JP2016133868A - 運転支援システム、運転支援方法、及びプログラム - Google Patents

運転支援システム、運転支援方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】車両側に設置する装置を比較的低コストとしながら、運転者による複雑な操作を必要とせずに、運転者に応じた運転支援を行う技術を提供することを目的とする。【解決手段】運転支援システムは、車両とサーバ装置とを有し、前記車両は、運転者を識別する運転者識別情報を取得する運転者識別装置と、前記サーバ装置に対し、前記運転者識別情報を含む運転者情報取得要求を送信し、前記サーバ装置から運転者に関する運転者情報を受信する通信装置と、前記サーバ装置から受信した前記運転者情報に基づいて、前記車両の走行する経路を探索する運転支援装置と、を備え、前記サーバ装置は、運転者毎に前記運転者情報を記憶する記憶手段と、前記車両から受信した前記運転者情報取得要求に含まれる前記運転者識別情報に基づき、前記記憶手段に記憶されている前記運転者情報を取得し、取得した前記運転者情報を前記車両に対し送信する制御手段と、を備えることで上記課題を解決する。【選択図】図3

Description

本発明は、運転支援システム、運転支援方法、及びプログラムに関する。
自動車を運転する運転者の運転の技量(運転特性)は、運転経験、加齢による身体機能の低下、運転マナーなどにより人それぞれであるが、従来のナビゲーション装置による経路探索はそれらを考慮されたものとはなっていない。そこで、運転者の情報を車両に登録し、それに基づいた経路探索処理を行う技術(特許文献1参照)や、対向車速度認識部としてカメラやレーダーを用いて運転者の技量を判断した上で、判断結果に基づいた経路探索処理を行う技術(特許文献2参照)が提案されている。
しかし、引用文献1記載の技術では、詳細な運転者の情報を毎回登録するには手間がかかるという問題があった。
また、引用文献2記載の技術では、周辺状況を判断するためのカメラやレーダーといった高価なセンシング装置等を車両側に設ける必要があるという問題があった。
そこで、車両側に設置する装置を比較的低コストとしながら、運転者による複雑な操作を必要とせずに、運転者に応じた運転支援を行う技術を提供することを目的とする。
車両とサーバ装置とを有する運転支援システムを提供する。
この運転支援システムにおいて、前記車両は、運転者を識別する運転者識別情報を取得する運転者識別装置と、前記サーバ装置に対し、前記運転者識別情報を含む運転者情報取得要求を送信し、前記サーバ装置から運転者に関する運転者情報を受信する通信装置と、前記サーバ装置から受信した前記運転者情報に基づいて、前記車両の走行する経路を探索する運転支援装置と、を備え、前記サーバ装置は、運転者毎に前記運転者情報を記憶する記憶手段と、前記車両から受信した前記運転者情報取得要求に含まれる前記運転者識別情報に基づき、前記記憶手段に記憶されている前記運転者情報を取得し、取得した前記運転者情報を前記車両に対し送信する制御手段と、を備える。
開示の技術によれば、車両側に設置する装置を比較的低コストとしながら、運転者による複雑な操作を必要とせずに、運転者に応じた運転支援を行うことが可能となる。
本発明の一実施形態に係る運転支援システムの概略図である。 サーバ装置のシステム構成図である。 運転者情報管理テーブルの例を示す図である。 車両のシステム構成図である。 運転者識別装置の搭載場所の例を示す図である。 車両側の運転支援装置とサーバ装置の処理および通信のシーケンス図である。 運転者識別情報が入力された際の運転支援装置のフローチャートである。 車両運転後の運転支援装置のフローチャートである。 サーバ装置のフローチャートである。 複数の車両種別の車両2と、サーバ装置3とを連携した場合の概念図である。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の一実施形態に係る運転支援システム1の概略図である。運転支援システム1は、車両2とサーバ装置3とを備え、車両2とサーバ装置3との間をネットワーク4で接続する。
