JP2016134160A - 電気自動車の充電電力管理システム、方法およびプログラム - Google Patents

電気自動車の充電電力管理システム、方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】所与の地域における将来の電気自動車の充電量を予測して、前記地域での電力需要を正確に予測すると共に、自然エネルギー発電の利用度を高めてスマートコミュニティの品質向上に寄与する電気自動車の充電電力管理システム、方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】データ入力部9は、スマートコミュニティ1内のEV2、4を運用した際の過去の運用実績データを入力する。運用状況推定部11は、EV2、4の過去の運用実績データに基づいてEV2、4の運用状況を推定する。充電量予測部14は、運用状況推定部11の推定結果を用いてEV2、4の運用を模擬することにより、任意の予測対象日におけるEV2、4の充電量を予測する。充電スケジュール作成部18は、PV利用率を増加させるように予測対象日におけるEV2、4の充電スケジュール19を作成する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、電気自動車(以下、EVとも記載する)の充電電力を管理するシステムに関するものである。
スマートコミュニティでは、発電設備、送電設備および変電設備を含む電力システムや、電力を利用する交通手段を走らせる交通システムなどを統合的に管理し、各システムにおける最適制御の実現を目指している。スマートコミュニティでの最適制御を図るためには、スマートコミュニティ内の現時点での電力需要を把握することはもちろんのこと、将来に向けての電力需要を予測する必要がある。そこで従来から、過去の気象データなどからニューラルネットを用いて、スマートコミュニティ内の将来に向けての電力需要を予測する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
また、スマートコミュニティでは、交通システムとしてEVが多く利用される可能性があるので、電力需要の予測に際して、EVの充電電力を管理することが重要となっている。例えば、特許文献2では、スマートコミュニティ内に、EVの充電スタンドおよび充電監視制御センタを設置し、充電監視制御センタにおいて運用中のEVに対して充電スタンドで充電を行うEVを募集する。そして、応募があった、充電希望のEVの中から、必要な台数のEVを選択し、選択したEVに総充電電力を分配する。これにより、EVの充電電力を効率よく管理することが可能である。
特開平5−18995号公報 特開2012−48286号公報
従来の技術では、EVの充電電力を管理する場合、現在のEVの充電状態を基準として、必要な台数のEVを充電スタンドへと誘導している。このため、スマートコミュニティにおいて、現状のEVの充電状態を評価しているものの、将来のEVの充電状態についての検討は、なされていないのが実情であった。
近年、スマートコミュニティで運用されるEV台数は増える傾向にあり、EVの充電量はスマートコミュニティ内の電力需要を左右する大きな要因となりつつある。したがって、スマートコミュニティ内の電力需要に関しては、将来に向けてのEVの充電量を予測して、これを電力需要の予測に反映させることが要請されている。
また、スマートコミュニティでは、太陽光発電などの自然エネルギー発電を積極的に導入することが期待されている。したがって、スマートコミュニティの品質を高めるべく、EVに利用される充電電力に関しても、できるだけ自然エネルギー発電によってまかなうことが求められている。
本発明の実施形態は、上記の課題を解決するために提案されたものであり、その目的は、所与の地域における将来の電気自動車の充電量を予測して、前記地域での電力需要を正確に予測すると共に、自然エネルギー発電の利用度を高めてスマートコミュニティの品質向上に寄与する電気自動車の充電電力管理システム、方法およびプログラムを提供することである。
本発明の実施形態に係る電気自動車の充電電力管理システムは、次の構成要素(1)〜(3)を備える。
(1)与えられた地域にて電気自動車を運用した際の運用実績データを入力するデータ入力部。
(2)前記運用実績データに基づいて前記地域での前記電気自動車の運用状況を推定する運用状況推定部。
(3)前記運用状況推定部の推定結果を用いて前記電気自動車の運用を模擬することにより、任意の予測対象日における前記電気自動車の充電量を予測する充電量予測部。
本発明の実施形態は、電気自動車の充電電力管理方法およびプログラムも、その一態様である。
