JP2016127665A - 太陽光パネルユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的簡単な構成で、太陽光発電パネルの角度調整を行うことが可能な太陽光パネルユニットを提供する。【解決手段】アクチュエータ(50)の出力軸(55)と回転角度センサ(60)の入力軸(65)とは、連結部材(61)によって互いに同心となるように連結されており、出力軸(55)の回転動作に連動して入力軸(65)が回転することで、出力軸(55)の回転角度が検出される。回転角度センサ(60)は、保持部材(62)によって保持される。保持部材(62)とアクチュエータ(50)との間には、弾性部材(63)が配設される。弾性部材(63)は、保持部材(62)をアクチュエータ(50)に取り付ける際に弾性変形することで、出力軸(55)と入力軸(65)とを同心のまま維持する。【選択図】図5

Description

本発明は、太陽光パネルユニットに関するものである。
従来より、太陽の位置に応じて太陽光発電パネルを角度調整することで太陽光発電パネルの受光量を増大させ、発電能力を最大限に引き出すようにした太陽光発電システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、太陽光発電パネルの角度調整を行うためのアクチュエータとして、電気式サーボ機構を用いた構成が記載されている。具体的に、方角追尾を主サーボモータで行い、仰角追尾を副サーボモータで行っている。そして、サーボモータのモータ軸が回転した角度量を精密に測定することで、太陽光発電パネルの回転角度を検出するようにしている。
特開2014−154871号公報
しかしながら、特許文献1の発明では、太陽光発電パネルの角度調整を行うために高価なサーボモータを用いており、コストがかかってしまう。また、サーボモータを高速回転駆動させるのにあたって減速機構が必須であるため、構造が複雑になるとともに、減速機構で動力損失が発生してしまうという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、比較的簡単な構成で、太陽光発電パネルの角度調整を行うことが可能な太陽光パネルユニットを提供することにある。
本発明は、太陽光発電パネル(11)と、該太陽光発電パネル(11)を所定の回転軸(S)周りに揺動させるアクチュエータ(50)とを備えた太陽光パネルユニットを対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明は、前記アクチュエータ(50)は、シリンダ本体(51)と、該シリンダ本体(51)内に摺動自在に嵌め込まれたピストン(52)と、該ピストン(52)の移動に伴って軸心を中心に回転する出力軸(55)とを有し、
前記出力軸(55)の回転動作に連動して軸心を中心に回転する入力軸(65)を有し、該入力軸(65)の回転角度に基づいて該出力軸(55)の回転角度を検出する回転角度センサ(60)を備えたことを特徴とするものである。
第1の発明では、アクチュエータ(50)は、シリンダ本体(51)内をピストン(52)が移動することで出力軸(55)が回転するように構成された、例えば空気圧式のアクチュエータである。アクチュエータ(50)の出力軸(55)と回転角度センサ(60)の入力軸(65)とは連結されており、出力軸(55)の回転動作に連動して入力軸(65)が回転することで、出力軸(55)の回転角度が検出される。
このような構成とすれば、太陽光発電パネル(11)を揺動させるのにあたって、高価なサーボモータや減速機構を用いることなく、比較的安価な空気圧式のアクチュエータ(50)を用いることができ、コスト削減を図ることができる。
また、アクチュエータ(50)の出力軸(55)に回転角度センサ(60)の入力軸(65)を連結させているから、出力軸(55)の回転角度を精度良く検出することができる。
第2の発明は、第1の発明において、
前記出力軸(55)と前記入力軸(65)とが同心となるように互いを連結する連結部材(61)と、
前記回転角度センサ(60)を保持して前記アクチュエータ(50)に取り付けられる保持部材(62)と、
