JP2016122346A - 空気供給システム - Google Patents

空気供給システム Download PDF

Info

Publication number
JP2016122346A
JP2016122346A JP2014262334A JP2014262334A JP2016122346A JP 2016122346 A JP2016122346 A JP 2016122346A JP 2014262334 A JP2014262334 A JP 2014262334A JP 2014262334 A JP2014262334 A JP 2014262334A JP 2016122346 A JP2016122346 A JP 2016122346A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
air
pressure
flow path
supply system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014262334A
Other languages
English (en)
Inventor
貴文 鈴木
Takafumi Suzuki
貴文 鈴木
智大 菅井
Tomohiro Sugai
智大 菅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2014262334A priority Critical patent/JP2016122346A/ja
Priority to TW104142091A priority patent/TWI575348B/zh
Publication of JP2016122346A publication Critical patent/JP2016122346A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】空気貯蔵容器からの空気を所定の流量で供給して対象空間を加圧しつつ、空気貯蔵容器に残留する空気の量をより低減可能な空気供給システムを提供する。【解決手段】空気供給システムは、空気貯蔵容器2からの空気を対象空間1に導く主流路5と、主流路5に設けられて空気貯蔵容器2からの空気を減圧する第1減圧弁8と、空気の流れを遮断可能な第1遮断弁7と、主流路5のうち第1減圧弁8及び第1遮断弁7より上流側から分岐して設けられて空気貯蔵容器2からの空気を第1減圧弁8及び第1遮断弁7を回避させて対象空間1に向けて導くバイパス流路6を有している。バイパス流路6には、空気の流れを遮断可能な第2遮断弁9が設けられている。主流路5のうち第1減圧弁8及び第1遮断弁7より上流側の圧力を測定可能な圧力測定装置(圧力指示スイッチ)4と、対象空間1に供給される空気の流量を制御する流量制御弁(流量調整弁)12とを有する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、空気貯蔵容器からの空気を所定の対象空間に供給する空気供給システムに関する。
原子発電所には、免震重要棟等、重大事故等に対処可能な施設がある。このような施設の周辺においては、重大事故が生じた場合、放射性物質等により外気が汚染されることがある。施設の居住性を確保するため、当該施設内の所定の空間(以下、対象空間と記す)については、所定の期間、外気が入り込まないようにすることが求められている。対象空間への外気の流入を防止するためには、当該対象空間に汚染されていない空気を供給して、当該対象空間を外気より高い圧力に保つ必要がある。
このため、空気ボンベ等の加圧された空気を貯蔵可能な容器(以下、空気貯蔵容器と記す)からの加圧された空気を、対象空間に供給するシステム(以下、単に「空気供給システム」と記す)が検討されている。空気供給システムは、空気貯蔵容器内に貯蔵されている高圧の空気を減圧すると共に、所定の流量を対象空間に供給することにより、当該対象空間を加圧することが可能である。複数の異なる口径の減圧弁を使用して、高圧蒸気を減圧する方法について開示されている文献もある。
"DP27型,DP27E型,DP27R型およびDP27Y型パイロット型減圧弁 取扱説明書"、[online]、2012年、スパイラックス・サーコ(spirax sarco)リミテッド、[平成26年12月3日検索]、インターネット(URL:http://www2.spiraxsarco.com/jp/pdfs/IM/im-p470-03_ch6_dp27.pdf)
上述した空気供給システムにおいては、空気貯蔵容器からの空気を減圧弁において減圧して対象空間に供給する。このような減圧弁においては、出口圧力を安定させるために、入口圧力を、減圧弁の最低使用圧力(minimum working pressure)等、所定の値(例えば、5MPa)以上にすることが求められる。よって、空気貯蔵容器には、当該所定値を下回る圧力の空気が残っている。このような空気貯蔵容器に残留する空気の量が多いと、その分、多数の空気貯蔵容器が必要になる。したがって、上述した空気供給システムにおいては、対象空間に所定の流量で空気を供給しつつ、空気貯蔵容器に残留する空気の量をより低減させる技術が要望されている。
