィルタの設定等のためにメールサーバに電話帳データを登録しているのであれば、電話帳データ収集装置1はそのメールサーバから電話帳データを取得すればよいが、これに限定されない。
次に、段階(2)について、図3〜図5を用いて説明する。ここでは、Alice、Bob、Charlie、Daveの4人を例にとって説明する。
Alice、Bob、Charlie、Daveが所持する電話用端末(端末91〜93)の電話番号は、それぞれ、090−1111−1111、090−2222−2222、090−3333−3333、090−4444−4444である。
図3、図4(a)(a1)に示すように、Aliceの電話用端末の電話帳データには、BobとCharlieの名前と電話番号が登録されている。
図4(a)(a2)に示すように、Bobの電話用端末の電話帳データには、Daveの名前と電話番号が登録されている。
図4(a)(a3)に示すように、Charlieの電話用端末の電話帳データには、BobとDaveの名前と電話番号が登録されている。
図4(a)(a4)に示すように、Daveの電話用端末の電話帳データには、Bobの名前と電話番号が登録されている。
以下、ステップ1〜ステップ5により、各電話番号の信頼度を解析する。
(ステップ1)
信頼度の閾値を事前に定める。具体的には、正の実数α∈N={1,2,・・・,n}を信頼度の閾値として事前に定める。αが大きいほど信頼度が高い。ここで、nは電話帳データを登録している電話番号と電話帳データに登録されている電話番号を合わせた数である。本例では、α=1とする。
(ステップ2)
電話帳データを元に有向グラフを作成する。
まず、電話帳データを登録しているn人のユーザの電話番号を、有向グラフG=(V,E)の一つの頂点v∈V(i∈N={1,2,・・・,n})にそれぞれ対応させる。本例では図4(b)のようになる。
ここで、VはグラフGの頂点の集合であり、E={ei,j=(v,v)∈V×V}はグラフGの有向辺の集合である。ユーザiが他のユーザj∈Nの電話番号を電話帳データに登録している場合、有向辺eij∈Eを設定する。すなわち、eij∈Eとする。逆に、登録していない場合は、eij∈Eでないとする。本例では図5(a)のようになる。
(ステップ3)
ステップ2で生成した有向グラフ(図5(a))を元に、隣接行列を生成する。つまり、隣接行列M∈{0,1}n×nをグラフGについて生成する。具体的には、eij∈Eのとき、行列Mの成分(i,j)を1とする。そして、eij∈Eでないとき、成分(i,j)を0とする。本例では図5(b)のようになる。
(ステップ4)
ステップ3で生成した隣接行列の各列ベクトルの成分和を計算する。
隣接行列Aの(i,j)成分をaijとする。このとき、Aの各列ベクトルの成分和a=Σ i=1ijを計算する。本例では図5(c)のようになる。
(ステップ5)
ステップ4で計算した列ベクトルの成分和aを基に各電話番号の信頼度を決定する。つまり、各ユーザj(電話番号)の信頼度を、
≧αならば、信頼に値するユーザ(高信頼度)
<αならば、信頼に値しないユーザ(低信頼度)
と決定する。
本例では、Alice(a(=0)<α(=1))が低信頼度で、Bob(a(=3)≧α(=1))、Charlie(a(=1)≧α(=1))、Dave(a(=2)≧α(=1))が高信頼度であると決定する。
このようにして、定量的に信頼度を決定することができる。つまり、悪質な事件に用いられる電話用端末は、他の電話用端末の電話帳データに登録されていることがまったくないか、登録されていてもその数が少ないと考えられるため、上記したアルゴリズムで電話番号の信頼度を高精度で決定できる。このようにして決定した信頼度は、図6の解析済データ31として信頼度解析装置3によって保持される。
次に、段階(3)について、図6、図7を用いて説明する。なお、以下の、ガイダンスを着信端末93に通知してから、発着信端末の音声通話を確立させる一連の流れに関して、IMSでは、3GPP TS 24.628で動作が規定されている。
図6に示すように、まず、発信端末92からの呼接続信号が、呼処理装置8を経由して呼処理装置5に送られる(符号(3−0))。
呼処理装置5は、呼接続信号を受信すると、呼接続信号に含まれている着信先電話番号をキーにサービス利用者DB装置6に問い合わせを行う(符号(3−1))。ここでは、着信先電話番号がサービス利用者DB装置6に登録されていたものとする。なお、着信先電話番号がサービス利用者DB装置6に登録されていなければ、以下の信頼度判定を行わない。
呼処理装置5は、信頼度判定装置4にその呼接続信号をルーチングする(符号(3−2))。
信頼度判定装置4は信頼度解析装置3に発信元電話番号を基に問い合わせを行い、信頼度解析装置3は発信元電話番号と解析済データ31を照合し、解析済データ31に記載された信頼度を信頼度判定装置4に返却する(符号(3−3))。ここでは、発信端末92が低信頼度であったものとする。
