JP2016129196A - 接合装置、接合システム、接合方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体 - Google Patents

接合装置、接合システム、接合方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2016129196A
JP2016129196A JP2015003442A JP2015003442A JP2016129196A JP 2016129196 A JP2016129196 A JP 2016129196A JP 2015003442 A JP2015003442 A JP 2015003442A JP 2015003442 A JP2015003442 A JP 2015003442A JP 2016129196 A JP2016129196 A JP 2016129196A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
wafer
base
bonding
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015003442A
Other languages
English (en)
Inventor
勲 小篠
Isao Koshino
勲 小篠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2015003442A priority Critical patent/JP2016129196A/ja
Priority to KR1020150187596A priority patent/KR102459563B1/ko
Priority to TW104144256A priority patent/TWI630048B/zh
Publication of JP2016129196A publication Critical patent/JP2016129196A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】基板上に配置された複数のチップを当該基板と適切に接合する。
【解決手段】接合装置30は、上部チャンバ101と下部チャンバ102を備え、当該上部チャンバ101と下部チャンバ102で密閉空間を形成する処理チャンバ100と、処理チャンバ100の内部に設けられ、ウェハWを載置する載置台150と、載置台150に設けられ、ウェハWを加熱する加熱機構と、処理チャンバ100の内部に加圧ガスを供給するガス供給機構170と、上部チャンバ101を支持する上部チャンバベース110と、下部チャンバ102を支持する下部チャンバベース120と、上部チャンバベース110を冷却する上部冷却機構112と、下部チャンバベース120を冷却する下部冷却機構121と、を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、基板上に配置された複数のチップを当該基板と接合する接合装置、当該接合装置を備えた接合システム、当該接合装置を用いた接合方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体に関する。
近年、半導体デバイスにおいて、半導体チップ(以下、「チップ」という。)の高集積化が進んでいる。高集積化した複数のチップを水平面内で配置し、これらチップを配線で接続して製品化する場合、配線長が増大し、それにより配線の抵抗が大きくなること、また配線遅延が大きくなることが懸念される。
そこで、チップを3次元に積層する3次元集積技術を用いて、半導体デバイスを製造することが提案されている。この3次元集積技術では、積層されるチップのバンプ同士が接合されて、当該積層されたチップが電気的に接続される。
3次元集積方法としては、例えば半導体ウェハ(以下、「ウェハ」という。)上に複数のチップを接合して積層する方法が用いられる。この方法では、特許文献1に示す接合装置を用いて、ウェハとチップを加熱しながら押圧して接合する。すなわち、ウェハ上に複数のチップを配置し、当該複数のチップ上に板状体を接触させた後、ウェハとチップを加熱しながら、ウェハと板状体を押圧して、ウェハと複数のチップを接合する。
特開2004−122216号公報
しかしながら、ウェハ上に複数のチップを配置した際、複数のチップの高さがばらつく場合がある。かかる場合、特許文献1のように板状体を用いると、ウェハと複数のチップを均一に押圧することができない。例えばウェハとチップを押圧する際の圧力が小さ過ぎると、当該ウェハとチップの接合強度が不十分になる。一方、例えばウェハとチップを押圧する際の圧力が大き過ぎると、バンプが変形するおそれがあり、さらには半導体デバイスが損傷を被るおそれもある。
そこで、例えば処理チャンバの内部において、載置台上のウェハを加熱しながら、当該処理チャンバの内部に加圧ガスを供給して、ウェハと複数のチップを押圧することが考えられる。かかる場合、例えばウェハ上の複数のチップの高さがばらついていても、当該複数のチップは処理チャンバの内部に充填された加圧ガスによって押圧されるので、ウェハと複数のチップを均一に適切な圧力で押圧することができる。
上述したようにウェハを加熱すると、処理チャンバが加熱され、さらに処理チャンバを支持するチャンバベースにも熱が伝達される。そうすると、チャンバベースが熱膨張するため、処理チャンバを適切に支持することができず、当該処理チャンバの内部を適切に密閉できないおそれがある。かかる場合、ウェハと複数のチップを適切に接合することができない。