本発明の実施形態は、上記事情に鑑みてなされたものであって、空気貯蔵容器からの空気を所定の流量で供給して対象空間を加圧しつつ、空気貯蔵容器に残留する空気の量をより低減可能な空気供給システムを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明の実施形態の空気供給システムは、空気貯蔵容器からの空気を所定の対象空間に供給する空気供給システムであって、前記空気貯蔵容器からの空気を前記対象空間に導く主流路と、前記主流路に設けられており、前記空気貯蔵容器からの空気を所定の出口圧力に減圧する第1減圧弁と、前記主流路に設けられており、空気の流れを遮断可能な第1遮断弁と、前記主流路のうち第1減圧弁及び第1遮断弁より上流側から分岐して設けられており、前記空気貯蔵容器からの空気を、第1減圧弁及び第1遮断弁を回避させて、前記対象空間に向けて導くバイパス流路と、前記バイパス流路に設けられており、空気の流れを遮断可能な第2遮断弁と、前記主流路のうち第1減圧弁及び第1遮断弁より上流側の圧力を測定可能な圧力測定装置と、前記対象空間に供給される空気の流量を制御する流量制御弁と、を備えることを特徴とする。
本発明の実施形態によれば、空気貯蔵容器からの空気を所定の流量で継続的に供給して対象空間を加圧しつつ、空気貯蔵容器に残留する空気の量をより低減させることができる。
第1の実施形態の空気供給システムの構成を示す模式図である。 第2の実施形態の空気供給システムの構成を示す模式図である。 第3の実施形態の空気供給システムの構成を示す模式図である。 第4の実施形態の空気供給システムの構成を示す模式図である。 第5の実施形態の空気供給システムの構成を示す模式図である。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態により、本発明が限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
〔第1の実施形態〕
第1の実施形態の空気供給システムの構成について図1を用いて説明する。図1は、本実施形態の空気供給システムの構成を示す模式図である。
(空気供給システムの構成)
図1に示すように、対象空間1は、原子力施設内に設けられており、原子力施設を構成する壁体により囲まれた空間である。対象空間1は、後述する空気貯蔵容器2から空気の供給を受ける。本実施形態において、対象空間1を画定する壁体には、外部と対象空間1とを連通させることが可能な図示しないダクトが設けられている。外気が汚染されている場合、当該ダクトが閉じられた状態で、対象空間1は、複数の空気貯蔵容器2から空気の供給を受ける。空気供給システムは、空気貯蔵容器2から空気の供給を受けて、外気より高い圧力に加圧することにより、放射性物質等により汚染された外気が、対象空間1に流入することを防止する。
空気供給システムは、対象空間1に空気を供給する空気供給源として、複数の空気貯蔵容器2を有している。本実施形態において、空気貯蔵容器2は、略円筒形をなしており、高圧の空気を貯蔵可能な容器、いわゆる「空気ボンベ」として構成されている。各空気貯蔵容器2には、高圧の空気が充填、貯蔵されている。加えて、空気供給システムは、空気貯蔵容器2からの空気を、対象空間1に導く流路として、主流路5を有している。主流路5は、空気貯蔵容器2に比較的高い圧力の空気が残っているときに、空気貯蔵容器2からの空気を対象空間1に導く流路である。
なお、以下の説明において、空気の流動方向のうち、空気貯蔵容器2側を、単に「上流側」と記し、対象空間1側を、単に「下流側」と記す。また、以下に説明する各種の弁において、上流側の圧力を「入口圧力」と記し、下流側の圧力を「出口圧力」と記す。
主流路5には、空気貯蔵容器2からの空気を減圧する減圧弁(pressure regulator、以下「第1減圧弁」と記す)8が設けられている。第1減圧弁8は、いわゆる出口圧力を(入口圧力より低い範囲で)所定の値に保つよう構成されている。
また、主流路5のうち第1減圧弁8より上流側には、当該主流路5の空気の流れを遮断可能な遮断弁(isolating valve、以下「第1遮断弁」と記す)7が設けられている。第1遮断弁7は、電磁石によって操作される、いわゆる電磁弁である。第1遮断弁7の開閉は、後述する圧力指示スイッチ4により制御される。
また、主流路5のうち下流側の端部である合流流路5eは、上述した壁体を貫通して対象空間1内に延びている。主流路5のうち対象空間1内には、対象空間1に流入する空気の流量を制御する流量制御弁として、電動式の流量調整弁12が設けられている。
流量調整弁12は、弁体を電気駆動可能なものであり、入口圧力の変化に関係なく、流量を所定の値に保つことが可能なものである。すなわち、流量調整弁12は、圧力補償機能を有している。なお、流量調整弁12は、流量計の機能を兼ね備えているものとしても良い。