図2は、サーバ装置3のシステム構成図である。サーバ装置3は、通信部31、記憶部32、運転特性解析部33、制御部34を備える。
図3は、記憶部32に記憶される、運転者情報管理テーブルの例を示す図である。記憶部32は、運転者情報管理テーブルにおいて、運転者の識別情報である運転者IDに対応付けて、運転者情報を記憶する。運転者情報には、運転者の年齢、性別、視力、身長、免許取得年月日等の基本情報と、車両2の種別毎の、運転の技量を示す運転特性などの情報が含まれる。基本情報および運転特性は、運転免許の作成または更新時の申請、検査、試験等の結果に基づいて登録しておく。運転特性は、車両2の種別毎に、例えば技量の最低から最高までを1から10までの10段階の数値とし、例えば、継続的に運転しておりかつゴールド免許であれば、その免許で運転可能な全ての車両2の種別に対して最高の「10」と設定してもよい。同様に、新規に免許を取得した際は、最低の「1」と設定してもよい。なお、運転免許は定期的な更新が義務付けられており、更新の際には視力検査および講習が実施されている。講習の中では適性検査が行われており、簡単なチェック項目で運転者の性格を判断しその結果に対する今後の安全運転に向けてのアドバイスが記載されている。内容は異なるが教習所の入所時にも心理的な適性検査が実施されている。これらの検査等で取得した結果が登録される。
また、記憶部32は、指紋等の運転者識別情報と、運転者IDとを対応付けて記憶している。
通信部31は、ネットワーク4を通じて複数の車両2との通信を行う。車両2から受信した情報を制御部34に入力し、制御部34からの出力に応じて、車両2に情報を送信する。
制御部34は、車両2から通信部31を介して、運転者の運転者識別情報および車両2の種別を含む運転者情報の取得要求を受信すると、記憶部32から、受信した指紋等の運転者識別情報に基づいて運転者IDを検索する。そして、記憶部32から、検索した運転者IDに対応付けて登録されている、受信した車両2の種別に対応する運転特性を含む運転者情報を検索し、車両2に返信する。
また、制御部34は、運転者の運転者識別情報、車両2の種別、および運転データを含む運転特性の更新要求を受信すると、記憶部32から、受信した指紋等の運転者識別情報に基づいて運転者IDを検索する。そして、運転特性解析部33に、運転者IDと、受信した車両2の種別および運転データを出力し、運転特性解析部33から入力された車両2の種別および運転特性により、記憶部32の運転者情報管理テーブルにおいて、当該運転者IDおよび当該車両2の種別に対応付けられて記憶されている運転特性を更新する。
運転特性解析部33は、通信部31から、運転者の運転者識別情報、車両2の種別、および運転データを入力されると、運転データを解析し、運転者情報管理テーブルにおける運転者の車両2の種別に対する運転特性を算出する。例えば、所定時間以内に急ブレーキや急ハンドルの回数が所定の閾値を超えた場合は、運転特性の数値を低い値に更新する。なお、その際に運転していた車両2の種別の情報も合わせることにより、例えば、小型車に対しての運転特性は技量が比較的高い「9」とし、ワゴンや大型に対しては「4」とするなど、車両2の種別毎の運転特性を算出する。そして、車両2の種別および算出した運転特性を制御部34に戻す。
図4は、車両2のシステム構成図である。車両2は、運転支援装置21、運転者識別装置22、移動通信装置23、車両制御装置24、運転情報検出装置25を備える。
図5は、運転者識別装置22の搭載場所の例を示す図である。運転者識別装置22は、例えば指紋センサ等であり、図3のように、ドアノブのスマートキー、エンジンスタータボタン、ハンドル、シフトノブなどのいずれかに搭載され、指紋等の運転者識別情報を読み取り、運転支援装置21に出力する。なお、運転者の識別情報は、運転者が所持するICカードやタグの情報などを用いてもよいし、運転者から入力された運転者IDなどを用いてもよい。