また、例えば処理チャンバが鉛直方向に上部チャンバと下部チャンバに分割されている場合には、上部チャンバを昇降させるための昇降機構が設けられる場合がある。昇降機構は、例えば上部チャンバを支持するチャンバベースの外周部に設けられた複数のシャフトを有し、これらシャフトを昇降させることで上部チャンバを昇降させる。かかる構成において、上述したようにチャンバベースが熱膨張すると、シャフトが径方向外側に移動して軸ずれする場合がある。また、チャンバベースの熱がさらにシャフトにも伝達し、例えばシャフトに塗られたグリスが剥がれ、動作不良が生じる場合がある。そうすると、ウェハと複数のチップを適切に接合することができない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、基板上に配置された複数のチップを当該基板と適切に接合することを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明は、基板上に配置された複数のチップを当該基板と接合する接合装置であって、第1のチャンバと第2のチャンバを備え、当該第1のチャンバと第2のチャンバで密閉空間を形成する処理チャンバと、前記処理チャンバの内部に設けられ、基板を載置する載置台と、前記載置台に設けられ、基板を加熱する加熱機構と、前記処理チャンバの内部に加圧ガスを供給するガス供給機構と、前記第1のチャンバを支持する第1のチャンバベースと、前記第2のチャンバを支持する第2のチャンバベースと、前記第1のチャンバベースを冷却する第1の冷却機構と、前記第2のチャンバベースを冷却する第2の冷却機構と、を有することを特徴としている。
本発明によれば、処理チャンバの内部に基板を搬入し、第1のチャンバと第2のチャンバを閉じて処理チャンバの内部を密閉した後、加熱機構によって所定の温度に加熱された載置台に基板を載置する。その後、ガス供給機構から処理チャンバの内部に加圧ガスを供給し、当該処理チャンバの内部を所定の圧力に加圧する。そうすると、基板と複数のチップを所定の温度に加熱しながら所定の圧力で押圧することで、基板と複数のチップを適切に接合することができる。
しかも、このように接合処理を行う際、第1のチャンバベースは第1の冷却機構によって冷却され、且つ第2のチャンバベースは第2の冷却機構によって冷却されるので、これら第1のチャンバベースと第2のチャンバベースが熱膨張するのを抑制できる。このため、接合処理中の処理チャンバの内部を適切に密閉することができ、また上述したように例えば第1のチャンバベースの外周部に、第1のチャンバを昇降させるための昇降機構のシャフトが設けられていても、当該シャフトの軸ずれや動作不良を抑制することができる。したがって、基板と複数のチップをより適切に接合することができる。
前記第2のチャンバは前記第1のチャンバの下方に設けられ、且つ前記第2のチャンバの下面は開口して前記第2のチャンバベースによって支持され、前記載置台は、複数のロッドを介して、前記第2のチャンバベース上に載置された載置台ベースに支持されていてもよい。
別な観点による本発明は、前記接合装置を備えた接合システムであって、前記接合装置と、前記接合装置で複数のチップが接合された基板の温度を調節する温度調節装置とを備えた処理ステーションと、基板を複数保有可能で、且つ前記処理ステーションに対して基板を搬入出する搬入出ステーションと、を有することを特徴としている。
また別な観点による本発明は、基板上に配置された複数のチップを当該基板と接合する接合方法であって、第1のチャンバと第2のチャンバを備える処理チャンバの内部に基板を搬入し、前記第1のチャンバと前記第2のチャンバを閉じて前記処理チャンバの内部を密閉した後、加熱機構によって所定の温度に加熱された載置台に基板を載置する第1の工程と、ガス供給機構から前記処理チャンバの内部に加圧ガスを供給し、当該処理チャンバの内部を所定の圧力に加圧して、基板と複数のチップを接合する第2の工程と、を有し、前記第1の工程と前記第2の工程において、前記第1のチャンバを支持する第1のチャンバベースは第1の冷却機構によって冷却され、且つ前記第2のチャンバを支持する第2のチャンバベースは第2の冷却機構によって冷却されることを特徴としている。
前記第2のチャンバは前記第1のチャンバの下方に設けられ、且つ前記第2のチャンバの下面は開口して前記第2のチャンバベースによって支持され、前記載置台は、複数のロッドを介して、前記第2のチャンバベース上に載置された載置台ベースに支持されていてもよい。
また別な観点による本発明によれば、前記接合方法を接合装置によって実行させるように、当該接合装置を制御する制御部のコンピュータ上で動作するプログラムが提供される。
さらに別な観点による本発明によれば、前記プログラムを格納した読み取り可能なコンピュータ記憶媒体が提供される。
本発明によれば、基板上に配置された複数のチップを当該基板と適切に接合することができる。
本実施の形態にかかる接合システムの構成の概略を示す平面図である。 本実施の形態にかかる接合システムの内部構成の概略を示す側面図である。 ウェハと複数のチップの斜視図である。 ウェハと複数のチップの側面図である。 接合装置の構成の概略を示す縦断面図である。 接合装置の内部構成を上方から見た平面図である。 接合装置の内部構成を下方から見た平面図である。 処理チャンバの内部構成の概略を示す縦断面図である。 上部冷却機構(下部冷却機構)の構成の概略を示す説明図である。 接合処理の主な工程を示すフローチャートである。 接合処理の各工程における、上部冷却機構及び下部冷却機構を流通する冷却媒体の温度、加熱機構の温度、ウェハの温度、及び処理チャンバの内部圧力を示す説明図である。 接合装置による接合動作の説明図である。 接合装置による接合動作の説明図である。 接合装置による接合動作の説明図である。 接合装置による接合動作の説明図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下に示す実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
<1.接合システムの構成>
先ず、本実施の形態に係る接合システムの構成について説明する。図1は、接合システム1の構成の概略を示す平面図である。図2は、接合システム1の内部構成の概略を示す側面図である。なお、以下においては、位置関係を明確にするために、互いに直交するX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向を規定し、Z軸正方向を鉛直上向き方向とする。
接合システム1では、図3及び図4に示すように基板としてのウェハWと複数のチップCを接合する。ウェハWは、例えばシリコンウェハや化合物半導体ウェハなどにデバイスが形成された半導体ウェハ(デバイスウェハ)である。ウェハWの表面には複数のバンプが形成されている。また、チップCの表面にも複数のバンプが形成され、この複数のバンプが形成された表面がウェハW側に向けられるように、チップCは裏返して配置されている。すなわち、ウェハWにおいて複数のバンプが形成された表面と、チップCにおいて複数のバンプが形成された表面は、対向して配置されている。ウェハWのバンプとチップCのバンプはそれぞれ対応する位置に形成され、これらバンプが接合されることでウェハWと複数のチップCが接合される。なお、バンプは例えば銅からなり、この場合、ウェハWと複数のチップCの接合は銅と銅の接合となる。