また、主流路5のうち、第1遮断弁7より上流側には、空気貯蔵容器2内及び供給流路5aの空気の圧力を測定可能な圧力測定装置として、圧力指示スイッチ4が設けられている。圧力指示スイッチ4は、測定した圧力が所定の値に達したときに電気回路を開閉する機器である。本実施形態の圧力指示スイッチ4の機能については、後述する。
本実施形態の空気供給システムは、空気貯蔵容器2からの空気を、上述した第1減圧弁8及び第1遮断弁7を回避させて、対象空間1に向けて導く流路(以下、バイパス流路と記す)6が設けられている。バイパス流路6の上流側の端部は、主流路5のうち第1減圧弁8及び第1遮断弁7より上流側から分岐して設けられている。
バイパス流路6の下流側の端部は、主流路5のうち流量調整弁12より上流側であって、第1減圧弁8より下流側に接続されている。バイパス流路6は、空気貯蔵容器2からの空気を、第1遮断弁7及び第1減圧弁8を回避させて、流量調整弁12の上流側に導く。
なお、以下の説明において、主流路5のうちバイパス流路6より上流側を、特に「供給流路5a」と記す。本実施形態において、圧力指示スイッチ4は、供給流路5aに設けられている。
また、主流路5のうちバイパス流路6より下流側を、特に「合流流路5e」と記す。なお、各図面において、バイパス流路6の下流側であってバイパス流路6の空気が主流路5に合流する部分を合流部10とする。本実施形態の合流流路5eには、流量調整弁12が設けられている。
また、バイパス流路6には、当該バイパス流路6の空気の流れを遮断可能な遮断弁(以下、第2遮断弁と記す)9が設けられている。第2遮断弁9は、電磁石によって操作される、いわゆる電磁弁である。第2遮断弁9の開閉は、圧力指示スイッチ4により制御される。
圧力指示スイッチ4は、第1遮断弁7及び第2遮断弁9のそれぞれの開閉を制御可能に構成されており、且つ、測定した圧力、すなわち空気貯蔵容器2内及び供給流路5aの圧力が所定の閾値を下回る場合に、開いている第1遮断弁7を閉じると共に、閉じている第2遮断弁9を開くよう構成されている。
(空気供給システムの動作)
以上のように構成された本実施形態の空気供給システムにおいて、主流路5に設けられた第1遮断弁7を開くと共にバイパス流路6に第2遮断弁9を閉じることにより、空気貯蔵容器2内に貯蔵されている高圧の空気は、当該第1遮断弁7を通って、第1減圧弁8において所定の出口圧力に減圧される。第1減圧弁8により減圧された空気は、合流流路5eを通って流量調整弁12により流量が調整されて、対象空間1に供給される。
一方、空気貯蔵容器2内に貯蔵されている空気の残量が少なくなると、供給流路5aの圧力が低下する。圧力指示スイッチ4は、測定した供給流路5aの圧力が所定の閾値を下回る場合、第2遮断弁9を開いた後に第1遮断弁7を閉じる。
これにより、空気貯蔵容器2からの空気は、供給流路5aからバイパス流路6を通って合流流路5eに流れる。バイパス流路6は、空気貯蔵容器2からの空気を、第1減圧弁8及び第1遮断弁7を回避させて、対象空間1に向けて導く。合流流路5eに流れた空気は、流量調整弁12により流量が調整されて、対象空間1に供給される。本実施形態によれば、空気貯蔵容器2内の空気の圧力が対象空間1の圧力より高い限り、空気貯蔵容器2からの空気を、常に所定の流量で対象空間1に供給することができる。
〔第2の実施形態〕
第2の実施形態の空気供給システムの構成について図2を用いて説明する。図2は、本実施形態の空気供給システムの構成を示す模式図である。なお、第1の実施形態と略共通の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図2に示すように、本実施形態の空気供給システムにおいて、バイパス流路6のうち第2遮断弁9より下流側には、空気貯蔵容器2からの空気を減圧する減圧弁(以下、第2減圧弁と記す)13が設けられている。第2減圧弁13は、第1減圧弁8と同様に出口圧力を所定の値に保つよう構成されている。
第2減圧弁13は、正常動作のために必要な入口圧力の最低使用圧力が、上述した第1減圧弁8と異なっている。本実施形態において、第2減圧弁13は、入口圧力の最低使用圧力が、第1減圧弁8の入口圧力の最低使用圧力に比べて低い値となるよう構成されている。また、第2減圧弁13と第1減圧弁8は、出口圧力が同じ値となるよう構成されている。第1減圧弁8及び第2減圧弁13は、入口圧力が所定の最低使用圧力以上であるときに正常に作動して、出口圧力を所定の値に保つ。
また、主流路5のうち合流流路5eには、対象空間1に供給される空気の流量を制御する流量制御弁として、絞り作用によって流量を制限する絞り弁15が設けられている。合流流路5eのうち絞り弁15より上流側には、対象空間1に流入する空気の流量を測定して表示する流量計14が設けられている。
本実施形態の空気供給システムにおいても、空気貯蔵容器2内に貯蔵されている空気の残量が少なくなり、供給流路5aの圧力が低下し所定の閾値を下回る場合に、圧力指示スイッチ4は、第2遮断弁9を開いた後、第1遮断弁7を閉じる。これにより、空気貯蔵容器2からの空気は、供給流路5aからバイパス流路6に流れて、第2減圧弁13により減圧される。減圧された空気は、合流流路5eにおいて絞り弁15により流量が調整されて、対象空間1に供給される。
