JP2016124465A - ゲート装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】揺動腕の下を人が潜り抜けることができず、また、大きな設置スペースを必要としない揺動腕型のゲート装置を提供する。
【解決手段】固定柱4と、固定柱4に揺動自在に取り付けられた揺動腕5とを備え、固定柱4と揺動腕5に結合されて、閉扉時においては固定柱4と揺動腕5の間で展張され、開扉時においては固定柱4と揺動腕5の間で圧縮されて、折り畳まれるスクリーン部材6が固定柱4と揺動腕5の間に配置され、スクリーン部材6を折り畳む際の折り目は、揺動腕5の揺動中心回りの半径に沿って延びている。
【選択図】図1

Description

この発明は、揺動腕を揺動させて、通路を開閉するゲート装置に関する。
近年、いわゆるホームドアが普及しつつある。ホームドアは鉄道駅のプラットホームに設置されるゲート装置であって、列車の停車中に乗車通路を開放して乗降客の列車への出入りを可能にし、それ以外の場合には乗車通路を閉鎖して、乗降客の線路への転落を防止する装置である。ホームドアの形式の1つとして、特許文献1に開示されているような、固定柱に揺動腕を取り付けて、揺動腕を水平にして通路を閉鎖し、揺動腕を垂直にして通路を開放するゲート装置がある。また、特許文献2には、戸袋に揺動自在に取り付けられた扇形の扉板を戸袋から引き出して通路を閉鎖し、扇形の扉板を戸袋に収納して通路を開放するゲート装置が開示されている。
特開2004−276741号公報 特開平6−127369号公報
特許文献1に記載のゲート装置は、構造が簡単なので、容易かつ安価に製造できるという利点がある。また、全体にコンパクトに構成されているので、場所を取らないという利点もある。その一方で、このゲート装置は、揺動腕を水平にして通路を閉鎖した場合において、揺動腕の下を人が潜り抜けることができるという問題がある。特許文献2に記載のゲート装置のように、揺動腕に代えて扇形の扉板を揺動させるようにすれば、このような潜り抜けは防止される。しかしながら、特許文献2に記載のゲート装置は戸袋を備えるので、外形が大きくなると言う問題がある。つまり、大きな設置スペースを必要とすると言う問題がある。仮に、特許文献2に記載のゲート装置から戸袋を取り除いたとしても、扇形の扉板を収容するスペースを必要とすることに変わりはないから、大きな設置スペースを必要とすると言う問題は残る。
この発明は、このような背景に基づいてなされたものであり、揺動腕の下を人が潜り抜けることができず、また、大きな設置スペースを必要としない揺動腕型のゲート装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明に係るゲート装置は、固定柱と、固定柱に揺動自在に取り付けられた揺動腕と、固定柱と揺動腕の間に配置されて、固定柱と揺動腕に結合されて、閉扉時においては前記固定柱と前記揺動腕の間で展張され、開扉時においては前記固定柱と前記揺動腕の間で圧縮されて、折り畳まれるスクリーン部材とを備える。
この発明によれば、閉扉時においてはスクリーン部材が固定柱と揺動腕の間で展張されるので、人が揺動腕の下を潜り抜けることが防止される。開扉時においてはスクリーン部材が固定柱と揺動腕の間で圧縮されて、折り畳まれるので、スクリーン部材を収容するスペースを小さくすることができる。その結果、ゲート装置を全体としてコンパクトに構成することができる。
