JP2016133457A - 検出装置、ボルト部材、検出ユニット、及び検出方法 - Google Patents

検出装置、ボルト部材、検出ユニット、及び検出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016133457A
JP2016133457A JP2015009702A JP2015009702A JP2016133457A JP 2016133457 A JP2016133457 A JP 2016133457A JP 2015009702 A JP2015009702 A JP 2015009702A JP 2015009702 A JP2015009702 A JP 2015009702A JP 2016133457 A JP2016133457 A JP 2016133457A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recess
groove
detection device
bolt member
central axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015009702A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6433308B2 (ja
Inventor
伸一 石原
Shinichi Ishihara
伸一 石原
年紀 北野
Toshiki Kitano
年紀 北野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2015009702A priority Critical patent/JP6433308B2/ja
Publication of JP2016133457A publication Critical patent/JP2016133457A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6433308B2 publication Critical patent/JP6433308B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

【課題】軸力の検出精度の低下を抑制できる検出装置を提供する。
【解決手段】凹部が形成された頭部を有するボルト部材の軸力を検出する検出装置は、少なくとも一部が凹部に配置される支持部材と、支持部材に接続され、ボルト部材の中心軸に対する放射方向に関して外側に凹むように凹部の内側面に形成された溝に挿入される挿入部を含み、溝に挿入部が配置された状態で、頭部の少なくとも一部を押すように弾性変形する弾性部材と、支持部材に接続され、凹部に配置される超音波センサと、を備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、検出装置、ボルト部材、検出ユニット、及び検出方法に関する。
ボルト部材の軸力を検出可能な検出装置をボルト部材に装着して、ボルト部材の軸力を検出する場合がある。超音波センサをボルト部材に装着して、ボルト部材の軸力を検出する技術が特許文献1に開示されている。
特開昭61−034444号公報
検出装置がボルト部材に安定して装着されないと、軸力の検出精度が低下する可能性がある。
本発明の態様は、軸力の検出精度の低下を抑制できる検出装置、ボルト部材、検出ユニット、及び検出方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に従えば、凹部が形成された頭部を有するボルト部材の軸力を検出する検出装置であって、少なくとも一部が前記凹部に配置される支持部材と、前記支持部材に接続され、前記ボルト部材の中心軸に対する放射方向に関して外側に凹むように前記凹部の内側面に形成された溝に挿入される挿入部を含み、前記溝に前記挿入部が配置された状態で、前記頭部の少なくとも一部を押すように弾性変形する弾性部材と、前記支持部材に接続され、前記凹部に配置される超音波センサと、を備える検出装置が提供される。
本発明の第1の態様によれば、ボルト部材の頭部の凹部に形成された溝に弾性部材の挿入部が配置され、その弾性部材の少なくとも一部が頭部に押し付けられるので、その弾性部材に接続されている支持部材及びその支持部材に接続されている超音波センサの位置は固定される。したがって、軸力の検出精度の低下が抑制される。
本発明の第1の態様において、前記挿入部は、前記中心軸の周囲に複数配置されてもよい。
これにより、支持部材及び超音波センサの位置は十分に固定される。
本発明の第1の態様において、前記溝は、前記中心軸を通り前記中心軸と直交する仮想線に対して一方側及び他方側のそれぞれに形成され、前記挿入部は、前記一方側の前記溝及び前記他方側の前記溝のそれぞれに挿入されるように、複数設けられてもよい。
これにより、支持部材及び超音波センサの位置は十分に固定される。
本発明の第1の態様において、前記溝は、前記中心軸の周囲に配置され、前記中心軸と直交する面内において、前記中心軸と前記溝の外縁との距離は、前記中心軸と前記凹部の内側面との距離よりも大きく、前記中心軸と直交する面内において、前記凹部の内側面は、前記中心軸との距離が第1寸法の第1部分と、前記中心軸との距離が前記第1寸法よりも短い第2寸法の第2部分と、を含み、前記中心軸と直交する面内において、前記中心軸と前記挿入部の先端部との距離は、前記第1寸法よりも小さく、前記第2寸法よりも大きくてもよい。
これにより、検出装置の挿入部がボルト部材の第1部分に位置合わせされることによって、検出装置が凹部に配置される。検出装置の挿入部がボルト部材の第2部分に位置合わせされるように、凹部に配置された検出装置が回転されることによって、挿入部は溝に挿入され、第2部分と溝との境界に引っ掛かり、溝の内面に保持される。
本発明の第1の態様において、前記中心軸と直交する面内において、前記凹部は、複数の角部と前記角部の間に配置される線部とを有する多角形であり、前記第1部分は、前記角部を含み、前記第2部分は、前記線部を含んでもよい。
これにより、検出装置の挿入部がボルト部材の角部に位置合わせされることによって、検出装置が凹部に配置される。検出装置の挿入部がボルト部材の線部に位置合わせされるように、凹部に配置された検出装置が回転されることによって、挿入部は溝に挿入され、線部と溝との境界に引っ掛かり、溝の内面に保持される。
本発明の第1の態様において、前記凹部に、前記ボルト部材を回転するためのアダプタ部材が配置されてもよい。
これにより、アダプタ部材が操作されることによって、ボルト部材が回転する。検出装置は、ボルト部材の軸力を検出することができる。
本発明の第1の態様において、前記アダプタ部材は、前記超音波センサの検出信号を通信可能なケーブルと接続されるコネクタを含んでもよい。
これにより、超音波センサの検出信号が検出装置の外部及びボルト部材の外部に出力される。
本発明の第1の態様において、前記凹部の内側面は、前記中心軸と平行な第1内側面と、前記第1内側面と間隙を介して対向し、前記第1内側面と平行な第2内側面と、を含み、前記中心軸と直交する方向に関して、前記第1内側面の端部と前記第2内側面の端部との間に開口部が設けられ、前記溝は、前記第1内側面の前記端部と接続される第1溝と、前記第2内側面の前記端部と接続される第2溝と、を含み、前記挿入部は、前記第1内側面の前記端部に設けられた前記第1溝の挿入口、及び第2内側面の前記端部に設けられた前記第2溝の挿入口から、前記第1溝及び前記第2溝のそれぞれに挿入されてもよい。