本実施形態においては、第1減圧弁8と第2減圧弁13は、出口圧力が同じとなるよう構成されているため、絞り弁15を通って対象空間1に供給される供給空気量には、変化が生じない。
本実施形態によれば、空気貯蔵容器2内の空気の圧力が、第1減圧弁8よりも低い値である第2減圧弁13の入口圧力の最低使用圧力となるまで、所定の流量の空気を常に対象空間1に供給することができる。入口圧力が第1減圧弁8の最低使用圧力を下回っても、第2減圧弁13の最低使用圧力となるまで空気貯蔵容器2内の空気を使用することができる。
なお、本実施形態においては、対象空間1に供給される空気の流量を制御する流量制御弁として、絞り弁15が用いられるものとしたが、本発明に係る流量制御弁は、これに限定されるものではない。流量制御弁は、空気の流量を制御可能なものであれば良く、本実施形態の絞り弁15に代えて、圧力補償機能を有する流量調整弁12(図1参照)を用いるものとしても良い。
〔第3の実施形態〕
第3の実施形態の空気供給システムの構成について図1及び図3を用いて説明する。図3は、本実施形態の空気供給システムの構成を示す模式図である。なお、第1の実施形態と略共通の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図3に示すように、本実施形態の空気供給システムにおいて、主流路5に設けられた第1遮断弁17と、バイパス流路6に設けられた第2遮断弁18は、手動操作可能に構成されている。加えて、主流路5のうち第1遮断弁17及び第1減圧弁8より上流側の圧力を測定可能な圧力測定装置として、供給流路5aの圧力を測定して表示する圧力指示計16が設けられている。
本実施形態において、供給流路5aを含む主流路5と、バイパス流路6は、一部が対象空間1内を通っており、手動操作可能な第1遮断弁17及び第2遮断弁18と、測定した圧力を表示する圧力指示計16は、対象空間1内に配置されている。
本実施形態の空気供給システムによれば、対象空間1内にいる作業員が、圧力指示計16を視認して、手動により第1遮断弁17及び第2遮断弁18を操作することができる。空気貯蔵容器2内の空気の圧力が低下した場合に、第2遮断弁18を開いた後、第1遮断弁17を閉じる。これにより、空気貯蔵容器2からの空気を、入口圧力の最低使用圧力が第1減圧弁8より低い第2減圧弁13を通して、対象空間1に供給することができる。これにより、電源喪失状態においても、常に所定の流量の空気を対象空間1に供給することが可能となる。
〔第4の実施形態〕
第4の実施形態の空気供給システムの構成について図1及び図4を用いて説明する。図4は、本実施形態の空気供給システムの構成を示す模式図である。なお、第1及び第3の実施形態と略共通の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図4に示すように、本実施形態の空気供給システムにおいて、バイパス流路6に設けられた第2減圧弁19は、主流路5に設けられた第1減圧弁8と出口圧力が異なる値となるよう構成されている。例えば、第2減圧弁19は、第1減圧弁8に比べて出口圧力が低い値となるよう構成することができる。
また、主流路5のうち合流流路5eには、上述した流量調整弁12が設けられている。流量調整弁12は、入口圧力の変化に関係なく、流量を所定の値に保つことが可能なものである。空気貯蔵容器2内の空気の圧力が低下して、空気貯蔵容器2内の空気の圧力が低下した場合に、第2遮断弁9を開いた後第1遮断弁7を閉じることにより、空気貯蔵容器2からの空気を、バイパス流路6にある第2減圧弁19を通して、対象空間1に供給する。
本実施形態によれば、第2減圧弁19は、出口圧力が第1減圧弁8と異なるため、合流流路5eの圧力すなわち流量調整弁12の入口圧力が変化するが、流量調整弁12は、当該入口圧力の変化に関係なく空気の流量を所定の値に保つことが可能であるため、対象空間1に供給される空気の流量に変動が生じることがない。第1減圧弁8と第2減圧弁19で出口圧力が異なる場合においても、継続して所定の流量の空気を対象空間1に供給することができる。
〔第5の実施形態〕
第5の実施形態の空気供給システムの構成について図1及び図5を用いて説明する。図5は、本実施形態の空気供給システムの構成を示す模式図である。なお、第1及び第4の実施形態と略共通の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図5に示すように、本実施形態の空気供給システムにおいて、バイパス流路6は、対象空間1内にまで延びており、主流路5から流入した空気を対象空間1に直接導く。また、バイパス流路6に設けられた第2減圧弁19は、主流路5に設けられた第1減圧弁8と出口圧力が異なる値となるよう構成されている。
