JP2016125653A - 単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用鋼管および単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用スクロール鋼管の構造およびcftおよびその他 - Google Patents

単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用鋼管および単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用スクロール鋼管の構造およびcftおよびその他 Download PDF

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Abstract

【課題】 管内に複数の中空部を有する内面多分割鋼管であり、内部隔壁部ならびに外管部と一体成形された単一単品形状を成し、且つ、外形寸法ならびに管体肉厚が管軸方向全長にわたり部分的に増減する単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用鋼管が無いのでその新たな構造を課題とする。【解決手段】本発明の単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用鋼管の構造および単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用中空部スクロール鋼管の構造および単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用鋼管の構造および単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用曲り管N鋼管の構造および単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用鋼管を用いた鉄骨造建造物の構造を解決の手段とする。【選択図】図1

Description

本発明は、構造用鋼管として適用される管内に複数の中空部を有する内面多分割鋼管であり、内部隔壁部ならびに外管部と一体成形された単一単品形状を成し、且つ、外形寸法ならびに管体肉厚が管軸方向全長にわたり部分的に増減する単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用鋼管の構造に関する。ならびに、CFTの構造用鋼管および鋼板の構造に関する。ならびに、復水器等や熱交換機に用いる熱交換用単一単品の中空構造用鋼板に関する。ならびに、土木作業用ケーシングの構造に関する。ならびに、曲がり管Nに関する。ならびに、熱交換や復水の新規な構造に関する。ならびに、工業加熱炉の新規な構造に関する。その他種々を含む。
以下の説明において、「内部隔壁部」とは、管内部を複数の中空部に分割する外管部と連続されている壁である。「外管部」とは、管の外表面より内部中空部に至る管体の肉厚のある部分である。「管体肉厚」とは、外管部の肉厚である。「内部隔壁肉厚」とは、内部隔壁部の肉厚である。「CFT」とは、コンクリート充填鋼管構造である。「構造用中空部スクロール鋼管」とは、管軸方向全長にわたり複数の中空部軸が管軸の周りをスクロールしている鋼管である。「曲がり管N」とは、複数の直管部と複数の曲り部より構成された単一単品の管である。Nは、曲り部の回数を表す数値であり代表としてNを使用してある。
「偏肉厚構造用鋼管」とは、管軸方向あるいは管軸に直交あるいは交差する断面方向の双方あるいは一方で管体肉厚あるいは内部隔壁肉厚の数値が変わる部分を有する構造用鋼管である。「中空構造用鋼板」とは、肉厚な構造用鋼板の内部全長を貫通する複数の中空部を有し単一単品の構造鋼板である。
種々の工業現場に便利に利用できる特許文献1および特許文献2において、単一単品の配管部材である曲がり管Nが各種提案されている。また、特許文献3において、小型復水装置が提案されている。特許文献4において、曲がり管Nの説明がしてある。
特開2014−9886号公報 特開2014−24850号公報 特開2014−20737号公報 特開2014−177508号公報