これより、頭部の第1溝及び第2溝に対して挿入部がスライドされることによって、挿入部が溝の内面に保持される。
本発明の第1の態様において、前記凹部に前記超音波センサが配置された状態で、前記頭部の外面が前記ボルト部材を回転するための回転用工具に保持されてもよい。
これにより、回転用工具によりボルト部材が操作されることによって、ボルト部材が回転する。検出装置は、ボルト部材の軸力を検出することができる。
本発明の第2の態様に従えば、軸力を検出する検出装置が装着されるボルト部材であって、凹部が形成された頭部と、前記頭部に接続される軸部と、前記軸部の中心軸に対する放射方向に関して外側に凹むように前記凹部の内側面に形成された溝と、を備え、前記検出装置の少なくとも一部が前記凹部に配置され、前記検出装置が有する弾性部材の挿入部が前記溝に配置された状態で、前記頭部の少なくとも一部に前記弾性部材が押し付けられる、ボルト部材が提供される。
本発明の第2の態様によれば、ボルト部材の頭部の凹部に形成された溝に弾性部材の挿入部が配置され、その弾性部材の少なくとも一部が頭部に押し付けられるので、その弾性部材に接続されている支持部材及びその支持部材に接続されている超音波センサの位置は固定される。したがって、軸力の検出精度の低下が抑制される。
本発明の第2の態様において、前記凹部に前記検出装置の少なくとも一部が配置された状態で、前記凹部に回転用工具が配置されてもよい。
これにより、回転用工具が操作されることによって、ボルト部材が回転する。検出装置は、ボルト部材の軸力を検出することができる。
本発明の第2の態様において、前記凹部に前記検出装置が配置された状態で、前記頭部の外面が回転用工具に保持されてもよい。
これにより、回転用工具が操作されることによって、ボルト部材が回転する。検出装置は、ボルト部材の軸力を検出することができる。
本発明の第2の態様において、前記溝の内面は、前記挿入部をリリース可能に支持してもよい。
これにより、ボルト部材に対して検出装置は交換可能となる。
本発明の第3の態様に従えば、ボルト部材と、前記ボルト部材の軸力を検出する検出装置とを備える検出ユニットであって、前記ボルト部材は、頭部と、前記頭部に形成された凹部と、前記ボルト部材の中心軸に対する放射方向に関して外側に凹むように前記凹部の内側面に形成された溝と、を有し、前記検出装置は、前記凹部に配置される支持部材と、前記支持部材に接続され、前記溝に挿入される挿入部を含み、前記溝に前記挿入部が配置された状態で、前記頭部の少なくとも一部を押すように弾性変形する弾性部材と、前記支持部材に接続され、前記凹部に配置される超音波センサと、を有する、検出ユニットが提供される。
本発明の第3の態様によれば、ボルト部材の頭部の凹部に形成された溝に弾性部材の挿入部が配置され、その弾性部材の少なくとも一部が頭部に押し付けられるので、その弾性部材に接続されている支持部材及びその支持部材に接続されている超音波センサの位置は固定される。したがって、軸力の検出精度の低下が抑制される。
本発明の第3の態様において、前記凹部に配置され、前記超音波センサの検出信号を通信可能なケーブルと接続されるコネクタを有するアダプタ部材を備えてもよい。
これにより、超音波センサの検出信号が検出装置の外部及びボルト部材の外部に出力される。
本発明の第3の態様において、前記アダプタ部材は、前記ボルト部材を回転するための回転用工具に保持されてもよい。
これにより、アダプタ部材が操作されることによって、ボルト部材が回転する。検出装置は、ボルト部材の軸力を検出することができる。
本発明の第4の態様に従えば、ボルト部材の軸力を検出する検出方法であって、ボルト部材の頭部に設けられた凹部に、支持部材と、前記支持部材に接続され前記頭部の少なくとも一部を押すように弾性変形可能な弾性部材と、前記支持部材に接続された超音波センサと、を有する検出装置の少なくとも一部を配置する工程と、前記凹部に工具を挿入して、前記ボルト部材の中心軸に対する放射方向に関して外側に凹むように前記凹部の内側面に形成された溝に前記弾性部材の挿入部を挿入する工程と、前記凹部から前記工具を退かした後、前記超音波センサの検出信号を通信可能なケーブルと接続されるコネクタを有するアダプタ部材を前記凹部に配置する工程と、前記アダプタ部材を回転して、前記ボルト部材を回転する工程と、前記超音波センサの検出信号を、前記ケーブルを介して取得する工程と、前記超音波センサの検出信号に基づいて、前記ボルト部材の軸力を導出する工程と、を含む、検出方法が提供される。
本発明の第4の態様によれば、工具を使って、ボルト部材の頭部の凹部に形成された溝に弾性部材の挿入部が挿入される。弾性部材の少なくとも一部が頭部に押し付けられるので、その弾性部材に接続されている支持部材及びその支持部材に接続されている超音波センサの位置は固定される。したがって、軸力の検出精度の低下が抑制される。ボルト部材に検出装置が装着された後、凹部にアダプタ部材が配置されることにより、超音波センサの検出信号は検出装置の外部及びボルト部材の外部に出力可能となる。アダプタ部材が操作されることによって、ボルト部材が回転する。検出装置は、ボルト部材の軸力を検出することができる。
本発明の態様によれば、軸力の検出精度の低下を抑制できる検出装置、ボルト部材、検出ユニット、及び検出方法が提供される。
図1は、第1実施形態に係る加圧水型原子炉の一例を示す縦断面図である。 図2は、第1実施形態に係る検出装置の一例を示す側断面図である。 図3は、第1実施形態に係る検出装置の一例を示す平面図である。 図4は、第1実施形態に係るボルト部材の一例を示す側面図である。 図5は、第1実施形態に係るボルト部材の一例を示す平面図である。 図6は、第1実施形態に係るボルト部材の一部を示す側断面図である。 図7は、第1実施形態に係る検出ユニットの一例を模式的に示す図である。 図8は、第1実施形態に係る検出方法の一例を説明するための図である。 図9は、第1実施形態に係る検出方法の一例を説明するための図である。 図10は、第1実施形態に係る検出方法の一例を説明するための図である。 図11は、第1実施形態に係る検出方法の一例を説明するための図である。 図12は、第1実施形態に係るアダプタ部材の一例を示す側断面図である。 図13は、第2実施形態に係る検出装置の一例を示す斜視図である。 図14は、第2実施形態に係るボルト部材の一例を示す側面図である。 図15は、第2実施形態に係るボルト部材の一例を示す平面図である。 図16は、第2実施形態に係る検出ユニットの一例を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されない。以下で説明する各実施形態の構成要素は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
<第1実施形態>
第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る原子力発電プラントの加圧水型原子炉12の一例を示す縦断面図である。
原子力発電プラントは、原子炉格納容器内に配置される原子炉及び蒸気発生器と、蒸気タービン発電設備とを有する。本実施形態に係る原子炉は、軽水を原子炉冷却材及び中性子減速材として使用し、炉心全体にわたって沸騰しない高温高圧水とし、この高温高圧水を蒸気発生器に送って熱交換により蒸気を発生させ、この蒸気をタービン発電機へ送って発電する加圧水型原子炉(PWR:Pressurized Water Reactor)である。