前記保持部材(62)と前記アクチュエータ(50)との間に配設され、該保持部材(62)を該アクチュエータ(50)に取り付ける際に弾性変形することで、前記出力軸(55)と前記入力軸(65)とを同心のまま維持する弾性部材(63)とを備えたことを特徴とするものである。
第2の発明では、回転角度センサ(60)を保持する保持部材(62)とアクチュエータ(50)との間に弾性部材(63)が配設される。これにより、例えば、保持部材(62)の加工精度が悪くて加工誤差が生じていたり、保持部材(62)の組立誤差が大きい場合であっても、保持部材(62)をアクチュエータ(50)に取り付ける際に、弾性部材(63)が弾性変形することで、加工誤差や組立誤差を吸収することができる。その結果、出力軸(55)と入力軸(65)とを同心のまま維持することができ、出力軸(55)の回転動作に連動して入力軸(65)をスムーズに回転させることができる。
第3の発明は、第2の発明において、
前記保持部材(62)には、前記アクチュエータ(50)の取付面に沿って延びるフランジ部(62a)が設けられ、
前記弾性部材(63)は、前記フランジ部(62a)を厚さ方向の両側から狭持するゴム材で構成されていることを特徴とするものである。
第3の発明では、弾性部材(63)はゴム材で構成され、保持部材(62)のフランジ部(62a)を厚さ方向の両側から狭持している。これにより、保持部材(62)をアクチュエータ(50)に取り付ける際に、弾性部材(63)が厚さ方向に弾性変形することで、保持部材(62)の加工誤差や組立誤差を吸収することができる。
第4の発明は、第3の発明において、
前記アクチュエータ(50)の取付面には、締結ボルト(70)が締結されるネジ孔(50a)が形成され、
前記フランジ部(62a)及び前記弾性部材(63)には、前記ネジ孔(50a)に対応する位置に貫通孔(71)が形成され、
前記貫通孔(71)には、前記締結ボルト(70)の軸部を挿通可能な内径を有する金属製の筒体(72)が配設され、
前記締結ボルト(70)のヘッド部と前記筒体(72)との間には、該締結ボルト(70)によって共締めされることで前記弾性部材(63)を押圧するワッシャ(73)が挟持されていることを特徴とするものである。
第4の発明では、フランジ部(62a)及び弾性部材(63)の貫通孔(71)に金属製の筒体(72)が配設される。締結ボルト(70)のヘッド部と筒体(72)との間にはワッシャ(73)が配設され、締結ボルト(70)によって共締めされて弾性部材(63)を押圧している。
このような構成とすれば、締結ボルト(70)を締め付けて保持部材(62)をアクチュエータ(50)に取り付ける際に、筒体(72)によって締結ボルト(70)の締め付け量が規定されるので、締結ボルト(70)を締め付けすぎることがない。また、締結ボルト(70)で共締めされるワッシャ(73)によって弾性部材(63)が押圧されるので、弾性部材(63)が弾性変形して保持部材(62)の加工誤差や組立誤差を吸収することができる。
第5の発明は、第1の発明において、
前記出力軸(55)と前記入力軸(65)とを連結するとともに互いの軸心のずれを吸収可能なフレキシブルカップリング(75)を備えたことを特徴とするものである。
第5の発明では、出力軸(55)と入力軸(65)とは、フレキシブルカップリング(75)によって互いに連結される。これにより、例えば、保持部材(62)の加工精度が悪くて加工誤差が生じていたり、保持部材(62)の組立誤差が大きい場合であっても、保持部材(62)をアクチュエータ(50)に取り付ける際に、フレキシブルカップリング(75)によって出力軸(55)と入力軸(65)との軸心のずれを吸収することができる。その結果、出力軸(55)の回転動作に連動して入力軸(65)をスムーズに回転させることができる。
本発明によれば、太陽光発電パネル(11)を揺動させるのにあたって、高価なサーボモータや減速機構を用いることなく、比較的安価な空気圧式のアクチュエータ(50)を用いることができ、コスト削減を図ることができる。
また、アクチュエータ(50)の出力軸(55)に回転角度センサ(60)の入力軸(65)を連結させているから、出力軸(55)の回転角度を精度良く検出することができる。
