JP2016123824A - 有床義歯および有床義歯管理装置 - Google Patents

有床義歯および有床義歯管理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】アンテナを簡単に実装でき、情報格納素子の通信距離を飛躍的に延ばすことができる有床義歯を提供する。
【解決手段】有床義歯10は、歯牙となる人工歯21と、人工歯21を支持する義歯床22と、第1義歯床22に一部が埋入されたバー40と、第1義歯床22に埋設され、情報が無線信号により読み取られる情報格納素子50とを備えている。情報格納素子50は、バー40の義歯床22への埋入部分41に非接触状態で配置されている。バー40には、露出部分42からの太さが維持された第1部分41aと、第1部分41aの太さが細くなった第2部分41bとが形成されている。情報格納素子50は、この第2部分41bに接近させて配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、歯牙となる人工歯を支持する義歯床に義歯用金具の一部が埋入された有床義歯および有床義歯管理装置に関するものである。
災害や事故のときなどに、被害者の身元調査に役立つとして、装着者に関する情報が記憶された情報格納素子を、義歯床や人工歯、歯科補綴物に格納したものが知られている。この情報格納素子は、徘徊する認知症を患った者の身元を特定する際にも役立つものである。このような情報格納素子を用いた歯科技工物として、特許文献1〜4に記載されたものが知られている。
特許文献1に記載の個人データ保存装置は、血液型、既往症、氏名などの個人データまたは個人識別番号を記憶させた素子を歯冠補綴物に内蔵させ、かつ内蔵素子の記憶データを取り出し可能とするものである。
この特許文献1の個人データ保存装置には、素子の外周にコイルを備えており、外部からの高周波の電波を受けると、コイルに起電力が発生し、これによって内部の素子を起動し、コイルを通して記憶情報を発信することが記載されている。
特許文献2に記載のID装置の取り付け方法は、個人認証に関する情報を送信できる口腔内情報携帯装置を、対象者の口腔内に装置される修復物、補綴物及び歯槽骨、インプラント、歯牙等に埋め込んだり、又は、貼り付けたりすることが記載されている。
また、この特許文献2のID装置の取り付け方法には、クラウン・ブリッジを送信部のアンテナとして用いることが記載されている。
特許文献3に記載の有床義歯は、装着者を特定する情報が格納され、情報を無線信号として送信する発信素子が、人工歯、前記人工歯を支持する義歯床、義歯床を支持するバー、または支台歯に係止するためのクラスプに内蔵されたものである。
この特許文献3の有床義歯は、総入歯のときに、義歯床の口蓋部に発信素子を内蔵するだけでなく、口蓋部にアンテナを内蔵させることが記載されている。
特許文献4に記載の電子タグ内蔵入れ歯情報管理システムは、個人を特定するための識別情報が登録されている電子タグと、電子タグのアンテナとが義歯床部に埋め込まれたものである。
特開平7−241301号公報 特開2004−195143号公報 特開2013−109745号公報 実用新案登録第3139635号公報
特許文献1から4に記載されたものは、情報格納素子の通信距離を延ばすために、アンテナが情報格納素子の外部に設けられている。
しかし、特許文献1に記載の個人データ保存装置では、素子にコイルが巻かれており、このコイルをアンテナとしているが、素子自体は歯冠補綴物に収容される程度の小型である。従って、素子の周囲に巻き付けたコイルによるアンテナでは通信距離は期待できない。
また、特許文献2に記載のID装置の取り付け方法では、クラウン・ブリッジを口腔内情報携帯装置の送信部のアンテナとして用いることが記載されているが、クラウン・ブリッジとアンテナとすると、有床義歯には適用できない。
また、特許文献3に記載の有床義歯では、口蓋部にアンテナを内蔵させているため、口蓋部を備えていない部分義歯には適用できない。
更に、特許文献4に記載の電子タグ内蔵入れ歯情報管理システムでは、電子タグから双方に延びるアンテナの長さは電波の波長に基づいて決定されるが、アンテナの長さは長ければ高い利得が得られる。しかし、電子タグから長いアンテナを張った状態で義歯床部に埋設することは困難である。
そこで本発明は、アンテナを簡単に実装でき、情報格納素子の通信距離を飛躍的に延ばすことができる有床義歯および有床義歯管理装置を提供することを目的とする。