接合システム1に搬入されるウェハWの表面には、予め複数のチップCが所定の位置に配置されている。そして、複数のチップCの上からフィルムFが貼られて、ウェハWに対して複数のチップCの位置が固定されている。なお、ウェハWに対して複数のチップCを固定する手段は、フィルムFに限定されず、例えばコーティングなど、任意の手段を用いることができる。
図1に示すように接合システム1は、例えば外部との間で複数のウェハWを収容可能なカセットCsが搬入出される搬入出ステーション2と、複数のチップCが搭載されたウェハWに対して所定の処理を施す各種処理装置を備えた処理ステーション3とを一体に接続した構成を有している。
搬入出ステーション2には、カセット載置台10が設けられている。カセット載置台10には、複数、例えば2つのカセット載置板11が設けられている。カセット載置板11は、Y軸方向(図1中の上下方向)に一列に並べて配置されている。これらのカセット載置板11には、接合システム1の外部に対してカセットCsを搬入出する際に、カセットCsを載置することができる。このように搬入出ステーション2は、複数のウェハWを保有可能に構成されている。なお、カセット載置板11の個数は、本実施の形態に限定されず、任意に決定することができる。
搬入出ステーション2には、カセット載置台10に隣接してウェハ搬送部20が設けられている。ウェハ搬送部20には、Y軸方向に延伸する搬送路21上を移動自在なウェハ搬送装置22が設けられている。ウェハ搬送装置22は、鉛直方向及び鉛直軸周り(θ方向)にも移動自在であり、各カセット載置板11上のカセットCsと、後述する処理ステーション3の位置調節装置32及びトランジション装置33との間でウェハWを搬送できる。
処理ステーション3には、接合装置30、温度調節装置31、位置調節装置32、トランジション装置33が設けられている。例えば処理ステーション3の正面側(図1中のY軸方向負方向側)には接合装置30が設けられ、処理ステーション3の背面側(図1中のY軸方向正方向側)には、温度調節装置31が設けられている。また、処理ステーション3の搬入出ステーション2側(図1中のX軸方向正方向側)には、位置調節装置32とトランジション装置33が設けられている。位置調節装置32とトランジション装置33は、図2に示すように上からこの順で2段に設けられている。なお、接合装置30、温度調節装置31、位置調節装置32、トランジション装置33の装置数や配置は任意に設定することができる。
接合装置30は、ウェハWと複数のチップCを接合する装置である。この接合装置30の構成については後述する。
温度調節装置31は、接合装置30で加熱されたウェハWの温度調節を行う装置である。温度調節装置31は、例えばペルチェ素子などの冷却部材を内蔵し、温度調節可能な温度調節板(図示せず)を備えている。
位置調節装置32は、ウェハWの周方向の向きを調節する装置である。位置調節装置32は、ウェハWを回転保持するチャック(図示せず)と、ウェハWのノッチ部の位置を検出する検出部(図示せず)を有している。そして、位置調節装置32では、チャックに保持されたウェハWを回転させながら、検出部でウェハWのノッチ部の位置を検出することで、当該ノッチ部の位置を調節してウェハWの周方向の向きを調節している。
トランジション装置33は、ウェハWを一時的に載置するための装置である。
図1に示すように接合装置30、温度調節装置31、位置調節装置32、トランジション装置33に囲まれた領域には、ウェハ搬送領域40が形成されている。ウェハ搬送領域40には、例えばウェハ搬送装置41が配置されている。
ウェハ搬送装置41は、例えば鉛直方向、水平方向(X軸方向、Y軸方向)及び鉛直軸周り(θ方向)に移動自在な搬送アームを有している。ウェハ搬送装置41は、ウェハ搬送領域40内を移動し、周囲の接合装置30、温度調節装置31、位置調節装置32、トランジション装置33にウェハWを搬送できる。
以上の接合システム1には、制御部50が設けられている。制御部50は、例えばコンピュータであり、プログラム格納部(図示せず)を有している。プログラム格納部には、接合システム1におけるウェハWと複数のチップCの接合処理を制御するプログラムが格納されている。また、プログラム格納部には、上述の各種処理装置や搬送装置などの駆動系の動作を制御して、接合システム1における後述の接合処理を実現させるためのプログラムも格納されている。なお、前記プログラムは、例えばコンピュータ読み取り可能なハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルデスク(MO)、メモリーカードなどのコンピュータに読み取り可能な記憶媒体Hに記録されていたものであって、その記憶媒体Hから制御部50にインストールされたものであってもよい。
<2.接合装置の構成>
次に、上述した接合装置30の構成について説明する。図5は、接合装置30の構成の概略を示す縦断面図である。図6は、接合装置30の内部構成を上方から見た平面図である。図7は、接合装置30の内部構成を下方から見た平面図である。
図5に示すように接合装置30は、内部を密閉可能な処理チャンバ100を有している。処理チャンバ100は、第1のチャンバとしての上部チャンバ101と、第2のチャンバとしての下部チャンバ102とを有している。上部チャンバ101は下部チャンバ102の上方に設けられている。
図8に示すように上部チャンバ101は、下面の内側が開口した中空構造を有している。上部チャンバ101の下面には、処理チャンバ100の内部の気密性を保持するためのシール材103が環状に設けられている。シール材103は、上部チャンバ101の下面から突出して設けられている。また、下部チャンバ102は、上面の内側と下面の内側がそれぞれ開口した中空構造を有している。上部チャンバ101の下面と下部チャンバ102の上面は、対向して配置されている。そして、シール材103と下部チャンバ102の上面を当接させることで、処理チャンバ100の内部が密閉空間に形成される。
