JP2016126214A - 反射型表示装置及び反射型表示装置用の前面板 - Google Patents

反射型表示装置及び反射型表示装置用の前面板 Download PDF

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竹 一 義 佐
Kazuyoshi Satake
竹 一 義 佐
本 健 秀 岸
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本 健 秀 岸
野 和 幸 日
Kazuyuki Hino
野 和 幸 日
敦 子 千吉良
Atsuko Chigira
敦 子 千吉良
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Abstract

【課題】表示特性を改善できる反射型表示装置を提供する。
【解決手段】反射型表示装置100は、透明基板10と、透明基板上に設けられ、各々が隔壁21により形成された複数の画素30,40,50と、各画素に封入され、電圧変化に応じて、隔壁に寄った状態と、画素内に広がる状態との何れかをとることが可能な着色オイル24と、各画素に対応する透明基板の内面に設けられ、着色オイルが隔壁に寄った際に着色オイルを隠す遮光層11と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、エレクトロウェッティング方式の反射型表示装置及び反射型表示装置用の前面板に関する。
近年、フラットタイプの反射型表示装置を備える電子ペーパーの開発が進められている。反射型表示装置は、周囲の光(以下、「環境光」とも言う)の反射光を制御することで、文字や画像等を表示する。このような反射型表示装置は、低消費電力である、目が疲れない、及び、直射日光下での視認性が良い等の優れた特性を有する。
反射型表示装置の表示方式の一例として、エレクトロウェッティング方式が知られている(例えば、特許文献1参照)。図12は、従来の反射型表示装置の概略構成を示す縦断面図である。図13(a),(b)は、図12の反射型表示装置を観察者側から見た平面図である。図12の断面図は、図13(a),(b)のB−B断面に対応する。
図12及び図13(a),(b)に示すように、この反射型表示装置は、マトリクス状に配列された複数の画素30,40,50を備える。画素30は、赤色に着色された着色オイル24を有し、画素40は、緑色に着色された着色オイル24を有し、画素50は、青色に着色された着色オイル24を有している。各画素30,40,50は、透明な親水性液体25も有している。
疎水性絶縁層23上の着色オイル24は、透明電極22に印加される電圧に応じて、隔壁21に寄った状態と、画素30,40,50内に広がる状態との何れかをとる。反射型表示装置は、着色オイル24が隔壁に寄った状態で環境光L10を白色基板20で反射させ、白表示を行い、着色オイル24が画素30,40,50内に広がった状態で環境光L10を着色オイル24で反射させ、着色オイル24の色に応じた表示を行う。従って、画素30,40,50毎に電圧を印加するか否か制御することにより、文字や画像等をカラー表示できる。
特開2014−178646号公報
ここで、図13(b)に示すように、例えば、赤色の画素30が赤表示され、この赤色の画素30の周囲の緑色の画素40及び青色の画素50が白表示されている場合を考える。この場合、緑色の画素40及び青色の画素50においては、緑色及び青色の着色オイル24が隔壁21に寄った状態になっているため、緑色の画素40及び青色の画素50内の着色オイル24以外の大部分の領域R1は白色に視認される。
しかしながら、図12に示すように、隔壁21に寄った緑色及び青色の着色オイル24でも環境光L20が反射されるため、赤色の画素30の周囲に、緑色又は青色の複数の微小な点が視認されることになる。従って、赤色の画素30のエッジが惚ける(霞む)ように視認されてしまう。他の色に関しても同様であり、エッジが惚けるように視認されてしまう。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、表示特性を改善できる反射型表示装置及び反射型表示装置用の前面板を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係る反射型表示装置は、
透明基板と、