原子炉は、燃料の核分裂により一次冷却水を加熱し、蒸気発生器は、この高温高圧の一次冷却水と二次冷却水との間で熱交換し、高圧の蒸気を生成する。蒸気タービン発電設備は、この蒸気により蒸気タービンを駆動することで発電を行う。一方、蒸気タービンを駆動した蒸気は、復水器で冷却されて復水となり、蒸気発生器に戻される。
図1に示すように、加圧水型原子炉12の原子炉容器61は、原子炉容器本体62と原子炉容器蓋(上鏡)63とを備える。原子炉容器本体62に対して原子炉容器蓋63が複数のボルト部材64及びナット65により開閉可能に固定される。
原子炉容器本体62は、一次冷却水としての軽水(冷却材)が供給される入口ノズル(入口管台)67と、軽水を排出する出口ノズル(出口管台)68とを有する。原子炉容器本体62は、下鏡66の近傍に配置される下部炉心支持板70と固定される。上部炉心支持板69は、円板状であり、複数の穴20を有する。上部炉心支持板69は、炉心支持ロッド71を介して上部炉心板72と連結される。原子炉容器本体62の内部に設けられた炉心槽73は、上部炉心板72及び下部炉心板74と連結される。下部炉心板74は、下部炉心支持板70に支持される。下部炉心支持板70は、円板状であり、複数の穴を有する。
炉心75は、上部炉心板72と炉心槽73と下部炉心板74を含み、内部に多数の燃料集合体76を有する。炉心75の内部に制御棒77が配置される。制御棒77の上端部は、制御棒クラスタ78となり、燃料集合体77内に挿入される。上部炉心支持板69は、制御棒クラスタ案内管79と固定され、制御棒クラスタ案内管79は、燃料集合体76内の制御棒クラスタ78まで延出される。
原子炉容器蓋63は、磁気式ジャッキの制御棒駆動装置80を有し、ハウジング81内に収容される。制御棒駆動装置80は、制御棒クラスタ78に連結され、制御棒クラスタ駆動軸82を磁気式ジャッキで上下動させることで、原子炉の出力を制御する。
原子炉容器本体62は、計装管台83を有する。計装管台83は、炉内計装案内管84と連結される。各炉内計装案内管84には、下部炉心支持板70に連結され、振動を抑制するための上下の連接板86及び連接板87が取付けられる。
制御棒駆動装置80により制御棒クラスタ駆動軸82を移動して燃料集合体76から制御棒77を所定量引き抜くことで、炉心75内での核分裂を制御し、発生した熱エネルギにより原子炉容器61内に充填された軽水が加熱され、高温の軽水が出口ノズル68から排出され、蒸気発生器13に送られる。一方、制御棒77を燃料集合体76に挿入することで、炉心75内で生成される中性子数を調整し、また、制御棒77を燃料集合体76に全て挿入することで、原子炉を緊急に停止することができる。
本実施形態においては、加圧水型原子炉12の複数の部材が、ボルト部材により固定される。例えば、炉心層73と上部炉心板72とがボルト部材により固定される。上部炉心板72と上部炉心支持板69とがボルト部材により固定される。炉心層73と下部炉心板74とがボルト部材により固定される。下部炉心板74と下部炉心支持板70とがボルト部材により固定される。
本実施形態において、加圧水型原子炉12の部材を固定するボルト部材は、軸力によって、部材を固定する。軸力とは、ナット部材との協働によりボルト部材で被締結部を締め付けたとき、伸びたボルト部材が反発して元に戻ろうとするときに被締結部を押さえ付ける力をいう。
本実施形態において、ボルト部材は、軸力管理される。すなわち、所定の軸力が得られるように、ボルト部材の締結が行われる。ボルト部材の締め付け管理として、トルク管理と軸力管理とが知られている。トルク管理は、ボルト部材の座面及びナット部材の座面の摩擦係数のばらつきの影響を受けやすく、発生する軸力を一定にすることが困難となる可能性がある。本実施形態においては、トルク管理よりも高精度な軸力管理によって、発生する軸力が管理される。
本実施形態においては、ボルト部材の軸力を検出可能な検出装置1がボルト部材に装着され、その検出装置1の検出結果に基づいて、ボルト部材の軸力管理が実施される。
図2は、本実施形態に係る検出装置1の一例を示す側断面図である。図3は、本実施形態に係る検出装置1の一例を示す平面図である。検出装置1は、ボルト部材に装着された状態で、ボルト部材の軸力を検出可能である。
図2及び図3に示すように、検出装置1は、超音波センサ2と、超音波センサ2を支持する支持部材3と、支持部材3に接続される弾性部材400と、を備えている。
超音波センサ2は、支持部材3に接続される。本実施形態において、超音波センサ2の外形は、円柱状である。超音波センサ2は、上面2Aと、上面2Aの反対方向を向く下面2Bと、上面2Aと下面2Bとを結ぶ側面2Cと、を有する。
支持部材3は、超音波センサ2を支持する。支持部材3は、超音波センサ2のケーシングとして機能する。支持部材3は、超音波センサ2の周囲に配置される。本実施形態において、支持部材3は、円筒状である。
弾性部材400は、支持部材3に接続される。弾性部材400は、支持部材3の周囲に配置される。弾性部材400は、固定部材4Sにより、支持部材3に固定される。
弾性部材400は、板ばねを含む。弾性部材400は、支持部材3の周囲に複数配置される挿入部4を有する。複数の挿入部4はそれぞれ、超音波センサ2の中心軸2Xに対する放射方向に関して外側に突出するように配置される。挿入部4の間に凹部4Nが設けられる。
図4は、本実施形態に係るボルト部材5の一例を示す側面図である。図5は、本実施形態に係るボルト部材5の一例を示す平面図である。検出装置1は、ボルト部材5に装着された状態で、ボルト部材5の軸力を検出する。
図4及び図5に示すように、ボルト部材5は、頭部6と、頭部6に接続される軸部7と、を備える。軸部7は、雄ねじが設けられたねじ部7Aと、円筒部7Bと、を含む。ねじ部7Aは、軸部7の先端部側に配置される。円筒部7Bは、ねじ部7Aと頭部6との間に配置される。
頭部6に、凹部8が形成される。本実施形態において、検出装置1は、凹部8に配置される。検出装置1の支持部材3は、凹部8に配置される。検出装置1の超音波センサ2は、凹部8に配置される。検出装置1の弾性部材400は、凹部8に配置される。
図5に示すように、ボルト部材5の中心軸AX1と直交する面内において、凹部8は、複数の角部8Kと、角部8Kの間に配置される線部(直線部)8Lとを有する多角形である。本実施形態において、凹部8は、6つの角部8Kと6つの線部8Lとを有する六角形である。本実施形態において、ボルト部材5は、所謂、六角穴付きボルトである。
中心軸AX1と直交する面内において、凹部8の内側面8Sは、中心軸AX1との距離が第1寸法D1の角部8Kにおける内側面8S(第1部分)と、中心軸AX1との距離が第1寸法D1よりも短い第2寸法D2の線部8Lにおける内側面8S(第2部分)と、を含む。
図6は、本実施形態に係るボルト部材5の頭部6を示す側断面図である。図6に示すように、ボルト部材5の凹部8の内面は、中心軸AX1と平行な内側面8Sと、中心軸AX1と直交する底面8Bとを含む。
本実施形態において、ボルト部材5は、ボルト部材5の中心軸AX1に対する放射方向に関して外側に凹むように凹部8の内側面8Sに形成された溝9を有する。