本発明は、構造用鋼管として適用される管内に複数の中空部を有する内面多分割鋼管であり、内部隔壁部ならびに外管部と一体成形された単一単品形状を成し、且つ、外形寸法ならびに管体肉厚が管軸方向全長にわたり部分的に増減する単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用鋼管が無いのでその新たな構造を課題とする。ならびに、CFTの構造用鋼管および鋼板の新たな構造を課題とする。ならびに、復水器等や熱交換機に用いる熱交換用単一単品の中空構造用鋼板の新たな構造を課題とする。ならびに、土木作業用ケーシングの新たな構造を課題とする。曲がり管Nにおいて、内面多分割構造用鋼管の新たな構造を課題とする。ならびに、熱交換や復水器に使用する新規な構造を課題とする。工業加熱炉の新規な構造を課題とする。
本発明の単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用鋼管の構造および単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用中空部スクロール鋼管の構造および単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用鋼管の構造および単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用曲り管N鋼管の構造および単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用鋼管を用いた鉄骨造建造物の構造を解決の手段とする。
単一単品の中空構造用鋼板の構造および熱交換用単一単品の中空構造用鋼板の構造および橋脚用保護鋼板の構造および土木作業用ケーシングの構造を解決の手段とする。
本発明の単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用鋼管は、スクロール鋼管等の各種鋼管に変化し新たな構造を創り出している。また、単一単品の中空構造用鋼板も同様に各種の新たな構造を創り出している。
本図は単一単品図であり、本発明の外形寸法ならびに管体肉厚が管軸方向全長にわたり部分的に増減する単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用鋼管の正面図および平面図および側面図である。管の両端側に偏肉部を有する。 図1の各部断面図である。 本図は単一単品図であり、図1の管の片端に偏肉部を有する場合の正面図および平面図および側面図である。 図3の各部断面図である。 本図は単一単品図であり、本発明の単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用中空部スクロール鋼管の正面図および平面図および側面図である。 図6の各部断面図である。 本図は単一単品図であり、本発明の外形寸法ならびに管体肉厚が管軸方向全長にわたり部分的に増減し、且つ、管軸に交差する断面方向においても外形寸法ならびに管体肉厚が部分的に増減する単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用鋼管の正面図および平面図および側面図である。 図7の各部断面図である。 本図は単一単品図であり、本発明の外形寸法ならびに管体肉厚が管軸方向全長にわたり部分的に増減し、且つ、管軸に交差する断面方向においても外形寸法ならびに管体肉厚が部分的に増減する単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用鋼管の正面図および平面図および側面図である。但し、断面的に偏心していない肉厚の場合。 図9の各部断面図である。 各種中空部の代表的な断面図である。(ネ)は、2つの矩形状の中空部であり、全体は角筒柱の形状 (ノ)は、2つの半円状の中空部であり、全体は円筒柱の形状 (ハ)は、4つの矩形状の中空部であり、全体は角筒柱の形状 (ヒ)は、4つの半円の2分の1半円状の中空部であり、全体は円筒柱の形状 (フ)は、2つの2分の1横長な楕円状の中空部であり、楕円筒柱の形状 (ホ)は、2つの2分の1縦長な楕円状の中空部であり、楕円筒柱の形状 (マ)は、4つの長方形状の中空部であり、全体は長方角筒柱の形状 (ミ)は、4つの4分の1横長な楕円状の中空部であり、楕円筒柱の形状 本図は単一単品図であり、単一単品の中空構造用鋼板の各種断面図である。