閉扉状態にある、この発明の実施の形態に係るゲート装置の外形図であって、(a)は正面図であり、(b)は(a)においてゲート装置を右側から見た側面図である。 開扉状態にある、この発明の実施の形態に係るゲート装置の外形図であって、(a)は正面図であり、(b)は(a)においてゲート装置を右側から見た側面図である。 図1及び図2に示したゲート装置のスクリーン部材の構成を示す説明図であって、(a)は図2(b)に準じた側面図であり、(b)は(a)のA−A’線でスクリーン部材を切断した断面図である。 図1及び図2に示したゲート装置が備える制御装置の構成を示すブロック図である。 図4に示した制御装置が実行する開扉処理のフローチャートである。 図4に示した制御装置が実行する閉扉処理のフローチャートである。 (a)と(b)はいずれも、スクリーン部材の変形例の構成を示す説明図であって、図3(b)に準じた断面図である。 スクリーン部材の別の変形例の構成を示す説明図であって、図3(b)に準じた断面図である。 ゲート装置の変形例を示す説明図であって、図1(a)に準じた正面図である。 ゲート装置の別の変形例を示す正面図である。 ゲート装置の別の変形例を示す正面図である。 ゲート装置の別の変形例を示す正面図である。 ゲート装置の駆動機構の変形例を示す説明図であって、図1(b)に準じた側面図である。
以下、この発明に係るゲート装置の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図面においては、同一部分または、相当する部分には、同一の符号を付している。
図1と図2は、この発明の実施の形態に係るゲート装置1の外形図である。なお、図1はゲート装置1が通路3を閉鎖した閉扉状態を、図2はゲート装置1が通路3を開放した開扉状態を、それぞれ示している。また、図1(a) 及び図2(a)はゲート装置1の正面図であり、図1(b)及び図2(b)は図1(a)及び図2(a)においてゲート装置1を右側から見た側面図である。
ゲート装置1は、鉄道駅のプラットホームに設置される、いわゆるホームドアであって、図1(a)及び図2(a)に示すようにプラットホームの床面2に設置されて、図示しない車両に乗降客が乗降するための通路3を閉鎖・開放する装置である。
図1(a)に示すように、ゲート装置1は床面2に固定された固定柱4と、固定柱4に支持されて揺動軸X回りに揺動する揺動腕5と、スクリーン部材6と、を備えている。スクリーン部材6は固定柱4と揺動腕5の間に配置されていて、スクリーン部材6の一辺は固定柱4に、他辺は揺動腕5にそれぞれ連結されている。そのため、図1(a)に示す状態、つまり閉扉状態において、スクリーン部材6は、固定柱4と揺動腕5に引っ張られて、前記一辺と前記他辺の間隔が拡げられている。つまり、スクリーン部材6は固定柱4と揺動腕5の間で展張されている。この時、スクリーン部材6は、図1(a)に示すように、平面形において略扇形をなして、揺動腕5の下方の空間を覆っている。そのため、人が揺動腕5の下方を潜り抜けることが防止される。また、固定柱4には、承け金物7が固定されている。承け金物7は、図2に示す開扉状態において、折り畳まれたスクリーン部材6を当接させて、スクリーン部材6を支承する部材である。言い替えるならば、承け金物7は揺動腕5とペアになって、開扉状態において、折り畳まれたスクリーン部材6を挟持する部材である。また、図1(b)に示すように、固定柱4には回転電動機8が固定されていて、回転電動機8の図示しない出力軸は揺動腕5に連結されている。
固定柱4は、図示しないアンカーボルトで床面2に固定されて、揺動腕5、スクリーン部材6及び回転電動機8等を支持する構造体である。固定柱4は、揺動腕5等を保持するのに十分な構造強度と剛性を備えていれば十分であり、その形状、構造及び素材等は特に限定されない。固定柱4は、例えば、アルミニウム合金の鋳造品であっても良いし、鋼板のプレス加工品であっても良い。非金属材料で構成されていても良い。あるいは複合材料で構成されていても良い。また、固定柱4は単一の部材で構成されたものには限定されない。複数の部材を組み立てて構成されていても良い。