図5に示すように、本実施形態において、溝9は、中心軸AX1を通り中心軸AX1と直交する仮想線ILに対して一方側及び他方側のそれぞれに形成される。挿入部4は、一方側の溝9及び他方側の溝9のそれぞれに挿入されるように、複数設けられる。
本実施形態においては、溝9は、中心軸AX1の周囲に配置される。挿入部4は、中心軸AX1の周方向に関して、溝9に一定間隔で挿入されるように、複数設けられる。図3などに示したように、本実施形態において、挿入部4は、中心軸AX1(中心軸2X)の周囲に一定間隔で6つ設けられる。
中心軸AX1と直交する面内において、溝9の外縁は、円形である。中心軸AX1と直交する面内において、中心軸AX1と溝9の外縁との距離D3は、中心軸AX1と凹部8の内側面8Sとの距離よりも大きい。中心軸AX1と溝9の外縁との距離D3は、中心軸AX1と凹部8の角部8Kにおける内側面8Sとの距離(第1寸法)D1よりも大きい。中心軸AX1と溝9の外縁との距離D3は、中心軸AX1と凹部8の線部8Lにおける内側面8Sとの距離(第2寸法)D2よりも大きい。
図7は、ボルト部材5の軸力を検出可能な検出装置1が装着されたボルト部材5の一例を模式的に示す図である。以下の説明においては、ボルト部材5と、ボルト部材5に装着されボルト部材5の軸力を検出する検出装置1とを合わせて適宜、検出ユニット1000、と称する。
図7に示すように、検出装置1は、ボルト部材5の凹部8に配置される。検出装置1は、超音波センサ2の中心軸2Xと、ボルト部材5の中心軸AX1とが一致するように、凹部8に配置される。挿入部4は、中心軸AX1(中心軸2X)の周囲に複数配置される。図3などに示したように、本実施形態において、挿入部4は、中心軸AX1(中心軸2X)の周囲に6つ配置される。
検出装置1の挿入部4は、凹部8に設けられた溝9に挿入される。超音波センサ2は、下面2Bと凹部8の底面8Bとが接触するように配置される。
弾性部材400は、溝9に挿入部4が配置された状態で、頭部6の少なくとも一部を押すように弾性変形する。例えば、挿入部4の表面の少なくとも一部が、溝9の内面を押すように、弾性部材400の少なくとも一部が弾性変形する。検出装置1が有する弾性部材400の挿入部4が溝9に配置された状態で、ボルト部材5の頭部8に弾性部材4が押し付けられる。これにより、ボルト部材5に対して検出装置1が固定される。
次に、本実施形態に係るボルト部材5の軸力を検出する方法の一例について説明する。はじめに、検出装置1をボルト部材5に装着する手順について説明する。
図8は、本実施形態に係る検出装置1をボルト部材5に装着する手順の一例を模式的に示す図である。図9は、本実施形態に係る検出装置1をボルト部材5に装着する手順を説明するための平面図である。図10は、本実施形態に係る検出装置1をボルト部材5に装着する手順を説明するための平面図である。図11は、本実施形態に係る検出装置1をボルト部材5に装着する手順の一例を模式的に示す図である。
ボルト部材5の頭部6に設けられた凹部8に、支持部材3と、支持部材3に接続され頭部6の少なくとも一部を押すように弾性変形可能な弾性部材400と、支持部材3に接続された超音波センサ2と、を有する検出装置1が配置される。
図9に示すように、角部8Kと挿入部4とが位置合わせされた状態で、凹部8に検出装置1が配置される。本実施形態においては、中心軸AX1と直交する面内において、中心軸AX1と挿入部4の先端部との距離D4は、距離(第1寸法)D1よりも小さく、距離(第2寸法)D2よりも大きい。そのため、挿入部4は、角部8Kに配置可能である。
挿入部4が角部8Kに配置されるように、凹部8に検出装置1が挿入されることにより、超音波センサ2の下面2Bと凹部8の底面8Bとが接触する。挿入部4が角部8Kに配置されるように、凹部8に検出装置1が挿入された後、図8に示すように、凹部8に工具10が挿入される。
工具10の少なくとも一部は、検出装置1に接触する。工具10と検出装置1の少なくとも一部とが接触した状態で、検出装置1が中心軸AX1(中心軸2X)を中心に回転するように、工具10が操作される。
これにより、図10に示すように、ボルト部材5の中心軸AX1に対する放射方向に関して外側に凹むように凹部8の内側面8Sに形成された溝9に弾性部材400の挿入部4が挿入される。すなわち、検出装置1が中心軸AX1を中心に回転することによって、角部8Kに配置されていた挿入部4が、線部8Lに形成されている溝9に配置される。上述のように、中心軸AX1と挿入部4の先端部との距離D4は、距離(第1寸法)D1よりも小さく、距離(第2寸法)D2よりも大きい。そのため、挿入部4は、線部8Lに形成されている溝9の内側に配置されることによって、その溝9に保持される。これにより、検出装置1がボルト部材5に固定される。
本実施形態において、溝9の内面は、挿入部4をリリース可能に支持する。そのため、検出装置1を回転して、線部8Lに形成されている溝9の内側に挿入部4を挿入することによって、挿入部4は、溝9の内面に保持される。また、線部8Lに形成されている溝9に挿入部4が配置されている状態から、検出装置1を回転して、挿入部4を角部8Kに位置合わせすることにより、検出装置1をボルト部材5から取り外すことができる。
次に、凹部8に検出装置1が配置されている状態で、凹部8から工具10を退かした後、図11に示すように、凹部8にアダプタ部材20が配置される。
図12は、本実施形態に係るアダプタ部材20の一例を示す側断面図である。図12に示すように、アダプタ部材20は、超音波センサ2の検出信号を通信可能なケーブル(不図示)と接続されるコネクタ21を有する。アダプタ部材20は、筒状のケーシング23と、ケーシング23の上面に配置される押え板22と、少なくとも一部が押え板22の上面に配置されるコネクタ21と、ケーシング23の内側に配置され超音波センサ2の上面2Aと接触する電極棒26と、ケーシング23の内側に配置され電極棒26を超音波センサ2に押し付ける押えばね25と、ケーシング23の内側において電極棒26の周囲に配置される絶縁筒27と、ケーシング23の内側に配置され押えばね25を支持する絶縁板24と、を備えている。絶縁板24は、ケーシング23に固定されている。電極棒26は、フランジ部を有する。押えばね25は、絶縁板24と電極棒26のフランジ部との間に配置される。押えばね25は、電極棒26を超音波センサ2に押し付ける。
コネクタ21の少なくとも一部は、押え板22の上面に配置される。コネクタ21の少なくとも一部は、ケーシング23の内側に配置される。コネクタ21は、リード線のような導電部材を介して、電極棒26と接続される。超音波センサ2の検出信号(電流)は、電極棒26を介して、コネクタ21に供給される。
ケーシング23の外面に、ストッパ部材28が固定されている。ストッパ部材28により、頭部6に対するアダプタ部材20の位置が決定される。ストッパ部材28により、アダプタ部材20の少なくとも一部が凹部8に配置され、アダプタ部材20の少なくとも一部が凹部8の外側に配置されるように、頭部6に対するアダプタ部材20の位置が決定される。ストッパ部材28は、アダプタ部材20が弾性部材400に接触しないように、アダプタ部材20の位置を決定する。
また、本実施形態において、ケーシング23の外面の少なくとも一部は、凹部8の内側面8Sに接触する。本実施形態においては、中心軸AX1と直交する面内において、ケーシング23の外面は、六角形である。ケーシング23は、凹部8に嵌まることができる。ケーシング23は、六角棒スパナとして機能する。すなわち、本実施形態において、アダプタ部材20は、ボルト部材5を回転可能な回転用工具として機能する。
