JP2016126710A - タッチパネル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】検出光の強度を増大させ、輪郭が明瞭な検出光を生成することにより、タッチ位置の検出精度を向上させることが可能なFTIR方式のタッチパネル装置を提供する。
【解決手段】光源部108から放射された光を伝搬させる導光板102と、導光板102の表面がタッチされたことにより生じる散乱光を検出する検出部104及び106と、検出部により検出された光に関する情報に基づいて、導光板102上のタッチ位置を算出する主制御部118とを含み、導光板102は、各検出部に対向する端部に、導光板の表面に垂直な円弧状曲面が形成され、各検出部は、対向する円弧状曲面から放射される光の検出部への入射角度に応じた位置情報を、検出部により検出された光に関する情報として出力する。これにより、検出部により検出される光の輪郭を明瞭にすることができ、タッチ位置の検出精度を向上させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、FTIR(Frustrated Total Internal Reflection)方式のタッチパネル装置に関し、特に、検出装置により検出される検出光の強度を増大させ、輪郭が明瞭な検出光を生成することにより、タッチ位置の検出精度を向上させることが可能なタッチパネル装置に関する。
光学式タッチパネルとして、液晶ディスプレイ等の表示装置上に配置する導光板の側面に光源と検知用センサを設けた、FTIR方式のタッチパネルが知られている。このタッチパネルは、光を導光板の側面から供給し、導光板の表面に指又はペン等が接触することにより生じる、導光板内を伝搬する光の散乱光を検知用センサで検知し、接触位置を検出するものである。
例えば、下記特許文献1には、外来光(環境光)の影響を低減し、タッチ位置の認識精度を向上させることが可能なタッチパネルを提供するための発明が開示されている。特許文献1に開示されたタッチパネルは、導光板に光を入射する光源、導光板の側面の一部に配置された受光素子、及び、導光板の側面と受光素子との間に被検出体(指又は入力ペン等)により散乱した光源からの光を受光素子に結像する結像手段(レンズ)を含む。さらに、特許文献1は、受光素子が配置された導光板の側面の一部に配置された光吸収手段(カーボンブラック含有樹脂)と、光源の照射範囲外に配置された受光素子とを開示している。
特開2009−258967号公報
しかし、上記の特許文献1に開示されたタッチパネルには、次の問題がある。即ち、このタッチパネルでは、受光素子及び結像手段からなる受光部に対向する導光板が、受光部に対して、平行、且つ、平坦な形状を有している。そのため、被検出体からの散乱光が当該導光板の端面に到達した際には、散乱光が拡散しており、散乱光パターンがぼやけてしまう。したがって、結像手段で受光素子に散乱光パターンを結像しても、受光素子面上には、輪郭が不明確なパターン像が結像される。その結果、精度の良い位置検出が困難である。
したがって、本発明は、検出装置により検出される検出光の強度を増大させ、輪郭が明瞭な検出光を生成することにより、タッチ位置の検出精度を向上させることが可能な、FTIR方式のタッチパネル装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の局面に係るタッチパネル装置は、光を伝搬させる平板状の導光板(導光手段、例えば、後述する第1の実施の形態における導光板102)と、導光板の表面が接触されたことにより生じる、導光板を伝搬する光の散乱光、又は、導光板の表面に入力装置が接触することにより、入力装置が発し、導光板の内部に入射した光を検出する2つの検出部(検出手段、例えば、第1の実施の形態における第1センサ部104及び第2センサ部106のセンサ124)と、検出部により検出された光に関する情報に基づいて、導光板上の接触された接触位置を算出する算出部(算出手段、例えば、第1の実施の形態における主制御部118)とを含む。2つの検出部は、導光板の相互に異なる端部に配置され、導光板は、2つの検出部のそれぞれに対向する端部に、導光板の表面に垂直な円弧状曲面を持つ。2つの検出部のそれぞれは、対向する円弧状曲面から放射される光の検出部への入射角度に応じた位置情報を、検出部により検出された光に関する情報として出力する。
これにより、円弧状曲面から放射され、検出部により検出される光の輪郭を明瞭にすることができる。したがって、光の入射角度に応じた位置情報の精度を向上させることができ、導光板の接触位置の検出精度を向上させることができる。
本発明の第2の局面に係るタッチパネル装置は、光を伝搬させる平板状の導光板と、導光板の表面が接触されたことにより生じる、導光板を伝搬する光の散乱光、又は、導光板の表面に入力装置(入力手段、例えば、後述するLEDペン222)が接触することにより、入力装置が発し、導光板の内部に入射した光を検出する2つの検出部と、検出部により検出された光に関する情報に基づいて、導光板上の接触された接触位置を算出する算出部とを含む。2つの検出部は、導光板の相互に異なる端部に配置され、導光板は、2つの検出部のそれぞれに対向する端部に、中心軸が導光板の表面に垂直である円錐面の一部を形成する形状の傾斜面を持つ。2つの検出部のそれぞれは、対向する傾斜面から放射される光の検出部への入射角度に応じた位置情報を、検出部により検出された光に関する情報として出力する。
