JP2016122423A - 位置指定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光物から入光面を介して入射された光を検知して該入光面上の該発光物の位置を検出する検出装置に対し、光を照射して前記入光面上の位置を指定する位置指定装置において、安定した位置の指定を担保することができる位置指定装置を提供する。【解決手段】入光面に対する光の照射角が異なる複数の発光素子21,21,…,21を備え、自装置の姿勢に基づいて、前記入光面への入射が適切に行われる何れかの発光素子21を選択し、選択された発光素子からの光を用いて前記位置の指定が行われる。【選択図】図3

Description

本発明は、発光物から入光面を介して入射された光を検知して該入光面上の該発光物の位置を検出する検出装置に対し、光を照射して前記入光面上の位置を指定する位置指定装置に関する。
従来、パネル上の接触位置を検出することで使用者による操作を受け付けることができる検出装置が利用されている。このような検出装置は、例えば、タッチパネルを備えたコンピュータ、又はタブレット型のコンピュータである。
特許文献1には、パネル上に接触したときに発光するペン型の発光体を用い、該パネルに入光する光の位置を三角測量により測定することで発光体がパネル上に接触した位置を検出する位置検出装置が開示されている。
また、特許文献2には、超音波信号を発信する複数の超音波発振素子を具備する電子ペンと、前記電子ペンの筆記状態での座標位置を検出する受信装置とからなり、電子ペンの筆記面に対する傾斜角を計算し、超音波発信素子と電子ペン先端部との傾きを補正する筆跡入力システムが開示されている。
更に、特許文献3には、電子ペンを用いて、任意の角度で通常の平面に筆記動作をしたり、平面から離れて筆記動作をする場合であっても電子ペンの連続的な座標値を求めることができ、連続的な電子ペンの運動を精密に追従できるコンピュータ用電子ペンデータ入力装置及び座標測定方法が開示されている。
特開2013−182345号公報 特開2010−9542号公報 特開2003−29915号公報
しかしながら、上述したような特許文献1の位置検出装置においては、前記発光体からの光の前記パネルへの入射角が適切でない場合、斯かる発光体の前記パネル上の接触位置を検出できなくなるという問題があった。
しかし、特許文献2に係る筆跡入力システム、及び、特許文献3に係る電子ペンデータ入力装置及び座標測定方法においては、このような問題に対応できない。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、発光物から入光面を介して入射された光を検知して該入光面上の該発光物の位置を検出する検出装置に対し、光を照射して前記入光面上の位置を指定する位置指定装置において、前記入光面に対する光の照射角が異なる複数の発光素子を備え、自装置の姿勢に基づいて、前記入光面への入射が適切に行われる何れかの発光素子を選択し、選択された発光素子からの光を用いて前記位置の指定が行われることにより、安定した位置の指定を担保することができる位置指定装置を提供することにある。
本発明に係る位置指定装置は、発光物から入光面を介して入射された光を検知して該入光面上の該発光物の位置を検出する検出装置に対し、光を照射して前記入光面上の位置を指定する位置指定装置において、前記入光面に対する光の照射角が異なる複数の発光素子と、自装置の姿勢に基づいて、何れかの発光素子を選択する選択手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る位置指定装置は、前記入光面に対する自装置の姿勢を検出する姿勢検出手段を備え、前記選択手段は該姿勢検出手段の検出結果に基づいて、発光素子を選択するように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る位置指定装置は、棒状をなし、前記複数の発光素子は、長手方向の軸に対して、放射状に配置されていることを特徴とする。
本発明に係る位置指定装置は、前記姿勢検出手段の検出結果に基づいて、発光素子からの光を前記検出装置が検知できない旨を通報する通報手段を備えることを特徴とする。