本実施形態においては、凹部8に検出装置1が配置された状態で、凹部8に回転用工具として機能するアダプタ部材20が配置される。アダプタ部材20のうち、凹部8の外側に配置されているケーシング23が、スパナのような回転用工具に保持される。凹部8に検出装置1が配置され、凹部8にアダプタ部材20の少なくとも一部が配置された状態で、スパナのような回転用工具によりアダプタ部材20が回転されることにより、ボルト部材5が中心軸AX1を中心に回転する。
ボルト部材5のねじ部7Aにナット部材が結合される。ボルト部材5の頭部6とナット部材との間に被締結部が配置される。凹部8に検出装置1が配置され、凹部8にアダプタ部材20の少なくとも一部が配置された状態で、スパナのような回転用工具によりアダプタ部材20が回転されることにより、ボルト部材5が中心軸AX1を中心に回転する。これにより、検出装置1の超音波センサ2は、ボルト部材5の軸力に応じた検出信号を出力する。
アダプタ部材20の電極棒26は、超音波センサ2と接触する。超音波センサ2の検出信号(電流)は、電極棒26を介して、コネクタ21に供給される。コネクタ21は、ケーブル(不図示)と接続される。ケーブルは、コンピュータシステムを含む解析装置に接続される。超音波センサ2の検出信号は、ケーブルを介して、解析装置に取得される。解析装置は、超音波センサ2の検出信号に基づいて、ボルト部材5の軸力を導出することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、ボルト部材5の頭部6の凹部8に形成された溝9に弾性部材400の挿入部4が配置され、その弾性部材400の少なくとも一部が頭部6に押し付けられるので、その弾性部材400に接続されている支持部材3及びその支持部材3に接続されている超音波センサ2の位置は固定される。したがって、軸力の検出精度の低下が抑制される。
また、本実施形態においては、挿入部4は、中心軸AX1(中心軸2X)の周囲に複数配置される。これにより、支持部材3及び超音波センサ3の位置は十分に固定される。
また、本実施形態においては、溝9は、少なくとも、中心軸AX1を通り中心軸AX1と直交する仮想線ILに対して一方側及び他方側のそれぞれに形成されている。挿入部4は、一方側の溝9及び他方側の溝9のそれぞれに挿入されるように、複数設けられている。これにより、支持部材3及び超音波センサ2の位置は十分に固定される。
また、本実施形態においては、溝9は、中心軸AX1の周囲に配置されている。中心軸AX1と直交する面内において、溝9の外形は、実質的に円形である。中心軸AX1と直交する面内において、中心軸AX1と溝9の外縁との距離D3は、中心軸AX1と凹部8の内側面8Sとの距離よりも大きく、中心軸AX1と直交する面内において、凹部8の内側面8Sは、中心軸AX1との距離が第1寸法D1の角部(第1部分)8Kと、中心軸AX1との距離が第1寸法D1よりも短い第2寸法D2の線部(第2部分)8Lと、を含む。中心軸AX1と直交する面内において、中心軸AX1と挿入部4の先端部との距離D4は、第1寸法D1よりも小さく、第2寸法D2よりも大きい。これにより、検出装置1の挿入部4がボルト部材5の角部(第1部分)8Kに位置合わせされることによって、検出装置1が凹部8に配置される。検出装置1の挿入部4がボルト部材5の線部(第2部分)8Lに位置合わせされるように、凹部8に配置された検出装置1が回転されることによって、挿入部4は溝9に挿入され、線部(第2部分)8Lと溝9との境界に引っ掛かり、溝9の内面に保持される。
また、本実施形態においては、凹部8に、ボルト部材5を回転するためのアダプタ部材20が配置される。これにより、アダプタ部材20がスパナのような回転用工具により操作されることによって、ボルト部材5が回転する。検出装置1は、ボルト部材5の軸力を検出することができる。
また、本実施形態においては、アダプタ部材20は、超音波センサ2の検出信号を通信可能なケーブルと接続されるコネクタ21を含む。これにより、超音波センサ2の検出信号が検出装置1の外部及びボルト部材5の外部に出力される。
また、本実施形態においては、溝9の内面は、挿入部4をリリース可能に支持する。これにより、ボルト部材5に対して検出装置1は交換可能となる。
なお、本実施形態においては、中心軸AX1との距離が第1寸法D1の第1部分が角部8Kを含み、中心軸AX1との距離が第2寸法D2の第2部分が線部8Lを含むこととした。検出装置1が凹部8に挿入可能であり、その検出装置1が回転されることによって、挿入部4が第2部分の溝9に配置可能であれば、第1部分及び第2部分の形状は任意である。例えば、第1部分及び第2部分の一方又は両方が、曲線を含んでいてもよい。
<第2実施形態>
第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
図13は、本実施形態に係る検出装置100の一例を示す斜視図である。図13に示すように、検出装置100は、支持部材102と、支持部材102に接続され、挿入部104を含む弾性部材103と、支持部材102に接続される超音波センサ101と、を備えている。
本実施形態において、超音波センサ101の外形は、直方体状である。超音波センサ2は、上面と、上面の反対方向を向く下面101Bと、を有する。
支持部材102は、超音波センサ101を支持する。本実施形態において、支持部材102は、ゴムを含む。本実施形態において、支持部材102の外形は、直方体状である。支持部材102は、超音波センサ101の上面を支持する。
弾性部103は、支持部材102に接続される。弾性部材103は、板ばねを含む。弾性部材103は、支持部材102を挟むように配置される。
弾性部材103は、支持部材102の周囲に複数配置される挿入部104を有する。複数の挿入部104はそれぞれ、超音波センサ101の中心軸101Xに対する放射方向に関して外側に突出するように配置される。
図14は、本実施形態に係るボルト部材200の一例を示す側面図である。図15は、本実施形態に係るボルト部材200の一例を示す平面図である。検出装置100は、ボルト部材200に装着された状態で、ボルト部材200の軸力を検出する。
図14及び図15に示すように、ボルト部材200は、頭部201と、頭部201に接続される軸部202と、を備える。軸部202は、雄ねじが設けられたねじ部202Aと、円筒部202Bと、を含む。ねじ部202Aは、軸部202の先端部側に配置される。円筒部202Bは、ねじ部202Aと頭部201との間に配置される。
頭部201に、凹部203が形成される。本実施形態において、検出装置100の少なくとも一部は、凹部203に配置される。検出装置100の支持部材102の少なくとも一部は、凹部203に配置される。検出装置100の超音波センサ101は、凹部203に配置される。検出装置100の弾性部材103の少なくとも一部は、凹部203に配置される。
図15に示すように、ボルト部材200の中心軸AX2と直交する面内において、凹部203は、スリット状である。また、ボルト部材200の中心軸AX2と直交する面内において、頭部201の外形は、六角形である。本実施形態において、ボルト部材200は、所謂、六角すり割りボルトである。
ボルト部材200の凹部203の内面は、中心軸AX2と平行な内側面203Sと、中心軸AX2と直交する底面8Bとを含む。