本実施形態1に係る太陽光発電システムの概略構成を示す斜視図である。 太陽光パネルユニットの構成を示す側面図である。 第1のシリンダ室に空気が供給されたときのアクチュエータの動作を説明するための図である。 第2のシリンダ室に空気が供給されたときのアクチュエータの動作を説明するための図である。 回転角度センサの取付構造を示す側面断面図である。 保持部材のフランジ部周りの構成を示す側面断面図である。 本実施形態2に係る回転角度センサの取付構造を示す側面断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
《実施形態1》
本実施形態は、太陽の位置に合わせて角度が調整される太陽光パネルをそれぞれ有する複数の太陽光パネルユニットを備えた太陽光発電システムに関するものである。太陽光発電システムは、複数台を組み合わせて用いることにより、所謂メガソーラーシステムと呼ばれる大規模太陽光発電システムを構築するものである。
〈システム構成〉
図1に示すように、太陽光発電システム(1)は、それぞれ太陽光発電パネル(11)を有する複数(図1では3つ)の太陽光パネルユニット(10)を備えている。複数の太陽光パネルユニット(10)は、東西方向に一直線上に並ぶ設置位置に、互いの太陽光発電パネル(11)の回転軸(S)が平行となるように設置されている。
複数の太陽光パネルユニット(10)は、後述するアクチュエータ機構(40)が設けられてアクチュエータ(50)によって太陽光発電パネル(11)が回転軸(S)周りに回動するように駆動される1つの第1太陽光パネルユニット(10a)と、アクチュエータ機構(40)が設けられない複数(図1では2つのみ図示)の第2太陽光パネルユニット(10b)とによって構成されている。
詳細については後述するが、第1太陽光パネルユニット(10a)と第2太陽光パネルユニット(10b)とは、アクチュエータ(50)を含むアクチュエータ機構(40)を有するか否かを除いては実質的に同じように構成されている。
また、複数の太陽光パネルユニット(10)は、連結ロッド(20)によって、回動動作が同期するように連結されている。なお、図示を省略しているが、太陽光発電システム(1)には、複数の太陽光パネルユニット(10)で発電した直流電力を交流電力に変換するパワーコンディショナが設けられている。
〈太陽光パネルユニット〉
太陽光パネルユニット(10)は、太陽光発電パネル(11)と、太陽光発電パネル(11)を回転軸(S)周りに回動自在に支持する支持架台(12)とをそれぞれ有している。
太陽光発電パネル(11)は、略板状に形成され、上面が太陽光の受光面(11a)に構成されている。太陽光発電パネル(11)は、太陽光を受光面(11a)に受けることによって直流電力を発生するように構成されている。太陽光発電パネル(11)は、水平面に対し、南北方向において北側ほど高くなるように傾斜した状態で、支持架台(12)に支持されている。
図2に示すように、支持架台(12)は、回動部材(13)と、支持部材(14)とを有する。回動部材(13)は、太陽光発電パネル(11)に固定され、太陽光発電パネル(11)の幅方向の中央部において南北方向に延びる回転軸(S)周りに回動自在に構成されている。
具体的には、回動部材(13)は、太陽光発電パネル(11)に固定された2本の桟部材(15a,15b)と、桟部材(15a,15b)にそれぞれ固定された軸部材(16)と、一方の桟部材(15b)に固定されたリンク部材(17)とを有する。
2本の桟部材(15a,15b)は、太陽光発電パネル(11)の受光面(11a)の裏面(11b)に固定され、裏面(11b)に沿って太陽光発電パネル(11)の幅方向(回転軸(S)に垂直な方向)に延びている。2本の桟部材(15a,15b)は、平行に設けられ、上側(北側)の桟部材(15a)には、後述するアクチュエータ機構(40)の伝達機構(43)が連結される一方、下側(南側)の桟部材(15b)には、連結ロッド(20)が取り付けられるリンク部材(17)が固定される。
軸部材(16)は、軸部(16a)と、軸部(16a)の基端部を支持する基台部(16b)とをそれぞれ有している。軸部(16a)は、略円柱形状に形成され、各桟部材(15a,15b)の対向する側面に沿って延びる基台部(16b)から基台部(16b)に略垂直な方向に突出している。
基台部(16b)は、軸部(16a)の軸心が太陽光発電パネル(11)の幅方向の中央に位置するように、ボルトによって桟部材(15a,15b)に固定されている。本実施形態では、この2つの軸部材(16)の軸部(16a)の軸心が回転軸(S)となる。
