JP2016127489A - 受信回路、受信装置および受信方法 - Google Patents

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【課題】受信データ信号を最適な位相で取り込むように自動調整する広帯域の受信回路の実現。【解決手段】クロックに同期して取り込んだ受信データ信号を判定帰還型等化処理し、等化処理済受信データおよび誤差データを出力する判定帰還型等化器37と、受信データ信号のバウンダリィデータを取り込むサンプル回路38と、等化処理済受信データおよびバウンダリィデータから、バウンダリィ位相を検出するクロックデータリカバリィ回路34と、等化処理済受信データおよび誤差データから、対象ビットの1UI前と1UI後の信号極性が反転した2つの異なるフィルターパターンについての1UI前とIUI後のシンボル間干渉量を検出し、1UI前とIUI後のシンボル間干渉量の差分からデータ位相を検出するデータ位相検出回路39と、バウンダリィ位相およびデータ位相からクロックを生成し、判定帰還型等化器に出力する位相シフタ35と、を有する受信回路。【選択図】図8

Description

本発明は、受信回路、受信装置および受信方法に関する。
高速なデータ(Data)信号の伝送を行うSERializer/DESerializer(SERDES)回路の受信回路(レシーバ)は、等化器と呼ばれるフィルタを搭載し、伝送路で伝送された後の符号間干渉(InterSymbol Interference: ISI)で歪んだ信号波形の補正を行う。等化器は、線形等化器(Linear Equalizer: LE)または判定帰還型等化器(Decision-Feedback Equalizer: DFE)により、またはLEとDFEを組み合わせることにより、実現される。
一方、受信回路は、受信データ信号の変化エッジに対応するバウンダリィ位相を検出し、バウンダリィ(Boundary)を追跡するためのClock Data Recovery (CDR)回路と呼ばれる論理回路を搭載している。隣接する2つのバウンダリィの中間の位相が、受信データ信号の最適なキャプチャ(取り込み)位置とほぼマッチ(合致)する。
受信データ信号からDFEにおいてバウンダリィデータを生成する場合、前段のLEの負荷容量が増加して帯域が制限され、伝送品質が悪化する要因となる。この問題を回避するため、バウンダリィデータの生成についてはDFE処理を行わないことが考えられる。
しかし、DFE処理無しで生成したバウンダリィデータから決定したバウンダリィの中間位相は、DFE処理において受信データ信号から生成した受信データの最適なキャプチャ(取り込み)位置と位相が一致せず、位相ずれが生じる。
この位相ずれの問題を解消するため、製造工程において、マニュアル処理で最適な位相に設定することが考えられるが、作業工数が増加するという問題がある。
そのため、DFE処理を行っていない受信データ信号から生成したバウンダリィデータに基づいてバウンダリィ位相を決定し、DFE処理した受信データ信号を取り込むのに最適なデータ(Data)位相を自動調整できることが望まれている。
特開2012−170081号公報 特開2013−135423号公報
実施形態によれば、受信データ信号を最適な位相で取り込むように自動調整する広帯域の受信回路が実現される。
第1の態様の受信回路は、判定帰還型等化器と、サンプル回路と、クロックデータリカバリィ回路と、データ位相検出回路と、位相シフタと、を有する。判定帰還型等化器は、クロックに同期して取り込んだ受信データ信号を判定帰還型等化処理し、等化処理済受信データおよび誤差データを出力する。サンプル回路は、受信データ信号のバウンダリィデータを取り込む。クロックデータリカバリィ回路は、等化処理済受信データおよびバウンダリィデータから、バウンダリィ位相を検出する。データ位相検出回路は、等化処理済受信データおよび誤差データから、対象ビットの1UI前と1UI後の信号極性が反転した2つの異なるフィルターパターンについての対象ビットの1UI前の符号間干渉量と対象ビットの1UI後の符号間干渉量を検出し、1UI前のシンボル間干渉量と1UI後のシンボル間干渉量の差分からデータ位相を検出する。位相シフタは、バウンダリィ位相およびデータ位相からクロックを生成し、判定帰還型等化器に出力する。
実施形態によれば、広い帯域を有し、受信データ信号を最適な位相で取り込むように自動調整する受信回路が実現される。