本実施形態において、ボルト部材200は、ボルト部材200の中心軸AX2に対する放射方向に関して外側に凹むように凹部203の内側面203Sに形成された溝204を有する。
図14及び図15に示すように、本実施形態において、溝204は、中心軸AX2を通り中心軸AX2と直交する仮想線ILに対して一方側及び他方側のそれぞれに形成される。挿入部104は、一方側の溝204及び他方側の溝204のそれぞれに挿入されるように、複数設けられる。
本実施形態において、凹部203の内側面203Sは、中心軸AX2と平行な第1内側面203S1と、第1内側面203S1と間隙を介して対向し、第1内側面203S1と平行な第2内側面203S2と、を含む。溝204は、第1内側面203S1及び第2内側面203S2のそれぞれに設けられる。
挿入部104は、第1内側面203S1の溝204及び第2内側面203S2の溝204のそれぞれに配置されるように、2つ設けられる。
図16は、ボルト部材200の軸力を検出可能な検出装置100が装着されたボルト部材200の一例を模式的に示す図である。以下の説明においては、ボルト部材200と、ボルト部材200に装着されボルト部材200の軸力を検出する検出装置100とを合わせて適宜、検出ユニット2000、と称する。
図16に示すように、検出装置100の少なくとも一部は、ボルト部材200の凹部203に配置される。検出装置100は、超音波センサ101の中心軸101Xと、ボルト部材200の中心軸AX2とが一致するように、凹部203に配置される。挿入部104は、中心軸AX2(中心軸101X)の周囲に複数配置される。本実施形態において、挿入部104は、中心軸AX2(中心軸101X)の周囲に2つ配置される。
検出装置100の挿入部104は、凹部203に設けられた溝204に挿入される。超音波センサ101は、下面101Bと凹部203の底面203Bとが接触するように配置される。
弾性部材103は、溝204に挿入部104が配置された状態で、頭部201の少なくとも一部を押すように弾性変形する。例えば、挿入部104の表面の少なくとも一部が、溝204の内面を押すように、弾性部材103の少なくとも一部が弾性変形する。弾性部材103の表面の少なくとも一部が、内側面203Sを押すように、弾性部材103が弾性変形してもよい。検出装置100が有する弾性部材103の挿入部104が溝203に配置された状態で、ボルト部材200の頭部201に弾性部材103が押し付けられる。これにより、ボルト部材200に対して検出装置100が固定される。
次に、本実施形態に係るボルト部材5の軸力を検出する方法の一例について説明する。はじめに、検出装置100をボルト部材200に装着する手順について説明する。上述したように、本実施形態において、凹部203は、スリット状である。中心軸AX2と直交する方向に関して、第1内側面203S1の端部と第2内側面203S2の端部との間に開口部205が設けられる。
本実施形態において、溝204は、第1内側面203S1の端部と接続される第1の溝204と、第2内側面203S2の端部と接続される第2の溝204と、を含む。
挿入部104は、第1内側面203S1の端部に設けられた第1の溝204の挿入口、及び第2内側面203S2の端部に設けられた第2の溝204の挿入口から、第1の溝204及び第2の溝204のそれぞれに挿入される。挿入部104は、溝204の内側に配置されることによって、その溝204に保持される。これにより、検出装置100がボルト部材200に固定される。
本実施形態において、溝204の内面は、挿入部104をリリース可能に支持する。そのため、溝204に対して挿入部104をスライドさせることによって、挿入部104は、溝204の内面に保持される。また、溝204に挿入部104が配置されている状態から、溝204に対して挿入部104をスライドさせることによって、検出装置100をボルト部材200から取り外すことができる。
次に、凹部203に超音波センサ101が配置された状態で、頭部201の外面がスパナのような回転用工具に保持される。ボルト部材200は、凹部203に検出装置1の少なくとも一部が配置された状態で、頭部201の外面を回転用工具に保持される。
ボルト部材200のねじ部202Aにナット部材が結合される。ボルト部材200の頭部201とナット部材との間に被締結部が配置される。凹部203に検出装置100の少なくとも一部が配置された状態で、スパナのような回転用工具により頭部201が回転されることにより、ボルト部材200が中心軸AX2を中心に回転する。これにより、検出装置100の超音波センサ101は、ボルト部材200の軸力に応じた検出信号を出力する。
超音波センサ101の検出信号(電流)は、コネクタを介して、ケーブルに出力される。ケーブルは、コンピュータシステムを含む解析装置に接続される。超音波センサ101の検出信号は、ケーブルを介して、解析装置に取得される。解析装置は、超音波センサ101の検出信号に基づいて、ボルト部材200の軸力を導出することができる。
以上説明したように、本実施形態においても、ボルト部材200の頭部201の凹部203に形成された溝204に弾性部材103の挿入部104が配置され、その弾性部材103の少なくとも一部が頭部201に押し付けられるので、その弾性部材103に接続されている支持部材102及びその支持部材102に接続されている超音波センサ101の位置は固定される。したがって、軸力の検出精度の低下が抑制される。
また、本実施形態においては、凹部203はスリット状であり、頭部201の第1の溝204及び第2の溝204に対して挿入部104がスライドされることによって、挿入部104が溝204の内面に保持される。
また、本実施形態においては、凹部203に超音波センサ101が配置された状態で、頭部201の外面がボルト部材200を回転するための回転用工具に保持される。これにより、回転用工具によりボルト部材200が操作されることによって、ボルト部材200が回転する。検出装置100は、ボルト部材200の軸力を検出することができる。
1 検出装置
2 超音波センサ
2A 上面
2B 下面
2C 側面
2X 中心軸
3 支持部材
4 挿入部
4N 凹部
4S 固定部材
5 ボルト部材
6 頭部
7 軸部
7A ねじ部
7B 円筒部
8 凹部
8B 底面
8K 角部
8L 線部
8S 内側面
9 溝
10 工具
12 加圧水型原子炉
20 アダプタ部材
21 コネクタ
22 押え板
23 ケーシング
24 絶縁板
25 押えばね
26 電極棒
27 絶縁筒
28 ストッパ部材
61 原子炉容器
62 原子炉容器本体
63 原子炉容器蓋(上鏡)
64 ボルト部材
65 ナット
66 下鏡
67 入口ノズル(入口管台)
68 出口ノズル(出口管台)
69 上部炉心支持板
70 下部炉心支持板
71 炉心支持ロッド
72 上部炉心板
73 炉心槽
74 下部炉心板
75 炉心
76 燃料集合体
77 制御棒
78 制御棒クラスタ
79 制御棒クラスタ案内管
80 制御棒駆動装置
81 ハウジング
82 制御棒クラスタ駆動軸
83 計装管台
84 炉内計装案内管
86 連接板
87 連接板
100 検出装置
101 超音波センサ
101B 下面
101X 中心軸
102 支持部材
103 弾性部材
104 挿入部
200 ボルト部材
201 頭部
202 軸部
202A ねじ部
202B 円筒部
203 凹部
203B 底面
203S 内側面
203S1 第1内側面