第1の実施形態の構成を示すブロック図。 PV利用率を説明するためのグラフ。 EVの充電状態(SOC)のシミュレーション結果を示す図。 充電スケジュールの作成処理を示すフローチャート。 PV利用率を向上させる手法を説明するためのグラフ。 EVの合計充電量の予測結果を示す図。 EVの合計充電量の予測結果にPV発電量の波形を重ねてプロットした図。 急速充電器の使用を考慮した場合のシミュレーション結果を示す図。 EVの合計充電量の予測結果にPV発電量の波形を重ねてプロットした図。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。第1の実施形態は、スマートコミュニティに運用されるEVの充電電力管理システムである。本実施形態の管理対象に含まれるEVは、スマートコミュニティの外部まで移動可能であり且つ個人情報が保護される個人所有のEVではなく、スマートコミュニティの内部に限って利用される企業や自治体が所有するEVを想定している。
従って、スマートコミュニティ内でEVを運用する際の運用実績データは、細かな記録が可能であり、支障なくデータの管理や利用が可能であるものとする。ただし将来、スマートメータなどが普及して個人が所有するEVについても詳細なデータが記録され、且つその情報が一定の制約のもとで利用可能になれば、本実施形態を個人のEVに適用することも可能である。
(構成)
図1は、第1の実施形態の構成を示すブロック図である。図1に示すように、スマートコミュニティ1内には、蓄電池ユニットが内蔵されたEV2、4が複数配備され、EV2、4の駐車エリア付近に、充電スタンド3、5、6が設置されている。また、充電スタンド3、5、6には、自然エネルギー発電設備である太陽光発電設備(以下、PV設備と呼ぶ)7が接続されている。PV設備7は、各充電スタンド3、5、6に隣接して配置されている。
(EV)
EV2は、図1では太い二点鎖線に囲んでおり、スマートコミュニティ1内に存在する勤務先と自宅付近とを結ぶ通勤用のEVである。EV2は、通勤時間帯と帰宅時間帯に、自宅付近の充電スタンド3と勤務先の充電スタンド5との間を往復する。ただし、通勤用のEV2は、離れた場所に設置された充電スタンド3、5から充電を受けるEVの総称であって、必ずしも通勤に使用されなくてもよく、通学用や通園用などのEVも包含する。
EV4は、通勤用以外の用途に利用されるEVである。EV4としては、例えばスマートコミュニティ1に設定された巡回ルートを巡回するEVなどである。EV4は、2つの充電スタンド3、5ではなく、1箇所の充電スタンド6のみから充電を受けるようになっている。これらEV2、4は、単位走行距離当たりの電力消費量や最大充電量など、基本的な性能に関しては、同等のものを使用している。
(充電スタンド)
充電スタンド3は自宅がある住宅街エリアに設置されている。充電スタンド5は勤務先の所定の場所に設置されている。充電スタンド6は巡回ルートの起点などに設置されている。充電スタンド3、5は通勤用EV2専用の充電器であり、充電スタンド6は巡回用EV4専用の充電器である。
図示しないが、各充電スタンド3、5、6には、商用電源なども接続されており、充電スタンド3、5、6はPV設備7からの電力供給に加えて、商用電源からの電力供給を受けるようになっている。充電スタンド3、5、6の種類としては通常の速度で充電を行う通常充電器あるいは高速で充電を行う高速充電器が用いられている。
さらに、第1の実施形態は、次の構成要素(a)〜(k)を備えている。
(a)データ入力部9。
(b)EV運用実績データ格納部10。
(c)運用状況推定部11(点線で示した部分)。
(d)充電量予測部14。
(e)PVデータ格納部15。
(f)PV推定部16。
(g)PV利用率計算部17。
(h)充電スケジュール作成部18。
(i)充電制御部20。
(j)合計充電量予測部21。
(k)充電スケジュール格納部22。
(a)データ入力部9
データ入力部9は、スマートコミュニティ1内においてEV2、4を運用した際の過去の運用実績データを入力するための手段である。EV2、4の過去の運用実績データとは、EV2、4の性能パラメータや運転パラメータおよび充電スタンド3、5、6の充電パラメータなどから導かれるデータであって、これらのデータはリアルタイムに取得されるデータではなく、予め設定されることにより判明している既知のデータである。
EV2、4の性能パラメータに関するデータとは、例えば、スマートコミュニティ1内で運用されるEVの台数、各EVの単位走行距離当たりの電力消費量および最大充電量などである。EV2、4の運転パラメータに関するデータとは、例えば、各EV2、4の走行開始時刻、走行終了時刻、走行距離などである。