本発明の有床義歯は、歯牙となる人工歯と、歯牙となる人工歯と、人工歯を支持する義歯床と、前記義歯床に配置された義歯用金具と、前記義歯床または前記人工歯に埋設され、情報が無線信号により読み取られる情報格納素子とを備え、前記義歯用金具を、前記情報格納素子のアンテナとして機能させたことを特徴とする。
本発明によれば、情報格納素子が義歯床または人工歯に埋設されている。また、義歯床には、義歯用金具が配置されている。義歯用金具が、情報格納素子のアンテナとして機能するため、情報格納素子を義歯床または人工歯に配置することにより、情報格納素子の通信距離を延ばすことができる。
前記情報格納素子が、前記義歯用金具に非接触状態で配置されていると、情報格納素子と義歯用金具とを別々に義歯床に設けることができる。また、義歯用金具と義歯床とを一体成型した後に、情報格納素子を義歯床に埋設することができ、義歯用金具をブースターアンテナとして機能させる。
前記情報格納素子の素子表面に形成されたアンテナ配線と、前記義歯用金具の埋入部分とが平行になるように、前記情報格納素子が配置されていると、更に通信距離を延ばすことができる。
前記情報格納素子に外部アンテナが設けられ、前記義歯用金具の埋入部分と前記外部アンテナとが平行になるように配置されていると、外部アンテナの長さが長くなくても、義歯用金具をブースターアンテナとして機能させることにより、通信距離を延ばすことができる。
前記情報格納素子に外部アンテナが設けられ、前記義歯用金具の埋入部分に前記外部アンテナが接続されていると、外部アンテナの長さを長くすることができるので、通信距離を延ばすことができる。
前記義歯用金具は、バー、クラスプまたは補強線であると、特別な義歯用金具をアンテナとして義歯床に設ける必要がなく、バーまたはクラスプを有効活用することができる。
前記義歯用金具は、前記義歯床に埋め込まれた第1部分と、前記第1部分から細くなる第2部分とが形成され、前記情報格納素子は、前記第2部分に配置されているのが望ましい。情報格納素子が第1部分から細くなった第2部分に配置されていることで、義歯床への配置が設計しやすい。
前記義歯用金具の埋入部分は、前記義歯床内を往復配線されていると、義歯用金具のアンテナとしての利得を向上させることができるので、更に通信距離を延ばすことができる。
前記義歯用金具の露出部分に、前記情報格納素子が前記義歯床への埋設位置を示す位置識別表示部が形成されていると、外側から見えない情報格納素子の義歯床への埋設位置が位置識別表示部から判別することができる。
本発明の有床義歯管理装置は、本発明の有床義歯の義歯床への情報格納素子の埋設位置が、前記位置識別表示部が示す埋設位置情報に関連付けられて格納される記憶手段と、前記位置識別表示部に基づいて、前記義歯床の埋設位置を、前記記憶手段から検索する検索手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の有床義歯管理装置によれば、検索手段により、位置識別表示部から埋設位置情報が検索できるので、様々な患者が有する有床義歯でも、簡単に、情報格納素子の埋設位置を調べることができる。
本発明は、義歯用金具を情報格納素子のアンテナとして機能させることができるため、アンテナを簡単に実装でき、情報格納素子の通信距離を飛躍的に延ばすことができる。
本発明の実施の形態1に係る有床義歯を示す斜視図である。 図1の有床義歯の情報格納素子の斜視図である。 図2に示す情報格納素子とバーとの配置を説明するための図である。 本発明の実施の形態2に係る有床義歯を示す斜視図である。 本発明の実施の形態3に係る有床義歯のクラスプと情報格納素子との配置関係を示す図であり、(A)は、クラスプと情報格納素子とを側方から見た図、(B)は、クラスプと情報格納素子とを支台歯の咬合面側から見た図である。 本発明の実施の形態4に係る有床義歯を示す図である。 本発明の実施の形態5に係る有床義歯を示す図である。 本発明の実施の形態6に係る有床義歯を示す図である。 本発明の実施の形態7に係る有床義歯を示す斜視図である。 図8に示す有床義歯を管理する有床義歯管理装置の構成図である。 本発明の実施の形態8に係る有床義歯を示す斜視図である。 図11に示す有床義歯のA−A線断面図である。 本発明の実施の形態9に係る有床義歯を示す断面図である。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係る有床義歯を図面に基づいて説明する。
図1に示す有床義歯10は、部分義歯である。有床義歯10は、第1義歯部20と第2義歯部30とを備えている。