移動通信装置23は、運転支援装置21からの入力を受け、3G/LTE(Long Term Evolution)等の移動通信網またはITS(Intelligent Transport Systems)等を介し、インターネット等のネットワーク4を介してサーバ装置3と通信を行う。
車両制御装置24は、ECU(Engine Control Unit)などであり、ハンドル、アクセルペダル、ブレーキペダル、クラッチペダル等の各種操作部および車速センサ等から入力された運転に関する情報を運転支援装置21に出力する。また、運転支援装置21からの入力された指示に応じて、アクセルレスポンス、変速タイミング等の車両の制御特性を調整する。
運転情報検出装置25は、横滑り防止装置(Electronic Stability Control, ESC)等であり、加速度センサ、ジャイロセンサ等の各種センサを備え、各種センサで検出した情報を、運転支援装置21に出力する。
運転支援装置21は、外部インターフェイス部211、操作/表示部213、制御部214、経路探索部215、車両制御特性調整部216、車両種別記憶部217、運転データ記憶部218、前回運転者識別情報記憶部219、運転者情報記憶部220、前回運転者情報記憶部221を有する。
外部インターフェイス部211は、運転者識別装置22、移動通信装置23、車両制御装置24、運転情報検出装置25と制御部214との間の通信を仲介する。
車両種別記憶部217は、運転手等により予め設定された、例えば、「大型」、「小型」、「ワゴン」、「セダン」、「トラック」等の車両2の種別を記憶する。なお、車両2の種別は、制御部214が、運転情報検出装置25からの入力を受けた際等に、車両制御装置24から取得して車両種別記憶部217に格納してもよい。
運転データ記憶部218は、車両制御装置24、運転情報検出装置25から入力された、ハンドル、ブレーキペダル等の各種操作部に対する運転者の操作、および車速センサ、加速度センサ等で検出した情報を運転データとして記憶する。
前回運転者識別情報記憶部219は、サーバ装置3から運転者情報を受信した際に制御部214から入力される運転者識別情報を記憶する。
前回運転者情報記憶部221は、サーバ装置3から運転者情報を受信した際に制御部214から入力される運転者情報を記憶する。
運転者情報記憶部220は、制御部214から入力される運転者情報を記憶する。
操作/表示部213は、例えばタッチパネル等であり、経路探索部215から入力された経路情報に基づいて、車両の経路案内を行う等のカーナビゲーション画面を表示するとともに、運転者からの目的地を指定する操作を入力し、経路探索部215に出力する。
制御部214は、運転者識別装置22から運転者識別情報を入力されると、運転者識別情報および車両種別記憶部217に記憶されている車両2の種別をサーバ装置3に送信する。サーバ装置3から運転者情報を受信すると、運転者情報を運転者情報記憶部220、前回運転者情報記憶部221に記憶させるとともに、当該運転者情報に対応する運転者識別情報を前回運転者識別情報記憶部219に記憶させる。なお、前回運転者情報記憶部221、および前回運転者識別情報記憶部219に記憶させる、サーバ装置3から受信した運転者情報、および当該運転者情報に対応する運転者識別情報の組は、一つであっても複数であってもよい。
また、制御部214は、運転者識別装置22で読み取った運転者識別情報をサーバに送信しようとした際に、移動通信装置23が送信に成功したか否かを検知し、電池切れや通信圏外等の理由により送信できないことを検知した場合は、運転者識別装置22で読み取った運転者識別情報と、前回運転者識別情報記憶部219に記憶されている運転者識別情報とを照合する。そして、一致する運転者識別情報が見つかった場合は、当該運転者識別情報に対応付けて前回運転者識別情報記憶部219に記憶されている運転者情報を運転者情報記憶部220に記憶させる。また、車両制御装置24からエンジンが切られたことを通知された際に、運転データ記憶部218に記憶されている運転データをサーバ装置3に送信する。