(ム)は、円状の中空部であり、全体は円筒柱を4分割の形状 (メ)は、矩形状の中空部であり、全体は円筒柱を8分割の形状 (モ)は、円状の中空部であり、全体は厚板鋼板の形状 (ヤ)は、矩形状の中空部であり、全体は厚板鋼板の形状 図12(ム)の鋼板長さL1およびL2およびL3を各段積み上げ、大きな円筒状に組み上げた全体の正面図および平面図である。 図12の(ム)および(モ)の鋼板長さL4およびL5を各段積み上げ、大きな長円筒状に組み上げた全体の正面図および平面図および側面図である。 図13のA−A断面図である。 図14のB−B断面図である。 図1の立体図である。また、単一単品である。 CFTに利用した図17の単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用鋼管の実施全体立体図である。 単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用曲り管N鋼管の各種実施立体図である。(ラ)は、N=1の曲がり管Nであり中空部は図11(ノ)の形状 (り)は、N=4の曲がり管Nであり中空部は図11(ノ)の形状 (ル)は、N=6の曲がり管Nであり中空部は図11(ノ)の形状 本図は単一単品図であり、単一単品の中空構造用鋼板の中空部以外に中空部と交差する方向に複数の穴あけ加工を施した熱交換用単一単品の中空構造用鋼板の立体図でおる。 熱交換用単一単品の中空構造用鋼板を高圧復水室と低圧復水室の隔壁に配備し復水を助長させる復水構造ならびに設備に組み込まれた原子力発電設備の復水設備の構造図
各種の長さおよび厚みおよび大きさならびに各種強度の数値や材質についての明示は特に本発明では重要性を持たないので記載しない。全体の構造がどのようになっているのかという観点についての出願である事が理由である。例えば、耐腐食が必要なら適した材質を選択する、曲げ荷重や剪断荷重や圧縮荷重については、各応力に耐える各部の厚みや各部の寸法を検討し適切な数値を選択すれば良い。また、被覆についても同様である。管外表面および中空部の被覆を樹脂塗布やガラスコーチング等の処理を行えば適切になる。
製造について、本発明の各種単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用鋼管は、外形寸法を大きく、また、各部の厚みが厚い管を素管と製造し、この素管を熱間あるいは冷間において管の両端を掴み伸ばす加工をすると外形寸法の小さな管が出来上がる。内面多分割管の出願案件の実施例に挙げられている口径の細管も製造可能と考察出来る。また、偏肉厚を曲がり部になる部分に肉厚補強した素管を熱間あるいは冷間において曲げ加工を行うと曲がり管Nの様になる。管軸方向および管軸に直交あるいは交差する断面においても偏肉厚部が創れるので、多彩な管種ならびに多彩な素管を製造出来る。
特許文献1および特許文献2あるいはそれに従属する各種の単一単品の配管部材および鋼管および樹脂管の製造法で、前記素管を製造する。
図1は、本発明の特徴を明確に表した図面である。図2の断面図と合わせて説明すると、管内部に複数の中空部を有する内面多分割管であり、内部隔壁部ならびに外管部と一体成形された単一単品形状を成し、且つ、外形寸法ならびに管体肉厚が管軸方向全長にわたり部分的に増減する構造をしている。正面図で管の左端は、(サ)の断面図より外形寸法はD10であり管体肉厚さT10となっている。この状態を維持しつつ管軸を右方向に進むと徐々に減じ管体肉厚さT12および外形寸法はD11となり、(シ)の断面図となる。より管軸を右方向に進むと、反対に寸法の増加があり(サ)の断面になる。この構造特徴を、内部に複数の中空部を有する内面多分割管であり、内部隔壁部ならびに外管部と一体成形された単一単品形状を成し、且つ、外形寸法ならびに管体肉厚が管軸方向全長にわたり部分的に増減する単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用鋼管の構造と纏めた。
図3は、および図4は上記の偏肉厚が管の片端のみの場合を図示した。容易に考察出来るので特に説明を加える必要も無い。
図5は、本発明の単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用中空部スクロール鋼管の正面図および平面図および側面図である。図6は、各部断面図である。最初に図6より黒いドットマークを管左側で下方にマーキングした。(ソ)では下方にあるドットマークが管軸を右方向に進むと、略中央部の(タ)では右45度下方に移動している。より管軸を右方向に進むと、(チ)では、右横の略水平に移動している。実施例の図5では、管左端より管右側に至る間に内部中空部は管軸と同一距離を保持しつつ複数の中空部軸が管軸の周りをスクロールしている。図面では管全長で90度のスクロールであり、他の角度でも何の支障はない。