これにより、傾斜面から放射され、検出部により検出される光の輪郭を明瞭にすることができる。したがって、光の入射角度に応じた位置情報の精度を向上させることができ、導光板の接触位置の検出精度を向上させることができる。
好ましくは、タッチパネル装置は、傾斜面に密着させて配置された、導光板の内部を伝搬する光を反射する第1の反射板(第1の反射手段、例えば、第3の実施の形態における第1反射板150)をさらに含む。
これにより、光が、傾斜面から導光板の上方に放射されることを防止し、検出部に入射する光の強度を増大させることができる。
より好ましくは、タッチパネル装置は、導光板の背面の、傾斜面に対向する部分に、密着させて配置された、導光板の内部を伝搬する光を反射する第2の反射板(第2の反射手段、例えば、第3の実施の形態における第2反射板152)をさらに含む。
これにより、光が、導光板の背面から放射されることを防止し、検出部に入射する光の強度を増大させることができる。
さらに好ましくは、中心軸を含む平面において、第1の反射板の長さは、傾斜面の長さの1/2である。
好ましくは、タッチパネル装置は、傾斜面と導光板の背面との距離が最も小さい位置に、傾斜面に連続して形成された、導光板の表面に垂直な第2の円弧状曲面(例えば、第1の実施の形態における、軸146を中心軸とし、半径R2の円筒の側面の一部を形成する円弧状曲面)をさらに含む。
これにより、導光板の内部を伝搬する光を、第2の円弧状曲面から放射させ、検出部に入射させることができ、検出部により検出される光の輪郭を明瞭にすることができる。したがって、光の入射角度に応じた位置情報の精度を向上させることができ、導光板の接触位置の検出精度を向上させることができる。
より好ましくは、第2の円弧状曲面を含むタッチパネル装置は、傾斜面の全面に密着させて配置された、導光板の内部を伝搬する光を反射する第3の反射板(第3の反射手段、例えば、第3の実施の形態における第3反射板154)をさらに含む。
これにより、光が、傾斜面から導光板の上方に放射されることを防止し、検出部に入射する光の強度を増大させることができる。
さらに好ましくは、第2の円弧状曲面を含むタッチパネル装置は、導光板の背面の、傾斜面に対向する部分に、密着させて配置された、導光板の内部を伝搬する光を反射する第4の反射板(第4の反射手段、例えば、第3の実施の形態における第4反射板156)をさらに含む。
これにより、光が、導光板の背面から放射されることを防止し、検出部に入射する光の強度を増大させることができる。
好ましくは、中心軸を含む平面において、傾斜面が導光板の表面と成す角度は、10°以上40°以下である。
これにより、検出部に入射する光の強度をより一層増大させることができる。
本発明によれば、導光板に形成された円弧状曲面又は傾斜面から放射され、検出部により検出される光の輪郭を明瞭にすることができる。
したがって、光の入射角度に応じた位置情報の精度を向上させることができ、導光板の接触位置の検出精度を向上させることができる。
本発明の第1の実施の形態に係るタッチパネル装置の概略構成を示す図である。 図1に示したタッチパネル装置の構成を示す三面図である。 図2の領域Aを拡大した平面図である。 図1に示したタッチパネル装置の導光板の一部を拡大した斜視図である。 図3のB−B線に沿った断面図である。 タッチ位置の算出方法を示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るタッチパネル装置の一部を拡大した平面図である。 図7のC−C線に沿った断面図である。 導光板内を伝搬する散乱光の経路を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係るタッチパネル装置の一部を拡大した平面図である。 図10のD−D線に沿った断面図である。 図11と異なる形状の導光板に反射板を形成した状態を示す断面図である。 LEDペンを用いるタッチパネル装置の概略構成を示す図である。 複数のLEDペンによるタッチ位置を同時に検出可能なタッチパネル装置を示す平面図である。 図3と異なるセンサ部の配置を示す平面図である。 実験結果を示す写真である。
以下の実施の形態では、同一の部品には同一の参照番号を付してある。それらの名称及び機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
(第1の実施の形態)
図1を参照して、本発明の第1の実施の形態に係るタッチパネル装置100は、導光板102、第1センサ部104、第2センサ部106、光源部108、センサ制御部114、光源制御部116、及び主制御部118を含む。
