JP2016134276A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】挿入される導体どうしを導通させるコネクタであって、多様な結線パターンに適合できる汎用的な構造を備えたコネクタを提供する。【解決手段】挿入される導体どうしを導通させるコネクタであって、隔壁を介して配列される3以上のキャビティを有するハウジングと、隔壁のそれぞれを挟むように設けられる一対の端子を有する複数のバスバーとを備え、キャビティの内部において、隣接するバスバーの間は、導体が保持されるギャップが設けられて電気的に開放されており、バスバーが有する端子どうしは電気的に接続されている。【選択図】図1
Description
本発明は、挿入される導体どうしを導通させるコネクタに関する。
挿入される複数の導体を内部で結線状態とするジョイントコネクタであるスプライスコネクタが広く知られている。特許文献1には、コネクタ本体内のバスバーに設けられた接続用パターンに複数の電線導体が接続されることにより、電線導体どうしが互いに導通するようにした第1のスプライスコネクタが記載されている。また、当該特許文献1には、第1のスプライスコネクタにおいて実現できる結線パターンの種類がバスバーに備えられた固定の接続用パターンにより制限されてしまう不都合を解消するための、第2のスプライスコネクタが記載されている。第2のスプライスコネクタでは、コネクタ本体内に挿入された電線導体どうしを橋絡する部材が、所望の結線パターンに合せて必要な数だけコネクタ本体に挿抜可能に組み合わせられる。
しかしながら、上記従来のスプライスコネクタによれば、実現可能な結線パターンの種類を増加させようとすると、特許文献1のように特別な部品を追加する必要がある。特別な部品の使用は、コネクタを構成するためのコスト増、当該部品を備蓄管理する手間、および、コネクタを結線パターンに応じて組み替える煩雑さを招来する。このように、従来、多様な結線パターンに適合できる汎用的な構造を備えたスプライスコネクタが存在しなかった。
本発明は、上記課題に鑑み、挿入される導体どうしを導通させるコネクタであって、多様な結線パターンに適合できる汎用的な構造を備えたコネクタを提供するものである。
第1の発明は、挿入される導体どうしを導通させるコネクタであって、隔壁を介して配列される3以上のキャビティを有するハウジングと、前記隔壁のそれぞれを挟むように設けられる一対の端子を有する複数のバスバーとを備え、前記キャビティの内部において、隣接する前記バスバーの間は、前記導体が保持されるギャップが設けられて電気的に開放されており、前記バスバーが有する前記端子どうしは電気的に接続されている。
第1の発明によれば、隣接する複数のキャビティにおいて、挿入された導体が各キャビティのギャップに保持されると、導体の両側にあるバスバーどうしが短絡する。導体を保持した連続する全てのバスバーどうしが短絡することによって、その連続したキャビティに挿入された全ての導体どうしが導通する。したがって、当該連続して隣接するキャビティの数を任意に増減することにより、結線する導体の数を任意に変更することができる。
また、導体が挿入されないキャビティを介しては、バスバー間が導通しない。したがって、導体が挿入されないキャビティを境にして、異なる結線系統間を分離することが可能である。
このように、3以上のキャビティの中で、どの範囲の複数のキャビティを1つの結線系統に使用するか、また、どのキャビティを導体の挿入されない系統分離用のキャビティとするかの選定を行うことによって、多様な結線パターンが実現可能となる。そして、このような結線パターンの変更は、導体の挿抜のみによって実施可能であり、結線変更用の特別な部品を要しない。
本発明によれば、挿入される導体どうしを導通させるコネクタであって、多様な結線パターンに適合できる汎用的な構造を備えたコネクタを提供することができる。
以下、図1および図2を参照しながら、実施の形態について詳細に説明する。本実施形態のコネクタにおいては、隣接するキャビティに跨るバスバーの間に、導体を挿入することで、バスバーを介して隣接する導体の間が短絡する。連続するキャビティのそれぞれに導体を挿入することによって、所望の数の導体を導通させることができる。
[コネクタの構成]