第1義歯部20は、左下4番(第一小臼歯)から左下7番(第二大臼歯)までの歯牙の人工歯21が、樹脂製の第1義歯床22(義歯床)によって支持されている。第1義歯部20には、左下3番(犬歯)を支台歯として引っ掛けて、第1義歯部20の装着を安定させる左側クラスプ23が配置されている。
第2義歯部30は、右下4番(第一小臼歯)から右下7番(第二大臼歯)までの歯牙の人工歯31が、樹脂製の第2義歯床32によって支持されている。第2義歯部30には、右下3番(犬歯)を支台歯として引っ掛けて、第2義歯部30の装着を安定させる右側クラスプ33が配置されている。
第1義歯部20と第2義歯部30とは、バー40により繋がっている。
バー40は、第1義歯部20の第1義歯床22の先部22aから、第2義歯部30の第2義歯床32の先部32aまでを左下3番から右下3番までの歯列弓に沿ってアーチ状に形成されている。
バー40の第1義歯床22および第2義歯床32の先部22a,32aへの埋入部分41は、露出部分42からの太さが維持された第1部分41aを有している。バー40は、第1義歯床22および第2義歯床32に埋入されたバー40の第1部分41aからその太さが細くなり、第2部分41bとして、第1義歯床22および第2義歯床32のそれぞれの基部22b,32bに向かって伸びている。第1部分41aと第2部分41bとの境界部分に、バー40が第1義歯床22および第2義歯床32から抜けることを防止するための突起部41cが、一対形成されている。
第1義歯床22には、情報が無線信号により読み取られる情報格納素子50が埋設されている。情報格納素子50は、バー40をブースターアンテナとして、バー40の第1義歯床22に埋め込まれた第2部分41bに非接触状態で配置されている。
ここで、情報格納素子50について詳細に説明する。
図2に示すように、情報格納素子50は、例えば、一辺が約2.5mmの正方形板状の半導体チップとすることができる。情報格納素子50の素子表面には、アンテナ部51が矩形の螺旋状に形成されている。アンテナ部51は、配線52(アンテナ配線)が、始点をチップ本体の角部53から中央部54に向かって、配線52が交差することなく、所定間隔を空けて周回している。アンテナ部51の配線52は、情報格納素子50の端辺55と平行に形成されている。
情報格納素子50は、非接触式のパッシブダグ型のRFIDタグを採用することができる。
情報格納素子50には、データベースに登録された個人情報と関連付けられていることで、個人を間接的に特定するための識別情報(ID情報)が格納されている。また、情報格納素子50の記憶容量が十分である場合には、個人を特定するための識別情報の他に、氏名、住所、生年月日、性別、血液型、治療に掛かった歯科医院を特定する病院名や病院を識別するコードなどの個人情報を情報格納素子50に格納することができる。更に、情報格納素子50の記憶容量に余裕がある場合には、連絡先となる家族や病歴、投薬歴のほか社会歴、家族歴などが格納できる。特に、装着者が認知症を患っている場合には、情報格納素子50に連絡先となる家族に関する情報が格納されていると、徘徊する装着者の身元がすぐに確認でき、家族に連絡を取ったり、装着者の治療の許可を得るときに、すぐに連絡を取ったりすることができる。情報格納素子50は、図示しない情報読取装置から電波が照射されて起電力を得ることで、情報格納素子50内に記憶させた各種情報を情報読取装置へ送信して、電気的に情報が読み取られる。
情報格納素子50は、薄皮のような皮膜層により形成された封止部により覆われ封止されている。封止部を形成する封止用樹脂材は、例えば、人体に安全なパラキシリレン樹脂が使用できる。このパラキシリレン樹脂を化学気相蒸着法(CVD)により情報格納素子50にコーティングすることで、0.1μmから50μm程度に薄い皮膜層による封止部を、情報格納素子50に密着した状態で形成することができる。また、封止部を必要に応じて50μm以上の厚みとすることもできる。
図3に示すように、情報格納素子50は、バー40の第2部分41bに非接触状態で接近させて配置されているため、情報格納素子50とバー40との間には、隙間Sが設けられている。このバー40に対して、情報格納素子50は、端辺55が平行に配置されている。
情報格納素子50のアンテナ部51が、矩形状の素子表面を端辺55と平行に周回している。そのため、バー40の埋入方向と、情報格納素子50の端辺55とが平行に配置されている。
図1に示す情報格納素子50を第1義歯床22に埋設するときには、第1義歯床22を樹脂成形する際に、歯肉部分に凹部を設けておく。そして、この凹部に情報格納素子50を挿入して、情報格納素子50を樹脂で封止する。または、凹部は、第1義歯床22を成形した後に切削して形成してもよい。情報格納素子50の樹脂封止は、凹部に情報格納素子50を入れた状態で、熱硬化性樹脂を情報格納素子50の表面および周囲面に塗布し、加熱して封止樹脂を硬化させる。情報格納素子50の耐熱性に問題がなければ、第1義歯床22を樹脂成形するときに、情報格納素子50を凹部に入れて成形してもよい。