図1は、SERDES回路を利用した通信システムの構成を示す図である。 図2は、一般的な受信回路の構成を示す図である。 図3は、LEの回路例を示す図である。 図4は、DFEの回路例を示す図である。 図5は、エラーデータを説明する図である。 図6は、図2の受信回路で、バウンダリィデータの生成についてはDFE処理を行わないようにした別の受信回路の構成例を示す図である。 図7は、受信回路における信号形状の変化例を示す図であり、(A)が送信時の波形、(B)が受信装置の入力端の波形、(C)がLEによる等化処理が行われた後の波形を示す。 図8は、実施形態の受信回路の構成を示す図である。 図9は、実施形態の受信回路におけるデータ位相の決定処理を説明する図である。 図10は、h-1とh1の差がゼロでない場合の波形の例を示す図であり、(A)はh-1がh1より大きい場合を、(B)はh-1がh1より小さい場合を示す。 図11は、実施形態の受信回路における処理を示すフローチャートである。 図12は、2つのフィルターパターン(FP)として、“011”と“110”を使用し、h-1とh1の差の符号をエラー(Error)データにより検出する場合を説明する図である。 図13は、上記の−1UIと+1UIにおけるISI量を加算する処理を行うデータ位相検出器の回路例を示す図である。 図14は、2つのフィルターパターン(FP)とのパターンマッチを行うデータ位相検出器における処理を示すフローチャートである。 図15は、実施形態の受信回路におけるバウンダリィ(Boundary)位相、データ(Data)位相、および受信データの収束過程のシミュレーション結果を示す図である。 図16は、最終製造工程における調整動作の作業工数および伝送品質(帯域)を、実施形態の受信回路、図2および図6の受信回路について、比較した表である。
実施形態の受信回路を説明する前に、一般的な受信回路について説明する。
高速なデータ(Data)信号の伝送を行うSERializer/DESerializer(SERDES)回路の受信回路(レシーバ)は、等化器と呼ばれるフィルタを搭載し、伝送路で伝送された後の符号間干渉(InterSymbol Interference: ISI)で歪んだ信号波形の補正を行う。
図1は、SERDES回路を利用した通信システムの構成を示す図である。
通信システムは、送信装置(トランスミッタ(TX))10と、伝送線路(チャネル)15と、受信装置(レシーバ(RX))20と、を有する。送信装置10は、送信データ処理回路11と、マルチプレクサ(MUX)12と、ドライバ13と、を有する。送信データ処理回路11は、送信データ(Data)を生成する。マルチプレクサ12は、送信データ処理回路11の出力するパラレルデータをシリアルデータに変換する。ドライバ13は、シリアルデータをチャネル15に出力する。受信装置20は、等化器21と、デマルチプレクサ(DEMUX)22と、受信データ処理回路23と、を有する。等化器21は、上記のように、伝送路での伝送により歪んだ受信データ信号の波形の補正を行う。デマルチプレクサ22は、等化器21の出力するシリアルデータをパラレルデータに変換する。受信データ処理回路23は、デマルチプレクサ22の出力するパラレルデータである受信データ(Data)を処理する。
図1の通信システムの構成についてのこれ以上の説明は省略する。
等化器は、線形等化器(Linear Equalizer: LE)または判定帰還型等化器(Decision-Feedback Equalizer: DFE)により、またはLEとDFEを組み合わせることにより、実現される。DFEは、過去のデータ列から、波形の劣化情報を推測し補正をかける機能を有する。
図2は、一般的な受信回路の構成を示す図である。
受信回路は、線形等化器(LE)31と、DFE32と、DEMUX33と、バウンダリィ(Boundary)位相検出器34と、位相シフタ35と、適応ロジック回路36と、を有する。
図3は、LE31の回路例である、1次連続時間線形等化器(Continuous-time Linear Equalizer : CTLE)を示す図である。
LE31は、差動増幅回路を有し、チャネル15での伝送で高周波成分が減衰した差動受信データ信号がCTLE入力として入力され、減衰した高周波成分を増幅する線形等化処理を行い、CTLE出力として出力する。線形等化器については広く知られているので、これ以上の説明は省略する。
図4は、DFE32の回路例を示す図である。
DFE32は、加算器41と、判定回路42と、帰還フィルタ43と、を有する。加算器41は、LE31からの線形補正された受信データ信号に、過去(数周期前まで)のデータ列による残存する影響の反転信号を加算することにより、過去のデータ列の影響を除去する。判定回路42は、例えば加算器41の出力を基準レベルと比較するコンパレータで形成され、過去のデータ列の影響を除去された受信データ信号の値(0または1)を、クロックに同期して判定値として決定する。帰還フィルタ43は、判定回路42により生成された過去のデータ列の影響具合に対応する係数を乗じて加算器41に出力する。以上の構成により、DFE32は、過去のデータ列から、波形の劣化情報を推測し、受信データ信号を補正し、2値の受信データを生成してDFE出力として出力する。DFE32は、さらに、受信データだけでなく、補正した受信データ信号と0または1の基準レベルとの差に応じて誤差(エラー(Error))データを生成し、合わせてDFE出力として生成する。DFEについては広く知られているので、これ以上の説明は省略する。