本発明に係る位置指定装置は、前記発光素子は複数色を発光し、前記姿勢検出手段は自装置の動きを検出し、前記姿勢検出手段の検出結果に基づいて前記発光素子の発光色を切り替える切替手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、前記入光面に対する光の照射角が異なる複数の発光素子から、自装置の姿勢に基づいて、前記入光面への入射が適切に行われる何れかの発光素子を選択し、選択された発光素子からの光を用いて前記位置の指定が行われるので、安定した位置の指定を担保することができる。
本発明の実施の形態1に係る位置検出装置の外観を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係る表示ユニット及び処理ユニットの内部の電気的な構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る位置検出装置における、ペン型の発光体の内部構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る位置検出装置における、発光体の発光素子の配置を説明する模式図である。 本発明の実施の形態1に係る位置検出装置における、発光体の制御部の要部構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る位置検出装置における、発光体の姿勢検出部の作用を説明する説明図である。 本発明の実施の形態1に係る表示ユニットの模式的正面図である。 本発明の実施の形態1に係る表示ユニットの内部の部分的斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る表示ユニットの導光板の一隅へ向けて伝播する光の経路に沿った表示ユニットの模式的部分断面図である。 本発明の実施の形態1に係る位置検出装置における、発光体の位置指定の処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る位置検出装置における、発光体の位置指定の処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る位置検出装置における、発光体の位置指定の処理を説明するフローチャートである。
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。また、特許請求の範囲における、検出装置及び位置指定装置をそれぞれ後述の表示ユニット及び発光体に適用し、これらを有する位置検出装置の場合を例として説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係る位置検出装置の外観を示す模式図である。位置検出装置は、画像を表示する表示ユニット1と、先端が発光するペン型の発光体2と、表示ユニット1を用いた処理を行う処理ユニット3とを備えている。表示ユニット1と処理ユニット3とは通信線で接続されている。位置検出装置は発光体2を備えており、発光体2は異なる複数の波長の光を発光するように構成されている。例えば、発光体2は青色光、及び、赤色光を発光する。
処理ユニット3は、パーソナルコンピュータ等のコンピュータであり、キーボード41及びマウス42が接続されている。使用者は、発光体2の先端を表示ユニット1の表面に接触させ、位置検出装置は、発光体2が発光した光を表示ユニット1内で受光し、受光した光の強度に基づいて、発光体2が接触した位置を検出する処理を行う。
図2は本発明の実施の形態1に係る表示ユニット1及び処理ユニット3の内部の電気的な構成を示すブロック図である。表示ユニット1は、画像を表示する表示部12を備える。表示部12は、液晶パネル又はEL(Electro Luminescence)パネル等の表示パネルと、表示パネルに画像を表示させるための制御回路とを含んでいる。また、表示ユニット1は、発光体2が発光した光を受光する受光部13を備えている。表示部12及び受光部13は、図示しないインタフェース部及び通信線を介して処理ユニット3に接続されている。