凹部は、内側となる面に形成する方が美観の観点から望ましい。また、封止樹脂が第1義歯床22と同じ色であり、第1義歯床22と封止樹脂との境界が視認できないのであれば、外側となる面に凹部を形成してもよい。
このように、情報格納素子50は、第1義歯床22に一部が埋入された義歯用金具であるバー40に、非接触状態で配置されているため、情報格納素子50とバー40とを別々に第1義歯床22に設けることができる。また、バー40と第1義歯床22とを一体成型した後に、情報格納素子50を第1義歯床22に埋設することができる。バー40は情報格納素子50のブースターアンテナとして機能するため、情報格納素子50の通信距離を延ばすことができる。従って、有床義歯10は、情報格納素子50のアンテナを簡単に第1義歯床22に実装でき、情報格納素子50の通信距離を飛躍的に延ばすことができる。
情報格納素子50の素子表面に形成された配線52と、バー40の第2部分とが平行になるように、情報格納素子50が配置されているため、情報格納素子50の通信距離を、更に、延ばすことができる。
情報格納素子50のブースターアンテナとしてバー40を用いているため、別途、アンテナを第1義歯床22に設ける必要がない。従って、バー40を有効活用することができる。また、バー40は、第1義歯床22の先部22aから基部22bに向かって配置されているため、情報格納素子50を第1義歯床22配置したときに、口腔外へ向かうアンテナとして効果的である。
バー40は、第1義歯床22に埋め込まれた第1部分41aと、第1部分41aから細くなる第2部分41bとが形成されている。情報格納素子50は、第2部分41bに配置されている。そのため、厚みが薄く、幅が狭い情報格納素子50を第1義歯床22へ配置する際に、第2部分41bに対して、第2部分41bを中心に様々な位置に配置することができるため、配置設計が容易である。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係る有床義歯を図面に基づいて説明する。
なお、図4においては、図1と同じ構成のものは同符号を付して説明を省略する。
本実施の形態2に係る有床義歯11では、バー40xの埋入部分41の第1部分41aから太さが細くなる第2部分41xが、第1義歯床22内で往復配線されている。
本実施の形態2では、第2部分41xが1往復してU字状に形成されている。このようなバー40xとすることで、バー40xのアンテナとしての利得を向上させることができるので、更に通信距離を延ばすことができる。
また、第2部分41xが往復配線されていることで、厚みが無く、幅が狭い第1義歯床22に第2部分41xを配線しても、情報格納素子50を配置するだけのスペースを確保しやすい。
本実施の形態2では、第2部分41xが1往復してU字状に形成されているが、第2部分は、更に往復するように蛇行してもよい。
また、第2部分41xがU字状に形成されていることで、バー40xが抜けることを防止することができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3に係る有床義歯に用いられるクラスプおよび情報格納素子を図面に基づいて説明する。なお、図5においては、図1および図2と同じ構成のものは同符号を付して説明を省略する。
図5に示すクラスプ60は、図1に示すクラスプ(左側クラスプ23,右側クラスプ33)と同様に、隣在歯を支台歯Tとして引っ掛け、装着者に装着した部分義歯を安定させるためのものである。
クラスプ60は、支台歯Tを両側から引っ掛ける一対の腕部61と、部分義歯の義歯床(図示せず)に埋入される脚部62とを備えている。
クラスプ60は、クラスプ60が義歯床からの抜けることを防止するために、脚部62の脚本体62aに、脚本体62aの歯肉側へ等間隔に突出した突起部62bが形成されている。また、脚本体62aの先端部には、突起部62bが突出した方向と直交する方向に、一対の突起部62cが形成されている。
部分義歯には、このクラスプ60をブースターアンテナとした情報格納素子50が配置される。クラスプ60に情報格納素子50を配置するときには、クラスプ60の脚部62を義歯床(図示せず)に埋入させるようにして義歯床を成形した後、成形時に義歯床に形成した凹部に情報格納素子50を挿入して、情報格納素子50を樹脂で封止する。