支持部材(14)は、上端部に設けられる支持台部(18)と、支持台部(18)の下端から下方に向かって延びる支柱(19)とを有している。支持台部(18)は、太陽光発電パネル(11)の傾斜方向に延びる鋼材であり、上面の両端から略垂直に上方に立ち上がる2つの起立部(18a)を有している。起立部(18a)は、2つの軸部材(16)の軸部(16a)を回転可能に支持している。これにより、太陽光発電パネル(11)が支持架台(12)に、回転軸(S)周りに回動自在に支持されている。
支柱(19)は、固定金具(19a)を介して支持台部(18)に固定される円筒形状の鋼材であり、下端部が地中に埋設される。支持部材(14)は、支柱(19)の下端を、地中に埋設し、その周囲をモルタル等で固めることにより、位置が固定される。
〈アクチュエータ機構〉
図2に示すように、アクチュエータ機構(40)は、アクチュエータ(50)と、アクチュエータ(50)を支持台部(18)に固定する駆動台(42)と、アクチュエータ(50)の出力軸(55)の回転力を太陽光発電パネル(11)に伝達する伝達機構(43)とを有している。
アクチュエータ(50)は、本実施形態では、回転式の空気圧アクチュエータによって構成されている。アクチュエータ(50)の詳細な構造については後述するが、空気圧によって出力軸(55)を回転させることによって回転力を出力するように構成されている。
出力軸(55)は、アクチュエータ(50)のシリンダ本体(51)を貫通して、シリンダ本体(51)の一端面及び他端面からそれぞれ突出するように延びている。出力軸(55)の一端部には、第1伝達部材(43a)が連結され、出力軸(55)の他端部には、回転角度センサ(60)の入力軸(65)が連結されている。回転角度センサ(60)は、保持部材(62)によって保持されてアクチュエータ(50)に取り付けられている。
アクチュエータ(50)には、空気圧縮機(45)と、空気タンク(46)と、三方向切換弁(47)とが接続されている。三方向切換弁(47)の切り換え動作は、制御部(48)によって制御される。
空気圧縮機(45)は、所定圧力の圧力空気を吐出するように構成されている。空気タンク(46)は、空気圧縮機(45)から吐出された圧力空気を貯留し、圧力空気を三方向切換弁(47)に供給している。
三方向切換弁(47)は、制御部(48)による制御に応答して、アクチュエータ(50)と、空気タンク(46)又は大気との間の空気通路を切り換え可能に構成されている。
駆動台(42)は、略L字形状の板状体によって構成され、一辺が支持台部(18)の下面に固定され、他の一辺には、アクチュエータ(50)の出力軸(55)が貫通するようにアクチュエータ(50)が固定されている。
伝達機構(43)は、基端がアクチュエータ(50)の出力軸(55)に連結された第1伝達部材(43a)と、第1伝達部材(43a)の先端に基端がピン部材によって連結され、先端が太陽光発電パネル(11)の上側の桟部材(15a)にピン部材によって連結された第2伝達部材(43b)とを有している。
アクチュエータ(50)が作動すると、第1伝達部材(43a)が出力軸(55)の回転に伴って出力軸(55)周りに回動し、これにより、第2伝達部材(43b)の基端が出力軸(55)周りに回動する。このような第2伝達部材(43b)により、太陽光発電パネル(11)の第2伝達部材(43b)の先端との連結部分が押し上げられる又は引き下げられる。
このようにして、出力軸(55)の回転力が伝達機構(43)によって太陽光発電パネル(11)に伝達され、太陽光発電パネル(11)が回転軸(S)周りに回動する。
〈アクチュエータの構造〉
次に、図3及び図4を参照して、アクチュエータ(50)の内部構造について説明する。なお、図3及び図4では、圧力空気が供給されている空間に黒丸ハッチングを付している。
アクチュエータ(50)は、シリンダ本体(51)と、シリンダ本体(51)内に摺動自在に嵌め込まれた左右一対のピストン(52)と、ピストン(52)の移動に伴って太陽光発電パネル(11)を揺動させる出力軸(55)とを有する。