充電パラメータに関するデータとは、例えば、スマートコミュニティ1に設置される充電スタンド3、5、6の設置台数や、充電器としての充電性能などである。これらのパラメータに関するデータは仮に変更があったとしても、企業や自治体が所有するEVなので、迅速な修正が可能である。
(b)EV運用実績データ格納部10
EV運用実績データ格納部10は、EV2、4を運用した際の過去の運用実績データを、この実績データを取得した取得日の属性データと共に、保存するデータベースである。運用実績データの取得日の属性データとは、例えば運用実績データを取得した日の日付や曜日、祝祭日、イベント、さらには、天候、降水量、気温などの気象データなどが含まれている。
(c)運用状況推定部11
運用状況推定部11は、任意の予測対象日と同様もしくは近似した属性データに対応したEVの運用実績データを、EVデータ格納部10から抽出して、これを用いて予測対象日におけるEV2、4の運用状況を推定するようになっている。運用状況推定部11には、EV運転中台数推定部12およびEV待機台数推定部13が設けられている。
前者は、運転状態にあるEVの台数を推定する部分であり、後者は、待機状態にあるEVの台数を推定する部分である。運転中のEV台数と待機中のEV台数の和が、スマートコミュニティ1内に存在するEV2、4の合計台数となる。
(d)充電量予測部14
充電量予測部14は、本実施形態の主要部分であって、運用状況推定部11の推定結果を用いてEV2、4の運用を模擬することにより、予測対象日におけるEV2、4の充電量を予測する。充電量予測部14による具体的なEVの運用シミュレーションについては、後段で述べることにする。充電量予測部14は、予測した充電量(以下、予測充電量と呼ぶ)を充電スケジュール作成部18に送る。
(e)PVデータ格納部15
PVデータ格納部15は、PV設備7の実績データを、当該実績データの取得日の気象データなどと共に保存するデータベースである。
(f)PV推定部16
PV推定部16は、PV設備7の実績データに基づいて、任意の時間帯でのPV設備7による推定発電量を求めるものである。PV推定部16による推定発電量の算出には従来から提案されている様々な手法が用いられる。
(g)PV利用率計算部17
PV利用率計算部17は、予測対象日のPV利用率を計算する部分である。PV利用率とは、EV2、4への充電量全体に対するPV発電量の利用比率であって、PV推定部16による推定発電量を、充電量予測部14による予測充電量で除した値(%)である。
ここで図2を用いて、PV利用率について説明する。図2において点線で示したグラフが予測対象日における推定発電量を示しており、棒状のグラフがEV2、4の予測充電量を示している。図2の(a)は、推定発電量ですべての予測充電量をまかなっている状態であり、PV利用率は100%となっている。
反対に、図2の(b)の場合は、PV発電を行わないと推定された時間帯にのみEV2、4への充電を行うことを示した状態であり、このとき、PV利用率は0%となる。また、図2の(c)では、推定発電量で約3/4の予測充電量をまかなっていることを示しており、ここではPV利用率は約75%になっている。PV利用率計算部17はPV利用率を充電スケジュール作成部18に送る。
(i)充電スケジュール作成部18
充電スケジュール作成部18は、充電量予測部14から予測充電量を受け取り、PV利用率計算部17からPV利用率を受け取り、充電スケジュール格納部22から過去の充電スケジュール19を受け取る。充電スケジュール作成部18は、受け取ったデータに基づき、予測充電量に対してPV利用率が増加するように、過去の充電スケジュール19から充電時刻を再配分して、予測対象日における新たな充電スケジュール19を作成する。充電スケジュールの作成処理およびPV利用率の向上手法に関しては、後述する。
充電スケジュール19には、EV2、4の充電開始時刻や充電終了時刻、充電器スタンド3、5、6の稼働台数、充電時間、充電速度、さらにはEV2、4の充電を行う時のPV利用率などのデータが記載されている。充電スケジュール作成部18は、作成した充電スケジュール19を、充電制御部20、合計充電量予測部21および充電スケジュール格納部22に送る。
(j)充電制御部20
充電制御部20は、充電スケジュール19に沿って、充電開始時刻と充電終了時刻によって決められるEV2、4の充電タイミング、充電器スタンド3、5、6の稼働台数、その充電時間もしくは充電速度などを調整して、充電器スタンド3、5、6によるEV2、4への充電を制御する。
(k)合計充電量予測部21