光源部108は、図2に示すように、LEDアレイ部110及び三角プリズム112を含む。LEDアレイ部110は、複数のLED素子を基板上にアレイ状に並べたものである。三角プリズム112は、導光板102に接合され、三角プリズム112の傾斜面にLED素子が当接して配置されている。三角プリズム112の傾斜面は、導光板102の面に対して所定角度を成している。所定角度は、LED素子から、LED素子の正面方向に放射される光が、導光板102内で全反射する角度、即ち臨界角よりも大きいことが好ましい。臨界角は、導光板102の屈折率と空気の屈折率とにより決まる。例えば、導光板102をアクリル樹脂(屈折率1.49)で形成する場合、所定角度は約50°であることが好ましい。
光源部108は、光源制御部116により電力の供給及び制御を受けて、LEDアレイ部110のLED素子から光を放射させる。放射される光は、例えば、波長が850nmの赤外光である。LEDアレイ部110から放射された光は、三角プリズム112を介して、導光板102内に入射され、導光板102の両面により全反射を繰返しながら、導光板102内を伝搬する。図1において、光源部108から放射され、導光板102内を伝搬する光を、右上方向の3本の破線矢印で模式的に示す。
図1に示すように、人が指220等で、導光板102の表面にタッチすると、光源部108から放射されて導光板102内を伝搬する光は、タッチ位置で散乱される。散乱光の一部は、第1センサ部104及び第2センサ部106に伝搬する(図1において下向きの破線の矢印で示す)。
第1センサ部104及び第2センサ部106は、CCD又はCMOSセンサ等の光検出装置を含む。第1センサ部104及び第2センサ部106は、センサ制御部114の制御を受けて、検出信号を主制御部118に伝送する。主制御部118は、CPU等の演算素子及び記憶素子を含む。後述するように、光検出装置は、例えば1次元のラインセンサであり、主制御部118は、ライセンサ上の受光位置の情報から、タッチ位置を算出する。
主制御部118は、所定のタイミングで光源制御部116により光源部108を駆動し、導光板102内に光を放射した状態で、第1センサ部104及び第2センサ部106から、光の検出信号を待受ける。導光板102の表面がタッチされると、上記したように、タッチ位置で散乱光が生じ、第1センサ部104及び第2センサ部106により検出され、主制御部118は、タッチ位置を算出することができる。主制御部118が、算出したタッチ位置の情報を、所定のインターフェイスを介して、コンピュータ等のホスト装置204に出力することにより、ホスト装置は、タッチ位置に応じた処理を実行することが可能になる。
図1に示すように、液晶ディスプレイ等の表示パネル200の上に、タッチパネル装置100を配置すれば、タッチパネル装置100に対するタッチ操作を、表示パネル200に表示された画像に対するユーザの操作として扱うことができ、ホスト装置204に対するユーザインターフェイスを実現することができる。例えば、ホスト装置204が画像形成装置であれば、タッチパネル装置100及び表示装置(表示パネル200及び表示制御部202)は、画像形成装置の操作パネルとして使用され得る。
本実施の形態では、図3〜図5に示すように、第1センサ部104及び第2センサ部106が配置される位置の導光板102には、点Oを円の中心とする円弧状曲面130を有する凹部が形成されている。円弧状曲面130は導光板102の表面に垂直であり、円弧状曲面130上の点は、点Oを通り導光板102の表面に垂直な軸132から等距離(R)にある。即ち、円弧状曲面130は、軸132を中心軸とする半径Rの円筒の側面の一部を形成する。
図3を参照して、第1センサ部104は、レンズ部120、バンドパスフィルタ122、及びセンサ124を含む。センサ124は、上記した光検出装置であり、例えばラインセンサである。バンドパスフィルタ122は、光源部108から放射された光を選択的に通過させる波長帯域を有する。バンドパスフィルタ122は、光源部108の放射光以外の光(外部から導光板に入射する光)がセンサ124に入射して、誤検出されることを防止するためのものである。
レンズ部120は、円弧状曲面130を通過した光を、収束させて、センサ124に入射させる。図3等では、レンズ部120を凸レンズ形状で表しているが、これは光学レンズであることを表すためである。レンズ部120は、例えば、複数のレンズを組合せた、公知のfθレンズである。
レンズ部120及びセンサ124は、センサ124の検出面がレンズ部120の光軸に垂直であり、センサ124の検出面の中心がレンズ部120の光軸上に位置し、センサ124の検出面が導光板102の厚さの範囲内に位置するように配置されることが好ましい。レンズ部120は、その光軸が、導光板102の厚さ方向の中央を通るように配置されることがより好ましい。このように配置されていれば、fθレンズを使用することにより、レンズの光軸に対する光の入射角度θ(rad)と、直線状に検出素子が配置されたラインセンサであるセンサ124の中心から光の検出点までの距離Δとが比例する(図3参照)。したがって、センサ124上の光の検出点の位置から、検出された光の入射角度θを容易に算出することができる。