なお、図2の受信回路30が受信する受信データ信号は、クロックの1周期(1UI)で変化する信号であり、変化エッジをバウンダリィ位相と称する。受信データ信号は、バウンダリィの中間、すなわちバウンダリィ位相+0.5UIの位相で安定しており、図4の判定回路はこのタイミングで受信データ信号を判定する。一方、バウンダリィ位相検出器34は、受信データ信号の変化エッジ(差動受信データ信号の場合は正相信号と逆相信号がクロスするタイミング)を検出して、変化エッジに追従するようにバウンダリィ(Boundary)位相を生成する。位相シフタ35は、バウンダリィ位相を0.5UIシフトしてデータ用クロックCLKを生成し、DFE32の判定回路42にクロックとして供給する。
DFE32は、バウンダリィ位相の進み具合または遅れ具合を検出するため、バウンダリィ用DFEとして図4に示す回路を別に有し、図示していないが、そこにはクロックとしてバウンダリィ位相で変化するバウンダリィクロックが供給される。バウンダリィ用DFEは、バウンダリィ位相で受信データ信号を取り込み、バウンダリィデータとして出力する。バウンダリィデータから、受信データ信号の実際の変化エッジと、供給したバウンダリィクロックとの位相差を求めることができる。DFEでのバウンダリィデータの生成は、広く知られているので、これ以上の説明は省略する。
以上の通り、DFE32は、受信データ信号から、受信データ(Data)、エラー(Error)データおよびバウンダリィデータ(Boundary)を生成して出力する。
図2に戻り、DEMUX33は、DFE32の出力するシリアルデータである受信データ(Data)、エラー(Error)データおよびバウンダリィデータ(Boundary)を、パラレルデータに変換して出力する。
上記のように、バウンダリィ位相検出器34は、受信データ信号の変化エッジを検出して、変化エッジに追従するようにバウンダリィ(Boundary)位相を生成する。バウンダリィ位相検出器34は、DEMUX33の出力するパラレルデータである受信データおよびバウンダリィデータから、バウンダリィクロックが受信データ信号の変化エッジに対して進んでいるか遅れているかを判定する。そして、バウンダリィ位相検出器34は、バウンダリィクロックが受信データ信号の変化エッジに追従するように、バウンダリィクロックの位相を変化させ、その時点のバウンダリィ位相を位相シフタ35に出力する。これらの動作は、受信データ信号のクロックを再生する動作であるから、バウンダリィ位相検出器34は、クロックデータ再生(Clock Data Recovery: CDR)回路と称される。
適応ロジック回路36は、パラレルデータの受信データ(Data)、エラー(Error)データおよびバウンダリィデータ(Boundary)から、等化処理のためにLE31およびDFE32にフィードバックするLE係数およびDFE係数を生成する。
図5は、エラーデータを説明する図である。
図5において、+Vrefおよび−Vrefは、シンボル間干渉(ISI)の無い状態でのデータ信号の振幅値であり、+Vrefがデータ値“1”に、−Vrefがデータ値“0”に対応する。受信回路では、ゼロレベル以上の時にデータ値が“1”、ゼロレベル未満の時にデータ値が“0”と判定する。横軸はUI(Unit Interval)を単位とする時間軸で、データ信号は整数UIの中間で変化するものとする。
受信データ信号は、10101010のデータに対応し、1UIでは+Vrefを超えており、“1”と判定され、1UIでの受信データのレベルと+Vrefの差がエラー1(Error1)である。エラーデータは、“1”と判定される場合に、+Vrefより高いと正で、+Vrefより低いと負であり、“0”と判定される場合に、−Vrefより低いと負で、−Vrefより高いと正である。したがって、2UIでの受信データのレベルと−Vrefの差であるエラー2は正の値であり、3UIでの受信データのレベルと+Vrefの差であるエラー3は負の値である。4UIでのエラー4は負の値であり、5UIでのエラー5は正の値であり、6UIでのエラー6は負の値であり、7UIでのエラー7は負の値である。
以上、LEとDFEを組み合わせて等化器として使用する一般的な受信回路について説明した。ここで説明した受信回路は一例であり、各種の変形例が提案されている。