図1(a)〜(c)に、本実施形態に係るコネクタ10の構成を示す。図1(a)はコネクタ10を各キャビティの開口端側を正面側とした場合の斜視図である。図1(b)は、図1(a)のA−A線矢視断面図である。図1(c)は、図1(a)のB−B線矢視断面図である。
コネクタ10は、挿入される導体Lどうしを導通させるスプライスコネクタであり、ハウジング1と保持部2とを備えている。導体Lは、例えば電線またはケーブルの導体であり、単一の素導体からなるものでもよいし、撚り線などの複数の素導体からなるものでよい。ハウジング1は、コネクタ10の外周壁1aと、複数のキャビティV1〜V10と、隣接するキャビティを仕切る複数の隔壁1bとを備えている。
コネクタ10は、ハウジング1に取り付けられた複数のバスバー20を備える。バスバー20は、第1の端子20aおよび第2の端子20bを備えている。第1の端子20aおよび第2の端子20bは、キャビティの延伸方向に厚みを有する平板状の導体片からなり、隔壁1bを挟んで隣接する2つのキャビティのそれぞれに配置されている。バスバー20を構成する第1の端子20aと第2の端子20bとは、隔壁1bを挟んで配置され、隔壁1bの下部に設けられた連通孔1yを通して電気的に接続されている。また、各キャビティ内には、隣接する2つのバスバー20のうちの一方のバスバー20の第1の端子20aと、他方のバスバー20の第2の端子20bとが、キャビティV1〜V10の配列方向にギャップGを空けて互いに離隔して配置されている。
ギャップGは、キャビティに挿入される導体Lを挟持できる大きさに設定されている。第1の端子20aおよび第2の端子20bは、導体LがギャップGを拡げようとする力に対して生じるばね力によって、導体Lを安定に保持する。また、例えば、図1(b)に示すように、キャビティ内で向かい合う第1の端子20aおよび第2の端子20bは、ギャップGの上方において導体ガイド溝Rを形成している。当該導体ガイド溝Rは、ギャップGの上方からギャップGへ向かって導体Lの受け入れ幅が減少していくような、V字状溝をなしている。
図1(b)および図1(c)では、キャビティV1〜V10間の隔壁1bのそれぞれに対して、バスバー20が1つずつ設けられている。隣接するバスバー20の間は、導体Lが挿入されない状態ではギャップGにより電気的に開放されている。なお、キャビティV1およびV10の内部には、バスバー20との間に導体を保持するための端子がそれぞれ設けられている。
[コネクタを用いた結線について]
次に、コネクタ10を用いて複数の導体Lを結線する方法を説明する。図1(a)〜(c)には、一例として、キャビティV1、V2、V4〜V6、V8〜V10のそれぞれに導体Lが挿入されて保持された状態が示されている。
次に、コネクタ10を用いて複数の導体Lを結線する方法を説明する。図1(a)〜(c)には、一例として、キャビティV1、V2、V4〜V6、V8〜V10のそれぞれに導体Lが挿入されて保持された状態が示されている。
これにより、図2に示すような、結線状態が得られる。キャビティV1およびV2に挿入された各導体Lは、キャビティV1およびV2に跨るバスバー20を介して互いに導通する。キャビティV4〜V6に挿入された各導体Lは、キャビティV4およびV5に跨るバスバー20と、キャビティV5およびV6に跨るバスバー20とを介して互いに導通する。キャビティV8〜V10に挿入された各導体Lは、キャビティV8およびV9に跨るバスバー20と、キャビティV9およびV10に跨るバスバー20とが、キャビティV9に挿入された導体Lを介して短絡することにより、互いに導通する。
このようにキャビティV1〜V10の配列方向に連続する所望の数のキャビティに導体を挿入して保持させることによって、挿入された導体を互いに導通させることができる。一方、キャビティV3およびキャビティV7のそれぞれの内部にある第1の端子20aと第2の端子20bとの間は、導体Lが挿入されないことにより開放されている。したがって、キャビティV1−V2間の結線系統と、キャビティV4−V6間の結線系統と、キャビティV8−V10間の結線系統とは、互いに分離される。
図2の結線状態を他の結線状態に変更するには、これまで挿入されていた導体Lをコネクタ10から外した後、互いに導通させようとする導体Lを、当該導体Lの数だけ連続して並ぶ1つのキャビティ群を選定し直し、導体Lを各キャビティに挿入する。また、導体Lが挿入されないキャビティを新たに選定し、互いに分離したいキャビティ群どうしを、導体Lが挿入されないキャビティを間に挟んで配置する。