レンズ部120に対向する導光板102の端部が円弧状の曲面に形成されているので、円弧状曲面130の法線方向から円弧状曲面130に入射する光は軸132に集光される。しかし、円弧状曲面130の法線方向と異なる方向から円弧状曲面130に入射する光は、円弧状曲面130で反射されるか、又は、円弧状曲面130を通過したとしても、軸132に集光されず、レンズ部120に入射しない。即ち、タッチされたことにより生じた散乱光のうち、タッチ位置と、第1センサ部104及び第2センサ部106とを結ぶ直線方向の光を選択的に集光させて、レンズ部120に入射させることができる。したがって、検出される光の輪郭が従来よりも明瞭になり、センサ124による検出位置精度が向上する。
第2センサ部106も、第1センサ部104と同様に構成されており、同じ機能を有する。したがって、図6を参照して、第1センサ部104及び第2センサ部106による光の検出位置から、対応する光の入射角度θ1(rad)及びθ2(rad)を得ることができ、入射角度θ1及びθ2から、光が、第1センサ部104及び第2センサ部106を結ぶ直線と成す角度α(rad)及びβ(rad)を得ることができる。即ち、角度α及びβは、α=π/2−θ1、β=π/2−θ2により算出される。そして、タッチ位置をP、第1センサ部104及び第2センサ部106を結ぶ線分とタッチ位置Pとの距離をd、第1センサ部104及び第2センサ部106との距離をLとすると、L=d/tanα+d/tanβが成立するので、この式に、角度α及びβ、並びに、第1センサ部104及び第2センサ部106間の距離Lの値を代入することにより、タッチ位置Pの位置座標(x,y)を決定することができる。即ち、dが算出されると、yは、y=dにより、xは、x=d/tanαにより算出される。距離Lは、主制御部118の内部メモリに予め記憶されている。
得られた位置座標(x,y)は、第1センサ部104及び第2センサ部106の座標系、例えば、点300を原点とする座標系での位置座標である。タッチ位置Pを、例えば、表示パネル200の位置座標として表すには、原点を点300から点302に平行移動する座標変換を、得られた位置座標(x,y)に対して実行すればよい。座標変換に必要なパラメータは、主制御部118の内部メモリに予め記憶されている。
上記したように、レンズ部120に対向する導光板102の端部に、円弧状曲面130が形成されているので、第1センサ部104及び第2センサ部106のセンサ124による検出位置精度が高く、算出される角度α及びβの精度も高くなる。したがって、タッチ位置Pの検出精度も高くなる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態においては、導光板102の、第1センサ部104及び第2センサ部106に対向する端部に、導光板102表面の法線に沿った円弧状曲面130を形成した。対照的に、第2の実施の形態においては、導光板102の同じ位置に、導光板102表面の法線に交差する傾斜面を形成する。本実施の形態に係るタッチパネル装置は、第1の実施の形態に係るタッチパネル装置100と同様に構成されており、同様の機能を有する。
本実施の形態に係るタッチパネル装置においては、第1センサ部104及び第2センサ部106に対向する導光板102の端部は、図7及び図8に示すように構成されている。第1センサ部104は、第1の実施の形態と同様に、レンズ部120、バンドパスフィルタ122、及びセンサ124を含む。
導光板102の、第1センサ部104及び第2センサ部106に対向する端部には、円錐面(円錐の側面)の一部を形成するように、傾斜面140が形成されている。即ち、傾斜面140は、導光板102の表面に垂直な軸146を中心軸とする円錐面の一部を形成する。傾斜面140は、外側円弧142の半径R1、内側円弧144の半径R2、及び内側円弧部分の厚さ(内側円弧144と導光板102の背面との距離)tにより決定される。厚さtの部分は、軸146を中心軸とし、半径R2の円筒の側面の一部を形成する円弧状曲面である。なお、図8の断面図に破線で示すように、内側円弧144の半径R2及び厚さtは0(ゼロ)であってもよい。
図9に、本実施の形態に係るタッチパネル装置の導光板102内を伝搬する散乱光の経路(以下、光路という)を示す。図9の導光板102は、図8において破線で示した形状(R2=0、t=0)に対応する。
図9に示すように、導光板102に指220等が触れることにより生じる散乱光は、導光板102内を伝搬し、傾斜面140から導光板102の外部に放射され、レンズ部120に入射する。このとき、傾斜面140から放射される光のうち、レンズ部120に入射しないものがある。図9の「非検出光」は、レンズ部120に入力されない光を示す。また、散乱光のうち、一部は、傾斜面140以外の面から出力される。そのような光も、レンズ部120に入力されず、非検出光となる。
導光板102内部を伝搬する散乱光が、傾斜面140からどのような方向に放射されるか、及び、散乱光が傾斜面140以外の面から放射される割合は、導光板102の厚さt0、導光板102の材質(屈折率)、傾斜面140の傾斜角度γ(軸146を含む平面内における角度)に依存する。レンズ部120に入射する光の強度を適切な大きさにするには、導光板102の材質及び厚さt0に応じて、傾斜角度γを適切な値に設定することが必要である。