処理ユニット3は、演算を行うCPU(Central Processing Unit )31と、演算に伴って発生する一時的な情報を記憶するRAM(Random Access Memory)32と、制御部33と、ハードディスク等の記憶部34とを備えている。また、記憶部34には、表示ユニット1を本発明に係る検出装置として動作させるためのコンピュータプログラムが格納されている。斯かるコンピュータプログラムは必要に応じて記憶部34からRAM32へロードされ、ロードされたコンピュータプログラムに基づいてCPU31は位置検出装置に必要な処理を実行する。また、記憶部34は、CPU31が実行すべき処理に必要なデータを記憶している。また、記憶部34は、位置検出装置を制御するための各種の設定データを記憶している。
CPU31には、通信線及び図示しないインタフェース部を介して表示部12及び受光部13が接続されており、更に、図示しないインタフェース部を介してキーボード41及びマウス42が接続されている。CPU31は、キーボード41又はマウス42からの入力を受け付ける。なお、表示ユニット1と処理ユニット3との間は無線で接続されていてもよい。
図3は本発明の実施の形態1に係る位置検出装置における、ペン型の発光体2の内部構成を示すブロック図である。発光体2の先端は、シリコンゴム等の透光性のある材料で形成されたドーム状の先端部23になっている。先端部23の内側には複数の発光素子21,21,…,21が配置されている。発光素子21は例えば発光ダイオードである。上述したように、発光体2は、波長(色)の異なる光を発光できる発光素子21を備えている。
また、発光体2は先端部23に感圧センサ24が設けられている。先端部23が他の物体に接触した場合は、先端部23は押圧され、感圧センサ24は先端部23が押圧されたことを検出する。即ち、感圧センサ24は、先端部23が他の物体に接触したことを検出する。
更に、発光体2は、発光素子21,21,…,21の点灯制御を行う制御部25と、電池22と、電池22からの電力を他の部分へ供給する電源回路26とを備えている。電池22は、例えば乾電池である。発光素子21,21,…,21及び感圧センサ24は制御部25に接続されている。制御部25は、先端部23が他の物体に接触したことを感圧センサ24が検出した場合に、発光素子21,21,…,21のうち何れかを点灯させる。先端部23が他の物体に接触したことを感圧センサ24が検出していない場合は、制御部25は発光素子21,21,…,21を消灯させる。電池22からの電力を電源回路26が供給することによって、各発光素子21は発光が可能になっている。
図4は本発明の実施の形態1に係る位置検出装置における、発光体2の発光素子21,21,…,21の配置を説明する模式図である。図4は発光素子21,21,…,21を先端部23側から示している。発光素子21,21,…,21はペン型の発光体2の長手方向の軸に対して放射状に配置されている。より詳しくは、ペン型の発光体2の長手方向の軸に沿って出光するように一つの発光素子21が配置され、該軸に対して放射状に8つの発光素子21が前記一つの発光素子21を取り囲むように配置されている。
換言すれば、発光体2の長手方向の軸に垂直な方向に沿って、8つの発光素子21,21,…,21が放射状に配置されており、一般に発光ダイオードの光が所定の広がり角を有することから、一つの発光素子21に各々45度の照射範囲が割り当てられている。本発明の実施の形態1に係る位置検出装置において、発光素子21の数はこれに限るものでなく、必要に応じて増減させても良い。
また、発光体2はセンサ部27を備えている。センサ部27は、例えば、MEMS加速度センサ、MEMSジャイロセンサ等からなる。より具体的に、センサ部27は、複数方向における重力及び加速度を検出する加速度センサ(図示せず)、及び、複数方向における角速度を検出するジャイロセンサ(図示せず)を備えている。
図5は本発明の実施の形態1に係る位置検出装置における、発光体2の制御部25の要部構成を示す機能ブロック図である。制御部25はCPU251と、選択部252と、姿勢検出部253と、通報部254と、切替部255とを備えている。
選択部252は発光体2の姿勢に基づいて、発光素子21,21,…,21のうち何れか一つの発光素子を選択する。すなわち、選択部252は姿勢検出部253による発光体2の姿勢検出結果に基づいて一つの発光素子を選択する。
姿勢検出部253は、表示ユニット1の後述する導光板11の入光面111に対する発光体2の姿勢と、発光体2の動きとを検出する。