前記透明基板上に設けられ、各々が隔壁により形成された複数の画素と、
前記各画素に封入され、電圧変化に応じて、前記隔壁に寄った状態と、前記画素内に広がる状態との何れかをとることが可能な着色オイルと、
前記各画素に対応する前記透明基板の内面に設けられ、前記着色オイルが前記隔壁に寄った際に前記着色オイルを隠す遮光層と、を備えることを特徴とする。
上記反射型表示装置において、
前記透明基板上の前記各画素に対応する位置に設けられた拡散層を備えてもよい。
上記反射型表示装置において、
前記拡散層は、前記透明基板及び前記遮光層を覆っていてもよい。
上記反射型表示装置において、
前記透明基板と前記隔壁との間に設けられたフォトスペーサーを備えてもよい。
上記反射型表示装置において、
前記透明基板上の前記各画素に対応する位置に設けられた着色層を備えてもよい。
上記反射型表示装置において、
前記遮光層は、積層された複数色の着色層からなってもよい。
上記反射型表示装置において、
前記透明基板上に設けられた透明電極を備えてもよい。
本発明の一実施形態に係る反射型表示装置用の前面板は、
各々が隔壁により形成された複数の画素と、
前記各画素に封入され、電圧変化に応じて、前記隔壁に寄った状態と、前記画素内に広がる状態との何れかをとることが可能な着色オイルと、を備えた反射型表示装置用の前面板であって、
前記複数の画素が設けられる透明基板と、
前記各画素に対応する前記透明基板の内面に設けられ、前記着色オイルが前記隔壁に寄った際、前記着色オイルを隠す遮光層と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、表示特性を改善できる。
第1の実施形態に係る反射型表示装置の概略構成を示す縦断面図である。 (a)は、図1の前面板のみを観察者側から見た平面図であり、(b)は、反射型表示装置を観察者側から見た平面図である。 第1の実施形態の第1の変形例に係る反射型表示装置の上面図である。 第1の実施形態の第2の変形例に係る反射型表示装置の上面図である。 第1の実施形態の第3の変形例に係る反射型表示装置から前面板を取り除いた状態の上面図である。 第2の実施形態に係る反射型表示装置の概略構成を示す縦断面図である。 第3の実施形態に係る反射型表示装置の概略構成を示す縦断面図である。 (a)は、図7の前面板のみを観察者側から見た平面図であり、(b)は、反射型表示装置を観察者側から見た平面図である。 第4の実施形態に係る反射型表示装置の概略構成を示す縦断面図である。 第5の実施形態に係る反射型表示装置の概略構成を示す縦断面図である。 第6の実施形態に係る反射型表示装置の概略構成を示す縦断面図である。 従来の反射型表示装置の概略構成を示す縦断面図である。 (a),(b)は、図12の反射型表示装置を観察者側から見た平面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、本明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
(第1の実施形態)
図1,2を参照して、エレクトロウェッティング方式の反射型表示装置100全体について説明する。この反射型表示装置100を用いて、例えば、電子ペーパーを構成することができる。
図1は、第1の実施形態に係る反射型表示装置100の概略構成を示す縦断面図である。図1に示すように、反射型表示装置100は、透明基板10と、遮光層11と、白色基板20と、隔壁21と、複数の画素30,40,50と、を備えている。このうち透明基板10と遮光層11は、反射型表示装置100用の前面板80を構成している。
図2(a)は、図1の前面板80のみを観察者側から見た平面図である。図2(b)は、反射型表示装置100を観察者側から見た平面図である。図1の断面図は、図2(a),(b)のA−A断面に対応する。
透明基板10は、最も観察者側(z方向側)に位置する。従って、観察者は、透明基板10側から反射型表示装置100を観察する。透明基板10としては、適切な強度及び透明性を有する様々な材料が用いられ、例えばガラスやポリマーなどが用いられる。
白色基板20は、透明基板10と向かい合っている。透明基板10と白色基板20との間には、所定の間隔(セルギャップ)が空けられている。白色基板20としては、透明基板10、隔壁21及び画素30,40,50を適切に支持することができ、且つ白色の様々な材料が用いられ、例えばガラスやポリマーなどが用いられる。