本実施形態においては、対象空間1に供給される空気の流量を制御する流量制御弁として、絞り弁21,23が設けられている。絞り弁21と絞り弁23は、それぞれ、主流路5とバイパス流路6に設けられている。主流路5のうち対象空間1内に延びている部分には、第1絞り弁21が設けられており、バイパス流路6のうち対象空間1内に延びている部分には、第2絞り弁23が設けられている。
対象空間1内において、主流路5のうち第1絞り弁21より上流側には、第1絞り弁21を通って対象空間1に供給される空気の流量を測定して表示する流量計20が設けられている。同様に、バイパス流路6のうち第2絞り弁23より上流側には、第2絞り弁23を通って対象空間1に供給される空気の流量を測定して表示する流量計22が設けられている。
空気貯蔵容器2から空気を、主流路5に設けられた第1減圧弁8により減圧して第1絞り弁21から対象空間1に供給する場合、バイパス流路6に設けられた第2遮断弁9及び第2絞り弁23は、閉じられている。
対象空間1に空気を供給する流路を、主流路5からバイパス流路6に切り替える際、まず、第2遮断弁9を開くことにより、第1遮断弁7及び第2遮断弁9を双方共に開状態にした後、流量計20及び流量計22が表示する流量を確認しながら、第2絞り弁23の流量を徐々に増大させると共に、第1絞り弁21の流量を徐々に減少させる。第2絞り弁23の流量が所定の値となったときに、第1絞り弁21を閉じてから第1遮断弁7を閉じる。
本実施形態によれば、バイパス流路6に設けられた第2減圧弁19と、主流路5に設けられた第1減圧弁8との出口圧力が異なる場合であっても、主流路5からバイパス流路6に切り替える際に、対象空間1内に所定の流量の空気を継続して供給することができる。
なお、本実施形態において、対象空間1に供給される空気の流量を制御する流量制御弁として、第1絞り弁21及び第2絞り弁23が用いられるものとしたが、本発明に係る流量制御弁は、これに限定されるものではない。第1絞り弁21及び第2絞り弁23のうち少なくとも一方に、圧力補償機能を有する流量調整弁12(図1参照)を用いるものとしても良い。
〔他の実施形態〕
以上に説明した各実施形態において、主流路5の供給流路5aには、圧力指示計や圧力指示スイッチが設けられるものとしたが、本発明に係る圧力測定装置は、この態様に限定されるものではない。本発明に係る圧力測定装置は、主流路5のうち第1減圧弁及び第1遮断弁より上流側、すなわち空気貯蔵容器2から吐出された空気の圧力を測定可能なものであれば良い。
また、各実施形態において、加圧された空気を貯蔵する空気貯蔵容器2は、略円筒形をなしており、高圧の空気を貯蔵可能な容器である空気ボンベであるものとしたが、本発明に係る空気貯蔵容器は、この態様に限定されるものではない。空気貯蔵容器は、加圧された空気を貯蔵可能なものであれば良く、例えば、様々な形状のタンクを用いることもできる。
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態はその他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形例は、発明の要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明と均等の範囲に含まれる。
1 対象空間
2 空気貯蔵容器(空気ボンベ)
4 圧力指示スイッチ(圧力測定装置)
5 主流路
5a 供給流路(主流路)
5e 合流流路(主流路)
6 バイパス流路
7 第1遮断弁
8 第1減圧弁
9 第2遮断弁
12 流量調整弁(流量制御弁)
13 第2減圧弁
14 流量計
15 絞り弁(流量制御弁)
16 圧力指示計(圧力測定装置)
17 第1遮断弁
18 第2遮断弁
19 第2減圧弁
20 流量計
21 第1絞り弁(絞り弁、流量制御弁)
22 流量計
23 第2絞り弁(絞り弁、流量制御弁)

Claims (7)

  1. 空気貯蔵容器からの空気を所定の対象空間に供給する空気供給システムであって、
    前記空気貯蔵容器からの空気を前記対象空間に導く主流路と、
    前記主流路に設けられており、前記空気貯蔵容器からの空気を所定の出口圧力に減圧する第1減圧弁と、
    前記主流路に設けられており、空気の流れを遮断可能な第1遮断弁と、
    前記主流路のうち第1減圧弁及び第1遮断弁より上流側から分岐して設けられており、前記空気貯蔵容器からの空気を、第1減圧弁及び第1遮断弁を回避させて、前記対象空間に向けて導くバイパス流路と、
    前記バイパス流路に設けられており、空気の流れを遮断可能な第2遮断弁と、
    前記主流路のうち第1減圧弁及び第1遮断弁より上流側の圧力を測定可能な圧力測定装置と、
    前記対象空間に供給される空気の流量を制御する流量制御弁と、
    を備えることを特徴とする空気供給システム。
  2. 前記圧力測定装置は、第1遮断弁及び第2遮断弁のそれぞれの開閉を制御可能に構成されており、且つ、測定した圧力が所定の閾値を下回る場合、第2遮断弁を開いた後に第1遮断弁を閉じるよう構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気供給システム。
  3. 第1遮断弁及び第2遮断弁は、手動操作可能に構成されており、