図6は本発明の実施の形態1に係る位置検出装置における、発光体2の姿勢検出部253の作用を説明する説明図である。センサ部27の前記加速度センサは、図6に示すように、互いに直交関係にあるX軸方向、Y軸方向、Z軸方向の重力及び加速度をそれぞれ検出する。また、センサ部27の前記ジャイロセンサは互いに直交関係にあるX軸方向、Y軸方向、Z軸方向をそれぞれの回転軸として、それぞれの角速度を検出する。前記X軸方向及びZ軸方向は導光板11の入光面111に沿う方向であり、Y軸方向は入光面111に垂直な方向である。
従って、姿勢検出部253は、前記加速度センサによる検出結果に基づいて発光体2の上下前後左右への直線運動の動きが検知でき、前記ジャイロセンサよる検出結果に基づいて発光体2の導光板11の入光面111に対する傾き(姿勢)が検知できる。姿勢検出部253による検出結果はアナログ信号からディジタル信号に変換され、該ディジタル信号は選択部252に与えられる。
このような姿勢検出部253の検出結果に基づいて、すなわち、X軸、Y軸、Z軸を回転軸とする回転方向における角度に基づいて、選択部252は一つの発光素子21を選択する。より詳しくは、姿勢検出部253の検出結果、前記X軸及びZ軸の回転方向での角度が所定の閾値未満である場合、換言すれば、Y軸と発光体2の長手方向の軸とがなす角度が所定の閾値未満である場合、Y軸の回転方向での角度に基づいて、選択部252は導光板11の入光面111となす角度が垂直に近似する一つの発光素子21を選択する。
通報部254は姿勢検出部253の検出結果に基づいて、いずれの発光素子21からの光も入光面111に適切に入射できない旨通報する。例えば、姿勢検出部253の検出結果、Y軸と発光体2の長手方向の軸とがなす角度が所定の閾値以上である場合、通報部254は、表示ユニット1の受光部13による受光ができる適切な入射が出来ない旨、すなわち、表示ユニット1による受光ができない旨を通報する。斯かる通報は、例えば、全ての発光素子21,21,…,21を発光させ、又は点滅させることにより行われる。
切替部255は、姿勢検出部253の検出結果に基づいて発光素子21,21,…,21の発光色を切り替える。例えば、姿勢検出部253によって発光体2の上下方向への直線運動の動きが検出された場合、切替部255は青色から赤色へ、又は赤色から青色への発光色を切り替える。
図7は本発明の実施の形態1に係る表示ユニット1の模式的正面図であり、図8は本発明の実施の形態1に係る表示ユニット1の内部の部分的斜視図である。表示ユニット1は、矩形の導光板11を備えている。導光板11は透光性を有しており、光が入射する表側の入光面111を有している。表示部12に含まれる表示パネル121は、導光板11の背面側の位置に、導光板11に重ねて配置されている。導光板11は、表示パネル121よりも大きい。図4に示すように、正面視で、導光板11は表示パネル121を覆っている。CPU31は、表示部12に表示させるべき画像を表す画像データを生成し、表示部12へ送信する。表示部12は、画像データを受信し、受信した画像データに基づいた画像を表示パネル121に表示する。表示パネル121に表示された画像は、導光板11を通して使用者に視認される。
導光板11の入光面111は、表示ユニット1の表面になっており、発光体2の先端部23が接触される。導光板11の入光面111に対して斜めに入射した光は、導光板11内を伝播する。発光体2の先端部23が入光面111に接触した場合、何れかの発光素子21が発光し、光が導光板11へ入射する。導光板11へ入射した光は、導光板11内を放射状に伝播する。一部の光は、導光板11の四隅の夫々へ向けて伝播する。図8中には、導光板11の四隅の内の二隅へ向けて伝播する光の経路を一点鎖線で示している。
図9は本発明の実施の形態1に係る表示ユニット1の導光板11の一隅へ向けて伝播する光の経路に沿った表示ユニット1の模式的部分断面図である。図9において図面示の上側が導光板11の正面側であり、図面示の下側が導光板11の背面側である。図9中には、光の経路を矢印で示している。発光体2から入射した光は、導光板11の内部で反射を繰り返しながら伝播する。
導光板11の四隅の背面には、夫々に光学部材14が配置されている。光学部材14は、導光板11の背面に交差する向きの内部反射面を有している。図9に示すように、発光体2から入射された光の内の一部は、導光板11の隅で光学部材14へ入射し、光学部材14へ入射した光は、前記内部反射面で反射して、導光板11の背面側へ出射する。このようにして、導光板11へ入射した光の内の一部は、四隅の夫々において導光板11の背面側へ出射する。