次に、外形寸法ならびに管体肉厚が、管軸方向全長にわたり部分的に増減し、且つ、管軸に交差する断面方向においても外形寸法ならびに管体肉厚が部分的に増減している。図5の正面図と左側面図を見ると容易に察する事が出来る。ここで、管体肉厚増加偏肉厚さT15および管体肉厚増加偏肉厚さT16を比較すると、T15がT16より寸法が大きい。つまり、管体肉厚さは管の下方に薄く上方向に徐々に厚くなり上方で最大になっている。この偏肉形状はT16が最も薄い側を曲げの内側とし、図5の正面図では左端および右端をそれぞれ熱間あるいは冷間の曲げ加工で下方に「への字」になるように曲げ加工を行う。曲がり管NにおいてN=1のスクロールを伴う曲がり管Nを製造出来る。
この構造特徴を、管内部に複数の中空部を有する内面多分割管であり、内部隔壁部ならびに外管部と一体成形された単一単品形状を成し、且つ、外形寸法ならびに管体肉厚が管軸方向全長にわたり部分的に増減し、且つ、管軸に交差する断面方向においても外形寸法ならびに管体肉厚が部分的に増減しながら複数の中空部軸が管軸の周りをスクロールする単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用中空部スクロール鋼管の構造と纏めた。
図7は、本発明の外形寸法ならびに管体肉厚が管軸方向全長にわたり部分的に増減し、且つ、管軸に交差する断面方向においても外形寸法ならびに管体肉厚が部分的に増減する単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用鋼管の正面図および平面図および側面図である。図8は、図7の各部断面図である。図5のスクロールのない場合を図示しているので詳しい説明は省く。
この構造特徴を、管内部に複数の中空部を有する内面多分割管であり、内部隔壁部ならびに外管部と一体成形された単一単品形状を成し、且つ、外形寸法ならびに管体肉厚が管軸方向全長にわたり部分的に増減し、且つ、管軸に交差する断面方向においても外形寸法ならびに管体肉厚が部分的に増減する単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用鋼管の構造と纏めた。
図9は、本発明の外形寸法ならびに管体肉厚が管軸方向全長にわたり部分的に増減し、且つ、管軸に交差する断面方向においても外形寸法ならびに管体肉厚が部分的に増減する単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用鋼管の正面図および平面図および側面図である。但し、断面的に対象の場合を図示している。図10は、図9の各部断面図である。図9の正面図の略中ほどに施された偏肉部は略対称ある。
略対称とは、製造上の寸法精度や製造誤差により若干歪になる事が考察出来る事が理由である。図1より図10まで全体について同様である。
図1より図10までの全てにおいて、偏肉部は管軸全長にわたり部分的に1か所を図示してあるが、複数個所であっても何の支障が無い。曲がり管NでNの数値が大きくなっても同様に支障は現れない。また、中空部は4個の場合を例に取り上げている。
図11は、各種中空部の代表的な断面図を図示している。(ネ)は、2つの矩形状の中空部であり、管全体は角筒柱の形状をしている。(ノ)は、2つの半円状の中空部であり、管全体は円筒柱の形状をしている。(ハ)は、4つの矩形状の中空部であり、管全体は角筒柱の形状をしている。(ヒ)は、4つの半円の2分の1半円状の中空部であり、管全体は円筒柱の形状をしている。(フ)は、2つの2分の1横長な楕円状の中空部であり、管全体は楕円筒柱の形状をしている。(ホ)は、2つの2分の1縦長な楕円状の中空部であり、管全体は楕円筒柱の形状をしている。(マ)は、4つの長方形状の中空部であり、管全体は長方角筒柱の形状をしている。(ミ)は、4つの4分の1横長な楕円状の中空部であり、管全体は楕円筒柱の形状をしている。中空断面は矩形や半円および楕円以外にも角を面取りした三角形状や多角形でも良い。また、個数については2つ以上の複数で支障はない。