信頼度判定装置4は呼処理装置5にその呼接続信号をルーチングし、呼接続信号を戻された呼処理装置5は着信端末93にその呼接続信号をルーチングする(符号(3−4))。
図7に移り、着信端末93のユーザがオフフック等の着信操作を行うと、着信端末93は呼処理装置5に着信信号を送信する(符号(3−5))。
呼処理装置5は、着信信号を受け取ると、ガイダンス発出装置7に対して、着信端末93あてのガイダンス送信を命令する(符号(3−6))。
ガイダンス発出装置7は、受け取った命令に基づき、着信端末93に対して、ガイダンスを送信する(符号(3−7))。ガイダンスの内容は、発信端末92が低信頼度であることである。着信端末93ではこのガイダンスが流れるので、着信端末93のユーザは、振り込め詐欺など悪質な事件の可能性を察知し、警戒することができる。
呼処理装置5は、着信端末93へのガイダンス送信を終了すると、発信端末92に対して着信信号を送信するとともに(符号(3−8))、着信端末93に対してガイダンス発出装置7との接続から発信端末92との接続に切り替えるよう切替信号を送信する(符号(3−9))。
発信端末92と着信端末93との通話を確立させる(符号(3−10))。
このように、本実施形態の発信端末信頼度判定システムSによれば、複数の電話用端末(端末91〜93)それぞれが保有する電話帳データを収集しておき、宛先電話番号登録数が所定の閾値未満の発信端末92を低信頼度であると判定し、その旨のガイダンスを着信端末93に送信することができる。つまり、発信端末92の電話番号が信頼できるものか否かを高精度かつ低コストで判定し、必要に応じてその判定結果を着信端末93のユーザに通知することができる。
したがって、例えば、ブラックリストに載っていない新規の電話番号からの着信に対しても、高精度に低信頼度か否かを判定し、低信頼度と判定した場合は、着信者に対して注意を促すことができる。
また、有向辺を用いた有向グラフに基づいて隣接行列の成分和を計算するというシンプルな方法で宛先電話番号登録数を算出することができるので、処理負担が軽く済む。
また、複数ユーザの電話帳データに基づいて信頼度を決定するので、これまで恣意的であったブラックリストを用いた方法に比べて、現実の人間関係をより反映した高精度な信頼度を決定することができる。
また、発信元番号に基づいて判断できるシンプルなロジックであるので、音声NWにおいて現在用いられているサービス提供装置(IMSではAS、PSTNではSCPに相当)を流用してサービスを提供することができる。
また、この方法によれば、着信端末93に特別な機能を追加する必要がないので、低コストでの導入を実現できる。
また、上記したホワイトリスト利用法、ブラックリスト利用法、非特許文献1の技術などの既存の振り込め詐欺対策等と組み合わせて実施することができるので、利便性が高い。
また、通話内容自体を録音等する必要がないので、電気通信事業法の通信の秘密の条項や、個人情報保護法などに抵触することなく実施できるとともに、処理負担が軽く済む。
以上で本実施形態の説明を終えるが、本発明の態様はこれらに限定されるものではない。
例えば、1つの電話帳データにおいて一人のユーザに複数の電話番号が対応している場合や、電話帳データ全体において一人のユーザに複数の電話番号が対応している場合においても、ユーザごとではなく、電話番号ごとに宛先電話番号登録数を算出し、低信頼度か否かを記憶させれば、新たなアルゴリズム等が不要で済む。
また、宛先電話番号登録数が所定の閾値未満であった場合でも、発信端末92が固定電話であると認識できたときには低信頼度ではないと判定してもよい。元々、固定電話は、悪質な事件に用いられる可能性が非常に低いからである。
また、信頼度の解析をするのに、有向グラフ、ベクトル、隣接行列を使った例を示したが、これに限定されず、各電話番号をキーに検索をかけるなど、一般的なビッグデータ分析手法を用いることができる。
また、電話番号種別(日本国内であれば、プリペイド等でも利用可能な0A0番号帯や、固定電話のみで割り当て可能な0AB−J番号帯等)等、信頼度を判定する上で有効な情報を加味して信頼度を判定するようにしてもよい。
また、信頼度は、高信頼度、低信頼度の二択でなくとも、三択以上で判定するようにしてもよい。
なお、特許請求の範囲における「電話番号」の用語は、SIP−URI(Session Initiation Protocol - Uniform Resource Identifier)等の発着信端末を一意に特定できるID等も含むものである。
その他、具体的な構成について、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
1 電話帳データ収集装置
2 電話帳データDB装置
3 信頼度解析装置(記憶手段、信頼度解析手段)
4 信頼度判定装置(信頼度判定手段)
5 呼処理装置
6 サービス利用者DB装置
7 ガイダンス発出装置(音声メッセージ送信手段)
8 呼処理装置
31 解析済データ
91 電話帳データ被収集端末
92 発信端末
93 着信端末