この情報格納素子50の配置は、クラスプ60の埋入部分である脚部62の長さ方向の中央位置に、情報格納素子50の素子表面に形成されたアンテナ配線と、脚部62とが平行で、かつ非接触状態である。
これは、上述したように、情報格納素子50のアンテナ配線が、情報格納素子50の端辺55と平行であるため、情報格納素子50の端辺55が脚部62と平行となる。
このように、情報格納素子50のブースターアンテナとしてクラスプ60を用いているため、特別な義歯用金具をアンテナとして部分義歯に設ける必要がない。従って、クラスプ60を有効活用することができる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4に係る有床義歯を図面に基づいて説明する。なお、図6においては、図1と同じ構成のものは同符号を付して説明を省略する。
図6に示す有床義歯70は、上顎用の総義歯である。有床義歯70は、人工歯21と、樹脂製の義歯床71と、義歯床71の強度を向上させるために、人工歯21が並ぶ歯列弓に沿って義歯床71に埋設された補強線72と、補強線72に接近させて配置された情報格納素子50とを備えている。
情報格納素子50は、義歯床71に埋入されたアーチ状をなす補強線72に接近させて配置されている。
この情報格納素子50の配置は、実施の形態3のクラスプ60(図5参照)と同様である。例えば、情報格納素子50は、補強線72の長さ方向の中央部72aに、情報格納素子50の端辺55と、補強線72とが平行で、かつ非接触状態とすることができる。
情報格納素子50のブースターアンテナとして総義歯である有床義歯70の補強線72を用いているため、特別な義歯用金具をアンテナとして部分義歯に設ける必要がない。従って、補強線72を有効活用することができる。
情報格納素子50は、補強線72の様々な位置に配置することができる。例えば、情報格納素子50を、補強線72の一方の端部72bに配置したり、他方の端部72cに配置したりすることができる。
補強線72をブースターアンテナとして機能させるときに、情報格納素子50に対して高い利得を与えるために、情報格納素子50が送受信する無線信号との関係から、情報格納素子50を補強線72の中央部72aに配置するのが最も望ましい。また、情報格納素子50を補強線72の端部(一方の端部72b,他方の端部72c)に配置するのが望ましい。
本実施の形態4に係る補強線72は、歯列弓に沿ったアーチ状に形成され、端部はほぼ直線状に形成されているが、端部にて、義歯床71内を往復配線させていてもよい。
(実施の形態5)
本発明の実施の形態5に係る有床義歯を図面に基づいて説明する。なお、図7においては、図6と同じ構成のものは同符号を付して説明を省略する。
図7に示す有床義歯80は、上顎用の総義歯である。有床義歯80の義歯床71には、外部アンテナ56が接続された情報格納素子50が埋設されている。
情報格納素子50の外部アンテナ56は、インレットと称され、金属線をセロハンなどの薄膜により封止したものである。
この外部アンテナ56が設けられた情報格納素子50を義歯床71に配置するときには、外部アンテナ56を補強線72に接近させて配置する。そうすることで、補強線72をブースターアンテナとして機能させることができる。このとき、外部アンテナ56と補強線72とが平行になるように配置することで、外部アンテナ56として長い線長のものを使用していなくても、外部アンテナ56は、より強い利得を得ることができる。
(実施の形態6)
本発明の実施の形態6に係る有床義歯を図面に基づいて説明する。なお、図8においては、図7と同じ構成のものは同符号を付して説明を省略する。
図8に示す有床義歯90は、上顎用の総義歯である。有床義歯90の義歯床71には、外部アンテナ56が接続された情報格納素子50が埋設されている。
情報格納素子50の外部アンテナ56は、その一端が補強線72に接続されている。
外部アンテナ56と補強線72との接続は圧接、溶着など様々方法を用いることができる。
そうすることで、外部アンテナ56を延長するように、補強線72をブースターアンテナとして機能させることができるので、外部アンテナ56として長い線長のものを使用していなくても、外部アンテナ56は、より強い利得を得ることができる。
(実施の形態7)
本発明の実施の形態7に係る有床義歯を図面に基づいて説明する。なお、図9においては、図1と同じ構成のものは同符号を付して説明を省略する。