図5に示すように上部チャンバ101は、上部チャンバ101の上面に設けられた第1のチャンバベースとしての上部チャンバベース110に支持されている。上部チャンバベース110は、上部チャンバ101の上面より大きい径を有している。
また、上部チャンバ101は、上方から下方に向かって同心円状に径が拡大するテーパ形状を有し、且つ側面視においてテーパ部分が内側に凸の形状を有している。上部チャンバ101の外周部には、上部チャンバベース110との間において、リブ111が例えば4箇所に設けられている。すなわち、上部チャンバベース110には、上部チャンバ101とリブ111が固定されて支持されている。
ここで、上部チャンバ101は上部チャンバベース110の中央部で支持されているため、例えば処理チャンバ100の内部が加圧された場合、リブ111がないと、上部チャンバベース110の中央部に応力が集中する。この点、本実施の形態では、処理チャンバ100の内部圧力は、上部チャンバ101とリブ111を介して、上部チャンバベース110の中央部と外周部に分散して伝達される。このため、上部チャンバベース110の特定箇所に応力が集中するのを抑制することができる。
図6に示すように上部チャンバベース110の上面の中央部には、上部チャンバベース110を冷却する第1の冷却機構としての上部冷却機構112が設けられている。より詳細には、上部チャンバベース110の上面の中央部には、上部チャンバベース110の軽量化を図るために窪み部が形成され、上部冷却機構112は当該窪み部に設けられている。
図9に示すように上部冷却機構112は、例えば平面視において略四角形状を有している。上部冷却機構112の内部には、例えば冷却水などの冷却媒体が流通する冷媒流路113が形成されている。冷却媒体の温度は常温、例えば25℃である。冷媒流路113は例えば図面の左右方向に1本延伸し、上下方向に2本延伸して形成され、それぞれが側面において開口している。一の側面に開口した冷媒流路113、113には、それぞれ冷媒供給装置114と冷媒排出装置115が接続されている。冷媒供給装置114は、内部に冷却媒体を貯留し、当該冷却媒体を冷媒流路113に供給する。冷媒排出装置115には、例えば真空ポンプ等が用いられる。また、他の3つの側面に開口した冷媒流路113には、止水栓116が設けられている。そして、上部冷却機構112では、冷媒供給装置114と冷媒排出装置115の間において、冷媒流路113の内部を冷却媒体が流通することで、上部チャンバベース110が冷却される。
なお、上部冷却機構112は、本実施の形態に限定されず、上部チャンバベース110を冷却できれば種々の構成を取り得る。例えば上部冷却機構112には、ペルチェ素子などの冷却部材が内蔵されていてもよい。
図5に示すように下部チャンバ102は、下部チャンバ102の下面に設けられた第2のチャンバベースとしての下部チャンバベース120に支持されている。下部チャンバベース120は、下部チャンバ102の下面より大きい径を有している。
図7に示すように下部チャンバベース120の下面の中央部には、下部チャンバベース120を冷却する第2の冷却機構としての下部冷却機構121が設けられている。下部冷却機構121の構成は、図9に示した上部冷却機構112の構成と同様であり、下部冷却機構121の内部には、例えば冷却水などの冷却媒体が流通する冷媒流路113が形成されている。
なお、下部冷却機構121は、本実施の形態に限定されず、下部チャンバベース120を冷却できれば種々の構成を取り得る。例えば下部冷却機構121には、ペルチェ素子などの冷却部材が内蔵されていてもよい。
図5に示すように上部チャンバベース110には、上部チャンバベース110、すなわち上部チャンバ101を鉛直方向に移動させる移動機構130が設けられている。移動機構130は、シャフト131、支持板132、及び鉛直移動部133を有している。シャフト131は、上部チャンバベース110の外周部に例えば4箇所設けられている。また、各シャフト131は鉛直方向に延伸し、下部チャンバベース120を貫通して、当該下部チャンバベース120の下方に設けられた支持板132に支持されている。支持板132には、例えばエアシリンダ等の鉛直移動部133が設けられている。この鉛直移動部133によって、支持板132とシャフト131が鉛直方向に移動し、さらに上部チャンバベース110と上部チャンバ101は鉛直方向に移動自在に構成されている。
シャフト131には、シャフト131の移動を制限するロック機構140が設けられている。図6に示すようにロック機構140は、シャフト131に対応して例えば4箇所に設けられている。また、ロック機構140は、下部チャンバベース120上に設けられている。
図5及び図6に示すようにロック機構140は、ロックピン141、水平移動部142、及びケーシング143を有している。ロックピン141は、シャフト131に形成された貫通孔に挿入される。ロックピン141の基端部には、ロックピン141を水平方向に移動させる、例えばエアシリンダ等の水平移動部142が設けられている。シャフト131の外周面には、シャフト131の貫通孔に挿入されたロックピン141を支持するケーシング143が設けられている。
図8に示すように処理チャンバ100の内部には、ウェハWを載置する載置台150が設けられている。載置台150上には複数のギャップピン(図示せず)が設けられ、当該複数のギャップピンがウェハWを支持する。また、載置台150上には複数のガイドピン(図示せず)が設けられ、当該複数のガイドピンによってウェハWの水平方向の位置が固定される。載置台150の内部には、ウェハWを加熱する加熱機構151が設けられている。加熱機構151としては、例えばヒータが用いられる。なお、載置台150は複数の領域に区画され、当該区画された領域に対応するように、加熱機構151は複数に分割されていてもよい。かかる場合、載置台150が区画された複数の領域は、当該領域毎に温度調節可能となる。
なお、載置台150の下方には、断熱板(図示せず)が設けられていてもよい。この断熱板により、加熱機構151でウェハWを加熱する際の熱が、後述する載置台ベース153や下部チャンバベース120に伝達されるのを抑制することができる。
載置台150は、複数のロッド152を介して、載置台150の下方に設けられた載置台ベース153に支持されている。載置台ベース153は、下部チャンバベース120上に載置されている。そして、このように載置台150と載置台ベース153の間に空気層を設けることにより、加熱機構151でウェハWを加熱する際の熱が、載置台ベース153や下部チャンバベース120に伝達されるのを抑制することができる。