合計充電量予測部21は、充電スケジュール19に基づいてスマートコミュニティ1内の将来のある時点での合計充電量を予測する。合計充電量予測部21は、スマートコミュニティ1全体を制御する上位制御部(図示せず)に予測した合計充電量を送るようになっている。
(l)充電スケジュール格納部22
充電スケジュール格納部22は、充電スケジュール作成部18が作成した充電スケジュール19を格納するデータベースである。充電スケジュール格納部22は、充電スケジュール作成部18からの要求などに応じて、過去の充電スケジュール19を充電スケジュール作成部18に送るようになっている。
(EVの運用シミュレーション)
第1の実施形態では、充電スケジュール19の作成を行うが、その前段階として、充電量予測部14が運用状況推定部11の推定結果を用いてEV2、4の運用を模擬する。具体的なEV2、4の運用シミュレーションについては、例えば以下のような仮定で行っている。スマートコミュニティ1にて運用されるEV2、4の合計台数はN台とする。その内のn台が通勤用のEV2で、m台がその他の用途に用いられる巡回用のEV4である。すなわち、N=n+mである。
通勤用のEV2は以下の条件で運用される。すなわち、自宅付近の充電スタンド3から目的地である勤務先の充電スタンド5までの距離(km)をLW(i)として、EV2は一日に1回、充電スタンド3、5間を往復する。但し、iは1からnの数である。各EV2の平均速度はVWとし、過去の運用実績データから平均値を算出する。ここでは、VW=30km/hとする。
各EV2は、自宅付近の充電スタンド3を、TW1±δ1時に出発し、勤務先の充電スタンド5に到着した後は充電を行いながら、そこに留まり、TW2±δ2時に勤務先の充電スタンド5を出発するとする。ここで、TW1、TW2、δ1、δ2は過去の運用実績データから計算された平均の出発時間(自宅付近の充電スタンド3からの出発時間)、帰宅開始時間(勤務先の充電スタンド5からの出発時間)およびそれらのバラつきの標準偏差である。
ここでは、8時±δ分に出発するものとし、δは0分〜30分の一様乱数で与える。また、各EV2は、勤務先スタンド5を17時±δ分に出発するものとする。勤務先の充電スタンド5は十分な数が設置されており、充電速度は充電量が0から100%までで、8時間かかるとする。
通勤用以外のm台のEV4の走行距離(km)はLD(i)とする。但し、iは1からmの数である。通勤用以外の各EV4の平均速度はVDとする。VDは過去の運用実績データから計算された平均値であり、用件をすますための停車時間等を含んだ値である。ここでは、VD=20km/hとする。通勤以外の各EV4は、巡回車両用の充電スタンド6を、TD±δ3時に出発するものとする。
但し、TDおよびδ3は過去実績データから計算された平均値とバラつきの標準偏差である。δ3は0分〜60分の一様乱数で与える。充電は出発地点である充電スタンド6に戻った直後から実施するものとし、充電速度は通勤用で用いた充電スタンド3、5と同様とする。
初期条件として、0時に全てのEVの充電量(SOC)は100%(=1)であるとする。各EVの電力消費率(燃費)は160kmで100%放電とする。すなわち、距離のみに比例すると仮定する。充電速度は、SOC=0〜1まで一定速度で8時間かかるとする。
すなわち、
(式1)
SOC(t+Δt)=SOC(t)+Δt×cSOC (充電中)
(式2)
SOC(t+Δt)=SOC(t)−ΔL×dSOC (走行中)
である。
Δtは時間刻み、cSOCは充電速度、dSOCは電力使用率である。ΔLはΔtの間に走行した距離である。
通勤用のEV2の台数はn=20台とする。また、目的地である勤務先までの距離は、10km、15km、20km、25km、30km、各4台とする。その他のEV4の台数はm=10台とし、各EV4の走行距離は、30km、60km、90km、120km、150kmが2台ずつとする。
EV2、4の運用シミュレーションにおいて、計算ステップは、1分毎に1日分、合計1440ステップ実施する。例えば、各EV2、4の走行/待機状態、充電状態(SOC)を計算し、全てのEV2、4の合計充電量を計算して、EV2、4の電力需要をシミュレーションする。
図3は各EV2、4の充電状態(SOC)のシミュレーション結果である。各EV2、4に内蔵された蓄電池が満充電の状態がSOC=1であり、空の状態がSOC=0とする。この場合、充電スタンド3、5、6はすべて通常充電器であり、各充電スタンド3、5、6の消費電力は3kWとしている。
図3においてSOCが減少している時間帯は、EV2、4は走行中であり、SOCが増加している時間帯は、EV2、4が各充電スタンド3、5、6に待機中で充電中である。すなわち、SOCが低下し始めた段階で、EV2、4が充電スタンド3、5、6を出発し、SOCが増加し始めた時点で充電スタンド3、5、6に到着、あるいは戻ってきている。待機中でも充電が完了するとSOCは1で一定になる。図3の場合、走行中に完全に放電する(SOC=0になる)ケースはない。