隔壁21は、透明基板10と白色基板20との間に設けられている。図2(b)に示すように、隔壁21は、例えばマトリックス状のパターンを有しているが、具体的なパターンは特に限定されない。隔壁21の材料としては、例えば、黒色の樹脂等が用いられる。
複数の画素30,40,50は、透明基板10と白色基板20との間、即ち透明基板10上に設けられ、各々が隔壁21により形成(画成)されている。本実施形態では、図2(b)に示すように、各画素30,40,50は、観察者側から見て、平面視で長方形になっている。
例えば、画素30は、赤色を表示可能であり、画素40は、緑色を表示可能であり、画素50は、青色を表示可能である。画素30、画素40及び画素50は、x方向に、この順に繰り返し配置されている。このように繰り返し配置された画素30,40,50の組は、y方向に複数組並んでいる。画素30,40,50の配置順は、図示する例に限らない。
各画素30,40,50は、第1透明電極22と、疎水性絶縁層23と、着色オイル24と、親水性液体25と、を有している。これらの材料としては、公知のエレクトロウェッティング方式の反射型表示装置に用いられるものを用いればよい。
第1透明電極22は、白色基板20上に設けられている。各画素20,30,40の第1透明電極22は、互いに電気的に絶縁されている。第1透明電極22の材料としては、例えば、ITOを用いることができる。
疎水性絶縁層23は、第1透明電極22上に設けられている。
着色オイル24は、疎水性絶縁層23上に設けられている。即ち、着色オイル24は、各画素30,40,50に封入されている。着色オイル24は、疎水性溶媒と着色材料とを含む。例えば、画素30の着色オイル24は赤色に着色され、画素40の着色オイル24は緑色に着色され、画素50の着色オイル24は青色に着色されている。
親水性液体25は、例えば、透明な水などの可視光を透過する液体であり、着色オイル24と透明基板10との間に充填されている。着色オイル24と親水性液体25は、互いに混じり合わない。
反射型表示装置100には、観察者側から環境光L1が入射する。反射型表示装置100は、画素30,40,50毎に環境光L1を反射させることにより文字や画像をカラー表示する。従って、反射型表示装置100は、バックライトを用いる必要がない。なお、環境光L1が弱い場合に観察者側から反射型表示装置100に光を照射するフロントライトを設けてもよい。
第1透明電極22に電圧が印加されていない時には、図1に破線で示すように、着色オイル24は疎水性絶縁層23を覆うように各画素30,40,50内に広がっている。そのため、観察者側から入射した環境光L1は着色オイル24において反射され、着色オイル24の色に応じた赤表示、緑表示又は青表示が行われる。
一方、ある画素(例えば画素30)の第1透明電極22に電圧が印加された時には、図1に実線で示すように、この画素30に対応する着色オイル24は、疎水性絶縁層23上を隔壁21側に移動し、隔壁21に寄る。そのため、この画素30の疎水性絶縁層23の大部分には親水性液体25が接するようになる。これにより、この画素30においては、入射した環境光L1の大部分は白色基板20に到達し、白色基板20で反射されて白表示が行われる。環境光L1の一部は、隔壁21に寄った着色オイル24に入射する。
このように、着色オイル24は、電圧変化に応じて、隔壁21に寄った状態と、画素30,40,50内に広がる状態との何れかをとることが可能になっている。これらの何れの状態においても、着色オイル24は、疎水性絶縁層23に接している。
遮光層11は、各画素30,40,50に対応する透明基板10の内面に設けられ、着色オイル24が隔壁21に寄った際に、この着色オイル24を隠す。本実施形態では、着色オイル24は、平面視で隔壁21が構成する長方形の所定の角部分、即ち各画素30,40,50の所定の角部分に寄る。隔壁21に寄った着色オイル24は、平面視で扇形になっている。そのため、遮光層11は、平面視で隔壁21が構成する長方形の所定の角部分、即ち各画素30,40,50の所定の角部分に扇形に設けられている。
遮光層11は、隔壁21に寄った着色オイル24からの反射光L2を遮蔽して、この反射光L2を観察者側に出射させないように構成されている。また、遮光層11は、隔壁21に寄った着色オイル24に向かう環境光L3を遮蔽するように構成されている。