載置台ベース153は、下部チャンバベース120に固定されていない。かかる場合、例えば接合処理中に処理チャンバ100の内部が加熱されても、載置台ベース153を自由に熱膨張させることができ、固定することで発生し得る熱応力や撓みを抑制することができる。
図5に示すように載置台150の下方には、ウェハWを下方から支持し昇降させるための昇降ピン160が例えば3箇所に設けられている。昇降ピン160は、載置台150、載置台ベース153、下部チャンバベース120、下部冷却機構121を挿通し、下部冷却機構121の下方に設けられた支持板161に支持されている。支持板161には、例えばモータ等を内蔵した昇降駆動部162が設けられている。この昇降駆動部162によって、支持板161と昇降ピン160は昇降し、昇降ピン160は載置台150の上面から突出可能になっている。
処理チャンバ100には、処理チャンバ100の内部に加圧ガスを供給するガス供給機構170が設けられている。ガス供給機構170は、ガス供給部171、ガス供給ライン172、及びガス供給装置173を有している。ガス供給部171は、載置台150の上方に設けられ、処理チャンバ100の内部に加圧ガスを供給する。ガス供給部171は、ガス供給ライン172を介して、ガス供給装置173に連通している。ガス供給ライン172は、上部チャンバ101、上部チャンバベース110、上部冷却機構112を貫通して設けられている。ガス供給装置173は、内部に加圧ガスを貯留し、当該加圧ガスをガス供給部171に供給する。
処理チャンバ100には、処理チャンバの内部を排気する排気機構180が設けられている。排気機構180は、排気ライン181と排気装置182を有している。排気ライン181は、下部チャンバベース120の上面において例えば2箇所に形成された排気口に接続され、下部チャンバベース120と下部冷却機構121を貫通して設けられている。また、排気ライン181は、例えば真空ポンプ等の排気装置182に接続されている。
なお、接合装置30における各部の動作は、上述した制御部50によって制御される。
<3.接合システムの動作>
次に、以上のように構成された接合システム1を用いて行われるウェハWと複数のチップCの接合処理方法について説明する。図10は、かかる接合処理の主な工程の例を示すフローチャートである。図11は、接合処理の各工程における上部冷却機構112及び下部冷却機構121を流通する冷却媒体の温度、加熱機構151(載置台150)の温度、ウェハWの温度、及び処理チャンバ100の内部の圧力を示す説明図である。
なお、本実施の形態において、接合システム1に搬入されるウェハWの表面には、図3及び図4に示したように予め複数のチップCが所定の位置に配置され、さらにフィルムFによって複数のチップCの位置が固定されている。
先ず、複数枚のウェハWを収容したカセットCsが、搬入出ステーション2の所定のカセット載置板11に載置される。その後、ウェハ搬送装置22によりカセットCs内のウェハWが取り出され、処理ステーション3の位置調節装置32に搬送される。位置調節装置32では、ウェハWのノッチ部の位置を調節して、当該ウェハWの周方向の向きが調節される(図10の工程S1)。このように工程S1でウェハWの周方向の向きを調節することによって、例えば後述する工程S2〜S8の接合処理に不良が生じた場合、ウェハ履歴を追って不良の原因を特定しやすくなり、接合処理の条件を改善することができる。
工程S1では、図11に示すように接合装置30において、上部冷却機構112と下部冷却機構121を流通する冷却媒体の温度は、それぞれ常温、例えば25℃に維持されている。加熱機構151の温度は所定の温度、例えば250℃に維持されている。ウェハWの温度は常温、例えば25℃である。処理チャンバ100は閉じられているが、その内部の圧力は例えば0.1MPa(大気圧)となっている。
加熱機構151の温度は、接合処理を通して(後述する工程S2〜S8)、所定の温度に維持される。そうすると、加熱機構151による熱は、処理チャンバ100の内部雰囲気と処理チャンバ100を介して、上部チャンバベース110と下部チャンバベース120に伝達される。これら上部チャンバベース110と下部チャンバベース120が熱膨張するため、処理チャンバ100を適切に支持することができず、当該処理チャンバ100の内部を適切に密閉できないおそれがある。また、上部チャンバベース110が熱膨張することにより、上部チャンバベース110の外周部に設けられたシャフト131が径方向外側に移動し、シャフト131が軸ずれするおそれがある。
そこで、接合処理を通して(後述する工程S2〜S8)、上部冷却機構112と下部冷却機構121を流通する冷却媒体の温度をそれぞれ25℃に維持することで、上部チャンバベース110と下部チャンバベース120が熱膨張するのを抑制することができる。そうすると、処理チャンバ100の内部を適切に密閉することができ、またシャフト131の軸ずれを抑制することができる。
その後、接合装置30では、図12に示すように移動機構130によって上部チャンバ101を上方に移動させ、処理チャンバ100が開けられる。そして、ウェハWは、ウェハ搬送装置41によって処理チャンバ100の内部に搬入され、予め上昇して待機していた昇降ピン160に受け渡される。
続いて、図13に示すように移動機構130によって上部チャンバ101を下方に移動させ、処理チャンバ100が閉じられる。このとき、シール材103と下部チャンバ102の上面を当接させて、処理チャンバ100の内部が密閉される(図10の工程S2)。このとき、上述したように上部冷却機構112の温度と下部冷却機構121によって、上部チャンバベース110と下部チャンバベース120が熱膨張するのが抑制されるので、処理チャンバ100を適切に支持することができ、当該処理チャンバ100の内部を適切に密閉することができる。
その後、図13に示すように昇降駆動部162によって昇降ピン160を下降させながら、ウェハWの温度を調節し、いわゆるウェハWの温度ならしを行う(図10の工程S3)。工程S3では、処理チャンバ100の内部の雰囲気が加熱機構151によって加熱されているため、ウェハWも加熱される。そして、載置台150に載置される直前には、ウェハWは約250℃に調節される。なお、ウェハWの温度調節は、昇降ピン160の下降速度を調節することで制御してもよいし、あるいは昇降ピン160を段階的に下降させることで調節してもよい。