揺動腕5は、基端部が回転電動機8の図示しない出力軸に直接取り付けられていて、先端5aが揺動軸Xと同じ高さにある位置(図1において実線で示す位置、以下「揺動上限」と言う)と、先端5aが揺動軸Xの垂直下方にある位置(図1において破線で示す位置、以下「揺動下限」と言う)の間で揺動する。つまり、揺動腕5は回転電動機8によって駆動されて、揺動上限と揺動下限の間で揺動軸X回りに揺動する。また、固定柱4には、リミットスイッチ9とリミットスイッチ10が固定されている。リミットスイッチ9は揺動上限に有る揺動腕5と当接する位置に、リミットスイッチ10は揺動下限に有る揺動腕5と当接する位置に、それぞれ配置されている。つまり、リミットスイッチ9は揺動腕5が揺動上限に到達すると動作する位置に、リミットスイッチ10は揺動腕5が揺動下限に到達すると動作する位置に、それぞれ配置されている。
なお、床面2から測った揺動軸Xの高さ(=揺動上限における揺動腕5の高さ)は、成人男性の腹部の高さにすることが望ましい。つまり、1.0mから1.2m程度にすることが望ましい。揺動軸Xの高さを低くすれば、乗り越えが容易になり、高くすれば、スクリーン部材6と床面2の間に大きな隙間が生じるからである。また、揺動腕5の長さは揺動軸Xの高さによって制限される。つまり、揺動腕5の長さを揺動軸Xの高さより大きくすることは出来ない。そのため、揺動軸Xの位置を低くすれば、揺動腕5が短くなるので、ゲート装置1で閉鎖できる通路3の幅が狭くなる。
揺動腕5はスクリーン部材6の重量を支え得る構造強度と剛性を備えていれば十分であり、その構造、構成及び素材は特に限定されない。例えば、揺動腕5の素材はGFRP(ガラス繊維強化プラスチック)であっても良いし、アルミニウム合金やステンレス鋼であっても良い。あるいは複合材料で構成されていても良い。また。揺動腕5の形態は、例えば、丸パイプあるいは角パイプであっても良いし、中実棒であっても良い。
スクリーン部材6は、固定柱4と揺動腕5の間に配置されて、一辺が承け金物7を介して固定柱4に結合され、他辺が揺動腕5に結合された扇面状の部材である。また、スクリーン部材6は、膜体11と、閉扉状態において揺動軸Xに対して放射状に、つまり揺動軸Xを中心とする半径に沿って延びる骨部材12を有している。前述したように、揺動腕5が揺動上限にある場合には、スクリーン部材6は揺動腕5と承け金物7の間で展張される。これに対して、揺動腕5が揺動下限にある場合には、図2に示すように、揺動腕5が承け金物7に接近するので、スクリーン部材6は圧縮されて、折り畳まれる。スクリーン部材6の詳細な構成と作用については後述する。スクリーン部材6と揺動腕5の結合の態様、及びスクリーン部材6と承け金物7の結合の態様についても、後述する。
承け金物7は、固定柱4に固定された板状の部材であって、前述したように、承け金物7は揺動腕5とペアになって、開扉状態において、折り畳まれたスクリーン部材6を挟持する。承け金物7の素材は特に限定されない。例えば、鋼であっても良いし、アルミニウム合金等であっても良い。必要な構造強度等が得られるのであれば、非金属材料で構成されても良いし、複合材料で構成されても良い。また、承け金物7を固定柱4に固定する手段は限定されない。承け金物7は固定柱4にボルト止めされていても良いし、鋲接や溶接で固定されていても良い。
前述したように、回転電動機8の図示しない出力軸は、揺動腕5の基端部に結合されているから、回転電動機8は、揺動腕5を固定柱4に対して揺動させる駆動機構として機能する。回転電動機8の型式や形態は限定されない。後述する制御装置19による制御が可能で、揺動腕5をスクリーン部材6とともに、任意の方向、つまり時計回り又は反時計回りに揺動させるだけのパワーを有していれば良い。
ゲート装置1は、以上のように構成されているので、図1に示した状態(閉扉状態)において、回転電動機8を動作させて、揺動腕5を時計回り(矢印13の方向)に揺動させると、揺動腕5は揺動上限から揺動下限に移動する。揺動腕5が揺動下限に向けて移動すると、スクリーン部材6は揺動腕5に押されて折り畳まれながら、承け金物7に押し付けられる。その結果、図2に示すように、揺動腕5とスクリーン部材6の全ては通路3の左側に移動し、通路3は開放される。つまり、ゲート装置1は開扉状態になる。