図9に示す有床義歯12は、図1に示す有床義歯10のバー40の第1義歯床22および第2義歯床32から露出した部分(露出部分42)に、位置識別表示部43が形成されたものである。この位置識別表示部43は、情報格納素子50の第1義歯床22への埋設位置を示す情報である。位置識別表示部43は、例えば、「G−2015335」などの英文字と数字、記号とを組み合わせたコードとすることができる。
この位置識別表示部43は、例えば、レーサー光線による刻印とすることができる。
歯科医師や歯科技工士は、位置識別表示部43から、情報格納素子50の埋設位置を、有床義歯管理装置により調べることができる。ここで、有床義歯管理装置について、図面に基づいて説明する。
図10に示すように、有床義歯管理装置100は、歯科技工所に設置されている。歯科医院には、この有床義歯管理装置100にネットワークWを介して接続する端末装置110が設置されている。
有床義歯管理装置100は、入力手段101と、記憶手段102と、制御手段103と、表示手段104とを備えている。有床義歯管理装置100は、コンピュータに情報格納素子管理プログラムを動作させることで機能する。
入力手段101は、歯科医師が操作するキーボードやタッチパネルとすることができる。
記憶手段102は、情報格納素子50が義歯床に埋設されている位置を示す情報(埋設位置情報)が位置識別表示部43に関連付けられて格納されている。埋設位置情報は、例えば、上顎または下顎を示す情報、歯牙の位置を示す番号を示す情報、唇側、舌側、口唇側または頬側を示す情報とすることができる。また、この埋設位置情報に、患者名、製造年月日、製造番号なども関連付けて含めることができる。この記憶手段102は、ハードディスクとしたり、フラッシュメモリとしたりすることができる。
制御手段103は、有床義歯管理装置100全体を統括制御するものである。制御手段103は、検索手段103aと、表示制御手段103bと、通信手段103cを備えている。
検索手段103aは、位置識別表示部43に基づいて、情報格納素子50の位置を、記憶手段102から検索する機能を備えている。
表示制御手段103bは、検索手段103aにより検索された埋設位置情報を表示手段104に出力する機能を備えている。
通信手段103cは、ネットワークWを介して検索手段103aと端末装置110との通信を中継する機能を備えている。具体的には、通信手段103cは、端末装置110からの入力情報を検索手段103aへ通知すると共に、検索手段103aにより検索された埋設位置情報を端末装置110へ送信する。
表示手段104は、表示制御手段103bからの表示データを表示するディスプレイである。表示手段104は、LCDパネルとしたり、有機ELパネルとしたりすることができる。
以上のように構成された本発明の実施の形態7に係る情報格納素子50の探索方法を説明する。
例えば、情報格納素子50が故障して情報が読み取れなくなり、情報格納素子50の交換が必要になったものとする。
まず、歯科医師は、図9に示す有床義歯12のバー40に形成された位置識別表示部43を発見すると、この有床義歯12に情報格納素子50が格納されていることを認識することができる。
そして、歯科医師は、図10に示す端末装置110を操作して有床義歯管理装置100にアクセスする。
有床義歯管理装置100では、検索手段103aが通信手段103cを介して入力画面を端末装置110に送信する。
端末装置110では、端末装置110の入力手段を操作して、位置識別表示部43(例えば、G−2015335」。)を入力情報として入力して、有床義歯管理装置100に検索を指示する。
制御手段103の検索手段103aは、歯科医師によって入力された入力情報である位置識別表示部43に基づいて、記憶手段102に格納された埋設位置情報を検索する。次に、検索手段103aは、記憶手段102から検索された埋設位置情報を、端末装置110へ通信手段103cを介して送信する。
端末装置110では、検索手段103aからの埋設位置情報を、端末装置110の表示手段に表示する。
例えば、図9に示す有床義歯12であれば、埋設位置情報は「左下6番 舌側」とすることができる。この埋設位置情報は、下顎左側の第一大臼歯(左下6番)で、第1義歯床22の舌側に埋設されていることを示している。
歯科医師は、埋設位置情報から第1義歯床22の該当箇所を歯科用切削治具で切削して、情報格納素子50を、第1義歯床22から露出させる。これにより、歯科医師は、第1義歯床22から情報格納素子50を取り出すことができる。
そして、歯科医師は、交換用の情報格納素子50を取り出した後の穴に収納して、封止用樹脂を充填して、情報格納素子を被覆する。
このように、歯科医師は、位置識別表示部43により埋設位置を判別することができるので、情報格納素子50が義歯床に埋設されて、外側から情報格納素子50の埋設位置がわからなくても、的確に、情報格納素子50を義歯床から取り出すことができる。