経路探索部215は、操作/表示部213からの目的地の入力を受け、運転者情報記憶部220に記憶されている運転者情報に基づいて経路探索を行う。例えば、運転者情報中の運転特性が「1」、運転者情報中の基本情報の年齢が所定年齢よりも高い高齢者、基本情報の性別が「女性」かつ車両2の種別が「ワゴン」の場合には狭い道や事故が多い道を避ける、右折を少なくする等の経路探索を行う。そして、探索した経路情報を、操作/表示部213に表示させるとともに、運転者情報および経路情報を車両制御特性調整部216に出力する。
車両制御特性調整部216は、経路探索部215から入力された運転者情報および経路情報に基づいて、車両の制御特性の調整を行う指示を車両制御装置24に出力する。例えば、運転者情報中の運転特性が「2」、基本情報の免許取得年月日から算出した現在までの期間が所定期間よりも短い初心者、または車両2の種別が「大型」かつ基本情報の身長が下方を十分に見渡せるための所定の閾値より小さい等、運転者情報が所定の条件を満たし、かつ、狭い道や生活道路等、経路情報が所定の条件を満たす場合に、過度な運転にならぬよう、アクセルレスポンス、変速タイミング等を調整する指示を出力する。なお、車両2の種別は、運転手が予め車両種別記憶部217に設定したものを使用してもよいし、サーバ装置から受信する運転者情報に含まれているものを使用してもよい。
図6は、車両2側の運転支援装置21とサーバ装置3の処理および通信のシーケンス図である。
運転支援装置21は、運転者の識別情報および車両2の種別を含む運転者情報の取得要求を送信する(ステップS1)。サーバ装置3は、受信した運転者の識別情報に対応する運転者情報を運転者情報管理テーブルから検索し、受信した車両2の種別に対応する運転特性を含む運転者情報を送信する(ステップS2)。運転支援装置21は、受信した運転者情報に基づいて経路探索を行う(ステップS3)。そして、受信した運転者情報および探索した経路情報に基づいて、アクセルレスポンス、変速タイミング等の車両の制御特性を調整する(ステップS4)。
そして、運転終了時、運転支援装置21は、運転者の識別情報と、車両2の種別と、ハンドル、ブレーキペダル等の各種操作部に対する運転者の操作、および車速センサ、加速度センサ等で検出した運転データと、を含む運転特性の更新要求を送信する(ステップS5)。サーバ装置3は、受信した運転データに基づいて、受信した運転者の識別情報に対応する運転者情報中の、受信した車両2の種別に対応する運転特性を更新する(ステップS6)。
図7は、運転者識別情報が入力された際の運転支援装置21のフローチャートである。運転支援装置21は、車両の運転が開始される際など、運転者識別装置22から指紋等の運転者識別情報の入力を受けと(ステップS2−1)、移動通信装置23を用いてサーバ装置3との通信を開始する(ステップS2−2)。通信が接続できたか判断し(ステップS2−3)、接続できれば(ステップS2−3でYES)運転者の識別情報および車両2の種別を含む、運転者情報の取得要求をサーバ装置3に送信する(ステップS2−4)。
そして、サーバ装置から運転者情報を受信したか判断する(ステップS2−5)。運転者情報を受信した場合(ステップS2−5でYES)、運転者識別情報および運転者情報を記憶させておき、運転者がカーナビゲーション画面で目的地を指定した際に、記憶している運転者情報に基づいて、目的地までの経路を探索する(ステップS2−6)。そして、記憶している運転者情報および探索した経路情報に基づいて、車両の制御特性を調整する(ステップS2−7)。
ステップS2−3で、サーバ装置3との通信が接続できない場合(NOの場合)は、入力された運転者識別情報と、前回運転者識別情報記憶部219に記憶されている運転者識別情報とを照合し(ステップS2−8)、一致するものが見つかるか判断する(ステップS2−9)。一致する運転者識別情報が見つかった場合(ステップS2−9でYES)、当該運転者識別情報に対応づけて前回運転者識別情報記憶部219に記憶されている運転者情報を、運転者情報記憶部220に記憶させ(ステップS2−10)、ステップS2−6の処理へ進む。