次に、スクリーン部材6の詳細な構成を説明する。スクリーン部材6の膜体11は、例えば織布に合成樹脂を含浸させて構成された柔軟なシートであって、図3(a)及び(b)に示すように、6枚の概略扇形の膜体11a〜11fを蛇腹状に連結して構成されている。膜体11a〜11fの連結は骨部材12によってなされる。骨部材12は、概略「C字」形の断面形を有する金属製の部材であって、膜体11a〜11fの端部を挟んで、膜体11a〜11fを互いに連結する。また、前述したように、骨部材12は揺動中心Xを中心とする半径に沿って延びている。膜体11aの端部には揺動腕5に平行に伸びる帯板15が宛がわれていて、膜体11aの端部は帯板15と揺動腕5で挟持されている。帯板15は図示しないビスで揺動腕5にビス止めされていて、該ビスを締め上げることによって、膜体11aの端部は揺動腕5に固定される。膜体11fの端部には承け金物7に平行に伸びる帯板16が宛がわれていて、帯膜体11fの端部は帯板16と承け金物7で挟持されている。帯板16は図示しないビスで承け金物7にビス止めされていて、該ビスを締め上げることによって、膜体11fの端部は承け金物7に固定される。
このように、スクリーン部材6は全体として蛇腹状に構成されている。膜体11a〜11fの相互の繋ぎ目、つまり膜体11において骨部材12が配置された部位が「蛇腹」の「折り目」に相当する。また、骨部材12は揺動中心Xを中心とする半径に沿って延びているから、「折り目」も揺動中心Xを中心とする半径に沿って延びていることになる。「蛇腹」は「折り目」を広げることにより伸び、「折り目」を畳むことによって縮むが、スクリーン部材6も同様である。すなわち、図3(b)に示すように、揺動腕5を矢印16の方向に移動させると、膜体11a〜11fは互いに離隔して、スクリーン部材6は展張される(「蛇腹」が伸びる)。揺動腕5を矢印17の方向に移動させると、膜体11a〜11fは互いに接近して、スクリーン部材6は折り畳まれる(「蛇腹」が縮む)。
さて、ここまでゲート装置1の機械的構成と作用について説明したが、次に、ゲート装置1を運転制御する装置のハードウェアとソフトウェアについて概説する。
ゲート装置1は、図4に示すような制御装置19の指令を受けて動作する。制御装置19は、上位システム20の指令を受けて動作するコンピュータであって、CPU(Central Processing Unit)21、記憶部22及び入出力インターフェイス23を備えている。記憶部22には開扉プログラム(PGM)24と閉扉プログラム(PGM)25が記憶されていて、CPU21は入出力インターフェイス23を介して入力された上位システム20の指令にしたがって、開扉プログラム24あるいは閉扉プログラム25を実行する。また、制御装置19には、ドライバ26が接続されている。ドライバ26は回転電動機8に駆動用の電力を供給して回転電動機8を駆動する電気回路であって、CPU21の指令に従って、回転電動機8を正転、逆転及び停止させる。また、リミットスイッチ9,10も制御装置19に接続されている。つまり、リミットスイッチ9,10が動作すると、CPU21に信号が入力されるように構成されている。
ゲート装置1がホームドアとして使用される場合、鉄道の運行を管理するシステムが上位システム20に相当する。この場合、上位システム20は、列車の到着及び出発に関する信号を制御装置19に送信する。制御装置19は、ゲート装置1の開閉状態を示す信号を、上位システム20に送信する。例えば、列車の到着を伝える到着信号が上位システム20から制御装置19に送信されて、制御装置19は、それを受信すると、開扉プログラム24を実行して通路3を開放し、その後、通路3が開放されたことを示す開放通知信号を上位システム20に送信する。
列車の出発を予告する出発信号が上位システム20から制御装置19に送信されて、制御装置19は、それを受信すると、閉扉プログラム25を実行して通路3を閉鎖し、その後、通路3が閉鎖されたことを示す閉鎖通知信号を上位システム20に送信する。