    前記圧力測定装置は、前記主流路のうち当該第1減圧弁及び第1遮断弁より上流側の圧力を測定して表示する圧力指示計であり、
    第1遮断弁、第2遮断弁及び当該圧力指示計は、前記対象空間内に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気供給システム。
  4. 前記バイパス流路のうち第2遮断弁より下流側に設けられており、前記空気貯蔵容器からの空気を前記出口圧力に減圧し、且つ入口圧力の最低使用圧力が第1減圧弁に比べて低い値となるよう構成されている第2減圧弁を、
    さらに備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気供給システム。
  5. 第2減圧弁は、第1減圧弁に比べて出口圧力が異なる値となるよう構成されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の空気供給システム。
  6. 前記流量制御弁は、入口圧力の変化に関係なく、流量を所定の値に保つことが可能な流量調整弁である
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の空気供給システム。
  7. 前記バイパス流路は、前記主流路から流入した空気を前記対象空間に直接導くものであり、
    前記流量制御弁は、当該バイパス流路と当該主流路に、それぞれ対応して設けられている
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の空気供給システム。
JP2014262334A 2014-12-25 2014-12-25 空気供給システム Pending JP2016122346A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014262334A JP2016122346A (ja) 2014-12-25 2014-12-25 空気供給システム
TW104142091A TWI575348B (zh) 2014-12-25 2015-12-15 Air supply system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014262334A JP2016122346A (ja) 2014-12-25 2014-12-25 空気供給システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016122346A true JP2016122346A (ja) 2016-07-07

Family

ID=56326524

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014262334A Pending JP2016122346A (ja) 2014-12-25 2014-12-25 空気供給システム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2016122346A (ja)
TW (1) TWI575348B (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5238613U (ja) * 1975-09-11 1977-03-18
JPS5355526A (en) * 1976-10-27 1978-05-20 Bron Dan Flow control device
JPS59172713A (ja) * 1983-03-22 1984-09-29 Nec Corp 可搬型清浄容器
JPS6353109U (ja) * 1986-09-19 1988-04-09
JP2007255666A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Taiyo Nippon Sanso Corp ガス供給装置およびガス供給方法
JP2013130205A (ja) * 2011-12-20 2013-07-04 Taiyo Nippon Sanso Corp 液化ガス供給装置及び方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2622416A (en) * 1949-03-30 1952-12-23 Standard Oil Dev Co Separation of low boiling gas mixtures
JPH0781918B2 (ja) * 1990-08-02 1995-09-06 東京瓦斯株式会社 熱量計
US6333272B1 (en) * 2000-10-06 2001-12-25 Lam Research Corporation Gas distribution apparatus for semiconductor processing