サーバ装置に運転者情報が記憶されていない等の理由によりステップS2−5で運転者情報を受信しなかった場合(ステップS2−5でNO)、およびステップS2−9でNOの場合、技量のレベルが最も低い運転特性に設定された所定の運転者情報を運転者情報記憶部220に記憶させる(ステップS2−11)。なお、ステップS2−11で、運転者識別装置22への入力を再度行うことを促すメッセージを操作/表示部213に表示してもよい。
図8は、車両運転後の運転支援装置21のフローチャートである。
車両が運転されている間、運転データ記憶部218は、運転データを蓄積する(ステップS3−1)。なお、運転データを蓄積する期間は、運転中の全ての期間ではなく、運転特性を判断できる所定の長さの期間であってもよい。そして、運転終了を検知すると(ステップS3−2)、移動通信装置23を用いてサーバ装置3との通信を開始する(ステップS3−3)。通信が接続できたか判断し(ステップS3−4)、接続できれば(ステップS3−4でYES)サーバ装置3に対し、運転者識別情報、車両2の種別、運転データを含む運転特性の更新要求を送信する(ステップS3−5)。
ステップS3−4で、サーバ装置3との通信が接続できない場合(NOの場合)は、終了する。
図9は、サーバ装置3のフローチャートである。
サーバ装置3は、車両2側から運転者識別情報を含む要求を受信する(ステップS4−1)。要求の内容を判断し(ステップS4−2)、運転者情報の取得要求であれば、受信した指紋等の運転者識別情報に基づいて運転者IDを検索し、運転者IDに対応する運転者情報を運転者情報管理テーブルから検索し(ステップS4−3)、運転者情報が検索できたか判断し(ステップS4−4)、検索できた場合(ステップS4−4でYES)、運転者情報を車両2側に送信する(ステップS4−5)。検索できない場合(ステップS4−4でNO)、その旨を車両2側に送信する(ステップS4−6)。
ステップS4−2で、要求の内容が運転特性の更新要求であれば、車両2の種別、運転データを受信する(ステップS4−7)。そして、受信した指紋等の運転者識別情報に対応する運転者IDを検索し、運転者IDに対応する運転者情報を運転者情報管理テーブルから検索し(ステップS4−8)、運転者情報が検索できたか判断し(ステップS4−9)、検索できた場合(ステップS4−9でYES)、受信した車両2の種別、運転データに基づいて運転者情報中の運転特性を更新する(ステップS4−10)。検索できない場合(ステップS4−9でNO)、受信した指紋等の運転者識別情報に対応する新規の運転者IDを発行し、その運転者IDに対応付けて、受信した車両2の種別、運転データに基づいた運転特性を運転者情報中に記憶する(ステップS4−11)。
図10は、複数の車両種別の車両2と、サーバ装置3とを連携した場合の概念図である。図10のミニバン2A、SUV2Aは車両2の種別「大型」の例である。コンパクトカー2Bは「小型」の例である。本実施形態では、車両2の種別(車種)毎に運転特性を更新する。そのため、例えば、普段はコンパクトカーに乗っているが、友人と旅行に行くときはレンタカーでミニバンやSUV(Sport Utility Vehicle)を借りて出かける、普段はセダンに乗っているが仕事でトラックに乗るなど、車種に合わせた運転特性を配信できる。
<実施形態の主な効果>
以上説明したように本実施形態によれば、車両2に一般的に搭載されているセンサ類(横滑り防止装置が義務化されるように、加速度センサ、ジャイロセンサなどが搭載されている)や速度、ハンドル操作、ペダル操作などのデータをロギングし、サーバ装置3に送信し、それらのデータから運転特性データを補正する処理はサーバ装置3で行うため、車両2に特別な装備(運転特性を判断するためのカメラや複雑な動きを検出するセンサや解析装置)を追加することなく、運転特性データの更新が行える。