次に、開扉プログラム24と閉扉プログラム25によって行われる処理を中心に、ゲート装置1の動作を詳細に説明する。前述したように、ゲート装置1がホームドアとして使用される場合に、プラットホームに列車が到着すると、上位システム20は、列車の到着を伝える到着信号を制御装置19に送信する。到着信号は、入出力インターフェイス23を介して、CPU21に取り込まれる。到着信号を取り込んだCPU21は、記憶部22に記憶されている開扉プログラム24を起動し、図5に示す開扉処理を開始する。なお、到着信号が制御装置19に届く前において、つまり初期状態において、ゲート装置1は図1に示すような閉扉状態にある。開扉処理を開始すると、CPU21は、まず、ドライバ26を介して回転電動機8を正回転方向に回転駆動(ステップS1)させて、揺動腕5を図1において矢印13で示す方向に揺動させる。回転電動機8は揺動腕5が揺動下限に到達するまで回転駆動される(ステップS2)。つまり、ステップS2においてリミットスイッチ(LS)10がONしていなければ(ステップS2:No)、揺動腕5は揺動下限に到達していないから、ステップS1に戻って、回転電動機8の運転を続ける。リミットスイッチ(LS)10がONしていれば(ステップS2:Yes)、揺動腕5は揺動下限に到達しているから、回転電動機8の運転を停止する(ステップS3)。この時、通路3は完全に開放されている。つまりゲート装置1は、図2に示す状態(開扉状態)になっている。回転電動機8の運転が停止されたら、制御装置19は通路3が開放された旨の開放通知信号を、入出力インターフェイス23を介して上位システム20に出力(ステップS4)する。以上で、開扉プログラム24の処理は終了する。なお、上位システム20は、開放通知信号を受信したら、列車に乗車扉開放許可信号を送信する。乗車扉開放許可信号を受信した列車は、自動的に、あるいは車掌が手動で操作して、乗車扉を開放する。これにより、乗客の乗降が可能となる。
乗客の乗降が終了すると、あるいは事前に予定された時刻になると、上位システム20は、列車の出発を予告する出発信号を制御装置19に送信する。出発信号は、入出力インターフェイス23を介して、CPU21に供給される。出発信号に応答して、CPU21は、記憶部22に記憶されている閉扉プログラム25を起動し、図6に示す閉扉処理を開始する。閉扉処理を開始すると、CPU21は、まず、ドライバ26を介して回転電動機8を逆回転方向に回転駆動(ステップS11)させて、揺動腕5を図2において矢印14で示す方向に揺動させる。回転電動機8は揺動腕5が揺動上限に到達するまで回転駆動される(ステップS12)。つまり、ステップS12においてリミットスイッチ(LS)9がONしていなければ(ステップS12:No)、揺動腕5は揺動上限に到達していないから、ステップS11に戻って、回転電動機8の運転を続ける。リミットスイッチ(LS)9がONしていれば(ステップS12:Yes)、揺動腕5は揺動上限に到達しているから、回転電動機8の運転を停止する(ステップS13)。この時、通路3は完全に閉鎖されている。つまりゲート装置1は、図1に示す状態(閉扉状態)になっている。回転電動機8の運転が停止されたら、制御装置19は通路3が閉鎖された旨の閉鎖通知信号を、入出力インターフェイス23を介して上位システム20に出力する(ステップS14)。以上で、閉扉プログラム25の処理は終了する。なお、上位システム20は閉鎖通知信号を受信すると、上位システム20は列車に発車許可信号を送信する。発車許可信号を受信した列車は、自動的に、あるいは車掌が手動で操作して、乗車扉を閉鎖する。
以上、ゲート装置1の構成と作用について説明したが、ゲート装置1の構成は上記のものには限定されない。例えば、スクリーン部材6の形態や構成は図3に示したものには限定されない、図7(a)に示すように、膜体11a〜11fの間に骨部材12を挟んで、骨部材12の両側において膜体11a〜11fを糸27で縫い閉じても良い。