ここで、工程S3において、ウェハWの温度ならしをせず、ウェハWを加熱された載置台150に載置すると、ウェハWの温度が急激に上昇し、当該ウェハWが反ってしまう。この点、ウェハWの温度ならしを行うことによって、当該ウェハWの反りを抑制することができる。そして、ウェハWの反り抑制という観点からは、ウェハWは250℃付近まで加熱されればよく、厳密に250℃に調節される必要はない。
その後、図14に示すように載置台150にウェハWを載置する。そうすると、ウェハWが250℃に加熱される。
ウェハWが250℃まで加熱されると、ロック機構140の水平移動部142によってロックピン141をシャフト131の貫通孔に挿入する。そうすると、シャフト131が鉛直方向に固定される(図10の工程S4)。
なお、このロック機構140によるシャフト131の固定は、後述する工程S5においてガス供給部171から処理チャンバ100の内部に加圧ガスを供給する直前に行われる。上部チャンバ101は、加熱機構151からの熱によって熱膨張する。そこで、上部チャンバ101の熱膨張が安定した状態で、シャフト131を固定することにより、当該上部チャンバ101の位置を適切に固定できる。
その後、図15に示すようにガス供給部171から処理チャンバ100の内部に加圧ガスを供給し、当該処理チャンバ100の内部を所定の圧力、例えば0.9MPaに加圧する(図10の工程S5)。この加圧は、例えば一定の加圧速度で行われてもよいし、所定時間の圧力維持と圧力上昇を繰り返し行い、段階的に行ってもよい。また、この加圧の制御は、例えばガス供給ライン172に設けられたバルブ(図示せず)の開度を調節することによって行ってもよいし、あるいはガス供給ライン172に設けられた電空レギュレータ(図示せず)を制御することで行ってもよい。
なお、工程S5において、上部チャンバ101には鉛直上方に圧力がかかり、さらに上部チャンバベース110にも鉛直上方の力が作用する。この点、上述したようにロックピン141が貫通孔に挿入されているので、当該ロックピン141の下面が貫通孔の下面と当接し、シャフト131は鉛直上方に移動しない。このため、上部チャンバベース110と上部チャンバ101も鉛直上方に移動せず、処理チャンバ100の内部を適切に密閉することができ、内部圧力を所定の圧力に維持することができる。
そして、処理チャンバ100の内部を0.9MPaに例えば30分間維持する。そうすると、ウェハW上の複数のチップCの高さがばらついていても、当該複数のチップCは処理チャンバ100の内部に充填された加圧ガスによって押圧されるので、ウェハWと複数のチップCを均一に適切な圧力で押圧することができる。このため、ウェハWと複数のチップCを所定の温度に加熱しながら適切に押圧することができ、当該ウェハWと複数のチップCが適切に接合される(図10の工程S6)。
その後、ガス供給機構170からの加圧ガスの供給を停止し、排気機構180によって処理チャンバ100の内部を排気する(図10の工程S7)。そして、処理チャンバ100の内部は0.1MPaまで減圧される。なお、この減圧は、例えば一定の減圧速度で行われてもよいし、所定時間の圧力維持と圧力下降を繰り返し行い、段階的に行ってもよい。また、この減圧の制御は、例えばガス供給ライン172に設けられたバルブ(図示せず)の開度を調節することによって行ってもよいし、あるいはガス供給ライン172に設けられた電空レギュレータ(図示せず)を制御することで行ってもよい。
なお、工程S7では、昇降ピン160によってウェハWを上昇させる。このとき、ウェハWは冷却される。
そして、処理チャンバ100の内部が0.1MPaまで減圧されると、ロック機構140によるシャフト131の固定を解除し、さらに移動機構130によって上部チャンバ101を上方に移動させて、処理チャンバ100が開けられる。その後、ウェハWは、ウェハ搬送装置41によって処理チャンバ100の外部に搬出される。なお、ウェハWが処理チャンバ100から搬出されると、再び処理チャンバ100が閉じられる。
その後、ウェハWは、ウェハ搬送装置41によって温度調節装置31に搬送される。温度調節装置31では、ウェハWは常温、例えば25℃に温度調節される図10の工程S8)。
その後、ウェハWは、ウェハ搬送装置41によってトランジション装置33に搬送され、さらに搬入出ステーション2のウェハ搬送装置22によって所定のカセット載置板11のカセットCsに搬送される。こうして、一連のウェハWと複数のチップCの接合処理が終了する。
以上の実施の形態によれば、工程S5において、処理チャンバ100の内部に供給された加圧ガスによって当該処理チャンバ100の内部を所定の圧力に加圧するので、例えばウェハW上の複数のチップCの高さがばらついていても、ウェハWと複数のチップCを均一に適切な圧力で押圧することができる。したがって、ウェハWと複数のチップCを所定の温度に加熱しながら所定の圧力で適切に押圧することができ、当該ウェハWと複数のチップCを適切に接合することができる。
しかも、工程S1〜S8の接合処理において、上部チャンバベース110と下部チャンバベース120は、それぞれ上部冷却機構112と下部冷却機構121によって冷却されるので、これら上部チャンバベース110と下部チャンバベース120が熱膨張するのを抑制できる。そうすると、接合処理中の処理チャンバ100の内部を適切に密閉することができ、またシャフト131の軸ずれを抑制することができる。したがって、ウェハWと複数のチップCをより適切に接合することができる。
さらに、加熱機構151が設けられた載置台150は、複数のロッド152を介して、載置台150の下方に設けられた載置台ベース153に支持されているので、載置台150と載置台ベース153の間に空気層が設けられる。そうすると、加熱機構151でウェハWを加熱する際の熱が、下部チャンバベース120に伝達されるのを抑制することができ、下部チャンバベース120が熱膨張するのをさらに抑制することができる。