また、様々な患者が有する有床義歯でも、有床義歯管理装置100により、歯科医師は、簡単に、情報格納素子50の埋設位置を調べることができる。
なお、上記例では、端末装置110から有床義歯管理装置100にアクセスして、歯科医師が情報格納素子50の埋設位置を調べていたが、歯科医師が有床義歯12の修理を歯科技工所に依頼して、歯科技工士が、オフラインで有床義歯管理装置100を使用して有床義歯12を修理することもできる。
その場合には、例えば、歯科技工士が入力手段101を操作して、位置識別表示部43を入力情報として入力する。検索手段103aは、この入力情報に基づいて記憶手段102を検索する。検索手段103aは、検索結果を、表示制御手段103bを介して表示手段104へ表示させる。このようにして、操作者である歯科技工士は、有床義歯管理装置100をオフラインでも使用することができる。
なお、本実施の形態7では、位置識別表示部43としてコード化された埋設位置情報としたが、情報格納素子50が埋設された位置を直接表記するようにしてもよい。
また、有床義歯12の位置識別表示部43は、バー40に形成されているが、義歯用金具を有する有床義歯として、例えば、クラスプに位置識別表示部が形成されていてもよい。
更に、位置識別表示部43は、文字や数字、記号とする以外に、一次元バーコードや、QRコード(登録商標),iQRコード(登録商標)などの二次元バーコードとすることも可能である。位置識別表示部43を、一次元バーコードや二次元バーコードとしたときには、これらのバーコードを読み取り、内容を表示する読取装置にて、埋設位置情報を読取装置に表示させる。
(実施の形態8)
本発明の実施の形態8に係る有床義歯を図面に基づいて説明する。なお、図11においては、図1および図4と同じ構成のものは同符号を付して説明を省略する。
本実施の形態8に係る有床義歯13では、バー40yの埋入部分41の第1部分41aから太さが細くなる第2部分41yが、第1義歯床22内で往復配線されている。
本実施の形態8では、第2部分41yが1往復半して蛇行するように形成されている。このようなバー40yとすることで、バー40yのアンテナとしての利得を向上させることができるので、更に通信距離を延ばすことができる。
図12に示すように、この第2部分41yの端部は、人工歯21(第二大臼歯)の下方に位置しており、この人工歯21には情報格納素子50が埋設されている。
情報格納素子50は、人工歯21内に水平に埋設されているが、バー40yの第2部分41yと、情報格納素子50の端辺55が平行であれば、垂直に埋設されていても、傾斜した状態であってもよい。
このように、人工歯21に情報格納素子50が埋設されていても、バー40yの端部に、情報格納素子50を、非接触状態で接近させて配置されているため、バー40yがブースターアンテナとして機能する。従って、特別な義歯用金具をアンテナとして第1義歯床22に設ける必要がない。従って、バー40yを情報格納素子50のブースターアンテナとして機能させることができるため、アンテナを簡単に実装でき、情報格納素子50の通信距離を飛躍的に延ばすことができる。
(実施の形態9)
本発明の実施の形態9に係る有床義歯を図面に基づいて説明する。なお、図13においては、図12と同じ構成のものは同符号を付して説明を省略する。
本実施の形態9に係る有床義歯14では、人工歯21内に外部アンテナ56付きの情報格納素子50が埋設されている。外部アンテナ56が情報格納素子50に接続された側とは反対側の外部アンテナ56の端面は、人工歯21の底面から露出しているが、内部に隠れた状態でもよい。外部アンテナ56の端面が、人工歯21の底面から露出していると、外部アンテナ56の位置が外部から視認できるため望ましい外部アンテナ56の端面と埋入部分41の第2部分41bとの間には、隙間Sが設けられている。
このように、人工歯21に情報格納素子50と外部アンテナ56とが内蔵され、第1義歯床22に埋入されたバー40を情報格納素子50のブースターアンテナとして機能させているため、別途、アンテナを第1義歯床22に設ける必要がない。従って、バー40(例えば、図4参照)を有効活用することができる。また、外部アンテナ56として長い線長のものを使用していなくても、外部アンテナ56は、より強い利得を得ることができる。
実施の形態9では、外部アンテナ56と第2部分41bとの間に隙間Sが設けられていたが、外部アンテナ56と第2部分41bとが接触していてもよい。