また、サーバ装置3で運転者情報を管理するため、車両2側で複雑な運転者の情報を登録せずに、運転者に応じた運転支援を行うことが可能となる。
また、運転者所有の車だけでなく同システムを組み込んだ車両2であれば、社有車やレンタカー、近年都市部で増えているカーシェアリングなどにも適応することができる。なお、レンタカーやカーシェアリングを使用する運転者は、自家用車を持たず運転に慣れていないことも多いため、このようなシステムによる支援は一層有効であると考えられる。
さらに、普段とは運転感覚が異なることの多い自己所有の以外の車(レンタカーや社有車などを含む)に対しても、運転者や経路情報に応じた自動車の制御特性を設定することができる。
<変形例>
運転支援装置21は、バッテリ等を備え、車外に携帯可能にしてもよい。パーソナルコンピュータやスマートフォン等のコンピュータに、プログラムをインストールすることにより、運転支援装置21として動作させてもよい。
車両2側の運転支援装置21、運転者識別装置22、移動通信装置23、車両制御装置24、運転情報検出装置25は、複数の装置を一体の装置として構成してもよい。
1 運転支援システム
2 車両
21 運転支援装置
211 外部インターフェイス部(「運転者識別情報取得手段」、「送信手段」、「受信手段」の一例)
213 操作/表示部
214 制御部(「運転支援装置側制御手段」の一例)
215 経路探索部(「経路探索手段」の一例)
216 車両制御特性調整部(「車両制御特性調整手段」の一例)
217 車両種別記憶部(「車両種別記憶手段」の一例)
218 運転データ記憶部(「運転データ記憶手段」の一例)
219 前回運転者識別情報記憶部(「前回運転者識別情報記憶手段」の一例)
220 運転者情報記憶部(「運転者情報記憶手段」の一例)
221 前回運転者情報記憶部(「前回運転者情報記憶手段」の一例)
22 運転者識別装置
23 移動通信装置(「通信装置」の一例)
24 車両制御装置
25 運転情報検出装置
3 サーバ装置
31 通信部
32 記憶部(「記憶手段」の一例)
33 運転特性解析部(「運転特性解析手段」の一例)
34 制御部(「制御手段」の一例)
特開2007−093451号公報 特許第5041178号公報

Claims (10)

  1. 車両とサーバ装置とを有する運転支援システムであって、
    前記車両は、
    運転者を識別する運転者識別情報を取得する運転者識別装置と、
    前記サーバ装置に対し、前記運転者識別情報を含む運転者情報取得要求を送信し、前記サーバ装置から運転者に関する運転者情報を受信する通信装置と、
    前記サーバ装置から受信した前記運転者情報に基づいて、前記車両の走行する経路を探索する運転支援装置と、
    を備え、
    前記サーバ装置は、
    運転者毎に前記運転者情報を記憶する記憶手段と、
    前記車両から受信した前記運転者情報取得要求に含まれる前記運転者識別情報に基づき、前記記憶手段に記憶されている前記運転者情報を取得し、取得した前記運転者情報を前記車両に対し送信する制御手段と、
    を備える運転支援システム。
  2. 前記運転者情報取得要求は、
    前記運転者識別情報および前記車両の種別を含み、
    前記記憶手段は、
    運転者毎に、前記車両の種別毎の運転者による運転の特性である運転特性を含む前記運転者情報を記憶し、
    前記制御手段は、
    前記車両から受信した前記運転者情報取得要求に含まれる前記運転者識別情報及び前記車両の種別に基づき、前記車両の種別に対応付けて記憶されている運転特性を含む前記運転者情報を取得する請求項1記載の運転支援システム。
  3. 前記車両は、
    運転者による前記車両に対する操作、及びセンサで検出された前記車両の状態に関する情報を運転データとして取得する車両制御装置を備え、
    前記通信装置は、