また、接合システム1において、搬入出ステーション2は複数のウェハWを保有でき、当該搬入出ステーション2から処理ステーション3にウェハWを連続して搬送することができる。しかも、接合システム1は、接合装置30と温度調節装置31を有しているので、上述した工程S1〜S8を順次行って、ウェハWと複数のチップCを連続して接合することができる。また、一の接合装置30において所定の処理を行っている間、他の温度調節装置31において別の処理を行うこともできる。すなわち、接合システム1内で複数のウェハWを並行して処理することができる。したがって、ウェハWと複数のチップCの接合を効率よく行うことができ、接合処理のスループットを向上させることができる。
<4.その他の実施の形態>
以上の実施の形態では、接合装置30において、移動機構130は上部チャンバ101を移動させていたが、上部チャンバ101と下部チャンバ102を相対的に移動させればよい。例えば移動機構130は、下部チャンバ102を移動させてもよいし、あるいは上部チャンバ101と下部チャンバ102を両方移動させてもよい。
また、処理チャンバ100は、上部チャンバ101と下部チャンバ102に鉛直方向に分割されていたが、水平方向に分割されていてもよい。
また、載置台150はウェハWを単に載置するものであったが、例えばウェハWを真空吸着してもよいし、あるいはウェハWを静電吸着してもよい。
なお、以上の実施の形態の接合処理において、上部冷却機構112と下部冷却機構121を流通する冷却媒体の温度(25℃)、加熱機構151の温度(250℃)、処理チャンバ100の内部の加圧圧力(0.9MPa)、処理チャンバ100の内部の加圧時間(30分間)はそれぞれ例示であって、種々の条件によって任意に設定される。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1 接合システム
2 搬入出ステーション
3 処理ステーション
30 接合装置
31 温度調節装置
32 位置調節装置
33 トランジション装置
41 ウェハ搬送装置
50 制御部
100 処理チャンバ
101 上部チャンバ
102 下部チャンバ
110 上部チャンバベース
112 上部冷却機構
120 下部チャンバベース
121 下部冷却機構
150 載置台
151 加熱機構
152 ロッド
153 載置台ベース
170 ガス供給機構
C チップ
F フィルム
W ウェハ

Claims (7)

  1. 基板上に配置された複数のチップを当該基板と接合する接合装置であって、
    第1のチャンバと第2のチャンバを備え、当該第1のチャンバと第2のチャンバで密閉空間を形成する処理チャンバと、
    前記処理チャンバの内部に設けられ、基板を載置する載置台と、
    前記載置台に設けられ、基板を加熱する加熱機構と、
    前記処理チャンバの内部に加圧ガスを供給するガス供給機構と、
    前記第1のチャンバを支持する第1のチャンバベースと、
    前記第2のチャンバを支持する第2のチャンバベースと、
    前記第1のチャンバベースを冷却する第1の冷却機構と、
    前記第2のチャンバベースを冷却する第2の冷却機構と、を有することを特徴とする、接合装置。
  2. 前記第2のチャンバは前記第1のチャンバの下方に設けられ、且つ前記第2のチャンバの下面は開口して前記第2のチャンバベースによって支持され、
    前記載置台は、複数のロッドを介して、前記第2のチャンバベース上に載置された載置台ベースに支持されていることを特徴とする、請求項1に記載の接合装置。
  3. 請求項1又は2に記載の接合装置を備えた接合システムであって、
    前記接合装置と、前記接合装置で複数のチップが接合された基板の温度を調節する温度調節装置とを備えた処理ステーションと、
    基板を複数保有可能で、且つ前記処理ステーションに対して基板を搬入出する搬入出ステーションと、を有することを特徴とする、接合システム。
  4. 基板上に配置された複数のチップを当該基板と接合する接合方法であって、
    第1のチャンバと第2のチャンバを備える処理チャンバの内部に基板を搬入し、前記第1のチャンバと前記第2のチャンバを閉じて前記処理チャンバの内部を密閉した後、加熱機構によって所定の温度に加熱された載置台に基板を載置する第1の工程と、
    ガス供給機構から前記処理チャンバの内部に加圧ガスを供給し、当該処理チャンバの内部を所定の圧力に加圧して、基板と複数のチップを接合する第2の工程と、を有し、
    前記第1の工程と前記第2の工程において、前記第1のチャンバを支持する第1のチャンバベースは第1の冷却機構によって冷却され、且つ前記第2のチャンバを支持する第2のチャンバベースは第2の冷却機構によって冷却されることを特徴とする、接合方法。
  5. 前記第2のチャンバは前記第1のチャンバの下方に設けられ、且つ前記第2のチャンバの下面は開口して前記第2のチャンバベースによって支持され、
    前記載置台は、複数のロッドを介して、前記第2のチャンバベース上に載置された載置台ベースに支持されていることを特徴とする、請求項4に記載の接合方法。
  6. 請求項4又5に記載の接合方法を接合装置によって実行させるように、当該接合装置を制御する制御部のコンピュータ上で動作するプログラム。
  7. 請求項6に記載のプログラムを格納した読み取り可能なコンピュータ記憶媒体。
JP2015003442A 2015-01-09 2015-01-09 接合装置、接合システム、接合方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体 Pending JP2016129196A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015003442A JP2016129196A (ja) 2015-01-09 2015-01-09 接合装置、接合システム、接合方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
KR1020150187596A KR102459563B1 (ko) 2015-01-09 2015-12-28 접합 장치, 접합 시스템, 접합 방법, 및 컴퓨터 기억 매체
TW104144256A TWI630048B (zh) 2015-01-09 2015-12-29 Bonding device, bonding system, bonding method, and computer memory medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015003442A JP2016129196A (ja) 2015-01-09 2015-01-09 接合装置、接合システム、接合方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016129196A true JP2016129196A (ja) 2016-07-14