S 発信端末信頼度判定システム

Claims (8)

  1. 電話用端末同士の発信端末から着信端末への電話接続に際し、前記発信端末の信頼度を判定する発信端末信頼度判定システムであって、
    複数の電話用端末それぞれが保有する電話帳データを用いて、前記複数の電話用端末それぞれに関して、前記電話帳データにおいて宛先電話番号として当該電話用端末が登録されている数である宛先電話番号登録数を算出し、前記宛先電話番号登録数が所定の閾値未満の電話用端末は低信頼度であると記憶手段に記憶させる信頼度解析手段と、
    前記発信端末から前記着信端末への呼接続信号を検出すると、前記記憶手段を参照して、当該発信端末が低信頼度であるか否かを判定する信頼度判定手段と、
    前記信頼度判定手段が当該発信端末は低信頼度であると判定した場合、当該発信端末が低信頼度である旨の音声メッセージを当該着信端末に送信する音声メッセージ送信手段と、
    を備えることを特徴とする発信端末信頼度判定システム。
  2. 前記信頼度解析手段は、
    前記電話帳データを用いて、前記電話用端末から当該電話用端末の電話帳データにおいて宛先電話番号として登録されている電話用端末に対して有向辺を対応させた有向グラフに基づく隣接行列の成分和を計算することで、前記宛先電話番号登録数を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の発信端末信頼度判定システム。
  3. 前記信頼度解析手段は、
    前記電話帳データにおいて複数の電話番号を有するユーザがあった場合、電話番号ごとに前記宛先電話番号登録数を算出して低信頼度の電話用端末の電話番号を前記記憶手段に記憶させる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の発信端末信頼度判定システム。
  4. 前記信頼度解析手段は、
    前記宛先電話番号登録数が所定の閾値未満であった場合でも、当該電話用端末が固定電話であると認識できたときには、当該電話用端末は低信頼度ではないと判定する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発信端末信頼度判定システム。
  5. 電話用端末同士の発信端末から着信端末への電話接続に際し、前記発信端末の信頼度を判定する発信端末信頼度判定システムの発信端末信頼度判定方法であって、
    前記発信端末信頼度判定システムは、信頼度解析手段と、信頼度判定手段と、音声メッセージ送信手段と、を備えており、
    前記信頼度解析手段は、複数の電話用端末それぞれが保有する電話帳データを用いて、前記複数の電話用端末それぞれに関して、前記電話帳データにおいて宛先電話番号として当該電話用端末が登録されている数である宛先電話番号登録数を算出し、前記宛先電話番号登録数が所定の閾値未満の電話用端末は低信頼度であると記憶手段に記憶させ、
    前記信頼度判定手段は、前記発信端末から前記着信端末への呼接続信号を検出すると、前記記憶手段を参照して、当該発信端末が低信頼度であるか否かを判定し、
    前記音声メッセージ送信手段は、前記信頼度判定手段が当該発信端末は低信頼度であると判定した場合、当該発信端末が低信頼度である旨の音声メッセージを当該着信端末に送信する
    ことを特徴とする発信端末信頼度判定方法。
  6. 前記信頼度解析手段は、
    前記電話帳データを用いて、前記電話用端末から当該電話用端末の電話帳データにおいて宛先電話番号として登録されている電話用端末に対して有向辺を対応させた有向グラフに基づく隣接行列の成分和を計算することで、前記宛先電話番号登録数を算出する
    ことを特徴とする請求項5に記載の発信端末信頼度判定方法。
  7. 前記信頼度解析手段は、
    前記電話帳データにおいて複数の電話番号を有するユーザがあった場合、電話番号ごとに前記宛先電話番号登録数を算出して低信頼度の電話用端末の電話番号を前記記憶手段に記憶させる
    ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の発信端末信頼度判定方法。
  8. 前記信頼度解析手段は、
    前記宛先電話番号登録数が所定の閾値未満であった場合でも、当該電話用端末が固定電話であると認識できたときには、当該電話用端末は低信頼度ではないと判定する
    ことを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか一項に記載の発信端末信頼度判定方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7509309B2 (ja) 2021-02-17 2024-07-02 日本電信電話株式会社 詐欺被害防止システム、詐欺被害防止方法、enum/dnsサーバ、および、プログラム

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