導光板102の材質としてアクリル樹脂(PMMA)を用いると仮定し(屈折率1.49)、所定の厚さt0の条件で、散乱角度φを変化させて、光路をシミュレーションした。導光板102の厚さt0は、例えば2mmである。その結果、傾斜面140の傾斜角度γは10〜40°の範囲であることが好ましい。傾斜角度γは、15〜25°の範囲であることがより好ましい。傾斜角度γが10°よりも小さい場合、散乱角度φが大きい光は、傾斜面140に到達しても傾斜面140で全反射され、導光板102の背面126から放射され、レンズ部120には到達しない。傾斜角度γが40°よりも大きい場合、大部分の散乱光は傾斜面140から放射されるが、導光板102の上方(タッチパネル装置の前面)に放射される光が多く、レンズ部120には十分な光が到達しない。
適切な傾斜角度γで傾斜面140が形成された導光板102により、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。即ち、レンズ部120は、傾斜面140を通過した光を、収束させて、センサ124に入射させる。レンズ部120は、例えば、公知のfθレンズであり、センサ124上の光の検出位置から、検出された光の入射角度θを容易に算出することができる。
レンズ部120に対向する導光板102の端面(傾斜面140)が、円錐面状に形成されているので、傾斜面140に入射する光のうち、軸146を含む平面内を伝搬する光は、軸146に集光される。しかし、軸146を含む平面外から傾斜面140に入射する光は、傾斜面140で反射されるか、又は、傾斜面140を通過したとしても、軸146に集光されず、レンズ部120に入射しない。即ち、タッチされたことにより生じた散乱光のうち、タッチ位置と、第1センサ部104及び第2センサ部106とを結ぶ直線方向の光を選択的に集光させて、レンズ部120に入射させることができる。したがって、検出される光の輪郭が従来よりも明瞭になり、センサ124による検出位置の精度が向上する。
第2センサ部106も、第1センサ部104と同様に構成されており、同じ機能を有する。したがって、第1の実施の形態と同様に、第1センサ部104及び第2センサ部106による光の検出位置から、対応する光に関して角度α及びβを得ることができ、タッチ位置Pの位置座標(x,y)を決定することができる。このとき、レンズ部120に対向する導光板102の端部に、傾斜面140が形成されているので、第1センサ部104及び第2センサ部106のセンサ124による検出位置精度が高く、算出される角度α及びβの精度も高くなる。したがって、タッチ位置Pの検出精度も高くなる。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態は、第2の実施の形態よりも、第1センサ部104及び第2センサ部106に入射する散乱光を増大させるために、散乱光の漏洩を防止するための反射板を設ける。
本実施の形態に係るタッチパネル装置は、第1の実施の形態に係るタッチパネル装置100と同様に構成されており、同様の機能を有する。以下、図1及び図2の参照番号を引用する。なお、導光板102の、第1センサ部104及び第2センサ部106に対向する端部の形状は、第2の実施の形態と同様である。
本実施の形態に係るタッチパネル装置においては、第1センサ部104及び第2センサ部106に対向する導光板102の端部は、図10及び図11に示すように構成されている。第1センサ部104は、第1の実施の形態と同様に、レンズ部120、バンドパスフィルタ122、及びセンサ124を含む。
第1センサ部104及び第2センサ部106に対向する導光板102の端部には、円錐面(円錐の側面)の一部を形成するように、傾斜面140が形成されている。即ち、傾斜面140は、導光板102の表面に垂直な軸146を中心軸とする円錐面の一部を形成する。傾斜面140は、外側円弧142の半径R1により決定される。なお、図10及び図11の導光板102の形状は、図8の断面図に破線で示された、内側円弧144の半径R2及び厚さtが0(ゼロ)である場合の形状に該当する。
導光板102に形成された傾斜面140上には、第1反射板150が配置され、導光板102の背面126には、第2反射板152が配置されている。第1反射板150は、傾斜面140と同様に、導光板102の表面に垂直な軸146を中心軸とする円錐面の一部を形成する。第1反射板150は、外側円弧142の半径R1、内側円弧148の半径R3により決定される。第2反射板152は、半径R4の半円板状である。
第1反射板150及び第2反射板152は、ミラー化塗料、例えば、アクリサンデー株式会社製の「ミラー調スプレー」製品番号MS−80を、所定の厚さに塗布することにより形成される。ミラー化塗料は、微小な金属粒子(例えば、アルミ粒子)を含む塗料であり、硬化すれば、光を反射する鏡面を形成する。
第1反射板150及び第2反射板152は、アルミ蒸着又はスパッタリング等、公知の方法により形成されてもよい。