受光部13は、受光する光の波長(色)が異なる2種類の撮像素子131及び撮像素子132を2つずつ有する。撮像素子131及び132は、例えばCMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor)イメージセンサである。撮像素子131の夫々は、導光板11の四隅の内の隣接する二隅の背面側に配置されている。また、撮像素子132の夫々は、導光板11の他の二隅の背面側に配置されている。図9に示すように、発光体2から導光板11へ入射した光の一部は、導光板11の背面側へ出射して、撮像素子131へ入射する。同様に、発光体2から導光板11へ入射した光の一部は、撮像素子132へ入射する。
受光部13は、撮像素子131及び撮像素子132が受光する光の波長を選別するための図示しない光学フィルタを含んでいる。例えば、発光体2が発する赤色の光を透過させ、青色の光を遮断する光学フィルタが、光学部材14と撮像素子131との間に配置されている。また、発光体2が発する赤色の光を遮断し、青色の光を透過させる光学フィルタが、光学部材14と撮像素子132との間に配置されている。
すなわち、撮像素子131は、発光体2が発する赤色の光を受光し、青色の光は受光しない。一方、撮像素子132は、発光体2が発する赤色の光は受光せず、青色の光を受光する。更に、光学部材14と撮像素子131及び撮像素子132の夫々との間には、レンズ等のその他の図示しない光学部品が配置されている。
撮像素子131及び132は、受光の際撮像を行い、撮像画像を生成する。生成した撮像画像には、発光体2からの光に起因する光像が含まれる。受光部13は、撮像素子131及び132の夫々が生成した撮像画像を表すデータを処理ユニット3へ送信する。CPU31は、受光部13から送信されたデータを受信し、受信したデータに基づいて、導光板11の入光面111上の発光体2からの光が入射した位置、すなわち発光体2の先端部23が入光面111に接触した位置を検出する処理を行う。
発光体2からの赤色の光は二つの撮像素子131の夫々で受光され、夫々の撮像素子131が撮像画像を生成するので、発光体2からの赤色光の光像を含む撮像画像は二つ生成される。図8に示すように、導光板11の入光面111に先端部23が接触した発光体2から導光板11の一隅までの赤色の光の経路がなす角度αは、発光体2の先端部23が接触する位置に応じて変化する。角度αが変化した場合、撮像画像中で、発光体2からの赤色の光の光像の位置が変化する。従って、撮像画像に含まれる発光体2が発する赤色の光の光像の位置から、角度αを特定することができる。
同様に、発光体2から導光板11の他の一隅までの光の経路がなす角度βは、もう一つの撮像素子131が生成した撮像画像に含まれる発光体2が発する赤色の光の光像の位置から特定することができる。このようにして特定された角度α及び角度βを用いて、三角測量法により、発光体2からの赤色の光が導光板11の表面に入射した位置を計算することができる。
同様にして、撮像素子132が生成した撮像画像に基づいて、発光体2からの青色の光が導光板11の入光面111に入射した位置を計算することができる。発光体2からの赤色又は青色の光に対する角度α及び角度βを特定する方法、及び赤色又は青色の光が導光板11の入光面111に入射した位置を計算する方法は周知のものであり、詳しい説明を省略する。例えば、CPU31は、所定のコンピュータプログラムを用いて、発光体2からの赤色又は青色の光が導光板11の入光面111に入射した位置を検出する処理を行う。
更に、CPU31は、検出した光の入射位置に応じた処理を実行する。例えば、CPU31は、検出した位置の履歴を線で示す画像を表す画像データを生成し、生成した画像データに基づいた画像を表示部12に表示させる処理を行う。すなわち、使用者が発光体2を用いて表示ユニット1の入光面111に書き込んだ文字又は絵を表す画像が表示部12に表示される。また、例えば、CPU31は、発光体2の接触位置に対応する命令を使用者から受け付けるグラフィカルユーザインタフェースを実現するための処理を実行する。
以上のような構成を有することから、本発明の実施の形態1に係る位置検出装置においては、発光体2が確実に表示ユニット1(入光面111)上の位置指定を行うことができる。