遮光層11は、例えば、ブラックマトリクス層(以下、BM層と称す)として構成されている。遮光層11の材料としては、所望の遮光性を有するものであれば特に限定されないが、例えば、カーボンブラック、チタンブラック等の黒色着色材を含有する樹脂組成物等が挙げられる。この樹脂組成物に用いられる樹脂としては、例えば、アクリレート系、メタクリレート系、ポリ桂皮酸ビニル系、もしくは環化ゴム系等の反応性ビニル基を有する感光性樹脂が使用される。
遮光層11は、感光性を有する遮光層形成用塗工液を透明基板10上に塗布して、露光工程および現像工程を含むフォトリソグラフィー法によりパターニングすることによって形成できる。
このように、本実施形態によれば、着色オイル24が隔壁21に寄った際に、この着色オイル24を隠す遮光層11が設けられている。これにより、ある画素(例えば画素30)を赤表示する場合に、この画素30の周囲の白表示の画素40,50では、隔壁21に寄った着色オイル24からの反射光L2は、遮光層11で遮蔽されて観察者側に届かなくなる。従って、周囲の白表示の画素40,50において、隔壁21に寄った着色オイル24に起因した緑色又は青色の微小な点が視認されないようになる。よって、赤表示されている画素30のエッジの惚け(霞み)を抑制できる。他の画素40,50についても同様に、エッジの惚けを抑制できる。
加えて、カラー表示されている画素(例えば画素30)の周囲において、遮光層11が黒色の微小な点として視認される。これにより、カラー表示されている画素30の色のコントラストを高めることもできる。他の画素40,50についても同様に、コントラストを高めることができる。
以上から、表示特性を改善できる。
なお、着色オイル24は、黒色に着色されていてもよい。この場合には、反射型表示装置100は、白黒表示を行うことができる。隔壁21に寄った着色オイル24は一様の膜厚を有していないため、遮光層11が設けられていない場合、黒色の着色オイル24の厚い部分が暗い(濃い)黒に視認され、薄い部分が明るい(薄い)黒に視認され、この明暗起因のエッジの惚け(霞み)が生じる。これに対して、本実施形態によれば、遮光層11により、この惚け(霞み)を抑制できる。結果としてコントラストを高めることもできる。
また、着色オイル24を黒色に着色する場合、親水性液体25を赤色等に着色しても良い。この親水性液体25の着色と着色オイル24の黒色により、カラー表示することも可能である。
(第1の実施形態の変形例)
着色オイル24が寄る位置や、隔壁21に寄った時の着色オイル24の形状は、第1の実施形態の例と異なっていても良い。この場合には、以下にいくつかの例を示すように、着色オイル24が寄る位置やその形状に応じて遮光層11を設ける位置やその形状を適宜設定すればよい。
図3は、第1の実施形態の第1の変形例に係る反射型表示装置100Aの上面図である。図3に示すように、遮光層11Aは、平面視で隔壁21が構成する長方形の所定の長辺の中央付近、即ち各画素30,40,50の所定の長辺の中央付近に設けられている。遮光層11Aは、半円形である。この例では、着色オイル24は、遮光層11Aによって隠される位置に寄り、この時の着色オイル24の形は平面視で半円形である。
また、遮光層11,11Aの形状は、着色オイル24が隔壁21に寄った際に、この着色オイル24を隠すことができれば、特に限定されない。図4は、第1の実施形態の第2の変形例に係る反射型表示装置100Bの上面図である。遮光層11Bが設けられる位置は、図3と同一であり、その形状が長方形である点が、図3と異なる。
また、図示は省略するが、例えば、着色オイル24が画素30,40,50の所定の短辺の全体に沿って隔壁21に寄る場合には、遮光層11,11A,11Bの形状は、画素30,40,50の短辺側の全体を覆う長方形であってもよい。