スクリーン部材6の素材は膜体11には限られない。図7(b)に示すように、概略扇形の板材28を、ヒンジ29を介して連結しても良い。なお、板材28の素材は、特に限定されない。金属であって良いし、プラスチックであっても良い。あるいは複合材料でもよい。なお、板材28は、自身の剛性で形状を保つことができるので、板材28でスクリーン部材6を構成する場合は、骨部材12を必要としない。
また、図3と図7において、スクリーン部材6を6個の要素(例えば、膜体11a〜11f)に分割して、要素間の境界を「蛇腹」の「折り目」とする例を示したが、スクリーン部材6はこのようなものには限定されない。分割数(折り畳み回数)は任意である。例えば、図8に示すように、1本の骨部材12で2枚の膜体11a、11bを連結してスクリーン部材6を構成しても良い。また、連続した1枚の膜体11を折り曲げて「折り目」を形成して、その「折り目」に骨部材12を取り付けて、スクリーン部材6を構成しても良い。
なお、骨部材12やヒンジ29は、スクリーン部材6において必須の構成要素ではない。骨部材12やヒンジ29を備えないで、スクリーン部材6を構成することもできる。例えば、1枚の膜体11でスクリーン部材6を構成する場合に、膜体11に折り癖をつけて、スクリーン部材6を折り畳み自在に構成しても良い。あるいは、合成樹脂の成形品でスクリーン部材6を構成する場合に、折り目に相当する部位の肉厚を薄くすることによって、スクリーン部材6を折り畳み自在にしても良い。
図1,2において、揺動軸Xを固定柱4の上方に配置して、揺動腕5の先端5aが揺動軸Xの垂直下方に位置した時に、ゲート装置1が開扉状態になるように構成された例を示したが、ゲート装置1の構成は、これには限定されない。図9に示すように、揺動軸Xを固定柱4の下方に配置して、揺動腕5の先端5aが揺動軸Xの垂直上方に位置した時に、開扉状態になるようにゲート装置1を構成しても良い。
図10に示すように、通路3を間に挟んで、2台のゲート装置1、1’を左右対称に配置しても良い。このように構成することによって、閉鎖可能な通路3の幅を広げることができる。
図11に示すように、1基の固定柱4に、揺動腕5とスクリーン部材6の組と、揺動腕5’とスクリーン部材6’の組を、上下対称に配置しても良い。このように構成することによって、スクリーン部材6によってカバーされない隙間を小さくすることができる。
スクリーン部材6の形状は、扇形には限定されない。例えば、図12に示すように、
ゲート装置1が閉扉状態にある時に、概略矩形を成すように構成されても良い。
図1,2において、駆動機構の具体例として、回転電動機8の出力軸に揺動腕5を直結する例を示したが、駆動機構は、このような構成を備えるものには限定されない。回転電動機8と揺動腕5の間に、動力伝達機構や減速機構を介在させても良い。例えば、図11に示したゲート装置1の駆動機構において、図13に示すように、回転電動機8を、2本の出力軸30,31を備える歯車装置32と結合して、出力軸30を揺動腕5と結合し、出力軸31を、駆動プーリ33、ベルト34及び従動プーリ35を介して、揺動腕5’と連結させるようにしても良い。
なお、各図面に示した固定柱4、揺動腕5あるいはスクリーン部材6の形状は、例示であって、様々に変形することができる。また、上記において提示した、固定柱4、揺動腕5あるいはスクリーン部材6の素材は、例示であって、様々な素材を任意に選択することができる。
また、固定柱4に、揺動腕5が揺動上限あるいは揺動下限に到達した時に、揺動腕5に当接して、揺動腕5の揺動を規制するストッパーを配置しても良い。
あるいは、固定柱4を覆う筐体を配置して、閉扉状態において、揺動腕5とスクリーン部材6が該筐体の内部に収容されるようにしても良い。つまり、ゲート装置1に戸袋に相当する部品を取り付けても良い。
駆動機構あるいは、駆動機構の動力源は回転電動機8には限定されない。ゲート装置1は、例えば、油圧装置や空気圧装置で駆動されても良い。また、揺動腕5の揺動上限及び揺動下限への到達をリミットスイッチ9,10で検出する例を示したが、回転電動機8に回転角度検出器(エンコーダ)を備えて、揺動腕5の揺動角度を検出するようにしても良い。リミットスイッチ9,10と回転角度検出器を併用しても良い。