図10は本発明の実施の形態1に係る位置検出装置における、発光体2の位置指定の処理を説明するフローチャートである。
CPU251は感圧センサ24の検出結果に基づいて、発光体2の先端部23が表示ユニット1の入光面111と接触したか否かを判定する(ステップS101)。例えば、感圧センサ24がオフである場合、CPU251は発光体2の先端部23が表示ユニット1の入光面111と接触していないと判定し(ステップS101:NO)、電源回路26を制御して、電力消費を最小化する(ステップS105)。以降、処理は、ステップS101に戻る。
一方、感圧センサ24がオンである場合、CPU251は発光体2の先端部23が表示ユニット1の入光面111と接触していると判定し(ステップS101:YES)、姿勢検出部253に検出を指示する。
CPU251の指示に応じて姿勢検出部253は上述したように、発光体2の動き及び姿勢の検出を行う(ステップS102)。姿勢検出部253による発光体2の動き及び姿勢の検出についてはすでに説明しており、詳しい説明を省略する。
次いで、姿勢検出部253の検出結果に基づいて、選択部252は一つの発光素子21を選択する(ステップS103)。すなわち、姿勢検出部253の検出結果に係るX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向での角度に基づいて、選択部252は導光板11の入光面111となす角度が垂直に近似する一つの発光素子21を選択する。
例えば、姿勢検出部253の検出結果、Y軸と発光体2の長手方向の軸とがなす角度が2度より大きく、40度より小さい場合、選択部252はY軸の回転方向での角度に基づいて、図4の「1」〜「8」の発光素子21のうち、一つを選択する。また、姿勢検出部253の検出結果、Y軸と発光体2の長手方向の軸とがなす角度が2度以下である場合、図4の「0」の発光素子21を選択する。
この際、CPU251は電源回路26を制御して、選択部252によって選択された発光素子21への通電を行い、斯かる発光素子21を点灯させる(ステップS104)。以降、処理は再びステップS101に戻る。
以上のように、本発明の実施の形態1に係る位置検出装置の発光体2においては、選択された発光素子21、すなわち、入光面111に光を照射する発光素子21と、該入光面111となす角度が常に垂直に近似する。従って、発光素子21からの光の入光面111への入射が適切、かつ確実に行われ、安定した位置検出(指定)を担保することができる。
(実施の形態2)
例えば、Y軸と発光体2の長手方向の軸とがなす角度が大き過ぎるような場合は、発光体2からの光が表示ユニット1の入光面111に適宜入射しない虞があり、このような場合は表示ユニット1が発光体2の位置を検出できなくなる。
しかし、本発明の実施の形態2に係る位置検出装置においては、このような問題に対応できるように構成されている。
図11は本発明の実施の形態2に係る位置検出装置における、発光体2の位置指定の処理を説明するフローチャートである。
CPU251は感圧センサ24の検出結果に基づいて、発光体2の先端部23が表示ユニット1の入光面111と接触したか否かを判定する(ステップS201)。CPU251は発光体2の先端部23が表示ユニット1の入光面111と接触していないと判定した場合(ステップS201:NO)、電源回路26を制御して、電力消費を最小化する(ステップS209)。以降、処理は、ステップS201に戻る。
一方、CPU251は発光体2の先端部23が表示ユニット1の入光面111と接触していると判定した場合(ステップS201:YES)、姿勢検出部253に検出を指示する。CPU251の指示に応じて姿勢検出部253は上述したように検出を行う(ステップS202)。
次いで、CPU251は、姿勢検出部253の検出結果に基づいて、Y軸と発光体2の長手方向の軸とがなす角度が40度を超過するか否かについて判定する(ステップS203)。
CPU251によってY軸と発光体2の長手方向の軸とがなす角度が40度を超過すると判定された場合(ステップS203:YES)、通報部254は表示ユニット1が発光体2の位置を検出できなくなる虞がある旨をユーザに通報する(ステップS207)。すなわち、Y軸と発光体2の長手方向の軸とがなす角度が40度を超過する場合は、発光体2からの光が表示ユニット1の入光面111に適宜入射できなくなる旨通報される。例えば、通報部254は電源回路26を制御して、図4の「0」〜「8」のすべての発光素子21を点滅させることにより、斯かる通報を行う。以降、処理はステップS209に進む。