外部アンテナ56と第2部分41bとが接触することで、外部アンテナ56を延長するように、バー40をアンテナとして機能させることができる。
以上、本実施の形態1〜9を説明した。実施の形態1,2,7〜9では義歯用金具がバーであり、実施の形態3では義歯用金具がクラスプであり、更に、実施の形態4〜6では義歯用金具が補強線であったが、有床義歯で用いられる金具であれば、他の金具をアンテナとすることができる。また、本実施の形態1,2,7〜9では、義歯用金具として、バー40,40x,40yとクラスプ(左側クラスプ23,右側クラスプ33)との両方を備えているがバー40,40x,40yだけでもよい。
また、実施の形態7では、図9に示すように、バー40の露出部分42に、位置識別表示部43が形成されているが、第1義歯床22または第2義歯床32が半透明で、位置識別表示部43が透けて見えるのであれば、バー40の埋入部分41に、位置識別表示部43が形成されていてもよい。そうすることで、位置識別表示部43が凹凸となる刻印であっても、第1義歯床22または第2義歯床32がカバーとなるため、位置識別表示部43が露出して舌触りが悪化することを防止することができる。
また、図5(A)および同図(B)のクラスプ60においても、脚本体62aに位置識別表示部が形成されていてもよい。
更に、図6から図8の示す補強線72においても、位置識別表示部が形成できる程度に太く、または幅広くすることで、位置識別表示部を形成することができる。
本発明は、バーやクラスプ、補強線などの義歯用金具を備えた有床義歯に好適である。
10,11,12,13,14 有床義歯
20 第1義歯部
21 人工歯
22 第1義歯床
22a 先部
22b 基部
23 左側クラスプ
30 第2義歯部
31 人工歯
32 第2義歯床
32a 先部
32b 基部
33 右側クラスプ
40,40x バー
41 埋入部分
41a 第1部分
41b,41x,41y 第2部分
41c 突起部
42 露出部分
43 位置識別表示部
50 情報格納素子
51 アンテナ部
52 配線
53 角部
54 中央部
55 端辺
56 外部アンテナ
56a 端面
60 クラスプ
61 腕部
62 脚部
62a 脚本体
62b,62c 突起部
70 有床義歯
71 義歯床
72 補強線
72a 中央部
72b 一方の端部
72c 他方の端部
80,90 有床義歯
100 有床義歯管理装置
101 入力手段
102 記憶手段
103 制御手段
103a 検索手段
103b 表示制御手段
103c 通信手段
104 表示手段
110 端末装置
S 隙間
T 支台歯
W ネットワーク

Claims (10)

  1. 歯牙となる人工歯と、人工歯を支持する義歯床と、前記義歯床に配置された義歯用金具と、前記義歯床または前記人工歯に埋設され、情報が無線信号により読み取られる情報格納素子とを備え、
    前記義歯用金具を、前記情報格納素子のアンテナとして機能させたことを特徴とする有床義歯。
  2. 前記情報格納素子は、前記義歯用金具に非接触状態で配置されている請求項1記載の有床義歯。
  3. 前記情報格納素子は、素子表面に形成されたアンテナ配線と、前記義歯用金具の埋入部分とが平行になるように配置された請求項2記載の有床義歯。
  4. 前記情報格納素子に外部アンテナが設けられ、
    前記義歯用金具の埋入部分と前記外部アンテナとが平行になるように配置された請求項2記載の有床義歯。
  5. 前記情報格納素子に外部アンテナが設けられ、
    前記義歯用金具の埋入部分に前記外部アンテナが接続された請求項1記載の有床義歯。
  6. 前記義歯用金具は、バー、クラスプまたは補強線である請求項1から5のいずれかの項に記載の有床義歯。
  7. 前記義歯用金具は、前記義歯床に埋め込まれた第1部分と、前記第1部分から細くなる第2部分とが形成され、
    前記情報格納素子は、前記第2部分に配置された請求項1記載の有床義歯。
  8. 前記義歯用金具の埋め込まれた部分は、前記義歯床内を往復配線されている請求項1から7のいずれかの項に記載の有床義歯。
  9. 前記義歯用金具の露出部分に、前記情報格納素子が前記義歯床への埋設位置を示す位置識別表示部が形成された請求項1記載の有床義歯。
  10. 前記請求項9記載の有床義歯の義歯床への情報格納素子の埋設位置が、前記位置識別表示部が示す埋設位置情報に関連付けられて格納される記憶手段と、
    前記位置識別表示部に基づいて、前記義歯床の埋設位置を、前記記憶手段から検索する検索手段とを備えた有床義歯管理装置。
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