また、回転電動機8に回転角度検出器を取り付けて、制御装置19において回転電動機8の回転速度を制御して、揺動腕5が事前に決定された加減速スケジュールにしたがって動くようにしても良い。揺動腕5の加減速スケジュールを最適化すれば、ゲート装置1を滑らかに起動・停止することができる。
各種のセンサ類あるいは安全装置は、任意に付加することができる。
上記実施形態においては、ゲート装置1を、鉄道駅のプラットホームに設置される、いわゆるホームドアとしたが、この発明の適用対象はホームドアには限定されない。例えば、商業施設や娯楽施設のゲートで使用されても良い。
1 ゲート装置、2 床面、3 通路、4 固定柱、5 揺動腕、5a 先端、6 スクリーン部材、7 承け金物、8 回転電動機、9,10 リミットスイッチ、11 膜体、12 骨部材、13 矢印、14 矢印、15 帯板、16 帯板、17 矢印、18 矢印、19 制御装置、20 上位システム、21 CPU、22 記憶部、23 入出力インターフェイス、24 開扉プログラム、25 閉扉プログラム、26 ドライバ、27 糸、28 板材、29 ヒンジ、30 出力軸、31 出力軸、32 歯車装置、33 駆動プーリ、34 ベルト、35 従動プーリ










Claims (8)

  1. 固定柱と、
    前記固定柱に揺動自在に取り付けられた揺動腕と、
    前記固定柱と前記揺動腕の間に配置されて、前記固定柱と前記揺動腕に結合されて、閉扉時においては前記固定柱と前記揺動腕の間で展張され、開扉時においては前記固定柱と前記揺動腕の間で圧縮されて、折り畳まれるスクリーン部材とを、
    備えるゲート装置。
  2. 前記スクリーン部材を折り畳む際の折り目は、前記揺動腕の揺動中心回りの半径に沿って延びている、
    請求項1に記載のゲート装置。
  3. 前記スクリーン部材は、膜状部材と前記折り目に沿って配置された骨部材とで構成される、
    請求項2に記載のゲート装置。
  4. 前記スクリーン部材は、複数の板状部材と前記折り目に沿って配置されて前記板状部材を互いに連結するヒンジとで構成される、
    請求項2に記載のゲート装置。
  5. 前記閉扉時においては前記揺動腕の先端が前記揺動腕の揺動中心と実質的に同じ高さに位置し、前記開扉時においては前記揺動腕の先端が前記揺動腕の揺動中心の下方に位置する、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のゲート装置。
  6. 前記閉扉時においては前記揺動腕の先端が前記揺動腕の揺動中心と実質的に同じ高さに位置し、前記開扉時においては前記揺動腕の先端が前記揺動腕の揺動中心の上方に位置する、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のゲート装置。
  7. 前記閉扉時においては前記揺動腕の先端が前記揺動腕の揺動中心と実質的に同じ高さに位置し、前記開扉時においては前記揺動腕の先端が前記揺動腕の揺動中心の下方に位置する第1のゲート装置と、
    前記閉扉時においては前記揺動腕の先端が前記揺動腕の揺動中心と実質的に同じ高さに位置し、前記開扉時においては前記揺動腕の先端が前記揺動腕の揺動中心の上方に位置する第2のゲート装置とを備え、
    前記第2のゲート装置は前記第1のゲート装置の上方又は下方に配置され、前記固定柱を前記第1のゲート装置と共有する
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のゲート装置。
  8. 通路を挟んで配置された2本の前記固定柱を備えるとともに、
    前記2本の固定柱のそれぞれに、請求項5から請求項7のいずれか一項に記載のゲート装置を備える
    ゲート装置。
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