図2の受信回路は、バウンダリィデータを、DFE32で生成しており、バウンダリィデータの生成経路(パス)上に、図4に示すようなDFE処理を実行する回路を設ける必要があり、LE31の負荷容量が増加し、帯域が制限されることとなる。これにより、伝送品質が悪化する要因となる。この問題を回避するため、バウンダリィデータの生成についてはDFE処理を行わないことが考えられる。
図6は、図2の受信回路で、バウンダリィデータの生成についてはDFE処理を行わないようにした別の受信回路30Aの構成例を示す図である。
受信回路30Aは、DFE32の代わりに、LE31の出力から受信データおよびエラーデータを生成するDFE37と、LE31の出力からバウンダリィデータを生成するサンプル回路(Sampler)38を設けたことが異なる。DFE37は、バウンダリィデータを生成する部分が除かれていること以外、図2のDFE32と同じである。
サンプル回路38は、例えば、図4の判定回路42と同様にコンパレータで形成され、比較値をバウンダリィ位相に同期してバウンダリィデータとして決定する。
図7は、受信回路30Aにおける信号形状の変化例を示す図であり、(A)が送信時の波形、(B)が受信装置20の入力端のパルス応答、(C)がLEによる等化処理が行われた後のパルス応答を示す。
図7の(A)に示すように、送信装置10のドライバ13から出力されるパルス信号は、矩形形状を有する。ドライバ13から出力されたパルス信号は、伝送線路15を通過することで高周波が減衰し、受信装置20の入力端で図7の(B)に示すような鈍ったパルスとなる。図7の(B)の鈍ったパルスに対して、LE31で波形補正(線形等化処理)を行い、図7の(C)に示すような波形になる。図7の(B)において、hn(n=-2から6)は、各UIの中心における信号強度を示す。元の信号は図7の(A)に示すパルスであるから、hn(n≠0)は各UIにおけるISI(符号間干渉)の量であり、エラー量ともいえる。
サンプル回路38は、図7の(C)に示す波形をサンプルし、バウンダリィデータを生成する。バウンダリィ位相検出器(CDR)34は、バウンダリィデータの示すバウンダリィ位相と受信データ信号の変化エッジの差を小さくするように位相調整を行う。この処理は、図7の(C)に示すように、図7の(C)に示す波形で1UIの幅になる2つのポイントを探して追従することと同等であり、バウンダリィ位相がこの2つのポイントにロックすることになる。
前述のように、データ(Data)位相をバウンダリ位相から0.5UIシフトさせた位置とすると、クロックCLKのエッジ(位相)は、図7の(C)の2つのロックポイントの中間に位置し、そのタイミングで、DFE37において受信データ信号を取り込むことになる。図7の(C)に示すように、2つのロックポイントの中間位置は、0UIの位置からずれており、0UIの位置は、2つのポイントの中間より左側の−0.5UIから0UIの間に存在する。
DFE37において、受信データ信号はDFE等化処理が行われ、受信データ信号のピークは、0UIの位置に一致するように補正される。したがって、データ(Data)位相をバウンダリ位相から0.5UIシフトさせた位置としてクロックCLKの位相を設定すると、DFE37は、受信データ信号の波形のピークからずれた位置でデータを取り込む(キャプチャする)ことになり、最適な位相から外れることになる。DFE37における最適なデータ(Data)位相は、バウンダリィ(Boundary)位相から0UI〜0.5UI位相をずらした箇所に存在している。
以上の通り、DFE処理を行っていない受信データ信号から生成したバウンダリィデータに基づいてバウンダリィ位相を決定し、そこから0.5UIずらしたクロック位相により、DFE処理した受信データ信号を取り込むと、タイミングがずれる。
このタイミングずれの問題を解消するため、製造工程において、図6のデータ(Data)位相を、バウンダリィ位相から0UI〜0.5UIの間を手動でスイープし、伝送状態が最も良くなるポイントをマニュアル処理で決定し、データ(Data)位相とする。
しかし、データ(Data)位相を手動で探索する場合、最適な設定を行うには、測定などにより実際の製品などで手動調整の後にマニュアル設定する必要があり、製品出荷前の調査期間が必要なため、工数増加につながる。
さらに、プロセスばらつきなどで、最適なデータ(Data)位相が各レーン(レシーバ回路)で異なる場合に、製品出荷時にレーン毎に個別にマニュアル調整することは時間の制約上難しい。したがって、全てのレーンに(もしくはあるまとまったレーンのグループごとに)ある固定値を与えることになり、レーンによっては最適なデータ(Data)位相からずれるため伝送マージンの減少につながる。
以下に示す実施形態では、DFE処理を行っていない受信データ信号から生成したバウンダリィデータに基づいてバウンダリィ位相を決定し、DFE処理した受信データ信号を取り込むのに最適なデータ(Data)位相の自動調整機能を有するレシーバ回路を提供する。
図8は、実施形態の受信回路の構成を示す図である。