第2の実施の形態に関して示したように、レンズ部120に入射する光の強度を適切な大きさにするには、導光板102の材質及び厚さt0に応じて、傾斜角度γを適切な値に設定することが必要である。傾斜面140の傾斜角度γが、好ましい範囲(10〜40°、より好ましくは15〜25°)に形成されていたとしても、散乱光の一部は、導光板102の背面126から放射され、レンズ部120には到達しない非検出光となる。また、傾斜面140から放射される散乱光の一部は、導光板102の上方(タッチパネル装置の前面)に放射され、レンズ部120には到達しない非検出光となる。
これに対して、本実施の形態では、第2反射板152がなければ導光板102の背面126から放射されて非検出光となる光を、第2反射板152により反射させて、さらに導光板102内部を伝搬させることができる。また、第1反射板150がなければ導光板102の傾斜面140から、導光板102の上方に放射されて非検出光となる光を、第1反射板150により反射させて、さらに導光板102内部を伝搬させることができる。したがって、背面126からの放射、及び、傾斜面140から不適切な方向への放射による散乱光の損失を軽減し、反射板が配置されていない、傾斜面140の露出部分から放射され、レンズ部120に入射する光を増大させることができる。
図11に示す導光板102の場合、傾斜面140に沿った、第1反射板150の長さL2は、傾斜面140の長さL1の1/2(R3がR1の1/2)であることが好ましい。第2反射板152の半径R3は、第1反射板150の外側円弧142の半径R1よりも大きければよい。
また、図12に示すように、導光板102の形状が、図7及び図8で示された形状の場合、第3反射板154を傾斜面140の全面に形成し、第4反射板156を導光板102の背面126に形成する。第4反射板156は、外側円弧の半径R5、内側円弧の半径R2の平板状に形成される。
これにより、図11と同様に、背面126からの放射、及び、傾斜面140から不適切な方向への放射による散乱光の損失を軽減することができる。第3反射板154及び第4反射板156により、導光板102の表面が露出している円弧状曲面(厚さtの内側円弧部分)から、散乱光を放射させ、センサ部に入射させることができる。例えば、導光板102の厚さt0が2mmの場合、t=0.2〜0.5(mm)であることが好ましい。
(変形例1)
上記では、タッチパネル装置が光源部を備える場合を説明したが、これに限定されない。光を放射するLEDペンを使用する場合には、光源部を備えていなくてもよい。例えば、図13に示すタッチパネル装置は、図1に示した光源部108及び光源制御部116を備えていない。この場合、LEDペン222の先端部が導光板102の表面にタッチすると、先端部に配置されたLED素子から放射される光が、導光板102内に入射する。導光板102に入射した光は、上記した散乱光と同様に、第1センサ部104及び第2センサ部106により検出され、LEDペン222のタッチ位置座標が算出される。
(変形例2)
上記では、タッチパネル装置が2つのセンサ部を備える場合を説明したが、これに限定されない。例えば、図14に示すように、タッチパネル装置は4つのセンサ部を備えてもよい。第3センサ部160及び第4センサ部162は、第1センサ部104及び第2センサ部106と同様に構成されている。例えば、2種類のLEDペンを使用し、相互にLED素子の発光波長が異なる場合、第1センサ部104及び第2センサ部106のバンドパスフィルタの波長帯域と、第3センサ部160及び第4センサ部162のバンドパスフィルタの波長帯域とが異なるように設定すれば、2種類のLEDペンを同時に使用しても、それぞれのLEDペンのタッチ位置を検出することができる。
具体的には、第1センサ部104及び第2センサ部106のバンドパスフィルタが、第1のLEDペンから放射される光を通過させ、第2のLEDペンのLED素子から放射される光を通過させないように設定する。第3センサ部160及び第4センサ部162のバンドパスフィルタが、第2のLEDペンのLED素子が放射する光を通過させ、第1のLEDペンのLED素子が放射する光を通過させないように設定する。これにより、第1のLEDペンのタッチ位置を、第1センサ部104及び第2センサ部106により検出することができ、第2のLEDペンのタッチ位置を、第3センサ部160及び第4センサ部162により検出することができる。
上記した第1〜第3の実施の形態において、導光板102の円弧状曲面130及び傾斜面140は、矩形平板の導光板の端部を切削加工することにより形成することができる。また、導光板102の円弧状曲面130及び傾斜面140は、射出成型により形成されてもよい。
上記では、導光板102をアクリル樹脂で形成する場合を説明したが、これに限定されない。光源部又はLEDペンから放射される光を、低い減衰率で伝搬させることができる材料で形成されていればよい。