図12は、単一単品の中空構造用鋼板の各種断面図である。(ム)は、円状の中空部であり、全体は円筒柱を4分割の形状を表している。(メ)は、矩形状の中空部であり、全体は円筒柱を8分割の形状を表している。(モ)は、円状の中空部であり、全体は厚板鋼板の形状を表している。(ヤ)は、矩形状の中空部であり、全体は厚板鋼板の形状を表している。以上の断面より、本発明の肉厚な構造用鋼板の内部全長を貫通する複数の中空部を有する単一単品の中空構造用鋼板の構造とする事が出来る。鋼板の厚みや中空部の間隔および個数は自由である。また、中空部の断面は円形および矩形以外に楕円や長円や角の面取りした三角形あるいは多角形も良い、またその他の角の無い形状も可能である。中を通過する冷却水等の流体係数や冷却水との熱の伝達を考慮すると各種のものが創造される。また、本鋼板の長手の長さは製造出来る範囲であれば良い。
寸法や材質や各種応力等の数値については、発明を実施するための形態の最初の断り書きに準ずる。
図13は、図12(ム)の鋼板長さL1およびL2およびL3を各段積み上げ、大きな円筒状に組み上げた全体の正面図および平面図を図示してある。40は断面形状(ム)を有する鋼板で各段の長さがL1、L2、L3の単一単品の中空構造用鋼板の本体であり、49は中空部軸である。図14は、図12の(ム)および(モ)の鋼板長さL4およびL5を各段積み上げ、大きな長円筒状に組み上げた全体の正面図および平面図および側面図を図示してある。40は断面形状(ム)を有する鋼板で各段の長さがL4、L5の単一単品の中空構造用鋼板の本体であり、41は、断面形状(モ)を有する鋼板長さL4、L5の単一単品の中空構造用鋼板の本体である。図15は、図13のA−A断面図である。図16は、図14のB−B断面図である。
このように大きく組み上げたのは、単一単品の中空構造用鋼板を組合せた土木作業用ケーシングとして用いる事が出来る。利点は、中空部を上下の各種連絡孔として用いる。例えば、一つの中空部の内壁面に中空部に達する穴あけ加工を行いケーシング下方で作業している作業員に空気を送風する送風管路として用いる。その他、同様に穴あけ加工し、排気管路として用いる。排水管路でも何でも適応出来る。然るに、ケーシング内部に余分なホースやダクトや電線等も上下に垂らさなくても良くなる利点があり、作業員の作業を妨げる障害物をケーシング内部より無くす事が出来る。中空部が塞がった緊急時を考慮し、各種の予備通路になるものは必要である。以上の事より、中空部を送風管路ならびに排水管路および排気管路に用いた土木用ケーシングの構造と纏める事が出来る。大きな円筒状でも長円上でも同様であり、容易に想像出来るので図示はしていない。
次に、単一単品の中空構造用鋼板を組合せた橋脚用保護鋼板の構造について、河川の中に構築される橋脚の洪水時等の流されてくる木々や土砂が衝突して橋脚を破損させる防護策として、既設橋脚に巻き付ける。また、大きな橋脚のCFT構造に用いる鉄骨柱としての利用法もある。以上の様に、橋脚用保護鋼板の構造ならびにCFT用鋼板柱の構造となり得る。
図17は、図1の立体図である。20は、単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用鋼管の本体である。21は、内部中空部である。図18は、CFTに利用した図17の単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用鋼管の実施全体立体図である。25は充填コンクリートの配筋される主鉄筋である。26は、構造物の柱に接続する各種の梁を表している。この様に、単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用鋼管をCFT(コンクリート充填鋼管構造)の鉄骨柱として用いたCFTの構造である。既存のCFTでは、コンクリート充填用の穴を設けた内部スチフナを柱の内部に配備するのが通常であるが、本発明の単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用鋼管においては、梁が接続する部分の管体肉厚を厚く出来る上に、図2の断面をみると内部隔壁が梁より加わる面の力を他の柱面に伝える効果も考察できるので、内部スチフナを省略出来る可能性も考えられる。ならびに、内部中空部の個数も増やせる以外に内部隔壁肉厚も厚く出来るので口径の大きな柱にも適応し、ケーシング等にと同様に単一単品の中空構造用鋼板を組合せるとより大口径の柱にも適応する。