実施形態の受信回路50は、図1に示した受信装置20の受信部分に使用される。
実施形態の受信回路50は、線形等化器(LE)31と、DEMUX33と、バウンダリィ(Boundary)位相検出器34と、位相シフタ35と、適応ロジック回路36と、DFE37と、サンプル回路38と、データ(Data)位相検出器39、とを有する。
実施形態の受信回路50は、受信データおよびエラーデータからデータ(Data)位相を検出するデータ(Data)位相検出器39を追加し、データ(Data)位相検出器39の生成したデータ(Data)位相を位相シフタ35に供給することが、図6の受信回路と異なる。
図9は、実施形態の受信回路におけるデータ位相の決定処理を説明する図である。
図7で説明したように、DFE処理を行っていない受信データ信号から探索したバウンダリィの中間位置と、DFE処理をした受信データ信号のデータ中心位置はずれる。図9に示すように、DFE処理した受信データ信号から得られた受信データは、0UIに対して対称な波形となるため、DFE処理した受信データ信号に対し、1UI前(−1UI)および1UI後(+1UI)のISIであるh-1およびh1が等しくなるようにデータ位相を決定すれば、クロックのエッジがデータ中心位置に一致する。
実施形態では、図9に示すように、データ位相検出器39が、DFE処理した受信データ信号から得られた受信データおよびエラーデータからh-1およびh1を検出し、h-1とh1が等しくなるようにデータ位相を決定する。言い換えれば、データ(Data)位相検出器39は、2UI離れた位置のエラーデータh-1およびh1が等しくなるように制御をロックする。データ位相は、h-1とh1の中間点(図9の2つの丸印の中間)であり、受信データのパルス応答のピーク位置は2つの丸印の中間に位置しているため、データ位相最適となり、データをピークで取り込むことになる。
図10は、h-1とh1の差がゼロでない場合の波形の例を示す図であり、(A)はh-1がh1より大きい場合を、(B)はh-1がh1より小さい場合を示す。
図10の(A)の場合は、データ位相が遅れているので、データ位相を早めてやることで、h-1とh1の差がゼロとなるポイントで収束する。図10の(B)の場合は、データ位相が早まっているので、データ位相を遅らせることで、h-1とh1の差がゼロとなるポイントで収束する。
データ位相を変更する量はΔtとし、Δtは位相シフタ35の最小分解能(1UIより十分小さな値、例えば1UIの1/100程度)とする。
図11は、実施形態の受信回路30Aにおける処理を示すフローチャートである。
ステップS11で、データ位相検出器39に、対称性を検出するのに適した2つのフィルターパターン(FP)を設定する。2つのFPは、エラー観測点である対象ビットの1UI前と1UI後の信号極性が反転した2つの異なるパターンである。
ステップS12で、受信データがそのパターンにマッチ(合致)した時にエラー量の検出(演算)を行う。この際、データ位相検出器39は、2つのFPにマッチした受信データを受信すると、2つのFPの演算回数が均等になるように、演算対象とするか否かを決定する。演算は、エラー(Error)値に基づいて、1UI前のプレカーソル(Pre-cursor)ISI(h-1)と1UI後のポストカーソル(Post-cursor)ISI(h1)を検出する。
ステップS13で、データ位相検出器39は、プレカーソル(Pre-cursor)ISI(h-1)とポストカーソル(Post-cursor)ISI(h1)の差を検出(算出)する。
位相シフタ35は、差分(h-1- h1)が正であるか負であるか判定し、正であればステップS15に進み、負であればステップS16に進む。
ステップS15で、位相シフタ35は、データ位相をΔt早め、ステップS12に戻る。
ステップS16で、位相シフタ35は、データ位相をΔt遅くし、ステップS12に戻る。
差分(h-1-h1)が十分に小さくなると、収束したと判定し、受信データを有効にして、実データとして出力する。
次に、フィルターパターン(FP)の具体例を用いて、データ位相検出器39における演算処理をさらに詳細に説明する。
図12は、2つのフィルターパターン(FP)として、“011”と“110”を使用し、h-1とh1の差の符号をエラー(Error)データにより検出する場合を説明する図である。