(充電スケジュールの作成処理)
続いて、第1の実施形態における充電スケジュールの作成処理について、図4のフローチャートを参照して説明する。まず、EV運用実績データ格納部10からEV2、4の運用実績データを取り出し、運用状況推定部11がこれを取得する(S101)。ここで、運用実績データには、指定された過去の期間において、EV2、4が駐車場所である充電スタンド3、5、6から出発した出発時刻と、充電スタンド3、5、6へ戻ってきた到着時刻が記録されている。
運用状況推定部11では、運用実績データに含まれるEV2、4の出発時間と到着時間を受け取り、EV運転中台数推定部12が予測対象日に運転されるEV台数を推定する(S102)。また、EV待機台数推定部13は予測対象日において充電スタンド3、5、6で待機中のEV2、4の台数を推定する(S103)。充電量予測部14は、上記の推定に基づいて予測対象日におけるEV2、4の運用を模擬し、予測対象日のEV2、4の充電量を予測する(S104)。
一方、PV推定部16は、PVデータ格納部15からPVデータを取得し(S105)、PVデータを参照して予測対象日におけるPV設備7の推定発電量を求める(S106)。PV利用率計算部17は、PV推定部16による推定発電量と、充電量予測部14による予測充電量とに基づいて、予測対象日におけるPV利用率を計算する(S107)。充電スケジュール作成部18は、充電スケジュール格納部22から過去の充電スケジュール19を受け取り(S108)、PV利用率が高くなるように充電時刻を再配分して(S109)、新たな充電スケジュール19を作成する(S110)。
(PV利用率の向上手法)
図5は、充電スケジュール作成部18が作成する充電スケジュール19において、PV利用率を向上させる手法の例を示したものである。 図5の(a)は走行中であると推定されるEV2、4の台数を示しており、図5の(b)は充電スタンド3、5、6で待機中であると推定されるEV2、4の台数を示している。したがって、図5の(a)と(b)におけるEV2、4の台数の合計は一定である。
待機中のEV2、4の台数が低下した時点とは、EV2、4が充電スタンド3、5、6のいずれかを出発したことを意味しており、待機中のEV2、4の台数が増加した時点とは、EV2、4が充電スタンド3、5、6のいずれかに戻ってきていることを意味している。走行中のEV2、4では、EV2、4に充電されている充電量は減少していくが、待機中のEV2、4では、EV2、4に充電されていくことで充電量は増大していく。
図5(c)において、細い線は、予測されるEV2、4への充電量を示しており、太い線は、EV2、4に対して充電が可能となる充電可能量を示している。充電スタンド3、5、6の種類を通常充電器の1種類と規定すると、EV2、4の1台あたりの充電量は一定なので、EV2、4への充電量は待機中のEV台数に比例するが、EV2、4の充電が完了すれば、充電が完了した台数分だけ、EV2、4への充電量は低下することになる。充電に必要な時間はEV2、4によって異なるが、通常充電器の場合は、最大で8時間程度とする。
スマートコミュニティ1内には十分な数の充電スタンド3、5、6が設置されていると仮定すると、待機中のEV2、4の台数が増えると、充電可能量も増加するが、EV2、4への充電が進むと共に充電可能量は低下していく。従って、充電中のEVの充電を保留することで、後の時間の充電可能量を増加させることができる。
図5(c)の点線はPV設備7によるPV発電量を示している。このPV発電量が0の時間帯およびEV2、4への充電量がPV発電量を超えている分の充電を取りやめるようにする。このようにして、充電時刻を再配分し、EV2、4への充電量がPV発電量よりも少なくなるような時間帯にEV2、4の充電を行うようにする。これにより、予測対象日におけるPV利用率を増加させることができる。
PV利用率を増加させた例について、図6〜図9を用いて具体的に説明する。図6は、EV2、4の合計充電量の予測結果を示している。図7はPV発電量(最大値を100kWと仮定、快晴時)の波形を重ねてプロットしたものである。図7から明らかなように、EV2、4への充電量の大半はPV発電でまかなわれているが、18時以降の時間帯では充電量がPV発電量を超過している。
この場合、PV発電の有効利用率は約54%である。そこで、本実施形態では、例えば図7における15時頃以降の充電について、充電スタンド3、5、6で使用する通常充電器を、急速充電器に置き換えることで、充電が終了する時間を早め、これによりPV利用率を向上させることが可能である。