シリンダ本体(51)には、第1の空気ポート(51a)及び第2の空気ポート(51b)が形成されている。左右一対のピストン(52)は、シリンダ本体(51)の内部空間が3つの空間に区画されるように所定の間隔をあけて配置されている。これにより、シリンダ本体(51)の左側壁と左側のピストン(52)との間、及びシリンダ本体(51)の右側壁と右側のピストン(52)との間の2つの空間を一体とした第1のシリンダ室(56)が形成され、左右一対のピストン(52)の間に第2のシリンダ室(57)が形成される。
第1の空気ポート(51a)は、第1のシリンダ室(56)に連通している。第2の空気ポート(51b)は、第2のシリンダ室(57)に連通している。
第2のシリンダ室(57)には、左右一対の可動支持板(53)と、可動支持板(53)に取り付けられた係合ピン(53a)と、駆動板(54)とが配設されている。
左右一対の可動支持板(53)は、細長の矩形板状に形成され、シリンダ本体(51)の幅方向において互いに対向するように配置されている。また、左右一対の可動支持板(53)の基端部は、左右一対のピストン(52)にそれぞれ固定されている。
係合ピン(53a)は、左右一対の可動支持板(53)の先端部にそれぞれ立設されている。駆動板(54)は、細長の矩形板状に形成され、第2のシリンダ室(57)の中央部に配置されている。また、駆動板(54)の両端部には、係合ピン(53a)と係合可能な凹状の係合溝(54a)がそれぞれ形成されている。
出力軸(55)は、その軸心が駆動板(54)に対して垂直となるように、シリンダ本体(51)を貫通して駆動板(54)の中央部に固定されている。出力軸(55)の一端部及び他端部は、シリンダ本体(51)の一端面及び他端面からそれぞれ突出するように延びている。
図3に示すように、第1の空気ポート(51a)が空気タンク(46)と連通し、第2の空気ポート(51b)が大気と連通すると、第1の空気ポート(51a)から第1のシリンダ室(56)内に圧力空気が供給され、第2のシリンダ室(57)から第2の空気ポート(51b)を経由して大気に圧力空気が排出される。
これにより、左右一対のピストン(52)は、互いに近づく方向に移動する。このとき、左右一対の可動支持板(53)も互いに近づく方向に移動する。そして、可動支持板(53)の先端部に設けられた係合ピン(53a)と駆動板(54)の係合溝(54a)との係合により、駆動板(54)及び出力軸(55)が反時計回りに回転(揺動)する。
一方、図4に示すように、第1の空気ポート(51a)が大気と連通し、第2の空気ポート(51b)が空気タンク(46)と連通すると、空気タンク(46)から第2の空気ポート(51b)を経由して第2のシリンダ室(57)に圧力空気が供給され、第1のシリンダ室(56)から第1の空気ポート(51a)を経由して大気に圧力空気が排出される。
これにより、左右一対のピストン(52)は、互いに離間する方向に移動する。このとき、左右一対の可動支持板(53)も互いに離間する方向に移動する。そして、可動支持板(53)の先端部に設けられた係合ピン(53a)と駆動板(54)の係合溝(54a)との係合により、駆動板(54)及び出力軸(55)が時計回りに回転(揺動)する。
〈回転角度センサ〉
本実施形態に係る太陽光発電システム(1)では、太陽の位置に応じて太陽光発電パネル(11)を角度調整することで太陽光発電パネル(11)の受光量を増大させ、発電能力を最大限に引き出すようにしている。そのため、アクチュエータ(50)の出力軸(55)の回転角度を精度良く検出する必要がある。以下、出力軸(55)の回転角度を検出するための回転角度センサ(60)の取付構造について説明する。
図5に示すように、アクチュエータ(50)の出力軸(55)の他端側には、回転角度センサ(60)が配置されている。回転角度センサ(60)には、軸心を中心に回転する入力軸(65)が設けられている。回転角度センサ(60)は、入力軸(65)が回転したときの回転角度を検出するように構成されている。
アクチュエータ(50)の出力軸(55)と、回転角度センサ(60)の入力軸(65)とは、連結部材(61)によって互いに同心となるように連結されている。そして、太陽光発電パネル(11)の角度調整を行うために、アクチュエータ(50)の出力軸(55)を回転させると、その回転動作に連動して、回転角度センサ(60)の入力軸(65)が回転する。そのため、回転角度センサ(60)の入力軸(65)の回転角度に基づいて、アクチュエータ(50)の出力軸(55)の回転角度を精度良く検出することができる。