この例では、図7の(B)の横軸の−1および+1でのISI量(それぞれh-1、h1に対応する)の差の符号を検出し、その符号を基にデータ(Data)位相の調整方向を決めている。ここでのエラー量は、図5に示したように、ISIの無い状態でのデータ(Data)振幅値を基準振幅値とし、その基準振幅値と実際のデータ(Data)振幅値の差分をエラー量とする。このエラー量は、時系列上で他シンボルから及ぼされる全てのISI量を含んでおり、その中から特定のISI量を取り出すために、受信データ列をフィルタする2つのFPを使用する。図12に示すように、その2つのFPには、それぞれに“011”と“110”という異なる3ビットのパターンを適用し、その2ビット目の“1”(D4の位置)で各エラー量E4を検出し、その差を取る。これにより、図12の式上でのh-1とh1以外のISIの項がすべてキャンセルされ、h-1とh1の差2×(h-1-h1)を検出することを可能としている。この値が0以上(符号が正)であればh-1>h1なので位相は遅れており、位相を早める方向に調整し、0以下(符号が負)であればh-1<h1なので位相は早まっており、位相を遅らす方向に調整する。
図13は、上記の−1UIと+1UIにおけるISI量を加算する処理を行うデータ位相検出器の回路例を示す図である。
データ位相検出器39は、FP0検出器51と、FP1検出器52と、1倍の乗算器53と、−1倍の乗算器54と、セレクタ55と、FP平衡器56と、加算器57と、ラッチ58と、を有する。
FP0検出器51は、受信データ(Data)列がFP0のパターンにマッチしているか判定し、マッチした時にエラー(Error)量+1または−1を出力し、マッチしない場合は0を出力する。FP0にパターンマッチした際のエラー量は(h-1-h1)を表している。FP1検出器52は、受信データ(Data)列がFP1のパターンにマッチしているか判定し、マッチした時にエラー(Error)量+1または−1を出力し、マッチしない場合は0を出力する。FP1にパターンマッチした際のエラー量は(h1-h-1)を表している。
乗算器53は、FP0検出器51の出力するエラー量を1倍し、乗算器54は、FP1検出器52の出力するエラー量を−1倍する。FP平衡器56は、FP0検出器51およびFP1検出器52でのパターンマッチした場合に、セレクタ55が乗算器53と54の出力を交互に選択するように制御する。したがって、FP0のパターンマッチが連続して発生しても、FP1のパターンマッチが発生しない時には、FP1のパターンマッチが発生するまで、乗算器53の出力は無視される。
加算器57とラッチ58は、積分器を形成し、セレクタ55が出力する、FP0のパターンマッチの場合のエラー量から、FP1のパターンマッチの場合のエラー量を減算した差を積分する。これにより、2×(h-1-h1)を検出することと等価となる。
図13のデータ位相検出器39は、例えば、DSPで実現される。
図14は、2つのフィルターパターン(FP)とのパターンマッチを行うデータ位相検出器における処理を示すフローチャートである。
ステップS21で、データ位相検出器39に、対称性を検出するのに適した2つのフィルターパターン(FP)を設定する。これは、図11のステップS11と同じである。
ステップS22で、データ位相検出器39は、受信データがFP0にパターンマッチ(合致)した時にエラー量の検出(算出)を行う。具体的には、データ位相検出器39は、エラー(Error)値に基づいて、1UI前のプレカーソル(Pre-cursor)ISI(h-1)と1UI後のポストカーソル(Post-cursor)ISI(h1)の差を検出する。
ステップS23で、データ位相検出器39は、差(h-1- h1)が正であるか判定し、正であればステップS24に進み、正でなければステップS25に進む。
ステップS24で、データ位相検出器39は位相を進めるデータ位相を出力し、これに応じて、位相シフタ35は、データ位相をΔt早める。
ステップS25で、データ位相検出器39は位相を遅らせるデータ位相を出力し、これに応じて、位相シフタ35は、データ位相をΔt遅らせる。
ステップS26で、データ位相検出器39は、受信データがFP1にパターンマッチ(合致)した時にエラー量の検出(算出)を行う。具体的には、データ位相検出器39は、エラー(Error)値に基づいて、1UI前のプレカーソル(Pre-cursor)ISI(h-1)と1UI後のポストカーソル(Post-cursor)ISI(h1)の差を検出する。
ステップS27で、データ位相検出器39は、差(h-1- h1)が正であるか判定し、正であればステップS84に進み、正でなければステップS29に進む。
ステップS28で、データ位相検出器39は位相を進めるデータ位相を出力し、これに応じて、位相シフタ35は、データ位相をΔt早める。
ステップS29で、データ位相検出器39は位相を遅らせるデータ位相を出力し、これに応じて、位相シフタ35は、データ位相をΔt遅らせる。
図15は、実施形態の受信回路におけるバウンダリィ(Boundary)位相、データ(Data)位相、および受信データの収束過程のシミュレーション結果を示す図である。
図15において、実線はバウンダリィ(Boundary)位相を、破線はデータ(Data)位相を、斜線の範囲は受信データ(Data)の振幅を示す。このケースでは、データ(Data)位相が、30°(このシミュレーションでは、180°=1UIなので、30°=0.17UI)付近に収束していることが分かる。