図8は充電スタンド3、5、6での急速充電器の使用を考慮した場合のシミュレーション結果である。この場合、急速充電器は同時に3台まで充電可能であり、到着順に3台のEV2、4まで同時に使用可能としている。図8では、前記図3のシミュレーション結果に比べて、SOCのカーブが急激に立ち上がっている線が急速充電に対応していることが明らかである。
図9は、前記図7と同じく、EV2、4への充電量にPV発電量のカーブを重ねてプロットしたものである。図9においてスパイク上に急激に立ち上がっている線が急速充電に対応している。急速充電の使用電力は50kWであり、30分で充電が完了するとしている。
図9では急速充電がPV発電を上回っている部分もあるが、全体のPV利用率は、図7に示した54%から57%に増加している。さらに、急速充電器の充電パワーを調整することができれば、PV発電の利用率を向上させることが可能となる。実際の運用では、PV発電の発電量はいっそう大きくなり、急速充電器の台数も多く、充電量を細かく調整可能である。これにより、さらに効果的な充電管理を実施することが可能である。
(作用と効果)
以上述べたような第1の実施形態によれば、予測対象日におけるEV2、4の予測充電量を把握することができ、充電スケジュール作成部18が将来に向けての充電スケジュール19を作成して、これに沿って充電制御部20が充電器スタンド3、5、6によるEV2、4への充電を制御する。その結果、EV2、4の充電電力を、効率よく管理することが可能である。
また、第1の実施形態においては、合計充電量予測部21が、充電スケジュール19に基づいてスマートコミュニティ1内の将来のある時点での合計充電量を予測することができる。したがって、EV2、4を多用するようなスマートコミュニティ1において、全体的な電力需要を正確に的確に予測することが可能であり、長期的なスパンで電力需給の安定化を図って、スマートコミュニティ1内に含まれる各種システムの最適制御を実現することができる。
さらに、第1の実施形態では、将来にある時点で利用されるEV2、4の運用台数を推定し、推定したPV発電量がプラスである時間帯にEV2、4の充電を行うように、充電時刻を再配分している。これにより、PV利用率を高めることが容易であり、スマートコミュニティ1における自然エネルギーの積極的な利用を進めることが可能となる。しかも、PV利用率を採用したので、自然エネルギーの利用度合いが明確になり、スマートコミュニティ1の品質が向上したことを、強くアピールすることができる。
(他の実施形態)
上記の実施形態は、本明細書において一例として提示したものであって、発明の範囲を限定することを意図するものではない。すなわち、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の範囲を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことが可能である。これらの実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
例えば、充電スケジュール作成部は、推定したPV発電量が予め設定された基準値未満の時間帯、例えばPV発電量がゼロである時間帯には、EVの充電を先送りしたり、EVの充電台数を制限したりするように、充電スケジュールを作成するようにしてもよい。
また、EVの充電先送りや充電台数の制限に関しては、予測対象日のある時間帯においてEV全体の予測充電量が、同時間帯のPV発電量を超える場合にだけ、充電を行うように、充電スケジュールを作成するようにしてもよい。具体的には、PV発電量が大きな昼間に、なるべく充電処理を行うように、充電スケジュールを作成するようにしてもよい。
以上のような実施形態によれば、必要な最大充電量を低下させつつ、充電電力を効率よく管理することができる。この場合、将来の予測対象日における予測だけでなく、当日のEVの運用状況や気象条件に応じて、予測結果を修正したり、充電スケジュールを変更したりすることも可能である。
また、EVの運用シミュレーションに際して、通勤用のEV2の利用状況は曜日あるいは休日などには依存しても気象条件に依存することは考えにくい。一方、通勤用以外のEV4の利用状況は曜日あるいは休日に加えて気象条件にも依存する。つまり、天気が良い日の方が通勤用以外のEV4の利用が増える可能性があるし、あるいは、雨天の場合には短距離の買い物などに、通勤用以外のEV4が利用される場合も考えられる。