    前記運転者識別情報及び前記運転データを含む運転特性更新要求を送信し、
    前記サーバ装置は、
    前記車両から受信した前記運転特性更新要求に含まれる前記運転データに基づき、運転者による運転の特性である運転特性を解析する運転特性解析手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記運転者識別情報及び前記運転特性解析手段により解析された運転特性に基づいて、前記記憶手段に記憶されている前記運転者情報を更新する請求項1または2記載の運転支援システム。
  4. 前記運転特性更新要求は、
    前記運転者識別情報、前記車両の種別及び前記運転データを含み、
    前記制御手段は、
    受信した前記運転特性更新要求に含まれる前記運転者識別情報、前記車両の種別及び前記運転特性解析手段により解析された運転特性に基づいて、前記運転者情報に含まれる前記車両の種別に対応付けて記憶されている運転特性を更新する請求項3記載の運転支援システム。
  5. 前記運転支援装置は、
    前記サーバ装置から受信した前記運転者情報を記憶する運転者情報記憶手段と、
    当該運転者情報に対応付けて、前記サーバ装置に送信した前記運転者識別情報を記憶する前回運転者識別情報記憶手段と、
    前記サーバ装置との通信ができない場合に、前記運転者識別装置により取得された運転者識別情報と、前記前回運転者識別情報記憶手段に記憶されている運転者識別情報とを照合し、一致する場合には、当該運転者識別情報に対応付けて前記運転者情報記憶手段に記憶されている前記運転者情報に基づいて、前記車両の走行する経路を探索させる運転支援装置側制御手段と、
    を備える請求項1乃至4いずれか一項に記載の運転支援システム。
  6. 前記運転支援装置は、
    前記探索した経路に基づいて、前記車両の制御に関する特性を変更する車両制御特性調整手段を備える、請求項1乃至5いずれか一項に記載の運転支援システム。
  7. 運転者を識別する運転者識別情報を取得する運転者識別情報取得手段と、
    前記運転者識別情報を含む運転者情報取得要求を、運転者に関する情報である運転者情報を運転者毎に管理するサーバ装置に送信する送信手段と、
    前記運転者情報を前記サーバ装置から受信する受信手段と、
    受信した前記運転者情報に基づいて、車両の走行する経路を探索する経路探索手段と、
    を備える運転支援装置。
  8. 運転者に関する情報である運転者情報を運転者毎に記憶する記憶手段と、
    車両から受信した運転者情報取得要求に含まれる、運転者を識別する運転者識別情報に基づき、前記記憶手段に記憶されている前記運転者情報を取得し、取得した前記運転者情報を車両に送信する制御手段と、
    を備えるサーバ装置。
  9. 運転支援装置が、運転者を識別する運転者識別情報を取得する運転者識別情報取得ステップと、
    運転支援装置が、前記運転者識別情報を含む運転者情報取得要求を、運転者に関する情報である運転者情報を運転者毎に管理するサーバ装置に送信する送信ステップと、
    運転支援装置が、前記運転者情報を前記サーバ装置から受信する受信ステップと、
    運転支援装置が、受信した前記運転者情報に基づいて、車両の走行する経路を探索する経路探索ステップと、
    を有する運転支援方法。
  10. コンピュータに、
    運転者を識別する運転者識別情報を取得する運転者識別情報取得ステップと、
    前記運転者識別情報を含む運転者情報取得要求を、運転者に関する情報である運転者情報を運転者毎に管理するサーバ装置に送信する送信ステップと、
    前記運転者情報を前記サーバ装置から受信する受信ステップと、
    受信した前記運転者情報に基づいて、車両の走行する経路を探索する経路探索ステップと、
    を実行させるプログラム。
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