このような構成とすれば、太陽光発電パネル(11)を揺動させるのにあたって、高価なサーボモータや減速機構を用いることなく、比較的安価な空気圧式のアクチュエータ(50)を用いることができ、コスト削減を図ることができる。
ここで、回転角度センサ(60)の入力軸(65)を回転させたときに、回転角度センサ(60)の本体部分が入力軸(65)と一緒に回転しないように、回転角度センサ(60)を保持しておく必要がある。具体的に、回転角度センサ(60)は、保持部材(62)を介してアクチュエータ(50)に取り付けられている。
保持部材(62)は、有底筒状に形成されており、底面に開口した孔から回転角度センサ(60)の入力軸(65)が挿通されるとともに、回転角度センサ(60)の本体部分が底面に固定される。回転角度センサ(60)は、保持部材(62)の底面に取り付けられた保護カバー(64)によって覆われている。
図6にも示すように、保持部材(62)の開口側端縁には、アクチュエータ(50)の取付面に沿って延びるフランジ部(62a)が設けられている。アクチュエータ(50)におけるフランジ部(62a)の取付面には、締結ボルト(70)が締結されるネジ孔(50a)が形成されている。
保持部材(62)とアクチュエータ(50)との間には、弾性部材(63)が配設されている。弾性部材(63)は、フランジ部(62a)を厚さ方向の両側から狭持するゴム材で構成されている。弾性部材(63)は、保持部材(62)をアクチュエータ(50)に取り付ける際に弾性変形することで、出力軸(55)と入力軸(65)とを同心のまま維持する。
フランジ部(62a)及び弾性部材(63)には、ネジ孔(50a)に対応する位置に貫通孔(71)が形成されている。フランジ部(62a)の厚さ方向の外側に位置する弾性部材(63)には、フランジ部(62a)の貫通孔(71)に嵌め込まれる嵌合突起部(63a)が設けられている。
貫通孔(71)には、締結ボルト(70)の軸部を挿通可能な内径を有する金属製の筒体(72)が配設されている。締結ボルト(70)のヘッド部と筒体(72)との間には、締結ボルト(70)によって共締めされることで弾性部材(63)を押圧するワッシャ(73)が挟持されている。
これにより、締結ボルト(70)を締め付けて保持部材(62)をアクチュエータ(50)に取り付ける際に、筒体(72)によって締結ボルト(70)の締め付け量が規定されるので、締結ボルト(70)を締め付けすぎることがない。
また、締結ボルト(70)で共締めされるワッシャ(73)によって弾性部材(63)が押圧されるので、例えば、保持部材(62)の加工精度が悪くて加工誤差が生じていたり、保持部材(62)の組立誤差が大きい場合であっても、弾性部材(63)が厚さ方向に弾性変形して保持部材(62)の加工誤差や組立誤差を吸収することができる。
その結果、出力軸(55)と入力軸(65)とを同心のまま維持することができ、出力軸(55)の回転動作に連動して入力軸(65)をスムーズに回転させることができる。
《実施形態2》
図7は、本実施形態2に係る回転角度センサの取付構造を示す側面断面図である。以下、前記実施形態1と同じ部分については同じ符号を付し、相違点についてのみ説明する。
図7に示すように、保持部材(62)の開口側端縁には、アクチュエータ(50)の取付面に沿って延びるフランジ部(62a)が設けられている。アクチュエータ(50)におけるフランジ部(62a)の取付面には、締結ボルト(70)が締結されるネジ孔(50a)が形成されている。保持部材(62)のフランジ部(62a)は、締結ボルト(70)によってアクチュエータ(50)に締結固定されている。
アクチュエータ(50)の出力軸(55)と、回転角度センサ(60)の入力軸(65)とは、フレキシブルカップリング(75)によって互いに連結されている。より正確には、出力軸(55)の端部に連結部材(61)が取り付けられ、連結部材(61)と入力軸(65)とがフレキシブルカップリング(75)で連結されている。
フレキシブルカップリング(75)は、出力軸(55)と入力軸(65)との互いの軸心のずれを吸収可能に構成されている。具体的に、フレキシブルカップリング(75)は、軸方向に間隔をあけて複数のスリットが形成されてバネ状に形成された円筒状の部材であり、径方向に弾性変形可能となっている。