さらに、隔壁21の形状も第1の実施形態の例と異なっていても良い。図5は、第1の実施形態の第3の変形例に係る反射型表示装置100Cから前面板80を取り除いた状態の上面図である。図5に示すように、画素30Aは、一方の長辺側に凹状部分31を有し、この長辺に向かい合う他方の長辺側に、隣接する画素40A側に突出する凸状部分32を有している。同様に、画素40Aは、一方の長辺側に凹状部分41を有し、この長辺に向かい合う他方の長辺側に、隣接する画素50A側に突出する凸状部分42を有している。同様に、画素50Aは、一方の長辺側に凹状部分51を有し、この長辺に向かい合う他方の長辺側に、隣接する画素30A側に突出する凸状部分52を有している。そして、着色オイル24は、第1透明電極22に電圧が印加された時には、凸状部分32,42,52に収まるようになっている。そのため、本変形例では、遮光層は、画素30A,40A,50Aの凸状部分32,42,52を覆うように設けられる(図示せず)。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、拡散層12を更に備える点が、第1の実施形態と異なる。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図6は、第2の実施形態に係る反射型表示装置100Dの概略構成を示す縦断面図である。図6に示すように、反射型表示装置100Dは、透明基板10上の各画素30,40,50に対応する位置に設けられた拡散層12を備える。拡散層12は、遮光層11に対応する位置には設けられていない。
透明基板10、遮光層11及び拡散層12は、反射型表示装置100D用の前面板80Aを構成している。
拡散層12の可視光の透過率は、35%以上であることが好ましく、より好ましくは60%以上であり、更に好ましくは75%以上である。
拡散層12は、透明基板10上に遮光層11を形成した後、感光性を有する拡散層形成用塗工液を透明基板10及び遮光層11上に塗布して、露光工程および現像工程を含むフォトリソグラフィー法によりパターニングすることによって形成できる。拡散層形成用塗工液を塗布する方法は特に限られず、例えば、インクジェット方式を用いても良い。
本実施形態によれば、環境光L1の反射光は拡散層12で拡散されるため、広い視野角の表示特性が得られる。また、遮光層11を設けることによる輝度の低下も改善できる。また、拡散層12は、遮光層11に対応する位置には設けられていないため、インクジェット方式による塗布であれば、拡散層12の材料の使用量を削減することができる。さらに、第1の実施形態の効果も得られる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、フォトスペーサー13を更に備える点が、第2の実施形態と異なる。以下、第2の実施形態との相違点を中心に説明する。
図7は、第3の実施形態に係る反射型表示装置100Eの概略構成を示す縦断面図である。図7に示すように、反射型表示装置100Eは、透明基板10と隔壁21との間に設けられた複数のフォトスペーサー13を備える。つまり、透明基板10は、複数のフォトスペーサー13によって支持されている。
透明基板10、遮光層11、拡散層12及びフォトスペーサー13は、反射型表示装置100E用の前面板80Bを構成している。
図8(a)は、図7の前面板80Bのみを観察者側から見た平面図である。図8(b)は、反射型表示装置100Eを観察者側から見た平面図である。図7の断面図は、図8(a),(b)のA−A断面に対応する。
図8(a),(b)に示すように、フォトスペーサー13は、例えば円柱状であり、隣り合うフォトスペーサー13,13の間に間隔を空けて設けられている。従って、フォトスペーサー13が設けられていない位置においては、隣り合う画素の親水性液体25が充填される領域は連続している。これにより、反射型表示装置100Eを製造する際に、前面板80Bと、白色基板20と、隔壁21と、第1透明電極22と、疎水性絶縁層23と、着色オイル24とを組み立てた後で、各画素30,40,50内に親水性液体25を充填することができる。よって、製造が容易である。
フォトスペーサー13を設ける位置は、図示する例に限らず、適切に透明基板10を支持できる位置であればよい。
本実施形態によれば、隔壁21の高さが不足する場合であっても、フォトスペーサー13によって所望のセルギャップを得ることができる。また、フォトスペーサー13の高さを調整することによって、セルギャップを容易に調整することができる。また、第2の実施形態の効果も得られる。
なお、拡散層12を設けなくてもよい。
(第4の実施形態)
第4の実施形態では、拡散層12Aがパターニングされていない点が、第3の実施形態と異なる。以下、第3の実施形態との相違点を中心に説明する。
図9は、第4の実施形態に係る反射型表示装置100Fの概略構成を示す縦断面図である。図9に示すように、拡散層12Aは、透明基板10及び遮光層11を覆っている。