203S2 第2内側面
204 溝
205 開口部
1000 検出ユニット
2000 検出ユニット
400 弾性部材
AX1 中心軸
AX2 中心軸
D1 距離(第1寸法)
D2 距離(第2寸法)
D3 距離
D4 距離
IL 仮想線

Claims (17)

  1. 凹部が形成された頭部を有するボルト部材の軸力を検出する検出装置であって、
    少なくとも一部が前記凹部に配置される支持部材と、
    前記支持部材に接続され、前記ボルト部材の中心軸に対する放射方向に関して外側に凹むように前記凹部の内側面に形成された溝に挿入される挿入部を含み、前記溝に前記挿入部が配置された状態で、前記頭部の少なくとも一部を押すように弾性変形する弾性部材と、
    前記支持部材に接続され、前記凹部に配置される超音波センサと、
    を備える検出装置。
  2. 前記挿入部は、前記中心軸の周囲に複数配置される、
    請求項1に記載の検出装置。
  3. 前記溝は、前記中心軸を通り前記中心軸と直交する仮想線に対して一方側及び他方側のそれぞれに形成され、
    前記挿入部は、前記一方側の前記溝及び前記他方側の前記溝のそれぞれに挿入されるように、複数設けられる、
    請求項1又は請求項2に記載の検出装置。
  4. 前記溝は、前記中心軸の周囲に配置され、
    前記中心軸と直交する面内において、前記中心軸と前記溝の外縁との距離は、前記中心軸と前記凹部の内側面との距離よりも大きく、
    前記中心軸と直交する面内において、前記凹部の内側面は、前記中心軸との距離が第1寸法の第1部分と、前記中心軸との距離が前記第1寸法よりも短い第2寸法の第2部分と、を含み、
    前記中心軸と直交する面内において、前記中心軸と前記挿入部の先端部との距離は、前記第1寸法よりも小さく、前記第2寸法よりも大きい、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の検出装置。
  5. 前記中心軸と直交する面内において、前記凹部は、複数の角部と前記角部の間に配置される線部とを有する多角形であり、
    前記第1部分は、前記角部を含み、前記第2部分は、前記線部を含む、
    請求項4に記載の検出装置。
  6. 前記凹部に、前記ボルト部材を回転するためのアダプタ部材が配置される、
    請求項5に記載の検出装置。
  7. 前記アダプタ部材は、前記超音波センサの検出信号を通信可能なケーブルと接続されるコネクタを含む、
    請求項6に記載の検出装置。
  8. 前記凹部の内側面は、前記中心軸と平行な第1内側面と、前記第1内側面と間隙を介して対向し、前記第1内側面と平行な第2内側面と、を含み、
    前記中心軸と直交する方向に関して、前記第1内側面の端部と前記第2内側面の端部との間に開口部が設けられ、
    前記溝は、前記第1内側面の前記端部と接続される第1溝と、前記第2内側面の前記端部と接続される第2溝と、を含み、
    前記挿入部は、前記第1内側面の前記端部に設けられた前記第1溝の挿入口、及び第2内側面の前記端部に設けられた前記第2溝の挿入口から、前記第1溝及び前記第2溝のそれぞれに挿入される、
    請求項1又は請求項2に記載の検出装置。
  9. 前記凹部に前記超音波センサが配置された状態で、前記頭部の外面が前記ボルト部材を回転するための回転用工具に保持される、
    請求項8に記載の検出装置。
  10. 軸力を検出する検出装置が装着されるボルト部材であって、
    凹部が形成された頭部と、
    前記頭部に接続される軸部と、
    前記軸部の中心軸に対する放射方向に関して外側に凹むように前記凹部の内側面に形成された溝と、
    を備え、
    前記検出装置の少なくとも一部が前記凹部に配置され、前記検出装置が有する弾性部材の挿入部が前記溝に配置された状態で、前記頭部の少なくとも一部に前記弾性部材が押し付けられる、
    ボルト部材。
  11. 前記凹部に前記検出装置が配置された状態で、前記凹部に回転用工具が配置される、
    請求項10に記載のボルト部材。
  12. 前記凹部に前記検出装置の少なくとも一部が配置された状態で、前記頭部の外面が回転用工具に保持される、
    請求項10に記載のボルト部材。
  13. 前記溝の内面は、前記挿入部をリリース可能に支持する、
    請求項10から請求項12のいずれか一項に記載のボルト部材。
  14. ボルト部材と、前記ボルト部材の軸力を検出する検出装置とを備える検出ユニットであって、
    前記ボルト部材は、
    頭部と、
    前記頭部に形成された凹部と、
    前記ボルト部材の中心軸に対する放射方向に関して外側に凹むように前記凹部の内側面に形成された溝と、
    を有し、
    前記検出装置は、
    前記凹部に配置される支持部材と、
    前記支持部材に接続され、前記溝に挿入される挿入部を含み、前記溝に前記挿入部が配置された状態で、前記頭部の少なくとも一部を押すように弾性変形する弾性部材と、
    前記支持部材に接続され、前記凹部に配置される超音波センサと、
    を有する、
    検出ユニット。
  15. 前記凹部に配置され、前記超音波センサの検出信号を通信可能なケーブルと接続されるコネクタを有するアダプタ部材を備える、
    請求項14に記載の検出ユニット。
  16. 前記アダプタ部材は、前記ボルト部材を回転するための回転用工具に保持される、
    請求項15に記載の検出ユニット。
  17. ボルト部材の軸力を検出する検出方法であって、
    ボルト部材の頭部に設けられた凹部に、支持部材と、前記支持部材に接続され前記頭部の少なくとも一部を押すように弾性変形可能な弾性部材と、前記支持部材に接続された超音波センサと、を有する検出装置の少なくとも一部を配置する工程と、
    前記凹部に工具を挿入して、前記ボルト部材の中心軸に対する放射方向に関して外側に凹むように前記凹部の内側面に形成された溝に前記弾性部材の挿入部を挿入する工程と、
    前記凹部から前記工具を退かした後、前記超音波センサの検出信号を通信可能なケーブルと接続されるコネクタを有するアダプタ部材を前記凹部に配置する工程と、
    前記アダプタ部材を回転して、前記ボルト部材を回転する工程と、
    前記超音波センサの検出信号を、前記ケーブルを介して取得する工程と、
    前記超音波センサの検出信号に基づいて、前記ボルト部材の軸力を導出する工程と、
    を含む、
    検出方法。
JP2015009702A 2015-01-21 2015-01-21 検出装置、検出ユニット、及び検出方法 Active JP6433308B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015009702A JP6433308B2 (ja) 2015-01-21 2015-01-21 検出装置、検出ユニット、及び検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015009702A JP6433308B2 (ja) 2015-01-21 2015-01-21 検出装置、検出ユニット、及び検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016133457A true JP2016133457A (ja) 2016-07-25