[実施の形態の効果等]
本実施形態によれば、連続する複数のキャビティに挿入された導体Lが各キャビティのギャップGに保持されると、導体Lの両側にあるバスバー20どうしが短絡する。これにより、導体Lを保持した連続する全てのバスバー20どうしが短絡し、その連続したキャビティに挿入された全ての導体Lどうしが導通する。したがって、当該連続して隣接するキャビティの数を任意に増減することにより、結線する導体Lの数を任意に変更することができる。
本実施形態によれば、連続する複数のキャビティに挿入された導体Lが各キャビティのギャップGに保持されると、導体Lの両側にあるバスバー20どうしが短絡する。これにより、導体Lを保持した連続する全てのバスバー20どうしが短絡し、その連続したキャビティに挿入された全ての導体Lどうしが導通する。したがって、当該連続して隣接するキャビティの数を任意に増減することにより、結線する導体Lの数を任意に変更することができる。
また、導体Lが挿入されないキャビティを介しては、バスバー20間が導通しない。したがって、導体Lが挿入されないキャビティを境にして、異なる結線系統間を分離することが可能である。
このように、仕切られた複数のキャビティの中で、どの範囲の複数のキャビティを1つの結線系統に使用するか、また、どのキャビティを導体の挿入されない系統分離用のキャビティとするかの選定を行うことによって、多様な結線パターンが実現可能となる。そして、このような結線パターンの変更は、導体の挿抜のみによって実施可能であり、結線変更用の特別な部品を要しない。
以上により、挿入される導体どうしを導通させるコネクタであって、多様な結線パターンに適合できる汎用的な構造を備えたコネクタを提供することができる。
本発明は、車両に備えられるワイヤーハーネスなど、複数の電線やケーブルが配置される機器およびシステムなどに適用可能である。
1 ハウジング
1a 外周壁
1b 隔壁
1y 連通孔
10 コネクタ
20 バスバー
20a 第1の端子
20b 第2の端子
G ギャップ
L 導体
R 導体ガイド溝
V1、V2、V3、V4、V5、V6、V7、V8、V9、V10 キャビティ
1a 外周壁
1b 隔壁
1y 連通孔
10 コネクタ
20 バスバー
20a 第1の端子
20b 第2の端子
G ギャップ
L 導体
R 導体ガイド溝
V1、V2、V3、V4、V5、V6、V7、V8、V9、V10 キャビティ
Claims (1)
- 挿入される導体どうしを導通させるコネクタであって、
隔壁を介して配列される3以上のキャビティを有するハウジングと、
前記隔壁のそれぞれを挟むように設けられる一対の端子を有する複数のバスバーとを備え、
前記キャビティの内部において、隣接する前記バスバーの間は、前記導体が保持されるギャップが設けられて電気的に開放されており、
前記バスバーが有する前記端子どうしは電気的に接続されている、ことを特徴とするコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015007927A JP2016134276A (ja) | 2015-01-19 | 2015-01-19 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015007927A JP2016134276A (ja) | 2015-01-19 | 2015-01-19 | コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016134276A true JP2016134276A (ja) | 2016-07-25 |
Family
ID=56464449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015007927A Pending JP2016134276A (ja) | 2015-01-19 | 2015-01-19 | コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016134276A (ja) |
-
2015
- 2015-01-19 JP JP2015007927A patent/JP2016134276A/ja active Pending
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