また、斯かる閾値は上述した40度に限るものでなく、ユーザが設定できるように構成しても良い。さらに、通報の方法としては、すべての発光素子21の点滅に限るものでなく、所定のパターンにて点灯させるようにしても良い。
一方、CPU251は、姿勢検出部253の検出結果に基づいて、Y軸と発光体2の長手方向の軸とがなす角度が40度を超過しないと判定した場合(ステップS203:NO)、Y軸と発光体2の長手方向の軸とがなす角度が2度以下であるか否かを再び判定する(ステップS204)。
CPU251によって、Y軸と発光体2の長手方向の軸とがなす角度が2度以下であると判定された場合(ステップS204:YES)、選択部252は図4の「0」の発光素子21を選択する(ステップS208)。以降、処理はステップS206に進む。
また、CPU251によって、Y軸と発光体2の長手方向の軸とがなす角度が2度以下でないと判定された場合(ステップS204:NO)、選択部252はY軸の回転方向での角度に基づいて、図4の「1」〜「8」の発光素子21のうち、導光板11の入光面111となす角度が垂直に近似する一つを選択する(ステップS205)。
この際、CPU251は電源回路26を制御して、ステップS205又はステップS208にて選択部252によって選択された発光素子21への通電を行い、斯かる発光素子21を点灯させる(ステップS206)。以降、処理は再びステップS201に戻る。
本発明の実施の形態1に係る位置検出装置の発光体2においては、上述したように、前記Y軸と発光体2の長手方向の軸とがなす角度が大き過ぎることから、発光体2からの光が表示ユニット1の入光面111に適宜入射しない虞がある場合、その旨を通報する。従って、ユーザは斯かる通報に応じて発光体2からの光の入射角度を直すことができ、表示ユニット1が発光体2の位置を検出できなくなることを未然に防止できる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3に係る位置検出装置においては、発光体2が発する光の色に応じて、撮像素子131又は撮像素子132が相互異なる色の光を受光し、斯かる発光体2の位置を検出する。
すなわち、本発明の実施の形態1に係る位置検出装置の発光体2においては、たとえ、同一位置を指定する場合であっても、光色を適宜変換させて異なる指示をすることが可能である。
図12は本発明の実施の形態3に係る位置検出装置における、発光体2の位置指定の処理を説明するフローチャートである。以下においては、説明の便宜上、ユーザが発光体2を上下方向に振った場合、発光体2が発する光色が変更されるものとする。
CPU251は感圧センサ24の検出結果に基づいて、発光体2の先端部23が表示ユニット1の入光面111と接触したか否かを判定する(ステップS301)。
例えば、感圧センサ24がオフである場合、CPU251は、発光体2の先端部23が表示ユニット1の入光面111と接触していないと判定し(ステップS301:NO)、発光体2の上下方向への動きがあったか否かを判定する(ステップS305)。斯かる判定は、センサ部27の(加速度センサ)の検知結果を用いる、姿勢検出部253の検出結果に基づいて行われる。
CPU251は、発光体2の上下方向への動きがなかったと判定した場合(ステップS305:NO)、電源回路26を制御して、電力消費を最小化する(ステップS307)。以降、処理は、ステップS301に戻る。
また、CPU251によって発光体2の上下方向への動きがあったと判定された場合(ステップS305:YES)、切替部255は現在の光色から他の光色に、発光体2が発する光の色を切り替える(ステップS306)。以降、処理は、ステップS301に戻る。
一方、ステップS301にて、CPU251は発光体2の先端部23が表示ユニット1の入光面111と接触していると判定し(ステップS301:YES)、姿勢検出部253に検出を指示する。
以降、ステップS302〜ステップS304での処理は、図10のステップS102〜ステップS104での処理と同様であり、詳しい説明を省略する。