このような構成とすれば、例えば、保持部材(62)の加工精度が悪くて加工誤差が生じていたり、保持部材(62)の組立誤差が大きい場合であっても、保持部材(62)をアクチュエータ(50)に取り付ける際に、フレキシブルカップリング(75)によって出力軸(55)と入力軸(65)との軸心のずれを吸収することができる。その結果、出力軸(55)の回転動作に連動して入力軸(65)をスムーズに回転させることができる。
《その他の実施形態》
前記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
本実施形態では、太陽光発電システム(1)を構成する太陽光パネルユニット(10)の設置数は例示であり、例えば、第1太陽光パネルユニット(10a)と第2太陽光パネルユニット(10b)の1台ずつで構成してもよいし、1台の第1太陽光パネルユニット(10a)とともに3台以上の第2太陽光パネルユニット(10b)を用いて太陽光発電システム(1)を構成してもよい。
以上説明したように、本発明は、比較的簡単な構成で、太陽光発電パネルの角度調整を行うことが可能な太陽光パネルユニットを提供することができるという実用性の高い効果が得られることから、きわめて有用で産業上の利用可能性は高い。
10 太陽光パネルユニット
11 太陽光発電パネル
50 アクチュエータ
50a ネジ孔
51 シリンダ本体
52 ピストン
55 出力軸
60 回転角度センサ
61 連結部材
62 保持部材
62a フランジ部
63 弾性部材
65 入力軸
70 締結ボルト
71 貫通孔
72 筒体
73 ワッシャ
75 フレキシブルカップリング

Claims (5)

  1. 太陽光発電パネル(11)と、該太陽光発電パネル(11)を所定の回転軸(S)周りに揺動させるアクチュエータ(50)とを備えた太陽光パネルユニットであって、
    前記アクチュエータ(50)は、シリンダ本体(51)と、該シリンダ本体(51)内に摺動自在に嵌め込まれたピストン(52)と、該ピストン(52)の移動に伴って軸心を中心に回転する出力軸(55)とを有し、
    前記出力軸(55)の回転動作に連動して軸心を中心に回転する入力軸(65)を有し、該入力軸(65)の回転角度に基づいて該出力軸(55)の回転角度を検出する回転角度センサ(60)を備えたことを特徴とする太陽光パネルユニット。
  2. 請求項1において、
    前記出力軸(55)と前記入力軸(65)とが同心となるように互いを連結する連結部材(61)と、
    前記回転角度センサ(60)を保持して前記アクチュエータ(50)に取り付けられる保持部材(62)と、
    前記保持部材(62)と前記アクチュエータ(50)との間に配設され、該保持部材(62)を該アクチュエータ(50)に取り付ける際に弾性変形することで、前記出力軸(55)と前記入力軸(65)とを同心のまま維持する弾性部材(63)とを備えたことを特徴とする太陽光パネルユニット。
  3. 請求項2において、
    前記保持部材(62)には、前記アクチュエータ(50)の取付面に沿って延びるフランジ部(62a)が設けられ、
    前記弾性部材(63)は、前記フランジ部(62a)を厚さ方向の両側から狭持するゴム材で構成されていることを特徴とする太陽光パネルユニット。
  4. 請求項3において、
    前記アクチュエータ(50)の取付面には、締結ボルト(70)が締結されるネジ孔(50a)が形成され、
    前記フランジ部(62a)及び前記弾性部材(63)には、前記ネジ孔(50a)に対応する位置に貫通孔(71)が形成され、
    前記貫通孔(71)には、前記締結ボルト(70)の軸部を挿通可能な内径を有する金属製の筒体(72)が配設され、
    前記締結ボルト(70)のヘッド部と前記筒体(72)との間には、該締結ボルト(70)によって共締めされることで前記弾性部材(63)を押圧するワッシャ(73)が挟持されていることを特徴とする太陽光パネルユニット。
  5. 請求項1において、
    前記出力軸(55)と前記入力軸(65)とを連結するとともに互いの軸心のずれを吸収可能なフレキシブルカップリング(75)を備えたことを特徴とする太陽光パネルユニット。
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