上記では、一体の導光板102に円弧状曲面130又は傾斜面140を形成する場合を説明したが、これに限定されない。円弧状曲面130又は傾斜面140が形成された第1部分と、それ以外の平坦な第2部分とを、それぞれ個別に形成した後、接着剤等を用いて両者を一体に接合してもよい。アクリル樹脂(屈折率1.49)を使用する場合、接合部での屈折率の変化を抑制するために、接着剤には、例えば、アクリル樹脂系のUV硬化接着剤(屈折率1.49)を使用することが好ましい。接着剤を使用する場合、光学接合部160に気泡が形成されないように、減圧状態で接合することが好ましい。また、第1部分と第2部分との屈折率がほぼ同じであれば、第1部分と第2部分とを別の材料で形成してもよい。例えば、第1部分をアクリル樹脂で形成し、第2部分を硼珪酸ガラス(屈折率1.48)で形成し、両者をアクリル樹脂系のUV硬化接着剤で接着してもよい。このように構成すれば、大画面の表示装置にも容易に対応可能になる。
上記では、レンズ部120の光軸がセンサ124の検出部の中心を通るように、レンズ部120及びセンサ124を配置する場合を説明したが、これに限定されない。図1及び図2のように、第1センサ部104及び第2センサ部106が配置される場合、図3及び図6から分かるように、第1センサ部104のセンサ124では、導光板102のタッチ面側から見て左半分の領域で光を検出し、第2センサ部106のセンサ124では、導光板102のタッチ面側から見て右半分の領域で光を検出する。したがって、第1センサ部104のセンサ124に関しては、レンズ部120の光軸が、導光板102のタッチ面側から見て、センサ124の検出部の右側を通るように配置してもよい。第2センサ部106のセンサ124に関しては、レンズ部120の光軸が、導光板102のタッチ面側から見て、センサ124の検出部の左側を通るように配置してもよい。このように配置すれば、センサの検出部を有効に利用することができ、検出精度(解像度)を向上することができる。
また、図15に示すように、第1センサ部104を、右側に所定角度(例えば45°)回転させて配置してもよい。同様に、第2センサ部106を、左側に所定角度(例えば45°)回転させて配置してもよい。第1センサ部104を約45°回転させて配置する場合、レンズ部120の光軸がセンサ124の検出部の中心を通るように、レンズ部120及びセンサ124を配置することが好ましい。第2センサ部106を約45°回転させて配置する場合も同様である。第1センサ部104及び第2センサ部106のセンサの検出部を有効に利用するためには、レンズ部120の光軸とセンサ124の検出部との位置関係を、第1センサ部104及び第2センサ部106により検出されるべき導光板上のタッチ位置の範囲と、第1センサ部104及び第2センサ部106の位置との関係から決定することが好ましい。
なお、図15に破線180で示すように、導光板102の角部に、円弧状曲面130又は傾斜面140を形成してもよい。破線180は、円弧状曲面130が角部に形成された場合の導光板の短辺を示す。このとき、円弧状曲面130の円弧の中心角は90°以上であればよい。同様に、導光板の角部に傾斜面140を形成する場合、外側円弧142の中心角は90°以上であればよい。
導光板102に対してセンサ部を配置する位置、即ち、導光板102に円弧状曲面130又は傾斜面140を形成する位置は、導光板102の角部又はその近傍に限定されない。導光板102の長辺又は短辺の中央部分に、円弧状曲面130又は傾斜面140を形成してもよい。その場合、円弧状曲面130の円弧の中心角、又は、外側円弧142の中心角は、約180°であることが好ましい。
上記した第2の実施の形態では、第1反射板150及び第2反射板152、又は、第3反射板154及び第4反射板156を形成する場合を説明したが、これに限定されない。例えば、第1反射板150又は第3反射板154のみを形成してもよい。この場合、光が傾斜面140から、導光板102の上方に放射されることを防止することができる。また、第2反射板152又は第4反射板156のみを形成してもよい。この場合、導光板102の背面126から光が放射されることを防止することができる。
上記では、レンズ部120にfθレンズを使用する場合を説明したが、これに限定されない。光の入射角度θと、その光のセンサによる検出位置(中心からの距離Δ)とが1対1に対応するレンズであればよい。また、入射角度θと検出位置Δとの関係が非線形であってもよい。採用したレンズの特性(θ及びΔの対応関係)を、テーブル又は関数として予め記憶しておけば、検出位置Δから光の入射角度θを算出することができる。
各センサ部のレンズ部120に、アイリス(絞り機構)を備えていてもよい。アイリスを備えることにより、センサに入射する光の輪郭をより明瞭にすることができ、検出精度をさらに向上することができる。
また、センサはラインセンサに限定されない。2次元センサであってもよい。
また、光源部から放射される光の散乱光又はLEDペンから放射される光を、バックグラウンド光によるノイズレベルと区別可能なレベルで、センサにより検出可能であれば、バンドパスフィルタはなくてもよい。
上記では、LEDを内蔵したペンを例に挙げたが、ペンに内蔵される光源は、LEDの他にレーザー又は有機EL等を用いたものであってもよい。また、ペン接触時の導光板の損傷防止、ペン接触時の拡散光の生成、及び筆記時のひっかかりをなくす等の目的で、ペン先には半透明のシリコンゴム等を設けてもよい。