本発明の実施態様1においては、発光物から入光面111を介して入射された光を検知して該入光面111上の該発光物の位置を検出する検出装置1に対し、光を照射して前記入光面111上の位置を指定する位置指定装置2において、前記入光面111に対する光の照射角が異なる複数の発光素子21と、自装置の姿勢に基づいて、何れかの発光素子21を選択する選択手段252とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、前記入光面に対する光の照射角が異なる複数の発光素子を備え、自装置の姿勢に基づいて、前記入光面への入射が適切に行われる何れかの発光素子を選択し、選択された発光素子からの光を用いて前記位置の指定が行われる。
本発明の実施態様2においては、前記入光面111に対する自装置の姿勢を検出する姿勢検出手段253を備え、前記選択手段252は該姿勢検出手段253の検出結果に基づいて、発光素子21を選択するように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、前記姿勢検出手段は、例えば、ジャイロセンサ、加速度センサ等を含み、前記入光面に対する自装置の姿勢を検出する。該姿勢検出手段の検出結果に基づいて、前記選択手段は、前記複数の発光素子のうち何れかの発光素子を選択する。
本発明の実施態様3においては、棒状をなし、前記複数の発光素子21は、長手方向の軸に対して、放射状に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、前記複数の発光素子は長手方向の軸に対して放射状に配置されることにより、前記入光面に対する光の照射角を夫々異にしている。
本発明の実施態様4においては、前記姿勢検出手段253の検出結果に基づいて、発光素子21からの光を前記検出装置1が検知できない旨を通報する通報手段254を備えることを特徴とする。
本発明によれば、前記姿勢検出手段の検出結果に基づいて、発光素子からの光の前記入光面への入射が適切でないことから、発光素子が発する光を前記検出装置が検知できない場合、前記通報手段がその旨を通報する。
本発明の実施態様5においては、前記発光素子21は複数色を発光し、前記姿勢検出手段253は自装置の動きを検出し、前記姿勢検出手段253の検出結果に基づいて前記発光素子21の発光色を切り替える切替手段255を備えることを特徴とする。
本発明によれば、前記姿勢検出手段が自装置の動きを検出し、斯かる前記姿勢検出手段の検出結果に基づいて、前記切替手段が前記発光素子の発光色を現在の色から他の色に切り替える。
1 表示ユニット
2 発光体
21 発光素子
111 入光面
251 CPU
252 選択部
253 姿勢検出部
254 通報部
255 切替部

Claims (5)

  1. 発光物から入光面を介して入射された光を検知して該入光面上の該発光物の位置を検出する検出装置に対し、光を照射して前記入光面上の位置を指定する位置指定装置において、
    前記入光面に対する光の照射角が異なる複数の発光素子と、
    自装置の姿勢に基づいて、何れかの発光素子を選択する選択手段と
    を備えることを特徴とする位置指定装置。
  2. 前記入光面に対する自装置の姿勢を検出する姿勢検出手段を備え、
    前記選択手段は該姿勢検出手段の検出結果に基づいて、発光素子を選択するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の位置指定装置。
  3. 棒状をなし、
    前記複数の発光素子は、
    長手方向の軸に対して、放射状に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の位置指定装置。
  4. 前記姿勢検出手段の検出結果に基づいて、発光素子からの光を前記検出装置が検知できない旨を通報する通報手段を備えることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の位置指定装置。
  5. 前記発光素子は複数色を発光し、
    前記姿勢検出手段は自装置の動きを検出し、
    前記姿勢検出手段の検出結果に基づいて前記発光素子の発光色を切り替える切替手段を備えることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の位置指定装置。
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