図15に示すように、データ信号を受信する際に、データ(Data)位相が収束するまでは正しくデータを受信できないため、データ位相が収束するまでの一定時間は、トレーニング期間として取り込んだデータを無効とする。そして、トレーニング期間終了後、受信データを有効とする。このとき、トレーニング期間前後でのデータ(Data)位相検出器の動作に違いは無く、トレーニング期間後も常時データ位相を調整し続ける。これにより、環境条件(温度・電源電圧など)が変化して最適なデータ位相が変わった場合でも、速やかに最適なデータ位相へと収束することが可能である。
図16は、最終製造工程における調整動作の作業工数および伝送品質(帯域)を、実施形態の受信回路、図2および図6の受信回路について、比較した表である。
実施形態の受信回路および図2の受信回路は、調整動作を行わず、動作確認のみでよいので、作業工数は少ない。これに対して、図6の受信回路は、前述のように、データ(Data)位相を、バウンダリィ位相から0UI〜0.5UIの間で手動にてスイープし、伝送状態が最も良くなるポイントをマニュアル処理で決定する。この設定には、測定などにより実際の製品などで手動調整の後にマニュアル設定する必要があり、工数増加につながる。ここでは、この作業工数を、動作確認のみの場合に比べて20倍程度と見積もった。
また、図2の受信回路は、バウンダリィ(Boundary)データの検出に、DFE処理を行った受信データ信号を使用するため、LE31の負荷容量が1.6倍となる。このため、帯域が制限され、実施形態および図6の受信回路のように、DFE処理を行わない受信データ信号についてバウンダリィ(Boundary)データを検出する場合に比べて、帯域は60%程度に低下する。このように、実施形態の受信回路は、作業工数(製造コスト)および伝送品質の両方で良好な特性を有するといえる。
以上、実施形態の受信回路について説明したが、各種の変形例が可能であるのは言うまでもない。例えば、実施形態では2つのフィルターパターンを“110”と“011”としたが、“001”と“100”とすることも、5ビット以上のパターンとすることも可能である。
実施形態によれば、バウンダリィ(Boundary)データにDFEを適用することなく、データ位相を自動検出することが可能となる。SERDESでは、LEやDFEなどの等化器の係数を自動調整するため、プレカーソル(Pre-cursor)ISI量、ポストカーソル(Post-cursor)ISI量の観測回路を搭載している場合が多い。通常、それらの観測回路は、ISI量つまり電圧方向の情報を捉え、それらをキャンセルするため電圧方向にフィードバックをかけており、位相量つまり時間方向へのオフセットにはフィードバックしていない。実施形態の受信回路は、その機能を流用しており、ハードウェアの追加も小規模で実現される。その上で、実施形態では、データ位相を自動調整するため、製造工程での手動調整にかかる時間を省けることによる製品出荷までの工数削減、およびプロセスばらつきによる個体差を吸収することによる伝送品質の改善が期待できる。
以上、実施形態を説明したが、ここに記載したすべての例や条件は、発明および技術に適用する発明の概念の理解を助ける目的で記載されたものである。特に記載された例や条件は発明の範囲を制限することを意図するものではなく、明細書のそのような例の構成は発明の利点および欠点を示すものではない。発明の実施形態を詳細に記載したが、各種の変更、置き換え、変形が発明の精神および範囲を逸脱することなく行えることが理解されるべきである。
20 受信装置
21 等化器
22 デマルチプレクサ(DEMUX)
23 受信データ処理部
31 LE
33 デマルチプレクサ(DEMUX)
34 バウンダリィ(Boundary)位相検出器
35 位相シフタ
36 適応ロジック回路
37 DFE
38 サンプル回路(Sampler)
39 データ(data)位相検出器

Claims (9)

  1. クロックに同期して取り込んだ受信データ信号を判定帰還型等化処理し、等化処理済受信データおよび誤差データを出力する判定帰還型等化器と、
    前記受信データ信号のバウンダリィデータを取り込むサンプル回路と、
    前記等化処理済受信データおよび前記バウンダリィデータから、バウンダリィ位相を検出するクロックデータリカバリィ回路と、
    前記等化処理済受信データおよび前記誤差データから、対象ビットの1UI前と1UI後の信号極性が反転した2つの異なるフィルターパターンについての前記対象ビットの1UI前の符号間干渉量と前記対象ビットの1UI後の符号間干渉量を検出し、前記1UI前の符号間干渉量と前記1UI後の符号間干渉量の差分からデータ位相を検出するデータ位相検出回路と、