したがって、通勤用以外に使用されるEV4の充電量とPV発電量との間には、気象データとの相関を考慮することが有効である。具体的には、回帰分析などで、通勤用以外のEVの運用台数、気温や天候をパラメータとして決め、通勤用以外のEV4の予測充電量およびPV発電量を推定するようにしてもよい。
最も簡単な推定方法の一つは、同様な天候の日の過去実績データを利用して、予測対象日に予め設定された充電時間帯でのEVの充電可能台数を推定することである。これにより、PV発電量の推定とEV4の充電量の予測を、より高い精度で実施することが可能である。
また、図4のフローチャートで説明した充電スケジュールの作成処理では、運用実績データに含まれるEV2、4の出発時間と到着時間に基づいて、運転中のEVと待機中のEVの台数を推定したが、これに限らず、運用実績データの属性データを利用して、EVの利用状況に関する推定精度を高めることが可能である。
例えば、通勤用のEV2も、その他の用途のEV4も、休日と平日では利用状況が大きく異なることは自明である。そこで、運用実績データを取得した日の属性データのうち、日付、曜日、祝祭日、イベントなどのデータを利用して、EV運転中台数推定部12とEV待機台数推定部13により、運転中のEVと待機中のEVの台数を推定するようにしてもよい。
上記の実施形態ではPV発電の利用率を一つの指標としたが、これは一例であって、EVの運用パターンを予測することができれば、充電にかかる電気料金の予測も可能になる。したがって、電気料金を指標として、電気料金を低減させるように充電スケジュールを作成したり、スマートコミュニティ内の充電スタンドの設備台数を最適化したりすることもできる。
また、PV発電量の推定に関しては、天候の悪化によるPV利用率の低下は止むを得ないと考えて、場合によってはPV推定部16によるPV発電量の推定は行わず、PV発電量は快晴時の値を用いるようにしてもよい。この場合には、日付と緯度経度を入力として太陽の動きを計算し、太陽光パネルの傾斜角と発電効率からPV発電量を容易に推定することが可能である。
PV設備7の規模や構成なども適宜変更可能である。例えば、スマートコミュニティ内に住宅地エリア、勤務地エリア、商業地エリアを設定して、各エリアに、比較的大きな規模のPV設備7を配置するようにしてもよい。
このとき、住宅地エリアに設けたPV設備7を自宅付近の充電スタンド3に接続し、勤務地エリアに設けたPV設備7を勤務先の充電スタンド5に接続し、商業エリアに設けたPV設備7を巡回用EV4専用の充電スタンド6に接続するようにしてもよい。また、例えば勤務地エリアと商業地エリアが近接していれば、両エリアに共通のPV設備7を配置して、そこに充電スタンド5、6を接続するようにしてもよい。
自然エネルギーを利用した発電としては、PV発電に限らず、風力発電や地熱発電など適宜変更可能である。これらの自然エネルギー利用の発電設備における発電量の推定と、将来にわたるEVの充電量予測とを組み合わせることで、自然エネルギーの利用率を向上させることが可能になり、種々の産業上の応用が可能である。また、充電器の種類や能力に関しても適宜選択可能であり、高速充電器と通常充電器を同一の時間帯の中で選択的に使用するようにしてもよい。
本発明の実施形態は、電気自動車の充電電力管理方法あるいはプログラムも、その一態様である。本実施形態で実行される管理プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、管理プログラムは、次のように構成してもよい。例えば、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成する、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成する、ROM等に予め組み込んで提供するように構成するなどである。
充電スケジュール作成部が作成した充電スケジュールは、各EV側に内蔵される蓄電池システムの制御部に送られて、充電スタンドによる充電処理をEV側で制御するようにしてもよい。EVの制御部が、充電制御機能を備える構成としてもよい。この実施形態によれば、EVが運用実績データを保持しているので、データ処理が容易であり、充電スケジュールを迅速に作成することが可能である。また、蓄電池の充放電に係わるアルゴリズム処理はEV側に集約させてもよいし、充電器側に集約させてもよい。
1…スマートコミュニティ
2…通勤用のEV
3…自宅付近の充電スタンド
4…通勤用以外のEV
5…勤務先の充電スタンド
6…巡回車両用の充電スタンド
7…PV設備
9…データ入力部
10…EV運用実績データ格納部
11…運用状況推定部
12…EV運転中台数推定部
13…EV待機台数推定部
14…充電量予測部
15…PVデータ格納部