以下に実験結果を示し、本発明の有効性を示す。センサ部に対向する導光板102の端部の形状の違いによる散乱光の集光度の違いを確認する実験を行なった。具体的には、導光板の端部形状が、(a)加工されていない平坦な端面、(b)図3〜図4に示した円弧状曲面、又は、(c)図9に示した傾斜面(R2=0、t=0))の3種類の導光板を用意した。
CMOSセンサ及び赤外線バンドパスフィルタを備えたカメラを使用し、光源として850nmの赤外線源を使用した。LEDを導光板の表面に当接した状態で、それぞれの導光板の端部を撮像した。その結果を、図16に示す。図16の(a)〜(b)は、上記の3種類の端部形状に対応する。
図16の(a)〜(b)を比較すると、平坦な端面では、光がぼやけている。図3〜図4に示した円弧状曲面を有する端面、及び、図9に示した傾斜面を有する端面は何れも、平坦な端面よりも、光の幅が細くシャープになっている。図9に示した傾斜面を有する端面では、傾斜面の下部(「ペン先の光」を付した矢印参照)で、光の幅が細くシャープになっている。
以上、実施の形態を説明することにより本発明を説明したが、上記した実施の形態は例示であって、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、種々変更して実施することができる。
100 タッチパネル装置
102 導光板
104 第1センサ部
106 第2センサ部
108 光源部
110 LEDアレイ部
112 三角プリズム
114 センサ制御部
116 光源制御部
118 主制御部
120 レンズ部
122 バンドパスフィルタ
124 センサ
126 背面
130 円弧状曲面
132、146 軸
140 傾斜面
142 外側円弧
144、148 内側円弧
150 第1反射板
152 第2反射板
154 第3反射板
156 第4反射板
200 表示パネル
202 表示制御部
204 ホスト装置
220 指
222 LEDペン

Claims (9)

  1. 光を伝搬させる平板状の導光手段と、
    前記導光手段の表面が接触されたことにより生じる、前記導光手段を伝搬する光の散乱光、又は、前記導光手段の表面に入力手段が接触することにより、前記入力手段が発し、前記導光手段の内部に入射した光を検出する2つの検出手段と、
    前記検出手段により検出された光に関する情報に基づいて、前記導光手段上の接触された接触位置を算出する算出手段とを含み、
    2つの前記検出手段は、前記導光手段の相互に異なる端部に配置され、
    前記導光手段は、2つの前記検出手段のそれぞれに対向する端部に、前記導光手段の表面に垂直な円弧状曲面を持ち、
    2つの前記検出手段のそれぞれは、対向する前記円弧状曲面から放射される光の前記検出手段への入射角度に応じた位置情報を、前記検出手段により検出された光に関する前記情報として出力する、タッチパネル装置。
  2. 光を伝搬させる平板状の導光手段と、
    前記導光手段の表面が接触されたことにより生じる、前記導光手段を伝搬する光の散乱光、又は、前記導光手段の表面に入力手段が接触することにより、前記入力手段が発し、前記導光手段の内部に入射する光を検出する2つの検出手段と、
    前記検出手段により検出された光に関する情報に基づいて、前記導光手段上の接触された接触位置を算出する算出手段とを含み、
    2つの前記検出手段は、前記導光手段の相互に異なる端部に配置され、
    前記導光手段は、2つの前記検出手段のそれぞれに対向する端部に、中心軸が前記導光手段の前記表面に垂直である円錐面の一部を形成する形状の傾斜面を持ち、
    2つの前記検出手段のそれぞれは、対向する前記傾斜面から放射される光の前記検出手段への入射角度に応じた位置情報を、前記検出手段により検出された光に関する前記情報として出力する、タッチパネル装置。
  3. 前記傾斜面に密着させて配置された、前記導光手段の内部を伝搬する光を反射する第1の反射手段をさらに含む、請求項2に記載のタッチパネル装置。
  4. 前記導光手段の背面の、前記傾斜面に対向する部分に、密着させて配置された、前記導光手段の内部を伝搬する光を反射する第2の反射手段をさらに含む、請求項2又は3に記載のタッチパネル装置。
  5. 前記中心軸を含む平面において、前記第1の反射手段の長さは、前記傾斜面の長さの1/2である、請求項3に記載のタッチパネル装置。
  6. 前記傾斜面と前記導光手段の背面との距離が最も小さい位置に、前記傾斜面に連続して形成された、前記導光手段の表面に垂直な第2の円弧状曲面をさらに含む、請求項2に記載のタッチパネル装置。
  7. 前記傾斜面の全面に密着させて配置された、前記導光手段の内部を伝搬する光を反射する第3の反射手段をさらに含む、請求項6に記載のタッチパネル装置。
  8. 前記導光手段の背面の、前記傾斜面に対向する部分に、密着させて配置された、前記導光手段の内部を伝搬する光を反射する第4の反射手段をさらに含む、請求項6又は7に記載のタッチパネル装置。
  9. 前記中心軸を含む平面において、前記傾斜面が前記導光手段の前記表面と成す角度は、10°以上40°以下である、請求項2から8に記載のタッチパネル装置。
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