    前記バウンダリィ位相および前記データ位相から前記クロックを生成し、前記判定帰還型等化器に出力する位相シフタと、を有することを特徴とする受信回路。
  2. データ位相検出回路は、各フィルターパターンについての前記1UI前の符号間干渉量と前記1UI後の符号間干渉量の差分を、前記2つのフィルターパターンが同回数になるように累積し、累積した2つの前記差分の差がゼロとなるように前記データ位相を決定する請求項1に記載の受信回路。
  3. データ位相検出回路は、前記累積した2つの前記差分の差がゼロとなる方向に対応する前記クロックの位相変化方向を、前記データ位相として検出し、
    前記位相シフタは、生成する前記クロックの位相を、前記データ位相が示す前記位相変化方向が変化するまで変化させて収束させる請求項2に記載の受信回路。
  4. 前記クロックの位相が収束した後、前記等化処理済受信データを有効にする実動作モードを開始する請求項2に記載の受信回路。
  5. 前記データ位相検出回路および前記位相シフタは、前記実動作モードでも動作を継続する請求項4に記載の受信回路。
  6. 前記2つのフィルターパターンは、データ値が、「011」と「110」または「001」と「100」である請求項1から5のいずれか1項に記載の受信回路。
  7. 前記受信データ信号を線形等化処理し、前記線形等化処理した前記受信データ信号を前記判定帰還型等化器および前記サンプル回路に出力する線形等化器と、
    前記判定帰還型等化器の出力するシリアルデータである前記等化処理済受信データおよび前記誤差データ、および前記サンプル回路の出力する前記バウンダリィデータをパラレルデータに変換するデマルチプレクサと、
    前記デマルチプレクサの出力するパラレルデータに変換された前記等化処理済受信データ、前記誤差データおよび前記バウンダリィデータから、前記線形等化処理のためのLE係数および前記判定帰還型等化処理のためのDFE係数を検出する適応ロジック回路と、を有し、
    前記クロックデータリカバリィ回路は、前記デマルチプレクサの出力するパラレルデータである前記等化処理済受信データおよび前記バウンダリィデータから前記バウンダリィ位相を検出し、
    前記データ位相検出回路は、前記デマルチプレクサの出力するパラレルデータである前記等化処理済受信データおよび前記誤差データから前記データ位相を検出する、請求項1から6のいずれか1項に記載の受信回路。
  8. 受信データ信号を等化処理する等化器と、
    前記等化器の出力するシリアルデータをパラレルデータに変換するデマルチプレクサと、
    前記デマルチプレクサの出力するパラレルデータを受信データとして処理する受信データ処理回路と、を有し、
    前記等化器は、
    クロックに同期して取り込んだ受信データ信号を判定帰還型等化処理し、等化処理済受信データおよび誤差データを出力する判定帰還型等化器と、
    前記受信データ信号のバウンダリィデータを取り込むサンプル回路と、
    前記デマルチプレクサによりパラレルデータに変換された前記等化処理済受信データおよび前記バウンダリィデータから、バウンダリィ位相を検出するクロックデータリカバリィ回路と、
    前記デマルチプレクサによりパラレルデータに変換された前記等化処理済受信データおよび前記誤差データから、対象ビットの1UI前と1UI後の信号極性が反転した2つの異なるフィルターパターンについての前記対象ビットの1UI前の符号間干渉量と前記対象ビットの1UI後の符号間干渉量を検出し、前記1UI前の符号間干渉量と前記1UI後の符号間干渉量の差分からデータ位相を検出するデータ位相検出回路と、
    前記バウンダリィ位相および前記データ位相から前記クロックを生成し、前記判定帰還型等化器に出力する位相シフタと、を有することを特徴とする受信装置。
  9. クロックに同期して受信データ信号を取り込み、取り込んだ前記受信データ信号を判定帰還型等化処理して等化処理済受信データおよび誤差データを生成し、
    前記受信データ信号のバウンダリィデータを取り込み、
    前記等化処理済受信データおよび前記バウンダリィデータから、バウンダリィ位相を検出し、
    前記等化処理済受信データおよび前記誤差データから、対象ビットの1UI前と1UI後の信号極性が反転した2つの異なるフィルターパターンについての前記対象ビットの1UI前の符号間干渉量と前記対象ビットの1UI後の符号間干渉量を検出し、前記1UI前の符号間干渉量と前記1UI後の符号間干渉量の差分からデータ位相を検出し、
    前記バウンダリィ位相および前記データ位相から前記クロックを生成する、ことを特徴とする受信方法。
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