16…PV推定部
17…PV利用率計算部
18…充電スケジュール作成部
19…充電スケジュール
20…充電制御部
21…合計充電量予測部
22…充電スケジュール格納部

Claims (10)

  1. 与えられた地域にて電気自動車を運用した際の運用実績データを入力するデータ入力部と、
    前記運用実績データに基づいて前記地域での前記電気自動車の運用状況を推定する運用状況推定部と、
    前記運用状況推定部の推定結果を用いて前記電気自動車の運用を模擬することにより、任意の予測対象日における前記電気自動車の充電量を予測する充電量予測部を備えたことを特徴とする電気自動車の充電電力管理システム。
  2. 前記地域に設置される自然エネルギー利用の発電設備と、
    前記予測対象日における前記発電設備の推定発電量を求める発電量推定部と、
    前記推定発電量を前記電気自動車の充電に利用するように、前記予測対象日における前記電気自動車の充電スケジュールを作成する充電スケジュール作成部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電気自動車の充電電力管理システム。
  3. 前記充電スケジュール作成部は、前記予測対象日における前記電気自動車への予測充電量全体に対する前記推定発電量の利用率を、増加させるように前記充電スケジュールを作成することを特徴とする請求項2に記載の電気自動車の充電電力管理システム。
  4. 前記充電スケジュール作成部は、前記予測対象日における前記推定発電量がゼロである時間帯には、前記電気自動車の充電を先送りする、あるいは前記電気自動車の充電台数を制限するように、前記充電スケジュールを作成することを特徴とする請求項2又は3に記載の電気自動車の充電電力管理システム。
  5. 前記充電スケジュール作成部は、前記予測対象日のある時間帯において前記電気自動車全体の予測充電量が同時間帯の前記推定発電量を超える場合には、前記電気自動車の充電を先送りする、あるいは前記電気自動車の充電台数を制限するように、前記充電スケジュールを作成することを特徴とする請求項2又は3に記載の電気自動車の充電電力管理システム。
  6. 前記運用実績データを、当該運用実績データを取得した取得日における日付、曜日、気象を含む前記取得日の属性データと共に保存するデータ格納部を備え、
    前記運用状況推定部は、前記予測対象日と同様もしくは近似した前記属性データに対応した前記運用実績データを、前記データ格納部から抽出して前記電気自動車の運用状況を推定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の電気自動車の充電電力管理システム。
  7. 前記充電スケジュール作成部は、過去の気象データとの相関に基づき、前記予測対象日の予め設定された時間帯での前記電気自動車の充電台数を決めて充電スケジュールを作成することを特徴とする請求項2〜6のいずれか一項に記載の電気自動車の充電電力管理システム。
  8. 前記充電スケジュールに基づいて前記地域内における将来のある時点での合計充電量を予測する合計充電量予測部を備えたことを特徴とする請求項2〜7のいずれか一項に記載の電気自動車の充電電力管理システム。
  9. 与えられた地域に充電器を設置すると共に、当該地域にて運用される電気自動車を配備し、前記充電器にて充電される電気自動車の充電電力を管理する方法であって、
    前記電気自動車の運用実績データを入力するデータ入力ステップと、
    前記運用実績データに基づいて前記地域での前記電気自動車の運用状況を推定する運用状況推定ステップと、
    前記運用状況推定ステップの推定結果を用いて前記電気自動車の運用を模擬することにより、任意の予測対象日における前記電気自動車の充電量を予測する充電量予測ステップを含むことを特徴とする電気自動車の充電電力管理方法。
  10. コンピュータを利用することにより、与えられた地域に充電器を設置すると共に、当該地域にて運用される電気自動車を配備し、前記充電器にて充電される電気自動車の充電電力を管理するプログラムであって、
    前記電気自動車の運用実績データを入力するデータ入力機能と、
    前記運用実績データに基づいて前記地域での前記電気自動車の運用状況を推定する運用状況推定機能と、
    前記電気自動車の運用を模擬することにより、任意の予測対象日における前記電気自動車の充電量を予測する充電量予測機能を、コンピュータを利用することにより実現することを特徴とする電気自動車の充電電力管理プログラム。
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