透明基板10、遮光層11、拡散層12A及びフォトスペーサー13は、反射型表示装置100F用の前面板80Cを構成している。
拡散層12Aは、透明基板10上に遮光層11を形成した後、拡散層形成用塗工液を透明基板10及び遮光層11上に塗布して、これを硬化させることによって形成できる。
このように、本実施形態によれば、拡散層12Aをパターニングする必要がないため、容易且つ安価に製造できる。また、第3の実施形態の効果も得られる。
なお、フォトスペーサー13を設けなくてもよい。
(第5の実施形態)
第5の実施形態では、着色層60と第2透明電極27とを更に備える点が、第3の実施形態と異なる。以下、第3の実施形態との相違点を中心に説明する。
図10は、第5の実施形態に係る反射型表示装置100Gの概略構成を示す縦断面図である。図10に示すように、反射型表示装置100Gは、着色層60と、第2透明電極27と、を更に備える。
着色層60は、透明基板10上の各画素30,40,50に対応する位置に設けられている。着色層60は、画素30に対応する赤色着色層61と、画素40に対応する緑色着色層62と、画素50に対応する青色着色層63と、を有する。赤色着色層61は、赤色光を透過させ、緑色着色層62は、緑色光を透過させ、青色着色層63は、青色光を透過させる。つまり、着色層60は、カラーフィルタを構成している。
拡散層12は、着色層60を覆っている。拡散層12は、遮光層11に対応する位置には設けられていない。
第2透明電極27は、透明基板10上に設けられている。具体的には、第2透明電極27は、遮光層11及び拡散層12を覆っている。各画素30,40,50の第2透明電極27は、フォトスペーサー13が設けられていない領域で互いに接続されている。つまり、第2透明電極27は、一体的に形成され、共通電極として機能する。この場合、ある画素の第1透明電極22と第2透明電極27との間に電圧が印加された時に、この画素の着色オイル24は、隔壁21に寄る。
透明基板10、遮光層11、拡散層12、フォトスペーサー13、着色層60、及び、第2透明電極27は、反射型表示装置100G用の前面板80Dを構成している。
赤色着色層61、緑色着色層62及び青色着色層63のそれぞれは、感光性を有する着色層用材料を、露光工程および現像工程を含むフォトリソグラフィー法によりパターニングすることによって形成される層である。
着色層60を構成する着色層用材料は、各色の顔料や染料および分散剤を含む顔料分散体、光開始剤、ポリマーやモノマーを含むクリア剤、および界面活性剤などを含んでいる。このうち光開始剤は、光を照射されることによりラジカル成分を発生するものである。またクリア剤には、光開始剤によって発生されたラジカルにより重合反応を起こして硬化する成分と、その後の現像により未露光部が溶解可能となる成分とが少なくとも含まれている。
本実施形態によれば、環境光L1の反射光は、着色層60を透過するので、色再現性を高めることができる。また、第3の実施形態の効果も得られる。
なお、第2透明電極27は設けなくてもよい。また、色再現性が十分であれば、着色層60は設けなくてもよい。また、拡散層12として、第4の実施形態の拡散層12Aを設けてもよい。
さらに、第1の実施形態の構成に、着色層60と第2透明電極27との少なくとも何れかを設けてもよい。
また、第2の実施形態の構成に、着色層60と第2透明電極27との少なくとも何れかを設けてもよい。
(第6の実施形態)
第6の実施形態では、遮光層11Cは積層された着色層60からなる点が、第5の実施形態と異なる。以下、第5の実施形態との相違点を中心に説明する。
図11は、第6の実施形態に係る反射型表示装置100Hの概略構成を示す縦断面図である。図11に示すように、遮光層11Cは、積層された複数色の着色層60及び拡散層12からなる。遮光層11Cにおいては、透明基板10側から、赤色着色層61、緑色着色層62、青色着色層63及び拡散層12がこの順に積層されている。着色層60の積層順序は、これに限らない。
透明基板10、遮光層11C、拡散層12、着色層60、及び、第2透明電極27は、反射型表示装置100H用の前面板80Eを構成している。
複数色の着色層60を積層することにより、可視光の透過率を低減させることができるので、第5の実施形態と同様に、隔壁21に寄った着色オイル24からの反射光L2は、遮光層11Cで遮蔽されて観察者側に届かなくなる。