US7169231B2 (en) * 2002-12-13 2007-01-30 Lam Research Corporation Gas distribution system with tuning gas
US9181106B2 (en) * 2010-06-08 2015-11-10 Eco Oxygen Technologies, Llc Systems and methods for control of a gas or chemical
GB201119960D0 (en) * 2011-11-18 2012-01-04 Johnson Matthey Plc Process
CN103757606A (zh) * 2013-12-31 2014-04-30 南昌黄绿照明有限公司 一种mocvd气路压差控制系统

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5238613U (ja) * 1975-09-11 1977-03-18
JPS5355526A (en) * 1976-10-27 1978-05-20 Bron Dan Flow control device
JPS59172713A (ja) * 1983-03-22 1984-09-29 Nec Corp 可搬型清浄容器
JPS6353109U (ja) * 1986-09-19 1988-04-09
JP2007255666A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Taiyo Nippon Sanso Corp ガス供給装置およびガス供給方法
JP2013130205A (ja) * 2011-12-20 2013-07-04 Taiyo Nippon Sanso Corp 液化ガス供給装置及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
TWI575348B (zh) 2017-03-21
TW201638694A (zh) 2016-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103982686B (zh) 具有简单泵启动的背压调节器
US20080277000A1 (en) Valve system
JP2018018351A (ja) 圧力式流量制御装置
CN113167436A (zh) 低温流体储罐
AU2015281295B2 (en) High Integrity Pressure Protecting System (HIPPS) for a fluid line
KR101649116B1 (ko) 수압시험 자동제어 장치 및 방법
JP2018065073A (ja) 希釈水素ガス生成装置
JP2016122346A (ja) 空気供給システム
KR101307495B1 (ko) 기체 공급장치
KR101665497B1 (ko) 발전소 터빈 밸브용 유압 액츄에이터
US20160011605A1 (en) Pressure control system for relief and shutdown of flow
KR20130071366A (ko) 액화가스 공급장치 및 방법
JP5842889B2 (ja) エアジェット織機におけるエア漏れ検知方法
JP6667992B2 (ja) 粉体供給速度制御方法
CN203906450U (zh) 用于液压回路的安全装置
US10738912B2 (en) Locally-actuated partial stroke testing system
JP2009245112A (ja) 整圧器システム
KR101627246B1 (ko) 긴급차단밸브 파샬 스트록 테스트 시스템
JP2009108763A (ja) 気体燃料供給装置及び圧力低下配管特定方法
JP2007278483A (ja) 緊急遮断弁
JP6456102B2 (ja) エアー駆動式自動弁の制御装置
KR101539030B1 (ko) 발전소용 유압액추에이터에 사용되는 공기배출밸브의 테스트 장치
JP2008038918A (ja) 気体配管系における振動防止装置、圧力調整装置
KR102044994B1 (ko) 안전밸브의 고착방지를 위한 제어방법
KR101707174B1 (ko) 다중 밸브 작동용 수동 유압 원격 조작 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170724

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20171201

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20171201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180522

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20181204