Family

ID=56384472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015003442A Pending JP2016129196A (ja) 2015-01-09 2015-01-09 接合装置、接合システム、接合方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016129196A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003115510A (ja) * 2001-08-03 2003-04-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体実装体の製造方法、および半導体実装体の製造装置
JP2012231080A (ja) * 2011-04-27 2012-11-22 Apic Yamada Corp 接合装置および接合方法
JP2013012539A (ja) * 2011-06-28 2013-01-17 Apic Yamada Corp 圧着装置および圧着方法
JP2013115124A (ja) * 2011-11-25 2013-06-10 Tokyo Electron Ltd 接合装置、接合システム、接合方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003115510A (ja) * 2001-08-03 2003-04-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体実装体の製造方法、および半導体実装体の製造装置
JP2012231080A (ja) * 2011-04-27 2012-11-22 Apic Yamada Corp 接合装置および接合方法
JP2013012539A (ja) * 2011-06-28 2013-01-17 Apic Yamada Corp 圧着装置および圧着方法
JP2013115124A (ja) * 2011-11-25 2013-06-10 Tokyo Electron Ltd 接合装置、接合システム、接合方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5091296B2 (ja) 接合装置
JP5129848B2 (ja) 接合装置及び接合方法
JP5183659B2 (ja) 基板処理装置、基板処理方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
JP5314607B2 (ja) 接合装置、接合方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
KR102454462B1 (ko) 척 플레이트, 상기 척 플레이트를 갖는 척 구조물 및 척 구조물을 갖는 본딩 장치
JP6415328B2 (ja) 接合方法、プログラム、コンピュータ記憶媒体、接合装置及び接合システム
US11177146B2 (en) Methods and apparatus for processing a substrate
TWI636843B (zh) 接合裝置、接合系統、接合方法及電腦記憶媒體
TW201906062A (zh) 焊接頭及具有其的焊接裝置
KR102439615B1 (ko) 본딩 헤드 및 이를 갖는 본딩 장치
JP5299837B2 (ja) 支持装置、加熱加圧装置及び加熱加圧方法
JP2018190817A (ja) 接合装置および接合方法
JP2013074240A (ja) 三次元実装装置
KR20180108066A (ko) 본딩 헤드 및 이를 갖는 본딩 장치
JP6453081B2 (ja) 接合装置、接合システム、接合方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
JP5447110B2 (ja) 基板貼り合わせ装置、積層半導体の製造方法、積層半導体及び基板貼り合わせ方法
JP6770832B2 (ja) 接合方法、プログラム、コンピュータ記憶媒体、接合装置及び接合システム
KR102459563B1 (ko) 접합 장치, 접합 시스템, 접합 방법, 및 컴퓨터 기억 매체
JP2016129197A (ja) 接合装置、接合システム、接合方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
JP2016129196A (ja) 接合装置、接合システム、接合方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
JP6333184B2 (ja) 接合装置、接合システム、接合方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
JP5323730B2 (ja) 接合装置、接合方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
TW202310046A (zh) 處理方法及電漿處理裝置
JP2013084716A (ja) 三次元実装装置
JP2013232662A (ja) 支持装置、加熱加圧装置及び加熱加圧方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170403

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171212

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20171221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180703

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190129