また、着色層60及び拡散層12の積層数を調整することにより、遮光層11Cの厚みを調整することができる。従って、遮光層11Cにフォトスペーサー13の機能も持たせることができ、セルギャップを容易に調整することができる。
このような前面板80Eは、例えば、次のように形成できる。まず、透明基板10上の画素30に対応する領域と、遮光層11Cを形成する領域とに赤色着色層61を形成する。次に、透明基板10上の画素40に対応する領域と、遮光層11Cを形成する領域の赤色着色層61上とに、緑色着色層62を形成する。次に、透明基板10上の画素50に対応する領域と、遮光層11Cを形成する領域の緑色着色層62上とに、青色着色層63を形成する。次に、着色層60上に拡散層12を形成する。次に、拡散層12上に第2透明電極27を形成する。
このように、本実施形態によれば、BM層によって遮光層11Cを形成する必要がなく、着色層60の形成工程を利用して遮光層11Cを形成できるので、材料や製造工程を削減できる。従って、前面板80E及び反射型表示装置100Hを安価に製造できる。また、第5の実施形態の効果も得られる。
なお、第2透明電極27と拡散層12の少なくとも何れかは設けなくてもよい。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10 透明基板
11,11A〜11C 遮光層
12,12A 拡散層
13 フォトスペーサー
20 白色基板
21 隔壁
22 第1透明電極
23 疎水性絶縁層
24 着色オイル
25 親水性液体
27 第2透明電極
30,30A,40,40A,50,50A 画素
60 着色層
61 赤色着色層
62 緑色着色層
63 青色着色層
80,80A〜80E 前面板
100,100A〜100H 反射型表示装置

Claims (8)

  1. 透明基板と、
    前記透明基板上に設けられ、各々が隔壁により形成された複数の画素と、
    前記各画素に封入され、電圧変化に応じて、前記隔壁に寄った状態と、前記画素内に広がる状態との何れかをとることが可能な着色オイルと、
    前記各画素に対応する前記透明基板の内面に設けられ、前記着色オイルが前記隔壁に寄った際に前記着色オイルを隠す遮光層と、を備えることを特徴とする反射型表示装置。
  2. 前記透明基板上の前記各画素に対応する位置に設けられた拡散層を備える、ことを特徴とする請求項1に記載の反射型表示装置。
  3. 前記拡散層は、前記透明基板及び前記遮光層を覆っている、ことを特徴とする請求項2に記載の反射型表示装置。
  4. 前記透明基板と前記隔壁との間に設けられたフォトスペーサーを備える、ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の反射型表示装置。
  5. 前記透明基板上の前記各画素に対応する位置に設けられた着色層を備える、ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の反射型表示装置。
  6. 前記遮光層は、積層された複数色の着色層からなる、ことを特徴とする請求項5に記載の反射型表示装置。
  7. 前記透明基板上に設けられた透明電極を備える、ことを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載の反射型表示装置。
  8. 各々が隔壁により形成された複数の画素と、前記各画素に封入され、電圧変化に応じて、前記隔壁に寄った状態と前記画素内に広がる状態との何れかをとることが可能な着色オイルと、を備えた反射型表示装置用の前面板であって、
    前記複数の画素が設けられる透明基板と、
    前記各画素に対応する前記透明基板の内面に設けられ、前記着色オイルが前記隔壁に寄った際、前記着色オイルを隠す遮光層と、を備えることを特徴とする反射型表示装置用の前面板。
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JP2020503571A (ja) * 2017-01-17 2020-01-30 華南師範大学South China Normal University 自己支持エレクトロウェッティング表示素子及びその製造方法

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