CFTに用いる鉄骨柱以外に、通常の鉄骨構造の建築物の柱あるいは梁としての利用も可能な単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用鋼管である。
図19は、単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用曲り管N鋼管の各種実施立体図である。(ラ)は、N=1の曲がり管Nであり中空部は図11(ノ)の形状を使用している。(り)は、N=4の曲がり管Nであり中空部は図11(ノ)の形状を使用している。(ル)は、N=6の曲がり管Nであり中空部は図11(ノ)の形状を使用している。中空部の形状は他の形状でも良い。
図20は、単一単品の中空構造用鋼板の中空部以外に中空部と交差する方向に複数の穴あけ加工を施した熱交換用単一単品の中空構造用鋼板の立体図である。70は、単一単品の中空構造用鋼板の本体である。71は、内部中空部に流入する冷却水である。72は、複数の穴あけ加工した冷却すべき流体の通路である。73は、内部中空部である。74は、冷却されるべき流体の流入方向であり高圧高温側である。75は、冷却された流体の流出方向であり低圧低温側である。
図21は、熱交換用単一単品の中空構造用鋼板を高圧復水室と低圧復水室の隔壁に配備し復水を助長させる復水構造ならびに設備に組み込まれた発電設備の復水設備の構造図である。80は、タービン室連絡遮断バルブであり、発電設備の発電タービン室の高温高圧蒸気が復水室に取り込まれる開閉遮断バルブである。81は、高圧側安全バルブであり、復水高圧室が安全圧力を超える場合に圧力解放のバルブである。82は、減圧ポンプあるいは送風機遮断バルブであり、86の復水低圧室の圧力を下げる為に低圧室の復水しなかった蒸気を送り出すポンプや送風機である。83は、復水ポンプ遮断バルブ84の復水送水ポンプの開閉遮断バルブである。84は、復水送水ポンプ86の復水を送り出すポンプである。85は、減圧ポンプあるいは送風機である。86は、復水低圧室である。87は、復水高圧室である。88は、冷却用曲がり管N(N=3)であり、冷却水が流入および流出して87および88の蒸気を冷却する冷却管である。図19の(ラ)および(リ)を参照の事。内部隔壁が有るので、管の外表面のみでなく内部隔壁の肉厚部を伝い管内の冷却水に熱を伝える事が考察出来る。
工業プラントの工業バーナー加熱炉への利用可能性を模索する。加熱炉内の過熱管の代替として、本発明の熱交換用単一単品の中空構造用鋼板を使用する手段を考察する。図20を使い説明する。図20において、70は単一単品の中空構造用鋼板の本体である。71は加熱されるべき媒体の流入である。73の内部中空部を通過する事により媒体は加熱されて70本体より流出する。上下方向が逆になるが、74は高温燃焼ガス側であり、工業バーナーの燃焼により発生した高温燃焼ガスが72の複数の穴あけ加工した通路を通過する事により71の媒体に熱を伝達する。75は煙突側の低温側である。この利用法を纏めると、熱交換用単一単品の中空構造用鋼板を加熱炉内において、加熱バーナー配備側である高温側と煙突配備側である低温側との隔壁に配備した工業プラントの加熱構造となる。
その他の産業上の利用可能性としては、図20において、74をLNGならびに75をNGとし、74を海水にするとLNG気化装置となる可能性がある。纏めると、肉厚な構造用鋼板の内部全長を貫通する複数の中空部を有する単一単品の中空構造用鋼板の中空部以外に中空部と交差する方向に複数の穴あけ加工を施した熱交換用単一単品の中空構造用鋼板を配備したLNG気化装置の構造となる。その他の利用可能性では、図1および図3および図5および図7ならびに図9は、熱間あるいは冷間の加工用の素管となり得る利点も考察できる。また、図5において、偏肉部を上下左右対称に製造し、軸流ポンプや艦船のスクリューへの応用も考察できる。その他、機械および土木あるいは建築への利用可能性は無限に拡がる。
T10 管体肉厚さT10
T11 内部隔壁肉厚さT11
T12 管体肉厚さT12
T15 管体肉厚増加偏肉厚さT15
T16 管体肉厚増加偏肉厚さT16
D10 管の外径寸法D10
D11 管の外径寸法D11
L1 鋼板長さL1
L2 鋼板長さL2
L3 鋼板長さL3
L4 鋼板長さL4
L5 鋼板長さL5
20 単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用鋼管の本体
21 内部中空部
25 主鉄筋
26 構造物の柱に接続する各種の梁