JP6433308B2 JP6433308B2 (ja) 2018-12-05

Family

ID=56426108

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015009702A Active JP6433308B2 (ja) 2015-01-21 2015-01-21 検出装置、検出ユニット、及び検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6433308B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109827696A (zh) * 2019-04-01 2019-05-31 重庆交通职业学院 一种水下机器人推进器推力测试装置
DE102019211514B4 (de) 2018-08-03 2022-01-05 Honda Motor Co., Ltd. Messverfahren einer Bolzenaxialkraft und Bolzen zur Verwendung in einem solchen

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62191919U (ja) * 1986-05-27 1987-12-07
JPH069347Y2 (ja) * 1986-07-03 1994-03-09 三菱重工業株式会社 軸力測定用プロ−ブ
JP2515308Y2 (ja) * 1990-02-07 1996-10-30 三菱重工業株式会社 ボルト軸力測定装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62191919U (ja) * 1986-05-27 1987-12-07
JPH069347Y2 (ja) * 1986-07-03 1994-03-09 三菱重工業株式会社 軸力測定用プロ−ブ
JP2515308Y2 (ja) * 1990-02-07 1996-10-30 三菱重工業株式会社 ボルト軸力測定装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102019211514B4 (de) 2018-08-03 2022-01-05 Honda Motor Co., Ltd. Messverfahren einer Bolzenaxialkraft und Bolzen zur Verwendung in einem solchen
CN109827696A (zh) * 2019-04-01 2019-05-31 重庆交通职业学院 一种水下机器人推进器推力测试装置
CN109827696B (zh) * 2019-04-01 2023-08-11 重庆交通职业学院 一种水下机器人推进器推力测试装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6433308B2 (ja) 2018-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11342082B2 (en) Control rod drive mechanism (CRDM) mounting method for pressurized water reactors
EP2877997B1 (en) Passive power production during a nuclear station blackout
CN109373885B (zh) 一种基于阵列式柔性检测的核燃料组件多功能检测装置
JP6433308B2 (ja) 検出装置、検出ユニット、及び検出方法
JP5675054B2 (ja) 核燃料バンドル
US20130199341A1 (en) Bolt tensioner
US10020080B2 (en) Nuclear reactor nozzle repair method
US9022074B2 (en) Plug for heat-conducting tube, device for attaching plug for heat-conducting tube, and method for plugging heat conducting tube
US20140064430A1 (en) Nozzle repairing method and nuclear reactor vessel
WO2014115812A1 (ja) ウォータジェットピーニング装置及びウォータジェットピーニング施工方法
EP3170575B1 (en) Method for manufacturing cylindrical member
US9460817B2 (en) Support pin replacing apparatus for control rod cluster guide tube
US20130301778A1 (en) Crdm internal hydraulic connector
US8640327B2 (en) Pressure-loss adjusting-member installation tool
EP2700896A2 (en) Heat transfer tube repairing apparatus and method and steam generator
JP2015190807A (ja) 原子炉容器内の燃料集合体内部温度計測装置及び方法並びに原子炉の状態監視装置
US20150348658A1 (en) Nozzle repair method and nuclear reactor vessel
CN220944963U (zh) 一种发电机罩壳加工定位治具
US20120014494A1 (en) Pressure-loss adjusting member reactor
EP2444975B1 (en) Nuclear reactor with fuel guide pin and fuel guide pin attachment method
JP7336285B2 (ja) コネクタ撮影装置および撮影方法
CN103943156B (zh) 具有测厚功能的核电蒸发器传热管内孔探伤装置
CN103943155B (zh) 核电蒸发器传热管内孔探伤装置
EP2400502A2 (en) Pressure-loss adjusting member and nuclear reactor
JP2016132079A (ja) 穴加工方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180821

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180919

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181009

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181106

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6433308

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150