40 断面形状(ム)を有する鋼板長さL1、L2、L3の単一単品の中空構造用鋼板 の本体
41 断面形状(モ)を有する鋼板長さL1、L2、L3の単一単品の中空構造用鋼板 の本体
49 中空部軸49
70 単一単品の中空構造用鋼板の本体
71 内部中空部に流入する冷却水
72 複数の穴あけ加工した冷却すべき流体の通路
73 内部中空部
74 冷却されるべき流体の流入方向であり高圧高温側
75 冷却された流体の流出方向であり低圧低温側
80 タービン室連絡遮断バルブ
81 高圧側安全バルブ
82 減圧ポンプあるいは送風機遮断バルブ
83 復水ポンプ遮断バルブ
84 復水送水ポンプ
85 減圧ポンプあるいは送風機
86 復水低圧室
87 復水高圧室
88 冷却用曲がり管N(N=3)
105 中空部軸105
106 中空部軸106

Claims (15)

  1. 管内部に複数の中空部を有する内面多分割管であり、内部隔壁部ならびに外管部と一体成形された単一単品形状を成し、且つ、外形寸法ならびに管体肉厚が管軸方向全長にわたり部分的に増減する単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用鋼管の構造
  2. 管内部に複数の中空部を有する内面多分割管であり、内部隔壁部ならびに外管部と一体成形された単一単品形状を成し、且つ、外形寸法ならびに管体肉厚が管軸方向全長にわたり部分的に増減し、且つ、管軸に交差する断面方向においても外形寸法ならびに管体肉厚が部分的に増減しながら複数の中空部軸が管軸の周りをスクロールする単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用中空部スクロール鋼管の構造
  3. 管内部に複数の中空部を有する内面多分割管であり、内部隔壁部ならびに外管部と一体成形された単一単品形状を成し、且つ、外形寸法ならびに管体肉厚が管軸方向全長にわたり部分的に増減し、且つ、管軸に交差する断面方向においても外形寸法ならびに管体肉厚が部分的に増減する単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用鋼管の構造
  4. 肉厚な構造用鋼板の内部全長を貫通する複数の中空部を有する単一単品の中空構造用鋼板の構造
  5. 管内部に複数の中空部を有する内面多分割管であり、内部隔壁部ならびに外管部と一体成形された単一単品形状を成し、且つ、複数の曲り部と直管部により構成された曲り部に偏肉厚の肉盛りを有する単一単品の曲り管Nである単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用曲り管N鋼管の構造
  6. 請求項4に適合する単一単品の中空構造用鋼板の中空部以外に中空部と交差する方向に複数の穴あけ加工を施した熱交換用単一単品の中空構造用鋼板の構造
  7. 請求項6に適合する熱交換用単一単品の中空構造用鋼板を高圧復水室と低圧復水室の隔壁に配備し復水を助長させる復水構造ならびに設備に組み込まれた発電設備の構造
  8. 請求項6に適合する熱交換用単一単品の中空構造用鋼板を加熱炉内において、加熱バーナー配備側である高温側と煙突配備側である低温側との隔壁に配備した工業プラントの加熱構造
  9. 請求項4に適合する単一単品の中空構造用鋼板の中空部以外に中空部と交差する方向に複数の穴あけ加工を施した熱交換用単一単品の中空構造用鋼板を配備したLNG気化装置の構造
  10. 請求項1に適合する単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用鋼管をCFT(コンクリート充填鋼管構造)に用いたCFTの構造
  11. 請求項1に適合する単一単品の継目無内面多分割偏肉厚構造用鋼管を用いた鉄骨造建造物の構造
  12. 請求項4に適合する単一単品の中空構造用鋼板を組合せた土木作業用ケーシングの構造
  13. 請求項11において、中空部を送風管路ならびに排水管路および排気管路に用いた土木用ケーシングの構造
  14. 請求項4に適合する単一単品の中空構造用鋼板を組合せた橋脚用保護鋼板の構造
  15. 請求項4に適合する単一単品の中空構造用鋼板を組合せたCFT用鋼板柱の構造
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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